JPS6129261Y2 - - Google Patents

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JPS6129261Y2
JPS6129261Y2 JP1981056151U JP5615181U JPS6129261Y2 JP S6129261 Y2 JPS6129261 Y2 JP S6129261Y2 JP 1981056151 U JP1981056151 U JP 1981056151U JP 5615181 U JP5615181 U JP 5615181U JP S6129261 Y2 JPS6129261 Y2 JP S6129261Y2
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JP
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valve
valve body
water
flow path
valve hole
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、家畜の水道用配管等に取付けて豚そ
の他の家畜に飲水を与えるための家畜用給水器に
関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
通常、豚などの家畜を飼育する場合、水道など
の配管に連結した給水器を畜舎に設置して家畜が
いつでも水を飲めるようにしている。
従来、この種の給水器には、給水器本体と配管
の取付位置などの内部に網を設け、この網で配管
内の水垢、ゴミ等を濾過し、給水に不都合をきた
さないようにしているとともに家畜が清浄な水を
飲めるように配慮している。
しかし、給水器を使用し続けると、配管内に水
垢、ゴミ等が滞留するばかりでなく、前記した網
にゴミ等が詰まつて給水能力が著るしく低下し、
家畜が必要量の水を飲むことができなくなるた
め、網に付着しているゴミ等をしばしば除去しな
ければならない。
このような場合は、先ず配管より給水器を取り
外して網を取り換えるか、又はゴミ等を除去した
網を給水器に取付け、その後配管と給水器を接続
する等の面倒な作業を要していた。その他、上記
の網を装着しない給水器もあるが、これも構造
上、水垢やゴミが濾過作用の孔に詰まつた場合、
依然としてゴミ等を除去できない問題を有してお
り、これらの問題を解決した家畜用給水器の出現
が要望されていた。
本考案は、従来の欠点を解決したもので、給水
器内に網を装着することなく、配管内の水垢、ゴ
ミ等を簡単な操作で確実に除去でき、常時、清浄
な水を供給できるようにした新規有用な給水器を
提供することを目的としている。
〔問題を解決するために手段〕
本考案は、上記の問題点を解決するために、次
のような構成とした。即ち、本考案は水道などの
配管に連結する筒体の先端側に飲口部を形成し、
筒体内の飲口部側に弁座を有する弁孔を設け、こ
の弁孔に遊嵌状態で挿通した栓棒の一端を飲口部
に突出させて栓棒を傾動自在に設けるとともに、
栓棒の他端に設けた弁体で前記弁孔を開閉させ、
この弁体は、筒体内に装着した圧縮ばねの押圧力
で弁孔を閉塞保持するように設け、一方、筒体内
の基端側に取付けた止着部に弁孔部を設け、この
弁孔部に形成したテーパ形状の弁座部にばねを介
して弁体部の途中に形成した鍔状のテーパ面を押
圧接触させ、この弁座部と弁体部のテーパ面との
接触位置の一部に小さな流路部を形成し、前記弁
体部が前記ばねに抗して弁体部のテーパ面と弁座
部とが離間した当該間隙位置が大きな流路部を形
成し、この大きな流路部は前記した小さな流路部
を一部に含んだ構成とした。
〔作用〕
豚舎などに設けた水道の配管に筒体を連結した
状態で水を送給すると、配管から供給された水
は、小さな流路部で濾過されながら、筒体内に流
入して弁体で遮断される。
この場合、弁体は、ばねの押圧力により弁座に
押し当てられて弁孔に閉止しており、また、ばね
の一端は弁体に嵌合保持されている。
上記の状態において、家畜が飲口部の先端部を
唇でくわえようとして栓棒を傾動させると、栓棒
に設けた弁体が弁孔を開放するとともにばねを圧
縮させ、筒体内の水は弁孔を通つて飲口部に流出
し、栓棒の傾動状態を維持している限り水道から
供給される水は小さな流路部から筒体を通つて弁
孔より飲口部に流出するので、家畜の唇が栓棒を
押圧していれば必要な量の水を飲料することがで
きる。
次いで、家畜が栓棒より唇を離すと、弁体を押
圧しているばねの弾発力により弁体を弁座に強く
押す当てるので、栓棒は復帰するとともに、弁体
で弁孔を確実に閉塞保持し、完全に水の供給を遮
断する。
一方、給水器を使用していると、配管内に水
垢、ゴミ等が滞留し、この水垢等が小さな流路部
に詰る事態が生じる。この場合は、栓棒を筒体の
軸方向に押し込む操作のみで簡単に解消される。
〔実施例〕 以下に本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。第1図は本考案における給水器の平面図、第
