JPS6130080B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6130080B2 JPS6130080B2 JP58028327A JP2832783A JPS6130080B2 JP S6130080 B2 JPS6130080 B2 JP S6130080B2 JP 58028327 A JP58028327 A JP 58028327A JP 2832783 A JP2832783 A JP 2832783A JP S6130080 B2 JPS6130080 B2 JP S6130080B2
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- paper stock
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- 239000006185 dispersion Substances 0.000 claims description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 2
- 238000005054 agglomeration Methods 0.000 description 1
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紙の製造工程に於いて、紙の地合、非
等向性等を向上させる為、ヘツドボツクス特にヘ
ツドボツクスのスライス部で紙料を分散(紙料中
の繊維分の分散)させる為の紙料の分散装置に関
する。
等向性等を向上させる為、ヘツドボツクス特にヘ
ツドボツクスのスライス部で紙料を分散(紙料中
の繊維分の分散)させる為の紙料の分散装置に関
する。
第1図は従来のヘツドボツクスを示すものであ
り、その概略を説明すると、ヘツドボツクス1に
送り込まれた紙料はボツクス2で精選され、スラ
イス部3で徐々に厚みを減じられ所定の厚みとな
つて送出される。斯かる抄紙過程でスライス部3
と紙料が通過する際流れが単調となつて、紙料の
分散が十分でなくフロツキング現象が発生、、或
は地合、非等向性が低下し所望の紙質が得られな
い。この為、第1図に示す様にスライス部3の上
下壁面に突起物4を設け、或は流路5をジグザグ
状にして紙料の分散を行つている。然し、上記し
た従来の方式であると紙料分散は、紙料自身の流
れ力を利用するものであり、分散作用には限度が
あり充分でない場合もある。
り、その概略を説明すると、ヘツドボツクス1に
送り込まれた紙料はボツクス2で精選され、スラ
イス部3で徐々に厚みを減じられ所定の厚みとな
つて送出される。斯かる抄紙過程でスライス部3
と紙料が通過する際流れが単調となつて、紙料の
分散が十分でなくフロツキング現象が発生、、或
は地合、非等向性が低下し所望の紙質が得られな
い。この為、第1図に示す様にスライス部3の上
下壁面に突起物4を設け、或は流路5をジグザグ
状にして紙料の分散を行つている。然し、上記し
た従来の方式であると紙料分散は、紙料自身の流
れ力を利用するものであり、分散作用には限度が
あり充分でない場合もある。
本発明は斯かる不具合を是正すべくなしたもの
であり、スライス部の上下壁面の一部に流れ面に
対して平行な振動を与えて紙料の分散を所望の状
態とし、紙の地合、非等向性を向上させることを
目的とするものである。
であり、スライス部の上下壁面の一部に流れ面に
対して平行な振動を与えて紙料の分散を所望の状
態とし、紙の地合、非等向性を向上させることを
目的とするものである。
以下図面を参照しつつ本発明の実施例を説明す
る。
る。
第2図は本発明を実施するに好ましいヘツドボ
ツクスの概略図であり、図中2はボツクス、3は
スライス部を示し、該スライス部3の中途部に紙
料分散装置6を設ける。該紙料分散装置6は上板
7の一部を成す加振板8を備えていて、加振板8
を所要の方向(第2図では流れ面に対し平行且流
れに対し直角は方向即ち紙面に対して垂直な方
向)に加振し、スライス部3を流れる紙料に対し
て積極的に外力を加えるものである。本発明によ
つて紙料の流れの状態を乱さず、繊維の凝集(フ
ロツキング現象)を防止し、既に凝集した繊維に
ついては外力を加えて、紙料の分散を促進させる
ものである。
ツクスの概略図であり、図中2はボツクス、3は
スライス部を示し、該スライス部3の中途部に紙
料分散装置6を設ける。該紙料分散装置6は上板
7の一部を成す加振板8を備えていて、加振板8
を所要の方向(第2図では流れ面に対し平行且流
れに対し直角は方向即ち紙面に対して垂直な方
向)に加振し、スライス部3を流れる紙料に対し
て積極的に外力を加えるものである。本発明によ
