JPS6129834A - 放射線画像情報記録読取装置 - Google Patents

放射線画像情報記録読取装置

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JPS6129834A
JPS6129834A JP15099784A JP15099784A JPS6129834A JP S6129834 A JPS6129834 A JP S6129834A JP 15099784 A JP15099784 A JP 15099784A JP 15099784 A JP15099784 A JP 15099784A JP S6129834 A JPS6129834 A JP S6129834A
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radiation
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    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/2012Measuring radiation intensity with scintillation detectors using stimulable phosphors, e.g. stimulable phosphor sheets
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    • GPHYSICS
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    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
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    • G01T1/2012Measuring radiation intensity with scintillation detectors using stimulable phosphors, e.g. stimulable phosphor sheets
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) 本発明は、蓄積性螢光体シートに放射線画像情報を蓄積
記録し、次いでこれに励起光を照射し、蓄積記録された
画像情報に応じて輝尽発光する光を検出して画像情報を
読取り電気信号に変換する放射線画像情報記録読取装置
に関し、さらに詳細には蓄積性螢光体シートを装置内で
循環再使用するようにした放射線画像情報記録読取装置
に関するものである。
(発明の技術的背景および先行技術) ある種の螢光体に放射線(X線、α線、β線、γ線、紫
外線等)を照射すると、この放射線のエネルギーの一部
がその螢光体中に蓄積され、その後その螢光体に可視光
等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じ
て螢光体が輝尽発光を示す。このような性質を示す螢光
体を蓄積性螢光体と言う。
この蓄積性螢光体を利用して、人体等の被写体の放射線
画像情報を一旦蓄積性螢光体のシート(以下、蓄積性螢
光体シートと称する)に記録し、これを励起光で走査し
て輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電的に読み取って
画像信号を得、この画像信号を処理して診断適性の良い
被写体の放射線画像を得る方法が提案されている(例え
ば特開昭55−12429号、同55−116340号
、同55+−163472号、同56−11395号、
同56−104645号など)。この最終的な画像はハ
ードコピーとして再生したり、あるいはCRT上に再生
したりすることができる。とにかく、このような放射線
画像情報記録再生方法においては、蓄積性螢光体シート
は最終的に画像情報を記録せず、上記のような最終的な
記録媒体に画像を与えるために一時的に画像情報を担持
するものであるから、この蓄積性螢光体シートは繰り返
し使用するようにしてもよく、またそのように繰返し使
用すれば極めて経済的である。
また、例えばX[i彫型のような移動ステーションに蓄
積性螢光体シートを使用する放射線画像情報記録読取装
置を装備し、集団検診のために各所へ出張してX線撮影
をするような場合には、蓄積性螢光体シートを多数重に
積載して行くのは不便であり、また移動車に積載できる
シートの数には限りがある。従って、蓄積性螢光体シー
トを繰返し使用可能なようにして移動車に積載し、これ
に被写体毎の放射線画像情報を記録し、それを読み出し
て得た 画像信号を磁気テープ等の記憶容量の大きい記
録媒体に写し、蓄積性螢光体シート等を循環再使用する
ようにすれば移動車によって多数の被写体の放射線画像
を撮影することができるので実用上極めて有用である。
さらに、この循環再使用により、連続撮影を行なえば、
集団検診において撮影のスピードを上げることもでき、
実用上の効果は極めて大きい。
上記のように蓄積性螢光体シートを再使用するには、輝
尽発光光が読み取られた後の蓄積性螢光体シートに残存
する放射線エネルギーを、例えば特開昭56−1139
2号、同56−12599号に示されるようにシートに
光や熱を照射することによって放出させて残存放射線画
像を消去し、この蓄積性螢光体シートを再度放射線画像
記録に使用でればよい。
