JPS61287633A - 循環式入出金装置 - Google Patents

循環式入出金装置

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JPS61287633A
JPS61287633A JP60126611A JP12661185A JPS61287633A JP S61287633 A JPS61287633 A JP S61287633A JP 60126611 A JP60126611 A JP 60126611A JP 12661185 A JP12661185 A JP 12661185A JP S61287633 A JPS61287633 A JP S61287633A
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JP
Japan
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banknotes
motor
deposit
banknote
storage box
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Application number
JP60126611A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Watanabe
渡辺 嘉宏
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、銀行等に設置される自動取引装置の入出金
装置、特に入金紙幣を出金紙幣として循環して使用でき
る循環式入出金装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] ATMと呼ばれる自動取引装置が銀行等でかなり利用さ
れ、窓口業務の自動化及び敏速化が達成されている。し
かし、最近、銀行が週二日制を採用するようになり、銀
行が休みになるとATMも使用できなくなり、その分顧
客に対してサービスが低下することになりこの改善策が
検討されている。この問題を解決する方策として自動化
コーナを無人運用することが考えられている。しかし、
従来のATVであると入金と出金が別々のユニットで構
成されているため、入金ユニットはお金が溜るのみとな
り、他方、出金ユニットはお金が出て行くのみとなる。
このために、入金ユニットの紙幣の取出し及び出金ユニ
ットへのお金の補充が頻繁に必要となり、これが自動化
の弊害となっている。このような弊害を解決するために
入金紙幣を出金紙幣として紙幣を循環して使用する循環
式(リサイクル式)入出金装置が開発されている。
上記循環式入出金装置によると、紙幣のリサイクルにお
いて1万円札及び五千円札の高額紙幣は入金及び出金の
バランスが取れていて資金効率が非常に良いが千円札に
ついては出金が圧倒的に多く一方的に不足となってしま
う。このために、外部からの紙幣の補充が必要となる。
[発明の目的コ この発明はできるだけ簡単な構成にてリサイクルを実現
でき、しかも外部からの補充も可能とする循環式入出金
装置を提供することを目的とする。
[発明の概要] この発明によると、受入れられる紙幣を金種別に収納す
る金種別紙幣収納部と、紙幣収納部の紙幣を出金紙幣と
して紙幣を繰り出す紙幣繰出部と、補充指令に従って外
部から紙幣を受入れる外部受入れ部と、外部受入れ部か
ら搬入された補充紙幣を金種別紙幣収納部に送込む部と
で構成される循環式入出金装置が提供される。
[発明の実施例コ 第1図に示すATMlによると内部にはこの発明のリサ
イクル入出金装置2が設けられている。
また、その他に通帳取扱ユニット110、キャッシュカ
ート取扱ユニット111、CRTユニット112、及び
制御・電源ユニット113が設けられている。
通帳取扱ユニット110には通帳入出口110aを介し
て通帳が人出される。キャッシュカード取扱ユニット1
11にはキャシュカード入出口111aを介してキャッ
シュカードが人出される。CRTディスプレイユニット
112はCRTディスプレイ112aに所定のガイダン
スを表示させる。
第2図にはATMIとその周辺装置のブロック回路が示
されており、これによるとコンピュータにより構成され
る主制御部6が設けられ、この主#ll511部6には
入出金装置lt2がこの入出金装置を制御する入出金装
置制御部3を介して接続されている。また、内部モニタ
制御部4を介して内部モニタ5が主制御部6に結合され
る。更に、記憶部7グル一プ制御装置入出力制御部8及
び伝送制御部9が主制御部6に接続される。グループ制
御装置入出力制御部8はグループ制御装置10を介して
グループリサイクル用自走台車装置11に結合される。
グループリサイクル用自走台車装置11は銀行に設置さ
れる複数のATVに対して移動可能な移動台車を有し、
ATV相互間で紙幣の繰出し及び補充を行なう紙幣取扱
装置である。このような紙幣取扱装置は特願昭59−9
7815に開示されている。
伝送制御部9は銀行の本店等に設置されたホストコンピ
ュータに120と通信可能に結合される。
第3図に示される入出金装置2によると、人出金口扉1
2は前後に開閉可能に設けられ、第5図に示されるモー
タM1により開閉される。人出金口辱12の下部には一
括して投入される紙幣を収納する入出金ホッパ13が設
けられる。このホッパ13の下部出口部には、紙幣を一
枚ずつ逐次送出すために周囲の一部に制動部材としての
ゴムチップが設けられている紙幣取込みローラ14が配
設されている。取込みローラ14の上部に偏心ゴムロー
ラ15が設けられ、側部にはローラ14とは逆方向に回
転するゲートローラ16が設けられている。
バックアップ17がホッパ13に挿入された紙幣束を取
込みローラ14及び送込みローラ15ヘスブリングカに
より略一定の圧力で押付けるように設けられている。即
ち、このバックアップ17はその下部がヒンジによって
開成可能に取付けられており、紙幣を入出金ロホッパ1
3へ導入するときマグネットによって開成され紙幣導入
口を形成する。
入出金装置筐体の略中夫に設けられた紙幣鑑査部18の
内部には、紙幣の印刷磁気パターンを検出する磁性セン
サP4及びP5が対向して配設され、更に、セルフォッ
クレンズ19を介して紙幣表面の印刷パターンを光学的
に読取る密着型イメージセンサP6及び紙幣の厚みを検
知する厚み検知器P7が設けられている。厚み検知器P
7は検知ローラを支持するアームの回転角の角変位によ
り厚みを検知するボテンショオメータ型厚み検知器によ
って構成される。
前記紙幣鑑査部18はこの下部に配設された紙幣゛鑑査
部制御ユニット20に検出信号を送込む。紙幣鑑査部制
御ユニット20は紙幣鑑査部の各センサから出力される
信号を処理して、紙幣の金種、真偽、正損(出金に適し
ているかの判定)、表裏を判別し、その結果の信号を入
出金制御部3に転送する。
前記紙幣鑑査部18と紙幣鑑査部制御ユニット20との
中間辺りに設けられた紙幣搬送路に設置された第1ゲー
トG1は紙幣補充路及び紙幣繰出路を選択的に形成する
ために設けられ、ロータリソレノイドS2によって駆動
される。第2ゲートG2は一万円札収納箱25及び千円
札収納箱26から一括収納箱27へ及びその逆への搬送
路の切換のために設けられ、ロータリソレノイドS3に
よって駆動される。第1ゲートG1は紙幣がセンサP8
を通過するときに発生する信号に応答して動作する。
第2ゲートG2はセンサP8による紙幣の検知から所定
遅延時間を経て作動される。即ち、第1及び第2ゲート
G1、G2の動作タイミングはセンサP8によって決ま
る。
上記第1及び第2ゲートG1、G2の他にも種々のゲー
ト、即ち、第3ゲートG3〜第9ゲートG9及びセンサ
が設けられており、それらゲートについては後程説明す
る。これらのゲートにおいてゲートG5、G6、G7は
^速振分けを必要とし、いずれも紙幣の先端検知のタイ
ミングで作動され、次の紙幣が逆方向に動作する指令を
受けなければそのまま自己保持し同一方向へ紙幣の搬送
路を形成する。
紙幣鑑査部18に隣接して表裏合せ付一時保管部23が
設けられている。この一時保管部23はゲートG6の動
作により紙幣を左右側に案内することにより紙幣の表裏
を反転させ紙幣を全て表側に揃える。一時保管部23の
両人口部には叩き車28が夫々設けられているがこれら
叩き車28は可撓性のある複数の突起を有し搬入される
紙幣の後端を叩き落とすことにより次に進入する紙幣の
先端との衝突を防ぎジャムの防止を果たす機能を有する
。このようなジャム防止用の叩き車は各部に設けられた
集積部の全てに設けられている。一時保管部23の上部
にはアイドルローラ29aを取付けた上下動可能なプレ
ス板29が取付けられ、底面には上下動可能な底面板3
0が設けられている。上部プレス板29と底面板30は
1つのDCギャードモータM4によって上下動されるが
上部プレス板29は集積紙幣¥の厚みを吸収するように
上下機構のリンクに対してバネにより押圧懸架されてい
る。底面板30は櫛歯状に形成され、この底面板30が
降下したときには搬送ベルトを通過するように搬送ベル
トと入れ子関係になっている。
前記集積部23に隣接してリジェクト券集積部24が配
設されている。この集積部24は上部ベルト24aと下
部ベルト24bとにより形成され、後述するように上部
ベルト24aはロー532により上下に回動され、下部
ベルト24bはローラ33により上下に回動される。
前記集積部23.24の下方に一万円札収納箱25及び
千円札収納箱26が配設されている。これら収納箱25
.26の動作については後述する。入出金装置2の後部
に着脱可能に装着された一括収納部27は装填・精査一
括収納箱34、回収箱35及びリジェクト券収納箱36
の3つに区分されている。
第2図に示される入出金装置2の各種部材の電気的接続
関係は第3図に示されている。この図によると、タイミ
ング検知器P3、磁気バタン(表)検知器P4、磁気バ
タン(裏)検知器P5、光学バタン(表)検知器P6及
び厚み検知器P7は紙幣鑑査部制御ユニット20に接続
される。入出金ロ扉開閉モータM1〜搬送メーンモータ
M12はモータドライバMDに接続される。入出金バッ
クアップ開放スイッチ81〜一括収納箱ホールド爪開放
スイッチ317並びに電磁クラッチC1はマグネットド
ライバMGDに接続される。人出金口脣塀検知スイッチ
SW1〜一括収納箱セット検知スイッチ5W25はスイ
ッチインターフェースSW■に接続される。入出金口高
