JPS6129521A - シリコ−ンゴム成形体とその製造方法 - Google Patents
シリコ−ンゴム成形体とその製造方法Info
- Publication number
- JPS6129521A JPS6129521A JP59150404A JP15040484A JPS6129521A JP S6129521 A JPS6129521 A JP S6129521A JP 59150404 A JP59150404 A JP 59150404A JP 15040484 A JP15040484 A JP 15040484A JP S6129521 A JPS6129521 A JP S6129521A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- silicone rubber
- platinum
- carbon black
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明はシリコーンゴム成形体とその製造方法に係り、
さらに詳しくは′カーボンブラックを含有する未加硫の
導電性シリコーンゴムとカーボンブラックを含まない未
加硫のシリコーンゴムとを密着させ、加熱硬化してなる
シリコーンゴム成形体とその製造法に関するものである
。
さらに詳しくは′カーボンブラックを含有する未加硫の
導電性シリコーンゴムとカーボンブラックを含まない未
加硫のシリコーンゴムとを密着させ、加熱硬化してなる
シリコーンゴム成形体とその製造法に関するものである
。
[発明の技術的背景とその問題点]
カーボンブラックを含有する導電性シリコーンゴム硬化
体部分と、カーボンブラックを実質的に含有しないシリ
コーンゴム硬化体部分とが一体化され【なるシリコーン
ゴム成形体は、2色性ラバータクトやゼブラ型コネクタ
等の電気接点、電磁波シールド用ガスケット等の各種電
気部品とじて広く利用されている。
体部分と、カーボンブラックを実質的に含有しないシリ
コーンゴム硬化体部分とが一体化され【なるシリコーン
ゴム成形体は、2色性ラバータクトやゼブラ型コネクタ
等の電気接点、電磁波シールド用ガスケット等の各種電
気部品とじて広く利用されている。
この種のシリコーンゴム成形体の製造方法として、特公
昭56−41417号公報にはカーボンブラックを含有
する未加硫シリコーンゴムに有機過酸化物を添加して加
熱圧縮成形等により導電性シリコーンゴム硬化体を形成
し、次いでカーボンブラックを実質的に含有しない絶縁
性の未加硫シリコーンゴムに、活性化エネルギーが33
kcal/mo1以上の有機過酸化物を添加して上記
の硬化体とともに加熱圧縮形成することにより導電性シ
リコーンゴム硬化体部分と絶縁性シリコーンゴム硬化体
部分が一体化したシリコーンゴム成形体を製造する方法
が開示されている。
昭56−41417号公報にはカーボンブラックを含有
する未加硫シリコーンゴムに有機過酸化物を添加して加
熱圧縮成形等により導電性シリコーンゴム硬化体を形成
し、次いでカーボンブラックを実質的に含有しない絶縁
性の未加硫シリコーンゴムに、活性化エネルギーが33
kcal/mo1以上の有機過酸化物を添加して上記
の硬化体とともに加熱圧縮形成することにより導電性シ
リコーンゴム硬化体部分と絶縁性シリコーンゴム硬化体
部分が一体化したシリコーンゴム成形体を製造する方法
が開示されている。
また、特開昭58−1714’42号公報にはカーボン
ブラックを5〜75重量%含有する導電性のシリコーン
ゴム硬化体に白金系触媒使用付加反応性のカーボンブラ
ックを実質的に含有しない未加硫の絶縁性シリコーンゴ
ムを密着させて加熱硬化したシリコーンゴム成形体とそ
の製造法が開示されている。
ブラックを5〜75重量%含有する導電性のシリコーン
ゴム硬化体に白金系触媒使用付加反応性のカーボンブラ
ックを実質的に含有しない未加硫の絶縁性シリコーンゴ
ムを密着させて加熱硬化したシリコーンゴム成形体とそ
の製造法が開示されている。
さらに特開昭58−205761号公報にはカーボンブ
ラックを含有する白金系触媒使用付加反応硬化性の導電
性シリコーンゴム硬化体に、非アシル系有機過酸化物を
添加したカーボンブラックを実質的に含有しない未加硫
シリコーンゴムを密着させて加熱硬化したシリコーンゴ
ム成形体とその製造法が開示されている。
ラックを含有する白金系触媒使用付加反応硬化性の導電
性シリコーンゴム硬化体に、非アシル系有機過酸化物を
添加したカーボンブラックを実質的に含有しない未加硫
シリコーンゴムを密着させて加熱硬化したシリコーンゴ
ム成形体とその製造法が開示されている。
しかし、前記の方法はいずれも導電性シリコーンゴムを
最初に加熱″硬化・しておき、次いで未加硫の絶縁性シ
リコーンゴムを密着させ、加熱硬化させるために2工程
となり量産性で問題がある。ざらに゛いずれも非アシル
系の有機過酸化物を用いており、押出し成形には不向き
である。
最初に加熱″硬化・しておき、次いで未加硫の絶縁性シ
リコーンゴムを密着させ、加熱硬化させるために2工程
となり量産性で問題がある。ざらに゛いずれも非アシル
系の有機過酸化物を用いており、押出し成形には不向き
である。
また、多種のシリコーンゴムを一体成形する場合、アシ
ル系有機過酸化物を加硫剤としてシリコーンゴムに混合
し、多軸押出機により同時に押出し、加熱硬化させる方
法が一般に用いられている。
ル系有機過酸化物を加硫剤としてシリコーンゴムに混合
し、多軸押出機により同時に押出し、加熱硬化させる方
法が一般に用いられている。
一方、カーボンブラックを含有する導電性シリコーンゴ
ムとカーボンブラックを実質的に含有しない絶縁性シリ
コーンゴムの組合せにおいては、導電性シリコーンゴム
中のカーボンブラックがアシル系有機過酸化物に対して
硬化阻害を引き起ζすため、導電性シリコーンゴムの硬
化剤としては白金系触媒を用いている。
ムとカーボンブラックを実質的に含有しない絶縁性シリ
コーンゴムの組合せにおいては、導電性シリコーンゴム
中のカーボンブラックがアシル系有機過酸化物に対して
硬化阻害を引き起ζすため、導電性シリコーンゴムの硬
化剤としては白金系触媒を用いている。
しかしながら、この方法では一体成形した場合の両シリ
コーンゴムの密着性は著しく悪く、実用に耐えないとい
う問題がある。
コーンゴムの密着性は著しく悪く、実用に耐えないとい
う問題がある。
[発明の目的]
本発明者はこのような従来技術の問題点を解消するため
に、アシル系有機過酸化物によって加硫される実質的に
カーボンブラックを含まない絶縁性シリコーンゴムにポ
リオルガノハイドロジエンシロキサンを加えて一体成形
