JPS61295203A - 水素圧の変換方法 - Google Patents

水素圧の変換方法

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JPS61295203A
JPS61295203A JP60136671A JP13667185A JPS61295203A JP S61295203 A JPS61295203 A JP S61295203A JP 60136671 A JP60136671 A JP 60136671A JP 13667185 A JP13667185 A JP 13667185A JP S61295203 A JPS61295203 A JP S61295203A
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hydrogen
container
low
metal
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Jotaro Ito
丈太郎 伊藤
Hideki Otake
大嶽 英機
Nobuo Takagi
高木 伸夫
Kazuhito Anai
穴井 和仁
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Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/32Hydrogen storage

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は水素貯蔵金属を用いる低圧水素を高圧水素に変
換する方法に関するものである。
〔従来技術〕
従来、種々の水素貯蔵金属が開発されている。
この水素貯蔵金属は、水素と可逆的に反応し、水素吸蔵
反応(水素化反応)と水素放出反応(脱水素反応)を交
互に生起させることができる。一般に、水素吸蔵反応は
発熱反応で、水素放出反応が吸熱反応であり1反応平衡
時の水素圧力は、反応温度が高い程高圧である。この平
衡時における圧力。
温度及び金属の水素吸蔵量の間には、PTC線図として
知られている第1図のような関係がある。従来、このよ
うな関係を利用して、低圧水素を高圧水素に変換する方
法が知られている。即ち、低温を維持しながら金属に低
圧水素を吸蔵させた後、その水素吸蔵金属を加熱し、高
温に維持することにより、高圧の水素を生成させること
ができる。
しかしながら、このような方法により高圧水素を得よう
とすると、実用上大きな難点がある。即ち、第1図に示
したような等混線が水平なプラトー域を持つPTC線図
はあくまでも理想的な金属についてのもので、実際の金
属については、第2図に示したように、そのPTC線図
の等混線は、プラトー域においても傾斜し、その結果、
水素吸蔵工程における最大水素吸蔵量は、同一温度、圧
力条件下では、第1図に示したPTC線図の場合に比較
して、低く抑えられ、水素放出工程における残存水素量
が多くなる。従って、このことから、低圧水素を高圧水
素へ変換する単位金属当りの割合が小さくなる。このこ
とを、第3図によりさらに詳細に説明すると、第3図に
おいては、線1は温度T1におけるPTC線図であり、
線2は温度T2におけるPTC線図であるaTlの温度
が所定の冷却温度であり、T2の温度が所定の加熱温度
である。線3は低圧水素源の水素圧力P3を示し、線4
は目的とする高圧水素の圧力P4を示す。金属の水素吸
蔵量(Y)はPTC線図上には温度(T)と圧力(P)
の関係で表示される。
第3図において、今、低圧水素源からの圧力P3の低圧
水素を、A点の状態にある金属(圧力Pa、温度T1、
水素吸蔵量Ya、 Pa<P 3 )と接触させ、金属
を冷却し、その温度をT1に保持すると、金属は、水素
を吸蔵し、その水素平衡圧が低温水素源の水素圧と等し
くなるまで、即ち、B点の状態(圧力pb、温度T1、
水素吸蔵量Yb、 Pb=P 3)になるまで水素を吸
蔵する。この場合の水素吸蔵量Ybが低圧水素源の水素
圧及び冷却温度T1との関係で定まる最大水素吸蔵量で
ある。次に、金属と低圧水素源との連絡を断ち、金属を
加熱すると、金属は吸蔵水素を一部放出して系は高圧と
なり。
