JPS61282647A - 差動制限クラツチ付差動装置 - Google Patents

差動制限クラツチ付差動装置

Info

Publication number
JPS61282647A
JPS61282647A JP12569885A JP12569885A JPS61282647A JP S61282647 A JPS61282647 A JP S61282647A JP 12569885 A JP12569885 A JP 12569885A JP 12569885 A JP12569885 A JP 12569885A JP S61282647 A JPS61282647 A JP S61282647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
differential
gear
differential limiting
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12569885A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Hirai
誠一 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP12569885A priority Critical patent/JPS61282647A/ja
Publication of JPS61282647A publication Critical patent/JPS61282647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/06Differential gearings with gears having orbital motion
    • F16H48/10Differential gearings with gears having orbital motion with orbital spur gears
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/20Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
    • F16H48/22Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using friction clutches or brakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/20Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
    • F16H48/30Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using externally-actuatable means

Landscapes

  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明は、相対回転し得る2つの伝動部材間に、高粘性
油が充満した油室を画成するように配置されたクラッチ
アウタおよびクラッチインナと、前記油室内で相互に重
合してクラッチアウタおよびクラッチインナにそれぞれ
スプライン係合される外側クラッチ板および内側クラッ
チ板とから成る差動制限クラッチが介装される差動制限
クラッチ付差動装置に関する。
(2)  従来の技術 従来、かかる差動装置では、クラッチアウタおよびクラ
ッチインナが、両伝動部材のいずれかにそれぞれ常時結
合されており、差動装置の差動作用が生じたときから、
差動制限クラッチが差動制限作動を行なうようになって
いる。
(3)発明が解決しようとする問題点 ところで、差動装置をたとえば鞍乗型車両に搭載したと
きには、極低速で旋回走行をする場合すなわち左右側駆
動輪の回転差が比較的小さい(たとえば20rpm以下
)場合には、従来のような差動制限クラッチがない方が
、芝生等を傷つけたりすることがなく、用途によっては
差動制限クラッチがない方が好結果を生むことがある。
一方、中、高速で走行する際には、差動制限クラッチが
必要であり、特に一方の駆動輪が浮いた状態での走行、
急旋回時、一方の駆動輪が氷上にある場合のように差動
回転数が大きい場合には、差動制限機能が発揮されるこ
とが望ましい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、2
つの伝動部材の相対回転数が設定値を超えてから差動制
限クラッチに差動制限機能を発揮させるようにしだ差動
制限クラッチ付差動装置を提供することを目的とする。
B0発明の構成 (11問題点を解決するための手段 本発明によれば、クラフチアウタおよびクラッチインナ