することにより、白金系触媒を使用する導電性シリコー
ンゴムと絶縁性シリコーンゴムとが強固に密着したシリ
コーンゴム成形体が得られることを見出した。
に、アシル系有機過酸化物によって加硫される実質的に
カーボンブラックを含まない絶縁性シリコーンゴムにポ
リオルガノハイドロジエンシロキサンを加えて一体成形
することにより、白金系触媒を使用する導電性シリコー
ンゴムと絶縁性シリコーンゴムとが強固に密着したシリ
コーンゴム成形体が得られることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいてなされたもので、導電
性部分と絶縁性部分とが強固に、かつ耐久性良く接着さ
れたシリコーンゴム成形体およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
性部分と絶縁性部分とが強固に、かつ耐久性良く接着さ
れたシリコーンゴム成形体およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
[発明の概要]
すなわち本発明のシリコーンゴム成形体は、(A)■
平均重合度500〜12,000で1分子中のケイ素原
子に結合した有機基のうち、少なくとも2個がビニル基
である1種または2種以上のポリジオルガノシロキサン
100重色部と、■ カーボンブラック5〜75重量部
と、■ ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に平
均2個を越える数であるポリオルガノハイドロジエンシ
ロキサン0.1〜10重量部と、■ 白金または白金化
合物を、白金原子として■、■および■の合計量に対し
0.2〜300ppm含む 組成物を主成分とする未加硫の導電性ンリコーンゴム部
分と、 (B)■ 平均重合度500〜12.000で1分子中
のケイ素原子に結合した有機基のうち、少なくとも2個
がビニル基である1種または2種以上のポリジオルガノ
シロキサン100重量部と、■ 補強性および/または
非補強性充填剤10〜200重量部と、 ■ アシル系有機過酸化物0.1〜10重量部と、 ■ ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に平均2
個を越える数であるポリオルガノハイドロジエンシロキ
サンを0.1〜5重量部含む組成物を主成分とし、かつ
カーボンブラックを実質的に含有しない未加硫のシリコ
ーンゴム部分とを一体化してなることを特徴としており
、またその製造方法は、上記した(A)の未加硫の導電
性シリコーンゴム硬化体部分と、(B)のカーボンブラ
ックを実質的に含有しない未加硫のシリコーンゴム硬化
体部分とを、同時に押出して密着一体化させ、加熱硬化
することを特徴としている。
平均重合度500〜12,000で1分子中のケイ素原
子に結合した有機基のうち、少なくとも2個がビニル基
である1種または2種以上のポリジオルガノシロキサン
100重色部と、■ カーボンブラック5〜75重量部
と、■ ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に平
均2個を越える数であるポリオルガノハイドロジエンシ
ロキサン0.1〜10重量部と、■ 白金または白金化
合物を、白金原子として■、■および■の合計量に対し
0.2〜300ppm含む 組成物を主成分とする未加硫の導電性ンリコーンゴム部
分と、 (B)■ 平均重合度500〜12.000で1分子中
のケイ素原子に結合した有機基のうち、少なくとも2個
がビニル基である1種または2種以上のポリジオルガノ
シロキサン100重量部と、■ 補強性および/または
非補強性充填剤10〜200重量部と、 ■ アシル系有機過酸化物0.1〜10重量部と、 ■ ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に平均2
個を越える数であるポリオルガノハイドロジエンシロキ
サンを0.1〜5重量部含む組成物を主成分とし、かつ
カーボンブラックを実質的に含有しない未加硫のシリコ
ーンゴム部分とを一体化してなることを特徴としており
、またその製造方法は、上記した(A)の未加硫の導電
性シリコーンゴム硬化体部分と、(B)のカーボンブラ
ックを実質的に含有しない未加硫のシリコーンゴム硬化
体部分とを、同時に押出して密着一体化させ、加熱硬化
することを特徴としている。
本発明における<A)の導電性シリコーンゴムおよび(
B)の絶縁性シリコーンゴムの主材となる(A)■およ
び(B)■成分は、通常のシリコーンゴムとして用いら
れるもので、互いに同一でも相異なってい−Cもよく、
また1種でも2種以上を併用しても差し支えない。反復
単位がジメチルシロキシ単位、フェニルメチルシロキシ
単位、ジフェニルシロキシ単位、メチルビニルシロキシ
単位、フェニルビニルシロキシ単位等から選ばれる1種
または2種以上のジオルガノシロキシ単位からなる重合
体、共重合体もしくはこれらの混合物であり、硬化して
ゴム状弾性体を得るために1分子中に少なくとも2個の
ビニル基を含有することが必要である。また、このポリ
ジオルガノシロキサンの末端単位は、゛トリオルガノシ
ロキシ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基であってもよい
。
B)の絶縁性シリコーンゴムの主材となる(A)■およ
び(B)■成分は、通常のシリコーンゴムとして用いら
れるもので、互いに同一でも相異なってい−Cもよく、
また1種でも2種以上を併用しても差し支えない。反復
単位がジメチルシロキシ単位、フェニルメチルシロキシ
単位、ジフェニルシロキシ単位、メチルビニルシロキシ
単位、フェニルビニルシロキシ単位等から選ばれる1種
または2種以上のジオルガノシロキシ単位からなる重合
体、共重合体もしくはこれらの混合物であり、硬化して
ゴム状弾性体を得るために1分子中に少なくとも2個の
ビニル基を含有することが必要である。また、このポリ
ジオルガノシロキサンの末端単位は、゛トリオルガノシ
ロキシ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基であってもよい
。
上記のトリオルガノシロキシ基としては、例えばトリメ
チルシロキシ基、ジメチルビニルシロキシ基、メチルフ
ェニルビニルシロキシ基、メチルジフェニルシロキシ基
およびこれらの類似物等がある。
チルシロキシ基、ジメチルビニルシロキシ基、メチルフ
ェニルビニルシロキシ基、メチルジフェニルシロキシ基
およびこれらの類似物等がある。
また、この(A)■成分および(B)■成分として用い