2図は同上における弁体の閉止状態を示した拡大
縦断面図、第3図は第2図のA−A線断面図、第
4図は第2図における弁体の開放状態を示した縦
断面図、第5図は本考案における栓棒を軸方向に
押し込んだ状態を示した縦断面図である。
まず構成を説明すると、1はステンレス鋼等の
材料で形成した円筒状の筒体であつて、この筒体
1の基端側には、水道などの配管に継手を介して
連結するねじ部2と六角形状の締付部3を形成
し、筒体1の先端部には、傾斜面を有し、かつ筒
体1の内径寸法の略1/6程度に底面筒部分を一体
に延設した飲口部4を形成し、この飲口部4の先
端部には堰5を設けて水溜部6を形成している。
7は筒体1の飲口部4側の内側に設けた弁座で
あつて、この弁座7には弁孔8を設けている。9
は円柱状の栓棒であつて、この栓棒9は弁孔8に
間隙部10を有して遊嵌状態に挿入し、栓棒9の
一端を飲口部4側に突出させるように設け、栓棒
9の他端には、弁体11を設け、この弁体11
は、環状のパツキン12を介して弁座7に押圧し
て弁孔8を開閉するように設けている。
13は、弁体11を押圧して弁孔8を閉塞保持
するために筒体1内に装着した圧縮ばねであつ
て、この圧縮ばね13の一端は、弁体11の端面
に段差を設けて形成した突部14の嵌合部に嵌合
保持するとともに圧縮ばね13の端部を弁体11
の周面に係止に弁体11を閉止保持するように設
け、一方、圧縮ばね13の他端は、後述する止着
部15の内端面に段差を設けて形成した筒状突部
16の嵌合部に嵌合保持し、かつ圧縮ばね13の
端部は止着部15の周面に係止されている。
前記した15は筒体1の基端側の内部に螺合し
て固着した止めねじ等の止着部であつて、この止
着部15の軸方向中央位置に弁孔部17を形成
し、この弁孔部17には、テーパ形状の弁座部1
8を設けている。
19は先端部を弁孔部17に遊嵌状態で挿通
し、かつ弁座部18にばね20を介して押圧接触
した弁体部であり、この弁体部19の外周には、
途中を鍔状に形成したテーパ面19aを有してい
る。21は弁座部18と弁体部19のテーパ面1
9aとの接触位置の一部に形成した小さな流路部
であつて、本例では弁体部19に極小の流路溝を
形成している。ばね20は、先端部を弁体部19
に、後端部を止着部15の内周に取付けた止め輪
22に係止せしめている。
23は、栓棒9を軸方向に押込んだ際に弁体部
19のテーパ面19aとテーパ形状の弁座部18
とが離隔して、小さな流路部21を一部に含んだ
大きな流路部である。
次に上記した実施例の作用について説明する。
豚舎などに設けた水道の配管に継手を介して筒体
1のねじ部2を連結した状態において水を送給す
ると、配管から供給された水は、小さな流路部2
1で濾過されながら、筒体1内に流入し、第2図
に示すように弁体12で遮断される。
この場合、弁体11は、圧縮ばね13の押圧力
によりパツキン12を介して弁座7に押し当てら
れて弁孔8を閉止しており、また、圧縮ばね13
の一端は弁体11の端面に段差を設けて形成した
突部14の嵌合部に嵌合保持されている。
上記の状態において、家畜が飲口部4の先端部
を唇でくわえるようにて栓棒9を第4図に示す位
置に傾動させると、栓棒9に設けた弁体11が弁
孔8を開放するとともに圧縮ばね13を圧縮さ
せ、筒体1内の水は弁孔8を通つて飲口部4に流
出し、栓棒9の傾動状態を維持している限り水道
から供給される水は小さな流路部21から筒体1
を通つて弁孔8より飲口部4に流出するので、家
畜は、栓棒9を唇を押圧していれば必要な量の水
を飲料することができる。
次いで、家畜が栓棒9より唇を離すと、弁体1
1を押圧している圧縮ばね13の弾発力により弁
体11の周面を弁座7に強く押す当てるので、栓
棒9は第2図に示す位置に復帰するとともに、弁
体11で弁孔8を確実に閉塞保持し、完全に水の
供給を遮断する。
一方、給水器を使用していると、配管内に水
垢、ゴミ等が滞留し、この水垢等が小さな流路部
21に詰る事態が生じる。
この場合は、栓棒9を筒体1の軸方向に人為的
に押し込む操作のみで簡単に解消される。
即ち、栓棒9を第5図に示すようにに筒体1の
軸方向に押し込むと、突部14が弁体19の先端
部に当接して弁体部19を基端側に押し込み、押
圧接触している弁体部19のテーパ面19aをテ
ーパ形状の弁座部18より離隔させて大きい間隙
を形成するようになつて、第5図に示すように小
さな流路部21を含んだ大きな流路部23が設け
られるので、配管内の水は、水圧に伴つて大きな
流路部23より急激に筒体1内に流入して弁孔8
より給水器の外部に流出し、この流出力によつて
配管内或いは小さな流路部21に付着している水
垢、ゴミ等を洗い流し、同時に筒体1に滞留して
いる水垢、ゴミ等も外部に押し出され、その後、
栓棒9の押込操作を解除すると、ばね13,20
の弾発力によつて弁体11及び弁体19は第2図
に示す位置に復帰する。
以上のことから明らかのように本考案によれば
両端を嵌合保持した圧縮ばね13の押圧力が能率
的に機能して弁孔8を確実に閉塞保持するため、
