JPS6130530B2 - - Google Patents

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JPS6130530B2
JPS6130530B2 JP53122782A JP12278278A JPS6130530B2 JP S6130530 B2 JPS6130530 B2 JP S6130530B2 JP 53122782 A JP53122782 A JP 53122782A JP 12278278 A JP12278278 A JP 12278278A JP S6130530 B2 JPS6130530 B2 JP S6130530B2
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JP
Japan
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grass
skirt
skirts
machine
ground
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JP53122782A
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JPS5460127A (en
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Kaetsueru Pieeru
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Belrecolt SA
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Belrecolt SA
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Priority claimed from FR7820085A external-priority patent/FR2428963B2/fr
Priority claimed from FR7822906A external-priority patent/FR2431820A2/fr
Application filed by Belrecolt SA filed Critical Belrecolt SA
Publication of JPS5460127A publication Critical patent/JPS5460127A/ja
Publication of JPS6130530B2 publication Critical patent/JPS6130530B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D84/00Haymakers not provided for in a single one of groups A01D76/00 - A01D82/00
    • A01D84/02Haymakers not provided for in a single one of groups A01D76/00 - A01D82/00 with flexible tools
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D75/00Accessories for harvesters or mowers
    • A01D75/18Safety devices for parts of the machines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D75/00Accessories for harvesters or mowers
    • A01D75/18Safety devices for parts of the machines
    • A01D75/187Removing foreign objects

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)
  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、垂直または傾斜した軸線の回りに回
転する少なくとも1つの胴を具備する牧草を並
べ、また牧草を裏返し、または牧草を広げて干す
ための干し草作りの機械の新規な型に関するもの
である。
現在、この種の作業を行なう干し草作りの機械
の型は極めて多い。しかし、これらの機械は皆共
通の特徴として、種々の長さの金属製ホーク、く
ま手、歯、またはその類似部材を備えている。こ
れらの歯は、牧草を移動させる働きをするのであ
るが、重大な欠陥を持つている。
これらの歯は、実際において、機械の使用者が
気づかない時に破損される。特に地面に平行に半
径方向に広がる歯を持つ機械においては、該歯が
地内に突立ち、機械の使用者がトラクターと共に
前進する前に、くま手車輪を回転させることを忘
れると、該歯が破損されることがしばしば惹起さ
れる。
破損された歯は、その時、例えばプレスまたは
サイロ貯蔵器により寄せ集められる牧草内に紛失
される。
しかし、破損された歯が、かような機械内に入
り込むと、一般に修理に骨の折れる著しく長期に
亘る極めて重大な損害が惹起され、しかもこれ
が、機械使用者が気象条件の良好な間に、その牧
草を取入れるためにプレスする必要がある瞬間に
丁度一致するのである。従つて、干し草作りの機
械の歯は、プレスおよびサイロ貯蔵器に対し、絶
えず危険性を持つている。また、これらの紛失さ
れた歯または歯片は、動物を負傷させる危険があ
る。
要するに、干し草作りの機械の金属歯は、我々
が取り得る総ての用心にも拘らず、一方におい
て、切り取られた牧草に対し、且つ他方におい
て、植物の若い発芽に対し、極めて攻撃的であ
る。しかも、牧草は、特に牧草を並べるに際し、
優しく取扱われるならば、益々その栄養品質を保
存して効率が良くなることが知られている。さら
に、公知機械のこれらの歯は、一般に作業中に、
牧草を地上において引きずる。このために、該牧
草は、しばしば土により汚され、このために該牧
草は家蓄により拒否される。
他の公知機械は、くま手車輪の板の形状を有す
る主要部と体である尖つた平坦な歯を具備してい
る。該主要部は鉄板、ゴムまたは合成物質で作ら
れているけれども、歯は同一物質であるが、また
は別途に取付け定着される。この機械も、同様に
前記の如き各種の欠陥を持つている。実際におい
て、該尖つた平坦な歯は、切り取られた牧草およ
び植物の若い発芽に対し、同時に攻撃的である。
その上、作業中に、これらの歯は、牧草を地面の
表面上において引きずり、これにより、牧草の重
大な汚染が惹起される。
本発明は、前記の如き欠陥を除去することを狙
いとして、本項の冒頭に述べたような機械を提案
し、該機械は、機械自身に対し、および家蓄に対
し、何等の危険も与えることなく、さらに、切り
取られた牧草並びに植物の若芽を著しく優さしく
取扱い、これに対し何等の汚染をも与えることが
ない。
このために、本発明に基く機械の各胴は、その