るポリジオルガノシロキサンの平均重合度は500〜1
2..000.好ましくは1.000〜7,000の範
囲である。500未満では良好な機械的性質が得られず
、12,000を越えると導電性粒子の添加が困難にな
る。
るポリジオルガノシロキサンの平均重合度は500〜1
2..000.好ましくは1.000〜7,000の範
囲である。500未満では良好な機械的性質が得られず
、12,000を越えると導電性粒子の添加が困難にな
る。
(A)■成分のカーボンブラックとしては、チャンネル
ブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、ア
セチレンブラック等があげられるが、特に導電性グレー
ドであることが好ましい。
ブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック、ア
セチレンブラック等があげられるが、特に導電性グレー
ドであることが好ましい。
導電性グレードのカーボンブラックはファーネスブラッ
クおよびアセチレンブラックに数多く見出される。カー
ボンブラックの含有量は(A)■成分100重量部に対
し5〜75重聞部である。5重量部未満では導電性およ
び接着性が不十分であり、75重量部を越えると加工性
が低下して実用に耐えなくなる。
クおよびアセチレンブラックに数多く見出される。カー
ボンブラックの含有量は(A)■成分100重量部に対
し5〜75重聞部である。5重量部未満では導電性およ
び接着性が不十分であり、75重量部を越えると加工性
が低下して実用に耐えなくなる。
(A>■成分のポリオルガノハイドロジエンシロキサ・
ンは、(A)[1]成分の架橋剤として働き、網状構造
を形成するためにケイ素原子に結合した水素原子が1分
子中に平均少なくとも2個を越える数存在する必要があ
る。
ンは、(A)[1]成分の架橋剤として働き、網状構造
を形成するためにケイ素原子に結合した水素原子が1分
子中に平均少なくとも2個を越える数存在する必要があ
る。
ケイ素原子に結合した有機基としては、(A)■のポリ
ジオルガノシロキサンのケイ素原子に結合した有機基と
同様のものが例示される。このポリオルガノハイドロジ
エンシロキサンの平均重合度は特に限定されないが、同
一のケイ素原子に2個以上の水素原子が結合したものは
合成が困難であるので、3個以上のシロキシ単位からな
ることが好ましい。
ジオルガノシロキサンのケイ素原子に結合した有機基と
同様のものが例示される。このポリオルガノハイドロジ
エンシロキサンの平均重合度は特に限定されないが、同
一のケイ素原子に2個以上の水素原子が結合したものは
合成が困難であるので、3個以上のシロキシ単位からな
ることが好ましい。
(A)■成分のシロキサン骨格は直鎖状、環状、分岐状
のいずれでも差し支えない。
のいずれでも差し支えない。
(A)■成分の配合量は、(A)■成分100重量部に
対してO9゛1〜10重量部であり、好ましくは(A)
■成分のケイ素原子に結合したビニル基1個に対しくA
)■成分のケイ素原子に結合した水素原子が0.5〜1
5個、さらに好ましくは1.5〜5個の範囲になる量で
ある。(、A )■成分の配合量が0.1重思部未満で
も10重量部を越えても物性の優れたゴム弾性体が得ら
れなくなる。
対してO9゛1〜10重量部であり、好ましくは(A)
■成分のケイ素原子に結合したビニル基1個に対しくA
)■成分のケイ素原子に結合した水素原子が0.5〜1
5個、さらに好ましくは1.5〜5個の範囲になる量で
ある。(、A )■成分の配合量が0.1重思部未満で
も10重量部を越えても物性の優れたゴム弾性体が得ら
れなくなる。
(A)■成分は、(A)■成分と(A)■成分の付加反
応によってゴム状弾性体を与えるための硬化触媒である
。
応によってゴム状弾性体を与えるための硬化触媒である
。
(A>■成分としては、白金黒、これを単体上に保持し
たもの、四塩化白金、塩化白金酸およびそのアルカリ金
属塩、アルコール変性物、白金−オレフィン錯体、白金
−ビニルシロキサン錯体、白金−ホスフィン錯体、白金
−ホスファイト錯体等が例示されるが、(A)■成分や
(A)■成分への溶解性や触媒活性の点でアルコール変
性塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシ
ロキサン錯体等が好ましい。
たもの、四塩化白金、塩化白金酸およびそのアルカリ金
属塩、アルコール変性物、白金−オレフィン錯体、白金
−ビニルシロキサン錯体、白金−ホスフィン錯体、白金
−ホスファイト錯体等が例示されるが、(A)■成分や
(A)■成分への溶解性や触媒活性の点でアルコール変
性塩化白金酸、白金−オレフィン錯体、白金−ビニルシ
ロキサン錯体等が好ましい。
(A>■成分の配合量は、(A)■、(A)■、(A)
■各成分の合計量に対して、白金原子の量に換算して0
.2〜3ooppm、好ましくは1〜100ppIll
である。0.21)I)Illより少ないと硬化速度が
遅くな一す、硬化物に粘着性を生じて剥離性を阻害し、
3001)pIDを越すと硬化速度が速くなり過ぎて作
業性を損い、かつ不経済である。
■各成分の合計量に対して、白金原子の量に換算して0
.2〜3ooppm、好ましくは1〜100ppIll
である。0.21)I)Illより少ないと硬化速度が
遅くな一す、硬化物に粘着性を生じて剥離性を阻害し、
3001)pIDを越すと硬化速度が速くなり過ぎて作
業性を損い、かつ不経済である。
以上の成分の他に本発明においては、室温における硬化
時間を延ばすために必要量のアセチレーン化合物、マレ
イン酸ジアリル、トリアリルイソシアヌレート、ニトリ
ル化合物、有機過酸化物のような付加反応の抑制剤を配
合することもできる。
時間を延ばすために必要量のアセチレーン化合物、マレ
イン酸ジアリル、トリアリルイソシアヌレート、ニトリ
ル化合物、有機過酸化物のような付加反応の抑制剤を配
合することもできる。
さらに機械的強度を上げるために、従来のシリコーンゴ
ムに用いられる公知の補強性充填用シリカを添加するこ
ともできる。
ムに用いられる公知の補強性充填用シリカを添加するこ
ともできる。
このようなシリカとしては、例えば煙霧質シリカ、沈澱
シリカ、焼成シリカ、シリカエアロゲル等がある。
シリカ、焼成シリカ、シリカエアロゲル等がある。
これらの補強性充填用シリカは、表面が未処理のもの、
またはオルガノクロロシラン、ポリジオルガノシロキサ
ン、゛ヘキサオルガノジシラザン等の有機ケイ素化合物
で予め表面処理されたもののいずれでもよく、あるいは
混練り時にヘキサオルガノジシラザンのような有機ケイ
素化合物で表面処理をしても差し支えない。