つて紙料の流れの状態を乱さず、繊維の凝集(フ
ロツキング現象)を防止し、既に凝集した繊維に
ついては外力を加えて、紙料の分散を促進させる
ものである。
以下、第3図〜第5図に於いて紙料分散装置6
について詳述する。
について詳述する。
紙料分散装置6はスライス部3の中途部を構成
する様に作られており、紙料分散装置6の上路壁
9はスライス部3の上板7と、下路壁10は下板
11と連続している。
する様に作られており、紙料分散装置6の上路壁
9はスライス部3の上板7と、下路壁10は下板
11と連続している。
上路壁9に矩形の窓孔12を穿設し、紙料の流
れAと平行な窓孔12の2側面のスポンジ等可撓
性の補足部材13を固着し、該窓孔12に断面が
凸形状の加振板8を前記補足部材13を所要量圧
縮させた状態で摺動自在に嵌合する。
れAと平行な窓孔12の2側面のスポンジ等可撓
性の補足部材13を固着し、該窓孔12に断面が
凸形状の加振板8を前記補足部材13を所要量圧
縮させた状態で摺動自在に嵌合する。
加振板8の鍔部14を上路壁9上面に固着した
ガイド15で押え込み、鍔部14と上路壁9との
間にシール16を挾設し、鍔部14とガイド15
間に軸受17を挾設し、加振板8が水密状態を維
持しつつ所要ストロークで摺動し得る様にする。
又、加振板8の凸部18の中央には取付孔19を
穿設し、取付孔19に着脱可能な路壁ユニツト2
0を水密に嵌着する。而して、前記補足部材1
3、加振板8、路壁ユニツト20の流路5に露出
する面は上路壁9の流路面21と面一になる様に
する。又、下路壁10の前記路壁ユニツト20と
対向する位置に路壁ユニツト22を着脱可能に嵌
着し、下路壁10の流路面23と路壁ユニツト2
2の流路5に露出する面とを面一にする。前記し
た加振板8は図示しない所要の加振装置に連結し
ており、該加振装置によつて、加振板8を流れA
と直角な方向、流れ面に対し平行な方向に振動さ
せる様にする。
ガイド15で押え込み、鍔部14と上路壁9との
間にシール16を挾設し、鍔部14とガイド15
間に軸受17を挾設し、加振板8が水密状態を維
持しつつ所要ストロークで摺動し得る様にする。
又、加振板8の凸部18の中央には取付孔19を
穿設し、取付孔19に着脱可能な路壁ユニツト2
0を水密に嵌着する。而して、前記補足部材1
3、加振板8、路壁ユニツト20の流路5に露出
する面は上路壁9の流路面21と面一になる様に
する。又、下路壁10の前記路壁ユニツト20と
対向する位置に路壁ユニツト22を着脱可能に嵌
着し、下路壁10の流路面23と路壁ユニツト2
2の流路5に露出する面とを面一にする。前記し
た加振板8は図示しない所要の加振装置に連結し
ており、該加振装置によつて、加振板8を流れA
と直角な方向、流れ面に対し平行な方向に振動さ
せる様にする。
次に作動を説明すると、流路5に紙料を流した
状態で、加振装置により加振板8を振動させる
と、紙料と加振板8、路壁ユニツト20との境界
に剪断力が与えられ、紙料特に流れの上層部に分
散作用を及ぼす。この加振板8の加振状態で、窓
孔12と加振板8の凸部18との空間部は補足部
材13で充填されており、而も補足部材13は可
撓性で加振板8の動きに追従するので流路面21
との面一状態は変化することなく紙料の流れを乱
すことはない。
状態で、加振装置により加振板8を振動させる
と、紙料と加振板8、路壁ユニツト20との境界
に剪断力が与えられ、紙料特に流れの上層部に分
散作用を及ぼす。この加振板8の加振状態で、窓
孔12と加振板8の凸部18との空間部は補足部
材13で充填されており、而も補足部材13は可
撓性で加振板8の動きに追従するので流路面21
との面一状態は変化することなく紙料の流れを乱
すことはない。
尚、前記加振板8、路壁ユニツト20及び22
の流路側露出面は平滑でもよいが、紙料の質、濃
度等に応じて分散作用の効果を変えたい場合は、
露出面に突起を設け或は適宜形状の溝を刻設す
る。更に、路壁ユニツト20,22は露出面の性
状(突起、溝の形状等)を変えたものを複数用意
しておき、適宜交換する様にすれば、紙料の性質
等が変つても最適の分散効果が得られる。
の流路側露出面は平滑でもよいが、紙料の質、濃
度等に応じて分散作用の効果を変えたい場合は、
露出面に突起を設け或は適宜形状の溝を刻設す
る。更に、路壁ユニツト20,22は露出面の性
状(突起、溝の形状等)を変えたものを複数用意
しておき、適宜交換する様にすれば、紙料の性質
等が変つても最適の分散効果が得られる。
尚、上記実施例は本発明を限定するものではな
く、加振板を紙料の流れ方向と平行に振動させて
もよいこと、加振板の振動ストロークを可変とし
てもよいこと、加振板を上路壁側だけでなく下路
壁側にも設けること、この時対向させても流れ方
