JPH02168729A - 音声符号化・復号化方式 - Google Patents

音声符号化・復号化方式

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JPH02168729A
JPH02168729A JP63322167A JP32216788A JPH02168729A JP H02168729 A JPH02168729 A JP H02168729A JP 63322167 A JP63322167 A JP 63322167A JP 32216788 A JP32216788 A JP 32216788A JP H02168729 A JPH02168729 A JP H02168729A
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八塚 陽太郎
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    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はディジタル入力音声信号を低ピットレー 1−
に符号化・復号化する音声符号化・復号化方式に関する
(従来の技術) ディジタル海事衛星通信システムや5cpcによるディ
ジタル・ビジネス衛星通信システムなどのように周波数
帯域の制限や送信電力の制限の厳しいシステムにあって
は、低ビツトレートで、かつ高品質な符号化処理音声が
得られ、しかも伝送符号誤りの影響が非常に少ない音声
符号化・復号化方式が要求されている。
このような背景から種々の音声符号化・復号化方式は既
に提案され、代表的な方式として、フレームごとに予測
係数を算出する予測器を用い標本値間の相関を取り除い
た残差信号を適応量子化器を用いて符号化する適応予測
符号化(APC)方式、複数個のパルスを音源としてL
PC合成フィルタを駆動するマルチパルス駆動線形予測
符号化(MPEC)方式、及び、残差信号パターンを音
源にしてLPC合成フィルタを駆動するCELP(Co
de Excited Linear Predj、c
tive Coding )方式等がある。
ここでは、従来の音声符号化・復号化方式の代表例とし
て適応予測符号化方式を例にとり詳しく説明する。
第1図(a)及び、(b)は、従来の適応予測符号化方
式の基本構成である。まず、動作を説明する。ディジタ
ル入力信号は、符号化入力端子1を介してLPC分析器
2と短時間予測器6に人力される。LPC分析器2では
ディジタル入力信号をもとにフレーム毎に短時間スペク
トル分析(以下、rLPC分析」と称す)を行い、そこ
で得られたL P GパラメータをLPCパラメータ符
号器3を介して符号化し、多重回路30を介して受信側
の復号器へ伝送する。又、L P Gパラメータ符号器
3の出力をLPCパラメータ復号器4を介して復号し、
その出力からT−PCパラメータ・短時間予測パラメー
タ変換器5を介して短時間予測パラメータを得る。そし
て、この短時間予測パラメータを短時間予測器6、雑音
整形フィルタ19、局部復号用の短時間予測器24に設
定する。
引算器11では、この短時間予測パラメータを使用した
短時間予測器6の出力をディジタル入力信号から差し引
くことにより、音声波形の隣接サンプル間の相関を取り
除き短時間予測残差信号を得る。この短時間予測残差信
号は、ピッチ分析器7と長時間予測器10に入力される
。ピッチ分析器7では短時間予測残差信号をもとにフレ
ーム毎にビッヂ分析を行い、そこで得られたピッチ周期
とピッチパラメータをピッチパラメータ符号器8を介し
て符号化し、多重回路30を介して受信側の復号器へ伝
送する。一方、ピッチ周期とピッチパラメータをピッチ
パラメータ復号器9を介して復号し、長時間予測器10
、雑音整形フィルタ19、局部復号用の長時間予測器2
3に設定する。
引算器12では、このピッチ周期とピッチパラメータを
使用した長時間予測器10の出力を短時間予測残差信号
から差し引くことにより、音声信号のピッチによる繰り
返し波形の相関を取り除き理想的に白色化された長時間
予測残差信号を得る。この長時間予測残差信号から雑音
整形フィルタ19の出力を引算器17を用いて差し引き
、最終予測残差信号としてこれを適応量子化器16で量
子化、符号化し、多重回路30を介して受信側の復号器