底部に柔軟で変形可能な厚さの薄いスカートを具
備し、該スカートは、地面の起伏によく追従しな
がら、移動すべき牧草の下部にもぐり込み、牧草
を並べる時、並べられた牧草を裏返す時および乾
燥時に、その上面上において該牧草を運搬する。
該スカートは、これを剛化する素子並びに牧草を
把握して運ぶに適した素子を具備しているので極
めて有利である。
本発明の他の特徴に基き、機械は地面に対する
その胴のスカートの入射角を調整し得る手段を具
備することができる。これらの手段は、我々が遭
通する各種の作業条件に機械を適応させることが
できる。
また、該スカートが、その周縁の少くとも広い
部分において、地面と接触を保ち、これにより該
スカートが、その所属する胴の前方に位置する区
域内に存在する牧草の全部を操作することができ
るように、胴の回転中に地面に対するスカートの
入射角を制御する手段が機械に具備されている。
また別の特徴に基づき、作業中に、地面上に存
在する石の如き他物体を牧草から分離し得る手段
が機械に設けられている。サイロ貯蔵器、プレ
ス、または牽引自動装填器の如き収穫機械により
寄せ集められるべき牧草は、かくて、前述の如く
干し草作りの機械内に牧草と共に導入された場合
に重大な損害を生ずる石または他の硬い物体から
免除される。
さらに他の特徴に従い、本発明による機械は、
1つのスカートを有する胴の複数個を具備するこ
とができ、それらは、横に並置され、特に側方に
並べるために、互いに前後にづれて配置される。
この場合には、牧草が1方の胴から他の胴に行く
のを容易にするために、隣接の2つの胴の間に適
切な手段が設けられるのは有利である。
また他の特徴に従い、刈取り形成された牧草に
最も近い胴に、該胴およびそのスカートから牧草
を解放するように働く手段が側面的に設けられ
る。これらの手段は、さらに、牧草を並べる時に
牧草を裏返し、または既に形成された刈取り牧草
の裏返しを行ない、または乾燥を行なうために、
該胴と協働することができる。
また、機械と共に通過する時に、機械の側部の
地面上に残つている牧草に最も近い胴に側面的に
手段が具備され、これにより、一方において、地
面上に残つている該牧草と該胴およびスカートに
より把握されている牧草との間の分離が容易に行
なわれ、且つ他方において、該把握されている牧
草の送りが容易に行なわれる。
次に本発明が、何等限定的意味を持たずに示さ
れたその実施態様を示す添付図面を参照して、詳
細に説明される。
第1図および第2図に示す如く、本発明に基く
干し草作りの機械は、横の支持枠3により互いに
連結された同一の2つの胴1および2を具備して
いる。この支持枠3は、前方に延びる接続ビーム
4を介して、3点連結装置5連結され、これによ
り、機械は第1図示の如く、駆動トラクタに連結
されている。作業中には、機械は特に胴1および
2の下部に設けられたローラ6またはすべり片を
介して地上を移動することができる。
該胴1,2は、特に堅固にして鉄板またはプラ
スチツク物質で作られる。各胴は、中央支軸7お
よび8上に回転自由に取付けられ、該支軸の下端
にはローラ6またはすべり片が取付けられてい
る。作業中には、各胴1,2は、垂直であるか、
または前方および/または側方に僅かに傾斜した
幾何学的軸線9および10の回りに回転する。前
方への胴の傾斜は、行なうべき作業の性質に応じ
て、ねじ付きハンドル11を介して、接続ビーム
4に対して横の支持枠3を回転させることにより
調整される。
本発明の本質的な特徴に基き、各胴1,2は、
その底部に柔軟で変形可能な厚さの薄いスカート
12,13を具備し、該スカートは、地面の起伏
によく追従しながら、移動すべき牧草の下部にも
ぐり込み、且つ作業時には、該スカートの上面上
に該牧草を乗せて運搬する。このスカートのお蔭
で、牧草は優さしく取扱われて、作業中に地面と
接触することはない。本発明の第1実施例におい
ては、このスカート12,13は1連のフランジ
14,15として形成されて、筒切りの形態を有
し、それぞれ該当する胴の回りに広がつている。
該スカート12,13はゴムまたはプラスチツ
クまたは類似の物質で作られ、その厚さは、牧草
の下に差込まれるように、4cm以下である。この
厚さは特に2cm以下がよい。スカートが牧草の下
に都合よく差込まれるように、スカートの外周縁
をベベル状に斜めに切取るとよい。他方におい
て、該スカート12,13の幅1は5―60cmであ
るが、多くの試験結果によれば、15―45cmの幅
を有するスカートが極めて良好な成績をを挙げて
いる。作業中に、それぞれ該当する胴1,2の下
で折り曲げられたりして著しい変形を受けないよ
うにしかも地面の起伏に対応する能力を失わず
に、該スカートを剛化し得る素子を附加すること
ができる。また機械の働きを改善するために、牧
草を都合よく把握し且つ/または運搬し得る素子
を附加することができる。場合により、同一素子
が有効に、同時にスカートの剛化および牧草の把
握運搬を確保することができる。
第2図示の機械の右側胴2(進行方向Aに従つ
て見て)の後方半部並びに第7図の断面図に示さ
れている如く、スカート13は、特に牧草の運搬
を有利に行なうために、上方に向いた突出部17
を設けている。これらの突出部17は、特にスカ
ート13の一部として形成されて、胴2の回転方
向に反対である方向に向けられており、直線状ま
たは曲線状に形成される。この牧草の方向づけの
お蔭で、牧草は、該スカート13から離脱しなけ
ればならない区域、すなわち胴2の側部に向つ
て、容易に該突出部17から解放される。これら
の突出部は、さらにスカート13を剛化する働き
をする。
第2図示の右側胴2の前方半部に示されている
如く、スカート3は、その外周縁に、とげ18を
有し、これにより牧草の把握および運搬が有利に
行なわれる。これらのとげ18は極めて小寸法の
もので、該スカート13の一部として形成され
る。
第2図示の機械の変形例の左側胴1(進行方向
Aに従つて見て)において、スカート12は、特
に牧草の把握を有利にするために、その外周縁に
多数の刻み目19を設けている。これらの刻み目
19は、該胴1の後方半部に示されている如くV
字形であつても、該胴1の前方半部に示されてい
る如く円形であつてもよい。この最後の実施例に
おいて、スカート12には牧草を引掛けて留置す
ることができる鋭い角度が何等設けられていな
い。
試験の過程において、これらの刻み目19およ
びこれらの刻み目によりスカート12の外周縁に
設けられた不規則な輪郭のお蔭で、該スカート1
2は、活動区域に存在する牧草を震動させ、且つ
解放して、該牧草と地面との間を容易に通過させ
るものであることが証明された。
上述の素子が別々にまた組合して利用され得る
こと、および機械の2つの胴1,2のスカート1
2,13が同一の素子を具備し得ることは明らか
である。
第3,4および5図に示された変形実施例にお
いて、刻み目19および突出部17は、胴1,2
の後方に牧草の投げ返しを生じないように作られ
ている。試験の過程において、機械の良好な機能
のために必要であるこれらの素子が、特に牧草の
並べおよび並べられた牧草の裏返しの時に、牧草
をしばしば後方のあまりにも遠い所に運ぶことが
有効に確認されている。かくて運ばれた牧草は、
