JPS6129351Y2 - - Google Patents

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JPS6129351Y2
JPS6129351Y2 JP1978095258U JP9525878U JPS6129351Y2 JP S6129351 Y2 JPS6129351 Y2 JP S6129351Y2 JP 1978095258 U JP1978095258 U JP 1978095258U JP 9525878 U JP9525878 U JP 9525878U JP S6129351 Y2 JPS6129351 Y2 JP S6129351Y2
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water
waterway
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JP1978095258U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は飲食物を収容した円舟の移送用水路
を設けたカウンタに関し、特に円舟を無端水路の
強制環流水で搬送供給するようにしたカウンタに
関するものである。
〔従来技術〕 鮨店、レストラン等の飲食店においては、多数
の客用食卓やカウンタに料理品等の飲食物を各別
に逐次供給して回収する配膳店員を確保すること
が必要である。しかし、斯かる複数の配膳店員の
雇用は労働問題、料理品に波及するコストの上か
ら経営上に重要な問題である。
上記の問題点を解決しようとするため、実公昭
47−28065号公報の如き技術が開示されている。
この技術は回流器底部に間隔を有して供給管の先
端を回流方向に向けた噴水ノズルを設けている。
しかしながら、このようなノズルでは円舟を移動
するため水路の全部の水を均一に強制流動させる
ことは困難であつて渦流現象が発生すると共に回
流器の全長に亘つて水が均一に流動せず。断続的
な流れが発生する。従つて、回流水面は波を生
じ、移送される円舟は動揺したり、前後の円舟の
衝突による飛沫で食品が汚染される危険がある。
更に実公昭52−44161号公報の技術が開示され
ている。これは、水路にこれを仕切つた落差堰を
設け、該堰の部分に設けた吐出口より水を噴出さ
せて流動せしめると共に、水路には2−3m間隔
に渦流堰を設けて噴出渦流により人工波を発生さ
せる構成としたものである。しかしながら、水路
水を落差で流動させると流速に差を生じて前後方
向に浮かべた多数の円舟は衝突や離隔を生じて均
一な食品の搬送が困難となる。更に渦巻状人工波
により円舟は動揺して水の飛沫が食品を汚染する
危険がある。
本考案はドウナツ形状の無端水路の水面部分を
含む上層水部のみを均一に強制流動させると共に
水路の全長に亘つて渦流が発生したり、波を発生
させるようなことなく均一な速度で環流させるよ
うになしたものである。これにより水路水上に浮
かべて調理品を移送する円舟は動揺して波の飛沫
を受けるようなことなく、また、移動する複数の
円舟は均一な速度で移動して前後の隣り合う円舟
が衝撃的に撃突するようなことがない。
以下本考案を添附図面に基いて説明する。
第1図乃至第3図において、店舗客室の床面1
上には適宜の化粧板を取付けた支柱部材すなわち
支柱2と補強材3とを介して、全体平面形状がド
ウナツ型があつて溝形状のものからる無端水路す
なわち水路4が床面より所望高さ位置に配設され
る。この水路4と支柱2との外周には平面形状が
略U字状の食卓乃至カウンタ5が一体的に固設さ
れる。該カウンタ5の両端に設けた仕切壁6の一
側は調理室が形成され、該調理室の水路一側には
配膳台7が配置される。こ配膳台はドーナツ型水
路の内側に配置されてもよい。前記カウンタ5の
外周床面には飲食客用椅子8が適宜の間隔を有し
て配置される。更に前記水路4内には複数の円舟
9が移動流水によつて移動自在に浮べられる。こ
の円舟9は第4図a,bに示す如く、底壁10と
円筒状周壁11とからなり、通常木材製または合
成樹脂材製の軽量な材料でお盆形状に成形され
る。円舟9の外径は水路4が直線部であれ、湾曲
部であれ、その幅より僅かに小さい直径のもので
あつて、水路内を自在に移動可能である。
前記ドウナツ形状の水路4は水平な底壁12と
底壁12の両側縁より起立した内外側壁13,1
4とで溝状に形成したものである。
前記水路4に充満する水を円舟移送用流動水と
するため該水路に水を循環する駆動機構を接続す
ると共に該水路には供給した水の噴出手段と溢出
水の回収手段とを設ける。前記駆動機構は前記水
路4の下側の所望の床面に電動機で作端するポン
