JPS6130551A - 4−ビフエニリル酢酸−シクロデキストリン包接化合物 - Google Patents

4−ビフエニリル酢酸−シクロデキストリン包接化合物

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JPS6130551A
JPS6130551A JP59151193A JP15119384A JPS6130551A JP S6130551 A JPS6130551 A JP S6130551A JP 59151193 A JP59151193 A JP 59151193A JP 15119384 A JP15119384 A JP 15119384A JP S6130551 A JPS6130551 A JP S6130551A
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JP
Japan
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cyclodextrin
biphenylylacetic acid
acid
biphenylylacetic
clathrate compound
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JP59151193A
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English (en)
Inventor
Kanehito Kamikama
兼人 上釜
Teruko Imai
今井 輝子
Gerurotsutsui Andorea
アンドレア・ゲルロツツイ
Hiroko Kiyosue
清末 浩子
Tetsumi Irie
徹美 入江
Masaki Odagiri
優樹 小田切
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON REDARII KK
Pfizer Japan Inc
Original Assignee
NIPPON REDARII KK
Lederle Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なシクロデキストリン包接化合物に関し、
更に詳しくは、4−ビフエニリル酢酸の水への溶解性お
よび消化管からの吸収性(バイオアベイラビリティ)が
高められ且つ生体粘膜に対する刺激性及び刺激味が軽減
されたビフェニリル酢酸−シクロデキストリン包接化合
物に関する。
ビフェニリル酢酸は経口用非ステロイド系消炎・鎮痛・
解熱剤として知られ既に市販されている4−(4−ビフ
エニリル)−4−オキソ酪酸(一般名:フエーンプフエ
ン)の代謝産物であシ、フェンブフェンの薬理作用は主
としてこの4−ビフエニリル酢酸によることが動物試験
または臨床試験において確認されている。従って、ビフ
ェニリル酢酸はそれ自体でも消炎・鎮痛・解熱剤として
利用可能と考えられるが、しかし、4−ビフエニリル酢
酸は強力な抗炎症作用を有する反面、経口投与した場合
に、消化管粘膜に対する刺激が強く、酢酸は水に難溶性
であり、生体内への吸収性に乏しいという欠点もある。
ところが今回、本発明において、4−ビフエニリル酢酸
をシクロデキストリンによシ包接化させると、4−ピフ
エリル酢酸の水への溶解性及び消化管等からの吸収性(
バイオアベイ2ビリテイ)が著るしく向上し、しかも消
化管粘膜に対する刺微性も軽減して消化管障害作用が極
めて少なくなることが見い出された。
ここで「包接化合物」とは包接格子をつくるホスト分子
とその空洞内にはいシ込むゲスト分子からなる分子化合
物であシ、本発明においては、ホスト分子としてシクロ
デキストリン、またゲスト分子として4−ビフエニリル
酢酸とから形成される。
との包接化合物を形成する4−ビフエニリル酢酸は、式 で示される融点が約163〜約165°の白色無臭の結
晶性粉末であシ、アセトン、メタノールにやや溶けやす
く、エタノール、酢酸、エーテル、クロロホルムにやや
