JPS6128914Y2 - - Google Patents

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JPS6128914Y2
JPS6128914Y2 JP1978000463U JP46378U JPS6128914Y2 JP S6128914 Y2 JPS6128914 Y2 JP S6128914Y2 JP 1978000463 U JP1978000463 U JP 1978000463U JP 46378 U JP46378 U JP 46378U JP S6128914 Y2 JPS6128914 Y2 JP S6128914Y2
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JP
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case
flat part
ring plate
hole
flange
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JP1978000463U
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JPS54105356U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば、回転テーブルの上にローラ
を回転自在に設けた粉砕機などのように内部に負
圧が作用する粉砕機におけるローラ軸などのよう
な振動軸とケースとの間のシール装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来より、第1図に示したような回転テーブル
1の上にローラ2を回転自在に設けた粉砕機3で
は、振動するローラ軸4とケース5との間のシー
ル装置6を、第2図に示すようにしていた。この
場合、ローラ2およびローラ軸4は軸4aを支点
として振動するので、主にローラ軸4の軸線とほ
ぼ直角な方向に振動する。
第2図において、4はローラ軸、5はケースで
あり、内部に負圧が作用する装置である粉砕機3
のケース5に設けた穴7を貫通させて、ローラ軸
4である振動軸が配置されている。シール装置6
としては、穴7の回りのケース5の外側平面部に
ゴム製のリング板8とコンテナシート9をボルト
10によつて固定し、リング板8の内周面を、ケ
ース5の内側に向けた状態で、ローラ軸4の外周
面に接触させ、コンテナシート9の内周面部を、
ケース5の外側方向に向けた状態で、かつ、ロー
ラ軸4の外周面とほぼ同一円状にして、リング1
1を介してローラ軸4に固定したものを用いてい
た。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
この場合、ケース5内の圧力は、例えば、−600
mmH2Oのように、極めて大きい負圧になつてお
り、ローラ軸4はシール部で軸線とほぼ直角な方
向に数10mmも振動するので、ゴム製のリング板8
とローラ軸4との接触面におけるシールは充分で
なく、また、コンテナシート9が比較的に破れや
すかつた。そして、コンテナシート9が破れれ
ば、そこから冷空気が吹込まれ、ケース5内の温
度が下がり、粉砕能力、電力原単位、熱原単位に
大きな悪影響を及ぼしていた。コンテナシート9
は、通常、負圧、摩耗等のために、2〜3週間で
穴明きが生じ、次期休転時まで穴にウエスなどを
つめて、応急処理して不完全な状態で運転してい
た。また、これらのシール装置6の取替えに、3
〜4時間もの長い時間を要していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこれらの欠点をなくすためのものであ
り、ローラ軸とケース間に設けたゴム製などの可
撓リング板の取付状態を改良して、シール効果を
より大きくし、可撓リング板の寿命も長びかせう
るようにしたものである。
そのために、本考案においては、内部に負圧が
作用する粉砕機で、かつ、軸線と交差する方向に
振動する振動軸をケースに設けた穴を貫通させて
配置した粉砕機において、前記ケースの穴の位置
にある振動軸の外周に、ケースの穴の内径よりも
小さい外径を有するフランジを固定し、フランジ
の外側平面部と穴の回りのケースの外側平面部を
振動軸の軸心に交差させた状態でほぼ同一平面内
に配置し、フランジの外側平面部か穴の回りのケ
ースの外側平面部に、可撓リング板の内周内側平
面部かまたは外周内側平面部のどちらか一方のみ
を所望の幅をもつて固定し、可撓リング板の内側
平面部の他方を所望の幅をもつて穴の回りのケー
スの外側平面部かまたはフランジの外側平面部に
接触させうるように位置させた。
〔作用〕
本考案においては、粉砕機の内部が、例えば、
−600mmH2Oのように、極めて大きい負圧のもと
で、回転テーブルとローラが回転して粉砕作用が
行われるが、そのとき、振動軸の外周のフランジ
とケースに橋渡されたような状態で配設されてい