プ16を配設する。該ポンプ16より立ち立つた
供給出口管17の上端は水路の下側に沿つて配設
された給送管18に接続する。該給送管18より
分岐した複数の供給枝管19は水路底壁12の長
手方向に沿つて2〜3m間隔を有して該底壁12
に接続する。この供給枝管19の上端には後述す
る噴出板20を水路4内から接続する。
前記噴出板20から噴出する水で水路内の水が
流動しながら増水し、この増水により上昇しよう
とする水位を一定水準に維持し、且つ増水した水
量は循環集収される。即ち、水路外側壁14の所
定高さ位置には所望間隔を有して溢出孔21を穿
設する。この溢出水を集水するため、外側壁14
から間隙を有して平行な周壁22を底壁12を介
して該外側壁14と一体的に設けることにより集
水溝23を形成する。該集水溝23の底壁12の
相対向する部分には導入孔24を穿設する、この
導入孔24に接続した吸込管26は水路4に沿つ
てその下側に配設し、その先端はポンプ16に接
続した入口管27の立上り上端と連結するもので
ある。
前記水路底壁12に間隔を有して配設したノズ
ルとしての噴出手段は第1図、第2図に示すよう
な噴出板20であつて、該噴出板20は一対の長
方形の板材29,30を両端縁材31と下端縁材
32とにより僅かな間隙を有して筐体状に形成し
たものである。この噴出板20は木製で各個に製
作してもよいが通常合成樹脂材で成形する。噴出
板20の下端縁材32は供給枝管19の上端と直
接連結してもよいが、下端縁材32に接続管を突
出し、この接続管を供給枝管19に圧嵌入しても
よい。噴出板20の上端縁はスリツト状の開口3
3が形成され、該開口33より供給水が噴出す
る。該噴出板20は予め定めた水路水の流動方向
に向つて、底壁12より30〜40゜の範囲の角度に
傾斜して配置する。このスリツト状開口33の長
さは略水路の幅と同一であり、高さは水路に浮べ
た円舟9の移動に支障がないよう円舟底面より間
隔を有した位置である。
〔作用〕
上記の如き構成された本考案は電動機の回転駆
動により循環水はポンプ16の出口管17、給送
管18を通り各枝管19より各噴出板20に流入
する。この噴出板20内に流入した水は流力が低
下して該噴出板20内に拡散する。そして、細長
い開口33の全長に亘つて略々均一な速度で噴出
する、該噴出板開口より噴出した水は第2図の矢
標34で示すような方向に噴出しながら流動す
る。この流動水力により貯留された水路水はその
上層部分である水面近傍水が流動水の速度と略々
近似した速度で移動する。その上層水の移動によ
り中層の水は緩慢に移動し、底壁に近傍の水は殆
んど滞留状態となつている。
前記噴出板20より噴出する水は細長い開口よ
り均一に流出し、枝管19内の流通速度より減速
して噴出し、しかも噴出開口より水面までは間隔
を有しているので噴出水は水面に直進して水面に
大きな波を発生させることなく、噴出水力により
強制的に流動されて移動する。そして、上層水は
ドウナツ形状水路内を円舟搬送のための流水とし
て環流する。
水路4内の環流水はその水面が溢出孔21の高
さ位置まで満されていて、前記噴出板20から水
路4内に噴出する水量分は前記溢出孔21より流
出して集水溝23入に流入する。集水溝23内の
水は底壁23の導入孔24より吸込管26、入口
管27を介してポンプ16に吸引される。このよ
うにして、水路内の水を環流移動させるための噴
出水量分はポンプによつて循環する。
水路の環流水は強制流水であつてもその上層の
水は波が発生せずにその全面に亘つて均一な速度
で移動するので、水路に浮かした複数の円舟は動
揺することなく略同一の速度で移動する。そし
て、円舟が移動中水路4の両側壁の何れかに接触
したときは摩擦抵抗により緩慢に回転しながら移
動する。円舟で搬送す鮨、料理品等の食物は皿に
盛つて円舟内に配置することが好ましい。
上記の如き円舟移送用水路を具えたカウンタの
使用法を説明する。
来客は店舗入口で食券を講入して着席番号札を
貰い、所定椅子8に着席して円舟に前記券を札を
載置する。該円舟が調理室の水路部分に到着する
と、載置された券を注目して調理の上一旦配膳台
に配置する。配膳台の係員は調理台を円舟に乗せ
る。この円舟は水路の流水に従つて注文客の位置
に到着する。客は注文調理品をカウンターに取り
上げて食事をするが、前記円舟の水路の流水に従
つて回収される。
鮨の場合はカウンタ内の配膳台で握つて盛つた
皿を円舟に載置すれば、口頭で注文した客のカウ
ンタ位置に到着するので食券や着席札を使用する
必要もない。
〔実施例〕
本考案に係る水路4はドーナツ形状に形成した
が、特にこの形状に限定されることなく、例えば
隅部を所定の幅で湾曲すれば矩形や正方形でもよ
