JPS61287092A - 磁気記録再生装置のシヤ−シ構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気記録再生装置のシャーシ構造に係り、特
に軽量化が必要とされるボータプルタイプの磁気記録再
生装置に好適なシャーシ構造に関する。

（発明の背景〕 一般にテープカセットを用いて信号の記録再生を行うヘ
リカルスキャン方式の磁気記録再生装置においては、リ
ールを回転させてリールに巻回された磁気テープを所定
方向へ走行させるテープ走行機構と、テープカセットか
ら磁気テープを引出して磁気ヘッドの周囲のテープ走行
経路にローディングするテープローディング機構とが用
いられており、これらテープ走行機構とテープローディ
ング機構の主要構成部品はシャーシの水平面に取付けら
れ、また磁気ヘッドを搭載したシリンダは該シャーシの
傾斜面に取付けられている。

第２図は、かかるヘリカルスキャン方式の磁気記録再生
装置の代表例を示す概略平面図であり、磁気テープのロ
ーディング状態を示している。同図において、１はシャ
ーシ、２は供給リール３及び巻取リール４を内蔵するテ
ープカセット、５゜６は固定ガイド、７はテンションピ
ン、８は全幅消去ヘッド、９はインピーダンスローラ、
１０は入側テープ引出し体で、該入側テープ引出し体１
０にはローディングポスト１１．１２が設置されている
。１３は磁気ヘッド（図示せず）を搭載したシリンダ、
１４はローディングポスト１５゜１６を設置した出側テ
ープ引出し体、１７はオーディオコントロールヘッド、
１８は固定ガイド、１９はピンチローラ、２０はキャプ
スタン、２１は磁気テープである。

入側及び出側テープ引出し体１０，１４、並びにテンシ
ョンピン７は、アンローディング状態においてそれぞれ
の符号にダッシュを付けた位置にあり、一方、両リール
３．４間に巻回された磁気テープは２点鎖線２１′で示
すようにテープカセット２の前面に張架されている。こ
の状態でローディングが開始されると、入側テープ引出
し体１０′はシャーシ１の水平面に対して磁気テープ２
１′を上昇させるように移動し、出側テープ引出し体１
４′はシャーシ１の水平面に平行に移動し、それぞれキ
ャッチャ（図示せず）によって第２図の実線で示す位置
に停止・保持される。かかるローディング動作によって
、磁気テープ２１は、テープカセット２内の供給リール
３から引出され、固定ガイド５．テンションピン７、固
定ガイド６゜゛　全幅消去ヘッド８．インピーダンスロ
ーラ９．入側のローディングポスト１１．１２．　　シ
リンダ１３、出側のローディングポスト１５．１６．オ
ーディオコントロールへラド１フ、固定ガイド１８と順
次接触摺動し、ピンチローラ１９とキャプスタン２０に
より駆動されて、テープカセット２内の巻取りリール４
に収納される０図から明らかなように、磁気テープ２１
はシリンダ１３の外周に約１８０°にわたって巻装され
、シリンダ１３に搭載された磁気ヘッドが磁気テープ２
１をヘリカルスキャンすることにより、映像信号等の広
帯域信号の記録再生が行われる。

ところで、上記したテープパスのようにテープ引出し体
１０をシャーシ１の水平面に対して上昇させたり、ある
いはこれとは反対に下降させる場合、従来は特開昭５５
−１６０３６２号公報に記載されているように、テープ
案内体１０をガイドするガイドブロックをシャーシ１と
は別に形成し、しかる後に該ガイドブロックをシャーシ
１上に適宜固着手段を用いて取付けるシャーシ構造が採
用されている。以下、かかる従来のシャーシ構造の詳細
を第３図の分解斜視図を基に説明する。

第３図において、２２．２３はガイドブロック、２４．
２５は板バネ、２６．２７はキャッチャ、２８．２９．
３０．３１．３２はネジであり、第２図に対応する部分
には同一符号が付けである。

シャーシ１はアルミニウム等の比較的軽量な金属板材か
らなり、該シャーシ１の所定位置にはシリンダ１３を傾
斜状態に支持するための傾斜面１ａが形成され、この傾
斜面１ａを跨いでその両側にはガイド溝３３．３４が穿
設され、さらにこれらガイド溝３３．３４の周囲には複
数のネジ六１ｂが形成されている。これら傾斜面１ａ、
ガイド溝３３．３４、及び各ネジ六１ｂは、アルミニウ
ム等の板金から絞り加工や押抜き加工により一体に形成
され、シャーシ１を構成している。一方、ガイドブロッ
ク２２．２３は、ダイカスト成形やプレス加工等により
上記シャーシ１とは別個に形成され、ネジ２８を各ネジ
六１ｂに螺入することによりガイド溝３３の両側に固着
されるようになっている。このように両ガイドプロッタ
２２．２３をガイド溝３３の両側に固着することにより
、当該ガイド溝３３はシャーシ１の水平面に対して次第
に上昇する溝となり、この溝に入側テープ引出し体１０
が板バネ２５を介してネジ３０により摺動可能に嵌合さ
れる。

