JPS61286302A - 砕砂からなる農薬用担体 - Google Patents

砕砂からなる農薬用担体

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JPS61286302A
JPS61286302A JP12964685A JP12964685A JPS61286302A JP S61286302 A JPS61286302 A JP S61286302A JP 12964685 A JP12964685 A JP 12964685A JP 12964685 A JP12964685 A JP 12964685A JP S61286302 A JPS61286302 A JP S61286302A
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carrier
agricultural chemical
sand
crusher
particle size
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JP12964685A
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Hisashi Obayashi
久 大林
Sosuke Naito
壮介 内藤
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KANSAI JIYARI KK
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
KANSAI JIYARI KK
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、農薬用担体及び農薬組成物に関する。
本発明の農薬用担体は、例えば殺虫剤、殺菌剤、除草剤
、植物生長調整剤等の農薬製剤、特に粒剤、粉粒剤の担
体原料として用いられる。
本発明の農薬組成物は、栽培作物用及び家庭園芸用の殺
虫剤、轟昼−−殺菌剤、除草剤、植物生長調整剤として
用いられる。
従来の技髄 今まで農薬担体として例えば川砂(珪石)、長石。
タルク、葉ロウ石、軽石、硅藻土、ベントナイト、酸性
白土、パイロフィライトなどの天然鉱物やンヤモット煉
瓦屑1発泡セメント屑などの人工焼成物の他、炭酸カル
シウム等が用いられてきている。
とりわけ、天然鉱物、特に川砂は農薬製剤、例えば粒剤
、粉粒剤、粉剤等の担体原料として一般に広く用いられ
ている。
Iが解決しようとする問題点 農薬用担体として川砂を用いた場合、川砂の農薬活性成
分の吸着力が小さく、他の担体に比較して同量の農薬活
性成分を吸着させるには極めて多量の川砂が必要となり
、また農薬活性成分によっては農薬製剤の剥離率が大き
く、施用時にドリフトが生じる等の問題点がある。その
上、最近、川砂の採取が河川法で厳しく制限され、県外
移動も禁止されたので入手が極めて制約され川砂を担体
原料とする農薬製剤の生産が著しく困難となってきてい
る。
酸性白土、ベントナイトは吸着力が強く、これらを担体
として用いた場合、農薬活性成分を吸着分解させたり、
吸着したまま容易に脱着(溶出)しない等の問題点があ
る。
長石9葉ロウ石は、硬度が小さく、均一な粒度を有する
担体、特に粒剤や粉粒剤用担体の製造がむつかしい。さ
らに農薬活性成分と混合して粒状もしくは粉粒状の農薬
製剤を製造する際、担体粒子がさらに砕けて細かくなり
、均一な品質の製剤が得られない等満足できるものでは
ない。又これらの鉱物は産出量が少なく、同一品質の原
石を多量に得ることは極めて困難であり、工業的製造に
は適当ではない。
ケイソウ土は、長石以」二に硬度が小さく、極めて壊れ
やすいので、均一な粒度を有する担体特に粒剤、粉粒剤
用担体の製造は困難である。
軽石は、吸油能力に優れるので、液状の農薬活性成分の
担体として用いられるが、極めてかさ高く(比重が小さ
