JPS61297085A - 携帯式止金打込み機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は携帯式空圧型止金打込み機に関し、詳述すれば
、打込み機が誤って止金の打込みを行ってしまうのを防
ぐ安全機構を備えた止金打込み機に関する。

本発明で言う「止金」とは、釘、ホッチキスの針、画鋲
、リベットなど、少くとも一撃加えることで部材間の接
続、連結を行うに際して使う連結片を意味し、本発明を
説明するに当っては、釘を使ったものとして説明する。

従来の技術 空圧により作動する携帯式止金打込み機は多方面、特に
、建築の分野で広く使われている。このような打込み機
は、一般に、空圧源と接続するピストンシリンダー型ド
ライバ一手段と、マガジンから止金が順次供給される案
内路と、止金が母材に打込めるように母材と当接する筒
口とを備えた銃形本体で構成されている。打込み機その
ものは、ピストルに似た外観を有し、把手とドライバー
駆動用引金とを備えている。よく知られているように、
このような打込み機では引金を引けば、止金が１本ごと
高速にて、しかも勢いよく打込まれるようになっている
ので、打込み機は危険なものであると同時に、慎重に取
扱う必要があるとともに、時として偶発的な事故が起こ
りやすい。従って、従来、偶発的な事故や誤作動を防ぐ
ために安全機構を設ける努力がなされている。

その−環として、筒口を移動自在となして、通常は打込
み機を不作動状態にして止金が打込まれないようにして
いるが、この筒口が止金を打込むべき母材に当接して押
込まれると、作動状態にするように構成したものが知ら
れている。このように移動自在な筒口を用いたものは、
例えば米国特許第３，１９４，３２４号や、第３，１９
８，４１２号、第３，５１９，１８６号などに開示され
ている。

斯る特許文献に開示されている従来公知の止金打込み機
における移動自在な筒口は主筺体の一部分で構成されて
いて、不意の打込みを防ぐべく引金手段に直接連結され
ている。他方、米国特許第３゜１９８．４１２　号には
、マガジン内のホッチキス針が空、ないしほとんど空に
なれば、引金手段を不作動状態にする手段が開示されて
いる。米国特許第２，９７９，７２５号にもまた別の移
動自在な筒口が開示されているが、それによると、主筺
体から取外しのできるマガジンに筒口と作動部材とを担
持させている。この場合、移動自在な作動部材は、引金
手段に作用するのではなくて、空圧制御弁装置を制御す
るようになっている。

また、安全機構としては、マガジンが空になるか、筺体
に対してマガジンを取外した時においても、止金の打込
みが行なわれないように工夫することが望まれている。

それも、たとえマガジンが空になる、或いは空になった
ようにみえても、空になる直前に送り込まれた最後の１
本の止金が、案内路に残っていることが考えられ、それ
も外部からは見えないこともあり、そこで引金手段を引
けば、人身傷害事故が起こりかねないからである。

更に、安全機構としては、ピストル形止金打込み機とあ
れば、１本ないし数本の指を引金手段にあてがったま＼
持ち運びする機会が多いものであるから、空圧回路を制
御するようにするよりは、引金手段そのものを不作動状
態にするように構成するのが望ましい。

発明の構成 ＝７一 本発明は、マガジンが空になるか、或いは取外、してし
まえば、止金の打込みが確実に行えないようにする手段
を備えた携帯式止金打込み機を提供するのを目的とした
ものである。

そのため、本発明では、移動自在な筒口と引金手段との
間に中間リンクを設けているが、この中間リンクは、筒
口と引金との間の連係機構の一部分を構成している。こ
の中間リンクを除くか、または移動できないようにすれ
ば、たとえ筒口を母材に当接させて押込んでも、引金は
不作動状態に保たれる。

また、好ましい一実施例では、取外し自在なマガジンに
中間リンクを担持させて、マガジンを取外せば打込みが
行えないようにしている。このマガジンには、最後の１
本の止金が案内路から打込まれた時に中間リンクの移動
を自動的に阻止するロック手段を設けている。

連係機構を完全なものとする一機素として、バネにより
、付勢された部材があり、これは主筺体に設けられてい
るとともに、中間リンクにより移動せられて引金を作動
させている。

