JPS61296070A - クチナシ青色系色素組成物の製法 - Google Patents

クチナシ青色系色素組成物の製法

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JPS61296070A
JPS61296070A JP13590085A JP13590085A JPS61296070A JP S61296070 A JPS61296070 A JP S61296070A JP 13590085 A JP13590085 A JP 13590085A JP 13590085 A JP13590085 A JP 13590085A JP S61296070 A JPS61296070 A JP S61296070A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明け、例えば、飲食品類、保健医薬品類、香粧品類
などにおける天然源色素として有用な公知のクチナシ青
色系色素含有材料から、容易な操作で工業的に有利Vr
該材料中の黄色系色素を選択的に除去し、冴えた鮮明な
青色色調を有する安定なりチナシ青色系色素組成物を製
造する方法に関する。
更に詳しくは、本発明はクチナシ抽出物の酵素処理物、
クチナシ抽出物の微生物による培養処理物及びクチナシ
抽出物の第1級アミノ義含有物質との反応生成物よりな
る群からえらばれたクチナシ青色系色素含有材料を、水
混和性有機溶媒で処理し、この際、該溶媒処理系の水含
量が、該水混和性有機溶媒の含水率として表わして、約
60重量%以下、好ましくは約5〜約60重量%と々る
条件で処理し且つ処理した系から固形分層を採取するこ
とを特徴とするクチナシ青色系色素組成物の製法に関す
る。
従来、あかね科りチナシ属に属する植物の例えば果実本
しくけその抽出物(本発明において、これらを包含して
クチナシ抽出物と総称する)K1例えばβ−グルコシダ
ーゼなどの如き酵素を作用させて得られるクチナシ抽出
物の酵素処理物、クチナシ抽出物を含有する培地に例え
ばバチルス属或いけハンゼヌラ属に属する微生物を接種
培養して得られるクチナシ抽出物の微生物による培養処
理物、更には、クチナシ抽出物に例えばアミノ酸、ペプ
タイド及び蛋白質などの如き第1級アミノ基含有物質を
作用させて得られるクチナシ抽出物の第1級アミノ基含
有物質との反応生成物が、該クチナシ抽出物中に含有さ
れるイリドイド配糖体か牧変換されたクチナシ青色系色
素を含有するクチナシ青色系色素含有材料として有用で
あることが知られている。
そして、従来、工業的に生産されているクチナシ青色系
色素糾成物は、上述のようなりチナシ青色系色素含有材
料をそのまま乾燥して粉末状としたり、或いは該クチナ
シ青色系色素含有材料から不溶物(固形分)を除去し濃
縮したペースト状の色素濃縮物として供給されるのが普
通である。勿論、このようなりチナシ青色系色素含有材
料の色素組成物の純度を上げる目的で精製手段を施すこ
難である。
例えば、特公昭52−13971号(特開昭51−62
30号)K打1、バチルス属に属する微生物を、あかね
科りチナシ属に属する植物の抽出物の添加培地に培養し
、培地中にもとの色調と異る色調の色素組成物を生成蓄
積せしめ、これを採取することを特徴とする色素組成物
の製造法が提案されている。
この提案には、製造された緑色ないし青色の水溶性色素
組成物の回収に際しては使用目的に応じ地磨砕物または
溶媒抽出物等を適宜に使い分けて色素組成物を回収する
ことができると記載され、更に、たとえば液体培養にお
いては菌体を涙別するのみで清澄な緑色ないし青色の色
素溶液が得られ、尚、色素組成物の純度を上げることを
必要とする場合には更に溶媒抽出法、各種吸着剤による
吸着溶出法等の公知の精製法を利用して高純度の色素組
成物を得ることも可能であると記載されている。
そして、この提案の実施例6には、乾燥したクチナシ果
実を粉砕機にかけて粗砕した粗砕物を配合したクチナシ
抽出物含有固体培地を用いた培養処理物を、滅菌冷却後
に、80チエタノール溶液で抽出して培地中に蓄積した
緑色色素組成物を抽出し、得られた抽出液をメンプラン
・フィルターで濾過して液層の緑色色素組成物含有エタ
ノール水溶液を採取し、これを減圧濃縮して水溶性緑色
色素組成物含有水溶液を得たことが記載されている。
更に、この提案の第1図には、バチルス・ズブチリスを
