JPS61288853A - セラミツクス製歯冠の製造方法 - Google Patents
セラミツクス製歯冠の製造方法Info
- Publication number
- JPS61288853A JPS61288853A JP60131334A JP13133485A JPS61288853A JP S61288853 A JPS61288853 A JP S61288853A JP 60131334 A JP60131334 A JP 60131334A JP 13133485 A JP13133485 A JP 13133485A JP S61288853 A JPS61288853 A JP S61288853A
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- JP
- Japan
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- crown
- ceramic
- tooth
- dental
- lost wax
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、セラミックス製歯冠の製造方法に関すスj−
= /7’l−711水ス (従来の技術) 従来のセラミックス製の歯冠は、金属冠の表面に所定厚
のセラミックス製の陶材を築盛して焼成した後(この金
属冠を取り外し、この状態の歯冠を咬合器を用いて更に
陶材を築盛して焼成する操作を数回繰り返して咬合調整
して製作していた。
= /7’l−711水ス (従来の技術) 従来のセラミックス製の歯冠は、金属冠の表面に所定厚
のセラミックス製の陶材を築盛して焼成した後(この金
属冠を取り外し、この状態の歯冠を咬合器を用いて更に
陶材を築盛して焼成する操作を数回繰り返して咬合調整
して製作していた。
また、金属冠の表層部にセラミックス製の陶材を築盛す
る操作と焼成する操作とを咬合器を用いて繰り返して咬
合調整し、これにより金属冠の表層部を歯色と同一のセ
ラミックス製の陶材で被覆した陶材焼付冠と称される歯
冠も製作されていた。
る操作と焼成する操作とを咬合器を用いて繰り返して咬
合調整し、これにより金属冠の表層部を歯色と同一のセ
ラミックス製の陶材で被覆した陶材焼付冠と称される歯
冠も製作されていた。
しかし、いずれのセラミックス製の歯冠も咬合器を用い
て陶材の築盛・焼成を数回繰り返さねばならず、しかも
焼成の際に陶材が収縮するため、この収縮量を見込んで
築盛りしなければならないという厄介な問題があるため
、その製作には技工者の経験と勘に依存する割合が大き
かった。
て陶材の築盛・焼成を数回繰り返さねばならず、しかも
焼成の際に陶材が収縮するため、この収縮量を見込んで
築盛りしなければならないという厄介な問題があるため
、その製作には技工者の経験と勘に依存する割合が大き
かった。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は、上記した従来のセラミックス製の歯冠の製法
の問題点に鑑み、咬合調整を必要としないセラミックス
製歯冠の製法を提供することを目的としてなされたもの
である。
の問題点に鑑み、咬合調整を必要としないセラミックス
製歯冠の製法を提供することを目的としてなされたもの
である。
(問題点を解決するための手段)
第1の発明は、ロストワックスで成形した歯冠原型を埋
没材に埋め込んで固め、この歯冠原型を溶かし出してそ
の部分に溶融セラミックスを圧力注入することを特徴と
し、また第2の発明は、金属冠の表層部をロストワック
スで被覆した歯冠原型を埋没材に埋め込んで固め、この
歯冠原型のロストワックス製を溶かし出してその部分に
溶融セラミックスを圧力注入することにより金属冠の表
層部にセラミックスを被覆することを特徴とするセラミ
ックス製歯冠の製造方法である。
没材に埋め込んで固め、この歯冠原型を溶かし出してそ
の部分に溶融セラミックスを圧力注入することを特徴と
し、また第2の発明は、金属冠の表層部をロストワック
スで被覆した歯冠原型を埋没材に埋め込んで固め、この
歯冠原型のロストワックス製を溶かし出してその部分に
溶融セラミックスを圧力注入することにより金属冠の表
層部にセラミックスを被覆することを特徴とするセラミ
ックス製歯冠の製造方法である。
(実施例)
最初に第1の発明について第1図を参照にして説明する
。
。
まず、患者の歯形を複製した石膏型に基いてロストワッ
クスで歯冠原型A1を製作する。第1図(イ)に示され
るように、この歯冠原型Al及び湯道形成用の樹脂棒1
のまわりに流動性を有するリン酸塩系の埋没材2を流し
込んで埋没させて固めた後に、炉内において800ない
し900°Cに加熱してロストワックス製の歯冠原型A
1および樹脂棒lを溶かし出すと、同(ロ)に示される
ように型内にキャビィティ3及び湯道4が形成される。
