JPS6128586B2 - - Google Patents

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JPS6128586B2
JPS6128586B2 JP53015444A JP1544478A JPS6128586B2 JP S6128586 B2 JPS6128586 B2 JP S6128586B2 JP 53015444 A JP53015444 A JP 53015444A JP 1544478 A JP1544478 A JP 1544478A JP S6128586 B2 JPS6128586 B2 JP S6128586B2
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JP
Japan
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signal
control device
elevator
operation control
synchronization signal
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JP53015444A
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Shunji Irie
Kenji Yoneda
Masaaki Nakazato
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Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Service Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Elevator Service Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS54108335A publication Critical patent/JPS54108335A/ja
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  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エレベータ制御装置に係り、特に、
管理制御装置によつて制御される複数台のエレベ
ータを有する並設エレベータに好適な故障検出回
路を備えた並設エレベータ制御装置に関するもの
である。
故障検出回路を備えた並設エレベータ制御装置
は、既に、特開昭49−126054号公報に提案されて
いる。第1図は、上記公報によつて提案されてい
る並設エレベータ制御装置のブロツク図である。
この構成は、乗客がエレベータを呼ぶときの乗場
呼び手段1(以下ホール呼びと称す。)、この信号
を直列化器2を通して、管理制御装置3に入力
し、この管理制御装置3において、各エレベータ
14,15,16に、禁止信号INHIBIT―A,
INHIBIT―B,INHIBIT―Cを発生させ、各エ
レベータをホール呼びに応答させるようにしてい
る。このエレベータ制御装置は、管理制御装置の
電源故障のように、禁止信号INHIBIT―A等が
低レベル“L”(以下“L”と略す)となるよう
な故障に対しては、ホール呼びに個別に応答がで
き、エレベータのサービスが不能になることは回
避できる。しかし、禁止信号INHIBIT―A等
が、高レベル“H”(以下“H”と略す)となる
ような故障、例えば、禁止信号用論理ゲートの故
障に対しては、何の対策もされなく、全てのエレ
ベータに禁止信号が供給され、ホール呼びに個別
に応答することができなくなる。
また、管理制御装置3から禁止信号を各エレベ
ータに送信して、ホール呼びに対してエレベータ
を割り付けているため、例えば、禁止信号
INHIBIT―Aを送信する回路だけが禁止信号
INHIBIT―Aを“L”なるように故障したとす
ると、エレベータ14は管理制御装置3によつて
管理されていなくても、ホール呼びに対しては応
答し、継続運転することになる。従つて故障して
いるにもかかわらず、その故障の発見が非常に遅
れる可能性があり、システムの信頼性が低下して
いた。
さらに、このエレベータ制御装置においては、
管理制御装置3の故障によつてすべての禁止信号
が“L”になつたとすると、各エレベータ14,