またはオルガノクロロシラン、ポリジオルガノシロキサ
ン、゛ヘキサオルガノジシラザン等の有機ケイ素化合物
で予め表面処理されたもののいずれでもよく、あるいは
混練り時にヘキサオルガノジシラザンのような有機ケイ
素化合物で表面処理をしても差し支えない。
このような充填用シリカの表面処理はいずれも任意の公
知方法によって行なうことができる。なお、これらの成
分以外に耐熱添加剤として、例えば水酸化セリウムを添
加することもできる。
知方法によって行なうことができる。なお、これらの成
分以外に耐熱添加剤として、例えば水酸化セリウムを添
加することもできる。
この水酸化セリウム粉末としては、平均粒子径50μm
以下のものが適しており、(A>成分100重量部に対
して0.1〜10重量部の範囲で配合される。また、必
要に応じて、例えばケイ素原子にトリアルコキシシリル
アルキル基やエステル結合等を含む側鎖が結合したポリ
シロキサンのような接着性向上剤を添加してもよい。そ
の他に必要に応じてその他の耐熱添加剤、酸化防止剤、
加工助剤、石英粉末やケイソウ土等の非補強性充填剤お
よび難燃剤等を所望量添加することも可能である。
以下のものが適しており、(A>成分100重量部に対
して0.1〜10重量部の範囲で配合される。また、必
要に応じて、例えばケイ素原子にトリアルコキシシリル
アルキル基やエステル結合等を含む側鎖が結合したポリ
シロキサンのような接着性向上剤を添加してもよい。そ
の他に必要に応じてその他の耐熱添加剤、酸化防止剤、
加工助剤、石英粉末やケイソウ土等の非補強性充填剤お
よび難燃剤等を所望量添加することも可能である。
また、本発明における(B)成分であるカーボンブラッ
クを実質的に含有しない未加硫シリコーンゴムは、カー
ボンブラックをまった、く含有しないか、着色または難
燃化のために必要なごく少量のカーボンブラックを含有
している未加硫のシリコーンゴムである。
クを実質的に含有しない未加硫シリコーンゴムは、カー
ボンブラックをまった、く含有しないか、着色または難
燃化のために必要なごく少量のカーボンブラックを含有
している未加硫のシリコーンゴムである。
(B)■成分の充填剤は(B)のシリコーンゴムに機械
的強度を与えるものであり、従来のシリコーンゴムに用
いられる公知の補強性および非補強性充填剤である。
的強度を与えるものであり、従来のシリコーンゴムに用
いられる公知の補強性および非補強性充填剤である。
このような補強性充填用シリカと、しては、例えばj[
質シリカ、沈澱シリカ、焼成シリカ、シリカエアロゲル
等がある。
質シリカ、沈澱シリカ、焼成シリカ、シリカエアロゲル
等がある。
これらの補強性充填用シリカは、表面が未処理のもの、
またはオルガノクロロシラン、ポリジオルガノシロキサ
ン、ヘキサオルガノジシラザン等の有機ケイ素化合物で
予め表面処理されたもののいずれでもよく、あるいは混
練り時にヘキサオルガノジシラザンのような有機ケイ素
化合物で表面処理をしても差し支えない。
またはオルガノクロロシラン、ポリジオルガノシロキサ
ン、ヘキサオルガノジシラザン等の有機ケイ素化合物で
予め表面処理されたもののいずれでもよく、あるいは混
練り時にヘキサオルガノジシラザンのような有機ケイ素
化合物で表面処理をしても差し支えない。
このような充填用′シリカの表面処理はいずれも任意の
公知方法によって行なうことができる。
公知方法によって行なうことができる。
また、非補強性充填剤としては、粉砕石英、ケイソウ土
等がある。これらの充填剤は、それぞれの要求によって
1種もしくは多種、またその配合量も任意に選ぶことが
できる。
等がある。これらの充填剤は、それぞれの要求によって
1種もしくは多種、またその配合量も任意に選ぶことが
できる。
(B)■成分の配合量は、(B)■成分100重量部に
対し10〜200重量部である。10重量部未満では必
要な機械的強度が得られず、200重量部を越えると押
出し成形が不可能である。
対し10〜200重量部である。10重量部未満では必
要な機械的強度が得られず、200重量部を越えると押
出し成形が不可能である。
(B)■成分のアシル系有機過酸化物は、本発明の(B
)のシリコーンゴムを金型を用いて加硫し、あるいは押
出し成形を行って、熱風により加硫するために必!で重
要な成分である。このイシル系有機過酸化物としては、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p−クロ
ロベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド等が例示される。
)のシリコーンゴムを金型を用いて加硫し、あるいは押
出し成形を行って、熱風により加硫するために必!で重
要な成分である。このイシル系有機過酸化物としては、
2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、p−クロ
ロベンゾイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイ
ド等が例示される。
(B)■の配合量は、(B)■成分100重量部に対し
0.1〜10重量部であり、0.2〜5重量部であるこ
とが好ましい。0.1重量部未満では十分に加硫が行わ
れず、10重量部を越えて用いても硬化速度は変らず、
また過大に用いると分解生成物が残存して耐熱性に悪影
響を及ぼすからである。
0.1〜10重量部であり、0.2〜5重量部であるこ
とが好ましい。0.1重量部未満では十分に加硫が行わ
れず、10重量部を越えて用いても硬化速度は変らず、
また過大に用いると分解生成物が残存して耐熱性に悪影
響を及ぼすからである。
(B)■成分のポリオルガノハイドロジエンシロキサン
は、本発明のシリコーンゴムを一体化し、成形体を得る
のに必要で重要な成分である。
は、本発明のシリコーンゴムを一体化し、成形体を得る
のに必要で重要な成分である。
(B)■が必要な接着機能を得るためには、ケイ素原子
に結合した水素原子が1分子中に平均少なくとも2個を
越える数存在しなければならない。
に結合した水素原子が1分子中に平均少なくとも2個を
越える数存在しなければならない。
ケイ素原子に結合した有I11基としては、(B)■の
ポリジオルガノシロキサンのケイ素原子に結合した有機
基と同様のものが例示される。このポリオルガノハイド
ロジエンシロキサンの平均重合度は特に限定されないが
、同一のケイ素原子に2個以上の水素原子が結合したも
のは合成が困難なので、3個以上のシロキシ単位からな
ることが好ましい。シロキサン骨格は直鎖状、環状、分
岐状のいずれでも差し支えない。
ポリジオルガノシロキサンのケイ素原子に結合した有機