クスで歯冠原型A1を製作する。第1図(イ)に示され
るように、この歯冠原型Al及び湯道形成用の樹脂棒1
のまわりに流動性を有するリン酸塩系の埋没材2を流し
込んで埋没させて固めた後に、炉内において800ない
し900°Cに加熱してロストワックス製の歯冠原型A
1および樹脂棒lを溶かし出すと、同(ロ)に示される
ように型内にキャビィティ3及び湯道4が形成される。
次に、同(ハ)に示されるように、800ないし900
°Cの炉内において、半流動状の溶融セラミックス原料
5を前記キャビィティ3内に圧力注入し、炉内温度が7
00°C前後になるまで加圧し続ける。
°Cの炉内において、半流動状の溶融セラミックス原料
5を前記キャビィティ3内に圧力注入し、炉内温度が7
00°C前後になるまで加圧し続ける。
そして、炉内温度を常温まで下げて所定時間放置した後
に型をばらして歯冠A2を取り出す。
に型をばらして歯冠A2を取り出す。
ここで、半流動状の溶融セラミックス原料5は凝固によ
り僅かに収縮するが、予め算出されるこの凝固収縮量に
対応した量だけ硬化膨張する材質から成る埋没材2を選
定すれば、歯冠原型Alと同一のセラミックス製の歯冠
A2を得ることができる。従って、成型されたセラミッ
クス製歯冠A2は、従来のように咬合器を用いて咬合調
整することなく、表面仕上げをするのみでよい。
り僅かに収縮するが、予め算出されるこの凝固収縮量に
対応した量だけ硬化膨張する材質から成る埋没材2を選
定すれば、歯冠原型Alと同一のセラミックス製の歯冠
A2を得ることができる。従って、成型されたセラミッ
クス製歯冠A2は、従来のように咬合器を用いて咬合調
整することなく、表面仕上げをするのみでよい。
また、溶融セラミックス原料5は半流動状であるため、
歯冠原型AIが溶は出した狭隘な部分には流れ込みにく
いが、3ないし10kg/−の圧力を加えて溶融セラミ
ックス原料5を注入するので、歯冠原型A1が溶は出し
た狭隘な部分に隙間なく溶融セラミックス原料5が入り
込むのである。具体的な注入圧力は、使用するセラミッ
クスの種類或いは溶融温度により相対的に定められるも
のであり、溶融温度が高く流動性が比較的良好な場合は
、注入圧力は小さくてよい。
歯冠原型AIが溶は出した狭隘な部分には流れ込みにく
いが、3ないし10kg/−の圧力を加えて溶融セラミ
ックス原料5を注入するので、歯冠原型A1が溶は出し
た狭隘な部分に隙間なく溶融セラミックス原料5が入り
込むのである。具体的な注入圧力は、使用するセラミッ
クスの種類或いは溶融温度により相対的に定められるも
のであり、溶融温度が高く流動性が比較的良好な場合は
、注入圧力は小さくてよい。
次に、第2の発明について第2図を参照にして説明する
。
。
まず、患者6歯形を複製した石膏型に基いて金属冠11
の表層部をロストワックス12で被覆した歯冠原型B1
を製作する。次に、第2図(イ)に示されるようにこの
歯冠原型Bl及び湯道形成用の樹脂棒1を埋没材2で固
めた後に、炉内において800ないし900°Cで加熱
して歯冠原型Blの表層部のロストワックス12及び樹
脂棒1を溶かし出すことにより、同(ロ)に示されるよ
うに型内にキャビィティ13及び湯道4を形成する。
の表層部をロストワックス12で被覆した歯冠原型B1
を製作する。次に、第2図(イ)に示されるようにこの
歯冠原型Bl及び湯道形成用の樹脂棒1を埋没材2で固
めた後に、炉内において800ないし900°Cで加熱
して歯冠原型Blの表層部のロストワックス12及び樹
脂棒1を溶かし出すことにより、同(ロ)に示されるよ
うに型内にキャビィティ13及び湯道4を形成する。
そして、同(ハ)に示されるように、800ないし90
0°Cの炉内において半流動状の溶融セラミックス原料
5を圧力注入すると、注入圧力によりこの溶融セラミッ
クス原料5がキャビィティ13内に隙間なく入り込む。
0°Cの炉内において半流動状の溶融セラミックス原料
5を圧力注入すると、注入圧力によりこの溶融セラミッ
クス原料5がキャビィティ13内に隙間なく入り込む。
炉内温度が700”C前後になるまで加圧し続ける。そ
して、炉内温度を常温まで下げて所定時間放置した後に
、型をばらして成型された歯冠B2を取り出す。この歯
冠B2は、金属冠11の表層部に溶融セラミックス原料
5が凝固したセラミックス14が被覆されたものである
。この溶融セラミックス原料5の凝固収縮は、埋没材2
の硬化膨張により相殺され、歯冠原形B1と同一の歯冠
R2が得られる。よって、咬合調整の必要がなくなる。
して、炉内温度を常温まで下げて所定時間放置した後に
、型をばらして成型された歯冠B2を取り出す。この歯
冠B2は、金属冠11の表層部に溶融セラミックス原料
5が凝固したセラミックス14が被覆されたものである
。この溶融セラミックス原料5の凝固収縮は、埋没材2
の硬化膨張により相殺され、歯冠原形B1と同一の歯冠
R2が得られる。よって、咬合調整の必要がなくなる。
