JPS61296046A - コンデンサ誘電体用プラスチツクフイルムの製造法 - Google Patents

コンデンサ誘電体用プラスチツクフイルムの製造法

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Publication number
JPS61296046A
JPS61296046A JP13742285A JP13742285A JPS61296046A JP S61296046 A JPS61296046 A JP S61296046A JP 13742285 A JP13742285 A JP 13742285A JP 13742285 A JP13742285 A JP 13742285A JP S61296046 A JPS61296046 A JP S61296046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
sheet
antioxidant
polypropylene
melting point
Prior art date
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Pending
Application number
JP13742285A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hirakawa
平川 功一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP13742285A priority Critical patent/JPS61296046A/ja
Publication of JPS61296046A publication Critical patent/JPS61296046A/ja
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕本発明はコンデンサの誘電体として使用
するプラスチックフィルムの製造法に関するものであっ
て、その目的とするところは、耐コロナ特性のすぐれた
コンデンサ誘電体用のプラスチックフィルムを提供する
ことにあるO プラスチックフィルムコンデンサの誘電体として一般に
使用されているポリプロピレンフィルムは、コロナ放電
が発生するとその表面が侵食されて絶縁が低下する。こ
れはコロナ放電によってフィルムの表面に存在する酸素
が活性化されてポリプロピレン分子を分解するためと考
えられている。本発明はこの問題を解決することを目的
とするものである。
〔発明の構成〕本発明のコンデンサ誘電体用プラスチッ
クフィルムの製造法け、ポリプロピレンを主成分とする
樹脂組成物にフェノール系の酸化防止剤を1〜3重量%
の割合で混入し、これを前記酸化防止剤の融点よりも高
い温度で加熱溶融してダイスによりシート状に押出し、
冷却固化した後、これを予熱して圧延機によりフィルム
状に延伸することを特徴とするものであって、前記フェ
ノール系酸化防止剤はその融点が常温よりも高く、かつ
、前記延伸によりフイルムの表面に析出することを特徴
とする。
プラスチックフイルムコンデンザの誘電体として使用さ
れる従来のポリプロピレンフィルムは、その製造工程中
、高温下でポリプロピレン分子の熱分解が発生するのを
防止するために酸化防止剤が混入されているがその量は
約0.2%以下である。これに対し本発明の酸化防止剤
は製造工程中における熱分解を防止するばかりでなく、
コンデンサの誘電体としての使用中に発生するコロナ放
電に対し耐食性を示すものであって、コロナ放電によっ
てフィルムの表面付近に発生する活性化された酸素原子
を酸化防止剤の水素原子と結合させることによってポリ
プロピレン分子の酸化を防止しようとするものでおる。
〔実施例〕本発明の実施例を図面について説明する。第
1図は酸化防止剤の混入量およびダイスの温度が耐コロ
ナ性に及ばず影響についての実験データを整理したグラ
フである。耐コロナ性の測定は第2図(イ)に示すよう
に、下部電極1の上に下敷きとして配置されたポリプロ
ピレンフィルム2(厚さ170μm)の上に供試フ・イ
ルム3(厚さ4〜6μm)をおき、モールド樹脂4によ
って支持された上部電極5(タングステンIIIIIs
)を0.2101の間隙をおいて配置し、1)、C3K
Vを60分間印加して、コロナ放電を発生させ、第2図
(ロ)に示すように供試フィルム3上に生じた侵食部6
の深さを粗査計により測定し、その値の大小から侵食の
度合を判定L7だ。
フェノール系酸化防止剤には1・3・5トリメチル−2
・4・6トリス(3・5ジターシヤルブチ   ゛ル仝
ヒドロキシベンジル)ベンゼン(チバ社製IRGANO
X 1330、融点2401Z’ )を採用し、ポリプ
ロピレンに対するその混入の割合は、0%、1%、2%
、3%、4%(いずれも重量%)とした。またダイスの
温度は酸化防止剤の融点と同じ温度の240Cと、それ
よりも高い270Cと= 3− した。
実験の結果は第1図に示すように、ダイスの温度は酸化
防止剤の融点と同じ2,1oC(X)の場合よりもこれ
より高い270C(0)の方がすぐれていることがわか
る。これは十分に溶融した酸1〜3%が適当である。1
%以下は酸化防止剤の量が不足し、3%以上は返ってポ
リプロピレンフィルムの絶縁性を低下させるからである
第3図は酸化防止剤の混入量の変化に伴なうポリプロピ
レンフィルムの絶縁破壊電圧の変化であシ、酸化防止剤
の混入によって絶縁破壊電圧は低下するが混入率が1〜
3%の範囲内は低下の度合が小さいことを示している。
〔発明の効果〕本発明の作用効果を確認するために、酸
化防止剤の混入量を1〜3%としたポリプロピレンフィ
ルムよシなる本発明のコンデンサと、酸化防止剤の混入
量0%のコンデンサおよび0.2%の従来のコンデンサ
との特性比= 4 = 較試験(時間の経過に伴なう容量の変化率)を行なった
。ポリプロピレンフィルムの厚さは約5μmであり、常
温でり、C490Vを印加した結果は第4図に示すよう
に本発明のコンデンサa(1%)、b(2%)、c(3
%)は従来品d(0,2%)およびe(Q%)よりも容
量変化率(低下率)の小さいことを明らかにしている。
以上述べたように本発明の製造法はポリプロピレンに酸
化防止剤を1〜3%混入することによって耐コロナ性を
向上してコンデンサの容量減少率を低下させるのでコン
デンサの小型軽量化を可能にする。さらに、酸化防止剤
をフィルムの表面に析出させることにより粗面を形成し
、フィルム巻回の作業を容易にするなどの効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図:酸化防止剤の混入量およびダイスの温度の耐コ
ロナ性に及はす影響について の実験データを整理したグラフ 第2図:(イ)第1図の実験に使用した装置を示す図、
(ロ)測定部分の拡大図 第3図:酸化防止剤の混入量と絶縁破壊電圧との関係を
示すグラフ 第4図:本発明のフイルムコンデンザと従来品との特性
を比較するグラフ ト・・下部電極、2・・・ポリプロピレンフィルム、3
・・・供試フィルム、4・・・モールド樹脂、5・・・
上部電極、6・・・侵食部 −7= 第1図 (イ)         9爲2図       、。 )輻禦¥伴卯田(串(2)皿副) (す4@Nmル団)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリプロピレンを主成分とする樹脂組成物にフェ
    ノール系の酸化防止剤を1〜3重量%の割合で混入し、
    これを前記酸化防止剤の融点よりも高い温度で加熱溶融
    してダイスによりシート状に押出し、冷却固化した後、
    これを予熱して圧延機によりフィルム状に延伸すること
    を特徴とするコンデンサ誘電体用プラスチックフィルム
    の製造法。
  2. (2)前記フェノール系酸化防止剤はその融点が常温よ
    りも高く、かつ、前記延伸によりフィルムの表面に析出
    することを特徴とする特許請求の範囲(1)のコンデン
    サ誘電体用プラスチックフィルムの製造法。
JP13742285A 1985-06-24 1985-06-24 コンデンサ誘電体用プラスチツクフイルムの製造法 Pending JPS61296046A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0362563A2 (de) * 1988-09-15 1990-04-11 Hoechst Aktiengesellschaft Hochleistungsdielektrikumsfolie mit verbesserter Thermostabilität

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EP0362563A2 (de) * 1988-09-15 1990-04-11 Hoechst Aktiengesellschaft Hochleistungsdielektrikumsfolie mit verbesserter Thermostabilität

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