そこで本出願人は、放射線画像を蓄積記録しつる蓄積性
螢光体シートを所定の循環通路に沿って搬送する循環搬
送手段と、前記循環通路にあって、前記シートに被写体
を通してM射線を照射することにより、このシート−V
に被写体の放射線画像情報を蓄積記録する画像記録部と
、前記循環通路にあって、前記画像記録部において放射
線画像情報を蓄積記録されたシートを走査する励起光を
発する励起光源およびこの励起光により走査されたシー
トから発せられた輝尽発光光を読み取って画像信号を得
る光電読取手段からなる画像読取部と、前記循環通路に
あって、前記画像読取部において画像読取りが行なわれ
た後のシートに画像記録がなされるのに先行してこのシ
ートに残存する放射線エネルギーを放出させる消去部と
を1つの装置に組み込み、上記蓄積性螢光体シートを上
記各部間を循環させて繰り返し使用するようにした放射
線画像情報記録読取装置を先に提案した(特願昭58−
66730号)。このような構造の放射線画像情報記録
読取装置によれば、放射線画像情報の記録、読取りを連
続的に能率的に行なうことができる。
ところで上記放射線画像情報記録読取装置の消去部は、
前述したように蓄積性螢光体シートに光や熱を照射し、
それによって蓄積性螢光体シートの残存放飼線エネルギ
ーを放出させるものであるが、蓄積性螢光体シートを再
使用可能とするためには、上記残存放射線エネルギーが
大きい場合はどより多聞の光あるいは熱をシートに照射
することが必要である(すなわち残存放射線エネルギー
の放出量は光や熱の照射量増大に応じて増大する)そこ
で上記消去部における光あるいは熱の照射量は、それを
一定とする場合には、通常想定される蓄積性螢光体シー
トの最大残存放射線エネルギーをほぼ完全に(すなわち
次回の画像記録に支障の無い程度まで)放出できるよう
に設定される。また画像消去に要するエネルギーおよび
時間の低減を目的として、消去部の光あるいは熱の照t
JAaを蓄積性螢光体シートの残存放射線エネルギーの
大小に応じて制御する場合においても、その制御ωの最
大値は、上記通常想定される蓄積性螢光体シートの最大
残存放射線エネルギーをほぼ完全に放出できる値に設定
される。
ところが特殊な放射線撮影等の際には、通常よりも極め
て大量の放射線が蓄積性螢光体シートに照射されること
があり、このように放射線が大量曝射された蓄積性螢光
体シートにあっては、画像読取り後の残存エネルギーも
通常想定される最大値を超えていることが多い。そこで
このような特別の蓄積性螢光体シートが消去部に送られ
て来た場合には、光あるいは熱を特別に長時間照射する
のが望ましく、そうすればこの放射線が大石嘔躬された
シートも画像記録のために再使用可能となる。
しかしながら、上記のJ:うに放射線が大量11DJさ
れた警積性螢光体シートに対して、消去部において特別
に長時間をか【プて画像消去を行なうと、この消去部で
蓄積性螢光体シートの流れが渋滞し、画像記録、読取り
処理を中断せざるを得なくなる。
(発明の目的) 本発明は上記の、ような事情に鑑みてなされたものであ
り、消去部における蓄積性螢光体シートの流れの渋滞を
解消し、よって画像記録、読取りの処理速度を十分に高
めることができる放射線画像情報記録読取装置を提供す
ることを目的とするものである。
(発明の構成) 本発明の放射線画像情報記録読取装置は、蓄積性螢光体
シートを複数枚循環搬送するW環搬送手段、前述したよ
うな画像記録部、画像読取部、および消去部を備えてな
る放射線画像情報記録読取装置において、特別に放射線
が大量曝射された蓄積性螢光体シートに対しても消去部
において特に長時間の光あるいは熱の照射は行なわない
ようにしたものであり、その代わり前記消去部から排出
されたシートの残存放射線エネルギーレベルを検出する
エネルギーレベル検出手段と、このエネルキーレベル検
出手段の出力を受け、上記残存放射線エネルギーレベル
が所定値(すなわち画像記録に支障が生じるような値)
を超えているシートが画像記録部に供給されたとき、こ
のシートが該画像記録部を素通りするように前記循環搬
送手段を制御する制御手段とを設(プたことを特徴とす
るものである。
特別に放射線が大量@射された蓄積性螢光体シーj〜に
対して、消去部において特別に長1i111をかけて画
像消去をしなければ、この消去部においてシー]−の流
れが渋滞することがない。そしてこのようなシートは画
像記録部を索通りさせて画像記録に使用しなければ、不
良な放射線画像が記録されることはないし、消去に長R
間を必要としないその伯の蓄積性螢光体シートを順次使
用して、放射線画像情報の記録、読取りを滞りなく高速
で行ないつる。
上記画像記録および読取りに使用されなかった蓄積性螢
光体シートも、循環通路を循環搬送されて何回か消去部
を通過するうちに、画像記録に再使用可能な程度までそ
の残存放射線エネルギーが放出される。そうなればこの
蓄積性螢光体シートも通常通り使用して、画像記録およ
び読取りが行なわれるようになる。また上記画像記録お
よび読取りに使用されなかった蓄積性螢光体シートが何
回も消去部を通されないうちに、放射線画像の記録、読
取りがひとまず終了したような場合には、マニュアル操
作によりこのシートを消去部に送り、長FR間かけて該
シートの画像消去を行ない、直ちに再使用可能な状態に
しておいてもよい。
(実施態様) 以下、図面を参照して本発明の実施態様を詳細に説明す
る。
図は本発明の放射線画像情報記録読取装置の一実施態様
を示すものであり、図示されるように放射線画像情報記
録読取装置内には、エンドレスベルト1.2.3.4.