叉施桝 以後、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施
例を釘打込み機に適用したものとして詳述する尚、釘打
込み機にしても、基本的には、筺体９把手、釘用マガジ
ン、それに用いる空圧回路構成などは前述の米国特許第
３，１９４，３２４号に開示されているものと同一であ
っても良いので、これらについては本発明による安全機
構と関係のある部分以外は詳述しないものとする。

添付図面において、１０は本発明を実施した打込み機を
示す。この打込み機ＩＯは、空圧源から延在する管を接
続するニップル１４を尻部に備えた把手１３を有する筺
体１２で構成されている。

この筺体１２は、シリンダー１７を収納した本体１５を
有するとともに、シリンダー１７にはピストン１６が移
動自在に収納されている。シリンダー１７を部分的に貫
通し前記ピストン１６に連結しであるのは、母材に対し
て釘を打込むためのドライバ一手段１８である。釘を蓄
積しであるマガジン２０は、適当な取付は手段２２を介
して把手１３に枢動自在かつ取外し自在に連結されてい
る。

筒口２４は筺体の本体１５の前端部より外方に突出して
おり、ピストンシリンダー型駆動手段と連通ずる灯室内
路が形成されている。

第１リンクを構成する母材との当接部材２６は、筒口２
４に対して外装されていて、ボルト３２により筒口２４
に装着させた一対のリンク部材２８゜３０よりなる。リ
ンク部材３０は、本体■５の凹所に配設したバネ３４に
より外方へと付勢されているので、当接部材２６の先端
２７は、第１図に示すように筒口２４の先端よりも前方
へと突出している。尚、母材への釘の打込み深さを調節
できるようにしたい場合は、リンク部材２８．３０の相
対向面に割目を形成して、筒口２４の先端からの先端２
７の突出量を調節自在とすれば良い。リンク部材３０に
は作動片３６が取付けられており、この状態で作動片３
６が、作動片３６の移動を案内すると同時に、移動範囲
を規制する筒口２４のスロットを貫通している。

引金装置３８も筺体１２に枢動自在に外装されていると
ともに、引金４０と、該引金におけるピボット点４４に
枢支させた安全レバー４２とで構成されている。安全レ
バー４２は、把手１３から突出する、ピストンシリンダ
ー型駆動手段を作動させるためのスイッチ釦４６を押込
むようになっている。この安全レバー４２はピボット点
４４を中心に自由に回動するようになっており、第１図
に示した状態にあれば引金４０を引いても、スイッチ釦
４６が押込まれることはない。即ち、ピストンシリンダ
ー型駆動手段が作動することはない。

また、本体１５には、下端部に段部５０が、また上端部
に係合片５２が形成されている作動リンク４８が摺動自
在に装架しである。この作動リンク４８は通常、段部５
０に係止しているバネ５４により付勢されているので、
係合片５２は安全レバー４２との係合から外れて、第１
図に示スように引金４０を不作動状態、即ち、引金４０
も引けない状態に設定している。

マガジン２０は、一対の側板５６．５８を隔離した状態
で互いに連結することにより、両者間に釘を収納する収
納室が形成されるように構成されている。収納室は針を
一列に並べ、かつ一端から他端へと案内しうる案内路の
形になっており、前端６０には連結ピン６２が設けられ
ていて、筒口２４とその中の案内路とが整合した状態で
本体１５に取付けられるようになっている。

中間リンク６４はマガジン２０に設けられているととも
に、当接部材２６と安全レバー４２との間の連係機構を
構成している。この中間リンク６４は、一対のスロット
６８を有する板部材６６よりなり、マガジン２０の側板
５６，５８間に架設した一対の案内ピン７０がスロット
６８を貫通していることから、この板部材６６は各スロ
ット６Ｂの長さに相当する距離にわたって移動自在であ
る。

このように支持された板部材６６には、マガジン２０の
前端６０の近傍に位置する係合片７２と、マガジン２０
から上方へ突出する肩部７４と、マガジン２０の内部に
位置するロック用切欠き７６とが形成されている。また
、この板部材６６はバー１２〜 ネ７８により通常下方向に付勢されており、この状態で
は、第１図や第３図、第４図に示すように、非作用位置
に設定される。ところが、マガジン２０を本体１５の筒
口２４に取付けると、係合片７２は作動片３６と係合し
てそれにより作動せられる状態になるとともに、他方で
は肩部７４が作動リンク４８の段部５０と係合するとと
もに、作動リンク４８を移動させられる状態になる。

