JPS61287739A - 積層板 - Google Patents

積層板

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JPS61287739A
JPS61287739A JP13015885A JP13015885A JPS61287739A JP S61287739 A JPS61287739 A JP S61287739A JP 13015885 A JP13015885 A JP 13015885A JP 13015885 A JP13015885 A JP 13015885A JP S61287739 A JPS61287739 A JP S61287739A
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laminate
resin
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坂本 高明
宗彦 伊藤
修二 前田
高永 哲也
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、ポリフェニレンオキサイド樹脂組成物を用
いる積層板に関する。
〔背景技術〕
衛星通信などに用いられるXバンド(LOGH2)領域
、いわゆる超高周波領域で使用する積層板には、優れた
高周波特性、殊に誘電特性において優れていることが要
求される。すなわち、広い周波数範囲、温度範囲および
湿度範囲で誘電率および誘電損失がいずれも一定で、か
つ、望ましくは低いものでなければならない。
従来、このような用途にはポリ4−フン化エチレン、ア
ルミナセラミック、架橋ポリエチレンなとが使用されて
いたが、アルミナセラミックは加工性2回路の形成(銅
張りの方法)などに難点があり、また、ポリ4−フン化
エチレン、架橋ポリエチレンは共にガラス転移点が低い
ため、実用状態の付近で誘電率、誘電損失が著しく変化
するという欠点があり、さらに、その非極性のため、回
路を形成させる金属箔との接着強度が不足するという欠
点を有している。   ′ このような事情で、従来、高周波特性および耐熱性が優
れた積層板を簡単に得ることができなかった。
〔発明の目的〕 この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、高周波特性に優れ、かつ、耐熱性、ビール強度、
電気特性が良好な積層板を提供することを目的としてい
る。
〔発明の開示〕
この発明は、上記の目的を達成するために、ポリフェニ
レンオキサイド、ならびに、トリアリルイソシアヌレー
トおよび/またはトリアリルシアヌレートを含む樹脂組
成物を硬化させて得られる積層板をその要旨としている
以下に、この発明の詳細な説明する。
この発明では、積層板とは、両面または片面に金属箔が
積層、接着されているもの、金属箔が全くないものを含
める。
この発明で用いられるポリフェニレンオキサイド(ポリ
フェニレンエーテルともいう。以下、「PP0Jと記す
)は、たとえば、つぎの一般式、ここで、Rは、水素ま
たは炭素数 1〜3の炭化水素基を表し、各R は、同じであってもよく、異なっ ていてもよい。
で表されるものであり、その1例としては、ポリ(2,
6−シメチルー1.4−フェニレンオキサイド)が挙げ
られる。
PPOは架橋型ではないため、単独では架橋は起こらな
い。このため、この発明において、トリアリルイソシア
ヌレート(以下rTA I Clと略す)および/また
はトリアリルシアヌレート(以下、rTAcjと略す)
が、架橋性モノマーとして用いられでいる。TAIC,
TACはPPOと相溶性が良く、成膜性、架橋性、耐熱
性および誘電特性の面でよいので用いられる。TAIC
とTACとは化学構造的には異性体の関係にあり、はぼ
同様の性質を有するので、同様に、いずれか一方だけ、
または両方ともに使うことができる。
樹脂組成物中の、PP01ならびに、TAICおよび/
またはTACの配合制令は、特に限定されないが、PP
O,ならびに、TAICおよび/またはTACの合計1
00重量部に対する割合で、PPOを50〜95重量部
、TAICおよび/またはTACを5〜50重景部重量
るのが好ましい。
また、積層板の物性をより良くしたり、樹脂組成物の成