用いた振盪培養物の培養F*について吸光度−波長曲線
が示され、培養開始後120時間における培養炉液(色
素液)には約600mμ(590mμ)付近に吸光度ピ
ークが出現し、更に、培養開始時からの約420mμ付
近の吸光度ピークが、若干のピーク高さの減少を伴うも
のの、実質的にそのまま存在していることが示されてい
る。又更に、この提案の全実施例において吸光度データ
が記載されており、いずれの色素組成物についても、5
90m#及び420m#における吸光度ピークの存在が
示されている。これら全実施例の吸光度ピークを例えば
青色系色素に由来する約590nmにおける吸光度を(
,4)及び黄色系色素に由来する約420rLmにおけ
る吸光度を(B>とじ、その比(A)/(B)を算出し
てみると、例えば下記の如く表すことができる。
この結果からも明らかな如く、上記提案によって色であ
ることを示している。
本発明者等の検討によれば、上記提案において青色色素
組成物含有水溶液もしくは粉末と記載さ緑色乃至緑色が
かった煤んだ青色であって、冴えた鮮明な青色色調の望
まれる用途への利用に制約がある難点がある。
本発明者等はこのような難点を克服した鮮明な青色色調
を呈するクチナシ青色系色素組成物を提供できる製法を
提供すべく研究を行ってきた。
その結果、クチナシ抽出物はイリドイド配糖体のほかに
、例えばクロシンなどの黄色系色素を著量に含有1.て
おり、この黄色系色素は前述のような酵素処理、微生物
による培養処理、史には第1級アミノ基含有物質との反
応などの該イリドイド配糖体の青色系色素への変換処理
によっても、その変換作用を殆んど受けずに残留するた
めと考えられるが、該変換処理後のクチナシ青色系色素
含有材料は、青色系色素のほかに黄色系色素及び未変換
イリドリド配糖体(黄色系)を混有し、斯くて、その混
有比率によって差異はあるにせよ、緑色ハモ緑色がかっ
た煤んだ青色しか本質的に呈し得す、冴えた鮮明な青色
色調のクチナシ青色系色素組成物は提供できないことを
知った。
前記特公昭52−13971号には、培地中に生成蓄積
されたもとの色調と異る色調の色素組成物を採取して得
られた組成物の溶解性について、水に対する溶解性が非
常に良く水存在下においてはアセトン、アルコール等の
親水性有機溶媒に可溶であると記載され、その実施例6
について前述したとおり、80%エタノール溶液による
緑色色素含有抽出液層を採取している。
本発明者等は、冴えた鮮明な青色色調のクチナシ青色系
色素組成物を容易に取得できる製法を開発すべく研究を
進めてきた。
その結果、クチナシ抽出物の酵素処理、微生物による培
養処理或は第1級アミノ基含有物質との反応などの該抽
出物中に含有されるイリドリド配糖体の青色系色素への
変換処理によって形成されるクチナシ青色系色素含有材
料に於て、該材料中に含有される青色系色素変換物と、
h変換処理によって青色系色素に変更されなかったクロ
シンの如き黄色系色素及び未変換イリドリド配糖体との
間にはそれらの水混和性有機溶媒に対する溶解性に、こ
れらを分離可能な程度の可成り大きな差があることを発
見した。
更に研究を進めた結果、該クチナシ青色系色素は、水も
しくは水過剰の比較的水分割合の大きい水−水混和性有
機溶媒混合系には良く溶解するが、水分割合の小さい水
−水混和性有機溶媒混合系に対しては、該クチナシ青色
系色素の溶解性は顕著に低下し、一方黄色系色素はなお
該混合系に溶存すること、とくに、水分量が約60重量
%以下、好ましくけ約5〜約60重t%の水−水混和性
有機溶媒系においては、該青色系色素の大部分は固形分
層(不溶物層)に移行し月一つ該黄色系色素の大部分は
液層に移行し、斯くて、固形分層を採取するととによっ
て、顕著に改善された冴えた鮮明な青色色調のクチナシ
青色系組成物を、極めて容易な手段で工業的に有利に取
得できることを発見した。
本発明者等の研究によれば、たとえば、後記実施例1に
おけるクチナシ青色系色素含有材料(粗製青色色素濃縮
液)について第1図に示すように、従来のクチナシ青色
系色素組成物は、約440nm付近に黄色系色素に由来
する吸光度ピーク及び約6003rIL付近に青色系色
素に由来する吸光度ピークを有し、この約440rLm
付近における吸光度(B)と約6ooFLm付近におけ
る吸光度(A)との比率(A)/(B)は1.63と小
さく、得られた色素組成物は緑色ないし緑がかった煤ん