15,16は管理制御装置3と切り離されて、ホ
ール呼びとかご呼びによつて運転するわけである
が、各エレベータ14,15,16の運転状態は
無秩序となり、ある階には全つたくエレベータが
停止しなくなる可能性がある。また、ホール呼び
1が故障した場合の対策が何もないので、管理制
御装置3の故障後のエレベータサービスは非常に
低下する。
本発明の目的は、管理制御装置に対する故障検
出精度を向上し、かつ当該故障時であつても高い
サービス性能を実現することにより、並設エレベ
ータの信頼性の向上を図ることができるエレベー
タ制御装置を提供するにある。
上記目的を達成するための本発明の特徴とする
ところは、管理制御装置内に同期的な信号を発生
する手段を設け、各エレベータ運転制御装置側で
この同期信号の有無を用いて管理制御装置側の故
障を個別に検出すると共に、第2図に示す通り、
2組のホール呼び登録装置H1,H2からのホール
呼び信号を夫々運転制御装置C1,C3を介して管
理制御装置Mに伝送し、又残りの運転制御装置
C2にはホール呼び信号を入力しない構成とし、
前記個別に管理制御装置側の故障検出した結果に
基づき、ホール呼び信号を入力している運転制御
装置C1,C3はそれらのホール呼びに応じて、ホ
ール呼び信号を入力してない運転制御装置C2
予め決められた各階床運転を行なうように構成し
たところにある。
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第2図は、本発明のエレベータ制御装置の全体の
ブロツク図である。少なくともホール呼びの割付
け処理を行なう管理制御装置M(以下M部と称
す)と、複数台のエレベータ運転制御装置C1
C2,C3と、各階からのホール呼び登録装置H1
H2と、各エレベータの情報をM部に伝送するデ
ータラインDLC1,DLC2,DLC3、さらに、M部
から各エレベータに制御信号を伝送するデータラ
インDLA1,DLA2,DLA3、各エレベータに共通
の信号を伝送するデーターラインDLBより構成
している。M部をマイクロコンピユーターで構成
している。このM部で周期的信号を発生して、各
エレベータ運転制御装置C1,C2,C3にデーター
ラインDLA1,DLA2,DLA3、およびDLBを通し
て伝送し、エレベータ運転制御装置C1,C2,C3
毎に設けられた故障検出回路で、M部の故障検出
を行ない、故障であると判断すれば、データーラ
インDLA1〜DLA3,DLBの信号を無効にし、例
えば、ホールの乗客に対するサービスとしては、
ホール呼び登録装置H1,H2が接続されているエ
レベータはホール呼びで、ホール呼び登録装置の
ないエレベータはロビー階ドア開待機とか、かご
呼びなしであつても、各階運転制御をする等の対
応制御を行なう。このように、M部が故障したと
きでも、乗客のサービス向上を計つている。
また、M部の故障検出を複数台のエレベータ運
転制御装置毎に設けた故障検出回路で行なうよう
に構成したことにより、M部の故障検出精度を向
上させている。さらに、故障検出回路自身が故障
した場合、例えば、エレベータ運転制御装置C1
の故障検出回路が故障してサービス不能になつた
としても、他のエレベータはM部の制御で正常な
サービスが可能であり、従来技術のように禁止信
号送信回路自身の故障によつて全台のエレベータ
がサービス不能になるようなことは回避できる。
さらにまた、M部がいつたん故障して再び正常
になつた場合においても、M部の周期信号を、エ
レベータ運転制御装置C1,C2,C3内の故障検出
回路で判断しているので、容易に自動復帰機能を
設けることができ、効果的である。
以下、各ブロツク毎に詳細な説明をする。第3
図は、故障検出回路を含むエレベータ運転制御装
置のブロツク図である。データラインDLAは、
データ受信回路31と故障検出回路32に入力さ
れ、正常なデータ信号DLAのみをエレベータ運
転制御回路35に伝送する。また、データライン
DLBは、データ受信回路33と、故障検出回路
32に入力され、データ受信回路33からは、正
常なデータ信号DLB―Lをエレベータ運転制御
回路35に送るとともに、各エレベータの同期を
取るための同期合せパルス発生回路34に入力し
ている。さらに、同期合せパルス発生回路34
は、高速周期の同期パルスHSFR―Pと、低速周
期の同期パルスLSFR―Pを走査パルス発生回路
38に入力している。走査パルス発生回路38に
は、発振回路36から一定周期のパルスCK1が入
