JPS61296240A

JPS61296240A - 尿糖測定装置

Info

Publication number: JPS61296240A
Application number: JP13975985A
Authority: JP
Inventors: Shigeru Tanimura; 茂谷村
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1985-06-25
Filing date: 1985-06-25
Publication date: 1986-12-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、尿糖測定装置、特に測定結果の信頬性向上
に工夫をこらした尿糖測定装置に関する。

（ロ）従来の技術従来の尿ＩＪ！測定装置は、スティックの先端に貼着し
た尿糖試験紙を尿に浸漬して、呈色反応したものに発光
部から光を当て、尿糖試験紙からの反射光量を受光部で
受けて反射光量に応じた信号を取出し、この信号により
尿糖値を定量し、その定量値を半定量シンボル（−１±
、＋、＋＋、・・・・・・）と、その代表値で表示器に
表示している。

（ハ）発明が解決しようとする問題点尿糖試験紙に尿を浸漬して、その呈色度合を光学的に読
取り、電子的に処理して尿糖値を定量しても、被測定者
の体調、測定系のバラツキ等が影響し、現時点では必ず
しも精度の高い測定結果が得られていないといわれてい
る。従って、身体に特に異常がない場合でも、時として
、半定量値として士や十等の測定結果が出ても不思議で
はない。

しかるに、上記従来の尿糖測定装置では、測定をする度
に、その都度、表示器に今回の半定量値等を表示するも
のであるから、家庭であるいは個人の測定で士以上の結
果が出ると、測定者は何か身体に異常が生じたのではな
いかと極端な心配をすることとなる。しかし、上述した
ように、異常値が連続することは問題であり、医者に相
談する等の処置を取る必要があるが、１回だけの測定で
一喜一憂するのは好ましくない。

この発明は、上記に渥み、今回の測定で異常（測定値大
）が出た場合、この測定結果が注意を要するものである
か否かを判断し、注意を要する場合にのみ、特別の注意
表示をなし得る尿糖測定装置を提供することを目的とし
ている。

（ニ）問題点を解決するための手段及び作用この発明の
尿糖測定装置は、上記問題点を解決するために、発光部
と、この発光部よりの光を受ける尿糖試験紙と、この尿
糖試験紙よりの光を受ける受光部と、尿に浸漬され、反
応した尿糖試験紙よりの受光量に応じた信号を前記受光
部より受け、その受光量により尿糖値を定量する尿糖定
量手段と、この尿糖定量値を表示する表示手段と、今回
を含む数回前の測定結果を記憶する記憶手段と、今回の
尿糖測定結果が所定ランク以上であるか否かを判別する
今回尿糖ランク判別手段と、前記記憶手段に記憶される
前回測定結果が前記所定ランク以上であるか否かを判別
する前回尿糖ランク判別手段と、前記今回尿糖ランク判
別手段及び前回尿糖ランク判別手段により、今回尿糖測
定結果及び前回尿糖測定結果の双方が所定ランク以上で
あると判別されると、前記記憶手段に記憶される過去測
定結果中より最大測定結果を抽出する最大測定結果抽出
手段と、この抽出された最大測定結果を表示する第２の
表示手段（履歴表示部）とから構成されている。

この尿糖測定装置では、今回の尿糖測定結果が得られる
と、その測定結果が通常の表示手段に表示されるととも
に、その尿糖測定結果が所定ランク以上（例：半定量値
上以上）であるか否か判別され、もし所定ランク以上で
あると、次に記憶されている前回の尿糖測定結果が所定
ランク以上であるか否か判別される。そして、この前回
の測定結果も所定ランク以上の場合に、記憶手段に記憶
されている過去測定結果中から最大測定結果を抽出し、
第２の表示手段に表示する。測定者は、この表示を見て
、要注意であることを知ることができる。なお、今回の
尿糖測定結果あるいは前回の尿糖測定結果が所定ランク
以上でない場合は、第２の表示手段に何らの表示もなさ
れない。