の一方は一方の伝動部材に連結され、前記クラッチアウ
タおよびクラッチインナの他方に結合可能であってその
結合状態を解除する方向にばね付勢された移動部材が、
軸方向相対移動を許容するとともに相対回転を阻止して
他方の伝動部材に係合され、前記クラッチアウタおよび
クラッチインナと反対側で移動部材に臨んで設けられた
油圧室と、前記両伝動部材の相対回転に応じてポンプ作
動をすべく構成されたポンプとは、前記両伝動部材の相
対回転数が設定値を超えたときに前記移動部材をばね付
勢力に抗して結合位置側に移動させ得る油圧を前記油圧
室に供給するように構成された制御機構を介して接続さ
れる。
(2)作 用 両伝動部材が相対回転を開始するのに応じてポンプもポ
ンプ作動を開始するが、油圧室に供給される油圧は制御
機構の働きにより低いままであり、差動制限クラッチは
移動しない。しかるに両伝動部材の相対回転数が設定値
を超えると、制御機構の働きにより、高い油圧が油圧室
に供給されて、移動部材がクラッチアウタおよびクラッ
チインナの他方側に移動して結合し、差動制服クラッチ
の差動制限機能が発揮される。
(3)実施例 以下、図面により本発明を鞍乗型車両に適用したときの
実施例について説明すると、先ず本発明の一実施例を示
す第1図、第2図および第3図において、鞍乗型車両V
の車体Bには、その中央部にエンジンEを含むパワーユ
ニットPが搭載され、車体Bの前部には単一の操向輪W
fが懸架され、車体Bの後部には左右一対の駆動輪Wj
2r、Wrrが懸架される。各輪Wf、Wj! r、W
r rには幅広の極低圧タイヤT、たとえば空気圧が1
kg/d未満の所謂バルーンタイヤが装着される。また
車体Bの上部には前方から順に燃料タンクFt、サドル
Sおよび荷台Cが配設され、その下部には左右一対の棒
状ステップst、stが配設される。
これらのステップst、stは操縦者の体重移動による
各輪Wf、Wl r、Wr rの接地圧力または接地状
態の調節を容易にするために、各輪Wf。
Wj7r、Wrrの接地点間を結ぶ三角形Trの領域外
に先端を突出させるように、長く形成される。
操向輪Wfは、車体Bの前端に操向可能に連結したフロ
ントフォークFfに軸支される。駆動輪Wρr、Wrr
の懸架系はリヤフォークFrと懸架ばね付緩衝器りとか
ら成り、両駅動輪Wfr。
Wrrは上下揺動可能にして車体Bの後端に連結したり
ャフォークFrの下端の支筒1β、lrに支承され、前
記緩衝器りは車体Bの縦中心線O上で車体Bとリヤフォ
ークFrとの間に介装される。
第4図において、駆動輪Wlr、Wrrにそれぞれ連結
された左右一対の車軸21,2rは相互に対向して前記
支筒11.lr内に配設され、これらの車軸21.2r
間にはパワーユニットPからプロペラ軸3を介して駆動
される差動装置4が介装される。
リヤフォークFrは、縦中心NaOの両側に左右一対の
中空脚体5L5rを存しており、左方の脚体52の中空
部にプロペラ軸3が配設される。
第5図において、差動装置4は、前記支筒11゜1rの
内端および中空脚体51の下端がそれぞれ固着されるハ
ウジング7内に配設される。この差動装置4は、車軸2
1.’lrの軸線まわりに回転自在に支承されるととも
に、内周に内歯ギヤ8を有するデフケース9と、内歯ギ
ヤ8に噛合する第1プラネタリギヤ10aと、第1プラ
ネタリギヤ10aに噛合する第2プラネタリギヤ10b
と、第2プラネタリギヤ10bに噛合するサンギヤ11
と、各プラネタリギヤtoa、tabの支軸12a、1
2bの両端を支持するとともにそれらを介して相互に連
結した左右一対のキャリア13a。
13bとから周知の遊星歯車型に構成される。
サンギヤ11には、一方の車軸2rがスプライン結合さ
れ、キャリア13aには他方の車軸21がスプライン結
合される。またデフケース9の外周にはリングギヤ14
が設けられており、このリングギヤ14はプロペラ軸3
に一体化された駆動ギヤ15(第4図参照)に噛合され
る。
かかる差動装置4には、相対回転する2つの伝動部材、
たとえばサンギヤ11および一方のキャリア13a間を
連結可能な差動制限クラッチCLが装備される。この差
動制限クラッチCLは、クラッチアウタ16と該クラッ
チアウタ16にスプライン結合する複数の外側クラッチ
板17と、クラッチインナとしてのサンギヤ11と、該
サンギヤ11に噛合する複数枚のクラッチ板18とを備
える。
すなわち、キャリア13aには、その外周縁から車軸2
r側に延びる円筒部19が一体的に設けられており、こ
の円筒部19内に円筒状クラッチアウタ16が遊嵌され
る。また、円筒部19内の中間部でキャリア13aとの
間に間隔をあけた位置に円盤状隔壁部材20がサンギヤ
11にスプライン結合されており、この隔壁部材20と
、クラッチアウタ16と、サンギヤ11と、デフケース
9とで油室21が画成され、この油室21内で前記外側
クラッチ板17および内側クラッチ板18がクラッチア
