JPS61290921A - 無煙ロ−スタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は焼肉料理などの際に卓上で使用する無煙ロー
スタ−に関する。

（従来の技術） 従来、焼肉用ロースタ−として、上方を開口した薄型の
筐体の上部にロストルを架設し該ロストルの下方両側に
バーナー管体を並設した構造のものが知られていた。こ
のロースタ−を用いて焼肉料理を行うと、煙の発生が著
しいので、焼肉料理店等ではロースタ−を設置した卓の
上方に排煙ダクトを設置していた。然し乍ら、この排煙
構造は、十分とは言い難く、最近では、排煙ダクトにお
ける吸煙口をロースタ−に近接するべく、吸煙部分とロ
ースタ−を直結した構造のものも使用されるに至ってい
た。

（発明が解決しようとする問題点） 前記の如くのロースタ−と吸煙部分の直結構造は、室内
に煙が充満するのを防止する点での効果は認められるが
、構造上、ロースタ−を移動できない問題点があった。

然して、焼肉料理店等では卓の配置替えが自由にできな
かったし、又、ロースタ−の清掃等も難しかった。

（問題点を解決する為の手段） この発明の無煙ロースタ−は、上方を開口した筐体の上
部にロストルを架設し、該ロストルの下方両側にバーナ
ー管体を並設してなるロースタ−において、前記ロスト
ルの上方両側に吸煙口が開口しており、該吸煙口と筐体
下方に形成した煙室とが煙道を介して接続されていると
共に、前記バーナー管体の上側に添って再燃焼管が並設
してあり、該再燃焼管の一端と前記煙室が接続されてお
り、再燃焼管の他方が排気管と、排気ブロワ−を有する
接続管を介して接続されており、かつ前記煙室内側に油
吸着板体を露出させてあることを特徴としている。

前記油吸着板体は、例えばフィルトン板と呼ばれるセラ
ミック板などの多孔質耐熱板を使用するものであり、筐
体外部より着脱自在に設置するのが望ましい。

又、排気ブロワ−の吸気側接続管内には、集塵機および
／またはフィルターを設ける場合もある。

（発明の作用） 前記構成の無煙ロースタ−では、ロストル上に置いた肉
を焼いて発生する煙が外気と共に吸煙口より煙室へと吸
込まれる。煙室に吸込まれた煙は、煙室内に露出させた
油吸着板と接触することにより、煙中に含まれた油分の
一部が油吸着板によって除かれる。更に上記煙は再燃焼
管へと導かれ、鎖部で煙中に残っていた油分が再燃焼し
、この燃焼により生じた排気ガス（炭酸ガスと水蒸気）
が排気ブロワ−を通して排気管へと導かれて、外部へ放
出される。即ち煙中に含まれていた油分は略完全に除去
されるとともに煙自体も除去されて、無煙化した排気ガ
スが排出される。

然してロースタ−と煙除去装置とが一体化した構成であ
って、卓の配置に応じて自由に移動することが可能であ
り、又清掃も容易にすることができる。

（実施例） 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する０図
中１がこの発明による無煙ロースタ−であって、上方を
開口した方形の筐体２の上部にロストル３が架設してあ
り、該ロストル３の下方両側にバーナー管体４．４が筐
体２を貫通するようにして設けてある。前記筐体２は前
壁の下方に溝状の開口部５が形成してあり、該開口部５
より、フィルトン板６を挿脱自在に装着して筐体２の下
部を仕切っである。フィルトン板６の上側の筐体２内側
には第４図に示した如く、角筒状の煙道７．７を所定の
間隔で対設して断面Ｕ字状とした煙道構成体８が嵌入し
てあり、該構成体８の下縁が筐体内壁に固着したストッ
パー９で支持されている。煙道構成体８の底壁１０は前
記フィルトン板６と間隔をおいて対向し、鎖部に、煙道
７と連続する煙室１１が構成されている。煙道構成体８
の内側には、上部を広幅とした断面Ｕ字状のロストル支
持体１２が嵌装してある。前記ロストル３はこのロスト
ル支持体１２における上部垂直壁１２ａと下部垂直壁１
２ｂを連続する中間斜壁１２ｃ上に載置するようになっ
ている。前記上部垂直壁１２ａは第５図に示したように
、外側に断面逆Ｕ字状に折曲して　　　　。