向にずらしてもよいこと、加振板を特に設けなく
て上路壁、下路壁自体を振動させること等本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
く、加振板を紙料の流れ方向と平行に振動させて
もよいこと、加振板の振動ストロークを可変とし
てもよいこと、加振板を上路壁側だけでなく下路
壁側にも設けること、この時対向させても流れ方
向にずらしてもよいこと、加振板を特に設けなく
て上路壁、下路壁自体を振動させること等本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
以上述べた如く本発明によれば、紙料の流れが
単調となりやすいヘツドボツクスのスライス部に
外部から振動による剪断力を加えて積極的に紙料
の分散を促進する様にしたので、紙料に振動等を
生じさせることなく紙の地合、非等向性等が向上
し品質の大幅な改善が図り得る。
単調となりやすいヘツドボツクスのスライス部に
外部から振動による剪断力を加えて積極的に紙料
の分散を促進する様にしたので、紙料に振動等を
生じさせることなく紙の地合、非等向性等が向上
し品質の大幅な改善が図り得る。
第1図は従来のヘツドボツクスの説明図、第2
図は本発明を実施するに好ましいヘツドボツクス
の説明図、第3図〜第5図は本発明に係る紙料の
分散装置であつて第3図は縦断面図、第4図は部
分平面図、第5図は部分正断面図である。 3はスライス部、5は流路、8は加振板、9は
上路壁、10は下路壁を示す。
図は本発明を実施するに好ましいヘツドボツクス
の説明図、第3図〜第5図は本発明に係る紙料の
分散装置であつて第3図は縦断面図、第4図は部
分平面図、第5図は部分正断面図である。 3はスライス部、5は流路、8は加振板、9は
上路壁、10は下路壁を示す。
Claims (1)
- 1 スライス部の流路の一部を構成する加振板を
流れ面に対し平行に摺動自在とし、駆動装置によ
り振動させ得る様構成したことを特徴とするヘツ
ドボツクスに於ける紙料の分散装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2832783A JPS59157394A (ja) | 1983-02-22 | 1983-02-22 | ヘツドボツクスに於ける紙料の分散装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2832783A JPS59157394A (ja) | 1983-02-22 | 1983-02-22 | ヘツドボツクスに於ける紙料の分散装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59157394A JPS59157394A (ja) | 1984-09-06 |
JPS6130080B2 true JPS6130080B2 (ja) | 1986-07-10 |
Family
ID=12245512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2832783A Granted JPS59157394A (ja) | 1983-02-22 | 1983-02-22 | ヘツドボツクスに於ける紙料の分散装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59157394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319593U (ja) * | 1986-07-23 | 1988-02-09 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5632995B2 (ja) * | 2009-08-03 | 2014-12-03 | デュプロ精工株式会社 | ヘッドボックス、抄紙装置及び製紙装置 |
CN104790244B (zh) * | 2015-04-23 | 2016-08-24 | 陕西科技大学 | 一种湍流辊 |
-
1983
- 1983-02-22 JP JP2832783A patent/JPS59157394A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319593U (ja) * | 1986-07-23 | 1988-02-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59157394A (ja) | 1984-09-06 |
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