へ伝送する。又、この符号化された最終予測残差信号は
逆量子化器18を介して復号化・逆量子化され引算器2
0及び加算器21に人力される。引算器20では、この
量子化された最終予測残差信号から適応量子化器16の
人力信号である最終予測残差信号を差し引くことにより
量子化雑音を得、これを雑音整形フィルタ19に入力す
る。
ザブフレーム毎に量子化ステップサイズを更新するため
に、前述の長時間予測残差信号はRMS計算回路13で
RMS値が計算され、RMS値符号器14で符号化され
て、その出力レベルを基準レベルとし、併せて近傍のレ
ベルを符号器14内に記憶してお(。そして、RMS値
符号器14の出力信号ばRMS値復号器15を介して復
号され、特にこの基準レベルに対応した量子化されたR
MS値を基準RMS値とし、これにあらかじめ用意して
おいた基本ステップサイズを掛は合せることにより適応
量子化器16のステップサイズを決定する。一方、逆量
子化器18の出力信号である量子化された最終予測残差
信号に局部復号用長時間予測器23の出力を加算器21
を介して加算する。更に、これを局部復号用長時間予測
器23に入力すると共に、局部復号用短時間予測器24
の出力を加算器22を介して加算し、これを局部復号用
短時間予測器24の入力とする。この様な過程によって
局部復号されたディジタル入力信号が得られる。この局
部復号されたディジタル入力信号と元のディジタル入力
信号との差を誤差信号として引算器26を介して求める
。サブフレーム間に渡って、この誤差信号の電力を最小
誤差電力検出器27で計算する。そして、あらかじめ用
意されている全ての基本ステップサイズと記憶しておい
た基準レベルの近傍レベルについても同様な一連の動作
を行い、以上得られた誤差信号電力の内で最小な電力を
与える符号化RMSレベルと基本ステップサイズを選択
しこれを多重回路30を介して受信側の復号器へ伝送す
る。なお、ステップサイズの符号化に際してはステップ
サイズ符号器29を用いている。
第1図(b)は、従来の適応予測符号化方式に用いる復
号器のブロック図である。
復号器では、復号器入力端子32を介して人力された信
号は、最終残差信号に関する信号、RMS値やステップ
サイズに関する信号、及び、L PGパラメータやピッ
チ周期・ピッチパラメータに関する信号に多重分離回路
33を用いて分離され、各々、適応逆量子化器36、R
MS値復号器35、ステップサイズ復号器34、LPC
パラメータ復号器38、及び、ピッチパラメータ復号器
37に入力される。
RMS値復号器35を用いてRMS値を復号し、これと
、基本ステップサイズ復号器34を介して得られた基本
ステップサイズとを適応逆量子化器36に設定する。そ
して、受信された最終予測残差信号に関する信号を適応
逆量子化器36を用いて逆量子化し、量子化された最終
予測残差信号を得る。一方、LPCパラメータ復号器3
8を介して復号しL P Gパラメータ・短時間予測パ
ラメータ変換器39を介して得られた短時間予測パラメ
ータを、合成フィルタを形成する一方の予測器である短
時間予測器43とポスト雑音整形フィルタ44に設定し
、更に、ピッチパラメータ復号器37を介して復号され
たピッチ周期とピッチパラメータを合成フィルタを形成
する他方の予測器である長時間予測器42に設定する。
加算器40では、長時間予測器42の出力を適応逆量子
化器35の出力に加算し、その出力を長時間予測器42
の入力とすると共に、更にこれに短時間予測器43の出
力を加算器41を介して加算することにより、再生音声
信号を得る。そして、この信号は短時間予測器43に入
力すると共に、ポスト雑音整形フィルタ44に入力され
雑音整形が行われる。更に、その信号はレベル調整器4
5にも入力され、ポスト雑音整形フィルタ44の出力と
比較することによりレベル調整を行う。
具体的には、ゲイン調整係数G。を ・ ・ ・ ・(1) で求め、これをポスト雑音整形フィルタ44の出力に掛
ける。
次に、符号器及び復号器内の短時間予測器6.24.4
3について述べる。 短時間予測器6.24.43の伝
達関数P、 (z)は、P、、(Z)=  Σ a+Z
−・ ・ ・ ・ ・ (2)で与えられる。ここで、
alは短時間予測パラメータ、N8は短時間予測器のタ
ップ数である。a、はフレーム単位毎にLPC分析器2
とLPCパラメータ・短時間予測パラメータ変換器5内
