JPS6131142Y2 - - Google Patents

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JPS6131142Y2
JPS6131142Y2 JP1978081496U JP8149678U JPS6131142Y2 JP S6131142 Y2 JPS6131142 Y2 JP S6131142Y2 JP 1978081496 U JP1978081496 U JP 1978081496U JP 8149678 U JP8149678 U JP 8149678U JP S6131142 Y2 JPS6131142 Y2 JP S6131142Y2
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JP
Japan
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valve
cooling water
dynamic pressure
valve member
pressure control
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JP1978081496U
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JPS54180847U (ja
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  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関、特に自動車用内燃機関に
適したサーモスタツトに関する。
従来の自動車用等の内燃機関のサーモスタツト
は、第1図に示すようにワツクス型サーモスタツ
トといわれるものが用いられている。このサーモ
スタツトの作動は冷却水温度が上昇してくると、
ワツクスケース1内のワツクスが膨張し、バネ力
に打ち勝つて弁部材2を弁座部材3から引き離し
冷却水を循環させるようにしたものである。
しかしながら、この種サーモスタツトの開弁特
性は、非常に緩慢で、冷却水温度が設定温度に達
してもすぐには開弁せず、設定温度を数度こえて
急に開弁し、又、閉弁に際しても冷却水温度が数
度下がつてから急に閉弁するといつた特性をと
る。その結果、冬期の冷始動時には、開弁により
冷却水温度が非常に低下してしまい、温度変化の
幅の大きい開弁閉弁といつた動作を長時間繰り返
し、冷却水温度がなかなか上昇せず、機関熱効率
ならびに客室内の暖房効果が非常に悪かつたので
ある。
さらに、バルブ構造が複雑でコンパクトになら
ず、又、弁部材の開閉作動時に冷却水中の鋳砂、
シール材の破片、水垢、錆等の異物が弁座部分に
噛み込んでバルブの閉止が不完全になり、これを
防止するには、より一層バルブ構造が複雑となる
のである。
そこで、本考案は上記従来の不具合点を改善し
た温度応答性が良く、構造が簡単で、異物の噛み
込みの少ないサーモスタツトを提供することを目
的とするものである。
そして、本考案は、上記目的を達成するため、
バイメタルにより弁部材を形成し、該弁部材の冷
却水流入側に動圧制御部材を設けてなるもので、
以下実施例図面に従つて本考案を説明すると、第
2図は本考案の一実施例で、4はバイメタルで形
成した弁部材で、凹凸を繰り返しうるような形
状、例えば皿型のように形成されており、弁座部
材8の一側面に取付く枠部材6に、支持部材5を
介して、弁座部材の動圧制御部材取付面側に線接
触状態で着座するように固着されている。7はゴ
ム等の弾性体からなるシート部材で、弁座部材8
に加硫接着され、弁部材4の外周が当接すること
により、冷却水のラジエーター(図示せず)への
循環を停止するように構成されている。9は弁座
部材8の他側面に取付けられた動圧制御部材で、
底面11中央部から外周部にかけてなだらかに傾
斜したガイド面を有し、該ガイド面に連らなる立
上り部上方に開口10が設けられている。したが
つて、冷却水が直接弁部材4にあたり、その動圧
により弁部材がバイメタル本来の熱条件により
ON−OFF作動するのが妨げられるのを防ぐとと
もに、第二図に二点鎖線で示すように、弁部材4
の開弁時に冷却水がスムーズにラジエーターへ循
環できる。
上記したように、本考案では弁部材4をバイメ
タルで形成したので、バイメタル自体の温度変化
に非常に敏感な性質により、弁部材4の開閉作動
に対する温度応答性が非常に向上し冷却水温を常
時設定温度に保つことができ、また、弁部材4の
シート部材7への当接状態は、第5図に示すよう
に弁部材4端部のエツジ状部分とシート部材7と
が、線接触状態となるため該シール部分に鋳砂、
シール材の破片、水垢、錆等の異物の噛み込みが
少なく、噛み込んだとしても該部からの冷却水の
もれは少ない。
さらに、弁部材4の上面4aが、弁開閉にとも
なつて交互に急激に凹凸の状態となるため、弁部
材4が開弁状態となつた場合に、弁部材4の上面
にたまつた異物は、弁部材4の開弁と同時に冷却
水中に流出させられるが、あるいは、動圧制御部
材9の底面11の内面11aにためられ、異物が
シール部に噛み込むことがなく、弁部材4とシー
ル部材7とのシール性を一層向上させるのであ
る。
次に本考案の他の実施例を第6図について説明