地面上に散乱されて、最早や収穫時に寄せ集めが
行なわれない。これを救済するために、少なくと
も胴1,2のスカート12,13の刻み目19の
間に位置する各突起109の攻撃側面108は、
曲線部分111,112による両側から延長され
た直線部分110を設けている。曲線部分111
は突起109の頂上まで延びているが、他の曲線
部分112は刻み目19の底部まで延びている
(第3図参照)。該曲線部分111の曲線半径r
が、上記の曲線部分112の曲線半径Rより小さ
いことは有利である。この形態のお蔭で、攻撃側
面108は隆起のない輪郭を示す。これにより、
牧草は、該側面108に沿つて規則正しく滑動し
て胴1,2の後方に運ばれることはない。
他方において、突起109の頂上まで延びてい
る曲線部分111は、胴1,2の回転方向X内で
見て、該曲線部分111の半径rより大きい曲線
半径R1を有する曲線部分113により後方に延
ばされている。曲線半径R1のお蔭で、各突起1
09の後方側面は、隆起を示し、これにより、ス
カート12,13の外側縁に沿つて滑動する牧草
が、作業中に刻み目19の底部にまで入り込むの
を阻止する。この牧草は、かく直接に、突起10
9の頂上から次の突起109の直線部分110上
に進み、従つてこの突起により遠い場所に運ばれ
ることない。同一目的により、スカート12,1
3の上表面上の各突出部17の少なくとも前方に
向けられた側面114は、胴1,2の回転方向X
内で見て、上方に且つ後方に傾斜される。この側
面114は、スカート12,13の上表面に対
し、特に20゜および70゜の間に含まれる角度λを
形成する(第4図参照)。この傾斜された側面お
蔭で、牧草は突出部17上を容易に滑動して、該
突出部により引掛け留置されることはない。さら
に、この傾斜により、牧草の盛り上りが惹起さ
れ、これにより正規の刈取られた牧草を形成する
ためのスカート12,13の解放が都合よく行な
われる。
第3図に示す如く、スカート12,13の上表
面上の突出部17は、曲げられて突起109の頂
上内まで延びてる。かくて、これらの突出部は、
これらの突起109を補強し、且つ特に該突起が
障害物に遭遇した時に、スカート12,13の下
部で曲げられるのを回避する。さらに突出部17
の前側面114は突起109の攻撃側面108に
接続されている。かくて、これらの突出部17は
該攻撃側面108の高さを増大し、これにより、
牧草の該攻撃側面の回りへの巻きつきが阻止され
る。さらに、突出部17のかような作り方によ
り、スカート12,13上における牧草の盛り上
げが好都合に行なわれる。第5図示の如く、スカ
ート12,13の外側縁に近い突出部17の端部
は斜めに切られている。かくて、突出部17に
は、牧草が引掛け留置されて胴1,2の後方に投
げ返えされるような鋭い角度は設けられてない。
同様に、スカート12,13の内側縁に近い突出
部17の端部は、胴1,2の壁部に対し垂直に切
られている。この形態のお蔭で、突出部17の該
端部と胴1,2の壁部との間に比較的大きい空間
が生じ、これにより、牧草の該空間内への入り込
みが回避される。
第6図に示された実施例において、スカート1
2,13の剛性に優る剛性を持つ一つの環16が
該スカートに、その剛性を増大するために、結合
されている。この結合は、接着、リベツト接合ま
たは他の公知結合手段で行なわれる。この環16
は、スカート12,13が、地面の起伏に完全に
追従しながら、余り大きく変形されるのを阻止す
る。このためには、該環の内径Dがスカート1
2,13の内径Eより大きくて、該スカートの内
部が解放されて、その柔軟性が保存されることが
重要である。特に、牧草の運搬を促進するため
に、この環16の上表面はざらざらにされる。
スカート12,13の摩耗に対する耐性を増す
ために、該スカートおよび/または該剛性増加素
子、および/または該牧草の把握および運搬を容
易化する素子は、該スカートおよび/または該素
子の内部に埋設された金属線の如き補強材20を
具備することができる。かような金属線は第6お
よび8図に示される。
牧草の運搬を常時促進するために、胴1,2の
壁部にリブの如き突出部21を設けることができ
る(第2図参照)。これらの突出部は、例えば、
胴1,2の壁部にプリズム形を直接に与え、また
は該壁部に独立した部材を取付けることにより、
該壁部に形成される。該突出部は、該胴の回り
に、垂直に、または水平に、またはらせん状に巻
かれて設置される。さらに、これらの突出部21
は、胴1,2の剛性を補強する。
上述のスカート12,13は、該当する胴1,
2の基部に、例えば接着、鋲着、ねじ止め、また
は押しボタンまたはその類似手段により、容易に
着脱し得るように取付けられる。また、スカート
は、胴1,2の内面上に取付けられるか(第6図
参照)、またはその外面上に取付けられる。さら
にまた、スカートは、該当する胴1,2の底部に
取付けられるか、または該胴上に取付けられた中
間部材22上に定着される(第10,11,12
図参照)。この最後の手段は、スカートの内端縁
を矯正する必要がないことが有利である。
第9,10,11,12図示の実施例において
は、スカート12,13は、作業の各種の条件に
適応し得るように、該スカートの地面に対する入
射角度を変化せしめ得る手段を具備している。こ
のために、第9図示の如く、各胴1,2は、その
基部にフレアー部分を持つている。この部分はリ
ム23の形態を有し、該当する胴の回転軸9,1
0に垂直な平面内に広がつている。このリム23
の周縁は、僅かに下方に曲げられている。各胴
1,2の底部には独立の凹面状皿24が設けら
れ、該皿の直径は胴の直径と異なる。この皿24
は、胴1,2に対し軸方向に調整可能である。か
くて、各胴1,2のリム23と該皿24との間の
間隔は調整される。この調整は、各胴1,2の内
部に設けられたねじ付き棒25を介して行なわれ
る。このねじ付き棒は、軸受26を介して皿24
の並進と一体であり、且つ胴1,2と一体である
ナツト27と協働する。胴1,2のスカート1
2,13は、該胴の内面上に定着されており、且
つリム23の外部端縁と各胴1,2の皿24の外
部端縁との間を通過して、外側に広がつている。
第9図から明らかの如く、皿24と胴1,2のリ
ム23との間の間隔をねじ付き棒25により増大
すれば、該当するスカート12,13が地面に対
して形成する角度は減少する(その位置は太い実
線で示されている)。この角度を増大するために
は、皿24に連結されたねじ付き棒25を反対方
向に作動して、該皿を胴1,2のリム23に近づ
ければよい(その位置は点線で示されている)。
この角度増大は、リム23の端縁と皿24の端縁
との間におけるスカート12,13の締付けによ
るものでああつて、この実施例においては、皿2
4の直径は、リム23の外側直径より小さい。
スカート12,13が胴1,2の外側面上に定
着されている場合には、胴にはリム23は設けら
れない。その場合、胴1,2の皿24は、該胴の
直径より大きい直径を持つ。スカート12,13
は、皿24の端縁上に支承されているので、該ス
カートが地面に対して形成する角度を増大するた
めには、該皿を胴1,2から遠ざければよく、こ
れと反対の効果を得ようとすれば該皿を胴1,2
