JPS61288342A - カラ−受像管のコンバ−ゼンス調整方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はカラー受像管の調整方法、特にＩＴＣ球の状態
でのコンバーゼンス調整方法に関する。

〔発明の背景〕

カラー受像管の製造工程上、Ｉ　ＴＣ（Ｉｎｔｅｇｒａ
ｌＴｕｂｅ　Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）球の状態での＝＋ｙ
バーゼンス調整がある。このコンバーゼンス、特にスタ
ティックコンバーゼンスずれの要因としては、従来よシ
ミ子銃を構成する金属部品の熱膨張およびガラスバルブ
のネック部内外壁の帯電が挙げられている。このうち、
熱による影響は、プレヒート装置の導入によシ調整前に
予熱をすることで比較的簡単に避けることができるが、
帯電の影響を避けるためには、電子銃にワイヤ状のシー
ルド部材を取シ付けるとかネック部内壁にスパッタリン
グによシアルミニウム等の導電膜を付着するなどブラウ
ン管の構成を変更するか、または長時間動作状態を続け
るランニング装置を使用する必要があった。

一方、特に省エネルギー球である細ネック球については
、ネック部内壁と電子銃との間隔が狭いことから帯電の
影響が大きく、何らかの対策を施さない限）、スタティ
ックコンバーゼンスのずれが無視できない状態にあった
。（特囁兆兆才醪蒋号）〔発明の目的〕 本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
目的は、電子銃等ブラウン管の構造の変更または長時間
のランニング装置等を必要とせずにスタティックコンバ
ーゼンスずｎを防止することが可能なカラー受像管の調
整方法を提供することにある。

〔発明の概要〕

このような目的を達成する丸めに、本発明は、帯電の影
響によるスタティックコンバーゼンスのずれは、ネック
部の帯電状態が動作初期と長時間後とで異なシ、そのた
めに初めに完全に調整しても後に電位が変化して生ずる
ことに着目し、調整時に、電子銃から発射した電子ビー
ムをネック部内壁に衝突させることによシ短時間にネッ
ク部内壁の電位を長時間動作後と同等の状態とし、その
状態でスタティックコンバーゼンス調整を行なうように
したものである。

〔発明の実施例〕

第１図は、ネック部ガラス管内壁の帯電による１位分布
が動作初期と長時間動作後とでどのように変化するかを
調べた実験例を示すもので、同図（、）は電位分布を示
す図、同図（ｂ）はそのネック部の構造を示す断面図で
ある。同図（ｂ）において、ネック部１の内部には電子
銃を構成するカソード２および第１ないし第４の格子電
極３〜６が顆次配置され、かつ内装黒鉛膜７が内壁に付
着されている。

また同図（、）において、実線（イ）が動作初期（１０
分以下）の電位分布、破線（ロ）が最終的な（２４時間
動作後）の電位分布をそｎぞｎ示し、ネック部電位はネ
ック内装黒鉛膜７における電位に対する比で表わしであ
る。

第１図から明らかなように、初期と長時間後とでは帯電
電位が異なシ、特にスタティックコンバーゼンスを決定
する主レンズを構成する第３および第４格子電極５，６
近傍でその差が大きい。

そこで本実施例では、第２図に示すように電子銃部品の
熱膨張による影響を排除するためのプレヒートを行なっ
た後、いったんスタティックコンバーゼンス調整を行な
い、引続きピユリティ調整、ダイナミックコンバーゼン
ス調整を行なった段階で、電磁コイルをネック部１に近
づけ、カソード２から発射される電子ビームを振らせて
ネック部１の内壁に衝突させる。この結果、通常第３図
の実線（イ）のように長時間にわたって変化するネック
部電位が破線←）に示すように短時間に飽和する。

なお、第３図においてネック部電位は、第３．第４格子
電極間のネック部内壁の帯電電位Ｅｒをネック内装黒鉛
ｉ７における電位′Ｅｂに対する比で示したものである
。この状態で、再度スタティックコンバーゼンスを調整
する。その後検査を行ない問題がなければそのまま、ま
た再調整が必要なものはそｎぞｎスタティックコンバー
ゼンス、ピユリティまたはダイナミックコンバーゼンス
のいず牡かの調整過程に戻して再調整を行なった上で、
次工程へ移行するが、上述したように予め電子ビームを
ネック管に衝突させ、その電位分布を長時間動作後と同
様の状態にした上でスタティックコンバーゼンス調整を
行なっていることから、後工程を経た後の再検査でもス
タティックコンバーゼンスずｎは生じなかった。

従来電子ビームの衝突を行なわない方法では、初期にス
タティックコンバーゼンスを完全に調整しても、長時間
動作を行なった後では０．３〜０．４ｍｍものずれが生
ずることがあった。その場合画面周辺部ではさらに大き
くずれることとなシ、特に周辺部に入れた時刻などの数
字が見難くなることがあったが、この方法によれば、そ
のような事態の発生を未然に防止することができる。な
お、ネック部内壁電位を第３図中の破線（ロ）で示した
ように飽和させるまでに要する時間は７分程度、長くて
も１０分以内程度であシ、長時間のランニングは不要で
調整作業を停滞させることもない。

上述した実施例では、電子ビームを衝突させた上でのス
タティックコンバーゼンス調整を、少しでも定常状態に
近づけた後に行なうという意味でいったんスタティック
コンバーゼンス、ピユリティ、ダイナミックコンバーゼ
ンスの一連の調整工程を経た後に行なったが、はじめか
ら、っまシ、第２図でいえばプレヒート後直ちに電子ビ
ームの衝突を行なった上で、上記一連の調整を行ない、
そのまま検査工程に移行してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によ扛ば、電子ビームをネ
ック部内壁に衝突させた後にスタテイツクコンパーゼン
ス調整を行なう過程を導入したことによシ、ブラウン管
の構造を変更することもなく、また長時間のランニング
を行なうこともなく、糾ネック球においてもスタティッ
クコンバーゼンスずれのない、安定した高品質なカラー
受像管を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（、）はネック部内壁の電位分布を示す図、同図
（ｂ）はネック部の断面図、第２図は本発明の一実施例
を示す工程図、第３図はネック部内壁電位の経時変化を
示す図である。 １・・・拳ネック部、２・争・・カンード、３〜６・・
・・格子電極。 代ヨ、弁、±　７Ｊ、　川　、　男（パ第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ネック部内に電子銃を収容したガラスバルブの外周に偏
   向ヨークおよびコンバーゼンスマグネット組立を配設し
   た状態でコンバーゼンス調整を行なう際に、電子銃から
   発射した電子ビームをネック部内壁に衝突させた後にス
   タティックコンバーゼンス調整を行なう過程を導入した
   ことを特徴とするカラー受像管のコンバーゼンス調整方
   法。