膜性などをより良くするなどの目的で、架橋性ポリマー
が必要に応じて用いられる。
樹脂組成物が架橋性ポリマーを含んでいる場合、特に限
定するわけではないが、PP01TAICおよび/また
はTAClならびに、架橋性ポリマーの合計100重量
部に対する割合で、PPOを50重量部以上95重量部
未満、TAICおよび/またはTACを5重量部以上5
0重量部未満、架橋性ポリマーを残部とするように含ん
でいるのが好ましい。
ここで、用いられる架橋性ポリマーは、たとえば、ポリ
ブタジェン(たとえば、1,2−ポリブタジェン、1,
4−ポリブタジェン、マレイン変性1.2−ポリブタジ
ェン、アクリル変性1,2−ポリブタジェン、エポキシ
変性1,2−ポリブタジェンなど)、スチレン・ブタジ
ェンブロックポリマー、不飽和ポリエステルなどがあり
、それぞれ単独でまたは2つ以上混合して用いられるが
、これらに限定されない。
このほか、樹脂組成物には、必要に応じて開始剤が用い
られる。開始剤としては、有効官能基数が2のジアルキ
ル系過酸化物、たとえば、2.5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3,2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
、α、α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプ
ロピル)ベンゼン(1,4(または1.3)−ビス(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼンともいう)
などや、そのほか、ベンゾイン、ベンジル、アリルジア
ゾニウムフロロはう酸塩、ベンジルメチルケタール、2
,2−ジェトキシアセトフェノン、ベンゾイルイソブチ
ルエーテル、p−tert−ブチルトリクロロアセトフ
ェノン、ベンジル(0−エトキシカルボニル)−α−モ
ノオキシム、ビアセチル、アセトフェノン、ベンゾフェ
ノン、テトラメチルチウラムスルフィド、アゾビスイソ
ブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、1−ヒド
ロキシシクロへキシルフェニルエドン、2−ヒドロキシ
−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1
−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2
−メチルプロパン−1−オン、2−クロロチオキサント
ン、メチルベンゾイルフォーメート、4,4−ビスジメ
チルアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン)、ベンゾ
インメチルエーテル、メチル−〇−ベンゾイルベンゾエ
ート、α−アジロキシムエステルなどや、次式、 であられされる日本油脂■製「ビスタミル」などが用い
られる。
開始剤の配合割合は、特に限定されないが、樹脂組成物
が、架橋性ポリマーを用いない場合、PPO,ならびに
、TA I Cおよび/またはTACの合計100重量
部に対する割合で、開始剤を0゜1〜5.0重量部含む
ようにするのが好ましく、架橋性ポリマーを用いる場合
には、PP01TAICおよび/またはTAClならび
に、架橋性ポリマーの合計100重量部に対する割合で
、開始剤を0.1〜5.0重量部含むようにするのが好
ましい以上の原材料より樹脂組成物を得る方法は、通常
、ブレンドまたは溶液混合の方法による。
たとえば、上記原材料を溶媒(溶剤ともいう)に、樹脂
組成物が5〜50重量%の割合となるよう完全に溶解さ
せ混合させる。
?容媒としては、トリクロロエチレン、トリクロロエタ
ン、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素などのハ
ロゲン化炭化水素、クロロベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの芳香族炭化水素などのうちから選んだ単独また
は混8合溶媒があげられる。
前記のような樹脂組成物の溶液より、キャスティング法
で樹脂組成物のフィルムをつくったり、樹脂組成物が含
浸された樹脂含浸基材をつくったりする。