８０はマガジン２０内に設けた、釘を後より押すフィー
ダ板であって、側板５６，５８間に挾持されているとと
もに、指当て用フック８２と係止片８４とを備えている
。係止片８４には、マガジン２０の前端部に一端が固定
されたゼンマイバネ８６の他端が係止されているので、
フィーダ板８０は常時、マガジン２０の前端の方向へ付
勢されている。マガジン２０に釘を収納させるに当って
は、バネ８６に抗してマガジン２０の後端の方向へフッ
ク８２を引張ることでフィーダ板８０を後退させる。釘
のつめ込みが終れば、フック８２から指を離すだけで、
フィーダ板８０はバネ８６の作用によりマガジン２０の
前端から釘の送り出しを行うべく、前方へと付勢される
。尚、第１図と第２図においては、マガジン２０内の釘
の残りかあとわずかになった時でのフィーダ板８０を示
している。

フィーダ板８０には側方へ突出するロック用ピン８８が
設けられており、従ってマガジン２０が空になるか、ま
たは、最後の１本の釘が筒口２４に送られ、かつ案内路
から打込まれれば、ロック用切欠き７６に嵌入する。こ
の状態を第３図と第４図とに示す。即ち、中間リンク６
４を構成する板部材６６が非作用位置にロックされるの
である。

前記した打込み機を作動させるためには、釘の入ったマ
ガジン２０を筒口２４に取付けておく必要がある。そし
て、筒口２４の先端が母材に当接するまで、当接部材２
６を母材に対して押込む。

その時当接部材２６はバネ３４に抗して上方へ変位する
から、それに伴って作動片３６が係合片７２）従って板
部材６６をバネ７８に抗して上昇させることになる。こ
のように板部材６６が上昇すれば、肩部７４が作動リン
ク４８を上方へ持ちあげ、かくて係合片５２が安全レバ
ー４２と第２図に示すように係合する。この状態では安
全レバー４２がいつでもスイッチ釦４６を押し込める状
態になっているから、後は引金４０を引けば、安全レバ
ー４２によりスイッチ釦４６が押込まれて釘の打込みが
行なわれるのである。