で計算され、入力信号のスペクトルの変動に対してフレ
ーム毎に適応的に変化する。また、符号器内の雑音整形
フィルタ19や復号器内のポスト雑音整形フィルタ45
にも(2)式の伝達関数が組み込まれている。
般には、合成フィルタ24.43での音声再生の安定性
を保持するためにリーケージという係数を導入して故意
にLPC分析器2で得られた予測をさげている。即ち、
リーケージr、として、普通 (0<r、<1)という
値を短時間予測パラメータに掛けたものを短時間予測器
や雑音整形フィルタのフィルタパラメータとして用いて
いる。具体的には、短時間予測器6.24.43の伝達
関数P、、(Z)は、 P、(z) =Σ”、  a+r%Z−’    −−
−−(3)で与えられる。但し、リーケージrよは固定
であり、また、符号器側と復号器側において同じ値を使
っている。
同様のことが、他の音声符号化・復号化方式についても
言える。以下にもう一例として、CE I−P方式を取
りあげて簡単に説明する。
送信側では、まず、LPC分析によってディジタル入力
音声信号から近接サンプル間の相関を計算し短時間予測
パラメータを合成フィルタに設定する。駆動音源より出
力される駆動信号によって合成フィルタを駆動して再生
音声信号を得る。即ち、合成フィルタ内では、短時間予
測器で短時間予測信号をつ(す、入力される駆動信号と
加え合せることにより、デイタル入力音声信号を再生す
る。なお、この再生された音声信号は、次のタイミング
の短時間予測信号を作り出すために短時間予測器に人力
される。この再生音声信号とディジタル入力音声信号と
の誤差を計算し、それに聴感的な重みを掛もづた信号の
電力が最小となる様に、駆動信号を選択する。なお、受
信側には、駆動信号と短時間予測についての情報が送信
される。
一方、受信側では、送信側から送られてきた駆動信号と
短時間予測についての情報により、送信側と同様に駆動
音源で駆動信号を作り出し、短時間予測パラメータの設
定された合成フィルタを駆動して再生音声信号を得る。
符号器側と復号器側にある合成フィルタには、一般に(
3)式であられされる短時間予測器が含まれており、前
述と同様にリーケージは固定で、がっ、符号器側と復号
器側とで同じ値を用いている。
(発明が解決しようとする課題) 前述した様に、一般に、短時間予測器6、24.43や
雑音整形フィルタ19、及びポスト雑音整形フィルタ4
4には、(3)式の中にある様なリーケージが含まれて
いる。このリーケージの目的は、合成フィルタを構成す
るひとつである短時間予測器24.43の動作を安定さ
せるためである。従来では、LPC分析器2で得られた
予測を故意に下げることによって達成している。よって
、このリーケージに小さい値を用いると特に子音や渡り
音(無声音)のあたりで量子化雑音が多い音声が再生さ
れてしまう。反対に、このリーケージに大きな値を用い
ると特に母音(有声音)のあたりで共振している様な音
声が再生されてしまう。ところが、従来の方式では、音
声の性質とは関係なくこのリーケージに一定の値を用い
ており、従って、従来の音声符号化・復号化方式では、
十分に量子化雑音を低減することが不可能であり、有声
音と無声音との双方で良好な再生音声品質が得られない
という問題点があった。
本発明の目的は、上述した従来の問題点を解決するため
になされたもので、有声音と無声音に関係な(量子化雑
音を低減し、良好な音声品質が得られる音声符号化・復
号化方式を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の第1の特徴は、短時間予測器で使われているリ
ーケージを、予測信号の当り具合に応じて適応的に切換
えてディジタル入力音声信号を符号化・復号化するよう
に構成したことにある。
本発明の第2の特徴は、符号器内で用いられるリーケー
ジと復号器内で用いられるリーケージとに異なる値を適
用してディジタル入力音声信号を符号化・復号化するよ
うに構成したことにある。
本発明の第3の特徴は、符号器と復号器とで異なるリー
ケージを用いると共に、異なるリーケージにより生じる
ゲイン差を調整するように構成したことにある。
(発明の構成) 以下に、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
なお、以下の説明では本発明と従来との相違点である、
符号器内と復号器内で使われるリーケージ、及び、それ