キャスティング法について詳しく述べれば、前記樹脂組
成物の溶液を、鏡面処理した鉄板またはキャスティング
用キャリアーフィルムなどの上に、たとえば、5〜70
0μmの厚みに流延(または、塗布)し、乾燥させて溶
媒を除去することによりフィルムを得るというものであ
る。乾燥時の設定温度は、その上限が溶媒の沸点よりも
低いか、または、キャスティング用キャリアーフィルム
の耐熱温度よりも低いこと(キャスティング用キャリア
ーフィルム上で乾燥を行う場合)が好ましく、その下限
が乾燥時間や処理性などによって決められる。
樹脂含浸基材は、たとえば、前記樹脂組成物の溶液を、
基材に含浸させ乾燥させることにより得られる。基材と
しては、ガラスクロス、ガラスマット、ポリエステルク
ロス、ポリエステルマット、アラミド繊維クロス、紙、
不織布等が用いられる。
前記のフィルムおよび樹脂含浸基材をそれぞれ単独でま
たは両者組み合わせて、所定の設計厚みとなるように所
定枚積層成形して積層板が得られる。あるいは、フィル
ム、樹脂含浸基材と金属箔とを積層成形して両面または
片面金属箔張りの積層板としたり、あらかじめフィ“ル
ムおよび/または樹脂含浸基材を所定枚積層成形してお
き、これの片面または両面に金属箔を重ね合わせて積層
成形して金属箔張りの積層板とすることができる。
金属箔としては、銅箔、アルミニウム箔等が用いられる
このようにして得る積層板の全体厚みは特に限定されな
いが、0.2〜2龍位が良く、0.6〜0.8鶴位が回
路設計上より望ましい。
樹脂組成物が開始剤を含んでいて、熱硬化させる場合に
は、積層成形の際の加熱温度、加熱時間は、使用する開
始剤の反応温度等に依存するので、開始剤の種類等に応
じて選ぶとよい。たとえば、温度150〜300℃、圧
力10〜150kg/cm29時間10〜90分間程度
である。
積層成形の際の加熱により樹脂が溶融して、フィルム同
士、樹脂含浸基材同士、フィルムと樹脂含浸基材、フィ
ルムと金属箔、樹脂含浸基材と金属箔を互いに接着させ
積層板が得られる。この融着により、強固な接着が得ら
れる。ppoは接着性に優れるので、金属箔を積層、接
着する場合でも接着剤がなくてもよい。樹脂組織物に開
始剤を配合していれば、加熱および/または紫外線照射
により、ラジカル架橋が生じ、樹脂が硬化する。
この硬化により、より強固な接着が得られ、強固な積層
板が得られる。この後、放射線照射を行えば、開始剤を
配合していなくても架橋反応が生じて樹脂が硬化し、一
層強固な接着が得られ、より強固な積層板が得られる。
金属箔が積層されていても放射線照射にはほとんど影客
がない。
PPOの優れた熱融着性を生かすために、予め金属箔を
フィルム、樹脂含浸基材に熱融着した後 。
、このように放射線を照射すれば接着界面も架橋させる
ことができる。したがって、フィルムまたは樹脂含浸基
材と金属箔との間で耐熱性の優れた接着が実現できるの
である。
このようにして得られた積層板は、PPOの特性が損な
われず、誘電特性が優れ、かつ、耐熱性、ビール強度、
電気特性も良好である。上記のような製造操作によれば
容易に得ることができる。
つぎに、実施例および比較例について説明する(実施例
1,3,5.7) 第1表に示されている配合原材料をトリクレン(東亜合
成化学工業■製トリクロロエチレン)中で溶解混合して
、樹脂組成物の20重量%溶液とした。この溶液を離型
フィルム上に厚み500μmに塗布した後、乾燥して厚
み約100μmのキャスティングフィルムを得た。この
フィルムを6枚(実施例5では15枚)重ねて、温度2
20℃、圧力50kg/cm” (実施例5では100
 kg/ −)で30分間積層成形し、厚みO,,8m
の積層板を得た。
(実施例2.4.6) 第1表に示されている配合原材料をトリクレン(東亜合
成化学工業■製トリクロロエチレン)中で溶解混合して
、樹脂組成物の15重量%溶液とした。この溶液を第1
表に示されている基材に含浸させ、樹脂含浸基材を作製
した。銅箔、樹脂含浸基材数枚、銅箔の順で、これらを
重ね、温度220℃(実施例6は200°C)、圧力5
0 kg/cm2で30分間(実施例6は60分間)積
層成形し、厚み0.8 mの積層板を得た。
(比較例1) 第1表に示されている配合で、実施例1と同様にしてキ