0点の状態(圧力Pc、温度T2、水素吸蔵量Yc、 
Pc〉P4)になる。その後、金属と高圧水素源とを連
絡し、金属の加熱を続けると、金属は吸蔵水素を放出し
て高圧水素源に送り、それに応じて金属の水素平衡圧は
低下する。この水素の放出は、金属の水素平衡圧が所望
の高圧水素圧P4と等しくなるまで、即ちD点の状態(
圧力Pd、温度T2、水素吸蔵量Yd、 Pd=P4)
になるまで続く。次に、金属と高圧水素源との連絡を断
ち、金属をT□になるまで冷却すると、金属は残存水素
の一部を吸蔵し。
金属の水素平衡圧は下り、最初のA点の状態(圧力Pa
、温度T1、水素吸蔵量Ya、 Pa<P 3 )に戻
る。
このようにして、水素吸蔵工程及び水素放出工程を含む
1サイクルの反応工程が終了する。
以上の説明から明らかなように、1サイクル当りの高圧
水素発生量(水素変換量)は、加熱温度T1、冷却温度
T2、低圧水素源圧P3及び高圧水素源圧P4によって
決定される他、水素貯蔵金属のPTC線図におけるプラ
トーの傾きによって決まり、プラトーの傾きが大きい程
、1サイクル当りの高圧水素発生量が小さい、換言すれ
ば、単位金属当りの水素発生量ΔV(ΔV=Yc−Yd
)が小さくなる。
〔目   的〕
本発明は、PTC線図において、傾斜したプラトーを有
する水素貯蔵金属に見られる前記問題を克服し、単位金
属量当りの高圧水素発生量を高める方法を提供すること
を目的とする。
〔構  成〕
本発明によれば、水素貯蔵金属に低圧水素を吸蔵させる
水素吸蔵工程と、該水素吸蔵金属から高圧水素を放出さ
せる水素放出工程を繰返し行う方法において、該水素放
出工程と該水素吸蔵工程との間に高圧水素圧を中圧化す
る工程及び該水素吸蔵工程と水素放出工程との間に、低
圧水素圧を中圧化する工程をそれぞれ設けることを特徴
とする低圧水素を高圧水素に変換する方法が提供される
本発明の水素圧変換原理を第4図を用いて説明する。第
4図において、A−+B、 B−+C,C−+D及びD
−+Aからなる熱サイクルは第3図に示した従来法の熱
サイクルを示す。本発明の場合、水素放出工程後のD点
の状態において、中圧水素と連絡することにより残存高
圧水素を中圧化して、その水素圧力をQ点の状態(圧力
pq、P 3 <Pq<P 4 =pd)になるまで降
下させる。この状態で温度T2の加熱を続けると、金属
は中圧の吸蔵水素を放出して、R点の状態になる(圧力
Pr、温度T2、水素吸蔵量Yr、 Pr=Pq)。次
に、このR点の状態の金属を、中圧水素との連絡を断ち
、温度T1になるまで冷却し、K点の状態(圧力Pk、
温度T1、水素吸蔵量Yk、Pk<P3)にする。ここ
で、低圧水素源と連絡し、この状態で温度T1の冷却を
続けると、金属は低圧水素源から送られる水素を吸蔵し
てB点の状態(圧力Pb、温度T1、水素吸蔵量Yb−
Pb=P 3 )になる。本発明では、このB点の状態
において、低圧水素源との連絡を断ち、中圧水素と連絡
してその水素圧力を中圧化し、N点の状態(圧力Pm、
 P 3 <PIll<P4)に高める。この状態で冷
却を続けて温度をT1に維持すると、金属は中圧水素を
吸蔵し、N点の状態(圧力Pn、温度T1、水素吸蔵量
Yn、 Pn>P 3 、 Yn>Yb)になる。次に
、このN点の状態の金属を、中圧水素との連絡を断ち、
温度T2になるまで加熱し、3点の状態(圧力Ps、温
度T2、水素吸蔵量YS、 Pj>P4)にする。ここ
で高圧水素源と連絡し、この状態で温度T2の加熱を続
けると、金属は高圧水素を放出して水素を高圧水素源に
送り出し、D点の状態になる。このD点の状態になった
金属は、前記と同様の操作を行うことにより、再びに点
の状態に復元させることができる。
D点からR点に至る間に放出される中圧水素は外部に供
給しても、系内に貯蔵しても良く、またB点からN点に
至る間に吸蔵される中圧水素は外部より供給しても、系
内に貯蔵されたものを利用しても良いが、望ましくは本
方法による装置を複数、並列に設置し、一つの装置のD
4Q→Rにおける放出中圧水素を他の装置の84p4−
+Nにおける水素吸蔵に直接利用するのが良い。
前記の説明から明らかなように1本発明では、1サイク
ル当りの低圧水素の吸蔵量及び高圧水素の放出量はいず
れも高められたものであり、結局、単位金属量当りの水