また、第2の発明によれば2歯以上が連続したいわゆる
ブリッジ歯冠を成型することが可能になる。
ブリッジ歯冠を成型することが可能になる。
(効果)
第1の発明によれば、ロストワックス製の歯冠原型と同
一のセラミックス製歯冠を成型することが可能となるの
で、従来のように陶材の築盛・焼成を繰り返して咬合調
整をする必要がなくなると共に、経験或いは熟練を要す
ることなく高精度のセラミックス製歯冠の製作が可能に
なる。
一のセラミックス製歯冠を成型することが可能となるの
で、従来のように陶材の築盛・焼成を繰り返して咬合調
整をする必要がなくなると共に、経験或いは熟練を要す
ることなく高精度のセラミックス製歯冠の製作が可能に
なる。
また、第2の発明によれば、金属冠の表層部にセラミッ
クスを被覆した歯冠原型と同一の歯冠を高精度で成型す
ることが可能になると共に、2歯以上が連続したいわゆ
るブリッジ歯冠を成型することも可能になる。
クスを被覆した歯冠原型と同一の歯冠を高精度で成型す
ることが可能になると共に、2歯以上が連続したいわゆ
るブリッジ歯冠を成型することも可能になる。
第1図(イ)、(ロ)、(ハ)は、第1の発明によって
セラミックス製歯冠を製造する工程を示す図、第2図(
イ)、(ロ)、(ハ)は、第2の発明によってセラミッ
クス製歯冠を製造する工程を示す図である。 (主要部分の符号の説明) AI、Bl :歯冠原型 A2.B2 :成型された歯冠 2:埋没材 3.13:キャビィティ 5:溶融セラミックス原料 11:金属冠 12:ロストワフクス
セラミックス製歯冠を製造する工程を示す図、第2図(
イ)、(ロ)、(ハ)は、第2の発明によってセラミッ
クス製歯冠を製造する工程を示す図である。 (主要部分の符号の説明) AI、Bl :歯冠原型 A2.B2 :成型された歯冠 2:埋没材 3.13:キャビィティ 5:溶融セラミックス原料 11:金属冠 12:ロストワフクス
Claims (2)
- (1)ロストワックスで成形した歯冠原型を埋没材に埋
め込んで固め、この歯冠原型を溶かし出してその部分に
溶融セラミックスを圧力注入することを特徴とするセラ
ミックス製歯冠の製造方法。 - (2)金属冠の表層部をロストワックスで被覆した歯冠
原型を埋没材に埋め込んで固め、この歯冠原型のロスト
ワックス部を溶かし出してその部分に溶融セラミックス
を圧力注入することにより金属冠の表層部にセラミック
スを被覆することを特徴とするセラミックス製歯冠の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60131334A JPS61288853A (ja) | 1985-06-17 | 1985-06-17 | セラミツクス製歯冠の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60131334A JPS61288853A (ja) | 1985-06-17 | 1985-06-17 | セラミツクス製歯冠の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61288853A true JPS61288853A (ja) | 1986-12-19 |
JPH0374105B2 JPH0374105B2 (ja) | 1991-11-25 |
Family
ID=15055512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60131334A Granted JPS61288853A (ja) | 1985-06-17 | 1985-06-17 | セラミツクス製歯冠の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61288853A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6069007A (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-19 | Kyocera Corp | 人工歯冠及びその製造法 |
-
1985
- 1985-06-17 JP JP60131334A patent/JPS61288853A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6069007A (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-19 | Kyocera Corp | 人工歯冠及びその製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0374105B2 (ja) | 1991-11-25 |
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