だ青色を呈するのに対して、後記実施例1において第2
図に示すように1上述の新しい知見に基づいた本発明方
法によって得られたクチナシ青色系色素組成物において
は、上記約440ルm付近の吸光度ピークが実質的に消
失し目、つ約6oorbm付近の吸光度ピークが増大し
て、比率(A)/(B)は6.10と約2倍に増加して
いて、冴えた鮮明な青色色調を有するクチナシ青色系色
素組成物が得られることがわかった。
従って、本発明の目的は顕著に改善された鮮明な青色色
調を有する安定なりチナシ青色系色素組成物の製法を提
供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的ならびに利点
け、以下の記載から一層明らかとなゐであろう。
本発明方法によれば、クチナシ抽出物の酵素処理物、ク
チナシ抽出物の微生物による培養処理物及びクチナシ抽
出物の第1級アミノ基含有物質の反応生成物よりなる群
から選らばれたそれ自体公知のクチナシ青色系色素含有
材料を、水混和性有機溶媒で処理する。
この際、本発明方法によれば、該水混和性有機溶媒処理
系の水分量が、該水混和性有機溶媒の含水率として表わ
して、すなわち、処理されるクチナシ青色系色素含有材
料が水分を含有する場合には、その水分量も含めた該水
混和性有機溶媒の含水率として、該水混和性有機溶媒の
含水率が約60重量%以下、好ましくVt約5〜約60
重量%、一層好ましくけ約10〜約30重量%となる条
件で処理し、月、つ処理した系から固形分層を採取する
ことによって、クチナシ青色系色素含有材料中の黄色系
色素及び未変換イリドイド配糖体を主とする挟雑成分を
液層中に溶存させた状態で、主としてクチナシ青色系色
素からなる目的成分を固形分層に移行させて、所望の冴
えた鮮明な青色色調を有するクチナシ青色系色素成分を
分離採取することができる。
本発明で利用するクチナシ青色系色素含有材料及びその
製法は知られており、本発明において利用できる。例え
ば、クチナシ抽出物の酵素処理物であるクチナシ青色系
色素含有材料は、たとえば、特開昭56−92792号
、特公昭54−13451号などに記載されて公知であ
るように、あかね科りチナシ属に属する植物の果実もし
くは該果実の抽出物に、例えばβ−グルコシダーゼ、な
どの如き酵素を作用させることによって製造することが
できる。父、例えば、クチナシ抽出物の微生物による培
養処理物であるクチナシ青色系色素含有材料は、例えば
、前記特公昭52−139=16− 71号、特公昭59−16751号、特開昭54−96
532号、特開昭54−152026号、特開昭59−
20357号などに記載されて公知であるように、該植
物の果実もしくは該果実抽出ゾープス属等に属する微生
物を接種培養することによって製造することができる。
更に、例えば、クチナシ抽出物の第1級アミノ基含有物
質との反応生成物であるクチナシ青色系色素含有材料は
、例えば、特開昭52−53932号、特公昭54−1
3451号、などに記載されて公知であるように、クチ
ナシ抽出物に例えばゼラチン、カゼイン、アルブミン、
酵素蛋白などの如き蛋白質類;ペプトン、蛋白加水分解
物などの如きペグタイド類ニゲリシン、ロイシン、アラ
ニン、バリン蔦アスパラギン酸、グルタミン酸などの如
きアミノ酸類などの如き第1級アミノ基含有物質を作用
させる処理によって製造することができる。
これらの処理は併用することもでき、本発明において、
クチナシ抽出物の酵素処理物、クチナシ抽出物の微生物
による培養処理物及びクチナシ抽出物の第1級アミノ基
含有物質との反応生成物よりなる群からえらばれたクチ
ナシ青色系色素含有材料とけ、上記の如き処理物のほか
に併用処理物を包含する呼称である。
本発明方法においては、上述の如きそれ自体公知のクチ
ナシ青色系色素含有材料を、水混和性有機溶媒で処理し
、この際、前述のように、該水混和性有機溶媒処理系の
水分量が、使用する水混和性有機溶媒の含水率として表
わして、約60重量%以下となる条件で処理する。処理
系の水分量が、使用する水混和性有機溶媒の含水率とし
て表わして約60%以下を超えて多量すぎると、クチナ
シ青色系色素の処理系液層中への溶解性が急増して本発
明の目的が達成できなくなる。
利用する水混和性有機溶媒の例としては、たとえば、メ
タノール、エタノール、n−プロピルアルコール、イソ
−プロピルアルコール、エチレンクリコール、プロピレ
