JPS61289998A - 回転式粉末圧縮成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、金属等のケース入り粉末成形品を製造する
回転式粉末圧縮成形機に関するものである。

（従来の技術） 一般に、水銀電池や電気部品等は、金属ケースの中に原
料である粉末（顆粒状物等を含む）を圧縮した成形品を
一体に有したいわゆるケース入りの粉末成形品を製造す
る必要がある。

このようなケース入りの粉末成形品を製造する場合、ケ
ース内に粉末を定量充填して直接上枠と下枠により圧縮
すればよいのであるが、原料である粉末の性質上、圧縮
前の体積が大きくケース内に直接所望重量の粉末を充填
できないものであり、予め所望重量の粉末を小さな圧縮
力により予圧縮した後に、その半成形品をケース内に入
れて本圧縮する成形機がある。

そこで従来、第１のものとしては、回転盤の周縁部に多
数配設された臼の臼孔中に原料である粉末を定量充填し
、上枠と下枠とによりその粉末を予圧縮して半成形品を
作り、一旦回転盤外に取り出した後、その半成形品をケ
ースホルダーに供給保持されたケース内に落下供給し、
別違な上枠と下枠とにより高圧力で本圧縮して、ケース
入りの粉末成形品を得るものがある。

また、第２のものとしては、回転盤に配設される臼を、
上部の径をケースの内径にし下部をケースの外径に形成
し、まず臼の上部において粉末を上枠と下枠により予圧
縮し、その後回転盤の下方より日にケースを供給して、
その上枠と下枠により本圧縮し、ケース入り粉末成形品
を再び回転盤の下方より取り出して得るものがある。

（発明が解決しようとする問題点） このような従来技術にあっても、一応上述の要求に応じ
得るものであるが、その構成上、第１のものは、粉末を
予圧縮する成形機とケースに入れた後本圧縮する成形機
とが２台必要になると共に、その連繋装置等も必要とな
り、しかも、予圧縮された半成形品が一旦回転盤上に取
り出されるために、その半成形品から出る粉塵が回転盤
上に付着し、回転盤を汚損するばかりでなく粉末の定量
充填に支障をきたす等の問題を有するものである。

また、第２のものは、一台の成形機により実施できるも
のであるが、ケースの開口部より臼孔に供給する構成上
、ケースの開目端部に鍔を有するケースには全く使用で
きず、また、回転盤と下枠の保持部との間にケース供給
用の補助臼を設けたり、臼を特殊なものとしなければな
らない等の容易に実施できないという問題があった。

即ち、簡単な構造において回転盤等も汚損することがな
く、近時特に要求きれる鍔付のケースにおいても使用で
き、しかも、生産効率の考慮等により予圧縮も必ずしも
必要としない成形機を開発しなければならないという問
題点があった。

（問題点を解決するための手段） このような問題点を解決するために、この発明によれば
、回転盤の周縁部に多数配設された日の臼孔中に粉末を
定量充填した後、該粉末をケースに入れて昇降自在な上
枠と下枠とにより圧縮成形する回転式粉末圧縮成形機に
おいて、ケースを下方が開口部となるように回転盤の臼
孔上に供給するケース供給装置を配設すると共に、下端
部がケースの外周と符合し嵌入自在に形成したホルダー
を上枠と同芯で且つ別違に昇降自在に配設して成り、臼
孔中の粉末を下枠により押し上げてケース内に入れその
下枠と上枠とにより圧縮することを特徴とする回転式粉
末圧縮成形機が提供される。

上記構成において、下枠により押し上げてケース内に入
れられる粉末は、予め下枠と上枠とにより臼孔中で予圧
縮したものとすることができる。

また上記構成において、下枠により押し上げてケース内
に入れられる粉末は、予め下枠と臼孔上部を閉鎖する回
転円板とにより、その下枠が上昇して臼孔中で予圧縮し
たものとすることができる。

（作用） 上記の技術的手段は次の様に作用する。

回転盤の臼孔上に供給されたケースは、ホルダーが降下
することによりその下端である開口部端が臼の上面と密
着すると共に臼孔と同芯にて保持される。

この場合、ホルダーはケースの−Ｆ部即ち底部外周と符
合し嵌入されるので、ケースの下部即ち開口端部に鍔を
有する場合にも、鍔無しケースと同様問題なく保持され
る。

この保持されたケースに、臼孔中に予めフィードシュに
より定量充填された粉末を、下枠を上昇させることによ
り押し入れ、その下枠とケースの底部を押圧する上枠に
より圧縮し、粉末圧縮成形品をケース内に固着する。

この場合、前記したようにケース開口端部が臼の上面と
密着していることにより、臼孔中に所望量充填された粉
末を、予圧縮なしに直接ケース内に入れると共に圧縮で
きるごとく作用する。

また、臼孔中に充填された粉末を予圧縮する場合は、通
常の圧縮成形機と同様、上枠と下枠とにより弱い圧縮力
によって圧縮し、その後、上記同様その半成形品を下枠
によりケース内に押し入れて本圧縮すればよい。

（実施例） この発明の一実施例を図面について説明すれば、第１図
は本圧縮状態を示す拡大要部縦断面図、第２図は予圧縮
状態を示す拡大要部縦断面図、第３図は粉末充填から製
品取出しまでの状態を示す要部用縦断面図である。