溶けに<<、水およびヘキサンには#1とんど溶けない
という溶解特性を有している。
一方、上記4−ビフエニリル酢酸の包接化に使用される
シクロデキストリンは、でんぷんまたはデキストリンに
アミラーゼを作用させて得られる6〜8個或いはそれ以
上のD−グルコース単位がα−1,4−グリコシド結合
により結合した環状構造を有する化合物であシ、分子内
部に直径約6〜lO1の空洞を有する。シクロデキスト
リンにはD−ゲルコール構成単位の数によシ、α−型、
β−型、r−型等の種々のタイプのものが存在し、それ
ぞれ分子内部の空洞の径が異っているが、本発明では、
とれらα−型、β−型、r型のいずれかのタイプのもの
をそれぞれ単独で使用することができ、或いはこれらの
2種もしくはそれ以上を混合して用いて屯よい。これら
のシクロデキストリンは例えば日本食品加工■等から市
販されておシ容易に入手することができる。
4−ビフエニリル酢酸の上記シクロデキストリンによる
包接化はそれ自体公知の種々の方法によシ行なうことが
でき、例えば、溶液法、混線法等の方法が通常好適であ
る。
溶液法の場合、シフロブキス) IJンの水溶液、好ま
しくは飽和水溶液に、4−ビフエニリル酢酸をそのまま
で又紘4−ビフエニリル酢酸を例えばアセトン等の水と
混合しうる有機溶媒に溶解した溶液として加え、約lO
〜約90℃、好ましくは約20〜約60℃の温度で数時
間乃至数週間攪拌することによシ、4−ビフエニリル酢
酸−シフロブキス) リン包接化合物が沈殿として得ら
れる。
この包接化合物の沈殿は分離した後、必要に応じて、ア
セトン、メタノール、エタノール、エーテル等の溶媒を
用いて洗滌精復する。
4−ビフエニリル酢酸の使用量はとくに制限はなく、シ
クロデキストリンの型等に応じて広く変えることができ
るが、一般には、未反応の4−ビフエニリル酢酸を分離
除去する煩雑さを避け、包接化合物の精製を容易にする
ために、使用するシクロデキストリンに対し等モル量以
下が適当であり、更に好ましくはシクロデキストリン1
モルに対し4−ビフエニリル酢酸を0.05〜0.5 
倍モルで使用するのが適当である。
一方、混線法の場合には、シクロデキストリンに通常0
.5〜5倍重量の水を加えてペースト状とし、これに予
め確認しておいた包接当量にほぼ相当する量の4−ビフ
エニリル酢酸を加え、ニーダ時間で充分である。混線終
了後のペーストを乾燥し、粉末状の包接化合物を得る。
かくして、目的とする包接化合物の組成に相当する4−
ビフエニリル酢酸を用いることにより、il?”!定量
的収率で4−ビフエニリル酢酸−シクロデキストリン包
接化合物が得られる。このようにして得られた包接化合
物は必要に応じて前記溶液法におけると同様にしてさら
に精製することができる。
包接化合物の生成は赤外吸収、X線回折等のスペクトル
的手段及び示差熱分析等により確認することができる。
す、4−ビフエニリル酢酸とシクロデキストリンとの包
接割合は下記のとおシである。
4−ビフエニリル酢酸:α−シクロデキストリン=1モ
ル:1.9〜2.1モル 4−ビフエニリル酢酸:β−シクロデキストリン=1モ
ル:0.8〜1.2モル 4−ビフエニリル酢酸:r−シクロデキストリンン°−
1モル0.9〜1.1モル 本発明によシ提供される4−ビフエニリル酢酸−シクロ
デキストリン包接化合物は水に対する溶解性及び溶解速
度に優れている。
例えば、添付の第1図に示すグラフは4−ビフエニリル
酢酸とβ−(0印)およびr−(・印)シクロデキスト
リンとの包接化合物、並びに4−ビフエニリル酢酸それ
自体(0印)の水に対する溶解挙動を粉末法によシ調べ
た結果であるが、包接化合物は4−ビフエニリル酢酸そ
れ自体に比べて水に対する溶解速度が著しく増大するこ
とがわかる。
例えば、60分後の溶液中の4−ビフエニリル「:酢酸
濃度を比較すると、β−及びr−シクロデキストリン包
接化合物では、4−ビフエ= v k酢酸それ自体の場
合に対し、各々6.9及び4.2倍であるシとで「粉末
法」は、37℃の蒸留水(25ml)中に粉末試料(1
00メツシユ以下の4−ビフエニリル酢酸7.519.