ングリコールなどの如き1何本しくけ多価アルコール類
、アセトンの如きケトン類などを例示することができる
。これらは複数種併用することができる。これら水混和
性有機溶媒の中でもエタノール及びアセトンの利用がよ
り好ましい。
本発明方法の実施Kl際しては、クチナシ青色系色素含
有材料を上記例示の如き水混合性有機溶媒で処理する際
の該有機溶媒処理系の水分量が、該有機溶媒の含水率と
して表わして約60重量%以下の条件を充足するかぎり
、該有機溶媒は含水有機溶媒の形でも実質的に水分を含
有しない有機溶媒の形でも利用することができる。上記
含水率条件を充足するかぎり、水混和性有機溶媒の使用
量は適宜に選択変更できるが、クチナシ青色系色素含有
材料1重量部に対して、例えば、約0.5〜約10重量
部、好ましくけ約2〜約5重量部の使用量を例示するこ
とができる。
本発明方法の実施に際して、クチナシ青色系色素含有材
料を水混和性有機溶媒で処理する条件は、任意に選択す
ることができる。例えば、クチナシ青色系色素含有材料
に水混和性有機溶媒を前記含水率条件を充足するように
加え、例えば室温〜使用溶媒の沸点温度で、約10分〜
約5時間攪拌後、たとえば静置して、二層に分離するの
を待って、デカンテーション等により溶媒層を除去し、
沈降した下層の固形分層を採取することにより実施でき
る。所望により、上記処理を繰り返し行っても良い。得
られた固形分層は黄色系色素を含有せず、高純度で鮮明
な青色を呈する。該固形分層は所望により水を加えて稀
釈し、更に濾過などを行っても良い。
従来公知方法によって得られたクチナシ青色系色素組成
物中には青色系色素のほかに、クロシンなどの黄色系色
素及び未変換のイリドリド配糖体などが混在しているが
、本発明方法によれば、青色変換物は水も1.<は希ア
ルコール類には溶解するが、含水率約60%以下の水混
和性有機溶媒に対しては極端に溶解度が低下して析出す
るという新しい知見を利用してクチナシ青色系色素含有
材料を該溶媒処理系の水分量が該溶媒の含水率として表
わして約60重量%以下、好ましくけ約5〜約60重量
多となる条件で水混和性有機溶媒で処理することにより
、該溶媒相に黄色系色素などの不純物を移行させて除去
し、不溶部を採取することにより、高純度で鮮明な色調
を示すクチナシ青色系色素組成物を得ることができる。
実施例 実施例 1 乾燥クチナシ果実の粗粉砕物1 kgに水8kgを加え
、50℃で8時間攪拌抽出した後、不溶物を炉別して抽
出液を得た。
次いでこの抽出液を減圧濃縮し、固形分70チのクチナ
シ果実抽出濃縮物500ノを得た。
この濃縮物5CJ9,1.−グルタミン酸ナトリウム5
2及び水500vを21容フラスコに入れて溶解し、i
 N −Na 011水溶液を用イーr: pH’ 6
.5 K調整した。次いで酵素モルシン(盛進製薬製品
)5fを添加し、約45℃にて20時間攪拌して青色変
換反応を行った後90℃にて15分間加熱して酵素を失
活させ、粗製青色系色素溶液5152を得た。この色素
溶液の595nmKおける吸光度(A>は682、また
け440fLmにおける吸光度(B)け234であった
この色素溶液を減圧濃縮し、濃縮液170vを得た。次
いでこの濃縮液に92重量%エタノール500Fを加え
、(エタノール含水率として表わして処理系の水分子2
5重量%)、攪拌して均一に混合した後、24時間靜静
上て上層のエタノール相をデカンテーションにより除去
し、得られた沈殿物に水500vを加えて溶解し、目的
とする精製クチナシ青色系色素液550vを得た。
この精製色素液の5954mにおける吸光度(A>け4
60また440tLmにおける吸光度(B)け156で
あった。これらの結果を第1表及び第1図、第2図に示
した。
第  1  表 第1表の結果からも明らかな如く、本発明方法によって
得られた青色系色素は顕著に明色化された鮮明なW色で
あった。
実施例 2 実施例1で使用したクチナシ来実抽出濃縮物(固形分7
0係)102及び水5901を21容フラスコに入れて
溶解し、I N −Na0flを用いてPII5.0に
調整した。次いで酵素アシラーゼ(大野製薬製品)12
を添加し攪拌溶解後、15時間靜静上た。その後攪拌を
再開し、500rpmVCで40時間攪拌を継続した。
得られた青色系色素変換物溶液を90℃15分間加熱処
理して酵素を失活させ、次いで減圧濃縮を行って、濃縮