力されており、このパルスを分周してM部と同期
のとれた同期パルスと、M部と非同期のチエツク
パルスをエレベータ運転制御回路35に入力して
いる。また、故障検出回路32では、M部からの
同期的な信号があるか否かの判断をする静的故障
検出と同時に、その同期的な信号が所定の範囲に
あるかを判断する動的故障検出を行ない。M部の
故障を検出したときには、M部故障信号を
データ受信回路31および33に入力し、エレベ
ータ運転制御回路35に、異常な信号を伝送しな
いように、データ信号DLA―L,DLB―Lを禁
止するように構成されている。
次に、第4図によつて、第2図に示した管理制
御装置Mの説明をする。各種の演算処理をするマ
イクロプロセツシング・ユニツト(MPU)4
3、プログラムをストアしたリード・オンリー・
メモリ(ROM)44、データをストアするラン
ダム・アクセス・メモリ(RAM)45、データ
やコントロールの入出力用のインターフエース用
ICのペリフエラル・インターフエース・アダプ
タ(PIA)46と、クロツク・ジエネレータの発
振回路41から成るマイクロコンピユータと、発
振回路41のパルスを分周するカウンタ42とか
ら構成されている。このカウンタ42は、データ
ラインDLA,DLBへ信号を送信するタイミング
をマイクロコンピユータに指示するための割り込
みパルスCTR1―QFを発生する。また、ペリフ
エラル・インターフエース・アダプタ46のフア
ン・アウトを考慮して、インバータ48,49,
50,51,52さらにANDゲート47を介し
て、データラインDLA4,DLA2,DLA3,DLBを
通じて信号をエレベータ運転制御装置に送信して
いる。
このM部において、各エレベータにホール呼び
の割付け処理をしたり、同期的な信号を発生して
いる。そこで、第5図のフローチヤートで、デー
タラインDLA,DLBに信号を送信するための処
理を説明する。
第5図のフローチヤートは、割り込みパルス
CTR1―QFがペリフエラル・インターフエー
ス・アダプタ46に入力されると起動するデータ
送信フローチヤート示したものである。
第5図で、変数iは各階床に関係するデータ信
号を表わし、変数jは第6図のタイムチヤートの
割り込みパルスCTR1―QFを計数するカウンタ
の数値を表わし、変数kは、並設エレベータの号
機番号を表わしている。データラインDLA,
DLBにどのような信号を送信するかを、このタ
イムチヤートに表わしてあるので、このタイムチ
ヤートを使つて、説明していく。
割り込み番号j=0からj=2になる間では、
データラインDLA.DLB共に常に“L”の信号を
送り、割り込み番号j=2からj=4では、デー
ターラインDLAには、分散指令や、電動発電機
同時起動停止信号等の一般データDATA(i)
をデータラインDLBにはホール呼びデータ
HCME(i)を送り、割り込み番号j=4から
j=6では、データーラインDLAには、常に
“H”の同期信号を、データラインDLBには、変
数iによつて、“L”または“H”になる信号を
送り、割り込み番号j=6から次のスロツトの割
り込み番号j=0では、データラインDLAに
は、割り付けホール呼び信号DMHC(i)を、
データラインDLBには、常に“H”の同期信号
を送信するようにプログラムされている。第6図
の破線で示した部分は、M部のマイクロプロセツ
シング・ユニツト43によつて処理されたデータ
信号に応じて“H”にも“L”にもなることを表
わしている。このように、データラインDLA,
DLBでは、一般データ信号と、同期信号を同一
ラインで送信するようにしているため、データラ
インDLAの割り込み番号j=4からj=6のよ
うに、幅の広いパルスは、同期信号であることを
表わし、割り込み番号j=2からj=3のように
幅の狭いパルスは、一般データ信号であることを
表わすように構成されている。すなわち、割り込
みパルスCTR1―QFが入力されると、この割り
込みパルスCTR1―QFを計数しているカウンタ
の下3桁の数値の判断を行なう。この数値が割り
込み番号jの値に相当する。次に判断された数値
に応じて第5図のフローチヤートに従つてそのス
ロツトの処理を行なう。例えば、割り込み番号j
=2およびj=6のように、並設エレベータの各
号機に対しての処理が必要な時は、1号機から順
番にすべての号機について行なうことになる。こ
のように割り込み番号j=0からj=7までのi
スロツトが1階床分の処理を表わし、この処理が