にまつわる復号器内でのゲイン調整について詳述し、他
の構成については説明の重複を省くために省略する。
(実施例1) 実施例]は、本発明の第1の特徴である短時間予測器で
使われているリーケージを、予測信号の当り具合に応じ
て適応的に切換えでディジタル入力音声信号を符号化・
復刊化するように構成したものである。すなわち、符号
器内のリーケージと復号器内のリーケージを適応的に切
換える構成である。
第2図(a)は本発明による第1の実施例であり、リー
ケージを適応的に切換える符号器の構成図である。
本発明の特徴であるリーケージ選択器47(第1のリー
ケージ手段)は、L P Gパラメータ復号器4の出力
であるLPCパラメータを用いて予測の当り具合を評価
することにより適応的にリーケージを選択し、短時間予
測器6,24及び、雑音整形フィルタ19に設定する。
すなわち、予測の当りやすい有声音の所には小さいリー
ケージを用いて共振の様な音を防ぎ、予測のはずれる可
能性の高い無声音の所には太きなリーケージを用い量子
化雑音を低減することにより、音声の性質に合った適切
な大きさのリーケージを使って良好な再生音声を得るよ
うにしたものである。
本発明の一具体例として予測の当り具合Gp(予測利得
)に、 G2・ Il″(1−kl′)・・・・・ (4)を用
い、リーケージrscを、 Gp< GI、、=n+の時r、c ” rsG、> 
Gr、、th、の時rsc = rs、2” ”  (
5)(0≦GP、tfil≦l 、 O< rs、+≦
rc、z < l )と切換えて、各短時間予測器6.
24や雑音整形フィルタ19に送られる。なお、リーケ
ージの切換えを上述の様に2段階で行う以外に、スレー
ショルドをより細かくして3段階以上で行うことも可能
である。また、r8,1は予測の当たっている部分、例
えば有声音のリーケージ、 r8.2は予測の外れてい
る部分、例えば無声音のリーケージをそれぞれ示す。
図2(b)は、本発明の本方法による復号器の構成図で
ある。リーケージ選択器48(第1のリーケージ手段)
では、LPCパラメータ復号器の出力であるLPCパラ
メータを用いて予測の当り具合を評価することにより適
応的にリーケージを選択し、短時間予測器43やポスト
雑音整形フィルタ44に設定する。すなわぢ、符号器側
と同様に、予測のりやすい有声音の所には小さいリーケ
ージを用い共振の様な音を防ぎ、予測のはずれやすい無
声音の所には大きなリーケージを用い量子化雑音を低減
することにより、音声の性質に合った適切な大きさのリ
ーケージを使って良好な再生音声を得ることができる。
復号器側の一具体例として、予測の当り具合に(4)式
を用い、リーケージr、を、 G、< Gp、thzの時 rsa = rs、x、G
p> Gp、th2の時 rsa ” rs、4” ”
 (6)(0≦Gp、th2≦ 1 、 0<  rc
e≦ r、、3 ≦r、、4<  1 )と切換えて、
短時間予測器43やポスト雑音整形フィルタ44に送る
。なお、rs、3は有声音、r5.4は無声音のリーケ
ージをそれぞれ示す。
なお、リーケージの切換えを上述の様に有声音と無声音
との2段階で行う以外に、スレーショルドをより細かく
して3段階以上で行うことも可能である。
上述のように、本発明は予測の当たり具合に応じて、符
号器及び復号器側のリーケージを用いることにより、有
声音や無声音の音声の性質に関係なく量子化雑音を低減
することが可能となる。
(実施例2) 次に、本発明の第2の特徴である符号器側のリーケージ
と復号器側のリーケージを異ならせて用いる場合につい
て説明する。
本発明の特徴である第2のリーケージ手段としては、復
号器側の短時間予測器43やポスト雑音整形フィルタ4
4に符号器側で用いられているものより大きいリーケー
ジを設定するものであり、符号器、復号器の構成は図1
 (a)、 (b)と同じである。即ち、第2のリーケ
ージ手段は、等測的に復号器側で再生される短時間予測
信号の予測の当り具合を向上させて量子化雑音を低減さ
せるようにしたものである。
(実施例3) 実施例2では、リーケージの違いから、復号器側での再
生音声信号がゲインを持ってしまう。量子化雑音の低減
という目的のために、符号器側と復号器側のリーケージ
が異なりすぎると、予測の当たり具合の違いから、有声
音の部分と無声音の部分とで持つゲインの大きさの違い