基と同様のものが例示される。このポリオルガノハイド
ロジエンシロキサンの平均重合度は特に限定されないが
、同一のケイ素原子に2個以上の水素原子が結合したも
のは合成が困難なので、3個以上のシロキシ単位からな
ることが好ましい。シロキサン骨格は直鎖状、環状、分
岐状のいずれでも差し支えない。
(B)■成分の添加量は、(B)■成分100重量部に
対して0.1〜5重壷部であり、好ましくは0.2〜2
重量部である。0.1重囲部未満では良好な接着強度が
得られず、5重量部を越えるとシリコーンゴムの機械的
特性に悪影響を及ぼすようになる。
対して0.1〜5重壷部であり、好ましくは0.2〜2
重量部である。0.1重囲部未満では良好な接着強度が
得られず、5重量部を越えるとシリコーンゴムの機械的
特性に悪影響を及ぼすようになる。
本発明におけるシリコーンゴムの一体成形方法としては
、<A)の未加硫の導電性シリコーンゴムと(B)の未
加硫のシリコーンゴムを金型成型する方法を採ることも
できるが、特に2軸押用機で同時に押出して両者を密着
させ、加硫炉により熱風加硫を行なった場合、(A>と
(B)が強固に一体化して硬化したシリコーンゴム成形
体を連続的に成形することができるので、特性的に、お
よび経済的に有利である。加硫温度および時間は300
〜350℃で0.5〜1分間が好ましい。
、<A)の未加硫の導電性シリコーンゴムと(B)の未
加硫のシリコーンゴムを金型成型する方法を採ることも
できるが、特に2軸押用機で同時に押出して両者を密着
させ、加硫炉により熱風加硫を行なった場合、(A>と
(B)が強固に一体化して硬化したシリコーンゴム成形
体を連続的に成形することができるので、特性的に、お
よび経済的に有利である。加硫温度および時間は300
〜350℃で0.5〜1分間が好ましい。
なお、必要に応じて150〜250℃で1〜24時間の
2次加硫を行なえば、有機過酸化物の分解による残渣が
除去されるので導電特性や機械的特性が安定し、また両
者間の接着強度も向上する。
2次加硫を行なえば、有機過酸化物の分解による残渣が
除去されるので導電特性や機械的特性が安定し、また両
者間の接着強度も向上する。
[発明の効果]
本発明によれば、カーボンブラックを含有した導電性シ
リコーンゴムと、カーボンブラックを実質的に含有しな
いシリコーンゴムとが強固に一体化したシリコーンゴム
成形体が得られる。
リコーンゴムと、カーボンブラックを実質的に含有しな
いシリコーンゴムとが強固に一体化したシリコーンゴム
成形体が得られる。
このシリコーンゴム成形体は、導電性部分と絶縁性部分
が強固でかつ耐久性よく接着しており、しかも一工程で
連続して成形が可能であって、2色性ラバータクト、イ
グニッションケーブル、電磁波シールド用ガスケット等
の各種電気部品への応用にきめわて有用で、ある。
が強固でかつ耐久性よく接着しており、しかも一工程で
連続して成形が可能であって、2色性ラバータクト、イ
グニッションケーブル、電磁波シールド用ガスケット等
の各種電気部品への応用にきめわて有用で、ある。
[発明の実施例]
以下実施例により本発明を説明する。
実施例1
ジメチルシロキシ単位99.8モル%、メチルビニルシ
ロキシ単位0.2モル%からなり、末端がジメチルビニ
ルシロキシ単位である平均重合度4.000のポリジオ
ルガノシロキサン100重量部とデンカブラック(電気
化学工業株式会社製、商品名)50重量部とを均一にな
るまでロールで混練りした。
ロキシ単位0.2モル%からなり、末端がジメチルビニ
ルシロキシ単位である平均重合度4.000のポリジオ
ルガノシロキサン100重量部とデンカブラック(電気
化学工業株式会社製、商品名)50重量部とを均一にな
るまでロールで混練りした。
この混合体100重量部に、1重量%の塩化白金酸を含
むイソプロパツール溶液を白金原子として50ppm、
および25℃における粘度21cStで5i−H含有率
0.86重量%であるポリメチルハイドロジエンシロキ
サン2.0重量部、さらに反応抑制剤としてメチルエチ
ルケトンパーオキサイド0.05重量部を加え十分に混
練りすることによって未加硫の導電性シリコーンゴムを
得た。
むイソプロパツール溶液を白金原子として50ppm、
および25℃における粘度21cStで5i−H含有率
0.86重量%であるポリメチルハイドロジエンシロキ
サン2.0重量部、さらに反応抑制剤としてメチルエチ
ルケトンパーオキサイド0.05重量部を加え十分に混
練りすることによって未加硫の導電性シリコーンゴムを
得た。
次にジメチルシロキシ単位99.8モル%、メチルビニ
ルシロキシ単位0.2モル%からなり、末端がジメチル
ビニルシロキシ単位である平均重合度5,000のポリ
ジオルガノシロキサン100重量部と、表面をトリジメ
チルシロキサンで処理した1!!l質シリ力45重量部
とを均一になるまでロールで混練りした。この混合体に
、25℃における粘度21C8tで、5i−H含有率0
.86重量%であるポリメチルハイドロジエンシロキサ
ン0.5重量部、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキ
サイド1.5重員部を加え、十分に混練りすることによ
って未加硫の絶縁性シリコーンゴムを得た。
ルシロキシ単位0.2モル%からなり、末端がジメチル
ビニルシロキシ単位である平均重合度5,000のポリ
ジオルガノシロキサン100重量部と、表面をトリジメ
チルシロキサンで処理した1!!l質シリ力45重量部
とを均一になるまでロールで混練りした。この混合体に
、25℃における粘度21C8tで、5i−H含有率0
.86重量%であるポリメチルハイドロジエンシロキサ
ン0.5重量部、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキ
サイド1.5重員部を加え、十分に混練りすることによ
って未加硫の絶縁性シリコーンゴムを得た。
この2種類のシリコーンゴムを2軸押用機で同時に押出
すことによって、両者を密着させ、350℃に設定した
加硫炉にて滞留時間30秒で熱風加硫を行ない、導電性
シリコーンゴム硬化体部分と絶縁性シリコーンゴム硬化
体部分が一体化したシリコーンゴム成形体を得た。
すことによって、両者を密着させ、350℃に設定した
加硫炉にて滞留時間30秒で熱風加硫を行ない、導電性
シリコーンゴム硬化体部分と絶縁性シリコーンゴム硬化
体部分が一体化したシリコーンゴム成形体を得た。
実施例2
ケイ素原子に結合する有機基のうち、0.25モル%が
ビニル基、8.5モル%がフェニル基、残余がメチル基
であり、末端がジメチルビニルシロキシ単位である平均