終了すると、次に階床を変更して同様な処理を実
行していく。ここで割り込みパルスCTR1―QF
がが入力されない時間は、マイクロコンピユータ
ーは、他のエレベータ制御に必要な制御処理を行
なつているのである。
以上のように、一般データ信号と、同期信号を
同一ラインで送信することにより、データライン
数を減少することができ、また、M部のマイクロ
コンピユーター自体で、常に“L”になる信号と
常に“H”となる信号を周期的に発生する同期信
号を作ることにより、この同期信号を、エレベー
タ運転制御装置内の故障検出回路32でチエツク
して、M部の故障診断行なつている。すなわち、
エレベータを管理制御しているM部の同一ハード
で一般データと同期信号を発生させることにより
ハードの単純化を行なうと同時に、自己診断機能
をもたせている。
以上でM部の説明を終わり、第3図に示したエ
レベータ運転制御装置の各ブロツクについて詳細
な説明を行なう。
第7図は、走査パルス発生回路38を示したも
のである。カウンタ71は、第3図の発振回路3
6の発生するクロツクパルスCK1を分周する回路
で、M部と同期のとれた高速周期の同期パルス
HSFR―Pと、M部故障信号との論理積を
とるANDゲート75を介してリセツトされ、高
速周期走査パルスHSF―A〜HF―Hを出力して
いる。さらに、カウンタ72は、M部と同期のと
れた低速周期の同期パルスLSFR―Pと、M部故
障信号との論理積をとるANDゲート76
を介してリセツトされ、低速周期走査パルスLSF
―A〜LSF―Hを出力している。また、カウンタ
73とカウンタ74は、クロツクパルスCK1を分
周し、M部とは非同期のチエツクパルスφ―A
〜φ―Hを出力するように構成されている。こ
のチエツクパルスφ―A〜φ―Hは、データ
ラインDLAあるいは、DLBから送信される同期
信号をチエツクするためのパルスである。また、
高速周期走査パルスHSF―A〜HSF―H、低速
周期走査パルスLSF―A〜LSF―Hは、M部が故
障してが“L”になると、M部とは無関係
の走査パルスを発生するようになつている。
次に、第8図により、データ受信回路31,3
2の実施例について説明する。M部から送信され
るデータ,はツイストペエアー線を通
して、抵抗R1とコンデンサC1および抵抗R3とコ
ンデンサC2からなるフイルター回路を介して、
絶縁形信号伝送回路用ホト・カプラー81および
82に入力される。ダイオードD1,D2は、ホ
ト・カプラー81,82の保護用である。このホ
ト・カプラー81,82に入力された信号は、電
源VCCを抵抗R2およびR4を介して生じる電圧を
信号としてインバータ83,84を介して、フリ
ツプフロツプ85および排他論理ゲート86,8
7に入力している。このフリツプフロツプ85
は、故障チエツクパルスDLA―P,DLB―Pを
作るための回路である。そこで、第12図のタイ
ムチヤートで、故障チエツクパルスDLA―Pの
発生動作を説明する。データDLAがフリツプフ
ロツプ85に入力されると、クロツクパルスCK
の立上がりでQ1の出力信号85―Q1が“H”に
なり、データDLAが“L”になると、次のクロ
ツクパルスCKの立上がりで出力信号85―Q1
“L”になる。この出力信号85―Q1はさらにD3
に入り、出力Q3から出ているので、拝他論理ゲ
ート86への一方の入力すなわち、フリツプフロ
ツプ85の出力Q3の信号85―Q3は、第12図
のようになる。したがつて、故障チエツクパルス
DLA―Pは、データDLAと出力信号85―Q3
変化する時、すなわち、T0とT01およびT1とT11
の間で“H”となるような信号を発生するのであ
る。
さらに、フリツプフロツプ85の出力Q3とQ4
の信号は、ANDゲート88および89の一方に
入力され、もう一方の入力であるM部故障信号
と論理積を取つてデータ信号DLA―Lお
よびDLB―Lを出力している。したがつてデー
タ信号DLA―LとDLB―LはM部故障信号
MTBLによつて禁止されるように構成されてい
る。また、フリツプフロツプ85の出力Q4の信
号DLB―LPは同期合せ用パルスを表わしてい
る。
次に、第9図で故障検出回路32の実施例につ
いて説明する。この回路は、走査パルス発生回路
38のカウンタ73の出力信号φ―Dを分周す
るカウンタ91があり、このカウンタ91は故障
チエツクパルスDLA―Pによつてリセツトされ
るようになつている。そしてこのカウンタ91の
出力は、NANDゲート92を介してNORゲート