ウタ16およびサンギヤ11にスプライン結合される。
核油室21には高粘度たとえば10,0OOcst〜1
00,000cst程度の作動油が充満される。
第6図(A)、  (B)に示すように、外側クラッチ
板17には、クラッチアウタ16にスプライン結合する
ための多数の歯22と、油を流通させるための多数の油
孔23とが設けられ、また内側クラッチ板18にはサン
ギヤ11にスプライン結合するための多数の歯24と、
前記油を流通させる多数の油溝25とが設けられる。
かかる差動制限クラッチCLでは、クラッチアウタ16
とサンギヤ11との相対回転が生じたときに、外側クラ
ッチ板17および内側クラッチ板18は、それらの間に
介在する高粘性油を剪断しながら相対的に回転する。ク
ラッチアウタ16とサンギヤ11との相対回転速度が上
昇すると、油は前記両クラッチ板17.18による剪断
エネルギーにより昇温し、当初は油温上昇に伴い粘性が
低下する。しかるに相対回転速度が所定値を超えると、
油温の急上昇により両クラッチ板17.18に複雑な温
度勾配が生じ、それに起因する歪みと、油室21の温度
上昇に伴う圧力上昇との相乗作用により、相互に隣接す
る外側クラッチ板17および内側クラッチ板18間に摩
擦係合部分または隙間が極めて小さい部分ができ、クラ
ッチアウタ16およびサンギヤ11が、係合する。
一方、隔壁部材20に関して差動制限クラッチCLと反
対側でキャリア13aには円盤部材26が固着されてお
り、この円盤部材26とキャリア13aとの間にギヤポ
ンプ27が設けられるとともに、円盤部材26と円筒部
19との間には移動部材としてのピストン28が摺合さ
れる。このピストン28の内周面と円盤部材26とは、
セレーション29を介して係合されており、したがって
ピストン28は円盤部材26すなわちキャリア13aに
対して軸方向相対移動が許容されるとともに相対回転が
阻止されている。
ピストン28とクラッチアウタ16との対向端面間には
ドグクラッチ30が設けられており、したがって、ピス
トン28がクラッチアウタ16側に移動してクラッチア
ウタ16に圧接するとピストン28およびクラッチアウ
タ16が結合される。′しかもピストン28は、キャリ
ア13aに固着された円盤部材26に対して相対回転不
能であるので、ドグクラッチ30を介してピストン28
とクラッチアウタ16とが結合したときに、クラッチア
ウタ16はキャリア13aに実質的に一体化される。
隔壁部材20とピストン28との間には、ばね31が介
装されており、ピストン28はそのばね31のばね力に
よりクラッチアウタ16との結合状態を解除する方向に
付勢される。またピストン28と円盤部材26との間に
は、前記ばね31のばね力に抗してピストン28をクラ
ッチアウタ16との結合位置側に移動せしめるための油
圧室32が設けられる。
この油圧室32には、前記油室21と同様の高粘性油が
供給されるものであり、ピストン28を円盤部材26に
結合するセレーション29で多少の隙間があったとして
も、その隙間から洩れる高粘性油量はごく僅かである。
また円筒部19およびピストン28間は、それらが円形
断面を有するものであるので、シール機構を配設しなく
とも高粘性油の漏れ量はわずかである。この油圧室32
には、ギヤポンプ27から油圧が供給されるものであり
、ギヤポンプ27の容量は、前述のようなわずかな漏洩
を見込んで設定される。
円盤部材26およびキャリア13aには、前記油圧室3
2、ギヤポンプ27および油室21を結ぶ油圧回路33
が設けられる。すなわち、油圧室32に供給される作動
油は、油室21内に充満している高粘性油を共用する。
第7図を併せて参照して、キャリア13aと円盤部材2
6との間には、サンギヤ11の周囲に該サンギヤ11と
は偏心した円形のポンプ室35が画成されており、この
ポンプ室35の内周面に全周にわたって設けられた内歯
ギヤ36と、サンギヤ11にスプライン結合してポンプ
室35内に配置されるとともに内歯ギヤ36に噛合する
ギヤ37とで、ギヤポンプ27が構成される。
かかるギヤポンプ27においては、差動装置4における
相対回転可能な2つの伝動部材、すなわちキャリア13
aおよびサンギヤ11の相対回転に応じて、ギヤ37が
内歯ギヤ36に噛合しながら回転し、ポンプ作動が行な
われる。
油圧回路33は、第1流通方向規制回路39と、第2流
通方向規制回路40と、制御機構41とから成る。
円盤部材26には、ギヤ37の回転方向に応じて吸入口
あるいは吐出口として機能する一対の流通口42.43
がポンプ室35に連通して設けられる。第1流通方向規
制回路39は、それらの流通口42.43への作動油の
流通のみを許容すべく設けられたものであり、両流通口
42.43に個別に接続される逆止弁44.45を並列
に接続して構成される。この第1流通方向規制回路39
は、油室21に接続される。
また、第2流通方向規制回路40は、前記流通口42.