5.6.7.8.9.10と、エンドレスベル1−1.
6.7.10にそれぞれ従動回転する案内ローラ11.
12.13.14と、ガイド板15.16.17.18
.19.20.21と、ニップローラ22、23.24
.25とからなるシート搬送用の循環通路26が構成さ
れており、この循環通路26内には複数加(本例では一
例として5枚)の蓄積性螢光体シー]へ30が互いに適
宜間隔をおいて配され、これら蓄積性螢光体シート30
はシート循環搬送手段としての上記エンドレスベルト1
〜10と、ニップローラ22.23.24.25とによ
り、図中の矢印六方向に循環搬送されるようになってい
る。
上記エンドレスベルト2.3は互いの間に蓄積性螢光体
シート30を垂直に保持するように構成されており、こ
れらのエンドレスベルト2.3の側方(図中左方)には
撮影台41が設けられ、またこの撮影台41を間におい
て上記エンドレスベルト2.3に対向する位置には例え
ばX線源等の放射線源42が設【プられて、これら撮影
台41と放射線源42とにより画像記録部40が構成さ
れている。被検者(被写体)43の放射線撮影時、撮影
に使用されるシート30は図示のようにエンドレスベル
ト2.3の間に保持され、被検者43が撮影台41の前
面に位置した状態で放射線源42が作動される。それに
よ=12− り上記被検者43の透過放射線画像がシート30上に投
影され、被検者43の放射線画像情報が該シート30に
蓄積記録される。
循環通路26の図中下部右端位置には、画像読取部50
が設けられている。この画像読取部50において、該読
取部50の一部を構成するエンドレスベルト8の上方に
はレーザ光源51が設置され、またその出力レーザ光5
2をエンドレスベルト8上のシート30上にその幅方向
に走査させるためのミラー53およびガルバノメータミ
ラー54が設けられている。
このガルバノメータミラー54の往復揺動により、レー
ザ光52が、放射線画像の蓄積記録されたシート30上
に主走査される。なおこのシート30は、前記画像記録
部40において放射線画像が記録された後、シート循環
搬送手段を駆動させてこの画像読取部50に搬送されて
来る。レーザ光52のシート30上の走査位置には、主
走査線に沿って集光用反射ミラー55と集光光学素子5
6が配されている。レーザ光52が照射されたシート3
0から放射され直接上記集光光学素子56に進む輝尽発
光光と、同じくシ−ト30から散開され集光用反射ミラ
ー55で反射された輝尽発光光とが集光光学素子56の
入射端面56Aからこの集光光学素子56に入射し、こ
の中を全反射により案内されて該素子56の剣山端面5
6Bに接続されたフォトマル51に受光され、輝尽発光
光が光電的に読み取られる。上記のようにレーザ光52
の主走査が行なわれるのと同時に、シート30はエンド
レスベルト8により図中矢印爪方向(すなわち上記主走
査の方向と略直角な方向)に搬送されて副走査がなされ
、シート30の全面に亘って蓄積放射線画像情報が読み
取られる。フォトマル57によって読み取られた画像信
号S1は、画像処理回路60に伝えられ必要な画像処理
が施された上、必要な画像再生装置61へ送られる。前
述のように、この再生装置は、CRT等のディスプレイ
でもよいし、感光フィルムに光走査記録を行なう記録装
置でもよいし、あるいはそのために一旦磁気テープ等の
記憶装置に記録するものでもよい。
画像読取りが終了したシート30は、エンドレスベルト
9.10により、ガイド板18に沿って搬送され、ニッ
プローラ22、ガイド板19、ニップローラ23を通し
て消去部70に送られる。この消去部70は函体71と
、この函体71の内部に多数並べられた螢光灯等の消去
光8I72とからなるものであり、シート30はシャッ
タ73が開かれてから、ニップローラ23により函体1
1内に搬送される。シート30が函体71内に送られる
と、上記シャッタ13が閉じられ、その後消去光源72
が点灯される。これらの消去光源72は、シート30の
蓄積性螢光体の励起波長領域の光を主に発するものであ
り、前記画像読取り後にシート30に残存していた放射
線エネルギーは、シート30にこのような光が照射され
ることにより該シート30から放出される。なおこのと