に近づければよい。
第10図に示された実施例においては、スカー
ト12,13は、規則正しい間隔に配置されたリ
ンク部材28の1つの分岐に連結されている。こ
れらのリンク部材28の他の分岐は、ローラ29
を備えており、該ローラは、軸32を介して胴
1,2に対して位置決めされるリム31の傾斜路
30上を誘導される。総ての傾斜路30は同一で
あつて、水平面に対して或る角度を形成してい
る。該ローラ29は、圧縮ばね33を介してそれ
ぞれの傾斜路30上に保持されている。リム31
のその胴1,2に対する位置は、軸32の解錠の
後に、該胴の軸線9,10の回りにおける回転に
より変更される。リム31の矢印Nの方向への回
転に従つて、傾斜路30はリンク部材28に対し
引張り力を働かせる。この引張り力により、該当
する胴1,2上におけるスカート12,13の定
着点34の回りにおける該リンク部材28のピボ
ツト回転が惹起さされ、これにより、該スカート
と一体である該リンク部材の分岐は、該スカート
を下方に動かし、その地面に対する角度の増大が
惹起される(その位置は点線で示されている)。
この角度を減少させるためには、矢印Nに反対で
ある方向への回転をリム31に受けさせ、これに
より、ばね33の圧力によりリンク部材28の反
対方向への回転が惹起される。スカート12,1
3と一体であるリンク部材28の分岐により、該
スカートの剛性がさらに補強される。
本発明の他の特徴に基き、スカート12,13
の地面に対する入射角度は、作業中に自動的に制
御される。この制御により、例えば、スカート1
2,13は少なくともも、その円周の広い区域に
おいて地面との接触が保持される。スカートは、
胴1,2の回転により生ずる遠心力の影響で、持
ち上げられる傾向を持つ。かくて、第11図示の
実施例において、スカート12,13は規則正し
い間隔で配置されたリンク部材35の1つの分岐
に連結され、その他の分岐は上方に指向されて物
体36を具備している。この物体は、胴の回転中
に遠心力の影響で、胴1,2の回転軸線9,10
から遠ざかる傾向を持つ。これらの物体36は、
かくて、リンク部材35を、胴1,2上のスカー
ト12,13の定着点34の回りに回転させ、こ
れにより、該スカートと一体である分岐は、スカ
ートを下方に押して、これを少なくとも、その前
方に指向された部分(前進方向A内を見て)、す
なわち、その活動部分において、地面との接触を
保持させる。他方において、前記の物体36を誘
導するための止め部材のような手段を設けること
ができ、これにより、機械の後方に指向されるス
カート12,13の部分は、該スカートの余りに
大きい摩耗を回避するために、地面から離れたま
までいる。
第12図示の実施例において、スカート12,
13の位置は、胴1,2の支軸7,8上に定着さ
れた回転しないカム37により制御される。該ス
カート12,13は、中間素子22により該当す
る胴1,2に関着され、且つ該胴に対して関着軸
38の回りに容易に回転することができる。他方
において、該スカート12,13は、規則正しい
間隔で配置されたピボツト39を具備し、該ピボ
ツトの一端は該スカートと一体であり、その他端
は前記のカム37内で誘導されるローラ40を具
備している。このカム37の輪郭は、胴1,2の
回転中に、カムはピボツト39を、胴1,2上に
おけるスカート12,13の関着軸38の回りに
回転させ、これにより、該スカートと一体である
該ピボツト39の端部は、該スカートが少くとも
その前方に指向されている部分において(前進方
向A内で見て)、地面と接触を保持することがで
きるように作られている。この配置は、胴1,2
およびスカート12,13が前方または側方に傾
斜されいる場合に特に有利である。それは、前記
の制御により、スカート12,13が、胴1,2
の前方にある牧草の全部を処理するために、該ス
カートの軌道の前半部の全部において、地面と接
触を保つように、誘導されるからである。
前記された胴1,2は、円筒形状を持つことが
できるけれども(第1図参照)、該胴は、また円
錐形状を持つことができ、その母線は直線または
曲線であり、その架空の先端は下方に向けられて
いる(第13図参照)。この形状のお蔭で、牧草
を絶えず下方に押され、たとえ著しく密生してい
る時でも、牧草が胴1,2の上方に飛んで終う懸
念はない。他方において、截頭円錐形状の胴1,
2の上部における円周速度が、その下部における
円周速度より、著しく大きいので、これらの胴は
牧草に逆の運動を与える。この運動は、胴1,2
の直径より大きい直径の鍔を胴の上部に付加して
増幅される。この鍔は、牧草に対する把握力を増
大するために、その下面にリブを設けることがで
きる。この実施態様は、第14図に示されている
ように、刈取られた牧草の裏返えしに完全に適し
ており、同様に牧草の乾燥も行なわれる。
本発明の他の特徴に基き、機械は作業中に牧草
から石のような他物体を分離することができる手
段104,105,106を具備することができ
る。これは、牧草に混入された、かような物体が
刈取られた牧草を寄せ集める収穫機械の内部に入
り込むのを防ぐために、牧草の刈取りまたは刈取
られた牧草の裏返しにおいて特に重要である。
第15および16図に示された実施例におい
て、胴1,2のスカート12,13は、牧草の他
物体を分離するために、開口104を具備してい
る。
実際において、作業中に、かような物体が胴
1,2のスカート12,13上を滑る時に、該物
体はそ重量が牧草の重量より大きいので、自動的
に該スカートと接触するに至る。次いで、該物体
は、1つの開口104のレベルに達するや否や、
開口を通過して、胴1,2の作業線の後方の地面
上に落下する。かくて該物体が牧草から分離され
ると、牧草は、その長さが開口104の寸法より
大きく、且つその重量が僅少であるので、胴1,
2のスカート12,13の上表面上に残る。該開
口104は胴1,2の壁部に近く設けられるのが
有利である。それは、地面とスカート12,13
との間の空間は、該開口104が設けられている
場所において、かなり大きい容積の物体を通過さ
せるに足る程十分に大きいからである。
第17および18図示の実施例において、胴
1,2はその壁部内に開口105を設けている。
開口は胴1,2の下部で特にスカート12,13
の直上に設けられている。かくて、作業中に該壁
部に対して張付いていた他物体は、該開口105
を通過してスカート12,13の作業線の後方の
地上に落下する。第17および18図に示されて
いるように、前記の開口104および105は有
利に組合わされる。
第19および20図示の実施例において、スカ
ート12,13の外側部分は、牧草から他物体を
分離することができるように、長い線状の丸味の
ある舌片106で形成されている。これらの舌片
106は、スカートの幅の半分に亘つて広がつて
おり、その長さの部分で地面と接触しているに過
ぎない。かくて、舌片間に開口107が存在し、
これらを通して他物体が通過する。かくて、他物
体は、実際的に、地面上に残り、軽い牧草はスカ
ートの内側部分上を滑動して、その上表面により
運ばれる。該舌片106は、その丸味のある形態
のお蔭で、刈取られた牧草および植物の若芽に対
し攻撃的でない。他方において、これらの舌片1