さ検知スイッチ11〜機外よりの紙幣挿入検知スイッチ
P14はフォトセンサインターフェースPH1に接続さ
れる。
紙幣鑑査部制御ユニット20は入出金装置制御部3に接
続され、モータドライバMTD、マグネットドライバM
GD、スイッチインターフェース5W11フオトセンサ
インターフエースPH1はインターフェースI10を介
して入出金装置制御部3に接続される。
第5図は第3図及び第4図に示す入出金装置を動作する
ときの紙幣の搬送状態を示す機械的回路を示している。
この図に示されている各部材の機能が第6図の(a)及
び(b)に示されている。
入出金装置f2の筺体内の後面に設けられる、第7図に
示す内部モニタ5は係員によって操作できるように構成
されている。即ち、この内部モニタ5には、状態表示及
び呼出し内容に夫々対応して設けられたLEDを含む表
示パネル5a、7セグメント表示パネル5b1キーボー
ド5C及びテンキーボード5dが設けられている。更に
、電源スィッチ5e並びにグループ循環−単体切換スイ
ッチ5fが設けられている。7セグメント表示パネル5
bは5桁表示であり、選択された取引種目を表わすコー
ド及び機械の動作ステップ番号を夫々1桁で表示し、機
械の動作にエラーが発生したときエラーコードを3桁の
数字にて表示する。キーボード5Cは種々のデータや処
理命令の入力酸るいは紙幣の収納量表示操作などを行な
うためのキーを含んでいる。
切換スイッチ5fは複数のATVの1つのグループとし
て入出金制御するかまたは単体の制御とするかを切換え
るために設けられている。
第8図は入金のときの紙幣の流れを示しており、この入
金動作を第11図のフローに従って説明する。CRTデ
ィスプレイ112aのガイダンスに従って入金表示に対
応するボタンを押すと入出金0酢12を開けるようにモ
ータM1が正転される。入出金0扉12が完全に開放す
ると入出金口扉開スイッチSW2がONとなり、モータ
M1が停止する。
この状態において、入金者は紙幣¥を入出金口を介して
入出金ホッパ13に投入し、その後入出金0騨12を手
動にて閉鎖すると、人出金口静12の閏を検知するスイ
ッチSW1がONする。すると、紙幣が投入されている
かを検知するフォトセンサP2が紙幣投入状態、即ち、
暗状態を検知する。次に、入出金口紙幣¥の高さを検知
するフォトセンサP1が暗を検知しているかが判断され
る。このフォトセンサP1は紙幣¥が正しい位置状態で
投入されているかを検知するために設けられており、紙
幣¥の横幅より若干高く、紙幣の縦長より低い位置に配
置されている。紙幣¥が縦方向に投入されているとフォ
トセンサP1は暗を検知、即ち投入方向違いを検出して
おり、この場合には“紙幣を正しく入れ直して下さい”
の表示がCRTディスプレイ112aに表示される。こ
の時には、紙幣¥の入れ直しを可能にするために入出金
0扉12が再び開放される。紙幣¥が正しく投入されて
いると入出金ロホッパ130バックアップ17を駆動す
るモータM2が正転する。このモータM2が正転してい
るときこのモータM2に結合されているワンウェイ(一
方向)クラッチが解除状態となっており、この状態では
バネ力により紙幣¥が送込みローラ側へ押圧され続ける
。このとき、主搬送路を駆動するメーンモータM12が
回転されると主搬送路が低速にて動きだす。電磁クラッ
チC1が付勢され、主搬送路が高速搬送状態となると、
紙幣¥の取込みを開始するモータM3が正転する。モー
タM3の回転に伴って取込みローラ14、ゴムローラ1
5及びゲートローラ16が回転し、紙幣¥が一枚ずつ主
搬送路に送込まれる。各紙幣¥が紙幣鑑査部18に進入
するとこの紙幣鑑査部18によって紙幣¥の金種、真偽
、表裏の判別が周知の方法により成される。紙幣鑑査部
18を介した紙幣¥は第1ゲートG1により下方に導か
れ、更にローラにより上方に転進され、ゲートG2、G
3及びG4を介してゲートG5に進入する。紙幣鑑査部
18による鑑査の結果、進入紙幣¥が正券であると判定
されると、紙幣¥の金額が取引入金メモリへ逐次加算さ
れ、ゲートG5が一時保管部23側へ切換えられる。
この切換はロータリソレノイドS6の作動により行われ
、このロータリソレノイドS6はフォトセンサP9によ
って紙幣先端が検知された時点から所定の時間遅延した
時点で作動される。一時保管部23に導かれる紙幣¥の
表裏判定が表であるとゲートG6が右に倒され、紙幣¥
は左側の通路(バス)に導かれる。判定が裏であると、
ゲートG6が左に倒され、紙幣¥は右側の通路(バス)
に導かれる。尚、ゲートG6はソレノイドS7により駆
動されるがこのソレノイドS7はフォトセンサP9によ
って紙幣先端が検知された時点からソレノイド$6の遅
延より幾分長い遅延時間で作動される。ゲートG6を介
した紙幣¥は一時保管部23へ保管される。
紙幣鑑査部18による鑑査の結果、進入紙幣¥が正券で
ないとゲートG5がリジェクト側へ切換えられる。この
切換はロータリソレノイドS6の消勢により行われ、こ
のロータリソレノイドS6はフォトセンサP9によって
紙幣先端が検知された時点から所定の時間遅延した時点
で消勢される。
リジェクト側へ導かれた紙幣¥は入金リジェクト集積部
24へ集積される。
上記のようにして、一時保管部23または入金リジェク
ト集積部24に紙幣¥が振分けられ、入出金口ホッパ1
3の最後の紙幣¥が送出されると、フォトセンサP2が
明”状態、即ち、残留紙幣無しを検出すると入出金ロホ
ツバ13のバックアップ11が上昇するようにモータM
2が逆転する。このとき、紙幣鑑査部18に送り込まれ
た最終紙幣がリジェクト券と判断されるとこの最終りジ
エクト券がゲートG4に到達する時点においてゲートG
4が上方に回動されリジェクト券を紙幣鑑査部18に導
くバイパス路が紙幣鑑査部18と一時保管部23との間
に形成される。従って、最終のりジエクト券はバイパス
路を通って再度紙幣鑑査部18により鑑査される。最終
のりジエクト券が紙幣鑑査部18の判定ミスである場合
には再度の鑑査により正券と判定されるのでこの場合に
はゲートG4は元に戻り一時保管部23に収納される。
このようにバイパス路を形成することにより最終のりジ
エクト券が入金リジェクト集積部24及び入出金口ホッ
パ13を介して再度鑑査される場合より鑑査速度が速く
なり、紙幣判別のスピードアップが計れる。
モータM2の逆転により作動されるバックアップ17が
上側停止位置に達すると検知スイッチSW3がこれを検
知する。この検知に応答してモータM2が停止される。
取込みローラ14を駆動するパルスモータの停止位置を
検知する検知スイッチ(フォトインタラプタ)SW4が
停止位置を検知すると紙幣取込みモータM3が停止され
る。このとき、電磁クラッチC1がOFFにされ、更に
主搬送路を停止するためにメーンモータM12が停止さ
れる。
この後、レジエクト券が存在したかチェックされ、リジ
ェクト券がなければ取引入金メモリa、b、cに各金種
毎に枚数が記憶される。CRTディスプレイ112aに
は、′入金額は00円です。正しければ「○」、間違っ
ていれば「×」を押して下さい”の表示がなされる。r
OJボタンが押されると、入金一時保管部23から紙幣
¥が一括して入出金口ホッパ13に送出される。このと
きの一時保管部23の動作を第9図を参照して説明する
第9図(a)では、紙幣束が収納箱に収納されている状
態が示されており、この状態から上部プレス板29が下
降される。上部プレス板29が紙幣束を底板30に押付
けると底板30が下降する。この底板30は搬送ベルト
と入れ子関係になっているので底板30は搬送ベルトを
抜けてこの搬送ベルトより下の位置へ移行する。この時
、底板30の前側板31が回動し前方に倒れ搬入路を形
成する。上部プレス板29はバネ力により紙幣束の厚み
に応じて途中で停止する。紙幣が搬送ベルトに圧接され
搬出されて行くに連れて上部プレス板29は搬送ベルト
に紙幣¥を押付けるように下降する。上部プレス板29
が下停止位置に達し検知スイッチSW6がONすると、
第11図(d>のフローに示すようにモータM4が停止
される。ここで、ゲートG10を開放するためにソレノ
イドS8がONにされる。
次に、入金リジェクト集積部24の上部ベルトを下降さ
せるためにモータM5が正転される。即ち、モータM5
が正転することによりローラ32が第10図(a)の位
置から(b)に示すように下降する。これにより、上部
ベルトが集積部の紙幣束を押圧しながら下部ベルトへ移
行する。入金リジェクト集積部上下ベルトが下停止位置
に達すると検知スイッチSW9がONL、、モータM5
が停止される。このとき、上下部ベルトにより入出金口
への返却バス(通路)が形成される。尚、第10図(C
)に示されるようにローラ33が上昇し、下部ベルトが
上部ベルトを押し上げるように昇降するこれが下停止位
置で停止すると裏側への搬送路が形成される。
ソレノイドS1が付勢されると、入出金口ホッパ13の
バックアップ17が回転され、入出金口ホッパ13への
進入搬送路が形成されるようにバックアップ17が開放
される。このとき、主搬送路を低速にて駆動するためク
ラッチC1がOFFの状態でメーンモータM2がONに
される。これは紙幣を束にて搬送するためであり、搬送
速度は紙幣を一枚ずつ搬送する時のスピードの1/10
に低下される。この紙幣束の搬送経路が第13図に示さ
れている。紙幣束搬送の間において7オトセンサP10
は入金一時保管部23の残留紙幣を検知し、残留紙幣が
なくなるとこのフォトセンサP10の検知出力に応答し
てタイマーが設定され、このタイマーの設定時間の経過
後にモータM12が停止される。
モータM12の停止後に第11図(e)のフローに示す
ようにソレノイドS1がOFFにされ、入出金ロバツク
アップ17の先端が元の位置に復帰される。また、ソレ
ノイドS8がOFFにされ、ゲートG10が閉塞される
。更に、入金リジェクト集積部24の上部ベルトが元の
位置に戻るようにモータM5は逆転され、入金リジェク
ト集積部24の復帰動作においてスイッチSW8がON
するとモータM5は停止される。このときに、リジェク
ト券集積空間が上下部ベルト間に形成される。
一方、一時保管部23の上部プレス板29及び底板30
を初期位置に上昇させるためにモータM4が逆転される
。上部プレス板29及び底板30が下停止位置に達する
とフォトインタラプタSW4がONとなり、モータM5
が停止される。この後、第14図に示す経路に従って出
金紙幣の判別動作が行われるがその前に第11図(C)
のフローに戻ってリジェクト券が存在した場合の動作を
説明する。