い)、製造や運搬が困難であるとともに、得られる製剤
はドリフトが生じるなどの問題点がある。
パイロフィライトは軽石に比べてさらに軽くてかさ高い
ので軽石より一層製造や運搬が困難で、ドリフト等の問
題から使用しにくい。
炭酸カルシウムやクルクは、アルカリ性であるため、農
薬活性成分を分解させることもあり、特殊な農薬活性成
分にしか使用できない。
シャモット煉瓦屑や発泡セメント屑などの人工焼成物は
、農薬活性成分の種類によっては活性成分を分解させる
こともあり、限られた種類の農薬活性成分にしか使用で
きずしかも天然鉱物に比べて極めて高価であるため、農
薬用担体としてはまだ満足すべきものとはいえない。
問題点を解決するための手段 本発明者等は、従来から用いられてきた農薬用担体のも
つ欠点を克服すべく、新しい農薬用担体について鋭意研
究を重ねていたところ、道路、コンクリート、鉄道道床
用等の砕骨材製造時に生じる砕砂が意外にも農薬製剤の
ための理想的な担体であることを見い出し、さらにこれ
らの知見に基づき研究を重ねた結果、本発明を完成した
即ち、本発明は、 (1)粒度が9メツシュを通過し、150メツシュを通
過しない砕砂からなる農薬用担体及び(2)粒度が9メ
ツシュを通過し、150メツンユを通過しない砕砂に農
薬活性成分を担持させたことを特徴とする農薬組成物に
関する。
これまで砕骨材製造時に生じる砕砂(ダスト)は用途が
なく、癲棄されていたが、このうち粒度が9メツシュの
ふるいを通過し、150メツシュのふるいを通過しない
砕砂に限って下記に示されるように農薬用担体として極
めて優れた特徴を有している。
本発明の粒度が9メツシュを通過し、+50メツシコを
通過しない砕砂からなる農薬用担体(以下本発明担体と
略記することもある)は、■ 農薬活性成分を安定に担
持する、 ■ 農薬活性成分の吸着量が大きく、しかも施用時の脱
着率(溶出率)が高い、 ■ 本発明担体から得られる農薬組成物は剥離率が小さ
く、施用時のドリフトが少ない、■ 農薬活性成分と混
合して農薬製剤を製造する際、担体粒子の破壊による粒
度の変化はほとんどみられず、均−粒度及び品質の製剤
の製造が容易である、 ■ 均一な粒度1品質の砕砂(特に粒剤、粉粒剤)が容
易に製造でき保存や運搬中でも安定である、 ■ 原料鉱石が多量に存在し、大量生産が可能で生産コ
ストが安い(川砂の1/3程度)、等の優れた特徴を有
している。
本発明担体に農薬活性成分を担持せしめた農薬組成物、
即ち粒度が9メツシュを通過し、150メツシュを通過
しない砕砂に農薬活性成分を担持させたことを特徴とす
る農薬組成物(以下本発明組成物と略記することもある
)は、 ■ 安定で長期間の保存や運搬に耐える、■ 農薬活性
成分の吸着量が大きく、しかも施用時には脱着率(溶出
率)が高いので、農薬活性成分の無駄がない、 ■ 剥離率が小さく施用時のドリフトが少ない、■ 均
一粒度、均一品質の製剤(特に粒剤、粉粒剤)の製造が
容易である、 ■ 生産コストが安い、 等の優れた特徴を有している。
本発明担体は、砕骨材(例えばコンクリート用砕骨拐)
製造方法と同様の方法により製造される。
粒度が9メツンコを通過し、150メツシコを通過12
ない砕砂の原料鉱石(原石)は、砕骨祠用と同様のもの
が用いられ、例えば玄武岩、安山岩、砂岩。
石英班岩またはこれに桑する石質を有するものが用いら
れる。原石は表土、その他の不純物を例えば、スカルピ
ングスクリーン、リプルフロー型ス採取された原石は泥
抜き等により不純物を除去したのち、公知の粉砕機例え
ばショークラッシャー(大塊破砕用クラッシャー)、コ
ーンクラッシャー(中割用クラッシャー)、インペラー
ブレーカ(細割用クラッシャー)等を用いて順次細かく
砕いた後、エアセパレーターで分級することにより目的
の9メツシュのふるいを通過し、150メツシュのふる
いを通過しない砕砂、即ち粒子径0.1mmから2.0
mmの砕砂が得られる。9メツシュのふるいを通過し、
150メツシュのふるいを通過しない、即ち粒子径0.