43からの作動油の流通のみを許容すべく設けられたも
のであり、前記両流通口42.43に個別に接続された
逆止弁46.47を並列に接続して構成される。
制御機構41は、第2流通方向規制回路40と油圧室3
2とを結ぶ油路48の途中に介装されるものであり、該
油路48および油室21間に、絞り49とリリーフ弁5
0とが並列に接続されて成るものである。リリーフ弁5
0は、油路48の作動油圧が一定値以上になると開弁す
るように、弁体51をばね52で付勢して構成されてお
り、しかもこのリリーフ弁50は、その間弁後も油路4
8の作動油圧が大となるのに応じて開口面積が大となる
ものである。
次にこの実施例の作用について説明すると、左右駆動輪
Wlr、Wrrに回転数の差が生じたときには、キャリ
ア13aおよびサンギヤ11も相対回転し、ギヤ37が
内歯ギヤ36に対して相対回転することにより、ギヤポ
ンプ27のポンプ作動が開始される。この際、第7図の
矢符で示すようにギヤ37が内歯ギヤ36に対して相対
回転すると、一方の流通口42が吸入口となり、他方の
流通口43が吐出口となってギヤポンプ27から吐出さ
れる作動油が絞り49を流通する。
ギヤ37の内歯ギヤ36に対する相対回転数が小さいと
、ギヤポンプ27からの作動油吐出量は小さく、その吐
出量に対応する作動油量が絞り49を介して油室21に
流れるので、油路48すなわち油圧室32の油圧は低い
ままである。したがってピストン28は、ばね31のば
ね力により、クラッチアウタ16との結合を解除した位
置にあり、差動制限クラッチCLはクラッチアウタ16
が自由回転し得る状態にあるので、不作動の状態にある
第8図において、前記差動回転数が絞り49の開口面積
で定まる一定値N1を超えると、絞り49の流動抵抗が
大となるのに応じて油路48すなわち油圧室32の油圧
が上昇し、ピストン28ばばね31のばね力に抗してク
ラッチアウタ16側に移動し、ドグクラッチ30を介し
てクラッチアウタ16に結合する。したがって、差動制
限クラッチCLでは、クラッチアウタ16とサンギヤ1
1との間に相対回転が生じ、差動制限クラッチCLO差
動制限機能が発揮され始め、トルクが上昇する。
差動回転数がさらに上昇するとギヤポンプ27の吐出圧
も増大するがその吐出圧の増大に応じてリリーフ弁50
が開弁するので、油圧室32の油圧が上昇し過ぎること
はなく、差動制限クラッチCLの作動に応じてトルクが
上昇し続ける。
このようにして、従来では第8図の破線で示すように差
動回転数が小さいときから差動制限機能が発揮されるの
に対し本発明に従えば、差動回転数が一定値N1を超え
てから差動制限クラッチCLの作動を開始させることが
できる。
左右駆動輪WAr、Wrrが直結状態になると、ギヤポ
ンプ27のポンプ作動も停止し、高圧となっていた油路
48の作動油が絞り49を介して油室21に徐々に流れ
るのに応じて油圧室32の油圧も低下する。これにより
、ピストン28ばばね31の力によりクラッチアウタ1
6から離反する方向に移動し、ドグクラッチ30による
結合状態が解除される。これによりクラッチアウタ16
は自由に回転することができるようになり、差動制限ク
ラッチCLが不作動の状態となる。
以上の実施例では、ピストン28と、円筒部19および
円盤部材26との間にシール機構を特に設けなかったが
、ギヤポンプ27の容量を小さくせざるを得ない場合に
は、第9図で示すようなシール機構を設けるようにして
もよい。
すなわち、ピストン28の外周面には、円筒部19の内
周面に摺接する0リング53が嵌着される。また、ピス
トン2日の内周面には、差動制限クラッチCL側のセレ
ーション歯29aと、金屑にわたって半径方向内方に突
出した摺合鍔部54とが設けられ、円盤部材26の外周
面には前記セレーション歯29aに噛合するセレーショ
ン歯29bと、摺合鍔部54に摺接する円筒状摺接面5
5とが設けられる;しかも摺接面55の軸方向長さは、
ピストン28の移動に応じて摺合鍔部54がセレーショ
ン歯29bに当接しないように選ばれる。
この実施例によれば、摺合鍔部54と摺接面55との間
隙をたとえば0.02〜0.05m5程度としてシール
機能を得ることができ、またピストン28および円筒部
19間にはOリング53が介装されるので、油圧室32
のシールが充分に果たされる。
C6発明の効果 以上のように本発明によれば、相対回転可能な2つの伝
動部材の相対回転に応じて作動するポンプと、油圧室と
を接続し、差動回転数が設定値を超えたときに制御機構
の働きにより大きな油圧を油圧室に供給して、移動部材
をクラッチアウタあるいはクラッチインナに結合するこ
とにより、差動制限クラッチを作動せしめるようにした
ので、差動回転数が設定値を超えるまでは差動機能が制
限されることはなく、前記設定値を超えてから差動制限