素圧変換率は向上する。
第5図に本発明の他の実施例の熱サイクルの説明図を示
す。この熱サイクルにおいては、水素圧の中圧化に際し
、加熱及び冷却を併用しない。即ち、D点の状態におい
て、加熱を停止し、高圧水素源との連絡を断ち、中圧水
素と連絡し、1点の状態(圧力Pi、温度Ti、水素吸
蔵量Yi、 Pi<Pd=P4.Ti<Tz)にした後
、中圧水素との連絡を断ち、冷却して3点の状態(圧力
Pj、温度T1、水素吸蔵量Yj、 Pj<Pj、Yj
<Ya)にする。ここで低圧水素源と連絡し、この状態
で冷却し、B点の状態にした後、冷却を停止し、低圧水
素源との連絡を断ち、中圧水素と連絡して、G点の状態
(圧力Pg、温度rg、水素吸蔵量Yg、 Pg>P 
3 、 Tg>T t )にする。次に中圧水素との連
絡を断ち、この状態でT2に加熱してH点の状態(圧力
ph、温度T2、水素吸蔵量Yh、 Ph>Pa、Yh
>Yc)にした後、高圧水素源と連絡して加熱を続ける
と、高圧水素を放出して再びD点の状態にすることがで
きる。このような熱サイクルによっても、単位金属量当
りの水素圧変換率を高めることができる。しかも、この
場合、水素吸蔵工程後、水素放出工程を開始前に設けた
中圧化工程では発熱が得られるので、温度T1から温度
T2への加熱負担がその全軽減され、一方、水素放出工
程後、水素吸蔵工程開始前に設けた中圧化工程では吸熱
が得られるので、温度T2から温度T1への冷却負担は
その全軽減される。
第6図は本発明のさらに他の実施例の熱サイクルの説明
図を示す。この熱サイクルにおいては、水素圧の中圧化
に際し、3段階の圧力レベルで順次昇圧または降圧する
方法を採用したものである。
即ち、B点の状態において、第1の中圧水素源(低中圧
水素源)と連絡し1点10の状態にした後、温度T1に
なるまで冷却し、低中圧水素を吸蔵させて点11の状態
にする。次いで低中圧水素源との連絡を断ち、第2の中
圧水素源(低中圧水素源)と連絡して1点12の状態に
し、この状態でさらに冷却を続けて点13の状態にし、
中圧水素源との連絡を断ち第3の中圧水素源(高中圧水
素源)と連絡して点14の状態にした後冷却を続けて高
中圧水素を吸蔵させて点15の状態にする。次に、高中
圧源との連絡を断ち、温度T2になるまで加熱して点1
6の状態を得る。
この点16の状態で温度T2の加熱を続けると高圧水素
を放出し、D点の状態となる。D点の状態から高圧水素
源との連絡を断ち、残存高圧水素を高中圧水素源に放出
して、いったん点17の状態にした後、加熱を続け、高
中圧水素を放出させて点18の状態にする。次に高中圧
水素源との連絡を断ち、中中圧水素源と連絡して点19
の状態にし、この状態でさらに加熱を続け1点20の状
態とする。次に、中中圧水素源との連絡を断ち、低中圧
水素源と連絡して点21の状態にし、この状態で加熱を
続は低中圧水素を放出させて、点22の状態を得る。次
に低中圧水素源との連絡を断ち、温度T1に冷却し、点
23の状態を得る。ここで低圧水素源と連絡し、冷却を
続けて低圧水素を吸蔵させ、点Bの状態を得る。このよ
うにして1サイクルが完了する。
次に、本発明の第4図に示した熱サイクルによる水素圧
変換方法を実施する場合の装置系統図の実施例を第7図
に示す。第7図において、30 、50は内部に水素貯
蔵金属Hを収容した容器、37.57は低圧水素源、3
9.59は高圧水素源をそれぞれ示し、31.51は熱
交換パイプ、32.52は加熱媒体供給ライン、 33
.53は冷却媒体供給ラインをそれぞれ示す。
容器30及び容器50において、水素吸蔵工程及び水素
放出工程をそれぞれ順次かつ繰返し行うが、この場合、
一方の容器で水素吸蔵工程を行っている時は、他方の容
器では水素放出工程を行う。
今、容器30において水素吸蔵工程を行い、容器50に
おいて水素放出工程を行う。即ち、容器30と容器50
とを連絡するバルブ70を閉じ、容器30と高圧水素g
39とを連絡するバルブ40を閉じ、容器50と低圧水
素源57とを連絡するバルブ58を閉じ、熱交換パイプ
31に連絡する加熱媒体供給ライン32に付設したバル
ブ34及び熱交換パイプ51に連絡する冷却媒体供給う
イン53に付設したバルブ55をそれぞれ閉じると共に
、低圧水素源37と容器30とを連絡するバルブ38及