また、出側テープ引出し体１４は他方のガイド溝３４に
板バネ２４を介してネジ２９により摺動可能に嵌合され
、両ガイド溝３３．３４の傾斜面ｌａ寄り端部には、キ
ャッチャ２６．２７がそれぞれネジ３１．３２によりシ
ャーシ１上に固着される。これらキャッチャ２６．２７
は、先に説明したように、両テープ引出し体１０．１４
を所定のローディング位置に停止・保持するものである
。

さらに、シリンダ１３は傾斜面１ａに図示せぬネジで固
着され、シャーシ１上に傾斜状態で取付けられる。

このように構成されることにより、前記のテープローデ
ィング動作が行われるが、かかる従来のシャーシ構造に
あっては、シャーシ１と別個にガイドブロック２２．２
３やキャッチャ２６．２７等を形成した後、こられをネ
ジ化めすることにより一体化してなるため、部品点数が
多く、コストの低減化の妨げとなっていた。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、コストの
低減化を図れるとともに剛性上も優れた磁気記録再生装
置のシャーシ構造を提供するにある。

〔発明の概要〕

この目的を達成するために、本発明は、シリンダを傾斜
状態に支持するための傾斜部とテープ引出し体を斜めに
案内するためのガイド部とを、シャーシからの絞り加工
によってそれぞれシャーシと一体形成するようにした点
に特徴がある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は、本発明による磁気記録再生装置のシャーシ構
造の一実施例を示す分解斜視図であって、ｌｃ、ｌｄは
ガイド部であり、第３図に対応する部分には同一符号を
付けである。

第１図において、シャーシ１はアルミニウム等の比較的
軽量な金属部材からなり、該シャーシ１の所定位置には
一対のガイド溝３３．３４が押抜き加工により穿設され
るとともに、一方のガイド溝３３の両側周縁と両ガイド
溝３３．３４の中間位置には、傾斜面を有する一対のガ
イド部１ｃ。

ｌｄと傾斜部１ａとがそれぞれ絞り加工により張出し成
形されている。これらガイド部１ｃ、ｌｄは第３図で説
明した従来のガイドプロッタにそれぞれ相当し、ガイド
溝３３に摺動可能に取付けられた入側テープ引出し体１
０は、ガイド部１ｃ。

１ｄによってシャーシ１の水平面に対して上昇するよう
に案内される。その他の構成は、既述した従来例と同様
であるため、その説明は省略する。

このように、傾斜部１ａやガイド部１ｃ、ｌｄ及びガイ
ド溝３３．３４等を有するシャーシ１を絞り加工や押抜
き加工等のプレス加工により一体形成してなるため、別
個部品としてシャーシに固着していた従来のガイドブロ
ックを削除でき、部品コストや組立コストの低減化が図
れる。また、傾斜部１ａとガイド部１ｃ、ｌｄを絞り加
工する際に加工硬化を伴うため、従来技術に比べて特に
ガイド溝３３近傍の剛性を高めることができ、それ故、
シャーシ１の板厚を薄くして重量の低減化やコストの低
減化が図れる。

なお、上記一実施例にあっては、入側テープ引出し体１
０をシャーシ１の水平面に対して上昇させるガイド部１
ｃ、ｌｄについて説明したが、本発明は入側テープ引出
し体１０をシャーシ１の水平目面に対して下降させるテ
ープバスにも適用可能であり、さらに、テープローデン
グ機構によってはガイド部１ｃ、ｌｄを両ガイド溝３３
，３４の側部周縁に一体形成し、これらガイド部により
入側テープ引出し体１０と出側テープ引出し体１４とを
案内するようにしても良い。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、従来、別部品と
して組立てられていたテープ引出し体の案内用ガイドブ
ロックを削除できるため、部品コストや組立てコストを
低減化でき、しかも、ガイド部や傾斜部近傍の剛性を絞
り加工の際の加工硬化により高めることができるため、
重量の低減化や材料コストの低減化に有利であり、上部
従来技術の欠点を除いて優れた磁気記録再生装置のシャ
ーシ構造を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気記録再生装置のシャーシ構造
の一実施例を示す分解斜視図、第２図は本発明が対象と
する磁気記録再生装置の概略平面図、第３図は従来の磁
気記録再生装置のシャーシ構造を示す分解斜視図である
。 １・・・・・・シャーシ、１ａ・・・・・・傾斜部、ｌ
ｃ、ｌｄ・・・・・・ガイド部、２・・・・・・テープ
カセット、３・・・・・・供給リール、４・・・・・・
巻取リール、１０・・・・・・入側テープ引出し体、１
１．１２．１５．１６・・・・・・ローディングポスト
、１３・・・・・・シリンダ、１４・・・・・・出側テ
ープ引出し体、２１・・・・・・磁気テープ。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 板金のプレス加工により形成されたシャーシと該シャー
   シ上に支持されたシリンダと、前記シャーシの水平面に
   対して斜めに移動可能なテープ引出し体とを備え、２個
   のリール間に巻回した磁気テープを前記テープ引出し体
   によりテープ収納位置から引出して、磁気ヘッドを搭載
   した前記シリンダに所定角度添接するようにした磁気記
   録再生装置において、前記シャーシに、前記シリンダを
   傾斜状態に支持する傾斜部と前記テープ引出し体を斜め
   に案内するガイド部とをそれぞれ絞り加工により一体形
   成するようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置の
   シャーシ構造。