機能が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明を鞍乗型車両に適用したときの
一実施例を示すものであり、第1図は鞍乗型車両の平面
図、第2図は手前側の駆動輪を外した状態で示す同側面
図、第3図は同背面図、第4図は左右駆動輪およびその
周辺部の一部縦断拡大平面図、第5図は差動装置の縦断
面図、第6図の(A)および(B)は差動制限クラッチ
の外側クラッチ板および内側クラッチ板の各正面図、第
7図はギヤポンプおよび油圧室間の油圧系統図、第8図
は本発明装置および従来装置を対比して示す特性図、第
9図は本発明の他の実施例の要部縦断面図である。 4・・・差動装置、11・・・伝動部材およびクラッチ
インナとしてのサンギヤ、13a・・・伝動部材として
のキャリア、16・・・クラッチアウタ、17・・・外
側クラッチ板、18・・・内側クラッチ板、21・・・
油室、27・・・ギヤポンプ、28・・・移動部材とし
てのピストン、41・・・制御機構、CL・・・差動制
限クラッチ 第2図 j13図 第1図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 相対回転し得る2つの伝動部材間に、高粘性油が充満し
    た油室を画成するように配置されたクラッチアウタおよ
    びクラッチインナと、前記油室内で相互に重合してクラ
    ッチアウタおよびクラッチインナにそれぞれスプライン
    係合される外側クラッチ板および内側クラッチ板とから
    成る差動制限クラッチが介装される差動制限クラッチ付
    差動装置において、前記クラッチアウタおよびクラッチ
    インナの一方は一方の前記伝動部材に連結され、前記ク
    ラッチアウタおよびクラッチインナの他方に結合可能で
    あってその結合状態を解除する方向にばね付勢された移
    動部材が、軸方向相対移動を許容するとともに相対回転
    を阻止して他方の前記伝動部材に係合され、前記クラッ
    チアウタおよびクラッチインナと反対側で移動部材に臨
    んで設けられた油圧室と、前記両伝動部材の相対回転に
    応じてポンプ作動をすべく構成されたポンプとは、前記
    両伝動部材の相対回転数が設定値を超えたときに前記移
    動部材をばね付勢力に抗して結合位置側に移動させ得る
    油圧を前記油圧室に供給するように構成された制御機構
    を介して接続されることを特徴とする差動制限クラッチ
    付差動装置。
JP12569885A 1985-06-10 1985-06-10 差動制限クラツチ付差動装置 Pending JPS61282647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12569885A JPS61282647A (ja) 1985-06-10 1985-06-10 差動制限クラツチ付差動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12569885A JPS61282647A (ja) 1985-06-10 1985-06-10 差動制限クラツチ付差動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61282647A true JPS61282647A (ja) 1986-12-12

Family

ID=14916495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12569885A Pending JPS61282647A (ja) 1985-06-10 1985-06-10 差動制限クラツチ付差動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61282647A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3743976A1 (de) * 1986-12-24 1988-07-14 Honda Motor Co Ltd Vorrichtung zur drehmomentuebertragung
RU2611290C1 (ru) * 2015-10-23 2017-02-21 Владимир Тимофеевич Исайчев Самоблокирующийся дифференциал к автотранспортному средству
RU2611297C1 (ru) * 2015-10-07 2017-02-21 Владимир Тимофеевич Исайчев Конический самоблокирующийся дифференциал с гидравлическим сопротивлением