（２）は回転盤＋１１の周縁部に多数配設された臼であ
り、該臼（２）の臼孔には下枠保持盤（２４）に摺動自
在に配設された下枠（３）の杵先部が挿嵌されている。

（５）は上枠保持盤０［１１に摺動自在に配設されたホ
ルダーであり、該ホルダー（５）は、その下端部がケー
ス（６）の外周と符合すると共に嵌入自在に形成されて
おり、また、内部には上枠（４）がそのホルダー（５）
と別違に摺動自在に挿嵌されている。

αυは上記上枠（４）を上下に案内する上枠ガイドレー
ルである。

０１は上記ホルダー（５）に取着されたキーロール、Ｏ
ａはそのキーロールα■を介してホルダー（５）を上下
に案内するロールガイドレールである。

第３図により説明すれば、Ａにおいて、分量レールＯ０
により下枠（３）の高さが決められた臼（２）の臼孔中
にフィードシュ０５１により粉末（９）が定量充填され
る。

Ｂにおいて、予圧下ロールＱｌにより上昇する下枠（３
）と予圧上ロール（２３）により下降する上枠（４）と
により、上記臼孔中に充填された粉末（９）を予備的に
圧扁し半成形品（８）を作る。

Ｃにおいて、平行レール四により下枠（３）を一定高さ
にして上記半成形品（８）の上面と臼（２）の上面とを
同一高さに保持し、その臼（２）の臼孔上に図示しない
パーツフィーダにより供給されたケース（６）がケース
ガイド０６１により案内され送り板Ｏｎにより位置決め
されて載置される。

この載置されたケース（６）は、その下方の開口部即ち
開目端より連続し外周方向に折曲されて一体に有する鍔
が臼孔上部外周縁と接触するように載置される。

Ｄにおいて、ホルダー（５）が降下し、そのホルダー（
５）の下端部が上記載置されたケース（６）に嵌入する
ことにより、そのケース（６）の内周と臼孔との芯出し
を行うと共に保持する。

Ｅにおいて、上枠（４）が零圧上ロール０２１により降
下してその下端の杵先面が上記保持されたケース（６）
の底部を押圧することにより、そのケース（６）の開口
端部を臼孔上部外周縁である臼（２）の上面に密着させ
る。

そして、下枠（３）が本圧下ロール（２１）により上昇
し、臼孔中の半成形品（８）をケース（６）内に押し入
れると共に、その下枠（３）と上枠（４）とにより半成
形品（８）は本圧縮されて成形品（７）となり、ケース
（６）とその成形品（７）とが一体に固着される。

Ｆにおいて、ホルダー（５）が上昇した後上枠（４）が
上昇してケース（６）がホルダー（５）より抜脱され、
押し上げレール（２２）により下枠（３）はその上端で
ある杵先面が臼（２）の上面と符合し、上記本圧縮され
た製品（２６）は、取出しダンパー（２５）により回転
盤＋１１外に排出される。

なお、上記実施例は、粉末を予圧縮する工程を有した場
合を示したものであるが、本発明は予圧縮を必ずしも必
要とせず、その場合上記Ｂの工程は必要なく、臼孔中に
定量充填された粉末を直接ケース内に押し入れ上枠と下
枠とにより圧縮すればよい。

（発明の効果） 以上に説明したように、本発明は、ケースを下方が開口
部となるように臼孔上に供給され、そのケースの上方よ
りケース外周をホルダーにより保持するものであるから
、ケースが鍔を有しているか否かにとられれることな〈
実施できるものであり、しかも、一台の成形機により実
施でき回転盤上等も粉塵で汚損することがないことは勿
論、所望量の粉末を臼孔中にて計量充填し、直接ケース
内で圧縮できるので、予圧縮するかどうかは任意であり
、より構造が簡単において実施できるものである。

また、本発明は、当然必要なケース供給装置を除けば、
通常の回転式粉末圧縮成形機に昇降自在なホルダーを付
加することにより実施できるので、極めて安価に提供で
きる等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明による回転式粉末圧縮成形機の一実施例
を示すものであり、第１図は本圧縮状態を示す拡大要部
縦断面図、第２図は予圧縮状態を示す拡大要部縦断面図
、第３図は要部周線断面図である。 図面において、（１）は回転盤、（２）は臼、（３）は
下枠、（４）は上枠、（５）はホルダー、（６）はケー
ス、（７）は成形品、（８）は半成形品、（９）は粉末
、Ｑｌは上枠保持盤、０υは上枠ガイドレール、Ｑａは
零圧上ロール、ａｌはキーロール、Ｑ４）はロールガイ
トレール、Ｑ５１はフィードシュを示すものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　回転盤の周縁部に多数配設された臼の臼孔中に粉末
   を定量充填した後、該粉末をケースに入れて昇降自在な
   上枠と下枠とにより圧縮成形する回転式粉末圧縮成形機
   において、ケースを下方が開口部となるように回転盤の
   臼孔上に供給するケース供給装置を配設すると共に、下
   端部がケースの外周と符合し嵌入自在に形成したホルダ
   ーを上枠と同芯で且つ別違に昇降自在に配設して成り、
   臼孔中の粉末を下枠により押し上げてケース内に入れそ
   の下枠と上枠とにより圧縮することを特徴とする回転式
   粉末圧縮成形機。 ２　下枠により押し上げてケース内に入れられる粉末が
   、予め下枠と上枠とにより臼孔中で予圧縮されたもので
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の回転
   式粉末圧縮成形機。