1 mmから2.0mmの砕砂は、第1図に示すように
ある特定の粒子径において一定の実績率を有しているの
で、川砂とは容易に区別できる。実績率は下記の実験例
で示される方法によって測定される。
…1 実績率試験法−突棒による方法−(、ll5A1104
に準する) [I]試験方法 (1)試、験用器具 1、はかり、試料の重量の02%まで量りとれるもの。
28容 器:内面を機械仕上げした金属製の円筒で、水
密で十分強固なものとし、 容器には取扱いに便利なようにとり 手をつける。
容器の寸法 3、突き棒:直径16mm、長さ50cmの丸網とし、
その先端を半球状にしたもの。
4、定温乾燥器 (2)試料の量 試料は気乾状態(表面水がない状態のもの)で十分混合
したものを用いる。
(3)試験手順 1、容器に水を満たし、その重量をはかって、容器の容
積を正確に算定する(V)。
2、試料を容器の173まで入れ、上面を指でならし突
き棒で25回均等に突く(底を突かないようにする)。
3、つぎに容器の2/3まで試料を入れ25回突く。
4、最後に容器からあふれるまで試料を入れ、25回突
くゝ。
82層目3層目は前層に達する程度まで突く。
5、を9抑表面をならす。
余分の試料を突き棒を定規として上面をならす。
6、容器中の試料の重量を量る(W+)。
7、手順−6の試料を縮分して(約500g)含水率測
定のための試料を調整し、正確に量る(W、)。
8、含水率測定用試料(W2)を100〜110℃で定
重量となるまで乾燥したのち、室温まで冷やし、その重
量を量る(W3)。
9 以上の試験を繰り返す。
(4)計算 2回の試験の結果は、次の式によって計算する。
それぞれ有効数字4けたまで求め、これを丸めて有効数
字3けたとし、これらを平均する。ただし、平均値から
の偏差は平均値の0.5%以下でなければならない。
(kg/12またはkg/m3) ■ :容器の容器(12) W、・試料の重量(kg) Q 、試料の吸水率(%) DS、試料の表乾比重 (Q、Dsの値は、ITS  A1109に規定する方
法により求める) [TI]  供試ザンプル 川砂;吉野用産、淀用産及び霞ケ浦産用砂砕砂、兵庫県
飾磨郡男鹿島産及び大阪府高規市産砕砂 供試ザンプルの平均粒子径(mm)、 1.5; 0.
855;0.605.0.4; 0.23のものを使用
吉野用産及び淀用産川砂のサンプル数はそれぞれ2個、
霞ケ浦産用産川砂はサンプル数1g、兵庫県飾磨郡男鹿
島産砕砂のサンプル数は3個、大阪府高規市産砕砂のサ
ンプル数は2個用いた。
[TII]  結果 結果を第1図に示す。
このようにして得られる9メツンコを通過し150メツ
ンコを通過しない砕砂(」、このまま又は例えば植物性
粉末(たとえば大豆粉1タバコ粉、小麦粉、木粉など)
、鉱物性粉末(たとえばかおりん。
ベントナイト、酸性白土などのクレイ類、滑石粉。
ロウ石粉などのタルク類、珪藻土、雲母粉などのシリカ
類など)さらにアルミナ、硫黄粉末、リン酸カルシウム
、活性炭などの固体担体の1種または2種以上と適宜の
割合で混合し、本発明の担体として用いてもよい。これ
らの添加される固体担体は適宜の大きさに粉砕されて用
いられる。
本発明組成物(J1本発明担体と農薬活性成分、例えば
、各種の殺虫化合物、殺菌化合物、除草化合物1植物生
長調整化合物等とを混合し、所要の場合はさらに結合剤
、界面活性剤、酸化防止剤、流動助剤、湿潤剤、粘しよ
う剤、安定剤などを添加することにより製造される。
これらの殺虫、殺菌、除草、植物生長調整化合物は、1
種または2種以上適宜の割合で混合して用=11− いても良い。本発明組成物に用いられる殺虫、殺菌、除
草、植物生長調整化合物を具体的に示せば、例えば、 N−アセデルホスホロア  (アセフェ−1・)ミドチ
オール酸 O,S −ジメチル 1.3−ビス(カルバモ   (カルタツプイルヂオ)
−2−(N、     塩酸塩)N−ンメチルアミノ)
プ ロパン塩酸塩 チオリン酸 o、p−ン   (CYAP)アノフェニ
ル−0,0− ジメチル チオリン酸 0.0−ジ   (グイアジノン)エチル
−0−2−イソ プロピル−4−メチル −6−ピリミジニル チオリン酸 0.0−     (MEP)ジメチル−