本考案における給水器は、水圧に全く影響を受け
ることなく水漏れ現象を完全に防止でき、畜舎の
衛生的管理は、従来に比して著るしく向上し、か
つ耐久性に優れた給水器を得ることができる。
また、本考案は、栓棒9を軸方向に押込操作す
るのみで、配管内の水垢、ゴミ等を洗い流すこと
ができるばかりでなく、小さな流路部21に詰ま
つた水垢、ゴミ等も簡単に除去できるため従来の
ように配管から給水器を取り外してゴミ等を除去
する面倒な作業を省くことができ、更にばね20
の弾発力によつて弁体部19を再び小さな流路部
21を形成するよう確実に復帰させるので、給水
器としてその使用価値を著るしく向上せしめるこ
とができる。
〔考案の効果〕
本考案は、実施例について詳細に説明したよう
に、次のような優れた効果を有する。
(1) 濾過機能を有する小さな流路から水が供給さ
れ、配管内の水垢、ゴミ等が流出することな
く、家畜は常に清浄な水を飲用することができ
る。
(2) 給水器内に詰まつたゴミ等を、給水器を配管
から外すことなく、簡単に除去でき、同時に給
水器内の清掃ができる。特に、濾過するための
小さな流路の清掃は、給水器内の清掃と同時に
かつ確実に行うことができる。
(3) 上記のゴミ除去及び給水器内の清掃後の復帰
が、家畜が飲水した後の復帰と共に、確実で、
無理がない。
このため次の効果が得られる。
(4) 畜舎の衛生的管理ができる。
(5) 給水設備の維持管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したもので、第1
図は本考案における給水器の平面図、第2図は同
上における弁体の閉止状態を示した拡大縦断面
図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図は
第2図における弁体の開放状態を示した縦断面
図、第5図は本考案における栓棒を軸方向に押し
込んだ状態を示した縦断面図である。 1……筒体、4……飲口部、7……弁座、8…
…弁孔、9……栓棒、11……弁体、13……圧
縮ばね、15……止着部、17……弁孔部、18
……弁座部、19……弁体部、19a……テーパ
面、20……ばね、21……小さな流路部、23
……大きな流路部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水道などの配管に連結する筒体の先端側に飲口
    部を形成し、筒体内の飲口部側に弁座を有する弁
    孔を設け、この弁孔に遊嵌状態で挿通した栓棒の
    一端を飲口部に突出させて栓棒を傾動自在に設け
    るとともに、栓棒の他端に設けた弁体で前記弁孔
    を開閉させ、この弁体は、筒体内に装着した圧縮
    ばねの押圧力で弁孔を閉栓保持するように設け、
    一方、筒体内の基端側に取付けた止着部に弁孔部
    を設け、この弁孔部に形成したテーパ形状の弁座
    部にばねを介して弁体部の途中に形成した鍔状の
    テーパ面を押圧接触させ、この弁座部と弁体部の
    テーパ面との接触位置の一部に小さな流路部を形
    成し、前記弁体部が前記ばねに抗して弁体部のテ
    ーパ面と弁座部とが離間した当該間隙位置が大き
    な流路部を形成し、この大きな流路部は前記した
    小さな流路部を一部に含んだ構成としたことを特
    徴とする、家畜用給水器。
JP1981056151U 1981-04-18 1981-04-18 Expired JPS6129261Y2 (ja)

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JP1981056151U JPS6129261Y2 (ja) 1981-04-18 1981-04-18

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JP1981056151U JPS6129261Y2 (ja) 1981-04-18 1981-04-18

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JPS57169061U JPS57169061U (ja) 1982-10-25
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5752158B2 (ja) * 1980-03-11 1982-11-05

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5337684U (ja) * 1976-09-06 1978-04-03
JPS617557Y2 (ja) * 1980-09-11 1986-03-07

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5752158B2 (ja) * 1980-03-11 1982-11-05

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