リジェクト券があれば制限回数3回以下かが判定される
。この制限回数判定はりジエクト券が存在した場合にリ
ジェクト券の鑑査が繰返し行われ、その限度を3回とし
ている。限度3回以下であると“紙幣を正しく入れ直し
て下さい”の表示がなされ、第11図(h)のフローに
従って動作する。
即ち、ソレノイド$8が付勢され、ゲートG10が開か
れる。モータM5が正転され、入金リジェクト集積部2
4の上側ベルト24aが下降される。上側ベルト24a
が下停止位置に達するとフォトインタラプタSW9がO
Nとなり、モータM5が停止する。紙幣の収入空間を形
成するためにバックアップ17の先端部が折曲げられる
ようにソレノイドS1がONにされる。この状態にてリ
ジェクト券の搬送が可能となる。メーンモータM2が駆
動されることによりリジェクト券が低速にて入出金口ホ
ッパ13へ返送される。この時、タイマーが設定され、
所定の時間後にモータM12が停止される。
このときのタイマーは入金リジェクト集積部24に対す
る紙幣残留センサの代わりの機能を果たす。
レジエクト紙幣の返却完了ででソレノイドS1がOFF
にされ、バックアップ17が元に復帰される。
更に、ソレノイドS8がOFFにされ、ゲートG10が
閉塞される。第11図(1)のフローにおいてモータM
5が逆転される。これは入金リジェクト集積部24の上
部ベルト24a上昇させて集積空間を再び形成させるた
めの駆動である。上部ベルト24aが中停止位置に達す
るとフォトインタラプタSW8がONとなり、これに応
答してモータM5が停止される。この後、第11図(a
)のフローに戻り、人出金口扉12の開放により返却紙
幣が入金者によって入れ直され、同フローに従って再び
紙幣の鑑査がなされる。この紙幣再鑑査が制限回数の3
回を越えると第11図(C)のフローに示すように“読
めない券をお返しします”の表示がなされ、先に説明し
た出金紙幣判別前処理が実行される。この前処理が第1
1図(e)のフローのモータM4停止により完了する。
次に、出金紙幣判別処理を行なうが先ず、「○」ボタン
が押されたかが判定され、この判定がYESであれば電
磁クラッチC1がONにされ、更に主搬送路を高速駆動
するためにメーンモータM12が駆動される。このとき
、入出金口ホッパ13のバックアップ17を押し下げる
ためにモータ2が正転される。紙幣¥がバックアップ1
7により取込みローラ15に押付けられる。この取込み
ローラ15を回転するモータM3が正転駆動されること
により紙幣¥が一枚ずつ主搬送路に送り出される。この
紙幣は第14図に示すように主搬送路により紙幣鑑査部
18に搬送され、金種及び正損判別がなされる。この紙
幣鑑査で出金に適した紙幣か否かが判定されるがこの判
定では接着テープ等で補修した紙幣及び汚れ並びに破損
した紙幣は出金不適当として処理される。この出金適−
不適判定で出金に適した千円紙幣が順次送込まれると千
円収納92Bに対応する収納金額メモリOに千円が順次
加算される。このとき、紙幣が収納箱26に搬送される
ようにゲートG1が右に回転される。このゲートG1の
回転駆動はソレノイドS2がONされることにより行わ
れる。千円紙幣が搬送路を介して千円収納箱26に搬送
されフォトセンサP12が千円紙幣の通過を検出すると
ソレノイド312がOFFにされゲートG8が左側へ回
転され千円収納箱26への通路が形成される。従って、
千円紙幣は千円札収納箱26に順次収納される。
搬送された紙幣が千円札でなく一万円札であると一万円
札収納箱25に対応する収納金額メモリPに一万円が順
次加算される。−万円紙幣はゲートG1を介して一万円
収納箱25に搬送される。このとき、フォトセンサP1
1が一万円紙幣の通過を検出するとソレノイドS9がO
Nにされ、ゲートG7が左側へ回転され一万円収納箱2
5への通路が形成される。従って、−万円紙幣は一万円
札収納箱25に順次収納される。
出金不適当外が存在した場合には、取引入金メモリaS
b、cに記憶された紙幣の枚数の合計数から千円札収納
枚数及び−万円札収納枚数の合計を差引いて得られた値
をQに加算する。次に、ソレノイドS2がOFFにされ
、ゲートG1が左に回転される。更に、ソレノイドS3
がONにされ、ゲートG2が左に回転される。これによ
り、出金不適当紙幣はゲートG1、G2によってリジェ
クト収納箱36へ導かれ、そこに収納される。
上記のようにして入出金口ホッパ13の紙幣が全て収納
箱25.26.3Gに振分けられ、フォトセンサP2が
残留紙幣無しを検出すると入出金口ホッパ13のバック
アップ17を上昇させるようにモータM2が逆回転する
。バックアップ17が上停止位置に達すると近接スイッ
チSW3がONL、、モータM2が停止される。このと
き、フォトセンサSW4がOFF、即ち、入出金口取込
み送込むモータ停止位置が検出されるとモータM3が停
止される。
続いて、主搬送路用モータM12が停止される。
ここで、再取込み時に、リジェクト券が存在したかが判
定され、Noであると収納動作に移り、YESであると
取引入金メモリa、b、cに記憶された紙幣の枚数の合
計数から千円札収納枚数及び−万円札収納枚数の合計を
差引いて得られた値をQに加算し、それから収納動作に
移る。収納動作は第12図のフローに従って行われるが
この収納動作については後述する。収納動作が終了する
と入出金装置の現在高メモリR,S、Tの値に当該取引
メモリa、b、cの値を夫々加算し記憶する。
入金累計メモリA、B、Cの値に当該取引メモリa1b
、cの値を夫々加算してメモリA、B、Cに記憶する。
メモリa、b、cはクリアされ、これにより入金及び出
金紙幣判別処理は終了する。
次に、収納動作について第12図のサブルーチンに従っ
て説明するがその前に千円札収納箱26及び−万円孔収
納箱25の構成を説明する。但し、千円札収納箱26及
び−万円孔収納箱25は第16図及び第17図に示す一
括収納部27の一括収納箱34の構成と全く同じである
ので第16図および第17図に基づいて収納箱の構成を
説明する。
収納箱34の上部には取込みローラt5a及び送り込み
ローラ1fiaが設けられている。これらローラ14a
及び15aは中間ギヤによって連結されており、1対1
で回転され、1回転で1枚の紙幣を取込み成るいは送込
む。ローラ14a及び15aはモータM1に自在カップ
リング着脱自在に結合され、このモータM10によって
駆動される。取込みローラ14aと同軸上に伸縮ベルト
41とアイドルローラ54が設置されており、これらは
取込みローラ14aとは独立して自由に回転できる。入
口側アイドルローラ40は取込み軸アイドルローラ54
に伸縮ベルト41を介して結合されており、共に主搬送
路ベルトより動力を受けて伸縮ベルト41が走行するこ
とにより回転される。入口側アイドルローラ40に対向
して叩き車28aが3列で設けられている。これらの叩
き*28aは一時保管部23の叩き車2Bと同じ機能を
有する。水平に設けられるバックアツプ板38はリニア
ボールベアリングを介してガイドロッド48に上下動自
在に支持されている。また、バックアツプ板38はスプ
リング46により常時上方へ付勢されている。更に、バ
ックアツプ板38はドライブベルト49に連結され、か
つワンウェイクラッチ付プーリ55に着脱自在なカップ
リングによりギヤー減速機付DCモータM11に結合さ
れている。第16図でモータM11が反時計方向に回転
された時にはワンウェイクラッチはロックされ、プーリ
55とベルト49を介してスプリング46に抗してバッ
クアツプ板38が下降する。
モータM11が時計方向に回転した時にはワンウェイク
ラッチはスリップするのでスプリング46の引張力によ
ってバックアツプ板38は上方向に付勢されるがモータ
Mllが停止しているとギヤ減速機のセルフロック機構
によりスプリング46の引張力ではバックアツプ板38
は上昇できず停止している。
バックアツプ板38には空検知用のマイクロスイッチS
W21が取付けられ、押し込み板39にはマイクロスイ
ッチ5W21のアクチュエータに位置的に対応する逃げ
穴が穿設されている。従って、バックアツプ板38が最
上位置まで上昇した時に紙幣が無くなると逃げ穴にアク
チュエータが人込み紙幣無しが検出できる。
バックアツプ板に対応して水平に設けられる押込み板3
9はバックアツプ板38とは独立して別のリニアボール
ベアリングを介してガイドローラ48に上下動自在に支
持されている。また、押込み板39はバックアツプ板3
8とは独立した別個のスプリング47で常時上方へ付勢
されており、更にドライブベルト50が連結されていて
ワンウェイクラッチ付プーリ56と着脱自在のカップリ
ングを介してギヤ減速機付DCモータM11に結合され
ている。
押込み板39の動作はバックアツプ板38と全く同じで
あり、モータM11が時計方向に回転するとワンウェイ
クラッチがスリップし、反時計方向に回転するとワンウ
ェイクラッチがロックされる。
従って、DCモータM11が反時計方向に回転すると押
込み板39とバックアツプ板38とは同じ間隔を保って
等しいスピードで降下する。これに反して、時計方向に
モータMllが回転するとプーリ55.56の周速の範
囲内でバックアツプ板38及び押込み板39は上昇する
ようにロックが解除される。
このとき、負荷条件によりバックアツプ板38及び押込
み板39は停止したり、ゆっくり上昇したり夫々別の動
作ができる。
ホールド爪42.43はマグネット816及びS17と
復帰スプリング44.45によって夫々支持されている
。第15図おいて左側のホールド爪42のアーム先端が
叩き車28aの回転軸に当接されている。
従って、ソレノイド816がホールド爪42を吸着する
と叩き車28aも同時に左方向へ回転して逃げる。この
逃げの位置では、叩き車28aは外部搬送路より回転駆
動力を受けないので叩き車28aは回転しない。
取込みパルスモータM10が停止した状態でも主搬送路
が駆動されればベルトギヤを介して伸縮ベルト41、入
口側アイドルローラ40、取込み軸アイドルロー554
、叩き車28a1逆転ローラ16a1送りローラ57は
回転するので紙幣の搬送は可能である。この時の紙幣搬
送において取込みローラ14aのゴムチップが搬送路に
あると障害となる虞れがあるので出金取込みの時の最初
の一枚をスキツプすることなく取込むためには取込みロ
ーラ14aのゴムチップの停止位置は搬送路と取込み面
との中間に常に正しく停止させる必要がある。このため
にスイッチ5W20が設けられ、取込み軸に付けられた
切欠ディスクの切欠位置から停止位置を検出しモータM
IOを停止させる。