96に入力されている。またシフトレジスタ93
はカウンタ73の出力信号φ―Fを高速周期の
同期パルスHSFR―Pでリセツトしながらシフト
信号を出力Q3およびQ5から出力し、それぞれ
ANDゲート98、インバータ97を介して、
NORゲート96に入力している。さらに、ラツ
チ94は、第10図のカウンタ101の出力信号
101―QAと101―QBをANDゲート95で
論理積を取り、この出力信号をリセツト信号とし
て同期合せ用パルスDLB―LPをセツト信号とし
て入力し、出力Qから出力信号2を発生し、
ANDゲート98を介してNORゲート96に入力
してる。NORゲート96は、上記の3つの入力
条件によりM部の故障検出用信号MTBLS1―Pを
出力するように構成されている。
次にこの回路の動作を第13図のタイムチヤー
トを使つて説明する。第1のケースとして、M部
が故障してデータラインDLAあるいはDLBが
“H”になりつぱなしになつたとする。そうする
と、データラインDLAおよびDLBの信号が、
“H”から“L”にあるいは“L”から“Hに変
化する度に発生するパルスDLA―PとDLB―P
は発生しない。このため、第9図ではカウンタ9
1はリセツトされず、また第10図ではカウンタ
101がリセツトされない。以下、第9図の場合
のみについて説明すると、カウンタ91の出力
QA〜QDは順次カウントしてゆき、すべての信
号が“H”になる。次に、NANDゲート92の入
力がすべて“H”になるとこの出力は“L”とな
つて、NORゲート96に入力し、この出力信号
MTBLS1―Pが“H”に変化して、第11図の
ORゲート114に入力され、M部故障信号
を“L”にすることになる。このM部故障
信号により第8図のANDゲート88,8
9は禁止され、データ信号DLA―LおよびDLB
―Lは出力を停止する。すなわち、M部が故障し
て、M部の出力信号が、“H”となりつぱなしと
なるように、変化しないことにより故障を検出す
る。すなわち、M部からの同期的な信号があるか
否かを判断する静的な故障検出を行ない、さらに
M部からのデータを無効にしている。
次に第2のケースとして、データラインDLB
の同期的な信号が、なんらかの故障によつて、所
定の範囲内で発生しなかつた場合を考える。第1
3図のデータラインDLBが、時間T1〜T2の間
で、破線で示すようになるべきところが、実線で
示すようなパルスが発生した場合である。このよ
うに、データラインDLBが誤つた信号を送信す
ると、第10図のカウンタ101の出力信号10
1―QAと101―QBがANDゲート95を介し
てラツチ94に入力すると、出力信号FF2Qが、
所定の時間より早く“L”になる。この時、シフ
トレジスタ93の出力Q3の信号93―Q3は、ま
だ“L”の状態である。(ここで信号93―Q2
93―Q5はシフトレジスタ93の出力Q2〜Q5
それぞれの信号を表わしている。)そうすると
ANDゲート98の入力信号は“L”と“L”の
状態になり出力に“L”の信号を発生する。よつ
てNORゲート96の出力信号MTBLS1―Pが
“H”に変化して、前述第1のケースと同様に、
M部の故障検出を行なう。この故障検出は、第1
のケースの静的な故障検出とは異なり、M部から
送信される同期的な信号が、あるか否かの判断で
なく、同期的信号を送る時間が早すぎないかとい
う、時間的な判断を行なう動的故障検出も同時に
行なつているのである。
次に、第10図の故障検出回路32について説
明する。この回路構成は第9図と同様である。す
なわち、走査パルス発生回路38のカウンタ73
の出力信号φ―Dを分周するカウンタ101が
あり、このカウンタ101は故障チエツクパルス
DLB―Pによつてリセツトされるようになつて
いる。そして、このカウンタ101の出力は
NANDゲート104を介してNORゲート107
に入力されている。また、カウンタ101の出力
QB,QCの出力信号は、NANDゲート109を介
してラツチ103に入力されている。さらに、出
力QA,QBの信号101―QA,101―QBは第
9図のNANDゲート95に入力されている。ま
た、シフトレジスタ102は、第7図のカウンタ
74の出力信号φ―Fをインバータ105を介
して入力し、低速周期の同期パルスLSFR―Pで
リセツトしながら、シフト信号を出力Q3および
Q5から出力し、それぞれANDゲート108、イ
ンバータ106を介して、NORゲート107に
入力している。さらにラツチ103は、同期合せ
