JPS6129509A

JPS6129509A - 成形金型

Info

Publication number: JPS6129509A
Application number: JP15193084A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Miyairi; 宮入　一喜; Masaaki Minamimura; 南村　正昭
Original assignee: Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Current assignee: Nissei Plastic Industrial Co Ltd
Priority date: 1984-07-20
Filing date: 1984-07-20
Publication date: 1986-02-10
Also published as: JPH0343961B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は成形金型に関し、一層詳細には、入子を交換す
るようにして多種少量生産に適応させる、ようにした成
形金型において、当該入子に成形品のアンダーカット部
を形成するためのスライドコアが設けられていても、入
子の交換が容易であり短時間で行うことができる成形金
型に関する。

近年、成形品の用途の多様化、あるいは成形品在庫の少
量化に伴い、多種少量生産の必要性が生じ、この要請を
満たすために、入子のみを交換するようにして、金型交
換時間の短縮、金型コストの低減、金型の小型化による
金型ストックスペースの効率的使用を図っている。

しかるに、アンダーカット部を有する成形品の成形金型
にあっては、アンダーカット部を形成するためのスライ
ドコア・と、その駆動手段が必要となり、それらを入子
に設けると入子が複雑かつ大きくなり入子を容易に交換
することが困難となるなどから入子を交換するようにし
た金型には用いられておらず、アンダーカット部を有す
る成形品の成形ができる入子の交換が容易な成形金型の
開発が望まれていた。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、スライドコアの駆動手段を入子と分
離して入子を簡単にすると共に、複数の入子に共用でき
るように金型本体に装設し、入子の交換に際して、入子
に設けたスライドコアとこれを駆動する駆動手段との連
結およびその解除を、入子の金型本体への着脱と同時に
行うことができ、アンダーカット部を有する成形品であ
っても多種少量生産を容易に行うことができる成形金型
を提供するにあり、その特徴は、金型本体に形成された
入子挿入凹部へ交換可能に挿入固定される入子を設け、
該入子に、その一端がキャビティ内に突出し他端が入子
の側壁から突出して係合部が形成されている、成形品の
アンダーカット部を形成するためのスライドコアを設け
、入子が入子挿入凹部へ挿入されたときに、スライドコ
アの前記係合部に係合する係合手段を有し、スライドコ
アをキャビティに向かって進退させる駆動手段を金型本
体に設けて構成するところにある。

以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。

成形金型の一部を断面に゛して示す平面図である第１図
およびその型開状態を示す第２図において、１は固定側
取付板であり、２は固定側取付板１に取り付けられてい
る金型本体である。

３は可動側取付板であり、４は可動側取付板３に取り付
けられている金型本体である。

前記金型本体２および４のパーティング面には、それぞ
れ入子挿入凹部２ａおよび４ａが刻設されている。

５は入子挿入凹部２ａに押入固定されている入子であり
、６は入子挿入凹部４ａに挿入固定されている入子であ
る。

前記入子５のバーチ、イング面には、キャビティ５ａお
よび後述するスライドコアの逃がし部５ｂが形成されて
いる。

同様に前記入子６にも、そのパーティング面にキャビテ
ィ６ａおよびスライドコアの逃がし部６ｂが形成されて
いる。なお６ｃは入子６に設けられた突出し棒である。

７はスライドコアであり、型閉時において前記逃がし部
５ｂおよび６ｂ内に配設され、その一端は成形品のアン
ダーカット部を形成すべくキャビティ５ａ、６ａ内に突
出し、他端は取付部材８に固定されている。

前記取付部材８は逃がし部６ｂ内に配設されパーティン
グ面と平行方向へ摺動自在にとなっているとともに、入
子６の側壁から係合部８ａが突出しており、この係合部
８ａの先端にフランジ部８ｂが形成されている。なお、
前記入子５．６に代えて用いられる他の入子のスライド
コア取付部材にも、同一位置、同一形状の係合部８ａお
よびフランジ部８ｂが形成されている。