上記のように収納箱を構成によると次のよな利点がある
。即ち、1つのモータで上下2つのプレート板が間隔自
在に上下動できるので紙幣の収納量に対応できる。取込
み時には、100枚までの紙幣が集積できるように集積
高さがホールド爪にて機械的に設定しているので集積流
の紙幣束の影響なく集積できる。押込み板をホールド板
より下方まで移動させるので多少集積が乱れても整列し
て紙幣を押込める。スプリングの一定の力にて紙幣を上
昇させてホールド爪に圧接するので集積において集積紙
幣束が緩い状態、ふわふわ状態になっても一回の収納動
作により紙幣束が圧接されるので狭いスペースに多量の
紙幣が収納できる。
次に、第12図のフロー及び第15図のステップに従っ
て収納箱25.26.34の収納動作を共通に説明する
第15図(a)においては、紙幣取込みの時にはソレノ
イドS10.811.813.814.816.817
がOFFにされていてホールド爪42及び43が収納箱
内に入込んでいる。この状態では既に収納されている紙
幣の束がホールド爪42.43により規制されている。
また、ホールド爪42.43と収納紙幣とで新たに取込
まれる紙幣に対する底が形成される。この底までの距離
は取込まれる紙幣が100枚までの集積に最適で、しか
も立ち状態となったり反転したりしないような値に設定
される。即ち、反転して裏表が逆になったり立て状態に
なって詰まるようなことが生じないように距離設定され
ている。従って、取込まれた紙幣は第15図(a)に示
すように斜めに進入して順次積重ねられる。入出金ロホ
ツバ13から出金可能紙幣が全てホールド爪42.43
の上に積重なると取込みが停止する。このとき、モータ
M7、M9、Mllが正転(図において反時計方向に回
転)し、バックアツプ板38及び押込み板39が下降す
るがワンウェイクラッチがロックする方向なのでバック
アツプ板38及び押込み板39は共に周速で下降する。
タイマーによる所定時間後にソレノイド$10、S11
、S13、S14.816.817がONにされ、ホー
ルド爪42.43が開放される(第15図b)。バック
アツプ板38及び押込み板29が第15図(C)に示す
押込み位置まで降下するとスイッチ5W14.5W19
.5W24が0Nt8゜このとき、モータM7、M9、
Mllは停止され、更に、ソレノイドS10、S11、
S13、S14.816、S17がOFFにされ再びホ
ールド爪42.43が収納箱内に進入する(第15図d
)。
この後、モータM7、M9、Mllは逆転し、即ち図に
おいて時計方向に回転する。逆転ではワンウェイクラッ
チがフリーとなるのでバックアツプ板38及び押込み板
39はスプリング力により別個に上昇される。押込み板
39はホールド爪42.43と入れ子関係に構成されて
いるのでホールド爪42.43を通過するがバックアツ
プ板38に載置された紙幣束の上部はホールド爪にぶつ
かり、バックアツプ板38は停止する。このとき紙幣は
バックアツプ板38の上昇力により圧接され密集される
。即ち、収納箱に取込まれる紙幣は詰込まれるようにな
るので少ないスペースでもかなり多く紙幣が収納できる
。 押込み板39が送込み券ガイド位置に達するとスイ
ッチ5W13.5W18.5W23がONしする。この
スイッチのONに応答してバックアツプ板38及び押込
み板39の上昇を停止させるためにモータM7、M9、
Mllが停止され、収納動作が終了する。
第11図(e)のフローにおいてrOJが押されなかっ
た場合には、第11図(j)のフローに移る。即ち、人
出金口扉12を開放するためにモータM1が正転される
。入出金口l!12が開停止位置に達するとスイッチS
W2がONL、、モータM1が停止する。ここで、入金
者が入出金ロホツパ13から紙幣を取出すことにより残
留紙幣がなくなるとフォトセンサP2がONL、、モー
タM1が逆転し、入出金口Ijt12が閉鎖する。人出
金口扉12が閉鎖位置に達するとスイッチSW1がON
L、モータM1が停止する。これにより、初期状態にな
り、次の入金操作が可能となる。
次に、出金について第18図及び第19図のフローを参
照して説明する。CRTディスプレイ112aのガイダ
ンスに従って入金に対応するボタンが押され、更に出金
金額がキーインされると主搬送路を駆動するメーンモー
タM12が正転される。
このメーンモータM12のみの正転により主搬送路が低
速で走行し始める。電磁クラッチC1がONすると主搬
送路は高速で回転する。出金が一万円札及び千円札で指
定されているとまず−万円札収納箱25が選択され、−
万円孔の出金動作が開始され、次に千円札収納箱26が
選択され、千円札の出金動作が開始される。出金が千円
札指定であると最初から千円札収納箱26が選択され、
千円札の出金動作が開始される。
出金動作は第20図のフローに従って動作し、先ず第2
1図(a)に示すようにバックアツプ板38及び押込み
板39を若干下降させるためにモータM7 (M9)が
正転される。これは収納紙幣がバックアツプ板38の押
し上げ力によってホールド爪42.43に圧接された状
態を開放し、ホールド爪を収納紙幣束からを容易にする
ためである。この下降量はタイマにより設定されており
、このタイマの時間が経過するとモータM7(M9)が
停止され、ソレノイドS10.811(S13、S14
)がONにされ、ホールド爪42.43が開放される。
この状態で、モータM7 (M9)が逆転され、バック
アツプ板38及び押込み板39が上昇される。所定位置
まで上昇するとタイマが作動し、紙幣の取込み繰り出し
を開始するためにモータM6 (M8)が正転する。モ
ータM6 (M8)の正転により取込みローラ14aが
回転し紙幣を一枚ずつ送出す。
このとき、フォトセンサP11(P12)が紙幣の通過
を検出し、検出信号によって通過枚数がカウントされる
。収納箱2526から出金された紙幣は主搬送路によっ
て紙幣鑑査部18に搬送される。
搬送紙幣は紙幣鑑査部18によって金種、真偽、重ね取
りが検査される。これらの検査によって出金紙幣が正券
であると判断されるとゲートG2を右へ倒し一時保管部
23への通路を形成するためにソレノイドS3はOFF
にされる。正券でないとその券はりジエクト券としてリ
ジェクト収納箱36へ導くためにゲートG2は左に移行
するようにソレノイドS3が付勢される。このゲート切
換タイミングはフォトセンサP8による紙幣通過の検出
により決まる。正券がフォトセンサP9により検出され
るとゲートG5を一時保管部側に切換えるためにロータ
リーソレノイドS6が左側に回動するように付勢される
。更に、ゲートG6をバネ力により右に切換え左通路(
パス)を形成するためにロータリーソレノイドS7が消
勢される。この状態で、紙幣が順次一時保管部23に収
納される。収納箱から送出される紙幣の枚数が指定枚数
に達するとりジエクト券が存在したかがチェックされる
リジェクト券があれば指定枚数にリジェクト枚数を加算
し、第20図(a)の繰り出し枚数カウントフローに戻
る。リジェクト券無しであれば取込みモータ停止位置検
知用フォトセンサSW10(SW15)が停止位置を検
出したかがチェックされる(暗検出)。YESで取込み
モータM6(M8)が停止される。この状態で、収納箱
からの指定枚数の紙幣繰り出しが完了するがこの紙幣繰
り出し終了時点では収納箱においてチョロ出、即ち、最
終紙幣が送り出された後、次の紙幣が取込みローラ14
aによって若干送出され、この紙幣の先端が取込みロー
ラ14aと逆転ゲートローラ16aとの間にはみ出す状
態が生じる。このチョロ出が生じるとチョロ出紙幣が正
しく復帰しなくなり次の出金において誤動作の原因とな
る。そこで、このチョロ出を解消するために所定枚数の
紙幣送出終了後に取込みモータM6 (M8)が停止さ
れても搬送ベルトは走行を持続させた状態でバックアツ
プ板38が下降される。これによって紙幣束に緩みが生
じた時に逆転ローラ1eaによってチョロ出紙幣が収納
箱内に引き戻される。このチョロ出解消においてはバッ
クアツプ板38及び押込み板39が同時に下降を始める
が押込み板39が取込みローラ面よりαだけ余分に退避
されているためにバックアツプ板38がαだけ下降した
ときこのα分だけ紙幣束に対して緩みが生じ、この緩み
に乗じてチョロ出が解消され、押込み板39の下降によ
りチョロ出紙幣、即ち、最上位置紙幣が定位置に戻され
る。
モータM7 (M9)の正転により第21図(d)に示
すようにバックアツプ板38及び押込み板39が下降し
、押込み位置まで下降するとスイッチ5W14(SW1
9)がONする。押込み位置検知に応答してモータM7
 (M9)が停止され、バックアツプ板38及び押込み
板39の下降が停止される。
このとき、ソレノイドS10.811(S13、514
)がOFFにされ、ホールド爪が収納箱内に復帰される
(e)。再び、モータM7 (M9)が逆転され、バッ
クアツプ板38及び押込み板39が上昇される(f)。
収納紙幣がホールド爪にぶつかるとバックアツプ板38
は停止する。押込み板39がガイド位置まで上昇すると
スイッチSW13(SW18)がONになる。これによ
り、バックアツプ板38及び押込み板39を上昇駆動し
ているモータM7 (M9)が停止し、出金動作は完了
する。
上記の出金動作によると、バックアツプ板38により圧
接された収納券がバックアツプ板38を若干下げて紙幣
間の圧力を下げてからホールド爪が収納券から退避され
ているので紙幣に傷がつくことがなく、かつホールド爪
の退避のために必要なソレノイドの磁力を少なくできる
。また、出金取込みの間中モータM11を時計方向に回
転し続けていれば紙幣の取込みに連れて押圧バネ46の
力でバックアツプ板が徐々に上昇するので圧力検知や複
雑な制御をしなくても安定した取込みが可能となる。更
に、取込みローラのみの回転を停止してからも搬送路を
走行し続けて逆転ローラを回転し続けている内に、圧接
されている紙幣に緩みが生じ、その後に押込み板が紙幣
を下方に押し下げることによりチョロ出が修正され収納
される。また更に、押込み板がホールダ爪より下に下げ
てから復帰されているので次の入金紙幣の集積空間が確
実につくることができる。
出金動作が完了すると電磁クラッチC1がOFFとなり
、更にメーンモータM12が停止し、これに伴って主搬
送路が停止する。この後、第19図(b)のフローに示
すようにモータM4が正転され、一時保管部23の底板
30が搬送ベルトより下に下降されると共に上部プレス
板29も下降される。
底板30及び上部プレス板29が下停止位置まで下降す
