JPS61289399A - 音声合成器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、音声の合成器において線形予測係数に乗する
リーク係数を適応的に変化させることに関し、特に予測
器を構成する巡回型の合成フィルタが発振して音声品質
の劣下を防止することに関するものである。

（従来の技術） 従来のこの種装置において、伝送符号誤りが問題となる
回線では、符合誤り訂正符号器及び復号器が、それぞれ
音声分析合成器の後段と前段とに配置され、前記復号器
で伝送誤りの訂正を行っていた。この場合、線形予測係
数と固定のリーク係数とを乗算し２巡回型の合成フィル
タで構成される予測器に入力し、該予測器の出力と音声
データ復号部からの残差信号と加算器で加算し再生音声
信号を得るようにしている。

（発明が解決しようとする問題点） このように従来の装置は、音声分析部に固定のリーク係
数を線型予測係数に乗する回路を設けることによって伝
送誤りによる影響を軽減するようにしている。ここでリ
ーク係数は１より小さい数値であり、これをあまり小さ
く選ぶと伝送誤りが多い時には効果があるが、伝送誤り
が少ない時は、量子化雑音を増加させ悪影響をおよぼす
ことがある。この為通常１に近い固定の値を選ぶ。この
ような固定のリーク係数による方法では伝送誤りの変化
に対応できず特に伝送誤り率が多くなった時に、利得が
無限大となりその影響で巡回型の合成フィルタが発振し
て音声品質の著しい劣下を招く欠点がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明はこれら従来装置の欠点を除去するため、誤り訂
正復合器より伝送誤り率を示す情報を入力し、該入力情
報により音声合成器の予測器で用いる線型予測係数に乗
するリーク係数を適応的に変化させるようにしたもので
あり、これにより伝送符号誤りが増加した時、それによ
り巡回型の合成フィルタが発振して、音声品質が著しく
低下することを防止することを目的とするものである。

以下図面により詳細に説明する。

伝送符合誤りが問題となる回線では通常、符号誤り訂正
符号器及び復号器がそれぞれ音声分析合成器の後段と前
段にそれぞれ配置される。

この場合、符号誤り訂正復号器にて受信回線の伝送誤り
率を計算することは簡単に行うことが良 できる。図は本発明の一半施例の構成を示すブロック図
で、音声合成器１０は、音声データ復号部３２判定部４
．線形予測係数処理部５．掛算器６．予測器７及び加算
器８でなる。また１は受信回線の受信音声データの入力
部、２は符号誤り訂正復号器、９は再生音声信号の出力
部である。

つぎＫこの装置の動作についてのべると受信回線におけ
る受信音声データの入力部１からの音声データは、符号
誤り訂正復号器２に入力され、ここで符号誤り率及び誤
シ訂正したデータを出力する。訂正されたデータを音声
データ復号部３へ、また伝送符号誤り率のデータを判定
部４のそれぞれへ出力する。音声データ復号部３は音声
データ復号出力を線形予測係数処理部５に出力しここで
線形予測係数を決定し掛算器６へ出力する。一方判定部
４は、伝送符号誤り率に従いリーク係数を決定して掛算
器６に出力する。該掛算器６で前記線形予測係数とリー
ク係数が掛算され予測器７に出力される。予測器７の出
力は、音声データ復合部３から出力される残差信号と加
算器８で加算されて再生音声信号出力が得られる。また
この出力は、予測器７へ帰還される。

従来の方式での再生音声信号Ｒ（Ｚ）は連関数、ｒは分
析側で使われるリーク係数である。

リーク係数ｒはｒ≦１の数値であり、小さくなり、普通
は０．９７〜０．９９程度にする。（１）式の右辺第３
項が伝送符号誤りの影響を示しており。

リーク係数ｒにより巡回型合成フィルタの根が安定側に
動かされていることがわかる。しかしながら伝送符合誤
りが増加した時、固定のリーク係数ｒでは巡回型の合成
フィルタを安定側に補正しきれずに発振する場合がおこ
る。本発明の装置によると伝送符号誤りによる影響を示
す項は。

となシここでリーク係数ｒｉは合成側で掛けられるリー
ク係数で伝送符号誤りが少ない時はｒｌ＝１、多い時は
ｒｌく１の値をとり伝送符合誤りの増加するに従って、
　ｒｌがさらに小さくなるように適応的に変化させる。

これにより伝送符号誤りが増加した場合でも巡回型の合
成フィルタが発振することがなく、著しい品質劣下がお
きない。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は伝送符号誤りが少ない場合
はリーク係数ｒ１をｒ１＝１として、従来の方式と同様
のＳ／Ｎを実現し、伝送符号誤りが増加した時にｒｔ＜
ｉでｒｌを適応的に変化させることができ、従来の方式
では防ぐことはできなかった伝送符号誤り増加時の巡回
型合成フィルタの発振を防止して音声品質の著しい劣下
をおさえる利点がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 １・・・受信音声データ入力部、２・・・符号誤り訂正
復号器、３・・・音声データ復号部、４・・・判定部、
５・・・線形予測係数処理部、６・・・掛算器。 ７・・・予測器、８・・・加算器、９・・・再生音声信
号出力部、１０・・・音声合成器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 受信回線側の音声合成器の前段に誤り訂正復号器を、ま
   た送信回線側の音声分析器の後段に誤り訂正符号器をそ
   れぞれ配置したものにおいて、前記誤り訂正された受信
   音声データを判定部へ入力し該受信音声データの伝送誤
   り率よりリーク係数を求め、また前記受信音声データを
   音声データ復合部へ入力し、該復合部で復号されたデー
   タを線形予測係数処理部へ入力し計算処理された線形予
   測係数と前記リーク係数とを乗算し、該乗算出力を予測
   器へ出力し、予測値と受信音声データとの残差信号を加
   算器で加算し、再生音声信号を得、一方該信号を予測器
   へ帰還し該予測器を、制御するようにしたことを特徴と
   する音声合声器。