用パルスDLB―LPをセツト信号として入力し、
NANDゲート109の出力信号をリセツト信号と
して、出力Qから出力信号3を発生し、AND
ゲート108を介してNORゲート107に入力
している。NORゲート107は上記の3つの入
力条件によりM部の故障検出用信号MTBLS2―P
を出力するように構成されている。
次に、この回路の動作を第14図のタイムチヤ
ートを使つて説明する。今、低速周期の同期パル
スLSFR―Pが、なんらかの原因で発生しなかつ
たとする。すなわち、第14図の時間T2で、信
号LSFR―Pが破線で示す様に、“H”のパルス
を発生すべきであるのに、これが発生しなかつた
場合を考えてみる。第10図でシフトレジスタ1
02の出力Q5の信号102―Q5に着目すると、
シフトレジスタ102のリセツト信号LSFR―P
が、正規の時間に発生している場合は、第14図
の時間T1のように、シフトレジスタ102の出
力信号102―Q2〜102―Q5はすべてリセツ
トされ、出力102―Q5は“L”から“H”に
は変化しない。ところが、時間T2でリセツト信
号LSFR―Pが発生しなかつた場合は、出力10
2―Q5は“L”から“H”の信号に変化する。
そうすると、この出力信号102―Q5は、イン
バータ106で“L”信号に反転され、NORゲ
ート107の出力信号MTBLS2―Pは、“H”に
変化する。したがつて、この信号は、第11図の
ORゲート114に入力され、M部故障信号
を“L”にすることになる。すなわち、以
下第10図の第1のケースと同様にして、M部の
故障検出を行なう。この故障検出回路は、第9図
での高速周期の同期パルス故障検出を行なつてい
ると異なり、低速周期の同期パルスで故障検出を
行なつているのである。
次に、ラツチ103は、第9図のラツチ94と
同様の機能を持つており、第9図の回路では、デ
ータラインDLBの同期的信号が所定の時間より
も早く発生した場合の故障検出であつたのに対し
て、この回路では、データラインDLBの同期的
信号が、所定の時間よりも遅れて発生した場合の
故障検出を行なつている。すなわち、同期的信号
が所定の時間より遅れて発生すると、カウンタ1
01のリセツト信号である故障チエツクパルス
DLB―Pの発生も遅れ、カウンタ101の出力
QBとQCが共に“H”になり、ラツチ103をリ
セツトして、出力Qの信号3が“L”にな
る。このとき、シフトレジスタ102の出力Q3
の信号も“L”になつており、NORゲート10
7の出力信号MTBLS2―Pは“H”になる。した
がつて、M部故障信号を“L”にすること
になるのである。
以上に述べたように、故障検出回路32では、
M部から発生する同期的な信号があるか否かの静
的故障検出行なう。さらには、この同期的な信号
は確かに発生してはいるが、その発生する時期が
適当であるか否かという判断、すなわち、同期的
に信号の発生が、所定の時間よりも早すぎない
か、あるいは遅すぎないかの動的故障検出を行な
つている。またさらに、高速周期の同期パルスと
低速周期パルスの2種類のパルスで故障検出を行
なうことによつて、短時間の早期故障検出と、短
時間では故障を検出できない故障に対しても、対
処できる故障検出回路を可能にしている。
次に第11図で同期合せパルス発生回路34の
実施例について説明する。この回路は、同期合せ
用パルスDLB―LPによつてセツトされた信号
23を入力信号としているフリツプフ
ロツプ111の出力Q1とQ2の信号と、2
3をANDゲート117および118を介して
高速周期の同期パルスHSFR―Pと、低速周期の
同期パルスLSFR―Pを発生している。信号CK1
はフリツプフロツプ111の出力の条件となるク
ロツクパルスである。
さらに、各エレベータ制御装置電源立上り検出
回路119の出力信号――と第9図と
第10図の故障検出回路のM部故障検出用パルス
MTBLS1―PとMTBLS2―PをORゲート114
に入力し、出力信号MTBLS―Pをインバーター
115を介して、ラツチ112に入力し、M部故
障信号を発する。電源電圧VCCは電流制
御用の抵抗R5を介し発光ダイオードD3に入力
し、M部の故障を検出すると発光ダイオードD3
をONさせる。また、カウンタ113は、故障後
の自動復帰作用を持たせる回路で、ORゲート1
14の出力信号MTBLS―Pをリセツト信号とし
て、低速周期の同期パルスLSFR―Pをカウント
し出力QBの信号をインバータ116を介してラ
ツチ112のリセツト信号とするように構成され