き前記シャッタ73が閉じられているので、消去光が漏
れて画像読取部50に侵入し読取信号にノイズを発生さ
せることがない。
こうして再び放射線画像情報の記録が可能な程度に画像
(残像)消去がなされたシート30は、ニップローラ2
4を回転させて消去部10外に排出される。排出された
シート30はガイド板20を通して二ツブローラ25ま
で送られ、次にこのニップローラ25によりガイド板2
1に沿って前記エンドレスベルト1に送られ、以下前記
と同様にして画像記録部40に送られて放射線撮影に使
用される。
ここで前記消去部70と、シート循環搬送手段としての
エンドレスベルト1〜10.ニップローラ22〜25は
、それぞれ消去制御部70Aとシート搬送制御部26A
によって制御されて、以上説明したように作動する。そ
して前述したフォトマル51が出力する画像信号S1は
、画像処理回路60に送られて画像再生に供されるとと
もに、エネルギーレベル検出回路80に入力されるよう
になっており、またこのエネルギーレベル検出回路80
には上記消去制御部70Aから、消去部70におけるシ
ート30への照射光量(照度×照射時間)を示す照射光
組信号S2が入力されるようになっている。ここで上記
画像信号S1はシート30に蓄積された放射線エネルギ
ーレベルに対応し、一方上記照射光徂は消去部70にお
いてシート30から放出される放射線エネルギーレベル
に対応する。そこでエネルギーレベル検出回路80は一
例として上記画像信号S1の最大値(すなわち通常は放
射線画像の背景部分の画像信号であり、放射線エネルギ
ーの最大レベルを示している)と、消去部10の照射光
量を示す照射光最信号S2をもとに、消去部70から排
出されるシート30に残存すると見込まれる放射線エネ
ルギーレベルの最大値を間接的に求める。エネルギーレ
ベル検出回路80は、この最大残存放射線エネルギーレ
ベルを示ザエネルギーレベル信号S3を制御回路81に
入力し、またこの制御回路81には前述したシート搬送
制御部26Aからシート位置信号S4が入力され、該制
御回路81は各シート30毎にその最大放射線エネルギ
ーレベルを求める。
前記消去部70におけるシート30への照射光量(照度
×照射時間)は一定であってもよいし、あるいは例えば
上記画像信号S1からシート30上の放射線エネルギー
レベルを検出し、その値の大小に応じて増減されてもよ
いが、とにかくこの消去部70においては、通常想定さ
れるシート30の最大残存放射線エネルギーをほぼ完全
に放出させ−〔該シート30を画像記録に再使用可能と
じつる十分な光量の光がシート30に照射される。
ところが前述したように、画像読取部50において特殊
な放射線撮影が行なわれる等して、シート30に極めて
大量の放射線が曝射されることがある。
このような特別の場合には、画像読取り後のシート30
に残存する放射線エネルギーのレベルが特に高くなり、
このシート30を消去部70に通しても、残存放射線エ
ネルギーが完全に放出されず、シート30に次の画像記
録に支障となる画像(残像)が残ってしまう。このよう
な不具合に対処するため上記制御回路81には、シート
30上の最大残存放射線エネルギーレベルの所定値、す
なわちこの値を超えるレベルの放射線エネルギーがシー
ト30上に残存していると次の画像記録に支障が生じる
という値を相持する所定エネルギーレベル信号S5が、
信号発生回路82から入力され、該制御回路81はこの
所定エネルギーレベル信号S5と前記エネルギーレベル
信号S3とを比較する。勿論通常は、上記最大残存放射
線エネルギーレベルは上記所定値以下となっているが、
前述のように特別なシート30について希に最大残存放
射線エネルギーレベルが上記所定値を超えた場合、制御
回路81は通過信号S6を発生してそれをホールドし、
シート搬送制御部26Aからそのシート30が画像記録
部4oに搬送されたことを通知されると、該通過信号S
6をシート搬送制御部26Aに入力する。シート搬送制
御部26Aはこの通過信号S6を受けると、通常はシー
ト30を画像記録部40の所定の撮影位置に停止させる
ように駆動制御するエンドレスベルト2.3を、駆動し
たままにする。それにより上記特別に放射線が大量曝射
