JPS6130238Y2 - - Google Patents

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JPS6130238Y2
JPS6130238Y2 JP8391181U JP8391181U JPS6130238Y2 JP S6130238 Y2 JPS6130238 Y2 JP S6130238Y2 JP 8391181 U JP8391181 U JP 8391181U JP 8391181 U JP8391181 U JP 8391181U JP S6130238 Y2 JPS6130238 Y2 JP S6130238Y2
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JP
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casing
filter element
upstream
filter
cylindrical body
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JP8391181U
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば該燃料加工施設、該燃料再処
理施設、原子力発電所等で発生する放射性粒子含
有高温排ガスからそこに含まれている放射性粒子
を捕集除去するための高性能空気フイルタ装置
(以下、単に「HEPAフイルタ」という)に関
し、更に詳しくは、ケーシングの方は繰返し再使
用可能であり、内部に配置されているフイルタエ
レメントを廃棄物とするような使用後、廃棄物発
生量を大幅に低減させうるようなHEPAフイルタ
に関するものである。
放射性可燃物の焼却炉等から発生する放射性粒
子含有高温排ガス中に含まれている放射性粒子を
捕集除去するために、従来からHEPAフイルタが
多用されている。このような用途において使用さ
れるHEPAフイルタは、通常、ガラス繊維やアス
ベスト繊維等、高温に耐える材料からなるフイル
タエレメントを内蔵しており、その性能はJIS規
格によつて規定されていて気体中の微細粒子を完
全に除去できるものである。
従来、このようなHEPAフイルタを高温の燃焼
排ガスを導く排気ダクトの配管内に接続する方法
として、HEPAフイルタのケーシングをパツキン
グを介して排気口等に圧接し、気密を保ちながら
過するものがあるが、この方法はパツキングか
らの漏洩の可能性やフイルタ交換時に放射性物質
が下流に流れ出す虞れがあるなどの欠点があつ
た。そこで、他の方法として、両端部に管継手部
分を有するケーシングを用い、その管継手部分と
排気ダクトとをビニルバツグを介して連結するも
のがある。このような構成とするとフイルタ交換
の場合、フイルタの上流側と下流側のそれぞれの
ビニルバツグの部分でシールを行つてから、該シ
ール部分で切断してフイルタを分離し、次いで新
たなフイルタを組込むようにするので放射性物質
が外部に洩れる虞れはないが、ケーシングを含め
たフイルタ装置全体が廃棄物となり、廃棄物の量
が多くなるという欠点がある。
一般的にみれば、HEPAフイルタのケーシング
は合板で作られているものが多く、その場合は発
生する廃棄物も可燃性となり減容化が容易であ
る。しかし、焼却炉からの排ガスのような高温の
排ガスを処理するためのHEPAフイルタの場合に
は、フイルタケーシングは耐熱性が必要で、厚肉
の金属、例えば10mm程度の肉厚のステンレス鋼で
作られるのが普通であるし、また、管継手部分に
は断熱材や冷却管等を配設しなければならなくな
るため、放射性物質を含有する高温の排ガスを処
理するためのHEPAフイルタの交換時には多量の
不燃性固体廃棄物が発生することになる。
本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点
を解消し、フイルタの交換に際して、放射性物質
が一切外部に洩れる虞れはなく、しかも固体廃棄
物の発生量を著しく減少させうるような構造の放
射性粒子含有高温排ガス処理用のHEPAフイルタ
を提供することにある。
本考案は、前記目的を達成するために、シール
可能な材質からなる筒状体、いわゆるビニルバツ
グ、を介してケーシングの両端開口部が排気ダク
トの配管路内に直接接続される構造のHEPAフイ
ルタに改良を加え、これまで廃棄物として大きな
比重を占めていた大きな重量及び容量を有してい
るケーシングの主要部分を再利用できるように工
夫したものである。すなわち、ケーシングと比較
して著しく質量の小さな耐熱性材質、例えば1mm
程度の厚さの金属板で作られた排気ガイド用筒体
がケーシング内部の上流側開口部とフイルタエレ
メントとの間を気密的に連結するよう設けられて
おり、主としてこの点に本考案の特徴がある。従
つて、本考案に係るフイルタにおいては、廃棄物
となるのはフイルタエレメントとこの排気ガイド
用筒体及びケーシングの上流側の一部分だけであ
り、従来のこの種用途に用いられていたフイルタ
と比較して廃棄物の発生量を著しく減少させるこ
とができる。
以下図面に基づき本考案について詳述する。第
1図は本考案に係るHEPAフイルタを使用後排気
ダクト配管系から切離した状態を示す説明図であ
る。フイルタは、ケーシング1の内部に放射性粒
子捕集除去用フイルタエレメント2が収容され、
該ケーシング1の両端部がシール可能な材質から
なる筒状体3を介して排気ダクトの配管系(図示
せず)に気密的に接続されて使用される構造であ
る。本実施例では、ケーシング1は、その上流側
の位置(本フイルタが配管系に接続されたときの
ガスの流れを白抜矢印にて示す)に設けたフラン
ジ接続部4によつて上流側部分1aと下流側部分
1bに分割あるいは合体可能となつており、その
両端部には小径の管継手部分5a,5bが連設さ
れた構造となつている。このケーシング1は、高
温の排ガスとの接触に耐え、しかも一定の機械的
強度を保障するため、10mm程度の肉厚の金属、例
えばステンレス鋼で形成されている。フイルタエ
レメント2は、上記ケーシング1の内部中央付近
に着脱自在に挿入され、必要によりケーシング1
に取付けられている支持具11,12によつて支
持される。なおこの場合、支持具11はガス流れ
方向のフイルタエレメント2の動きを規制し、支
持具12はそれと直角方向の動きを規制する機能
を果す。そしてこのフイルタエレメント2の上流
側外縁部とケーシング1の上流側開口縁部との間
に排気ガイド用筒体6が接着、溶接等により気密
的に接続されている。筒体6の上流側端部は上流