重合度3.000のポリジオルガノシロキサン100重
量部と、デンカブラック(電気化学工業株式会社製、商
品名)50重量部とを均一になるまでロールで混練りし
た。
ビニル基、8.5モル%がフェニル基、残余がメチル基
であり、末端がジメチルビニルシロキシ単位である平均
重合度3.000のポリジオルガノシロキサン100重
量部と、デンカブラック(電気化学工業株式会社製、商
品名)50重量部とを均一になるまでロールで混練りし
た。
この混合体100重量部に、1重量%の塩化白金酸を含
むイソプロパツール溶液を白金原子として50ppII
l、および25℃における粘度21cS【で5i−H含
有率’0.86重量%であるポリメチルハイドロジエン
シロキサン2.0重信部と、さらに反応抑制剤としてメ
チルエチルケトンパーオキサイド0.05重量部を加え
十分に混練りすることによって未加硫の導電性シリコー
ンゴムを得た。
むイソプロパツール溶液を白金原子として50ppII
l、および25℃における粘度21cS【で5i−H含
有率’0.86重量%であるポリメチルハイドロジエン
シロキサン2.0重信部と、さらに反応抑制剤としてメ
チルエチルケトンパーオキサイド0.05重量部を加え
十分に混練りすることによって未加硫の導電性シリコー
ンゴムを得た。
次にジメチルシロキシ単位99.8モル%、メチルビニ
ルシロキシ単位0.2モル%からなり、末端がジメチル
ビニルシロキシ単位である平均重合度6,000のポリ
ジオルガノシロキサン100重量部と、表面をトリジメ
チルシロキサンで処理した煙霧質シリカ40重量部およ
び加工助剤としてテトラメチルシクロテトラシロキサン
1重量部とを均一になるまでロールで混練りした。
ルシロキシ単位0.2モル%からなり、末端がジメチル
ビニルシロキシ単位である平均重合度6,000のポリ
ジオルガノシロキサン100重量部と、表面をトリジメ
チルシロキサンで処理した煙霧質シリカ40重量部およ
び加工助剤としてテトラメチルシクロテトラシロキサン
1重量部とを均一になるまでロールで混練りした。
次にこの混合体に、25℃における粘度が21CStで
5i−H含有率0.86重量%であるポリメチルハイド
ロジエンシロキサン0.5重量部、2.4−ジクロロベ
ンゾイルパーオキサイド1゜5重量部を加え、十分に混
練りすることによって未加硫の絶縁性シリコーンゴムを
得た。
5i−H含有率0.86重量%であるポリメチルハイド
ロジエンシロキサン0.5重量部、2.4−ジクロロベ
ンゾイルパーオキサイド1゜5重量部を加え、十分に混
練りすることによって未加硫の絶縁性シリコーンゴムを
得た。
この2種類のシリコーンゴムを実施例1と同様の方法に
て密着させ、加熱硬化させて、導電性シリコーンゴム硬
化体部分と絶縁゛性シリコーンゴム硬化体部分が一体化
したシリコーンゴム成形体を得た。
て密着させ、加熱硬化させて、導電性シリコーンゴム硬
化体部分と絶縁゛性シリコーンゴム硬化体部分が一体化
したシリコーンゴム成形体を得た。
実施例3
末端がジメチルビニルシロキシ単位であり、平均重合度
4,000のポリジメチルシロキサン100重量部と、
ケッチェンブラックEC(ライオンアクゾ株式会社製、
商品名)15重量部を均一になるまでロールで混練りし
た。
4,000のポリジメチルシロキサン100重量部と、
ケッチェンブラックEC(ライオンアクゾ株式会社製、
商品名)15重量部を均一になるまでロールで混練りし
た。
この混合体100重量部に、1重量%の塩化白金酸を含
むイソプロパツール溶液を白金原子として50ppm、
および25℃における粘度21cStで5i−H含有率
0.86重量%であるポリメチルハイドロジエンシロキ
サン1.5重量部、さらに反応抑制剤としてメチルエチ
ルケトンパーオキサイド0.05重聞部を加え十分に混
練りすることによって未加硫の導電性シリコーンゴムを
得た。
むイソプロパツール溶液を白金原子として50ppm、
および25℃における粘度21cStで5i−H含有率
0.86重量%であるポリメチルハイドロジエンシロキ
サン1.5重量部、さらに反応抑制剤としてメチルエチ
ルケトンパーオキサイド0.05重聞部を加え十分に混
練りすることによって未加硫の導電性シリコーンゴムを
得た。
この導電性シリコ−ンゴムと実施例1の未加硫の絶縁性
シリコーンゴムとを、実施例1と同様の方法にて硬化さ
せ、13電性シリコ一ンゴム硬化体部分と絶縁性シリコ
ーンゴム硬化体部分とが一体化したシリコーンゴム成形
体を得た。
シリコーンゴムとを、実施例1と同様の方法にて硬化さ
せ、13電性シリコ一ンゴム硬化体部分と絶縁性シリコ
ーンゴム硬化体部分とが一体化したシリコーンゴム成形
体を得た。
実施例4
ジメチルシロキシ単位99.8モル%、メチルビニルシ
ロキシ単位0.2モル%からなり、末端がジメチルビニ
ルシロキシ単位である平均重合度5.000のポリジオ
ルガノシロキサン100重量部と、表面を。、ポリジメ
チルシロキサンで処理した煙霧質シリカ45重量部を均
一になるまでロールで混練りした。これに25℃におけ
る粘度21C8tで5i−H含有率0.86重量%であ
るポリメチルハイドロジエンシロキサン0.5重量部、
p−クロロベンゾイルパーオキサイド1.2重量部を加
え、十分に混練りすることによって未加硫の絶縁性シリ
コーンゴムを得た。
ロキシ単位0.2モル%からなり、末端がジメチルビニ
ルシロキシ単位である平均重合度5.000のポリジオ
ルガノシロキサン100重量部と、表面を。、ポリジメ
チルシロキサンで処理した煙霧質シリカ45重量部を均
一になるまでロールで混練りした。これに25℃におけ
る粘度21C8tで5i−H含有率0.86重量%であ
るポリメチルハイドロジエンシロキサン0.5重量部、
p−クロロベンゾイルパーオキサイド1.2重量部を加
え、十分に混練りすることによって未加硫の絶縁性シリ
コーンゴムを得た。
この絶縁性シリコーンゴムと実施例1の未加硫の導電性
シリコーンゴムの2種類のシリコーンゴムを2軸押用機
で何時に押出すことによって両者を密着させ、350℃
に設定した加硫炉にて滞留時間1分で熱風加硫を行ない
、導電性シリコーンゴム硬化体部分と絶縁性シリコーン
ゴム硬化体部分が一体化したシリコーンゴム成形体を得
た。
シリコーンゴムの2種類のシリコーンゴムを2軸押用機
で何時に押出すことによって両者を密着させ、350℃
に設定した加硫炉にて滞留時間1分で熱風加硫を行ない
、導電性シリコーンゴム硬化体部分と絶縁性シリコーン
ゴム硬化体部分が一体化したシリコーンゴム成形体を得
た。
実施例1〜4の硬化したシリコーンゴム成形体について
、自硬化体部分をオートグラフ付引張り試験機で両側か