掛止部１３としてあり、該掛止部１３は前記煙道構成体
８における煙道７の内側上縁に掛止するようになってい
る。

一方、前記煙道構成体８を形成している角筒状の煙道７
．７の上側には、夫々内側垂直壁１４ａと外側湾曲壁１
４ｂで構成したキャップ１４．１４を設置して煙道７．
７の上側を塞いである。このキャップ１４，１４の内側
垂直壁１４ａ　、　１４ａには丸孔でなる吸煙口１５．
１５が所定の間隔で多数穿設してある。

前記バーナー管体４は、煙道７の内側壁とロストル支持
体１２の下部垂直壁１２ｂおよび中間斜壁１２Ｃとで囲
まれた空洞１８．１８内に夫々設置されるようになって
おり、従って前記下部垂直壁１２ｂの上部には窓孔１７
，１７が開口され、バーナー管体４からの火炎がロスト
ル３の下方に向うようになっている。

前記空洞１６のバーナー管体４の上側には、更に再燃焼
管１Ｂが、筐体２を貫通するようにして並設してある。

この再燃焼管１８の一端は、前記連室１１の一側と筐体
２の外部で、連結管１８を介して接続してある。又、再
燃焼管１８の他端は、筐体２の下部にフィルトン板６で
仕切られて形成された接続管２０の一側と、連結管２１
を介して、筐体２の外部で接続されている。

接続管２０の他側はブロワ−２２の吸引側と接続され、
該ブロワ−２２の吐出側は排気管２３が接続されている
。

前記接続管２０は、筐体２の下部を介して形成した管路
であって、内部には集塵機２４と、フィルター２５が設
置してあり、これらは筐体２の前壁下部に設けた点検蓋
２６を開放して、点検又は交換等ができるようになって
いる。

尚第３図中、符号２７はカバーである。又バーナー管体
４の一端開口部にはガス管（図示していない、）を接続
することは言うまでもない。

上記実施例の無煙ロースタ−１において、ロストル３上
に肉を載置すると共にバーナー管体４から放出される燃
料ガスに点火すると、従来のロースタ−と同様に肉を焼
くことができる。実施例の無煙ロースタ−１ではこの時
、ブロワ−２２を駆動すると共に、集塵機２４も稼動状
態とする。これによって肉が焼ける際に発生する煙は第
２図および第３図中矢示２８の如く、吸煙口１５を通し
て煙道７側へ外気と共に吸引され、このロースタ−１の
周囲には放散しない、煙道７側へ吸引された煙は更に矢
示２９，３０の如く、連室１１へと導かれ、煙の一部が
焼室ｌ！内に露出させたフィルトン板６と接触し乍ら、
連結管１Ｂより再燃焼管１日へと流れる。前記フィルト
ン板６は油吸着板であって、煙の中に含まれる油分の一
部はこのフィルトン板６によって除去される。従って再
燃焼管１８へ流れた煙は初期の煙に比べて油分が減少し
た煙となっている。

そして、再燃焼管１８は、バーナー管体４の火炎の輻射
熱で加熱されており（約２００℃以上）、矢示３！の如
く流れる連中に含まれた油分は、この再燃焼管１８内で
再燃焼し、連結管２１に至る煙は、油分をほとんど含ま
ない、即ち炭酸ガスと水蒸気の煙となっている。

上記のようにして油分を除去された煙は、更に矢示３２
　、３３　、３４　、３５の如く、連結管２１より接続
管２０内の集塵機２４およびフィルター２５を通過した
後、排気管２３より外部へ放出される。外部へ放出され
る煙は前記の如く、油分を含まないものであって、煙と
言うよりは、むしろ排気ガスと言うべきもので、従って
このロースタ−１の外部周囲は無煙の雰囲気を維持する
ことができる。尚、前記集塵機２４とフィルター２５で
は、排気ガス中に含まれる塵埃その他の固形分を除去す
るのに有効である。然して単に無煙化の目的のみであれ
ば必ずしもこれらの部材は設けなくても良く、又何れか
一方のみとしても良い。