（ホ）実施例以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明する
。

第１図は、この発明が実施される尿糖測定装置の斜視図
である。この尿糖測定装置１は、ケース２の外表面に表
示器３、電源キースイッチ４、測定キースイッチ５を有
する他、ケース２の上方先端部にスティック保持部−６
が設けられ、ボタン７を下方に押すと蓋体８が開き、ス
ティック挿入部９に上方よりスティックが挿入され、蓋
体８を閉じると、スティックが垂直に保持されるように
なっている。また、ケース２内には、発・受光部や電子
回路部、電池等が収納されている。

また、ケース２の下方先端部には、通常はカバー１０に
よって覆われるキースイッチ１１．１２、・・・・・・
、１４及び１５が設けられている。キースイッチ１１．
１２、・・・・・・、１４は、過去の測定結果を読出し
て表示するためのものであり、キースイッチ１５は、過
去の測定結果データをリセットするために設けられてい
る。カバーＩＯは、過去データを必要としない時にキー
スイッチ１１．１２、・・・・・・、１５を蓋しており
、これは省略してもよい。

第２図は、尿糖測定装置１の回路ブロック図である。第
１図と同一番号を付したものは、同一構成部を示してい
る。

光電検知部２１は、発光素子２２と受光素子２３とから
構成され、スティック保持部６に装着されたスティック
２４の試験紙２５に、発光素子２２からの光が投光され
て反射され、受光素子２３で受光されるようになってい
る。

発光素子２２は、ＣＰＵ２６の指令により、ＬＥＤドラ
イバ２７によりドライブされる。また、受光素子２３を
流れる受光電流は、電流／電圧変換器２８で電圧信号に
変換され、Ａ／Ｄ変換器２９でデジタル信号に変換され
て、ＣＰＵ２６に取込まれるようになっている。

ＣＰＵ２６は、今回の測定結果、つまり、尿糖定量値と
対応する半定量値の他に、１回前、２回前、３回前及び
４回前の尿糖定量値と半定量値を記憶する領域を持つメ
モリ　（記憶手段）を内蔵している。半定量値は、−１
±、＋、＋＋、十＋＋、＋＋＋＋のランク別で記憶され
ている。ここでいう尿糖定量値と半定量値との関係とし
ては、例えば次表に示すものが使用される。この表では
、尿糖定量値が、例えば１９８ｍｇ／＋Ｈ！の場合は半
定量値は＋＋である。

第３図に、上記メモリの記憶領域のデータ配置を示して
いる。この他、メモリには、特に図示していないが、得
られた反射率と尿糖値の関係を示す、いわゆる検量線テ
ーブルも記憶されている。

ＣＰＵ２６は、さらに、試験紙２５に尿が含浸されない
状態での受光素子２３よりの信号を読取る機能、試験紙
２５に尿が含浸された状態での信号を読取る機能、両読
取信号の比値（反射率）を求め、この比値より検量線テ
ーブルを参照して尿糖値を定量する機能（尿糖定量手段
）、今回の尿糖定量値が士以上であるか否かを判別する
機能（今回尿糖ランク判別手段）、前回の尿糖定量値が
１以上であるか否かを判別する機能（前回尿糖ランク判
別手段）、過去測定結果値から最大“測定結果値を抽出
する機能（最大結果抽出手段）等を備えている。

また、今回の測定結果は、半定量値が表示器３の表示部
３ａに、その代表値が表示部３ｂに、さらに今回を含む
過去最大の半定量値が履歴表示部（第２の表示部）３ｃ
に表示されるようになっている。もっとも、履歴表示部
３ｃに半定量値が表示されるのは、今回及び前回の半定
量値が士以上の場合である。

次に、上記実施例尿糖測定装置１の動作を、第４図に示
すフロー図を参照して説明する。

電源スィッチ４がオンされ、先ず、ＣＰＵ２６のメモリ
類のクリア等のイニシャル処理がなされ〔ステップＳＴ
（以下ＳＴという）１〕、次に、表示器３の表示部３ｃ
に“試験紙セント”を指示する表示がなされ（Ｓｒ１）
　、測定スイッチ５がオン（ＯＮ）されるまでＳｒ１で
待機する。