ャスティングフィルムを得ようとしたが、この樹脂組成
物ではキャスティングフィルムが得られなかった。
(比較例2,3) 第1表に示されている配合で実施例2と同様にして厚み
0.8 mの積層板を得た。なお、比較例3は開始剤が
配合されてなく、積層成形の加熱のみなので硬化はほと
んど生じていない。
第1表中、Aは2.5−ジメチル−2,5(t−ブチル
パーオキシ)ヘキシン−3、Bは2.5−ジメチル−2
,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、Cはα−
α′−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル
)ベンゼン、1.2−PBは1.2−ポリブタジェンを
それぞれあられす。
実施例1〜7および比較例1〜3の各積層板につき、常
温ビール、耐トリクロロエチレン性、半田耐熱性、絶縁
抵抗、誘電率および誘電正接の各物性を測定した。耐ト
リクロロエチレン性は、煮沸しているトリクレン(東亜
合成化学工業■製トリクロロエチレン)中に5分間浸漬
した後、外観の変化の有(OUT)無(OK、)により
調べた。
半田耐熱性は、260℃の半田浴に浮かせ、表面にふく
れが生じるまでの時間〔秒〕を測定した。
測定結果を第1表に併せて示した。
第1表にみるように、実施例1〜7の積層板は、比較例
1〜3と比べて、成膜性があって、TAICおよびTA
Cのいずれも用いず架橋性ポリマーを用いたもの(比較
例2)と同程度の耐トリクロロエチレン性および絶縁抵
抗を示し、硬化していないもの(比較例3)と同程度以
上の常温ビールを示し、これよりも優れた半田耐熱性を
示し、比較例2,3の積層板よりも低い誘電率を示し、
比較例2と同程度以北の低い誘電正接を示している。
すなわち、この発明にかかる積層板は、優れた高周波特
性(誘電率および誘電正接)を示すとともに、耐熱性、
ビール強度、電気特性(絶縁抵抗)の良好なものとなっ
ている。耐トリクロロエチレン性も良好である。
〔発明の効果〕
この発明にかかる積層板は、PP01ならびに、TAI
Cおよび/またはTACを含む樹脂組成物を硬化して得
られるので、高周波特性に優れ、かつ、耐熱性、ビール
強度、電気特性が良好なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリフェニレンオキサイド、ならびに、トリアリル
    イソシアヌレートおよび/またはトリアリルシアヌレー
    トを含む樹脂組成物を硬化させて得られる積層板。 (2)樹脂組成物がキャスティングフィルム化され、こ
    のフィルムが積層成形されてなる特許請求の範囲第1項
    記載の積層板。 (3)樹脂組成物が基材に含浸されて、この基材が積層
    成形されてなる特許請求の範囲第1項記載の積層板。 (4)樹脂組成物が、ポリフェニレンオキサイド、なら
    びに、トリアリルイソシアヌレートおよび/またはトリ
    アリルシアヌレートの合計100重量部に対する割合で
    ポリフェニレンオキサイドを50〜95重量部、トリア
    リルイソシアヌレートおよび/またはトリアリルシアヌ
    レートを5〜50重量部それぞれ含む特許請求の範囲第
    1項ないし第3項のいずれかに記載の積層板。 (5)樹脂組成物が架橋性ポリマーを含んでいる特許請
    求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の積層板
    。 (6)樹脂組成物が、ポリフェニレンオキサイド、トリ
    アリルイソシアヌレートおよび/またはトリアリルシア
    ヌレート、ならびに、架橋性ポリマーの合計100重量
    部に対する割合で、ポリフェニレンオキサイドを50重
    量部以上95重量部未満、トリアリルイソシアヌレート
    および/またはトリアリルシアヌレートを5重量部以上
    50重量部未満、架橋性ポリマーを残部とするように含
    んでいる特許請求の範囲第5項記載の積層板。
JP13015885A 1985-03-25 1985-06-15 積層板 Granted JPS61287739A (ja)

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