06は、胴1,2の回転方向Xに反対の方向に向
けられている。このために、他物体は、舌片10
6に沿つて滑り、舌片に捕捉されることはない。
さらに、この舌片の方位のお蔭で、牧草は該舌片
に引掛けられて残ることはない。
第21および22図示の変形実施例において
は、スカート12,13は2つの胴1,2により
誘導される1つの帯41により形成され、該帯は
その底部に、地面に斜めに指向されて重なり合う
多数の舌片42を具備している。かくて、これら
の舌片42は1つの連続した鍔を形成している。
かように構成されたスカート12,13は、既述
の如き特徴を持つている。舌片42は、リベツト
43により帯41に定着される。この帯41は、
胴1,2の溝45内に誘導される1つまたは数個
のリブ44を有し、これにより該帯が胴の表面上
にその軸方向に不動に保持されるのは有利であ
る。
側方に並べるために、本発明に基き、数個の胴
1,2が相並んで、且つ特に後方に向つて互いに
ずれて配置され、これにより、牧草は1つの胴か
ら他の胴へ移動されて、機械における側面の刈取
られた草の列が形成されるように放置される。こ
の位置において、2つの胴1,2の回転軸線9お
よび10を結ぶ線は、特に10゜〜140゜間に含ま
れる純角γを、機械の前進方向Aに対して形成す
る(第2図参照)。さらに、該胴1,2の回転軸
線9および10は、機械の前進方向Aに平行であ
る平面内の垂直線に対して、4゜―10゜間に含ま
れる角度だけ前方に僅かに傾斜される。胴1,2
の前記された如きずれのお蔭で、該胴のスカート
12,13により画かれるそれぞれの軌道は、該
胴間における牧草の損失を回避するために、互い
に部分的に重なり合う。同一目的のために、該両
スカートは実際的に互いに接触し、または部分的
に1方が他方の上を乗り越えることができる。こ
の場合、後方にある胴1のスカート12が、前方
にある胴2のスカート13の下を通過する。
本発明の重要な特徴に基き、側面の刈取られた
草の列を形成する時、該1方の胴から他方の胴へ
の牧草の通過を容易にするために、隣接する胴1
と胴2との間に適切な手段が設けられる。これら
の手段は、該両胴間に損失がないように、前方に
ある胴2から後方にある胴1に向けて、牧草を誘
導するのである。
第1実施例は、第1,2,25―27および3
6図に示す如く、胴の支持枠3に結合されたそら
せ板46により構成される。このそらせ板は、胴
1,2のスカート12,13の上面から該胴の上
部レベルに至るまで広がつており、両胴1および
2の間に存在する空間を塞いでいる。該そらせ板
46をV形に折り曲げて、その尖端が、機械の前
進方向Aに対して見た時に、機械の後方に向けら
れていることは有利である。この形状のお蔭で、
そらせ板46は、2つの胴1および2の間に広が
り且つ後方の区域へ進行しており、この区域内で
は胴のスカート12,13は互いに接近して牧草
を移動させる。さらに、この曲げられたそらせ板
46の1片は、特に胴2に接線状態にあつて、該
胴2から牧草を受取り、これにより該牧草のそら
せ板上への進行は極めて良好に行なわれるけれど
も、そらせ板の他の1片は、牧草を移す胴1に対
し半径方向に接し、これにより該胴1およびその
スカート12は、該牧草を良好に捕捉することが
できる。
本発明の他の特徴に基き、作業中に牧草を並
べ、並べられた草の列を完成するために、胴1か
らの牧草の解放を都合よく行なうための手段が、
該胴に対し側面的に設けられる。第1,2,1
3,14,21―27,30および36図に示さ
れた実施例において、これらの手段は側方そらせ
板47より構成され、これにより胴1により運ば
れる牧草が遮られる。このそらせ板47は、胴の
支持枠3に結合されて横に胴1の所まで延び、さ
らにそのスカート12の上表面から該胴1の上部
レベルまで広がつてる。さらに、該そらせ板47
は該胴1に接線状態であり、且つ該胴に最も近い
その側面は、該胴の輪郭を追従している。これに
より、牧草の流れは何物にも阻止されない。他方
において、胴1から最も遠い該そらせ板47の側
面は、僅かに内側に曲げられており、これにより
耕作時に農具のすきが土を裏返すと同時に、牧草
の裏返しが行なわれる。該側面を柔軟な棒48で
作ることができ、これにより刈取られた牧草の軽
い圧縮が行なわれるのは有利である(第13図参
照)。この構成は、また、刈取られた草の乾燥の
ためにも適している。
隣接する2つの胴1および2の間に位置するそ
らせ板46および上記の側方そらせ板47は、牧
草を移動する胴1および2に接するそれらの回転
縁に近く、この移動を容易にする手段を具備して
る。この手段は、特に柔軟物質で作られた継手4
9で構成される(第23図参照)。これらの継手
49は該そらせ板と一体であつて、該そらせ板4
6,47に対し牧草を移動する胴1および2の外
周面上を滑らかにすべる。かくて、牧草は、そら
せ板46,47と該当する胴1,2との間で引掛
かる懸念はない。
第24図示の実施例において、そらせ板46,
47は、胴1,2に接するそれらの回転縁上に足
片または爪片50を有し、これらは胴1,2の全
周囲に設けられた溝51内に係合されている。か
くて、実際的に胴1,2の壁部に接着されている
牧草自体は、該足片または爪片50により剥がさ
れて、そらせ板46,47上に移る。この場合、
溝51は、胴1,2を補強する働きをする。
第25および26図示の実施例においては、牧
草を胴からそらせ板46,47上に移動させるた
めに、ローラ52を利用している。これらのロー
ラは、該そらせ板の前方において、胴に平行に配
置されて、胴の支持枠3に連結された支持腕53
上に回転自由に取付けられている。これらのロー
ラ52は、例えば主として牧草の流れにより、ま
たは例えば胴と一体である滑車55上に掛けられ
たベルト54を介して該胴から、胴と同一の方向
に駆動回転される。これらのローラ52の下端部
は円錐状に形成され、これにより該下端部は、少
なくとも部分的に胴のスカート12,13の形状
を追従しつつ該スカートと協働して、牧草の回収
のために働く。
第27図に略図解的に示された変形例におい
て、胴1,2のスカート12,13の上方部分に
配置されたそらせ板46または47は、スカート
12,13の上表面の突出部17と該そらせ板の
底部との間に牧草の詰まりが生じないように考慮
して構成されている。このために、該そらせ板4
6または47は、該突出部17に対し角度μを形
成し、この角度μは、該スカート12,13の外
周縁に近づくに従い増加するように形成されてい
る。第27図においては、そらせ板46または4
7に対し、1つの突出部17が5つの異なる位置
において示されており、これにより明らかの如
く、角度μの増加は、突出部17が、該そらせ板
46または47の下を通過するに従つて、不変に
行なわれる。この特徴のお蔭で、該そらせ板の底
部により保留される牧草は、詰まりを生ずること
なく、突出部17の横圧力により外部に向つて自
動的にすべり出る。
この実施例において、そらせ板46または47
は、機械の前進方向A内で見て、後方に指向され
た胴1,2の外周壁面の延長である1つの曲面に
従つて広がつている。従つて、このそらせ板46
または47の後方部分は、既述の如く、直線状に