4−ビフエニリル酢酸−β−シクロデキストリン包接化
合物48岬、またはビフェニリル酢酸−r−シクロデキ
ストリン包接化合物53q:包接化合物は4−ビフエニ
リル酢酸7、5 myに相当する)を加え、攪拌し、経
時的に溶液中のビフェニリル酢酸濃度をUV吸光度から
求めることからなるものである。
また、第2図は4−ビフエニリル酢酸とα−(6部)、
β−(0印)およびγ−(・印)シクロデキストリンと
の溶解度相図であるが、4−ビフエニリル酢酸の水に対
する溶解性はシクロデキストリンの存在下で包接化合物
の形成によって増大することがわかる。即ち、溶液中の
4−ビフエニリル酢酸濃度は、シクロデキストリンの非
存在下(4−ビフエニリル酢酸自体)に比べ、0.15
モル/lのα−シクロデキストリン存在下で約5Lo、
oosモルのβ−シクロデキストリンの存在下で約4倍
または0,05モル/lのr−シクロデキストリンの存
在量で約4倍になる。なお、上記の溶解度相図は水およ
び種々の濃度のシクロデキストリン水溶液中に過剰量の
4−ビフエニリル酢酸を加え25℃で攪拌し、平衡到達
後の溶液中の4−ビフエニリル酢酸濃度をUV吸光度か
ら求めたものである。
本発明の4−ビフエニリル酢酸−シクロデキストリン包
接化合物は、上述の如き溶解性の改善に伴い、経口投与
した際の4−ピフエニ+jル酢酸の血中濃度が著しく増
大し、バイオアベイラビリティが、向上するとともに、
消化管粘膜に対する刺激が、軽減されるという生理学的
に優れた特徴を有する。′ 例えば、下記第1表は4−ビフエニリル酢酸とβ−また
はγ−シクロデキストリンとの包接化合物および4−ビ
フエニリル酢酸それ自体を、4−ビフエニリル酢酸に換
算して各2omy/kgづつ、家兎に経口投与した時の
各時間ごとの血中の4−ビフエニリル酢酸濃度の測定結
果である。
第1表から明らかなように、本発明の包接化合物は4−
ビフエニリル酢酸それ自体に比べ、4−ビフエニリル酢
酸の血中濃度が高く、AUC(血中濃度一時間曲線下面
積)で約2倍となシ、吸収性の著しい改善が認められる
また、本発明の包接化合物は経口以外の投与形態の1つ
として坐剤の形態での直腸投与などが有効と考えられる
が、下記第2表は4−ビフエニリル酢酸−β−シクロデ
キストリン包接化合物及び4−ビフエニリル酢酸それ自
体から調製した坐剤の生理食塩水中への4−ビフエニリ
ル酢酸の放出速度の測定結果である。この結果によれば
包接化合物の坐剤からの4−ビフエニリル酢酸の放出速
度は4−ビフエニリル酢酸それ自体の坐剤に比べ2.5
倍以上であり、この結果は本発明の包接化合物の坐剤と
しての投与の有効性を示唆するものである。
下記第3表は、4−ビフエニリル酢酸とβ−またはr−
シクロデキストリンとの包接化合物、およびビフェニリ
ル酢酸それ自体を4−ビフエニリル酢酸として各20■
/klJづつラットに経口投与したのち、胃粘膜の潰瘍
部位の大きさを測って潰瘍係数として表したものである
。この結果によれば潰瘍部位の大きさはβ−およびr−
シクロデキストリン包接化合物のいずれもが4−ビフエ
ニリル酢酸それ自体の場合の約〃〜2であり、4−ビフ
エニリル酢酸の包接化による著しい潰瘍形成の抑制効果
が認められる。
第3表:経口投与によるラット胃刺激試験a)α)  
Il’1star系雄性ラット(7週令、体重150〜
xsoy)各5匹に、無麻酔下にカプセル(4−ビフェ
ニ1¥h酸または4−ビフエニリル6酸−シクロデキス
トリン包接化合物を4−ビフエ= +フル酢酸に換算し
て20■/に9(ラット)となるようラット用カプセル
に充填)を咽喉の奥にのせ、ゾンデで胃に誘導し、さら
に水0.5 wtを投与した。投与3時間後に2%Ev
an’a  blurto、4忌を尾静脈より注入し、