ている。
以上の回路において、ANDゲート117の出
力の高速周期の同期パルスHSFR―Pを発生する
動作を、第13図のタイムチヤートを参考にして
説明する。第13図の時間T01〜T1に着目する
と、データラインDLBが、同期的信号を発生し
たとき、第9図のカウンタ91の入力信号φ
Dが、T01から3サイクル変化した時、第9図の
ラツチ94の出力2が“Hから“L”に変化
する。そして、データラインDLBの同期的信号
が“H”から“L”に変化して、信号2
“H”に変化するとフリツプフロツプ111の出
力Q1の信号はすでに“H”になつているので
ANDゲート117の入力信号は“H”と“H”
になるので、出力信号の高速周期の同期パルス
HSFR―Pは“H”のパルスを発生する。また、
もう一方のANDゲート118の出力の低速周期
の同期パルスLSFR―Pは、第10図のラツチ1
03の出力信号FF3Qにより、同様の動作で発生
する。このように、高速周期の同期パルスと低速
周期の同期パルスとの複数の周期の同期パルスを
発生させ、高速周期の同期パルスは、第9図のシ
フトレジスタ93のリセツト信号となり、スロツ
ト内の高速側信号をリセツトし、次階床のスロツ
トでは、低速周期の同期パルスが、第10図のシ
フトレジスタ102のリセツト信号となり、低速
側信号をリセツトするようにし、この複数の周期
の同期パルスをチエツク用とすることにより、短
時間にM部の故障を検出できるようにすると共
に、短時間では検出できない故障に対しても、あ
る程度時間が経過してから検出することができる
ようにした。
また、この回路では、M部故障を検出したの
ち、M部が正常に動作するようになると、M部故
障を自動的に解除する機能をもつている。すなわ
ち、カウンタ113が入力信号MTBLS―Pによ
つてリセツトされて、低速周期の同期パルス
LSFR―Pを1サイクルカウントすると、2サイ
クル目にカウンタ113の出力QBから“H”の
出力信号を発生し、インバータ116を介してラ
ツチ112をリセツトし、M部故障検出信号
を解除している。また、短時間の故障、復
帰の繰り返しに対しては、M部故障検出信号
を連続して出力するように構成されてい
る。
以上のように、自動復帰する回路を構成するこ
とにより、M部の瞬時停電などに対しても、エレ
ベータのサービスを円滑にすることができる。
また、電源立上り検出回路113の出力信号
――はフリツプフロツプ111をセツ
トする。これは、電源投入時に、M部との同期が
取れるまでの期間伝送されてくる信号を無効にす
るためである。
本発明によれば、管理制御装置の故障検出の精
度を向上できるとともに、並設エレベータの信頼
性を向上できるエレベータ制御装置を供給するこ
とができるので、乗客に対しての十分なエレベー
タサービスを提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエレベータ制御装置のブロツク
図、第2図は本発明のエレベータ制御装置のブロ
ツク図、第3図はエレベータ運転制御装置の実施
例を示すブロツク図、第4図は管理制御装置のブ
ロツク図、第5図は第4図の動作説明用フローチ
ヤート、第6図は第4図の装置の出力を示すタイ
ムチヤート、第7図は走査パルス発生回路例を示
す図、第8図はデータ受信回路例を示す図、第9
図は故障検出回路の実施回路図、第10図は故障
検出回路の第2の実施回路図、第11図は同期パ
ルス発生回路の実施回路図、第12図及び第13
図は第8図及び第11図の回路の動作説明用タイ
ムチヤート、第14図は第10図の回路の動作説
明用タイムチヤートである。 M…運転制御装置、C1〜C2…エレベータ運転
制御装置、H1,H2…ホール呼び登録装置、3
1,33…データ受信回路、32…故障検出回
路、34…同期合せパルス発生装置、35…エレ
ベータ運転制御装置、36,41…発振回路、3
8…走査パルス発生回路、43…MPU、44…
ROM、45…RAM、46…PIA。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多階床間をサービスする3台以上の並設エレ
    ベータと、各階床に設けられた第1及び第2のホ
    ール呼び登録装置と、ホール呼びの割付制御を行
    なう管理制御装置と、上記エレベータ毎に設けら
    れ、上記ホール呼び割付制御信号に応じて当該エ
    レベータを個別に制御するエレベータ運転制御装