が目だってしまい、逆に、それが音声品質の劣化につな
がる。
そこで、実施例3では、第3図の様にゲインを調整する
ための短時間予測器50を備えた復号器の構成にしたも
のである。
実施例2と同様に、短時間予測器43には符号器側で用
いられているものより大きいリーケージをあらかじめ設
定し、またゲイン調整用の短時間予測器50には符号器
側で用いられているリーケージと同じものを設定してお
く。さらに、LPCパラメータ・短時間予測パラメータ
変換器39の出力である短時間予測パラメータが短時間
予測器43やポスト雑音整形フィルタ44に設定される
。加算器40の出力信号は加算器41.49、及び、長
時間予測器42に入力される。加算器49は、加算器4
0の出力と短時間予測器50の出力を加え、その結果は
短時間予測器50とレベル調整器45に人力される。一
方、加算器41は、短時間予測器43の出力と加算器4
0の出力を加え、その結果は短時間予測器43とポスト
雑音整形フィルタ44に入力される。この信号は短時間
予測器43で使われているリーケージのためにゲインを
持ち、ポスト雑音整形フィルタを通ることでさらにゲイ
ンを持つ。このゲインをレベル調整器45において調整
する。具体的には、加算器49の出力とポスト雑音整形
フィルタ44の出力からゲイン調整係数G。を ・ ・ ・ ・ (7) で求め、これをポスト雑音整形フィルタ44の出力に掛
けることになる。
このように、ゲイン調整用の短時間予測器50を備える
ことにより、符号器側と復号器側とで実施例2より太き
(異なるリーケジを用いることができ、復号器側での予
測の当たり具合をより向上させることができる。従って
、結果的に量子化雑音を低減することができ、実施例2
よりも良好な音声品質が得られる。
(実施例4) 実施例4は、前述した実施例1、実施例2及び実施例3
とを組み合わせた構成にしたもので、予測の当り具合に
より切換え、さらに符号器側と異なったリーケージを復
号器側に用いるようにしたものである。
第4図は本発明による第4の実施例であり、復号器の構
成図である。
リーケージ選択器51では、LPCパラメータ復号器3
8の出力であるLPCパラメータを用いて予測の当り具
合を評価することにより、合成フィルタを構成する一方
である短時間予測器43用のリーケージを適応的に選択
し設定する。また、ゲイン調整用の短時間予測器53に
は、符号器側と同じリーケージを設定する。加算器40
の出力は、長時間予測器42、加算器41、及び、加算
器52に入力される。加算器52は、短時間予測器53
の出力と加算器40の出力を加え、その結果は短時間予
測器53とレベル調整器45に入力される。実施例4の
一例として、予測の当り具合に(4)式を用い、また、
符号器側のリーケージをrscとすると、復号器側のリ
ーケージr++aはG、< Gp、th+の時rsa 
” rs6Gp> ap、th+の時 rs6” rc
62” ” (8)(0≦Gp、th+≦l 、 0<
 rfc≦rsd、 +≦rs++、2<1)の様に切
換える。さらに、ゲイン調整係数G0は・ ・ ・ ・
 (9) とする。
実施例4では、復号器側で符号器側より大きな値のリー
ケージを用いて、再生される短時間予測信号の予測の当
り具合を等測的に向上させることで、音声全体の量子化
雑音を低減させ、さらに有声音より量子化雑音の出やす
い無声音の所により大きな値のリーケージを用いること
で、無声音の所の量子化雑音をより低減できので、前述
の実施例に比べてより良好な再生音声品質が得ることが
できる。
具体的な数値例として、9.6kbpsの最尤量子化適
応予測符号化方式(APC−MLQ)のハードウェアに
用いる場合のリーケージを次に示す。
・符号器側のリーケージ r8゜、0.9375・復号
器側のリーケージ Gp< G、、、h、の時r□= 
0.963 Gp>Gl、、th+の時 rga ” 0.973 上述の説明では、最尤量子化適応予測符号化方式(AP
C−MLQ)を例にとり説明したが、本発明は他のMP
EC方式やCELP方式等に適用しても同様の効果を得
ることができる。
(発明の効果) 以上のように、本発明は符号器及び復号器にリーケージ
を与えるように構成するとともに、予測信号の予測の当
り具合に応じて適応的にリーケージを切換える第1のリ
ーケージ手段、及び符号器側と復号器側とで予め定めた
異なるリーケージを割当てる第2のリーケージ手段のう