るとスイッチSW6がONとなり、モータM4が停止さ
れる。このとき、ソレノイドS8がONとなり、ゲート
G10が開放される。モータM5が正転され、入金リジ
ェクト集積部24の上部ベルト24aが下降する。上部
ベルト24aが下停止位置に達し、検知スイッチSW9
がONするとモータM5は停止する。ソレノイドS1が
ONにされ、入出金ロバツクアップ17の先端が回転し
開放状態になる。この状態で、モータM12が駆動され
、主搬送路が低速で走行すると一時保管部23の紙幣束
が一括して搬送され、入金リジェクト集積部24を介し
て入出金口ホッパ13に入る。このときの搬送過程は第
9図及び第10図に示されている。
一時保管部残留紙幣検知用フオドセンサP10が明状態
、即ち、残留紙幣無しを検知すると検知からタイマの設
定時間後にモータM12が停止され、それに伴って主搬
送路の走行が停止する。この後、バックアップ17を復
帰するためにソレノイドS1がOFFにされ、更にゲー
トG10を閉塞するためにソレノイドS8がOFFにさ
れる。また、入金リジェクト集積部24の上部ベルト2
4aを元の位置に戻すためにモータM5が逆転される。
上部ベルト24aが復帰位置に達し、スイッチSW8が
ONするとモータM5は停止する。同様に、一時保管部
23の底板30を上部プレス板29と共に復帰位置に上
昇するためにモータM4が逆転される。
底板30を上部プレス板29が上停止位置検知スイッチ
SW5によって検知されるとモータM5は停止される。
この後、第11図(j)のフローに戻り、出金者が入出
金口ホッパ13から紙幣を取り出すことができるように
なると共に初期状態に戻る。
第22図は取り忘れの紙幣の回収ルートを示している。
この取り忘れ回収は客が出金操作をしたにもかかわらず
出金紙幣を取り忘れることがあり、この時の取り忘れ紙
幣を回収する動作である。この回収動作では、出金紙幣
の取出しを可能にするために入出金0扉12が開放され
た後、所定時間経過して入出金口ホッパ13内が残留状
態となっていると入出金口ホッパ13内の取り忘れ紙幣
が主搬送路によって回収箱35に搬送される。このとき
、紙幣は紙幣鑑査部18を通過するがこの紙幣鑑査部1
8において検査しないでそのまま回収箱35に搬送して
も良い。尚、回収紙幣の金額は取り忘れ客の口座番号等
と共に記録され、後の照会に利用される。
次に、第23図に示す外部補充ルートの動作を第25図
(a)〜(f)のフローチャートを参照して説明する。
外部補充をする場合、ATMIの後部扉が開放され、第
7図に示す内部モニタ5のキーボード5C及び5dが操
作されることにより実行される。先ず、切換スイッチ5
fが単体モードとなっているかがチェックされる。YE
Sであるとキーボード5Cのモード切換(通常取引モー
ド及び係員操作モード切換)キーが押される。表示パネ
ル5aの係員操作モードランプが点灯する。次に、補充
キーが押され、その後に万円または千円キーが押され金
種が指定される。紙幣枚数キーを押し、テンキーボード
5dより補充枚数が入力される。枚数はセグメント表示
器5bに表示される。金種及び枚数に間違いがなければ
確認キーが押される。このとき、指定金種の収納箱が満
杯(フル)でないかチェックされる。フルであれば入力
データが全てクリアーされ、補充キー押下フローに戻る
。フルでないと枚数が補充−回当りの制限枚数(例えば
100枚)以内かがチェックされる。制限内であると補
充ピンチローラが開成され、制限外であると入力データ
が全てクリアーされ、補充キー押下フローに戻る。補充
ピンチローラが開成すると紙幣の投入が可能となり、補
充ピンチローラに100枚の紙幣束が挿入される。紙幣
束挿入はフォトセンサP14により検知され、この検知
に応答してゲートG10がソレノイド$8の付勢により
開放される。
次に、第25図(b)のフローに示すように入金リジェ
クト集積部24の下部ベルト24aを上昇させるために
モータM5が逆転される。上下ベルト上停止位置検知ス
イッチSW7がONするとモータM5は停止する。入出
金口ホッパ13のバックアップ17の先端を回転して開
放し侵入搬送路を作るためにソレノイドS1がONにさ
れる。ここで、モータM12が駆動され、主搬送路が低
速で駆動される。
上記低速駆動を第24図の切換機構に基づいて説明する
。メーンモータM12が正転している状態で電磁クラッ
チC1がOFFにされ、電磁クラッチC2がONにされ
るとモータM12の回転力は図の上側のギヤー及びクラ
ッチC2を介して減速ギヤー63に伝達される。この減
速ギヤー63の回転力はそのまま出力軸59に伝達され
、ベルト61を介して搬送ドライブ軸62を回転駆動す
る。この時、搬送ドライブ軸62はモータM12よりギ
ヤー3段にて減速されモータM12の回転数の約1/1
0の速度で回転する。この搬送ドライブ軸62の低速回
転により搬送ベルトが低速走行される。この低速走行に
おいて、紙幣が束として搬送される。
モータM12の正転において、電磁クラッチC1がON
にされ、電磁クラッチC2がOFFにされるとモータM
12の回転力は下側ギヤー及びクラッチC1を介して実
質的に直接に出力軸シャフト59に伝達される。従って
、出力軸59は高速回転し、これに伴って搬送ドライブ
軸62が高速回転する。即ち、主搬送ベルトが高速走行
する。このときには、一枚ずつの紙幣搬送が行われる。
低速走行する主搬送路により搬送される紙幣束がゲート
G3、G4、G5、G6、入金リジェクト集積部24、
ゲートG10、バックアップ17を介して入出金口ホッ
パ13に進入し、入出金口ホッパ13内に収納されると
、フォトセンサP2が紙幣束を検知する。この検知に応
答してモータM12がOFFされ、主搬送路の走行が停
止される。この後、ソレノイドS1及びG8がOFFに
されることにより入出金ロバツクアップ17が元の位置
に復帰されゲートG10が閉塞される。更に、モータM
5が正転され、入金リジェクト集積部24の下部ベルト
24bが元に位置に戻される。中停止位置検知スイッチ
SW8がONするとモータM5は停止される。
次に、電磁クラッチC1及びモータM12がONにされ
、主搬送路が高速で駆動される。入出金口ホッパ13の
バックアップ17を押し下げるためにモータM2が正転
される。この状態で、モータM3が正転されることによ
り紙幣が一枚ずつ主搬送路に送り込まれる。このとき、
補充紙幣を鑑査する鑑査モードでなければ千円札及び万
円札収納箱25.26への通路を形成するためにソレノ
イドS2がONされてゲートG1が右へ回転される。指
定金種が上述のように万円であるのでゲートG7を左側
へ切換えるためにソレノイドS9がONにされる。この
とき、ゲート8は千円札収納箱26への通路を形成しな
いようにソレノイドS12とOFFし右に切換えられる
。搬送された万円紙幣は順次万円孔収納箱25に収納さ
れる。入出金ロホッパ内残留紙幣検知用フォトセンサP
2が明状態を検知すると、残留紙幣無しを検知すると第
25図(d)のフローに移り、入出金口ホッパ13のバ
ックアップ17を上昇させるためにモータM2が逆転さ
れる。バックアップ上停止位置検知スイッチSW3がO
NするとモータM2が停止する。入出金口取込み送り込
みモータ停止位置検知スイッチSW4が停止位置を検知
するとモータM3がOFFにされ、紙幣の取込みが停止
する。電磁クラッチC1がOFFされ、メーンモータM
12が停止される。この時点で補充紙幣の収納箱25へ
の搬送が終了したことになり、補充紙幣の枚数、即ち、
金種指定入力枚数が指定収納箱(万円孔収納箱25)の
残量に加算され、合計枚数が記憶される。この後、第1
2図のフローに示す収納動作が実行される。収納動作が
完了すると第5図の内部モニタ5のキーボード5Cのモ
ード切換ボタンが押され、通常取引モードに戻される。
このモード復帰は表示パネル5aの通常取引モードのL
EDの点灯により確認できる。
第25図(C)のフローに戻って補充紙幣を鑑査する場
合には、補充紙幣は紙幣鑑査部18において紙幣鑑査さ
れる。鑑査結果において、補充紙幣は指定金種であり、
出金に適した紙幣であるか確認され、合格であれば千円
札及び万円孔収納箱25.26への通路を形成するため
にソレノイドS2がONされてゲートG1が右へ回転さ
れる。指定金種が上述のように万円であるのでゲートG
7を左側へ切換えるためにソレノイドS9がONにされ
る。
このとき、ゲート8は千円札収納箱26への通路を形成
しないようにソレノイド812をOFFとし右に切換え
られる。この後、第25図(e)に示すように搬送され
た万円紙幣は順次万円孔収納箱25に収納される。
補充紙幣鑑査で不合格となった紙幣が存在するとリジェ
クト券収納箱36への通路を形成するために、ソレノイ
ドS1がOFFにされゲートG1が左側へ回動され、更
にソレノイドS3がONにされゲートG2が左側へ回動
される。従って、リジェクト券はりジエクト券収納箱3
6へ収納される。
入出金口ホッパ13内の補充紙幣が全て送出され、入出
金ロホッパ内残留紙幣検知用フォトセンサP2が明状態
を検知すると、入出金口ホッパ13のバックアップ17
を上昇させるためにモータM2が逆転される。バックア
ップ上停止位置検知スイッチSW3がONするとモータ
M2が停止する。入出金口取込み送り込みモータ停止位
置検知スイッチSW4が停止位置を検知するとモータM
3がOFFにされ、紙幣の取込みが停止する。電磁クラ
ッチC1がOFFされ、メーンモータM12が停止され
る。第25図(f)のフO−に移り、リジェクト券が存
在したかがチェックされる。リジェクト券があれば、指
定入力金額より金種別収納箱、即ち、万円孔収納箱25
への収納金額を減算する。
この演算値はりジェクト券収納箱の残量金額へ加算され
る。それから、指定金種入力金額が指定収納箱(万円孔
収納箱25)の残量金額に加算され、合計値が記憶され
る。リジェクト券がなければ、直接に指定金種入力金額
が指定収納箱(万円孔収納箱25)の残量金額に加算さ
れ、合計値が記憶される。この後、第12図のフローに
示す収納動作が実行される。収納動作が完了すると第5
図の内部モニタ5のキーボード5Cのモード切換ボタン
が押され、通常取引モードに戻される。このモード復帰
は表示パネル5aの通常取引モードランプの点灯により
確認できる。
リジェクト券が存在した場合、リジェクト券をリジェク
ト券収納箱36に収納するようにゲート切換が行われて
いるがリジェクト券をリジェクト券一時一括収納部24
に搬送する搬送路を形成するようにゲート切換を行ない
、最終紙幣の鑑査及び振分は終了後にリジェクト券一時
