JPS61283786A

JPS61283786A - 密閉型回転圧縮機

Info

Publication number: JPS61283786A
Application number: JP12653085A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Shimamoto; 島本　儀行
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-06-11
Filing date: 1985-06-11
Publication date: 1986-12-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、冷凍装置に使用される密閉型回転圧縮機に関
し、特にクランク軸が略水平方向に位置するように載置
した場合においても給油を円滑に行なうことができる圧
縮機に関するものである。

従来の技術近年、密閉型回転圧縮機は、小型化され、さらに例えば
特開昭５８−１８５７６号公報に示されているように、
圧縮機を略水平方向に設置し、冷凍装置が低背化及び小
型化されている。

以下、図面を参照しながら、上述した従来の略水平方向
設置可能な圧縮機の一例について説明する。

第５図は、従来の略水平設置が可能な密閉型回転圧縮機
の一例を示す正断面図である。第５図において、１は密
閉容器で、内部に固定子２と回転子３からなる、電動機
部Ａと、この電動機部Ａによって駆動される圧縮機部Ｂ
が配設されている。

圧縮機部Ｂは、円筒状のシリンダ４を形成したシリンダ
本体４′と前記シリンダ４の内部にローラ５と、前記ロ
ーラ５の内側に偏心部６ａｆ、回動自由に挿入したクラ
ンク軸６および前記シリンダ４の上、下側端部を閉塞す
るとともに前記クランク軸６の軸受を兼ねた上部端板７
および下部端板８を有しており、ポルト等によってシリ
ンダ本体４・に固定されている。また、シリンダ本体４
′には、直線摺動してシリンダ４内を吸入側と圧縮側に
仕切る仕切板（図示せず）が設けてありばね力により常
にローラ５側へ押しつけられている。クランク軸６は回
転子３に圧入されておシ、回転子３が回転すればクラン
ク軸６も回転し、ローラ５もクランク軸６の偏心部６ａ
にならってシリンダ４の内側に沿□って回転する。さら
にクランク軸６には、オイル穴６ｂが軸方向に形成され
、下部端板８側の一端６ｃのオイル穴６ｂにコイルスプ
リング９が挿入固定され、前記コイ）Ｖヌプリング９を
内装する半径方向に屈曲した円筒状のオイル管１０が下
部端板８に取付固定されている。また、密閉容器１の下
部には、オイル１１があり、オイル管１０の先端１０ａ
及びコイルスプリング９の先端９ａが、オイ／ｌ／１１
中に漬っている。

以上のように構成された密閉型回転圧縮機について、以
下その動作について説明する。まず、電動機部Ａに通電
され回転子３が回転すると、クランク軸６が回転し、ロ
ーラ５がクランク軸６の偏心部６ａにならって回転して
いくと気体は圧縮され、吐出装置（図示せず）を介して
密閉容器１内に吐出される。また、クランク軸６の回転
は、同時にコイルスプリング９をオイル管１０内で回転
させる。

この回転により、コイルスプリング９とオイル管１０の
内壁に沿ってコイルスプリング９のリードによシ、オイ
／ｌ／１１が上昇し、クランク軸６のオイル穴６ｂに導
かれ、回転に伴なう給油の必要な部分へ給油され潤滑す
る。

発明が解決しようとする問題点しかしながら上記のような構造では、螺旋状のコイルス
プリング９とオイル管１０の内壁が接触しているため、
断続的な騒音が発生し、特に始動時で、オイ／Ｌ／１ｊ
がオイル管１０内に十分に給油されていない時は、騒音
が著しいという問題点を有していた。

本発明は、上記問題点に鑑み、回転に伴なう必要な部分
への給油をするとともに、給油装置の騒音を低減させた
密閉型圧縮機を提供するものである。

問題点を解決するだめの手段上記問題点を解決するために本発明の密閉型回転圧縮機
は、クランク軸の端板側の一端に挿入固定した円筒状の
蛇腹管と、前記蛇腹管の一端の内壁にねじシ板を挿入す
るとともに、前記蛇腹管を内装する円筒状のオイル管を
備え、前記蛇腹管とオイル管を半径方向に屈曲した構成
によるものである。

作　　用本発明は上記した構成によって、円筒状の蛇腹管である
ため、半径方向に屈曲していてもクランク軸の回転がそ
のまま伝達されるとともに、蛇腹管が円筒状であるので
、オイル管の内壁との接触が円筒軸方向で連続的な線接
触となり、従来のオイル管とコイルスプリングのような
断続的な接触音が低減されることとなる。