されたシート30は、この画像記録部40を素通りして
しまう。したがってこの残存放射線エネルギーレベルが
特別に高くて画像記録に不適であるシート30は、画像
記録のために再使用されないので、このシート30を用
いて不良な放射線画像が記録、再生されることがない。
画像読取部50においては、上記特別のシート30を通
常の場合と同様に搬送してもよいが、好ましくは該特別
のシート30からの読取画像信号は前記画像処理回路6
0に送らないようにし、またエンドレスベルト8は前記
副走査のための送り速度よりも高速で駆動して、該シー
ト30を素早く搬送するとよい。
上記のように再使用されなかったシート30も、1度滌
去部70を通過しているから、その残存放射線エネルギ
ーレベルは前回の画像読取り直後よりも低下している。
したがって上記のように画像読取部50をこのシート3
0が通過した際に得られた画像信号S1がエネルギーレ
ベル検出回路80に送られれば、■ネルキーレベル信号
S3が所定エネルギーレベル信号S5を下回ることもあ
る。したがってこの場合には、制御回路81から前記通
過信号S6は出力されず、次回このシート30が画像記
録部40に送られれば、通常の画像記録がなされる。
しかし上記エネルギーレベル信号S3が、再度所定エネ
ルギーレベル信号S5を上回っていれば、次回もこのシ
ート30に関して上記通過信号S6が出力され、該シー
ト30を用いた画像記録は行なわれないが、該シート3
0が消去部10を通過する度にこのシート30の残存放
射線エネルギーが放出され低下するから、そのうちに再
使用可能な状態になる。
前述の通り、シート30に極めて大量の放射線が曝射さ
れることは希であるので、放射線が大量曝射されたシー
ト30を放射線画像情報記録、読取りに使用しなくとも
、その他のシート30を用いて放射線画像情報記録、読
取りを連続的に行なうことができる。そして上記放射線
が大量曝射されたシート30が消去部70に送られても
、この消去部70において特別に長時間をかけて画像消
去するようにはしていないので、この消去部70におい
てシート30が渋滞することが無く、放射線画像情報記
録、読取りは中断することなく連続的に高速で行なわれ
うる。
なお各シート30の循環通路26内の位置が位置表示手
段によって表示される場合には、あるシート30が制御
回路81により再使用不可能と判断された際に、その様
なシート30が有る旨を表示するようにしておくことが
好ましい。そうすれば、再使用不可能なシート30が有
るまま一旦画像記録、読取りが終了したような場合には
、上記位置表示手段を見ながらマニュアル操作によりそ
の再使用不可能なシート30を消去部70に送り、装置
休止中に該消去部70において長時間をかけて該シート
30の画像消去を行ない、次に装置を作動させる際に、
上記再使用不可能なシーh30を直ちに画像記録、読取
りに使用リ−ることができる。
以上説明した実施態様においては、消去部70からIJ
I出されたシート30の残存放射線エネルギーレベルが
、該シート30の読取画像信号81と、消去部10にお
(プるシート30への照射光量とから間接的に検出され
るようになっているが、この残存放射線エネルギーレベ
ルは、上記のようにして検出する他、消去部70から排
出されたシート30の残存放射線エネルギーレベルを直
接検出して求めるようにしてもよいし、あるいは放射線
源42の放射線照射量と、消去部70にお(〕るシート
30への消去光照射量とから間接的に求めることもでき
る。
また上記実施態様においては、消去部10から排出され
たシート30の残存放射線エネルギーレベルの最大値を
所定値と比較するようにしているが、その他例えばシー
ト30の残存放射線エネルギーレベルの平均値を所定値
と比較し、該平均値が所定値を超えたならばそのシート
30を画像記録部40において素通りさせるようにして
もよい。
さらに、循環通路26に配する蓄積性螢光体シートの数
は、上記実施態様における5枚に限られるものではない
が、2枚以上使用しなければ、該シートを画像記録部に
おいて素通りさせても処理速度を高める効果が得られな