一括収納部24のリジェクト券を第26図の点線矢印で
示す経路に沿って一括して補充口2aに返却することが
できる。
上述した紙幣の外部補充において補充紙幣を鑑査する場
合と鑑査しない場合があるがこのことについて説明する
。鑑査しない場合については、例えば、従来の出金ユニ
ットでは出納係より100枚単位で帯封した紙幣が引出
され、貯金係が帯封した100枚紙幣を鑑査しないでそ
のまま扱う。
これは帯封した紙幣が絶対に誤りがないという信頼の上
に立っているためである。これと同様な考えに立てば鑑
査する必要がなくなる。これに対して、鑑査する場合は
人手に頼っている部分を必ずATMが認識して合格とな
った紙幣でないと受入れないようにしミスを完全に断つ
ことにある。
上記の補充の考え方は単体のATVに対してリサイクル
を運用すると千円札収納箱は空になることが多く、殆ん
ど満杯になることがないことが判明し、そのために簡単
な補充口を設け、不足が生じた時に補充できるようにす
ることに基づいている。そこで、次の実施例では複数の
ATVの相互間で時期的、時間的、場所的に局部的なア
ンバランスが生じたときに過剰気味の入出金装置から紙
幣を100枚単位で吸い上げて他の入出金装置に補充す
る機能が説明されている。この実施例を第26図の紙幣
の流れ及び第27図(a)〜(f)のフローチャートを
参照して説明する。
この一部吸い上げ動作の指定も内部モニタ5によって行
われる。即ち、切換スイッチ5fが単体モードとなって
いるかチェックされる。YESであるとキーボード5C
のモード切換(通常取引モード及び係員操作モード切換
)キーが押される。表示パネル5aの係員操作モードラ
ンプが点灯する。次に、一部吸い上げキーが押され、そ
の後に万円または千円キーが押されることにより金種が
指定される。紙幣枚数入カキ−を押し、テンキーボード
5dより吸い上げ枚数が入力される。枚数はセグメント
表示器5bに表示される。金種及び枚数に間違いがなけ
れば確認キーが押される。このとき、指定金種の収納箱
が空でないかチェックされる。空であれば入力データが
全てクリアーされ、一部吸い上げキー押下フローに戻る
。空でないと枚数が吸い上げ一回当りの制限枚数(例え
ば100枚)以内かがチェックされる。制限内でなけれ
ば入力データが全てクリアーされ、一部吸い上げキー押
下フローに戻る。制限内であればモータM12が正転さ
れ、主搬送路が駆動される。電磁クラッチC1がONに
され、主搬送路が高速走行される。
指定金種の収納箱、例えば千円札収納箱26(または万
円孔収納箱25)が選択される。収納箱26のバックア
ツプ板38及び押込み板39を若干下降するためにタイ
マーの設定時間だけモータM7 (M9)が正転される
。タイマの設定時間が経過するとモータM7 (M9)
が停止され、ソレノイド810゜811(813,51
4)がONにされ、ホールド爪42.43が開放される
。この状態で、モータM7(M9)が逆転され、バック
アツプ板38及び押込み板39が上昇される。所定位置
まで上昇するとタイマが作動し、紙幣の取込み繰り出し
を開始するためにモータM6(M8)が正転する。モー
タM6 (M8)の正転により取込みローラ14aが回
転し紙幣を一枚ずつ繰り出す。このとき、フォトセンサ
P11 (Pi 2)が紙幣の通過を検出し、検出信号
によって通過枚数がカウントされる。収納箱2625か
ら出金された紙幣は主搬送路によって紙幣鑑査部18に
搬送される。搬送紙幣は紙幣鑑査部18によって金種、
重ね取りが鑑査される。この鑑査によって出金紙幣が正
券であると判断されるとゲートG2を右へ倒し一時保管
部23への通路を形成するためにソレノイド$3はOF
Fにされる。正券でないとその券はりジエクト券として
リジェクト収納箱36へ導(ためにゲートG2は左に移
行するようにソレノイドS3が付勢される。このゲート
切換タイミングはフォトセンサP8による紙幣通過の検
出により決まる。正券がフォトセンサP9により検出さ
れるとゲートG5を一時保管部側に切換えるためにロー
タリーソレノイドS6が左側に回動するように付勢され
る。従って、紙幣は順次入金リジェクト集積部24に搬
送される。
収納箱から送出される紙幣の枚数が指定枚数に達すると
りジエクト券が存在したかがチェックされる。リジェク
ト券があれば指定枚数にリジェクト枚数を加算し、第2
7図(b)の繰り出し枚数カウントフローに戻る。リジ
ェクト券無しであれば取込みモータ停止位置検知用フォ
トセンサ5W10(SW15)が停止位置を検出したか
がチェックされる(暗検出)。YESで取込みモータM
6(M8)が停止される。モータM7 (M9)の正転
によりバックアツプ板38及び押込み板39が下降し、
押込み位置まで下降するとスイッチSWI 4(SW1
9)がONする。押込み位置検知に応答してモータM7
 (M9)が停止され、これに伴ってバックアツプ板3
8及び押込み板39の下降が停止される。このとき、ソ
レノイド810.811(S13.514)がOFFに
され、ホールド爪が収納箱内に復帰される。再び、モー
タM7(M9)が逆転され、バックアツプ板38及び押
込み板39が上昇される。収納紙幣がホールド爪に衝突
するとバックアツプ板38は停止する。押込み板39が
ガイド位置まで上昇し、スイッチSW13 (SW18
)がONになるとバックアツプ板38及び押込み板39
を上昇駆動しているモータM7 (M9)が停止する。
電磁クラッチC1及びモータM12が順次OFFにされ
、主搬送路が停止される。入金リジェクト集積部24の
下部ベルト24aを上昇させるためにモータM5が逆転
される。ベルト上停止位置検知用フォトインタラプタS
W7がONするとモータM5が停止される。この状態で
、モータM12が逆転される。この場合、第24図の切
換機構においては電磁クラッチC1がOFFにされてい
て電磁クラッチC2がONにされている。従って、メー
ンモータM12の逆回転力は上側ギヤー及びクラッチC
2を介して減速ギヤー63に伝達され、ドライブ軸62
が低速で逆回転される。故に、主搬送路は低速で逆走行
し、入金リジェクト集積部24の紙幣が一括して破線で
示すように外部方向へ搬送される。補充口12aに近接
して設けられたフォトセンサP14が搬送される紙幣束
を検出(暗検出)するとタイマの設定時間後にモータM
12がOFFにされ、主搬送路の走行が停止される。紙
幣鑑査においてリジェクト券が存在しなければ指定金種
(千円札)入力額を当該収納箱(千円札収納箱〉の残量
の額より減算され、記憶される。リジェクト券が存在す
ればリジェクト回数分の指定金種(千円札)金額が演算
される。演算結果値がリジェクト収納箱の残量金額に加
算され、加算値が記憶される。演算値と指定枚数との加
算値が当該金種別収納箱の残量金額より減算され、結果
が記憶される。
上記の収納箱残高演算により残高が求められると入出金
装置の現在金額メモリより指定金額を減算して、その結
果、即ち、ATMの保有総金額を記憶する。この処理が
終わると内部モニタ5のキーボード5Cのモード切換ボ
タンが押され、通常取引モードに戻される。このとき、
通常取引モードランプが点灯され、入出金装置2は初期
状態に戻る。
第28図は入出金の精算をし、かつ万円孔収納箱25及
び千円札収納箱26の紙幣を一括収納箱に転送する精査
モードの紙幣¥の流れを示しており、この精査モードの
説明が第29図(a)〜(C)のフローに示されている
。このフローによると、先ず内部モニタ5のキーボード
5cのモード切換(通常取引モード及び係員操作モード
切換)キーが押される。表示パネル5aの係員操作モー
ドランプが点灯する。次に、精査キーが押され、更に確
認キーが押される。このとき、モータM12が正転され
、主搬送路が駆動される。I!磁クラッチC1がONに
され、主搬送路が高速走行される。万円孔収納箱25に
紙幣¥が存在するかがチェックされる。万円孔が存在す
ると万円孔収納箱25が選択される。この後、万円孔に
対する精査動作が第30図<a)〜(C)のフローに従
って実行されるがこの精査動作については後述する。
万円孔の精査動作の後、千円札収納箱に紙幣¥が存在す
るかがチェックされ、YEYであれば千円収納箱が選択
される。次に、千円札に対して精査動作が行われる。
前記万円及び千円の精査動作においては、第30図(a
)に示すように、先ずバックアツプ板38及び押込み板
39を若干下降させるためにモータM7(M9)が正転
される。これは収納紙幣がバックアツプ板38の押し上
げ力によってホールド爪42.43に圧接された状態を
開放し、紙幣¥に傷をつけることなくホールド爪を収納
紙幣束から容易に離脱するためである。バックアツプ板
38の下降量はタイマにより設定されており、このタイ
マの時間が経過するとモータM7 (M9)が停止され
、ソレノイドS10.511(813,514)がON
にされ、ホールド爪42.43が開放される。この状態
で、モータM7 (M9)が逆転され、バックアツプ板
38及び押込み板39が上昇される。所定位置まで上昇
するとタイマが作動し、紙幣の取込み送出し開始するた
めにモータM6 (M8)が正転される。モータM6 
(M8)の正転により取込みローラ14aが回転し紙幣
を一枚ずつ送出す。このとき、フォトセンサP11 (
Pl 2)が紙幣の通過を検出し、検出信号によって通
過枚数がカウントされる。収納箱2526から出金され
た紙幣は主搬送路によって紙幣鑑査部18に搬送される
。搬送紙幣は紙幣鑑査部18によって金種、重ね取りが
判別される。これらの鑑査によって出金紙幣が正券であ
ると判断されるとゲートG3方向への通路を形成するた
めにゲートG2を右へ倒すようにソレノイドS3がOF
Fにされる。正券でないとその券はりジエクト券として
リジェクト収納箱36へ導くためにゲートG2は左に移
行するようにソレノイドS3が付勢される。このゲート
切換タイミングはフォトセンサP8による紙幣通過の検
出により決まる。
ゲートG3は紙幣¥を一括収納箱34に導くために左に
倒される。このゲートG3はプランジャソレノイドS4
が付勢されることにより駆動される。
この状態で、正券は一括収納箱34に順次収納される。
リジェクト券はゲートG2を介してリジェクト券収納箱
36に搬送されるときゲートG9を通るがこのゲートG
9は回収動作の時にのみ作動されるので進入リジェクト
券はそのままりジエクト券収納箱36へ搬入される。
収納箱25及び26は空になったかがチェックされる。
この空検知は空検知スイッチ5W11.5W16がON