液36fを得た。この濃縮液の595rLrnVcおけ
る吸光度(A)け600及び440ルmKおける吸光度
<II)は476であった。
得られた濃縮液に92重量饅のエタノール130vを加
え(エタノールの含水率として表わして、処理系の水分
量約25重t%)1層分間攪拌後、室温にて1時間静置
した。2層に分離した上層の含水エタノール層は黄緑色
に着色した。このエタノール層をデカンテーションより
除き、飴状の沈殿物として得られた下層の固形分層に水
を加えて溶解し、精製クチナシ青色系色素液18tを得
た。この精製クチナシ青色系色素液の595rL771
における吸光度(A)は1100、及び440rLmに
おける吸光度(lけ380従ってその比(4/(的は2
.89であり、冴えた鮮明な青色を呈した。結果を第2
表に示した。
第2表 実施例 3 コーンスターチ20?、硝酸アンモ=ウム1.5v1 
コーンステイープリカー1.Of、  リン酸−カリウ
ム0.6f、  リン酸二ナトリウム4.Of、硫酸−
21= マグネシウム0,5vを純水11に溶解し、これに44
0fLmにおける1 mlあたりの吸光度が1,400
であるクチナシ抽出液を100耐添加する。
この培地のpHを6.0とし500 rat肩付き振盪
フラスコに50tnlづつ入れ、120°1c15分間
殺菌を行なった。
麹スラントで8日間培養したハンゼヌラアノマーラ(H
anzanLa anomaLa ) OII T 6
316をフラスコ1本あたり2白金耳接種し、30℃8
日間振盪培養を行った。
得られた緑色の培養液11を採り、85℃で30分間殺
菌した後、珪藻土を助剤として濾過し、ν液900−を
得た。この色素液の1tntあたりの吸光度は44Gr
Lm(B)で106.595nm(A)において75で
あった。
この色素液900 mlをロータリーエバポレーターを
用いて減圧濃縮し、濃縮液300−を得、次いでこの濃
縮液を攪拌しながら、90重量%エタノール1.000
−を添加しくエタノール含水率として表わして処理系の
約27%)−夜放置後、エタノール層をデカンテーショ
ンにより除き、沈殿部に水100fを加えて均一に溶解
して、精製青色系色素液155vを得た。この色素液の
595rLmにおける吸光度(A)け428及び440
ル専における吸光度(B)は185であり、(A)/(
B)は2.5で冴えた鮮やかな青色を呈していた。
その結果を第6表に示した。
第  6 表 本発明によって得られる精製クチナシ青色系色素組成物
は黄色系色素の含有量が顕著に削減されており従来のク
チナシ青色系色素組成物に比較し、鮮明か青色を示し、
捷た未変換の不安定なイリドイド配糖体も含有しないの
で変色などのトラブルを回避でき、各種飲食品、保健医
薬品などに好適に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
一第1図に実施例1において用いたクチナシ抽出物を酵
素処理によって青色に変換させて得られた粗製青色系色
素濃縮液及び第2図に本発明方法実施例1によって得ら
れた精製クチナシ青色系色素の可視部吸収曲線を示した
(1−→s o oi)。 杯を質 ゴ製郵

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、クチナシ抽出物の酵素処理物、クチナシ抽出物の微
    生物による培養処理物及びクチナシ抽出物の第1級アミ
    ノ基含有物質との反応生成物よりなる群からえらばれた
    クチナシ青色系色素含有材料を、水混和性有機溶媒で処
    理し、この際、該溶媒処理系の水分量が、該水混和性有
    機溶媒の含水率として表わして、約60重量%以下とな
    る条件で処理し且つ処理した系から固形分層を採取する
    ことを特徴とするクチナシ青色系色素組成物の製法。 2、該水分量が、該水混和性有機溶媒の含水率として表
    わして、約5〜約60重量%である特許請求の範囲第1
    項記載の製法。
JP60135900A 1985-06-24 1985-06-24 クチナシ青色系色素組成物の製法 Expired - Lifetime JPH0699636B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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