4時間後に屠殺した。胃をとシ出し、5%ホルマリン水
溶液を胃腔内に注入し膨満させ、5%ホルマリン水溶液
に浸漬し、両組織を固定した。胃を切開しガラス板上に
伸展し、顕fljI鏡下、潰瘍発生の有無を調べた。
b)潰瘍部位の長さあるいは直径を測定し、1匹あたシ
の合計を求めた。ラット5匹の平均値士標準誤差。
本発明の4−ビフエニリル酢酸−シクロデキストリン包
接化合物は、以上に述べたように理化学的および生理学
的に優れた特性を有し、例えば、経口・投与での消化管
粘膜に対する刺激性を軽減し且つ潰瘍形成を抑制する。
ことによって、また強訴性の改善ミさらに血中濃度の増
大によってもたらされる投与量の減少によって、4−ビ
フエニリル酢酸の経口剤への適用を可能にする。また、
4−ビフエニリル酢酸−シクロデキストリン包接化合物
による4−ビフェニル酢酸の水への溶解性の向上は、4
−ビフエニリル酢酸のシロップ剤、注射剤、点眼剤、さ
らにはドライシロップ剤への適用を可能にし、さらに坐
剤での4−ビフェニル酢酸の放出速度の増大は坐剤への
適用を可能にする。
このように本発明の包接化合物は4−ビフェニル酢酸の
治療上の有用性の向上に大いに貢献するものである。ま
た、包接化によって、4−ビフエニリル酢酸の有する刺
激味が軽減されることも製薬学的な利点と考えられる。
本発明の包接化合物を薬剤として用いる場合のその投与
量は、投与経路、剤型、症状、患者の性別、年令等によ
って異るが、通常成人1人あたυ1回i o spy 
(4−ビフエニリル酢酸換算、以下同じ)〜100岬を
1日1〜3回程度投毒するのが適当であり、これにより
、慢性関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周
配炎、頚肩腕症候群、術後および外傷による炎症・疼痛
、癌性疼痛、帯状庖疹、痛風発作、肺・肺鞘炎、神経痛
、筋肉 。
痛、抜歯後痛等の症状の緩解に効果が期待される。
また、本発明の包接化合物は任意の投与経路を通して経
与でき、その投与経路としては、経口及び非経口(例え
ば筋注、静注、皮下、直腸内など)のいずれであつもよ
い。
投与に際して、本発明の包接化合物は製薬学的に許容し
うる添加剤と共に所望の剤型に製剤化することができる
。使用しうる添加剤としては、例えば、コーンスターチ
、乳糖、第ニリン酸カルシウム、結晶性セルロース、精
製白糖などの賦形剤;ヒドロキシプロピルセルロース、
アラビアゴム末、ヒドロキシプロピルメチルセルロース
、ポリビニリドン、ゼラチンなどの結合剤;カルボキシ
メチルセルロース・カルシウム、低tit換ヒドロキシ
プロピルセルロース、加工デンプン、ホリビニルビロリ
ドンなどの崩壊剤;ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸、タルクなどの滑沢剤
;ウイテプゾール、カカオ脂、マクロゴール、グリセ9
克ゼーラチンなどの坐剤基剤が挙げられ、これらを用い
て本発明の包接化合′物は例えば錠剤、コーティング錠
、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、坐剤等の剤型に製剤化
することができる。
次に実施例によシ本発明をさらに説明す仇実施例 1 4−ビフエニリル酢酸0.14.9(6,6X10″″
4モル)トメ−シクロデキストリン1.36.9(1,
2X 10−’モル)とを精製水100−に加え、室温
で10日間攪拌した。生じた沈殿をろ取しエーテル及び
冷水で洗浄後減圧下約40℃で48時間乾燥して包接化
合物0.81を得た。
生成物をpH7,O+)ン酸緩衝液に溶解して紫外部(
2541m+)における吸光度を測定し、4−ビフエニ
リル酢酸対β−シクロデキストリンの包接割合を求めた