く、また、凹凸を有するループ状に形成すること
も可能である。
更に電動機付ポンプ16は水路4の下側に配設
したが、店舗内の騒音を極力少なくするため屋外
に配設してもよい。
また、カウンタ5はU字形に形成したが、水路
の全周壁に亘つて設けてもよく、その中途で切断
して個別の食卓を配置してもよい。
〔効果〕
以上の如き本考案は水路の環流水が波を発生す
ることなく全水面を含む上層水が均一且つ等速度
で移動するので、水路内の全円舟は均一な速度で
移動し、前後に隣り合う円舟が接触することはな
い。また、多量の円舟を近接して水路内に浮べる
ことにより接触衝突しても渦流や波が発生してい
ないので動揺することなく、飛沫で調理品が汚染
されるようなことはない。
更に、水路内の環流水と水路とポンプとの間を
循環する水との総量は極めて少量であり、且つ、
水の交換は1日に1度でよく、水の消費量は極め
て節減される。
また更に、流水発生用噴出板は環流水の表面水
を含む上層部分のみを強制的に移動させるもので
あつて、従来の水路底より逆L字状水管による水
路水の全部を移動させるものと比較して消費電力
量を1/6〜1/7に節減させることが可能である。
そして、本考案は調理品を持運ぶ配膳と食事の
後の皿等の回収手間を省略し得るので同時に食事
をする30〜40名の客に対して1名の客席係により
処理をすることが可能である。特に水路の内側の
配膳台で調理をするときは調理人が配膳係を兼ね
ることも可能であり労働力が節減できる。
そして更に、店内は客席係が忙がしく立回るこ
となく静かであつて、客は落着いて食事をするこ
とができるばかりでなく、客席前の水路で移送さ
れる調理品は清潔感を覚え、食欲をそゝる結果と
なる等多くの有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は円舟移送用水路を設けたカウンタの平
面図、第2図は第1図の一部切欠側面図、第3図
は第1図のA−A断面図、第4図a,bは夫々円
舟の平面図と側面図である。 1……床面、4……水路、5……カウンタ、8
……椅子、9……円舟、16……ポンプ、20…
…噴出板、21……溢出孔、22……周壁、23
……集水溝、24……導入孔、33……噴出開
口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床面に起立した支柱部材を介して水平な底壁と
    内外側壁とからなるドウナツ形状の無端水路を設
    け、該無端水路外側壁の外側には前記底壁の延長
    部と外周壁とからなる集水溝を設け、前記水路内
    底壁上面の長手方向に沿つた所望間隔位置には底
    壁から30〜40゜の角度で環流方向に傾斜したノズ
    ルとして噴出板を水路の幅方向に配設し、該噴出
    板は略々無端水路幅であつて上端縁は細長い噴出
    開口を有する扁平な筐体形状に構成され、前記水
    路外側壁の前記噴出板上端縁より所望の高い位置
    には適宜間隔を有して溢出孔を穿設し、前記集水
    溝の底壁の適所には導入孔を設け、該導入孔に接
    続した吸込管はポンプの入口管部に接続すると共
    に該ポンプの出口管に接続し供給管は枝管を介し
    て無端水路底壁より前記噴出板の下端縁に接続
    し、前記集水溝の外周にはカウンタを一体的に設
    け、前記無端水路の環流水には水路幅より僅かに
    小さい直径の複数の円舟を配置するようにしたこ
    とを特徴とする円舟の移送用水路を設けたカウン
    タ。
JP1978095258U 1978-07-11 1978-07-11 Expired JPS6129351Y2 (ja)

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JP1978095258U JPS6129351Y2 (ja) 1978-07-11 1978-07-11

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JP1978095258U JPS6129351Y2 (ja) 1978-07-11 1978-07-11

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JPS5513888U JPS5513888U (ja) 1980-01-29
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JPS5244161U (ja) * 1975-09-23 1977-03-29

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