になったか否かで判断される。収納箱が空でなければ収
納箱から送出される紙幣の枚数が所定枚数と一致するか
判断される。YESであると取込みモータ停止位置検知
用フォトセンサ5WIO(SWl5)が停止位置を検出
したかがチェックされる(暗検出)。YESで取込みモ
ータM6 (M8)が停止される。このとき、一括収納
箱34が選択され、収納動作が開始される。この収納動
作は第12図のフローと同様にして行われる。
指定収納箱が空になるとゲートG3がソレノイドS4を
OFFにすることにより右へ戻される。
空でないと第30図(a)の繰り出し枚数カウントフロ
ーに戻る。
第30図(C)のフローにおいてモータM7(M9)の
正転によりバックアツプ板38及び押込み板39が下降
する。これらが押込み位置まで下降するとスイッチSW
14 (SWl 9)がONする。
押込み位置検知に応答してモータM7 (M9)がOF
Fにされ、バックアツプ板38及び押込み板39の下降
が停止される。このとき、ソレノイド$10.811(
813,514)が0FF1.:され、ホールド爪が収
納箱内に復帰される。再び、モータM7 (M9)が逆
転され、バックアツプ板38及び押込み板39が上昇さ
れる。収納紙幣がホールド爪にぶつかるとバックアツプ
板38は停止する。押込み板39がガイド位置まで上昇
するとスイッチ5W13(SWl8)がONになる。こ
れにより、バックアツプ板38及び押込み板39を上昇
駆動しているモータM7 (M9)が停止し、精査動作
は完了する。
精査動作が完了すると、電磁クラッチC1がOFFにさ
れ、更にメーンモータM12がOFFにされる。これに
より、搬送路は停止する。次に、記憶部(7)の記憶内
容(第31図)に基づき第29図(b)に示すように万
円孔収納箱より吸い上げた枚数Pが現在高メモリの万円
孔収納箱収納枚数にセットされる。更に、千円札収納箱
より吸い上げた枚数Oが現在高メモリの千円札収納箱収
納枚数にセットされる。装置に対して入金された万円孔
の累計枚数が加算される (B=A+E+F)。また、
装置に対して入金された千円札の累計枚数が加算される
(L−A+D+F)。更に、装置に対して入金された五
千円札の累計枚数がセツトされる(N−C)。リジェク
ト券収納箱36にあるべき万円孔の枚数が計算される 
(V−L−P)。また、リジェクト券収納箱36にある
べき千円札の枚数が計算される(Ll−L−0)。累計
メモリエリアのA−N及びV、Uが印字装置にダンプさ
れ、記憶部はクリアされる。装填筒の万円孔収納枚数P
と千円札収納枚数Oとが突合される(照合)。リジェク
ト箱に収納された各金種の枚数とN、V、Llとが突合
される。照合が成立すると、新たな一括収納ユニットが
入出金装置2にセットされる。即ち、一括収納ユニット
27が新たな一括収納ユニットに交換される。モード切
換ボタンが押され、通常取引モードに戻される。通常取
引モードランプが点灯し、入出金装置は初期状態に戻り
待機する。
第32図は一括収納部27の一括収納箱34に収納され
た紙幣¥を金種別収納箱、即ち、万円孔収納箱25及び
千円札収納箱26に装填するときの紙幣¥の流れが示さ
れている。この装填では、既に装填されている一括収納
ユニット27の一括収納箱34に補充のための紙幣が存
在しない場合には空の一括収納ユニット27は入出金装
置2の後部から取出され、紙幣を一括収納している一括
収納箱34を有する一括収納ユニット27と交換される
装填においては、補充、精査等と同様に先ずモード切換
が行われる。即ち、第33図(a)のフローに示されて
いるように、内部モニタ5のキーボード5Cのモード切
換キーが押され、係員操作モードに設定される。このと
き、表示パネル5aの係員操作モードランプが点灯する
。次に、装填キーが押され装填モードが設定される。万
円孔の装填枚数を設定するために枚数入カキ−が押され
、テンキーより枚数が入力され、更に万円キーが押され
ると万円枚数が内部モニタ5のセグメント表示器5bに
表示され、更に累計メモリGに入力枚数が加算される。
千円札の装填枚数を設定するために枚数入カキ−が押さ
れ、テンキーより枚数が入力され、更に千円キーが押さ
れると千円枚数が内部モニタ5のセグメント表示器5b
に表示され、更に累計メモリFに入力枚数が加算される
。確認キーが押されると、モータM12が正転され、主
搬送路が駆動される。電磁クラッチC1がONにされ、
主搬送路が高速走行される。バックアツプ板38及び押
込み板39を若干下降させるためにモータM11がタイ
マ時間だけ正転される。このタイマ時間が経過するとモ
ータM11が停止され、更に、ソレノイド816.81
7がONにされ、ホールド爪42.43が開放される。
この状態で、モータM11が逆転され、バックアツプ板
38及び押込み板39が上昇される。所定位置まで上昇
するとタイマが作動し、紙幣の取込み繰り出しを開始す
るためにモータM10が正転される。モータMIOの正
転により取込みローラ14aが回転し紙幣が一枚ずつ一
括収納箱34から送出される。このとき、フォトセンサ
P13が紙幣の通過を検出し、検出信号によって通過枚
数がカウントされる。ソレノイドS5がONにされ、ゲ
ートG4が左へ倒される。従って、紙幣¥Gま紙幣1査
部18の方向に搬送される。
搬送紙幣は紙幣鑑査部18によって金種、重ね取りが判
別される。これらの鑑査によって出金紙幣が正券である
と判断されると万円孔収納箱25及び千円札収納箱26
の方向への通路を形成するためにゲートG1を右へ倒す
ようにソレノイドS2がONにされる。正券でないとそ
の券はりジエクト券としてリジェクト収納箱36へ導く
ためにゲートG1及びG2を左に倒すようにソレノイド
S2がOFFにされソレノイドS3がONにされる。ゲ
ートG1の切換タイミングはフォトセンサP8による紙
幣通過の検出により決まる。
金種別収納箱方向へ搬送される紙幣¥の金種が千円券か
万円券かが判定される。万円券であると万円券を万円孔
収納箱25に導くためにゲートG7が左へ倒れるように
ソレノイドS9がONにされる。このゲートG7の切換
タイミングはフォトセンサP11による紙幣¥の検出タ
イミングにより決まる。千円券であると千円券を千円札
収納箱20に導くためにゲートG8が左へ倒れるように
ソレノイド812がONにされる。このゲートG8の切
換タイミングはフォトセンサP12による紙幣¥の検出
タイミングにより決まる。フォトセンサPll及びP1
2の紙幣検出信号により万円券収納枚数及び千円券収納
枚数がカウントされる。
上記のようにして蚕分けられた紙幣は万円孔収納箱25
、千円札収納箱26及びリジェクト券収納箱36へ夫々
収納される。一括収納箱34が空か、収納枚数カウント
値が所定枚数に一致したかが紙幣が収納される毎に判定
される。いずれかがYESの判定となるとフォトセンサ
5W20が暗検出、即ち、一括収納箱取込み送込みモー
タ停止位置検知をなしたかが判定される。この判定がY
ESであると一括収納箱取込みモータM10が停止され
る。
このとき、収納動作のために入金リジェクト集積部24
または万円孔収納箱25が選択され、選択された収納箱
に対して収納動作が開始される。尚、一括収納箱34が
空になったときの収納動作は万円孔収納箱25及び千円
札収納箱26の両収納箱に対して同時に収納動作が開始
される。この収納動作は第12図のフローに従って実行
される。
一括収納箱34が空になるとドレノイドS3がOFFに
され、ゲートG2が元に戻される。空でなければ第33
図(b)のフローに戻る。更に、ゲートG4の復帰する
ためにソレノイドS5がOFFにされる。電磁クラッチ
C1がOFFにされ、モータM12がOFFにされ、主
搬送路が停止される。次に、モータM11が正転され、
バックアツプ板38及び押込み板39が下降される。押
込み板39が押込み位置まで下降するとスイッチ5W2
4がONする。押込み位置検知に応答してモータM11
が停止され、バックアツプ板38及び押込み板39の下
降が停止される。このとき、ソレノイド816.817
がOFFにされ、ホールド爪が収納箱内に復帰される。
再び、モータMllが逆転され、バックアツプ板38及
び押込み板39が上昇される。収納紙幣がホールド爪に
ぶつかるとバックアツプ板38は停止する。押込み板3
9がガイド位置まで上昇し、スイッチ5W23がONに
なと、バックアツプ板38及び押込み板39を上昇駆動
しているモータM11が停止する。
万円券収納箱への収納枚数が現在高メモリの万円券収納
枚数Pに加算され、その結果が記憶される。千円券収納
箱への収納枚数が現在高メモリの千円券収納枚数0に加
算され、その結果が記憶される。リジェクト券収納箱の
収納枚数が万円券入力枚数9及び千円券入力枚数でと万
円孔収納箱25および千円札収納箱26への収納枚数と
の減算値の和として算出され、算出値がQに加算され記
憶される。入出金現在高メモリR及びSの値にQ及びf
が夫々加算されて新しい現在高が求められ、この額が記
憶される。この処理の完了後に、モード切換ボタンが押
され、入出金装置が通常取引モードに戻される。
第34図はグループリサイクル装置11より葉単位(紙
幣一枚ずつ)で補充される場合の紙幣の流れを実線矢印
で示している。この実施例によるとATMIの後方を自
走するグループリサイクル装置11が入出金装置2に結
合されることにより葉単位での補充が開始される。この
グループリサイクル装置11としては、例えば特願昭5
9−97915に記載されている葉単位で紙幣を補充す
る装置が用いられる。即ち、グループリサイクル装置1
1より、例えば万円孔が入出金装置2に補充されるとこ
の紙幣は実線矢印で示されるようにゲートG3及びG4
を介して紙幣鑑査部18に導かれる。この紙幣鑑査部1
8を介した紙幣はゲートG1を介して万円孔収納箱25
に搬送され、ゲートG7により万円孔収納箱25に収納
される。
上記第34図の実施例では葉単位でクループリサイクル
が行われているが補充紙幣を束として搬入することがで
きる。この場合には、第23図の実施例と同様なルート
で紙幣束が搬入され、紙幣補充が行われる。この場合、
グループリサイクル装置11としては第35図に示す紙
幣束自動補充装置が用いられる。この装置はモータ13
2によって駆動されレール115上を自走可能な駆動車
131が装着された下部ユニット130aとこの下部ユ
ニット130aの上部に載置された上部ユニット130
bで構成される移動台車114を備えている。上部ユニ
ット130bは昇降用モータ139とそれに連動するピ
ニオンギヤ140とラックギヤ41により下部ユニット