ところ、1モル対1モルであった。
生成物及び4−ビフエニリル酢酸とβ−シクロデキスト
リンの1モル対1モルの混合物について赤外吸収スペク
トルの測定及びX線回折の測定を行なった。結果をそれ
ぞれ第3−α図及び第4−α図及び4−6図に示す。
赤外吸収スペクトルからカルボニル(−COOH)に基
づ(1685α−1の吸収が包接化によF) 1710
cIL−”ヘシフトしているのが認められる。また、X
線回折の測定によっても4−ビフエニリル酢酸及びβ−
シクロデキストリンの両方の特性吸収を示す1モル対1
モル混合物と異なり、包接化合物に特有のパターンを示
すことがわかる。
さらに本実施例によシ得られた包接化合物の融点は29
0℃以上(分解)であ・つた。また、示差熱分析によっ
て4−ビフエニリル酢酸及び4〜ビフエニリル酢酸とβ
−シクロデキストリンのlモを 金物に認められる4−ビフエニリル酢酸の融点付近の加
熱ピークが包接化合物では消失することが確認された。
実施例 2 4−ビフエニリル酢酸!12#(IXIO−”モル)と
β−シクロデキス)I7711.4g(IXlG””モ
ル)をらいかい機に入れ、精製水30ゴを用いて室温で
12時間混線した。得られたペースト状の反応混合物を
ロート上で吸引脱水しエーテル及び冷水で洗浄後減圧下
約50℃で10時間乾燥し白色の粉末124Iを得た。
目的物の包接割合を実施例1と同様に求めると、4−ビ
フエニリル酢酸1モルに対しβ−シクロデキストリン1
モルであった。
赤外線吸収スペクトル及びX線回折の結果は、実施例1
と同一の化合物でちることを示しだ。
実施例 3 4−ビフエニリル酢酸o、25!j(約1,2xlO−
”モル)とγ−シクロデキストリンx+、7g(約9.
0X10−11モル)とを精製水100+m!にカロえ
、加温(約50℃)攪拌後、室温にて24時間攪拌した
。生じた沈殿をろ取し、エーテル及び冷水で洗浄後、減
圧下約40℃で48時間乾燥して目自勺物1.5gを得
た。
目的物をp If 7. Oy、< ’)ン酸緩衝液に
溶解して紫外部(2s4+u)における吸光度を測定し
り、4−ビフエニリル酢酸対γ−シクマデキストリンの
包接割合乞求めたところ1モル対1モルであった。
目的物及び4−ビフエニリル酢酸とγ−シクロデキスト
リンの1モル対1モルの混合物について赤外吸収スペク
トルの測定及びX線回折(400cps、ガラスセル)
を行なった。結果をそれぞれ第3−b図及び第4−c、
4−d図に示した。赤外吸収スペクトルはカルボニル(
−COON)に基づ(1685c+a−’の吸収が包接
化により1710cm−’ヘシフトしているのが認めら
れる。
また、X線回折の測定によっても4−ビフエニリル酢酸
及びγ−シクロデキストリンの両方の特性吸収を示す1
モル対1モル混合物と異なシ、包接化合物特有のパター
ンを示すことがわかる。
本実施例によシ得られた包接化合物の融点は290℃以
上(分解)であシ、また示差熱分析によって4−ビフエ
ニリル酢酸とr−シクロデキストリンの1モル対1モル
汎会物に認められるピフェニル酢酸の融点付近の吸熱ピ
ークが包接化によって消失することが確認された。
製剤例1: 錠剤(s Om7/ tab )4−ビフ
ェニル酢酸−β−シクロデ キストリン包接化合物       317.4■(ビ
フェニリル酢酸として50 mf )結晶セルロース 
          36.0 mgl・ウモロコシデ
ンプン        39.6〃クカルシウム カル
ボキシメチルセル ロース                 450ワヒ
ドロキシ グロビルセルロース    9.0〜ステア
リン酸マグネシウム       30m2450.0
グ 包接化合物に賦形剤、崩壊剤、結合剤を加えて均等に混
和した後顆粒状とし、ついで滑沢剤を加え圧縮成型する