ら引張り、境界面の接着状態を見た。いずれの場合も導
電性シリコーンゴム硬化体部分で破断し境界面は無傷で
あった。
、自硬化体部分をオートグラフ付引張り試験機で両側か
ら引張り、境界面の接着状態を見た。いずれの場合も導
電性シリコーンゴム硬化体部分で破断し境界面は無傷で
あった。
比較例1
絶縁性シリコーンゴムの調製においてポリメチルハイド
ロジエンシロキサンを添加しない以外は実施例1と同様
にして未加硫の導電性並びに絶縁性のシリコーンゴムを
得た。これらを実施例1と同じ方法で押出し、熱風加硫
を行なって硬化せしめたところ、自硬化体部分はその界
面でまったく接着しておらず、一体化成形品は得られな
かった。
ロジエンシロキサンを添加しない以外は実施例1と同様
にして未加硫の導電性並びに絶縁性のシリコーンゴムを
得た。これらを実施例1と同じ方法で押出し、熱風加硫
を行なって硬化せしめたところ、自硬化体部分はその界
面でまったく接着しておらず、一体化成形品は得られな
かった。
比較例2
実施例1の未加硫の導電性シリコーンゴムを、予め35
0℃、30゛秒の熱風加硫で硬化体とし、比較例1に用
いた未加硫の絶縁性シリコーンゴムを密着させ、350
℃、30秒で熱風加硫を行なって硬化せしめたところ、
自硬化体部分はその界面でまったく接着しておらず、一
体化成形品は得られなかった。
0℃、30゛秒の熱風加硫で硬化体とし、比較例1に用
いた未加硫の絶縁性シリコーンゴムを密着させ、350
℃、30秒で熱風加硫を行なって硬化せしめたところ、
自硬化体部分はその界面でまったく接着しておらず、一
体化成形品は得られなかった。
比較例3
絶縁性シリコーンゴムの調製においてポリメチルハイド
ロジエンシロキサンを添加しない以外は実施例2と同様
の方法で2種類のシリコーンゴムを得た。これらを実施
例1と同じ方法で押出し、熱風加硫を行なって硬化せし
めたところ、両硬化体部分はその界面でまったく接着し
ておらず、一体化成形品は得られなかった。
ロジエンシロキサンを添加しない以外は実施例2と同様
の方法で2種類のシリコーンゴムを得た。これらを実施
例1と同じ方法で押出し、熱風加硫を行なって硬化せし
めたところ、両硬化体部分はその界面でまったく接着し
ておらず、一体化成形品は得られなかった。
比較例4
両末端メチルフェニルビニルシリル基封鎖のジメチルポ
リシロキサン(平均重合度600)100重量部、デン
カブラック50重量部を均一になるまで混練りし、さら
にジメチルシロキサン−メチルハイドロジエンシロキサ
ン共重合体(、ジメチルシロキサン単位50モル%、メ
チルハイドロジエンシロキサン単位50モル%、25℃
における粘度5cSt)1.8重量部、塩化白金酸のイ
ソプロパツール溶液(塩化白金酸含有量1重量%)1.
0型口部とメチルブチノール0.05重量部を添加して
均一になるまで混練りして導電性シリコーンゴムを得た
。
リシロキサン(平均重合度600)100重量部、デン
カブラック50重量部を均一になるまで混練りし、さら
にジメチルシロキサン−メチルハイドロジエンシロキサ
ン共重合体(、ジメチルシロキサン単位50モル%、メ
チルハイドロジエンシロキサン単位50モル%、25℃
における粘度5cSt)1.8重量部、塩化白金酸のイ
ソプロパツール溶液(塩化白金酸含有量1重量%)1.
0型口部とメチルブチノール0.05重量部を添加して
均一になるまで混練りして導電性シリコーンゴムを得た
。
次に、ジメチルシロキサン単位99.8モル%とメチル
ごニルシロキサン単位0.2モル%からなる平均重合度
4,000の共重合体生ゴム1゜0重量部と湿式法シリ
カ40重量部とを均一になるまで混練りし、これにジク
ミルパーオキサイド1.5重量部を添加してよく混練り
して絶縁性シリコーンゴムを得た。
ごニルシロキサン単位0.2モル%からなる平均重合度
4,000の共重合体生ゴム1゜0重量部と湿式法シリ
カ40重量部とを均一になるまで混練りし、これにジク
ミルパーオキサイド1.5重量部を添加してよく混練り
して絶縁性シリコーンゴムを得た。
この2種のシリコーンゴムを実施例4と同じ方法で押出
し、熱風加硫を行なったところ、絶縁性シリコーンゴム
側が内部で発泡を生じ満足な一体成形品は得られなかっ
た。
し、熱風加硫を行なったところ、絶縁性シリコーンゴム
側が内部で発泡を生じ満足な一体成形品は得られなかっ
た。
比較例5
ジメチルシロキサン単位99.7モル%とメチルごニル
シロキサン離位0.3モル%からなる平均重合度4.0
00の共重合体生ゴム100重量部とケッチェンブラッ
クEC15重量部を均一になるまで混練りし、さらに比
較例4で使用したジメチルシロキサン−メチルハイドロ
ジエンシロキサン共重合体0.8重量部、塩化白金酸の
イソプロパツール溶液(塩化白金酸含有量1重量%)0
゜2重量部を加えて速やかに混練りしてS電性シリコー
ンゴムを得た。
シロキサン離位0.3モル%からなる平均重合度4.0
00の共重合体生ゴム100重量部とケッチェンブラッ
クEC15重量部を均一になるまで混練りし、さらに比
較例4で使用したジメチルシロキサン−メチルハイドロ
ジエンシロキサン共重合体0.8重量部、塩化白金酸の
イソプロパツール溶液(塩化白金酸含有量1重量%)0
゜2重量部を加えて速やかに混練りしてS電性シリコー
ンゴムを得た。
次に比較例4で使用した湿式法シリカを28゜6重量%
含有する未加硫シリコーンゴム100重量部に2.5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブヂルバーオキシ)ヘキサ
ン0.5重゛量部を添加してよく混線すして絶縁性シリ
コーンゴムを得た。
含有する未加硫シリコーンゴム100重量部に2.5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブヂルバーオキシ)ヘキサ
ン0.5重゛量部を添加してよく混線すして絶縁性シリ
コーンゴムを得た。
この2種のシリコーンゴムを実施例4と同じ方法で押出
し、熱風加硫を行なったところ、比較例4と同様に絶縁
性シリコーンゴム側の内部で発泡を生じ満足な一体成形
品は得られなかった。
し、熱風加硫を行なったところ、比較例4と同様に絶縁
性シリコーンゴム側の内部で発泡を生じ満足な一体成形
品は得られなかった。
Claims (3)
- (1)(A)[1]平均重合度500〜12,000で
1分子中のケイ素原子に結合した有機基のうち、少なく
とも2個がビニル基である1種または2種以上のポリジ
オルガノシロキサン100重量部と、 [2]カーボンブラック5〜75重量部と、[3]ケイ
素原子に結合した水素原子が1分子中に平均2個を越え
る数であるポリオルガノハイドロジェンシロキサン0.