測定者が“試験紙セット”の表示を見て、スティック２
４をスティック保持部６に装着し、続いて測定スイッチ
５をオンすると、Ｓｒ１の判定がＹＥＳとなり、Ｓｒ１
の測定処理に移る。この測定処理は、試験紙２５が尿に
浸漬されない状態での試験紙２５からの反射−光量を読
取り、ブランク値を得、次いで試験紙２５を尿に浸漬し
て３０秒の反応時間をおいた後の反射光量を読取り、尿
糖反応値を得、ブランク値と尿糖反応値から反射率を算
出して、この反射率より対応する尿糖値を検量線テーブ
ルから読出すものである。得られた尿糖値と半定量値は
、今回測定結果としてメモリに記憶される（第３図参照
）とともに、表示器３の表示部３ａと表示部３ｂに表示
される（Ｓｒ１）。

その表示の１例を第５図に示している。この表示は、尿
糖定量値が１９８で半定量値が＋＋であることを示して
いる。この時点では、履歴表示部３Ｃには何も表示され
ない。

今回の測定が終了すると、その半定量値が−であるか否
か判定される（Ｓｒ１）。もし−であれば、全く異常が
ないことになり、この場合は過去データをクリアして（
ＳＴＩＯ）、測定を終了する。

もし今回の測定結果が士以上であると、Ｓｒ１の判定が
Ｎｏとなり、続いて、前回の測定結果が続出され、−か
否か判定される（Ｓｒ１）。ここで、前回の測定結果が
−である場合には、今回の±は突発的なことであること
も考慮し、なお表示部３ｃは何の表示もなさずに、測定
を終了する。

しかし、前回の測定結果も士以上である場合には、尿糖
異常が継続しているとして、メモリに記憶されている過
去測定結果中から最大のものを抽出しく５Ｔ８）、その
最大測定結果の半定量シンボルを履歴表示部３Ｃに表示
する。この履歴表示部３Ｃの表示を見た測定者は、尿糖
異常が連続していることを知り、医者等に相談する等の
対策を取ることができる。

リセットキースイッチ１５がオンされると、５Ｔｌｌの
判定がＹＥＳとなり、測定結果メモリがクリアされる。

また、過去のデータを表示器に呼出したい場合には、キ
ースイッチ１１．１２、・・・・・・、１４を選択オン
することにより、対応する測定回の半定量値及びデータ
を表示部３ａ、３ｂに表示することができる。

（へ）発明の効果この発明によれば、今回から数回前までの測定結果を記
憶しておき、今回の測定で所定値以上の尿糖値が検出さ
れても、前回の測定結果が所定値以上でない場合は留意
せず、今回のみならず前回も所定値以上の場合に警告表
示をなすものであるから、測定者は、今回の測定結果の
みで一喜一憂することなく、何らかの対応を取る必要の
ある状態を知ることが出来、健康管理上、極めて有効で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す尿糖測定装置の外
観斜視図、第２図は、同尿糖測定装置のブロック図、第
３図は、同尿糖測定装置のメモリの記憶領域配置図、第
４図は、同尿糖測定装置の動作を説明するための制御フ
ロー図、第５図は、同尿糖測定装置の表示例を示す図で
ある。３ｃ：履歴表示部、２２：発光素子、２３：受光素子、　２５：尿糖試験紙、２６：ＣＰＵ。第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）発光部と、この発光部よりの光を受ける尿糖試験
紙と、この尿糖試験紙よりの光を受ける受光部と、尿に
浸漬され、反応した尿糖試験紙よりの受光量に応じた信
号を前記受光部より受け、その受光量により尿糖値を定
量する尿糖定量手段と、この尿糖定量値を表示する表示
手段とを含む尿糖測定装置において、今回を含む数回前の測定結果を記憶する記憶手段と、今
回の尿糖測定結果が所定ランク以上であるか否かを判別
する今回尿糖ランク判別手段と、前記記憶手段に記憶さ
れる前回測定結果が前記所定ランク以上であるか否かを
判別する前回尿糖ランク判別手段と、前記今回尿糖ラン
ク判別手段及び前回尿糖ランク判別手段により、今回尿
糖測定結果及び前回尿糖測定結果の双方が所定ランク以
上であると判別されると、前記記憶手段に記憶される過
去測定結果中より最大測定結果を抽出する最大測定結果
抽出手段と、この抽出された最大測定結果を表示する第
２の表示手段とを備えて成ることを特徴とする尿糖測定
装置。