130aに対して上下に昇降可能となっている。また、
上部ユニット30bにはリサイクル制御装置136及び
操作キーボード143並びに液晶ディスプレイ144が
内蔵されている。更に、光通信型送受信器150が設け
られ、これは各ATVに設けられている送受信器と光通
信を行ないグループリサイクル装置11の移動台車11
4の自走、停止等の制御信号を送受信する。
上部ユニット130aの上には進退駆動モータ142に
よって前後に移動できる移動金庫ユニット100が設け
られる。この移動金庫ユニット100には、モータ10
2によって正逆転される搬送ベルト101が設けられる
。この搬送ベルト101にたわみ用ゴムローラ105に
よって紙幣束が送込まれる。搬送ベルト101 とゴム
ローラ104との間に〇−タリーソレノイド103によ
って駆動されるカッタ104が配設される。このカッタ
104は紙幣束の帯封を切断するために設けられている
。この帯封の切断のとき紙幣束がゴムローラ105の押
し力によりたわめられ、このたわみを利用して帯封がカ
ッタ104によって切断される。このために搬送ベルト
101とゴムローラ105とは独立して駆動されるよう
に構成されている。帯封付紙幣束(100枚束または補
充用として1000枚束)106がバックアップ108
の上に載置される。バックアップ108は上昇用スプリ
ング109によって上方へ付勢されており、100枚束
を8束載置できる。紙幣束押出し爪107は紙幣束10
6を一束ずつゴムローラ105に送り出すように駆動さ
れる。
上記グループリサイクル装置11は補充を必要とするA
TVに移動されると移動金庫ユニットから紙幣束、例え
ば−万円紙幣束が帯封を切って入出金装置2の後部補充
口2aから補充される。補充口2aから補充された紙幣
束は第23図に示すように低速で走行する搬送路ベルト
によって入出金ロホッパ13に搬送される。この入出金
ロホツパ13の紙幣束は一枚ずつ繰り出され紙幣鑑査部
18を介して万円孔収納箱25に搬送され、その収納箱
25に補充される。
一部吸出し、精査または装填の場合には、100枚単位
で移動金庫ユニットに対して紙幣の受渡しが行われる。
この場合、受けるときには100枚紙幣が束で移動金庫
内に引入れるようにできる。
上記のような入出金装置において紙幣の搬送中に搬送路
において紙幣がジャムることがある。この場合に入出金
装置の内部を開放してジャムを解除するのでは無人自動
化が達成できない。しかし、この発明によるとジャムを
も自動的に解除できる。
なぜならば、この発明によると搬送系において次のよう
な3つの特徴があることによる。即ち、1゜紙幣が束の
状態で搬送でき、20束搬送は低速で行われ、3.低速
搬送は正、逆の両方向に行なえる。これらの特徴を利用
することによりジャムを自動的に解除できる。
ジャムは大体にしてゲート近くで発生するがこのゲート
前には紙幣の通過を検知し、ゲートの作動タイミングを
取るためフォトセンサ等で構成される紙幣検知器(紙幣
センサ)が設けられている。このセンサがゲートでの紙
幣の詰まり、即ち、ジャムを検出するために利用される
。即ち、搬送中の紙幣は所定の時間でセンサを通過する
がゲートに紙幣が詰り、センサの位置まで滞留した時に
はセンサは紙幣の検知時間が長くなり、この検知時間長
によりジャムの発生が判断される。また、別の方法とし
てシフト制御と言われるジャム検出法がある。これは隣
接する2つのセンサの間を所定時間で紙幣が搬送されて
いることを確認する方法である。この方法では、フォト
センサが暗検出のときにジャムを検出するのではなく、
前のセンサを通過した紙幣が所定時間内に次のセンサに
まで到着しないことをジャム発生と判断される。従って
、このジャム検出は明検出となる。
第36図乃至第39図はジャム発生及びその解除を示し
ている。第36図では上下搬送ベルトB1、B2に挟持
されて搬送される紙幣がゲートGに衝突し、このゲート
で紙幣が二、三枚詰った状態が示されている。この時、
前述したセンサによりジャム発生が検出される。このジ
ャム検出に応答して搬送ベルトB1、B2が逆方向に所
定時間だけ走行され、紙幣¥がゲートGから退避される
(第37図)。この場合、逆転時間は必要最少限に決め
られる。次に、ゲートGが搬送ベルトより下に移動され
る(第38図)。再び、搬送ベルトB1、B2が紙幣搬
送方向に走行される(第39図)。このとき、ジャムつ
だ紙幣はゲートを通過して搬送されることになり、ジャ
ムは自動的に解除される。
このジャムに関して、入金取引の場合には入金者が入金
取引を成立しないうちにジャムが発生した場合にはゲー
トが人出余日へ向けられる。これに対して、出金取引に
おいては、取引が成立しないうちにジャムが発生した場
合にはゲートが紙幣をリジェクト収納箱へ回収するよう
に作動する。
しかしながら、第37図の状態の後、ゲートGが位置し
ている方向、即ち、図において下側方向にジャムっだ紙
幣を搬送したい場1は、ゲートGの状態を変えなくても
搬送系が100枚の束を通過できるように構成されてい
るのでジャムつた紙幣は無理なくゲートGを通過するこ
とができる。
上記実施例においては紙幣の搬送状態を検知するために
各所にセンサが設けられているが互いに接近しているゲ
ート、例えばゲートG4、G5、G6に対しては1つの
センサでゲートタイミングを取るようにしている。この
ように共通センサとするとコストの低減に役立ち好まし
いがこれら接近ゲートに対しても個々にセンサを設けて
も良い。
[発明の効果] この発明によると、外部補充機能が設けられているので
必要頻度の高い紙幣が不足すると直ちに補充することが
でき顧客に対するサービスの向上が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に従った循環式入出金装置
を用いた自動取引装置の斜視図、第2図は第1図の自動
取引装置のブロック回路図、第3図は入出金装置の内部
構成を概略的に示す図、第4図は入出金装置のブロッ回
路図、第5図は第3図の入出金装置の機械的な回路図、
第6図(a)及び(1))は第5図に示された各種部材
の機能・動作を説明した図、第7図は内部モニタの斜視
図、第8図は入金動作時の紙幣の流れを示す入出金装置
の概略内部構造の図、第9図(a)〜(d)は紙幣束排
出動作における一時保管部の概略構造図、第10図はり
ジエクト紙幣の排出動作における入金リジェクト集積部
の概略構造図、第11図(a)〜(j)は入金動作を説
明するフローチャート図、第12図は収納箱の収納動作
を説明するフローチャート図、第13図は一時保管部か
ら入出金ロホッパへの紙幣束の搬送流れを示す入出金装
置の概略構造図、第14図は収納動作における紙幣の流
れを示す入出金装置の概略構造図、第15図(a)〜(
e)は収納動作における収納箱の作動図、第16図は一
括収納部の側面の概略構造図、第17図は一括収納部の
平面の概略構造図、第18図は出金モードにおける紙幣
の流れを示す入出金装置の概略構造図、第19図(a)
〜<C>は出金モードのフローチャート図、第20図(
a)〜(C)は出金モードにおける出金動作サブルーチ
ンを示す図1、第21図(a)〜(f>は出金動作にお
ける収納箱の作動図、第22図は回収動作における紙幣
の流れを示す入出金装置の概略構造図、第23図は外部
補充モードにおける紙幣の流れを示す入出金装置の概略
構造図、第24図は主搬送路駆動機構の図、第25図(
a)〜(f)は外部補充モードのフローチャート図、第
26図は一部吸上しモードにおける紙幣の流れを示す入
出金装置の概略構造図、第27図(a)〜(f)は一部
吸上げモードのフローチャート図、第28図は精査モー
ドにおける紙幣の流れを示す入出金装置の概略構造図、
第29図(a)〜(C)は精査モードのフローチャート
図、第30図(a)〜(c)は精査動作サブルーチン図
、第31図は記憶部の記憶内容を示す図、第32図は装
填モードにおける紙幣の流れを示す入出金装置の概略構
造図、第33図(a)〜(6)は精査モードのフローチ
ャート図、第34図は外部補充における紙幣の流れを示
す入出金装置の概略構造図、第35図はグループリサイ
クル装置の概略構成図、そして第36図ないし第39図
はジャム自動解除を説明するための搬送路の図である。 1・・・ATM、2・・・入出金装置、5・・・内部モ
ニタ、11・・・グループリサイクル用自走台車装置、
12・・・人出金口扉、13・・・入出金口ホッパ、1
4.14a・・・取込みローラ、17・・・バックアツ
プ板、18・・・紙幣鑑査部、23・・・一時保管部、
24・・・入金リジェクト集積部、25・・・万円孔収
納箱、26・・・千円札収納箱、27・・・一括収納部
、34・・・一括収納箱、35・・・回収収納箱、36
・・・リジエク1券収納箱、01〜G9・・・ゲート、
P1〜P14・・・センサ、SW1〜5W25・・・検
知スイッチ、$1〜S17・・・ソレノイド、M1〜M
12・・・モータ、C1、C2・・・電磁クラッチ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第11図 第11図 第11図 第15図 第16図 (C) 第19図 第20図 (c) 第20図 (a)               (b)(C) 第21図 第27図 第27図 第27図 (d) 第27図 第27図 (f) 第27図 (a) 第290 (b) 第29図 第30図 第30図 第31図 33図 弔 3z (b) 第 33  ’:a 第33図 (d) 第33図 (e) 第33図 第35図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紙幣補充モードを設定する手段と、受入れられる
    紙幣を金種別に収納する金種別紙幣収納部と、前記紙幣
    収納部の紙幣を出金紙幣として繰り出す紙幣繰出手段と
    、前記補充モード設定による補充指令に従って外部から
    補充紙幣を受入れる外部受入れ手段と、前記外部受入れ
    手段から搬入された補充紙幣を前記金種別紙幣収納部に
    送込む手段とで構成される循環式入出金装置。
  2. (2)前記外部受入れ手段は補充紙幣を束として受入れ
    る手段である特許請求の範囲第1項に記載の循環式入出
    金装置。
JP60126611A 1985-06-11 1985-06-11 循環式入出金装置 Pending JPS61287633A (ja)

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