すると、第6図のものは、第2図の動圧制御部材
9の凹部11aに開口12を設け、該開口12内
を摺動する往復作動弁13を設けたものである。
この往復作動弁13は凹部11aにたまつた異
物を排出除去する作用をなすもので、第7図に断
面を示すように凸起15を有する軸18に弁板1
6,17を固定したもので、軸18を開口12に
はめ込み、往復作動弁13が凸起15でガイドさ
れて開口12内を冷却水の動圧の作用により往復
運動することにより弁板16,17が交互に動圧
制御部材9の外面11bあるいは、内面11aに
着座するように構成されている。
すなわち、第2図に実線状態で示すように、弁
部材4が閉弁状態となつている場合は、往復作動
弁13には、ラジエター(図示せず)へいかずに
エンジン内を循環している冷却水の一部が当接し
たりあるいは、当接しなかつたりという状態とな
り、弁にあたる冷却水量が非常に少なくなるた
め、往復作動弁13はその自重により第6図に実
線で示すように弁板17が内面11aに接した状
態あるいは上記した冷却水との断続接触により微
少振動している状態となる。次に弁部材4が第2
図に二点鎖線で示す開弁状態となつた場合は、ラ
ジエター(図示せず)のほうへ流出する冷却水の
量が非常に増大するため、往復作動弁13に直線
あたる冷却水の量が非常に増加し、その動圧によ
り往復作動弁13は上方へ押し上げられ、弁板1
6が外面11bに当接し、開口12をふさぎ、冷
却水が直接弁部材4にあたることがなく、その開
弁特性に影響を与えない。
このように往復作動弁13は、弁部材4の開閉
にしたがつて、上記したような挙動をとるため
め、第2図の実施例で述べたように異物が内面1
1aにたまつても、弁部材13の上記往復作動に
応じてくぼみ部14から冷却水中に流出してしま
い、底部11の内面11aは常に冷却水のみがあ
る状態となり弁部材4の開閉にともなつて該部に
たまつている異物がまきあげられることなく、さ
らに、前述した効果との相乗効果により弁部材4
とシート部材7とのシール性がより一層向上する
のである。
以上述べたように、本考案は、バイメタルによ
り弁部材を形成し、該弁部材の冷却水流入側に動
圧制御部材を設けたから、温度応答性が良く、構
造が簡単で、異物の噛み込みの少ないサーモスタ
ツトを提供することができ、機関熱効率が向上
し、暖気効率をも非常に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のワツクス型サーモスタツトの
部分断面図、第2図は、本考案のサーモスタツト
の縦断面図、第3図は、第2図の平面図、第4図
は、第2図の底面図、第5図は、第2図のA部拡
大断面図、第6図は、本考案の他の実施例の部分
断面図、第7図は、第6図のB−B断面図。4…
…弁部材、5……支持部材、6……枠部材、7…
…シート部材、9……動圧制御部材、10……開
口、12……開口、13……往復作動弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁座部材の一側面に枠部材を、他側面に動圧制
    御部材を取付け、該枠部材には支持部材を介して
    弁座部材の動圧制御部材取付面側に線接触状態で
    着座するバイメタルにより形成された弁部材を固
    着するとともに、弁座部材の弁部材着座部には弾
    性シート部材を配置したことを特徴とする内燃機
    関用サーモスタツト。
JP1978081496U 1978-06-13 1978-06-13 Expired JPS6131142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978081496U JPS6131142Y2 (ja) 1978-06-13 1978-06-13

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JP1978081496U JPS6131142Y2 (ja) 1978-06-13 1978-06-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54180847U JPS54180847U (ja) 1979-12-21
JPS6131142Y2 true JPS6131142Y2 (ja) 1986-09-10

Family

ID=29001417

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JP1978081496U Expired JPS6131142Y2 (ja) 1978-06-13 1978-06-13

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS452069Y1 (ja) * 1965-11-12 1970-01-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS452069Y1 (ja) * 1965-11-12 1970-01-28

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JPS54180847U (ja) 1979-12-21

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