製剤例2: カプセル剤 (5omy/cap)4−ビ
フエニリル酢酸−β−シクロ デキス) IJン包接化合物      317.4■
(ビフェニリル酢酸として50mグ) トウモロコシデンプン        786〜ステア
リン酸マグネシウム       4.0■400、 
Oツ 包接化合物に賦形剤を加え粉末状のl(又は顆粒状にし
)、更に滑沢剤を加えて硬質カプセルに充填する。
製剤例3: 顆粒剤又は細粒剤(50”l?#)4−ビ
フエニリル酢酸−β−シクロ デキス) IJン包接化合物      317.41
#(ビフェニリル酢酸として50■) トウモロコシデンプン       100.0■乳糖
                562.6■ヒドロ
キシプロピルセルロース    20.0 m9100
0.0■ 包接化合物及び賦形剤、結合剤を加えて、均等に混和し
た後、顆粒状又は細粒状とする。
製剤例4: 坐剤(50mg/個) 4−ビフエニリル酢酸−β−シクロ デキストリン包接化合物      317.4■(ビ
フェニリル酢酸としてs oq) ウイテプゾ・−ル 4y       1682.6■
2000、 O■ 坐剤基剤を、加温融解し、これに包接化合物を均等に分
散させた後成型する。
【図面の簡単な説明】
第1図は粉末車法による37°Cにおける水中での溶解
擦動を示す、 0: β−シクロデキストリン +l: r−シクロデキストリン ロ: ビフェニリル酢酸単独 第2図はビフェニリル酢酸とシクロデキストリン 、%溶解度相図である。 △: α−シクロデキストリン O: β−シクロデキストリン ・: r−シクロデキストリン 第3図は包接化合物及び混合物の赤外線吸収スペクトル
を示す。 3−a: β−シクロデキストリン 3−b:  r−シクロデキストリン −: 包接化合物 ・・・ : ビフェニリル酢酸とシクロデキストリンの
混合物(1rrLol / 1 mol )第4図は包
接化合物及び混合物のX線回折パターンを示す。 4−α: ビフェニリル酢酸とβ−シクロデキストリン
の混合物(1mol / 1 mol )4−b: ビ
フェニリル酢酸−β〜シクロデキストリン包接化合物 4−〇: ビフェニリル酢酸をγ−シクロデキストリン
の混合物(1mol / L mol )4−d: ビ
フェニリル酢酸−γ−シクロデキストリン包接化合物 第1図 晴 間(#) 茅2図 シクロデキストリンシ霞&   (XIOM)第3図 浪#  (cm−’) 第4図 2θ(6) −d

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 4−ビフエニリル酢酸−シクロデキストリン包接化合物
JP59151193A 1984-07-23 1984-07-23 4−ビフエニリル酢酸−シクロデキストリン包接化合物 Pending JPS6130551A (ja)

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JP59151193A JPS6130551A (ja) 1984-07-23 1984-07-23 4−ビフエニリル酢酸−シクロデキストリン包接化合物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002316953A (ja) * 2001-04-18 2002-10-31 Nippon Soda Co Ltd 分子化合物の製造方法
US7201298B2 (en) 2003-11-28 2007-04-10 Maruso Industry Co., Ltd. Garment hanger

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