RU2616109C1 (ru) * 2015-12-16 2017-04-12 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Оренбургский государственный университет" Дифференциал к автотранспортному средству

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3743976A1 (de) * 1986-12-24 1988-07-14 Honda Motor Co Ltd Vorrichtung zur drehmomentuebertragung
US4989476A (en) * 1986-12-24 1991-02-05 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Torque transmitting device
RU2611297C1 (ru) * 2015-10-07 2017-02-21 Владимир Тимофеевич Исайчев Конический самоблокирующийся дифференциал с гидравлическим сопротивлением
RU2611290C1 (ru) * 2015-10-23 2017-02-21 Владимир Тимофеевич Исайчев Самоблокирующийся дифференциал к автотранспортному средству
RU2616109C1 (ru) * 2015-12-16 2017-04-12 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Оренбургский государственный университет" Дифференциал к автотранспортному средству

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5938556A (en) Differential speed-sensitive and torque-sensitive limited slip coupling
US4601359A (en) Part time on-demand four-wheel drive vehicle transaxle with viscous clutch
JP3367614B2 (ja) ダンプトラックの操舵輪油圧駆動装置
US3987689A (en) Speed-sensitive differential mechanism
US7708665B2 (en) Variable torque biasing device
EP1559931A2 (en) Hydraulic clutch actuator for limited slip differential assembly
WO2006010931A1 (en) Variable torque biasing device
JPH0413570B2 (ja)
JPH0129725B2 (ja)
US6168545B1 (en) Limited slip differential with spring-loaded clutches
US4967868A (en) Drive arrangement for a four wheel drive vehicle
WO1981001596A1 (en) Liquid cooled disc brake for differential of tracked vehicle
JP3295700B2 (ja) 油圧スライダ継手
US6412368B1 (en) Saddle seat type motor vehicle with limited slip differential
JPS61282647A (ja) 差動制限クラツチ付差動装置
US4452100A (en) Differential speed limiting device
US5890574A (en) Hydraulic coupling arrangement for 4WD vehicle
JP4213240B2 (ja) デファレンシャル装置
JPS61282645A (ja) 差動制限クラツチ付差動装置
JPS61105281A (ja) 鞍乗型車両
JP2532655Y2 (ja) 多板クラッチ付静圧継手の油圧制御装置
JPS61105280A (ja) 鞍乗型車両
JPS61105279A (ja) 鞍乗型車両
JPS61282646A (ja) 差動装置の差動制御装置
JPS61197843A (ja) 差動歯車装置