ち少なくとも一方のリーケージ手段を有することにより
、有声音・無声音に関係なく量子化雑音を低減し、良好
な再生音声品質をか得ることができる。
第2のリーケージ手段に、符号器と復号器とのゲインを
調整するためのゲイン調整手段を備えることにより、符
号器側と復号器側とでより大きく異なるリーケジを用い
ることができるので、復号器側での予測の当たり具合を
より向上させることができる。
第1のリーケージ手段及び第2のリーケージ手段に加え
、ゲイン調整手段を備えることにより、有声音・無声音
に関係なく量子化雑音をより低減し、良好な再生音声品
質をか得ることができる。
予測信号の当り具合として、予測信号を作成するための
LPCパラメータを用いることにより、新たな回路を必
要とせず、簡単な構成で実現することができる。
従って、本発明による音声符号化・復号化方式は、低ビ
ツトレートの高能率音声符号化・復号化方式を実現する
ことが可能となり、その効果が極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)及び(b)は従来の音声符号化・復号化方
式の符号器と復号器のブロック図、第2図り図である。 ・・符号器入力端子、 ・・LPC分析器、 ・・LPCパラメータ符号器、 38・・・LPCパラメータ復号器、 39・・・L P Gパラメータ・短時間予測パラメー
タ変換器、 6、24.43.50.53・・・短時間予測器、7・
・・ピッチ分析器、 8・・・ビッヂパラメータ符号器、 9.37・・・ピッチパラメータ復号器、10、23.
42・・・長時間予測器、1.1.12.17.20.
26・・・引算器、13・・・RMS計算回路、 14・・・RMS値符号器、 1.5.35・・・RMS値復号器、 16・・・適応量子化器、 18、36・・・逆量子化器、 19・・・雑音整形フィルタ、 21、22.40.41.49.52・・・加算器、2
5・・・局部復号端子、 27・・・最小誤差電力検出器、 28・・・RMS値ステップサイズ選択器、29・・・
ステップサイズ符号器、 30・・・多重回路、 32・・・符号器入力端子、3
3・・・多重分離回路、 34・ ・ ・ 44・ ・ ・ 45・ ・ ・ ステップサイズ復号器、 ボスト雑音整形フィルタ、 レベル調整器、 51・・・リーケージ選択器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)送信側からディジタル入力音声信号の少なくとも
    短時間の予測信号を作るためのパラメータを符号器で符
    号化して送出し、受信側では、該送信側から送られてき
    た該パラメータを用いて作られる該予測信号に基づいて
    該ディジタル入力音声信号を復号器で再生する音声符号
    化・復号化方式において、 音声再生の安定性を保持するために作るためのパラメー
    タから作成される短時間予測パラメータを前記予測信号
    に掛ける係数であるリーケージを前記符号器及び前記復
    号器に与えるように構成するとともに、前記予測信号の
    予測の当り具合に応じて適応的に該リーケージを切換え
    る第1のリーケージ手段、及び前記符号器側と前記復号
    器側とで予め定めた異なるリーケージを割当てる第2の
    リーケージ手段のうち少なくとも一方のリーケージ手段
    を有することを特徴とする音声符号化・復号化方式。
  2. (2)前記符号器と復号器のゲインを調整するゲイン調
    整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の音声符
    号化・復号化方式。
  3. (3)前記第2のリーケージ手段に、前記符号器と復号
    器とのゲインを調整するためのゲイン調整手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の音声符号化・復号化
    方式。
  4. (4)前記予測信号の当り具合として、前記予測信号を
    作成するためのLPCパラメータを用いるように構成し
    たことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載
    の音声符号化・復号化方式。
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