0−4− ニトロ−m−)リル 一12= ジチオリン酸 S−(マラソン) 1.2−ヒス(エトキ シカルボニル)エチル 一〇、0−ジメヂル リン酸 2,2−ジク    (DDVP)ロロビニル
ージメヂル チオリン酸 0.0−     (MPP)ジメチル=
0−4− メヂルチオーm〜トリル ジチオリン酸 0.0−     (シバメトエート)
ジメチル−5−(N− メチルカルバモイルメ チル) チオリン酸 0−2.     (ECP)4−ジクロ
ロフェニル 一〇、0−ジエチル フェニルポスポノヂオ   (CYP)ン酸 o−p−
シアノ フェニル二〇−エチル チオリン酸 0−2.     (ピリタフェン3−ジ
ヒドロ−3−チオン) オキソ−2−フェニル −6−ピリダノニルー 0.0−ジメチル メチルカルバミド酸     (NAC)1−ナフチル ピレトリン1.ピレト    (ピレトリンリン■、ノ
ネリンI、      [除虫菊])シネリン■ ノヂオリン酸 Ol     (エチルヂオ0−ジエチ
ル−8−メトン) (2−エチルヂオエチ ル) 等の他、0−エチル−0−[1−(4−クロルフェニル
)ピラゾール−4−イル]−3−n−プロピルチオリン
酸 エステル、0−エチル−0−(1−フェニルピラゾ
ール−4−イル)−8−n−プロビルチオリン酸 エス
テル、S、S’−[2−(ジメヂ ・ルアミノ)トリメ
ヂレン]ビスーベンゼンヂオスルポネ−1・゛等の殺虫
化合物、例 えば、 5−メゾルー1.      (テトランクラ2.4−
トリアゾロ      ゾール)(3,4−b)ヘンゾ チアゾ−ル 4、 、5 、6 、7−テ       (フザライ
ド)トラクロロフタリド テトラクロロイソ      (TPN)フタロニトリ
ル エチレンビス(ジ      (マンネブ)チオカルバ
ミド酸) マンガン ペンタクロロフエ      (PCP)ノール ジヂオリン酸 0−      (EDDP)エチルー
S、S−ジ フェニル エチレンビス(ジヂ     (ジネブ)オカルバミド
酸)亜鉛 チオリン酸 S〜べ     (I BP)ノンルー0
.0−ジ イソプロピル 等の他、プラストサイジンS、MIPC,4,6〜例え
ば、 ジメチルチオカル      (オルソベンバミド酸 
S −o−カーブ) クロロベンジル ジメチルチオカル      (ベンチオカーブ)バミ
ド酸 5−p− クロロベンジル 3.4−ジクロロ力     (MCC)ルバニリド酸
メヂル m−クロロカルバニ     (IPC)リド酸イソプ
ロピル 2.4−ノクロロフ     (NIP)ユニルーp−
ニトロ フェニル−エーテル p−ニトロフェニル     (GNP)〜16− −2.4.6−ドリ クロロフエニル;エ ーチル m−メチルカルバニ     (フェンメゾイリド酸 
m−(メト       ファム)キシカルボニルア ミノ)フェニル オクタン酸 4−      (アイオキシニル)シア
ノ−2,6−ン ヨードフェニル 2.4−ジクロロ      (クロメトキンフェニル
−3−メ      ニル) トキシー4−ニトロ フェニル−エーテル 酢酸 2−sec−ブ     (DNBPA)チル−
4,6−ンニ トロフェニル 4−クロロ−0−)      (MCP)リルオキノ
酢酸 d、0.−2− (4−り      (MCPP)ロ
ウ−0−トリル オキソ)プロピオ ン酸 2−(α−ナフヂル     (ナプロパミド)オキシ
)−N、N− ジエチルプロピオ ンアミド 等の他、グリオザ−1・等の除草化合物、例えば1−ナ
フタレンアセトアミド、p−クロロフェノギノ酢酸等の
植物生長調整化合物等が用いられる。
さらに」二記化合物の他、一般に農薬として使用される
化合物例えば“農薬ハンドブック、1981年版”福永
−夫編9日本植物防疫協会費空記戦の殺虫。
殺菌、除草、植物生長調整化合物等も用いることができ
る。
本発明担体は、本発明組成物全体の995重量%以下、
好ましくは99重量%以下の割合で用いられる。
本発明組成物は、例えば造粒法(押出造粒法、転勤式造
粒法)、被覆法、吸着法等の自体公知の方法で製造され
、粒剤、粉粒剤、粉剤などの製剤、好ましくは粒剤、粉
粒剤として用いられる。
本発明組成物において(J、結合剤として、例えばグリ
セリン、ポリエチレングリコール(例、PEG600■