    置とを備えたものにおいて、上記第1及び第2の
    ホール呼び登録装置からのホール呼び信号を夫々
    上記並設エレベータの第1及び第2の運転制御装
    置に個別に伝送する手段と、当該第1及び第2の
    運転制御装置に伝送されたホール呼びを夫々上記
    管理制御装置に伝送する手段と、当該管理制御装
    置に内蔵され上記各運転制御装置に対して周期的
    に同期信号を発生する同期信号発生手段と、上記
    各運転制御装置に設けられた上記同期信号の有無
    を検出する故障検出手段とを備え、上記第1及び
    第2の運転制御装置は、当該故障検出手段に応動
    して夫々前記伝送されたホール呼び信号に応じて
    当該エレベータを運転し、ホール呼び信号を伝送
    されていない第3の運転制御装置は、当該故障検
    出手段に応動して当該エレベータを各階運転制御
    するように構成したことを特徴とするエレベータ
    制御装置。 2 特許請求の範囲第1項において、上記故障検
    出手段は、上記同期信号が上記周期の所定期間内
    にあるか否かを検出する手段を備えたエレベータ
    制御装置。 3 特許請求の範囲第1項において、上記同期信
    号発生手段は、周期の異なる複数の同期信号を発
    生する手段を備え、上記故障検出手段は、上記周
    期の異なる複数の同期信号の有無を検出する手段
    を備えたエレベータ制御装置。 4 特許請求の範囲第1項において、上記管理制
    御装置を計算機により構成し、上記同期信号を上
    記計算機の演算処理部を通して周期的に発生する
    ように構成したエレベータ制御装置。 5 特許請求の範囲第4項において、上記計算機
    は、上記同期信号とホール呼び割付制御信号とを
    時分割的に同一信号ラインによりエレベータ運転
    制御装置に伝送するように構成したエレベータ制
    御装置。 6 特許請求の範囲第4項において、上記計算機
    は、所定の単位時間(スロツト)毎に各階床に関
    係する情報を順次処理し、そのスロツト内にホー
    ル呼び割付制御信号をエレベータ運転制御装置に
    伝送するように構成したものであつて、上記各ス
    ロツト内に高速周期の同期信号とホール呼び制御
    信号の発生期間を設け、エレベータ運転制御装置
    は上記スロツト内の所定期間に高速周期の同期信
    号があるか否かを検出する故障検出手段を備えた
    エレベータ制御装置。 7 特許請求の範囲第6項において、上記計算機
    は、上記スロツトが全階床の情報を処理する毎に
    低速周期の同期信号を発生するように構成し、上
    記故障検出手段は所定期間に上記低速周期の同期
    信号があるか否かを検出するように構成したエレ
    ベータ制御装置。 8 特許請求の範囲第6項において、上記スロツ
    ト内に信号の無い期間を設け、上記故障検出手段
    は、各スロツト内の信号の無い期間における信号
    の有無を検出するように構成したエレベータ制御
    装置。 9 特許請求の範囲第6項において、上記エレベ
    ータ運転制御装置は、故障検出時のスロツトにお
    けるホール呼び割付制御信号に応答しないように
    構成したエレベータ制御装置。 10 特許請求の範囲第7項において、上記エレ
    ベータ運転制御装置は、上記スロツト内を複数の
    期間に分割するための高速周期走査パルス用カウ
    ンタと上記スロツト毎にパルスを発生する低速周
    期走査パルス用カウンタとを備え、上記高速周期
    の同期信号により上記高速周期走査パルス用オウ
    ンタをリセツトし、上記低速周期の同期パルスに
    より上記低速周期パルス用カウンタをリセツトす
    るように構成し、この走査パルスにより上記管理
    制御装置と同期してエレベータを運転制御するよ
    うにしたエレベータ制御装置。
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JPS52124649A (en) * 1976-04-13 1977-10-19 Mitsubishi Electric Corp Device for controlling elevator

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