び高圧水素源59と容器50とを連絡するバルブ60を
それぞれ開とし、熱交換パイプ31に連絡する冷却媒体
供給うイン33に付設したバルブ35及び熱交換パイプ
51に連絡する加熱媒体供給ライン52に付設したバル
ブ54を開とする。
このようなバルブ操作の後、この状態を所定時間保持す
ることにより容器30で水素吸蔵工程及び容器50で水
素放出工程がそれぞれ行われ、低圧水素源37の低圧水
素は容器30の金属Hに吸蔵されると共に、容器50の
金属Hから高圧水素が放出され、高圧水素源59に送ら
れる。
次に、低圧水素バルブ38を閉、高圧水素バルブ60を
閉にし、次いで容器30と容器50との連絡バルブ70
を開にして、容器50内の残存高圧水素の一部を容器3
0内へ移動することにより同容器を均圧中圧化する。こ
のような中圧水素圧条件で所定時間保持することにより
容器50内の残存水素は容器30内へ移動する。
次に連絡バルブ70を閉じ、さらに容器30に対する冷
却媒体供給バルブ35及び容器50に対する加熱媒体供
給バルブ54を閉じると共に、容器30に対する加熱媒
体供給バルブ34を開及び容器50に対する冷却媒体供
給バルブ55を開にする。このようにして所定時間保持
し、容器30内の金属にを所定温度に加熱すると共に、
容器50内の金属阿を所定温度に冷却する。
次に、容器30に連絡する高圧水素バルブ40を開及び
容器50に連絡する低圧水素バルブ58を開にする。こ
のようにして所定時間保持することにより、容器30の
金属から高圧水素が放出され、容器50の金属に低圧水
素が吸蔵される。
その後、容器30に連絡する高圧水素バルブ40及び容
器50に連絡する低圧水素バルブ58を閉にすると共に
、容器30と容器50とを連絡するバルブ70を開にし
て容器30内の残存高圧水素を容器50に移動すること
により、容器30と容器50とを均圧、中圧化する。こ
のような中圧水素圧条件で所定時間保持し、容器30内
の残存水素を容器50内へ移動する。
以上の操作により、各容器30及び50における水素吸
蔵工程と水素放出工程からなる第1回の熱サイクルが完
了する。以後、前記を同様に操作することにより、多数
回の熱サイクルを行うことができる。
次に、本発明の第6図に示した熱サイクルによる水素圧
変換方法を実施する場合の装置系統図の実施例を第8図
に示す。第8図において、30 、50は内部に水素貯
蔵金属Hを収容した容器、37.57は低圧水素源、3
9.59は高圧水素源、43は低中圧水素源、44は高
中圧水素源をそれぞれ示し、31.51は熱交換パイプ
、32,52は加熱媒体供給ライン、33゜53は冷却
媒体供給ラインをそれぞれ示す。
容器30及び容器50において、水素吸蔵工程及び水素
放出工程をそれぞれ順次かつ繰返し行うが、この場合、
一方の容器で水素吸蔵工程を行っている時は、他方の容
器では水素放出工程を行う。
今、容器30において水素吸蔵工程を行い、容器50に
おいて水素放出工程を行う。即ち、容器30と容器50
とを連絡するバルブ70を閉じ、低中圧水素源43、高
中圧水素源44と容器30 、50とをそれぞれ連絡す
るバルブ41,61,42,62を閉じ、容器30と高
圧水素源39とを連絡するバルブ40を閉じ、容器50
と低圧水素源57とを連絡するバルブ58を閉じ、熱交
換パイプ31に連絡する加熱媒体供給ライン32に付設
したバルブ34及び熱交換パイプ51に連絡する冷却媒
体供給ライン53に付設したバルブ55をそれぞれ閉じ
ると共に、低圧水素源37と容器30とを連絡するバル
ブ38及び高圧水素源59と容器50とを連絡するバル
ブ60をそれぞれ開とし、熱交換パイプ31に連絡する
冷却媒体供給ライン33に付設したバルブ35及び熱交
換パイプ51に連絡する加熱媒体供給ライン52に付設
したバルブ54を開とする。
このようなバルブ操作の後、この状態を所定時間保持す
ることにより、容器30で水素吸蔵工程及び容器50で
水素放出工程がそれぞれ行われ、低圧水素源37の低圧
水素は容器30の金属Nに吸蔵されると共に、容器50
の金属Nから高圧水素が放出され、高圧水素源59に送
られる。
次に、低圧水素バルブ38を閉及び低中圧水素バルブ4
1を開にして低中圧水素源43の低中圧水素を容器30
に供給し、容器30内の水素圧を低中圧化し、一方、高