1〜10重量部と、[4]白金または白金化合物を、白
金原子として[1]、[2]および[3]の合計量に対
し0.2〜300ppm含む 組成物を主成分とする未加硫の導電性シリコーンゴム部
分と、 (B)[1]平均重合度500〜12,000で1分子
中のケイ素原子に結合した有機基のうち、少なくとも2
個がビニル基である1種または2種以上のポリジオルガ
ノシロキサン100重量部と、[2]補強性および/ま
たは非補強性充填剤10〜200重量部と、 [3]アシル系有機過酸化物0.1〜10重量部と、 [4]ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に平均
2個を越える数であるポリオルガノハイドロジェンシロ
キサンを0.1〜5重量部含む組成物を主成分とし、か
つカーボンブラックを実質的に含有しない未加硫のシリ
コーンゴム部分とを一体化し、加熱硬化させてなること
を特徴とするシリコーンゴム成形体。 - (2)(B)[3]成分のアシル系有機過酸化物を0.
2〜5重量部含む特許請求の範囲第1項記載のシリコー
ンゴム成形体。 - (3)(A)[1]平均重合度500〜12,000で
1分子中のケイ素原子に結合した有機基のうち、少なく
とも2個がビニル基である1種または2種以上のポリジ
オルガノシロキサン100重量部と、 [2]カーボンブラック5〜75重量部と、[3]ケイ
素原子に結合した水素原子が1分子中に平均2個を越え
る数であるポリオルガノハイドロジェンシロキサン0.
1〜10重量部と、[4]白金または白金化合物を、白
金原子として[1]、[2]および[3]の合計量に対
し0.2〜300ppm含む組成物を主成分とする未加
硫の導電性シリコーンゴム部分と、 (B)[1]平均重合度500〜12,000で1分子
中のケイ素原子に結合した有機基のうち、少なくとも2
個がビニル基である1種または2種以上のポリジオルガ
ノシロキサン100重量部と、[2]補強性および/ま
たは非補強性充填剤10〜200重量部と、 [3]アシル系有機過酸化物0.1〜10重量部と、 [4]ケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に平均
2個を越える数であるポリオルガノハイドロジェンシロ
キサンを0.1〜5重量部含む組成物を主成分とし、か
つカーボンブラックを実質的に含有しない未加硫のシリ
コーンゴム部分とを、同時に押出して密着一体化させ、
加熱して硬化させることを特徴とするシリコーンゴム成
形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59150404A JPS6129521A (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | シリコ−ンゴム成形体とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59150404A JPS6129521A (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | シリコ−ンゴム成形体とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6129521A true JPS6129521A (ja) | 1986-02-10 |
JPH0150582B2 JPH0150582B2 (ja) | 1989-10-30 |
Family
ID=15496224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59150404A Granted JPS6129521A (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | シリコ−ンゴム成形体とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6129521A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6189022A (ja) * | 1984-10-08 | 1986-05-07 | Nissei Denki Kk | 二種以上のゴム材を接合したゴム材成形品の製造方法 |
JPS6455239A (en) * | 1987-08-26 | 1989-03-02 | Shinetsu Chemical Co | Manufacture of conductive silicone rubber formed article |
WO2002000406A1 (fr) * | 2000-06-26 | 2002-01-03 | Sumitomo Pharmaceuticals Company, Limited | Procede de production d'articles moules de silicone |
US20140083736A1 (en) * | 2012-09-25 | 2014-03-27 | Nexans | Silicone multilayer insulation for electric cable |
CN109912984A (zh) * | 2019-02-02 | 2019-06-21 | 深圳市飞荣达科技股份有限公司 | 复合共挤硅胶材料及其制成的导电硅胶条 |
-
1984
- 1984-07-19 JP JP59150404A patent/JPS6129521A/ja active Granted
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6189022A (ja) * | 1984-10-08 | 1986-05-07 | Nissei Denki Kk | 二種以上のゴム材を接合したゴム材成形品の製造方法 |
JPH0211413B2 (ja) * | 1984-10-08 | 1990-03-14 | Nissei Electric | |
JPS6455239A (en) * | 1987-08-26 | 1989-03-02 | Shinetsu Chemical Co | Manufacture of conductive silicone rubber formed article |
WO2002000406A1 (fr) * | 2000-06-26 | 2002-01-03 | Sumitomo Pharmaceuticals Company, Limited | Procede de production d'articles moules de silicone |
US20140083736A1 (en) * | 2012-09-25 | 2014-03-27 | Nexans | Silicone multilayer insulation for electric cable |
US10134505B2 (en) | 2012-09-25 | 2018-11-20 | Nexans | Silicone multilayer insulation for electric cable |
CN109912984A (zh) * | 2019-02-02 | 2019-06-21 | 深圳市飞荣达科技股份有限公司 | 复合共挤硅胶材料及其制成的导电硅胶条 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0150582B2 (ja) | 1989-10-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3406763B2 (ja) | シリコーンゴム組成物 | |
EP0095260B1 (en) | Silicone rubber molded products and a method for producing same | |
US4800124A (en) | Silcone elastomer-forming compositions | |
JPH0514742B2 (ja) | ||
JPH09316337A (ja) | 電気絶縁材料用シリコーンゴム組成物 | |
JP2007186544A (ja) | 導電性シリコーンゴム組成物 | |
JPWO2018207475A1 (ja) | 自己融着高誘電シリコーンゴム組成物及び自己融着高誘電テープ | |
US4842943A (en) | Unitary molded silicone rubber product from two different silicone rubbers and a method for their manufacture | |
JPS6129521A (ja) | シリコ−ンゴム成形体とその製造方法 | |
JPH10168317A (ja) | 硬化性シリコーンゴム組成物およびその製造方法 | |
JPH09279036A (ja) | 加熱硬化性シリコーンゴム組成物およびその製造方法 | |
JP3987132B2 (ja) | シリコーンゴム成形品の押出成形方法 | |
EP1160288A1 (en) | Silicone rubber composition for extrusion molding and method for fabricating silicone rubber extrusion moldings | |
JPH1046029A (ja) | シリコーンゴム組成物およびその製造方法 | |
EP0939103A2 (en) | Silicone rubber composition | |
JP2767270B2 (ja) | フルオロシリコーンゴム組成物 | |
JP3482834B2 (ja) | シリコーンゴムの製造方法 | |
KR960012461B1 (ko) | 실리콘 고무 조성물 및 실리콘 고무 | |
JP3611025B2 (ja) | シリコーンゴム組成物 | |
US20020077440A1 (en) | Extrudable silicone rubber composition and method of manufacturing articles extruded from silicone rubber | |
JPH10212412A (ja) | シリコーンゴム組成物およびシリコーンゴムの成形方法 | |
JP3573880B2 (ja) | シリコーンゴム組成物 | |
JPS601894B2 (ja) | 難燃性シリコ−ンゴム組成物 | |
EP0111022B1 (en) | Method for making unitary molded silicone rubber product from two different silicone rubbers | |
JP2580261B2 (ja) | 絶縁性ゴム部分と導電性ゴム部分とを有する一体化成形体およびその製造方法 |