側管継手部分5aの開口縁部の外側に折り返えさ
れており、その部分に前記シール可能な材質から
なる筒状体(ビニルバツグ)3が固着される。排
気ガイド用筒体6は、耐熱性で放射性物質を通過
させない材質で作られる必要があり、かつケーシ
ング1と比較して著しく質量の少ないものである
必要がある。この筒体6は、ケーシング1に代つ
て廃棄物となるものであり、通常1mm程度の薄肉
の金属板、例えばステンレス鋼板で製作される。
筒体6の形状は、ケーシング1の内面形状にほぼ
一致する形状でもよいが、ケーシング1との間に
空間7を形成させれば、筒体6の外部への放射性
物質の洩れの有無の確認や除染等を容易に行うこ
とが可能となる。
HEPAフイルタは、前述したようにケーシング
1の両端部がシール可能な材質からなる筒状体3
を介して排気ダクトの配管系に気密的に接続され
て使用される。高温(例えば120℃程度)の排ガ
スは白抜矢印の向きに排気ガイド用筒体6の内部
を通つてフイルタエレメント2へ流れ、そこで排
ガス中に含まれている放射性物質は過補集され
る。なお、筒状体3の外側には冷却手段が設けら
れていて常時冷却されており、筒状体3としてビ
ニルバツグを用いても何等支障はない。長時間に
わたる使用後、交換時期に達したならば、前記筒
状体3の中間部分に熱溶着法等によりシール部1
0を形成し、そのシール部10にて切離せば密封
性を保持しつつ第1図に示すように取出すことが
できる。次に、このようにして分離されている
HEPAフイルタからフイルタエレメントを引抜い
て新しいフイルタエレメントを嵌挿するのである
が、放射能汚染部分はフイルタエレメント2とそ
れよりも上流の排気ガイド用筒体6の内部である
から、ケーシング1に設けたフランジ接続部4で
ケーシング1を分離すれば使用済フイルタエレメ
ントを周囲空間に放射能汚染をおこすことはく取
出すことができる。この場合、廃棄物となるの
は、フイルタエレメント2、排気ガイド用筒体
6、上流側の筒状体3およびケーシングの上流側
部分1aである。従つて、フランジ接続部4はで
きるだけケーシング1の上流側に設けるのが好ま
しい。したがつて上流側部分1aを蓋状体にして
もよい。こうして使用済のフイルタエレメントを
引抜いた後、新しいフイルタエレメント、排気ガ
イド用筒体、ケーシング上流側部分の一体構造体
をケーシング下流側部分にフランジ接続部を用い
て合体すれば、エレメントの交換が完了する。そ
の後、これを排気ダクトの配管系に組込めばよ
い。
第2図は本考案に係るフイルタの他の実施例を
示す説明図である。ケーシング1は、フランジ接
続部4a,4b,4cによつて4部分に分割でき
るようになつている。それらフランジ接続部4
a,4b,4cによつて廃棄されるケーシング部
分は管継手部分5aの先端だけとなり、ケーシン
グ1の他の部分はそのまま再使用可能である。そ
れ故、こ合ようなケーシング構造を採用すれば廃
棄物発生量をより少なく抑えることができる。こ
の他のフイルタ構造や使用法等は前記の実施例の
ものと同様であるから、対応する部分に同一符号
を付し、それらについての記載は省略する。
なお、これらフイルタエレメントの交換作業を
行うに際し、予め塗料等をフイルタエレメントや
排気ガイド用筒体の内面に噴霧するなどして塗布
すれば、汚染が固体され、万一交換時に筒状体3
などが被損しても安全性が保たれるので好まし
い。
以上詳述したように、本考案に係るHEPAフイ
ルタは、重量及び容量が大きいケーシングの大部
分を再使用することができるから、廃棄物の発生
量を従来のものと比較して約1/10程度まで減少さ
せることができ、しかも交換時に放射性物質が外
部に漏出するおそれは一切なく、交換作業が複雑
化することもないなど極めて実用性の高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2
図は他の実施例の説明図である。 1……ケーシング、2……フイルタエレメン
ト、3……シール可能な材質からなる筒状体、4
……フランジ接続部、6……排気ガイド用筒体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングの内部に放射性粒子捕集除去用フイ
    ルタエレメントが収容され、該ケーシングの両端
    部がシール可能な材質からなる筒状体を介して排
    気ダクトの配管系に気密的に接続される構造の高
    性能空気フイルタ装置において、前記ケーシング
    は耐熱材からなりかつその両端部の開口面積が中
    心部の通気面積よりも小さな形状を有し、その上
    流側位置で二以上の部分に分割可能な構造をな
    し、前記フイルタエレメントは該ケーシング内に
    着脱自在に嵌挿配置されるとともに支持具により
    所定位置に支持され、該フイルタエレメントの上
    流側外縁部と前記ケーシングの上流側開口外縁部
    との間が薄肉の耐熱材からなる排気ガイド用筒体
    で気密的に連結されていることを特徴とする放射
    性粒子含有高温排ガス処理用の放射性物質除去用
    高性能空気フイルタ装置。
JP8391181U 1981-06-08 1981-06-08 Expired JPS6130238Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8391181U JPS6130238Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8391181U JPS6130238Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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Publication Number Publication Date
JPS57196399U JPS57196399U (ja) 1982-12-13
JPS6130238Y2 true JPS6130238Y2 (ja) 1986-09-04

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ID=29879302

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JP8391181U Expired JPS6130238Y2 (ja) 1981-06-08 1981-06-08

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