る可撓リング板は、内部負圧の作用で内側に強く
吸寄せられ、ケースとフランジの外側平面部に所
望の幅をもつて強く接触する。したがつて、シー
ル作用が充分に行われ、外部の空気が粉砕機のケ
ース内に吸込まれることはなく、常に良好な運転
が行われる。勿論、内部負圧が大きくなればなる
程、可撓リング板はより強くケースとフランジの
外側平面部に吸いつけられるので、シール効果が
より増大するだけでなく、可撓リング板の取付け
部がはずれることもない。なお、粉砕作業時に
は、振動軸が軸線と直角方向にかなり大きく振動
するが、可撓リング板の外周内側平面部などは、
振動時でも常にケースなどの外側平面部に充分な
面積で、すなわち、所望の幅をもつて、全周が接
触しているので、常に充分なシールが行われる。
〔実施例〕
つぎに、図面に示した1実施例よつて、本考案
を説明する。
第3図に示した本考案の1実施例は、第1図に
示した粉砕機3のシール装置6の拡大図である
が、第3図において、4はローラ軸であり、ロー
ラ軸4は主に軸線とほぼ直角に交差する方向に振
動する振動軸である。5は内部に負圧が作用する
装置のケースであり、ケース5に設けた穴7を貫
通させて振動軸であるローラ軸4を配置した。ケ
ース5の穴7の位置にあるローラ軸4の外周に、
ケース5の穴7の内径よりも小さい外径を有する
フランジ12を溶接により固定し、フランジ12
の外側平面部に、古ベルトやゴム板からなる可撓
リング板13の内周内側平面部を、所望の幅をも
つてボルト10によつて固定し、穴7の回りのケ
ース5の外側平面部に可撓リング板13の外周内
側平面部を接触させうるように位置させた。この
場合、ローラ軸4が軸線と交差した方向へかなり
振動しても、常に、可撓リング板13の外周内側
部が、第3図に示したように、全周に充分な面積
を保つて接触しているように、すなわち、所望の
幅をもつて全周が接触しているようにしておき、
常に、シール作用が充分に行われるようにした。
また、可撓リング板13とケース5間にはボルト
を使用せず、ケース5内の負圧のみによつて密接
させうるようにした。ローラ軸4の軸線方向にお
けるフランジ12の位置は、ケース5の位置とほ
ぼ同一平面内で、しかし、やや外側にして、可撓
リング板13の取付け、および、ケース5への密
着状態を無理なく、より良好に保ちうるようにし
た。
なお、可撓リング板13は、逆に、外周内側平
面部を穴7の回りのケース5の外側にボルトで固
定し、内周内側平面部をフランジ12の外側平面
部に負圧によつて密着させうるようにしても良
い。その場合、フランジ12をケース5のやや内
側に位置させると良い。
可撓リング板13は、完全なリング状にしても
良く、また、取付け取りはずしの便を考慮して、
リングの一部を半径方向に切断し、この切断部で
切断端部を互いに重ね合せるようにしても良い。
フランジ12の外径とケース5の穴7の内径の
差は、比較的に小さくしておく。
〔効果〕
第3図に示した本考案の装置では、運転中に装
置内の負圧のために、可撓リング板の外周内側平
面部が穴の回りのケースの外側平面部に吸寄せら
れて密着し、シールが充分になされる。勿論、装
置内の負圧が大きくなれば、それに比例して可撓
リング板の密着度も大きくなり、シール効果もよ
り一層増す。そして、可撓リング板の寿命も、6
カ月以上ないし1年以上にも伸び、シール装置の
簡素化にともなつて、可撓リング板の取替え時間
も1時間程度も短縮される。そして、完全シール
と長期使用に耐えられるようになるため、これを
粉砕機に使用した場合、粉砕能力、電力原単位、
熱原単位に良好な結果をもたらし、粉砕性の上
昇、フアン動力の損失の減少、熱損失の減少がは
かれるようになる。
また、本考案では、フランジの外側平面部と穴
の回りのケースの外側平面部を、振動軸の軸心に
交差させた状態で、ほぼ同一平面内に配置したの
で、可撓リング板は常にほぼ平面状態を保ち、粉
砕機内に負圧が作用することにより、可撓リング
板の外周内面等の接触面はケースまたはフランジ
の外側平面部に吸寄せられて無理なく接触し、確
実なシールが容易に行える。しかも、粉砕機内の
負圧が大きくなればなる程、可撓リング板の接触
面は全面がケース等の外側平面部に強く押付けら
れることになり、いつそう良好なシールが行われ
ることになる。勿論、粉砕機内の負圧が極めて大
きくなつても、可撓リング板の一部が粉砕機の内
部に吸込まれることはなく、運転に支障をきたす
ことはない。そして、特に、振動軸と直角な方向
に振動がはげしい振動軸部における充分なシール
効果を確実容易に得ることができる。
また、本考案では、フランジの外側平面部とケ
ースの外側平面部をほぼ同一平面内に配置し、し
かも、可撓リング板をフランジとケースの両方の
外側平面部間に配置した。そして、可撓リング板
として簡素な形状である平板状のものが使用で
き、例えば、半リング状のものを2個用いて、フ
ランジとケースの両方の外側平面部間に取付けう
るようにしたので、可撓リング板の取付部分を何