９は前記フランジ部８ｂに係合する係合手段たるスライ
ド台であり、金型本体４に刻設された蟻溝４ｂに案内さ
れてパーティング面と平行にスライド自在となっている
。そして、このスライド台９には金型本体２に対向する
面から所定深さまで、前記フランジ部８ｂが挿入されパ
ーティング面と平行方向へは抜は止めされる溝９ａおよ
び前記係合部８ａの逃がし溝９ｂが形成されており、入
子６を入子挿入凹部４ａへ挿入する際に、前記フランジ
部８ｂは溝９ａ内に同時に挿入される。

１０は金型本体４の側壁に固定されるシリンダであり、
そのシリンダ１０側の先端に設けられたフランジ部１０
ａは前記スライドコア７のフランジ部８ｂと同様に、ス
ライド台９に刻設された溝９ｃ内に係合され、このシリ
ンダ１０はスライド台９取付部材８を介してスライドコ
ア７を入子６内に進退させる。

なお、前記スライド台９のシリンダ１０側面は金型本体
２に近づくにつれて、入子５，６に近づく傾斜面に形成
されており、金型本体２に金型本体４へ向かって穿設さ
れ、型閉時において前記傾斜面に当接する押さえ台１１
によって押さえられ、射出時にスライドコア７はシリン
ダ１０方向への移動を阻止される。

この構成において、シリンダ１０を伸側に駆動しておき
、型開状態において、入子６を入子挿入凹部４ａに挿入
すれば、入子６の側壁から突出しているフランジ部８ｂ
はスライド台９に係合する。

また入子５を入子挿入凹部２ａに挿入固定する。

この際に、複数個用意されている各入子はいずれもその
フランジ部８ｂの形状、位置を同じくしであるので、い
ずれの入子も取付可能である。

しかる後に型閉を行い、射出成形を行う。そして、型開
後に、あるいは型開きしながら、シリンダ１０を線側に
駆動してスライドコア７をキャビティ６ａから引き抜き
、成形品にアンダーカット部が形成される。

なお、上述の実施例におけるスライドコアおよびその駆
動手段は−ケ所に限らず適宜数ケ所に設けてもよく、ま
た駆動手段もシリンダに限るものではない。

このようにして本発明によれば、入子に設けたスライド
コアと、その駆動手段を分離して金型本体に設は金型本
体の挿入凹部に入子を挿入したときにスライドコアとそ
の駆動手段が係合するようにしたので、入子の構造が簡
単となり、その大きさや重量も小さく、スライドコアを
有する入子であっても、その交換は極めて容易かつ短時
間で行うことができる。また金型本体に設けた駆動手段
を共用するべくキャビティ形状の異なる複数の入子を用
いることによってアンダーカット部を有する成形品の多
種少量生産を極めて容易に行うことができるという著効
を奏する。

以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施しうること
はもちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係る成形金型の好適な実施例を示し、第１
図は一部を断面にした型閉状態を示す平面図、第２図は
型開状態を示す平面図である。１・・・固定剥取イ１板、　　２・・・金型本体。２ａ・・・入子挿入凹部、　　３・・・可動側取付板、
　　４・・・金型本体、　　　４ａ・・・入子挿入凹部
、　　　４ｂ・・・蟻溝、５，６・・・入子。５ａ、６ａ−・・キャビティ、　　　５ｂ、６ｂ・・・
逃がし部、　　　５ｃ・・・突出し棒、　　７・・・ス
ライドコア、　　８・・・取付部材、　　　８ａ・・・
係合部、　　　８ｂ・・・フランジ部、　　９・・・ス
ライド台、　　　９ａ・・・溝、　　　９ｂ・・・逃が
し溝、　　　９ｃ・・・溝、　　１０・・・シリンダ。１０ａ・・・フランジ部、　　１１・・・押さえ台。

Claims

【特許請求の範囲】

１、金型本体に形成された入子挿入凹部へ交換可能に挿
入固定される入子を設け、該入子に、その一端がキャビ
ティ内に突出し他端が入子の側壁から突出して係合部が
形成されている、成形品のアンダーカット部を形成する
ためのスライドコアを設け、入子が入子挿入凹部へ挿入
されたときに、スライドコアの前記係合部に係合する係
合手段を有し、スライドコアをキャビティに向かって進
退させる駆動手段を金型本体に設けて成る成形金型。