圧水素バルブ60を閉及び高中圧水素バルブ62を開に
して、容器50内の残存高圧水素の一部を高中圧水素源
44に排出し、容器50内の水素圧を高中圧化する。こ
のような状態で所定時間保持する。
次に、低中圧水素バルブ41.高中圧水素バルブ62を
それぞれ閉じ、次いで容器30と容器50との連絡バル
ブ70を開にして、容器50内の残存高中圧水素を容器
30内に移動して1両容器を均圧し、中圧化する。この
ような中圧条件で、所定時間保持し、容器50内の残存
水素を容器30内に移動した後、連絡バルブ70を閉じ
、次いで高中圧バルブ42及び低中圧バルブ61を開と
して、容器30内を高中圧化、容器50内を低中圧化し
て所定時間保持する。
次に、高中圧バルブ42及び低中圧バルブ61を閉じ、
さらに容器30に対する冷却媒体供給バルブ35及び容
器50に対する加熱媒体供給バルブ54を閉じると共に
、容器30に対する加熱媒体供給バルブ34を開及び容
器50に対する冷却媒体供給バルブ55を開にする。こ
のようにして所定時間保持し、容器30内の金属にを所
定温度に加熱すると共に、容器50内の金属にを所定温
度に冷却する。
次に、容器30に連絡する高圧水素バルブ40を開及び
容器50に連絡する低圧水素バルブ58を開にする。こ
のようにして所定時間保持することにより、容器30の
金属から高圧水素が放出され、容器50の金属に低圧水
素が吸蔵される。
その後、容器30に連絡する高圧水素バルブ40及び容
器50に連絡する低圧水素バルブ58を閉にすると共に
、容器30に連絡する高中圧水素バルブ42を開にして
容器30内の残存高圧水素を高中圧化し。
また容器50に連絡する低中圧水素バルブ61を開にし
て容器50内の水素圧を低中圧化する。次に、この状態
で所定時間保持した後、高中圧水素バルブ42及び低中
圧水素バルブ61をそれぞれ閉じ、次いで容器30と容
器50との連絡バルブ70を開にして容器30内の残存
高中圧水素を容器50内に移動して、両容器を均圧し、
中圧化する。このような中圧条件で所定時間保持し、容
器30内の残存水素を容器50内・に移動した後、連絡
バルブ70を閉じ、次いで、低中圧水素バルブ41及び
高中圧水素バルブ62を開として、容器30内を低中圧
化、容器50内を高中圧化して所定時間保持する。
以上の操作により、各容器30及び50における水素吸
蔵工程と水素放出工程からなる第1回の熱サイクルが完
了する。以後、前記を同様に操作することにより、多数
回の熱サイクルを行うことができる。
本発明の方法は、前記したように、水素吸蔵工程及び水
素放出工程に対し、それぞれの残存水素圧を、その低圧
と高圧との間の中間の圧力に変換させる工程(残存水素
圧中圧化工程)を付設したものであるが、その中圧化工
程は、種々の方法で行うことができる。この中圧化工程
は、例えば、容器に圧入された中圧水素源を用いること
により実施し得る他、水素吸蔵工程における残存低圧水
素の中圧化は、水素放出工程における高圧水素の一部を
供給することにより実施することができ、逆に、水素放
出工程の残存高圧水素の中圧化には、高圧水素の一部を
水素吸蔵工程に排出させることにより実施することがで
きる。また、水素貯蔵金属としては、従来公知の種々の
もの、例えば、ランタン、ニッケル系合金、鉄−チタン
系合金、カルシウム−ニッケル系合金等が用いられ、所
望する高圧水素の圧力、入手可能な加熱媒体温度及び冷
却媒体温度等との関係で適当なものが選定される。
〔効  果〕 本発明は前記構成であり、水素吸蔵工程及び水素放出工
程のそれぞれに対し、残存水素圧を中圧化する工程を設
けたことにより、単位金属当りの水素圧変換効率は著し
く改善されたものである。
従って1本発明では、従来の装置に比較して、小型化さ
れた装置で実施することができ、所定の圧縮容量を得る
ために要する高価な合金の所要量を削減することができ
ることから、安価な装置で実施することができる。
また1本発明では、所与の加熱源及び冷却源温度におい
てより大きな水素圧縮比を実現できる。
即ち、より低圧の水素をより高圧のものまで圧縮できる
。さらに、中圧化工程において加熱、冷却を併用しない
方法においては、水素吸蔵後の中圧化により発熱、温度
上昇し、水素放出後の中圧化により吸熱温度低下するの