ら分解することなく、粉砕機の外側からそのまま
可撓リング板の取付け取りはずし作業を極めて容
易に、かつ、確実に行うことができる。
さらに、本考案では、可撓リング板のボルト等
による取付側も、内部負圧によつて吸付けられる
側も、ともに、内部負圧の作用によつて、フラン
ジとケースに外側から強く押付けられるので、シ
ール効果は常に大きく、取付部が絶対にはずれる
こともなく、振動に対しても大丈夫で、前記した
ように、内部負圧が大きくなればなる程、シール
効果が逆に大きくなるという極めて好ましい状態
が得られ、常に安全運転を行える。なお、可撓リ
ング板のフランジ等へのボルトによる取付部は、
負圧作用のため、ボルトがなくても大丈夫なほど
であり、可撓リング板が単に移動しないための位
置決め用として比較的に小さなボルトを用いれば
良いほどである。
また、本考案では、可撓リング板の一方の平面
部を、所望の幅をもつて、極めて大きな内部負圧
の作用によりケースの外側平面部等に吸付けて無
理なく接触させるようにしたので、その接触は、
常に、充分に大きな接触面積を全周に有する面接
触となり、その結果、常に確実なシールが得ら
れ、上下に振動する振動軸部においても、常に充
分なシール効果を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を用いた装置の1実施例を示
す粉砕機の正面図(1部断面図)、第2図はこの
考案に類似した従来の装置の1例を示す縦断面
図、第3図はこの考案の1実施例を示す縦断面図
である。 1……回転テーブル、2……ローラ、3……粉
砕機、4……ローラ軸(振動軸)、5……ケー
ス、6……シール装置、7……穴、8……リング
板、9……コンテナシート、11……リング、1
2……フランジ、13……可撓リング板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に負圧が作用する粉砕機で、かつ、軸線と
    交差する方向に振動する振動軸をケースに設けた
    穴を貫通させて配置した粉砕機において、前記ケ
    ースの穴の位置にある振動軸の外周に、ケースの
    穴の内径よりも小さい外径を有するフランジを固
    定し、フランジの外側平面部と穴の回りのケース
    の外側平面部を振動軸の軸心に交差させた状態で
    ほぼ同一平面内に配置し、フランジの外側平面部
    か穴の回りのケースの外側平面部に、可撓リング
    板の内周内側平面部かまたは外周内側平面部のど
    ちらか一方のみを所望の幅をもつて固定し、可撓
    リング板の内側平面部の他方を所望の幅をもつて
    穴の回りのケースの外側平面部かまたはフランジ
    の外側平面部に接触させうるように位置させた粉
    砕機における振動軸部のシール装置。
JP1978000463U 1978-01-09 1978-01-09 Expired JPS6128914Y2 (ja)

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JP1978000463U JPS6128914Y2 (ja) 1978-01-09 1978-01-09

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JP1978000463U JPS6128914Y2 (ja) 1978-01-09 1978-01-09

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JPS54105356U JPS54105356U (ja) 1979-07-25
JPS6128914Y2 true JPS6128914Y2 (ja) 1986-08-27

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ID=28801744

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JPH0312943A (ja) * 1989-06-12 1991-01-21 Hitachi Ltd Tab用インナリードボンディング装置
JP6511827B2 (ja) * 2015-01-26 2019-05-15 宇部興産機械株式会社 竪型粉砕機のローラ軸カバー

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JPS434593Y1 (ja) * 1964-03-02 1968-02-28
JPS50154990A (ja) * 1974-05-31 1975-12-13

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JPS5642535Y2 (ja) * 1976-05-25 1981-10-05

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