延長されるか、または隣接の胴の方向に向けられ
る。上から見た場合、該そらせ板46または47
の曲線は、機械の前進方向Aに垂直であつて、胴
の前壁面に接線である直線Lのレベルにおいて出
発する。他方において、該曲線は、直線Lに平行
であつて、胴1,2の回転軸線9,10を通過す
る直線Mのレベルにおいて、スカート12,13
から離脱する。かくて、このそらせ板46または
47の前方部分は、牧草が引掛つて残存する懸念
のあるような厳しい角度を持たないような曲面に
形成されており、極めて有利である。
第28および29図に示された実施例において
は、1つの胴から他の胴への牧草の移動を有利に
行なう手段は、運搬帯56により構成されてい
る。この運搬帯56は、胴1の外面上を通過し
て、該胴により駆動される。さらに、この帯は、
胴1,2に平行にして且つ胴の支持枠3に連結さ
れたローラ57により誘導されている。このロー
ラ57は、胴2の後方に置かれており、該胴2か
ら牧草が送られて来る。この実施例においては、
運搬帯56は、さらに、胴1から牧草を解放し
て、刈取られた草の列の形成を完了する働きをす
る。このために、該帯は、胴の支持枠3に連結さ
れた第2ローラ58により誘導される。このロー
ラ58は、該胴1の横に、これに平行に配置され
ている。この場合、牧草と接触する運搬帯56の
前側は、牧草が出て来る胴2の後方に部分的に位
置し、且つ該牧草を再把握して刈取られた草の横
の列を形成するように放置する胴1お前方に位置
するように考慮されることが好ましい。かくて、
胴1および2のスカート12および13が互いに
接近して、牧草が移動される区域が、少なくとも
部分的に、運搬帯56の該側の前方に位置し、こ
れにより、スカートからスカートへの牧草の通過
が、地面と再接触することなく行なわれるのであ
る。また、この運搬帯56に、牧草を運ぶに有利
のために、リブまたはその類似部材を設けること
もできる。
第30および31図示の実施例において、2つ
の胴1および2の1方の胴から他方の胴への牧草
の移動を都合よく行なうために、該2つの胴1の
間に1つの中間胴59が設けられている。この中
間胴59は、胴1および2に平行に設置され、且
つ牧草の流れにより、または例えば該両胴の1つ
と一体である滑車61に巻かれたベルト60を介
して該胴から両胴と同一方向に回転駆動される。
このために、中間胴59は、両胴1および2の支
持枠3に連結された軸62の回りに誘導回転され
る。他方において、該中間胴の底部は、円錐状に
形成されて、少なくとも部分的に胴1,2のスカ
ート12,13の形状を追従して、牧草移動のた
めに、該スカートと協働する。
第32および33図示の実施例においては、牧
草の1つの胴から他の胴への移動を都合よく行う
ための手段は、両胴1および2の間に配置された
1つの車輪63により構成されている。この車輪
63は水平または僅かに下方に傾斜された軸64
の回りに回転自由に取付けられており、牧草の流
れにより矢印Zの方向に回転駆動される。また、
この車輪は例えば胴1,2の1つの胴から機械的
に回転駆動される。該軸64は、上方に延長され
て、胴から胴への牧草の通行を邪魔しないよう
に、機械の前進方向A内で見て、該車輪63の後
方を通る胴の支持枠3に連結されている。回転軸
64の下方への該傾斜のお蔭で、車輪63は前方
に傾斜した平面内に位置決めされる。かくて、車
輪の下部分は、胴1および2のスカート12,1
3が牧草を運び、且つ該スカートの各側部が(上
から見て)胴の回転方向内において最も近接する
所まで移動する区域の後方を過し、これにより、
一方において、胴2からの牧草の解放が行なわ
れ、他方において、胴1による牧草の再把握が行
なわれる(第33図参照)。さらに、車輪63と
胴1および2との間における牧草の損失を回避す
るために、これらの胴が、該車輪の輪郭をほぼ追
従するように、凹面形状に形成されることもあ
る。
第34および35図示の実施例において、胴か
ら胴への牧草の移動を有利にするための手段は、
柔軟な棒65により構成される。これらの棒は、
鋼鉄ばね、ゴムまたはプラスチツク物質で作られ
る。これらの棒は、支持体66に定着され、この
支持体が機械の胴の支持枠3に取付けられる。こ
れらの柔軟な棒65の少なくとも下部は、胴1の
方向に向けられており、牧草を再把握してこれを
胴1の方へ誘導する。
この実施例における上述の手段は、同時に刈取
られた草の列に形成完成する胴1からの牧草の解
放を有利に行なうことができる。この場合、上述
の棒による構成65に類似の柔軟な棒による構成
67が採用される。これらの柔軟な棒67の下端
部は、外側に向けられ且つ機械の後方に向けられ
る。
本発明の他の特徴に基き、一方において、作業
時に地面上に残る牧草と機械により把握される牧
草との間の分離を簡易化し、他方において、この
牧草の運搬を簡易化する手段が、最前方に置かれ
且つ地面上に該牧草に最も近く置かれる胴2の側
面に配置される。これらの手段は、特に胴2のス
カート13上を滑つて、機械の後方の地面上に転
落する牧草を阻止する。さらに、これらの手段の
お蔭で、該分離は直線上において行なわれるの
で、作業員は近接の分離線に沿つて進行し、地上
におけるジグザグ進行が避けられる。第2,1
4,25,26,30および31図において、該
手段は、そらせ板68により構成されており、こ
れらのそらせ板は、胴の支持枠3に連結されて、
胴2のスカート13の上表面から胴2の上部レベ
ルまで広がつている。このそらせ板68は、これ
に組合わされた胴2から外側に向つて斜めに広が
り、且つその外側端部は丸味を有し、該端部に牧
草が引掛つて残るような厳しい角度の存在が回避
されている。
第28および29図示の実施例においては、地
面上に残る牧草と機械により把握される牧草との
間の分離を簡易化し、且つ該機械に把握される牧
草の運搬を簡易化するための該手段は、運搬帯6
9により構成されている。この帯69は、最前方
の胴2および該胴2に平行にしてその側部に配置
されたローラ70に対し、同時に巻かれている。
かくて、該胴2は、該運搬帯69をその回転方向
と同じ方向に駆動する。該ローラ70は、機械の
胴の支持枠3に連結された支持腕上に固定されて
いる。
第32および33図に示された他の実施例にお
いては、地面上に残る牧草と機械により把握され
る牧草との間の分離を簡易化するための手段は、
車輪71により構成される。この車輪は、最前方
の胴2の少し前方に位置する機械の前進方向に対
して斜めである平面内に置かれる。この車輪71
は、作業時に地面に対するその摩擦により、水平
軸の回りに駆動回転させられるのが有利である。
第34および35図示の実施例においては、地
面上に残る牧草と機械により把握される牧草との
間の分離を簡易化し、且つ該機械に把握される牧
草の運搬を簡易化するためのこれらの手段は、胴
2に平行に広がる柔軟な棒72により構成されて
いる。これらの棒は既述の棒65と類似であつ
て、支持枠73に定着され、この支持体が機械の
胴の支持枠3に取付けられている。
第28および29図に示された既述の運搬帯5
6および69を有する変形例においては、胴1お
よび2のスカート12および13の上表面と該運
搬帯の底部との間に存在する空間を塞ぐために、