長期間の使用の際には、ロストル３に油が直接付着し、
又、２イルトン板６も油で汚れる。然して、ロストル３
に付着した油はロストル支持体１２の中間斜壁１２ｃよ
り下部垂直壁１２ｂへと流れロストル支持体１２の内側
に溜るので、定期的にこのロストル支持体１２を外部へ
取り出し、清掃する。この点において、この実施例は各
部材が分解可能に組立てられているので清掃が容易であ
る。又、フィルトン板６も挿脱自在となっているので、
該フィルトン板６を筐体２より取り出し、清掃又は交換
する。

前記キャップ１４を構成した外部湾曲壁１４ｂは、煙を
煙道７ヘスムーズに導く点で好適な構造である。即ちこ
の外側湾曲壁１４ｂを、断面逆り字状の屈曲壁として、
キャップを単なる箱状とすると、屈曲壁の内側隅部に乱
流が生じ易く、鎖部に煙がよどみ、煙道７側にスムーズ
に流れるのを妨げられるものである。

以上実施例について説明したが、この発明は実施例の構
造に限定されるものでは無い０例えば連結管１１ａ、２
０は図示の形状に限定されることはなく、要は再燃焼管
１８と煙道７又は接続管２０と連通する形状のものであ
れば良く、又筐体ｚ内に形成する構造としても良い、前
記再燃焼管１８は通常銅製パイプが使用されるがアルミ
ニウムパイプその他の熱伝導の良い管体マも良い、又、
フィルター２５も、接続管２０内に斜に設置して煙（排
気ガス）との接触面積を大きくするようにしても良い。

（発明の効果） 以上説明したように、この発明は連中に含まれる油分の
一部を産室内側に露出させた油吸着板で除去し、かつ残
った油分を再燃焼管内で燃焼させるようにしたので、無
煙化できる効果がある。そして、排気ダクトとの接続も
不要であるので、移動が自由であり、卓の配置の変更を
制約しない効果があり、更には清掃も行い易い効果もあ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る無煙ロースタ−の斜
視図、第２図は同じ〈実施例に係る無煙ロースタ−の肉
厚を省略した縦断正面図、第３図は同じ〈実施例に係る
無煙ロースタ−の縦断側面図、第４図は実施例に係る無
煙ロースタ−における煙道構成体の斜視図、第５図は実
施例に係る無煙ロースタ−の一部拡大断面図である。 １・・・無煙ロースタ−１２・・・筐体、３・・・ロス
トル、４・・・バーナー管体、６・・・フィルトン板７
・・・煙道、１１・・・産室、１５・・・吸煙口、１８
・・・再燃焼管、２ｏ・・・接続管、２２・・・ブロワ
−１２３・・・排気管、２４・・・集塵機、２５・・・
フィルター。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）上方を開口した筐体の上部にロストルを架設し、
   該ロストルの下方両側にバーナー管体を並設してなるロ
   ースターにおいて、前記ロストルの上方両側に吸煙口が
   開口しており、該吸煙口と筐体下方に形成した煙室とが
   煙道を介して接続されていると共に、前記バーナー管体
   の上側に添って再燃焼管が並設してあり、該再燃焼管の
   一端と前記煙室が接続されており、再燃焼管の他方が排
   気管と、排気ブロワーを有する接続管を介して接続され
   ており、かつ前記煙室内側に油吸着板体を露出させてあ
   ることを特徴とした無煙ロース ター。
2. （２）油吸着板体は、筐体外部より着脱自在に設置して
   ある特許請求の範囲第１項記載の無煙ロースター。
3. （３）排気ブロワーの吸気側接続管内には集塵機および
   ／またはフィルターを設けてある特許請求の範囲第１項
   記載の無煙ロースター。