実施例以下本発明の一実施例の密閉型回転圧縮機について、図
面を参照しながら説明する。ここで第５図の場合と同じ
機能を有する部分は、同一の符号を付して説明を省略す
る。

第′１゛図において、１２は主に樹脂等で形成された円
筒状の蛇腹管であシ、はぼ中間に屈曲、伸縮可能な蛇腹
部１２ａが形成され、クランク軸６のオイル穴６ｂに挿
入固定されている。蛇腹管１２の一端１２ｂ内壁には、
ねじシ板１３が挿入されている。さらにこの蛇腹管１２
は半径方向に屈曲した円筒状のオイル管１０へ内装され
、前記オイル管１２は下部端板８に固定されている。ま
た、オイル管１０の先端１０ａ及び蛇腹管１２の先端１
２ｂは、オイ／ｌ／１１中に漬っている。蛇腹管１２の
真直状態を第２図に示し、屈曲した状態を第３図に示す
。また、ねじシ板を第４図に示す。

以上のように構成された密閉型回転圧縮機について動作
を説明する。

クランク軸６が回転すると、挿入固定された蛇腹管１２
が蛇腹部１２ａで屈曲及び伸縮し、オイル管１０の内壁
に沿って軸方向に線接触しながら回転が伝達される。蛇
腹管１２の一端１２ｂの内壁には、ねじり板１３が挿入
されているので、前記ねじり板１３に沿ってオイ／Ｌ／
１１がと昇し、クランク軸６のオイル穴６ｂに導かれ、
圧縮機部Ｂに給油される。また、蛇腹管１２が円筒状で
あるので、オイル管１０の内壁との接触が円筒軸方向で
連続的な線接触となり、一種のすベシ状態となり、騒音
が低減できる。また、蛇腹管１２が樹脂であれば、騒音
低減効果はさらに大きくなる。組立についても、ねじシ
板１３を蛇腹管１２に挿入し、前記蛇腹管１２をクラン
ク軸６のオイル穴６ｂに挿入後、オイル管１０を取付る
だけであるから容易である。

発明の効果以上のように本発明は、クランク軸の端板側の一端に挿
入固定した円筒状の蛇腹管と、前記蛇腹管の一端の内壁
にねじシ板を挿入するとともに、前記蛇腹管を内装する
円筒状のオイル管を備え、前記蛇腹管とオイル管を密閉
容器の半径方向に屈曲したことにより、略水平に設置さ
れた状態で、圧縮機部への油潤滑が十分に行なわれると
ともに油給油装置の騒音を大幅に低減でき、製作上も安
易にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における密閉型回転圧縮機の
正面断面図、第２図は同圧縮機の蛇腹管の屈曲前の正面
図、第３図は同蛇腹管の屈曲状態における正面図、第４
図は同蛇腹管内に挿入するねじり板の拡大図、第５図は
従来の密閉型回転圧縮機の正面断面図である。１・・・・・・密閉容器、４・・・・・・シリンダ、４
′・・・・・・シリンダ本体、６・・・・・・ローラ、
６・・・・・・クランク軸、７．８・・・・・・端板、
１０・・・・・・オイル管、１２・・・・・・蛇腹管、
１３・・・・・・ねじシ板、Ａ・・・・・・電動機部。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名！５
１．宜ＰＡ容器４・・・シリンダ゛４’−、シリ゛／り′本体５・・・Ｕ−ラｌρ・・・方イル看Ｉ２−・！乞　刀笈＾ｔ１３　・：・祷２　じ“　リ　坂Ａ　　、、、４ｔ＠　お（部ｌ？イ第３図　　　　／２ａ第５図

Claims

【特許請求の範囲】

密閉容器と、前記密閉容器内に収納固定された電動機部
と、前記電動機部とクランク軸により駆動されるローラ
と、円筒状気筒であるシリンダを形成したシリンダ本体
およびシリンダ内の吸入側と圧縮側を仕切る仕切板と、
前記シリンダ本体の両端部を閉塞するとともに前記クラ
ンク軸の軸受を兼ねた２つの端板を具備し、前記クラン
ク軸の端板側の一端に挿入固定した円筒状の蛇腹管と、
前記蛇腹管の一端の内壁にねじり板を挿入するとともに
、前記蛇腹管を内装する円筒状のオイル管を備え、前記
蛇腹管とオイル管を密閉容器の半径方向に屈曲した密閉
型回転圧縮機。