、PEG100O■、PEG600Pいずれも工注化成
社製)、PVA、CMC,アラビアゴム等が用いられ、
また乳化剤、展着剤、浸透剤。
分散剤などとして使用される界面活性剤としては、石(
Jん類、ポリオキシアルキルアリールエステル[F] 類(例、ノナール 、東邦化学社製)、アルギル硫酸塩
類(例、工−−ル10  、工=−ル400.花王アト
ラス社製)、アルキルスルホン酸塩類(例、■    
 ■ ネオゲン 、ネオゲンT 、第一工業製薬社製:ネ■ オペレックス 、花王アトラス社製)、ポリエヂレレン
グリコールエーチル類(例、ノニボール85宮ッ=ホー
>bl 00  、、/−ホーJl、=+ 600.E
洋(ヒ■ 我社製)、多価アルコールエステル類(例、トウイー:
/2o■、、ウィー、8o■、花王アトゥ7社製)など
が用いられる。
本発明組成物は、自体公知の方法により例えば各種植物
の茎葉等に直接散布するか、植物の根元や土壌に処理又
は種子に処理すること等により、本発明組成物に含まれ
る農薬活性成分に基づく殺虫、殺菌、除草または植物生
長調整効果が得られる。
なお以下に示す実施例、参考例、試験例中の1部」及び
「%」は、「重量部」及び1重量%」を示す。
実施例 以下に実施例をあげて、本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
実施例I 砂岩1tを原石にして、スカルピングスクリーン(川崎
重工社製)で−次の泥抜き、リプルフロー型スクリーン
で2次の泥抜きを行い、不純物を除去した。ついで得ら
れた原石をショークラッシャ一(神戸製綱社製)で大塊
破砕、コーンクラッシャー(犬塚鉄工社製)で中割りを
行なった。さらにインペラーブレーカ−(栗本鉄工社製
)で細割りを行ない、水洗、ついで乾燥後、エアーセパ
レーター(川崎重工社製)で分級し、9から32メツシ
ュの砕砂(9メツシュを通過し、32メツシュを通過し
ない砕砂を意味する。以下同様)350kg。
32から48メツシュの砕砂250kg、 48から7
0メツシュ砕砂170kgを得た。
実施例2 石英斑岩Itを原石にして、スカルピングスクリーン(
川崎重工社製)で−次の泥抜き、リプルフロー型スクリ
ーンでさらに2次の泥抜きを行なった。ついでショーク
ラッシャー(神戸製綱社製)で大塊破砕、コーンクラッ
シャー(大塚鉄工社製)で中割りをした後ロットミルで
粉砕し、クラッシャーファイヤーで石粉を集め、分級し
IOから48メ・・シーの砕砂4)6及び48から70
メツシュの砕砂210kgを得た。
実施例3 安山岩1tを原石にして、実施例2と同様にして48メ
ツンコから+50メッン、の砕砂500kg及び9から
48メツンユの砕砂270kgを得た。
実施例4 IOから48メツシコの砕砂965部、PAP(イソプ
ロピルアンドポスフェート、日本化学社製、以下同じ口
部、PEG  600(工注化成社製、以下同じ)05
部及びカルタップ塩酸塩原体2部を均一に混合し、常法
に従い粒剤を製造した。
実施例5 48から150メツンコの砕砂98.7部にバリダマイ
シンA原末0.3部及びPEG  6001部を均一に
混合し、常法に従い粉粒剤を製造した。
実施例6 10から48メツシュの砕砂97.5部とダイアンノン
原体2.5部とを均一に混合し、常法に従い粒剤を製造
した。
実施例7 IOから48メツシュの砕砂97,5部、アセフェート
原体2部に50°Cに加熱よう熔融したPEG1000
(工注化成社製、以下同じ)05部を加え、均一に混合
し、常法に従い粒剤を製造した。
実施例8 10から48メツシュの砕砂96部にMIPC粉砕原体
(200メツンコ通過品)25部及び700Cに加熱熔
融したPEG6000(工注化成社製。
以下同じ)1.5部を加えて均一に混合し、常法に従い
粒剤を製造した。
実施例9 IOから48メツツユの砕砂92.5部に85%リン酸
05部、PEG6000 2部及びカルタップ塩酸塩原
体5部を加えて80℃で十分混合した後冷却し常法に従
い粒剤を製造した。
実施例10 10から48メツシュの砕砂93部に70℃に加熱熔融
したステアリルアルコール2部とトリンクラゾール(商
品名;ビーム)5部を加えて混合し、常法に従い粒剤を
製造した。