いことは勿論である。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の放射線画像情報記録読
取装置は、蓄積性螢光体シートが画像記録、読取り、消
去の各部を循環移動されるようになっているので、シー
トが繰返し使用され、かつ全体にコンパクトに構成され
るので、特に車に積載して使用される場合等に好適であ
る。そして本発明の放射線画像情報記録読取装置におい
ては、いかに高いレベルの放射線エネルギーが残存して
いる蓄積性螢光体シートが消去部に送られても、該シー
トが消去部にJ3いて渋滞することが無いので、放射線
画像情報の記録、読取りは中断することなく連続的に高
速で行なわれるようになる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の放射線画像情報記録読取装置の一実施態様
を示す概略図である。 1〜10・・・エンドレスベルト 11〜14・・・案内ローラ  15〜21・・・ガイ
ド板22〜25・・・ニップローラ 26・・・循環通
路30・・・蓄積性螢光体シート4 0・・・画像記録部    50・・・画像読取部70
・・・消去部 80・・・エネルギーレベル検出回路 81・・・制御回路     82・・・信号発生回路
(自 発)手続ネ甫正書 特許庁長官 殿            昭和60年7
月5日2、発明の名称 放射線画像情報記録読取装置 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 任 所   神奈川県南足柄市中沼210番地名 称 
   富士写真フィルム株式会社4、代理人 東京都港区六本木5丁目2番1号 はうらいやビル 7階

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)放射線画像情報を蓄積記録しうる複数の蓄積性螢
    光体シートを、所定の循環通路に沿って搬送する循環搬
    送手段、 前記循環通路にあって、前記シートに被写体を通して放
    射線を照射することにより、このシート上に被写体の放
    射線画像情報を蓄積記録する画像記録部、 前記循環通路にあって、前記画像記録部において放射線
    画像情報が蓄積記録されたシートを走査する励起光を発
    する励起光源と、この励起光により走査されたシートか
    ら発せられた輝尽発光光を読み取って画像信号を得る光
    電読取手段とを有する画像読取部、 前記循環通路にあって、前記画像読取部において画像読
    取が行なわれた後のシートに画像記録がなされるのに先
    行してこのシートに残存する放射線エネルギーを放出さ
    せる消去部、 この消去部から排出されたシートの残存放射線エネルギ
    ーレベルを検出するエネルギーレベル検出手段、および このエネルギーレベル検出手段の出力を受け、前記残存
    放射線エネルギーレベルが所定値を超えているシートが
    前記画像記録部に供給されたとき、このシートが該画像
    記録部を素通りするように前記循環搬送手段を制御する
    制御手段を備えたことを特徴とする放射線画像情報記録
    読取装置。
  2. (2)前記エネルギーレベル検出手段が、前記画像読取
    部において得られたシートの読取画像信号と、前記消去
    部におけるシートへの消去光照射量とから間接的に前記
    残存放射線エネルギーレベルを検出するように構成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放
    射線画像情報記録読取装置。
  3. (3)前記エネルギーレベル検出手段が、前記消去部か
    ら排出されたシートの残存放射線エネルギーレベルを直
    接的に検出するものであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の放射線画像情報記録読取装置。
JP15099784A 1984-07-20 1984-07-20 放射線画像情報記録読取装置 Granted JPS6129834A (ja)

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