JPS6129272Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、食べられるストロー、またはストロ
ー状の食べ物に関する。

「従来技術およびその問題点」 液体を吸うために用いられるストローに関する
考案は、従来多数提案されているが、これらは、
ストローの形状に関するものが多く、食べられる
ストローは提案されていない。

「考案の目的」 本考案は、ストローとしての本来の機能の他、
食物としての側面を持つストローを提供すること
を目的とする。

「考案の概要」 本考案は、可食物から筒状体を形成し、この筒
状体の少なくとも内面に、該筒状体より耐水性の
高い可食性被膜を施したことを特徴としている。
可食物のみで筒状体を形成することによる、耐水
性の欠如を被膜で補うことにより、ストローとし
ての機能を持たせる一方、被膜も可食物から構成
することにより、食べられるストローという特徴
を保持したものである。

「考案の実施例」 図示実施例について説明すると、図において、
ストローとして適当な径の筒状体１１は、例え
ば、クツキー、ビスケツト、煎餅等の可食物から
形成されており、この筒状体１１の内外面に、可
食性の被膜１２が付されている。この可食性被膜
１２は、チヨコレート、ゼラチン、寒天、コラー
ゲン等、筒状体１１より耐水性の高い材料から形
成する。耐水性が高いということは、本ストロー
を液体につけたとき、可食性被膜１２が筒状体１
１の形状の崩れを防ぎ、かつ筒状体１１の微細な
孔を可食性被膜１２が塞いで、ストローとして機
能させることを意味する。

このストローは、単時間であれば、液体中に浸
しても、その形状を維持するので、十分ストロー
として用いることができる。特に筒状体１１の内
面の可食性被膜12が、筒状体１１の内外を被連通
状態とし、液体の吸引を可能とする。途中で可食
性被膜１２が若干溶け出したとしても、味の変化
を楽しむことができる。むしろ積極的に、可食性
被膜１２として特別なものを使用し、その溶出に
よる味の変化を特徴とすることもできる。そして
ストローとして使用した後は、食べることができ
る。

また本考案のストローは、ストローとして用い
ることなく、ストローの形状をしたスナツク食品
として利用してもよい。

なお実施例では、筒状体１１の内外面に可食性
被膜１２を付したが、内面のみに可食性被膜１２
を付してもよい。

「考案の効果」 以上のように本考案によれば、「食べられるス
トロー」という全く世人の想像の外にあるストロ
ー、あるいはストローの形状をした食べ物を提供
することができる。このようなストローは、珍し
さや、遊びの要素を持つから、例えばパーテイー
等での利用や、新しい菓子としての需要を期待す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案のストローの実施例を示す一部を断
面とした斜視図である。 １１……筒状体、１２……可食性被膜。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可食物から形成した筒状体の少なくとも内面
   に、該筒状体より耐水性の高い可食性の被膜を
   付したことを特徴とするストロー。 (2) 実用新案登録請求の範囲第１項において、可
   食性被膜は、筒状体の内外面に付されているス
   トロー。 (3) 実用新案登録請求の範囲第１項において、可
   食性の被膜はチヨコレートであるストロー。