そらせ板74,75,76が設けられている。該
そらせ板は、該スカートがこれらのそらせ板と接
触する場合に、該スカートが損傷されないよう
に、ゴムの如き変形自由の柔軟物質で作られるの
が有利である。これらのそらせ板は、支持腕77
に定着され、該支持腕は、直接にまたは間接に、
運搬帯56および69の前側の後方を通過して、
胴の支持枠3に連結されている。
衝突の場合に、胴1,2および/またはそれら
のスカート12,13に損傷が惹起されないよう
に、常に少なくとも、側面そらせ板47および6
8の該胴の方に向いた側部並びに該スカートに近
接する底部は、変形自由の柔軟物質で作られる
(第1および30図参照)。同一目的で、そらせ板
46,47および68の該部分は、粘着、リベツ
ト付けまたは類似の定着手段により、該そらせ板
に取付けられたゴムまたはプラスチツク物質によ
る帯または板78で装備される。
第1乃至35図に示された実施例において、胴
1,2は、駆動車輛の出力端からの出力で矢印X
の方向に回転駆動される。この駆動は、第1およ
び2図示の如く、周知手段により、該駆動車輛の
出力軸をカルダン継手を有する軸79により、胴
の支持枠3の歯車箱81内に延びている中間軸8
0に接続することにより行なわれる。該中間軸
は、歯車箱81内に収容された円錐歯車を介し
て、胴の支持枠3内に置かれて、その両端に、該
当する胴1,2と一体であるクラウン歯車とかみ
合つている円錐歯車をそれぞれ有する1つの縦軸
を駆動する。該円錐歯車および該クラウン歯車
は、胴の支持枠3の歯車箱82および83内に収
容されている。しかし、胴1および2は同期回転
を必要としないので、両胴はそれぞれ異なる回転
速度により駆動されるのが有利である。かくて、
大量の牧草を作業操作する胴1は、該胴1上にお
ける牧草の蓄積を回避するために、胴2の回転速
度より早い回転速度により駆動されるのがよい。
また、歯車箱81からの胴1,2の回転駆動は、
ベルトを介して行なわれる。
第21図示の実施例においては、帯41を担持
する胴1,2のただ1つを駆動すればよいのであ
る。
第36乃至39図に示された実施例において
は、スカート12,13を具備する胴1,2は、
地面により矢印Yの方向に回転駆動される。この
ために、これらの胴は、地面と接触する区域Pを
有する底部84を具備しており、このお蔭で、矢
印Aが示す前進方向への機械の進行により、それ
ぞれの幾何学的回転軸線の回りに胴1,2の回転
が惹起される。このために、該幾何学的回転軸線
は、垂直線に対して角度αだけ、刈取られた草の
列が形成される側へ僅かに傾斜される。機械の良
好な機能を害することなく、胴1,2の該軸線
9,10の各々は、第36図示の角度βが挾む区
域内に位置する垂直平面内に置かれる。胴の底部
84の地面に対する粘着性を改善するために、第
37図示の如く該底部に多数の小さな突出部85
を設けることができる。他方において、スカート
12,13は胴1,2の駆動を確保する本質的な
機能を持つていないけれども、スカート12,1
3の地面に対する粘着性を改善するために、スカ
ートの下面に多数の小寸法の突記86を設けるこ
とができ、これらの突起は特にスカート12,1
3に一体的に作られる(第38図参照)。
上述の実施例において、機械の胴1,2の各々
は、機械の移動時にスカート12,13の回転駆
動を確保するために、単一の接触区域Pにより地
面上に支承された。第37および38図に示され
た変形例において、各胴1,2の支持軸7,8に
腕88により連結された1つの小車輪87が同様
に地面上に支承されている。これらの小車輪87
は、機械の前進方向Aに平行な平面内において方
向づけられている。さらに、これらの小車輪は地
面に対し、胴1,2の接触区域Pと直径的に反対
の位置に置かれて、該胴の底部84の支承として
働いてる。かくて胴の底部は、同時に、前記の如
く接触区域Pにより地面上に支承され且つ該胴の
駆動に役立つ小車輪87上に支承されているの
で、胴1および2の駆動特性はさらに改善され
る。
第38図にも、それらの支軸7および8上に胴
1,2が取付けられる様式が同様に示されてい
る。これらの支軸は、垂直線に対して角度αだけ
傾斜しており、その上部89は地面に対し垂直で
あつて、胴の支持枠に連結されている。支軸7お
よび8の下部は、地面に対し水平に延長されて小
車輪87の腕88が形成されている。これらの支
軸7および8の傾斜した中間部分にはその端部
に、胴および2をそれぞれ回転させるため球軸受
90が設けられている。機械の機能を害すること
なく、本発明に基き、これらの球軸受90を単純
な環金で置換えることができる。それは胴1およ
び2が軽量であり且つその回転速度が遅いからで
ある。また地面の起伏に追従するために、胴1,
2が支軸7,8に沿つて上方に移動することがで
きるように適切な装置が設けられる。
本発明の他の特徴に基き、各胴1および2は、
地面に対するそれぞれの位置を保存して、別々に
地面の起伏に追従し得るような部材91を介し
て、結合装置5にそれぞれ連結される(第36お
よび37図参照)。このために、該部材91は平
行四辺形に形成され、胴1および2は同一高さで
はない。これらの平行四辺形の各々は2つのリン
ク92および93を有し、該リンクはそれぞれの
端部において、一方において結合装置5上に位置
し、他方において胴1および2の支軸7および8
の上部分89上に位置する軸94および95の回
りに関着されている。勿論、本発明の範囲を逸脱
することなく、上述された様式と異なる様式によ
り該平行四辺形を設置することもできる。これら
の平行四辺形は、同様に止め装置(ここに図示し
ない)を具備し、これにより運搬の或る位置にお
いて、機械の始動のために使用される駆動車輛の
水力持ち上げ装置より、機械が持ち上げられるよ
うに、該平行四辺形装置を無力化することができ
る。上述の実施例における機械は、地面による単
なる駆動により始動され得るものと考えられるの
で、滑り易い区域内を通過する時に、胴1,2の
1つが回転せずに空転する状態が招来される。こ
れを回避するために、第39図示の如く、2つの
胴1および2が、例えば、はめこみ式軸100の
如き伝動部材96により連結される。図示の如く
各胴1および2は、その上部にクラウン歯車97
を具備している。これらのクラウン歯車97の
各々が、円錐歯車98とかみ合つている。この1
対の歯車97―98の各々は、各胴1,2の支軸
7,8に定着された箱99内に収容されている。
両円錐歯車98は、それらを接続するはめこみ式
軸100が胴1および2を同一方向に駆動するよ
うに、それぞれのクラウン歯車97に対し適切に
置かれている。はめこみ式軸100が、胴1およ
び2を、その位置の如何に拘らず、駆動すること
ができるように、該軸100はその両端にカルダ
ン継手101を具備している。
かような構成により、例え胴1または2が滑り
易い区域内を通過するか、または該胴の地面に対
する粘着性が、その駆動を確保するためには余り
少ないとしても、該胴1または2はその回転駆動
を続けることができる。
隣接する胴1および2は、互いに移動されるの
で、これら2つの胴の間に設けられたそらせ板4
6は、それらの移動の際に、これに追従し得るこ
とが重要である。このために、該そらせ板は2つ