で、吸蔵温度から放出温度への加熱負担、及び放出温度
から吸蔵温度への冷却負担が軽減される。
〔実施例〕
本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例 第7図に示した装置系を用いて低圧水素を高圧水素に変
換した。この場合の水素圧変換条件は次の通りである。
(1)水素貯蔵金属:ミツシュメタル−ニッケルーマン
ガン (2)低圧水素源圧力=      2気圧(3)高圧
水素源圧カニ10気圧 (4)中圧水素源圧力=3.5気圧 (5)加熱媒体温度:50℃ (6)冷却媒体温度:10℃ 前記の条件で装置を運転すると、水素貯蔵金属量1kg
当り、1サイクルで、約550の高圧水素を発生させる
ことができた。
一方、従来法に従い、水素吸蔵工程及び水素放出工程に
おける残存水素圧の中圧化工程を採用しない時の高圧水
素発生量は約30Qであった。
また、低圧水素源圧力、高圧水素源圧力をそれぞれ1.
5気圧、5気圧としたとき、上記の加熱媒体、冷却媒体
温度では、高圧水素発生量は従来法ではゼロに近かった
が、本発明法では約2気圧での中圧化工程を導入して4
5Qの水素圧縮が達成された。
以上のことから、本発明法はすぐれた水素圧変換法とい
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は水素貯蔵金属のPTC線図であり、
第1図は理想的な水素貯蔵金属についてのものを示し、
第2図は実際の水素貯蔵金属についてのものを示す。 第3図は、従来法の熱サイクル説明図を示す。 第4図〜第6図は本発明法の熱サイクル説明図を示し、
第4図のものは、水素吸蔵工程における残存水素圧の中
圧化工程で冷却を併用し、水素放出工程における残存水
素圧の中圧化工程で加熱を併用する例を示し、第5図は
それらの冷却及び加熱を併用しない例を示す。第6図は
、3段階の中圧化工程と、加熱冷却を併用した例を示す
。 第7図は、本発明の第4図の方法を実施する場合の装置
系統図の1例を示し、第8図は本発明の第6図の方法を
実施する場合の装置系統図の1例を示す。 30 、50・・・容器、37,57・・・低圧水素源
、39.59・・・高圧水素源、 43,44・・・中
圧水素源、32.52・・・加熱媒体供給ライン、33
.53・・・冷却媒体供給ライン、31.51・・・熱
交換パイプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水素貯蔵金属に低圧水素を吸蔵させる水素吸蔵工
    程と、該水素吸蔵金属から高圧水素を放出させる水素放
    出工程を繰返し行う方法において、該水素放出工程と水
    素吸蔵工程との間に高圧水素圧を中圧化する工程及び該
    水素吸蔵工程と水素放出工程との間に、低圧水素圧を中
    圧化する工程をそれぞれ設けることを特徴とする低圧水
    素を高圧水素に変換する方法。
JP60136671A 1985-06-22 1985-06-22 水素圧の変換方法 Granted JPS61295203A (ja)

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JPH0469081B2 JPH0469081B2 (ja) 1992-11-05

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5354040A (en) * 1991-11-28 1994-10-11 Mitsubishi Materials Corporation Apparatus for closed cycle hydrogenation recovery and rehydrogenation

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5354040A (en) * 1991-11-28 1994-10-11 Mitsubishi Materials Corporation Apparatus for closed cycle hydrogenation recovery and rehydrogenation

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