実施例11 16から48メツツユの砕砂93部に75℃に加熱熔融
したステアリルアルコール2部とアセフェート原体5部
とを加えて十分混合し、常法に従って粒剤を製造した。
参考例1 300メツンユを通過する砕砂(関西砂利(株)製、以
下同じ)97.5部にカルタップ塩酸塩原体2部及びP
AP(日本化学社製)0.5部を加え、均一混合し、粉
剤を製造した。
参考例2 300メツシコを通過する砕砂43部、ホワイトカーボ
ン(徳山曹達社製)3部、ディクスゾールW−59(商
品名:第一工業製薬社製)4部及びカルバリル50部を
加え、均一混合し、水和剤を製造した。
参考例3 300メツシュを通過する砕砂95部PAPI部及びT
PN粉砕原体(200メツンコ通過品)4部を加え、均
一混合し、粉剤を製造した。
試験例1 剥離率の測定 測定装置は粉剤分散性測定装置[微粒剤F物理性規格試
験法(全購連農業技術センター作成、昭和48年2月)
に記載]を用いた。
試料10gを秤取し、これをグラスフィルター上に置き
、試料の表面をできるだけ平らにした。
試料を入れたグラスフィルターを定位置に設定し、接続
部分をすべて接続した後、コンプレツサーのバルブをひ
らき、風量30C/分の割合で正確に2分間空気を通じ
た。グラスフィルター内に残った試料を回収し農薬有効
成分を定量し、剥離後有効成分含量(%)とし、剥離前
有効成分含量(%)との比較から次式により剥離率を求
めた。
結果を表1に示した。
(注) 1.゛ 集じん装置のバグフィルタ−はできる
だけ目の粗いものを用い、表面積 を大きくとり、抵抗による誤差を少 くする。
2  バルブの開閉はできるだけすみやかにする。
表1 剥離率 8対照製剤の製造法 対照製剤1 16、o・弓48メツシュ 川砂(以下 総て林商店製
)96.5部、PAP助剤1部、PEG  600 0
.5部及びカッタツブ塩酸塩原体2部を均一に混合し、
実施例1と同様にして粒剤を得た。
対照製剤2 10から48メツシュの川砂975部、アセフェート2
部に、50℃に加熱熔融したPEG1000 0.5部
を加え、均一に混合し、実施例4と同様にして粒剤を得
た。
試験例2 32から48メツシコの範囲にはいるように分級した砕
砂または川砂500gをIρの混合機に入れ、攪拌しな
がらこれに農薬活性成分としてカルタップ塩酸塩(粉状
)またはMEP(液状)を少しずつ加えた。
農薬活性成分が吸着されず、川砂あるいは砕砂から分離
して混合機の底にたまりはじめる点を吸着の飽和点とし
、川砂または砕砂の吸着量を求めた。試験は3反復で行
い、吸着量の平均値を表2に示した。
試験例3 担体として32がら48メツシュの砕砂、32から48
メツンユの川砂及び粉末状の活性炭(しらさぎA、底円
薬品工業(株)製)(各々500g)及び農薬活性成分
としてDDVPを用いて試験例2と同様にして各担体の
吸着量を求めた。
ついでDDVPを吸着した砕砂、川砂、活性炭の(砕砂
:3.3g、川砂:8.33g、活性炭0.74g)こ
れを25℃の蒸留水]00旋中に投入し、30分間攪拌
した後ろ過し、得られたろ液中のDDVPの含有量をガ
スクロマトグラフィー(充てん剤:フェニルシ=28− リフ21.5%含有セライト、カラム温度200°C)
を用いて求め、下式から脱着率(%)及び脱着量を算出
した。
結果を表3に示した。
表3
【図面の簡単な説明】
第1図は、平均粒子径(mm)と実績率(%)との関係
を示ずグラフで■は川砂、■は本発明の砕砂を示す。平
均粒子径が0.23,0.4,0.代、8ン1.5(m
m)で各々5回実績率(%)を測定しその平均実績率を
曲線(実線)で示した。 この図の■、■の比較から本発明の砕砂は、川砂に比べ
て粒子径が同一の場合、実績率が小さいことがわかる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒度が9メッシュを通過し、150メッシュを通
    過しない砕砂からなる農薬用担体。
  2. (2)粒度が9メッシュを通過し、150メッシュを通
    過しない砕砂に農薬活性成分を担持させたことを特徴と
    する農薬組成物。
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