ところが、マガジン２０を筒口２４より外すか、または
、マガジン２０が空となってフィーダ板８０のロック用
ピン８８がロック用切欠き７６に係合すれば、作動リン
ク４８がバネ５４によりもとの状態に復帰するか、当接
部材２６を母材に対して押込んでも板部材６６はロック
されて上昇しないから、引金４０を引いても釘の打込み
が行なわれることはない。つまり、打込み機が不意に作
動することはない。尚、ここまでの説明では、引金４０
が引けるためには、即ち、引金を引いてスイッチ釦４６
を押込めるようにするには、当接部材２６を母材にあて
がって上昇させる必要があるが、所望によっては、この
順序を逆にしても打込みが行えるようにすることは当業
者には容易に考えられることである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、マガジンが取付けられ、いつでも釘の打込み
が行える状態にある本発明による打込み機の部分切欠き
側面図、第２図は、当接部材が母材に押込まれていって
も打込みが行える状態にある時の打込み機の側面図、第
３図はマガジンが空になった時の状態を示す打込み機の
側面図、第４図はマガジンを外した時の状態を示す打込
み機の側面図である。 Ｉ５・・・本体、１６・・・ピストン、１７・・・シリ
ンダー、１８・・ドライバー、２０・・・マガジン、２
４・・・筒口、２６・・・当接部材、４０・・刊１金、
４２・・・安全レバー、４８・・作動リンク、６４・・
・中間リンク、６６・・板部材、８０・・・フィーダ板
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）筒口を備えた筺体と、ピストンおよび、該ピストン
   に連結されており、前記筒口における案内路を延在する
   ドライバーとを備え、かつ、前記筺体内に収納されてい
   るシリンダー手段と、前記筒口の近傍において前記筺体
   に連結されているとともに、その内部に蓄えられた止金
   を前記案内路に順次供給する止金用マガジンと、引金装
   置を含むピストンの動作制御手段と、前記筒口と前記引
   金装置との近傍に設けられて、筒口が母材に当接しない
   限り前記引金装置の作動を不能にする連動機構とからな
   る携帯式止金打込み機において、前記連動機構を、前記
   筒口に移動自在に連結した第１部材（２６）と、前記筒
   口より外方へ延在すべく前記第１部材（２６）を付勢す
   るばね手段（３４）と、前記マガジンに連結した第２部
   材（６６）と、前記筺体に移動自在に連結されているが
   、前記引金装置から離れる方向に付勢されているものの
   、この付勢力に抗して移動すれば引金装置の作動を許容
   する第３部材（４８）とで構成したことを特徴とする携
   帯式止金打込み機。 ２）特許請求の範囲第（１）項に記載のものであって、
   前記第２部材（６６）はマガジンに移動自在に連結され
   ていて、前記第３部材（４８）から離れる方向に付勢さ
   れているものの、前記第１部材（２６）により移動させ
   られて前記第３部材（４８）を移動させて引金装置を作
   動状態にするようになっていること。 ３）特許請求の範囲第（２）項に記載のものであって、
   前記マガジンに設けたロック手段（８８、７６）と前記
   第２部材（６６）とが、マガジンが空になった時に互い
   に協働して前記第２部材（６６）を通常付勢された位置
   にロックし、それによって引金装置の作動を阻止してい
   ること。 ４）特許請求の範囲第（３）項記載のものであって、前
   記マガジンは前記筒口より取外し自在となっており、従
   って、前記第２部材（６６）もマガジンの取外しに伴っ
   て連動機構から外れるようになっていて、それに伴なっ
   て引金装置が不能状態になること。 ５）特許請求の範囲第（２）項に記載のものであって、
   前記引金装置（３８）が、通常はピストンを作動させな
   いようにしている枢動自在な安全レバー（４２）を備え
   ており、前記第３部材（４８）が移動して前記安全レバ
   ー（４２）と係合することにより当該安全レバー（４２
   ）の枢動を阻止し、かつ、引金装置を作動状態にしてい
   ること。 ６）筺体と、ピストンおよび、母材に止金を打込むドラ
   イバーとを備え、かつ前記筺体内に収納されているシリ
   ンダー手段と、前記筺体に設けられて、打込むべき止金
   を案内する案内路を有する筒口と、該筒口に取外し自在
   に連結した止金用マガジンと、前記筺体に設けられて前
   記ドライバーを駆動させるためのものであるが、通常は
   母材に止金を打込めない状態になっている手動式引金手
   段とからなる携帯式空圧型止金打込み機において、前記
   筒口（２４）と前記引金装置（３８）との間にあって、
   止金を打込むべく引金装置（３８）を作動状態にするも
   のにして、前記筒口（２４）と前記引金装置け（３８）
   とに夫々連係する第１リンク（２６）と第２リンク（４
   ８）とからなる連係機構と、前記マガジン（２０）に移
   動自在に装着してあって、前記第２リンク（４８）とは
   外れるように付勢されているが、前記第１リンク（２６
   ）により移動させられて前記第２リンク（４８）を移動
   せしめ、それにより引金装置を作動状態にする中間リン
   ク（６６）とからなることを特徴とする携帯式止金打込
   み機。 ７）特許請求の範囲第（６）項に記載のものであって、
   前記筒口（２４）より外方に延在すべく前記第１リンク
   を付勢するバネ手段（３４）を設け、それにより、前記
   第１リンク（２６）が母材に対して押勢しない限り、引
   金装置（３８）を不作動状態にしていること。 ８）特許請求の範囲第（７）項に記載のものであって、
   前記マガジンを前記筒口（２４）より取外せば前記中間
   リンク（６６）が移動して前記連係機構による連係が断
   たれ、それにより引金装置（３８）を作動状態にするこ
   とができないようになっていること。 ９）特許請求の範囲第（７）項に記載のものであって、
   前記中間リンク（６６）が、前記筒口（２４）に向って
   前方へ突出する係合片（７２）と、前記第２リンク（４
   ８）に向って上方に突出する肩部（７４）とを備え、前
   記第１リンク（２６）により上方に移動自在な板部材よ
   りなり、前記肩部（７４）が前記第２リンク（４８）と
   係合すれば、引金装置を作動状態にするようになってい
   ること。 １０）特許請求の範囲第（９）項に記載のものであって
   、前記第１リンク（２６）に作動片（３６）が設けられ
   ていて、前記第１リンク（２６）を母材に押勢するとこ
   の作動片が前記中間リンク（６６）の係合片（７２）と
   係合するようになっていること。