の部分102,103により作られて、その各々
が該胴1および2の1つに連結されるのが有利で
ある(第37図参照)。
本発明の要旨範囲を逸脱することなく、特に刈
取られた牧草の列の幅を減少する目的で、既述さ
れた胴を、例えば自動積込機、サイロ貯蔵器、プ
レス、草刈り機械または草刈り、乾燥機の如き牧
草の収穫を行なうべき機械の前方または後方に置
くことができる。
添付図面には、2つの胴を有する機械が示され
ているけれども、胴の数の変更、胴の形状並びに
その相対的位置の変更が、本発明の要旨範囲を逸
脱することなく行なわれることは明らかである。
さらに勿論、多くの他の修正、改良による変形例
が本発明の要旨範囲内に包含されるものと理解す
べきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による機械の全体を示し、第2
図は本発明による機械の上面図、第3図は本発明
による胴のスカートの一変形例の詳細拡大図、第
4図は第3図の線―による突出部の横断面
図、第5図は第3図の線―による突出部の縦
断面図、第6図は本発明の機械の胴のスカートの
他の実施例の垂直断面拡大図、第7図は第2図の
線―によるスカートの部分的切断面図、第8
図はスカートの一変形例の第7図と類似の切断面
図、第9図は本発明による胴のスカートの地面に
対する入射角を変更する手段を具備する胴の切断
面図、第10図は胴のスカートの地面に対する入
射角を変更する手段の一変形例の切断面図、第1
1図は胴の回転中に、地面に対するスカートの入
射角を制御する手段を具備する本発明による胴の
部分的切断面図、第12図は胴の回転中に、地面
に対する胴のスカートの入射角を制御する手段の
一変形例の切断面図、第13図は胴の1つの変形
例の透視図、第14図は刈取られた牧草の裏返し
に適応する本発明による機械の上面図、第15図
は作業中に、牧草から他物体を分離し得る手段を
具備する胴の正面図、第16図は第15図の
―による切断面図、第17図は一変形例の第
15図に類似の正面図、第18図は第17図の線
―による切断面図、第19図は作業中に
牧草から他物体を分離し得る手段の他の実施例の
上面図、第20図は第19図の線―によ
る切断面図、第21図は本発明による機械の一変
形実施例の上面図、第22図は第21図の線XII―
XIIによる切断面図、第23図は胴からの牧草の
取戻しを促進する手段を備えたそらせ板の端部の
実施例の拡大図、第24図は胴からの牧草の取戻
しを促進する手段の一変形例を示し、第25図は
牧草の胴からそらせ板上への通過を促進する他の
手段を備えた本発明による機械の正面図、第26
図は第25図示の機械の上面図、第27図は牧草
の胴およびそのスカートからの解放を促進する手
段の一変形実施例を示し、第28図は側面刈取り
作業を促進する手段の一変形実施例を具備する本
発明による機械の後面図、第29図は第28図示
の機械の上面図、第30図はさらに他の変形実施
例の第28図に示されたものと類似の図面、第3
1図は第30図示の機械の上面図、第32図は他
の変形実施例の第28図に示されたものと類似の
図面、第33図は第32図示の機械の上面図、第
34図は他の変形実施例の第28図に示されたも
のと類似の図面、第35図は第34図示の機械の
上面図、第36図は本発明による機械の他の変形
実施例の上面図、第37図は第36図示の機械の
側面図、第38図は第36および37図示の機械
の胴の1つの前進方向Aに対して垂直な面による
切断面図、第39図は第36図示の機械の変形実
施例の矢印Fによる部分的切断面図である。 1,2:胴、3:胴の支持枠、4:ビーム、
5:3点連結装置、6:ローラ、7,8:胴の中
央支軸、12,13:スカート、17:スカート
の突出部、18:スカートのとげ、19:スカー
トの刻み目、16:スカートの環、23:スカー
トのリム、24:スカートの入射角を調整する
皿、28,35:スカートの入射角を調整するリ
ンク部材、37:スカートの位置調整用カム、1
04,105,106:牧草から他物体を分離す
る手段、46,47,68:そらせ板、56,6
9:運搬帯、63,71:牧草を胴に対して誘導
する車輪、65,72:牧草を胴に対して誘導す
る棒、74,75,76:そらせ板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 垂直または傾斜した軸線の回りに回転する少
    なくとも1つの胴を具備する、牧草を並べまたは
    並べられた牧草を裏返し、または牧草を広げて干
    す干草作りの機械において、該胴はその底部に柔
    軟にして変形可能である厚さの薄いスカートを具
    備し、該スカートは地面の起伏によく追従しなが
    ら、移動すべき牧草の下部にもぐり込み、作業時
    に該スカートの上表面において、該牧草を運搬す
    ることを特徴とするホークを持たない干草作りの
    機械。
JP12278278A 1977-10-07 1978-10-06 Hay making machine without fork Granted JPS5460127A (en)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR7730787A FR2405007A1 (fr) 1977-10-07 1977-10-07 Machine de fenaison sans fourches
FR7820085A FR2428963B2 (fr) 1978-06-23 1978-06-23 Machine de fenaison sans fourches
FR7822906A FR2431820A2 (fr) 1978-07-27 1978-07-27 Machine de fenaison sans fourches

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JPS5460127A JPS5460127A (en) 1979-05-15
JPS6130530B2 true JPS6130530B2 (ja) 1986-07-14

Family

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JP12278278A Granted JPS5460127A (en) 1977-10-07 1978-10-06 Hay making machine without fork

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JP (1) JPS5460127A (ja)
AR (1) AR218338A1 (ja)
BR (1) BR7806624A (ja)
DE (1) DE2843775A1 (ja)
ES (1) ES474007A1 (ja)
GB (1) GB2005523B (ja)
IT (1) IT1206561B (ja)
NL (1) NL7810116A (ja)
NZ (1) NZ188590A (ja)

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