JPS61282236A - 成形用素材給送機の積重素材層間分離方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、裁断されたシート状の素材を成型する成型
機に付属する成形用素材給送機用の積み重ねられた素材
の層間分離装置に関する。

［従来の技術］ 従来から例えば発泡ウレタン樹脂シートのごとき素材を
連続して成型する成型機では、その原料素材シードを給
送するのに、所定の寸法の四角形に裁断した発泡ウレタ
ン樹脂シートを多数積み重ねておき、最上層の発泡ウレ
タン樹脂シートから順次に吸着盤を有するオートハンド
等を使用した成形用素材給送機で成形機まで給送する装
置が使用されている。

［発明が解決しようとする問題点］ 前述した裁断した発泡ウレタン樹脂シートを多数積み重
ねた素材ストックは、それぞれのシートが密着して積重
なっているために１枚づつ手で分離しなければならず、
成型機の稼動能率を極端に低下させる原因となっていた
。

［問題点を解決するための手段］ 上記した従来例の成形用素材給送機の欠点を除き、能率
のよい成型を行なうために、本発明による成形用素材給
送機の積重素材層間分離装置は、所望する寸法に裁断さ
れた成形用素材を積重して保持し、最上層の素材から順
次成形機に給送する方式の成形用素材給送機において、
一端に素材拘束用のピンＢを有し且つ素材積重ね方向に
移動可能に支持されたスライドベースＢおよび一端に素
材持上げ用のピンＡを有し且つ前記スライドベースＢ上
に回動軸によって回動可能に取付られて回動手段により
回動輪を中心として回動する揺動ベースからなる上層分
離手段Ａと、転動手段Ｂによって最上層の素材と次層の
素材との間を転動しながら当該二層を分離するローラー
軸および所望する寸法に裁断された成形用素材を積重し
て保持して所定の高さまでもちあげるストックリフター
とからなり、前記上層分離手段Ａをストックリフターの
上に積重された素材の方向に移動させてピンＡを最上層
の素材に突刺し、また同時にピンＢを次層の素材に突刺
してから回動手段を操作して揺動ベースを揺動させるこ
とにより最上層の素材の端部を持上げ、次いでローラー
軸を転動手段Ｂによって最上層の素材と次層の素材との
間を転動ざぜながら当該二層を分離することを特徴とす
る。

［作用］　　゛ このような、積重素材層間分離装置によれば、積み重ね
られた成形用素材の次層の素材にピンＢを突刺して当該
次層の素材を押え付け、拘束したままピンＡを最上層の
素材に突刺して回動手段を操作して揺動ベースを回動さ
せることにより最上層の素材の端部を持上げ、次いでロ
ーラー軸を最上層の素材と次層の素材との間を転動させ
ながら当該二層を分離するために、オートハンドの吸着
パッドが最上層の素材を吸着しても次層の素材が同時に
持上ることはなく、極めて能率的且つ確実に一枚づつ素
材の給送をすることが可能である。

［実施例］ 第１図（ａ＞、（ｂ）、（ｃ）は本発明による素材給送
機を中心とした構成の概略図である。

１．１′　は支持アームで、当該支持アームの両端部に
平行してベースＡ２が取り付けられ基盤を形成する。

前記アームのうち一方のアーム１にベースＢ１９が取り
付【プられ、当該ベースＢ１９の上に上層分離手段Ａが
設けられている。

この上層分離手段Ａは、詳細を第２図に示すごとくベー
スＢ１９の前後にシャフト固定板２０を固定し当該シャ
フト固定板２０にガイド軸２１が２本平行して取り付け
られ、当該ガイド軸２１に内接するスライドブロック２
２を設け、このスライドブロック２２に固定されたスラ
イドベース２３の上面に取り付けられる。

当該スライドベース２３はシリンダー８２４により、素
材の積重ね方向に移動することができ、ざらにその上面
に上層分離手段Ａとして軸受２５を設けて回動軸２６を
保持させ、揺動ベース２８をヒンジ２７により前記回動
軸２６に対し回動可能に取り付ける。

この揺動ベース２８の後端部には回動手段としてのシリ
ンダーＡ２９が取り付けられている。

スライドベース２３および揺動ベース２８の先端にそれ
ぞれ第３図に示すごときＬ字形状のビンＢ３２．ピンＡ
３３が取り付けられたピンホルダー８３０．ピンホルダ
ーＡ３１を固定する。

このピンホルダー８３０．ピンホルダーＡ３１を省略し
、ビンＢ３２．ピンＡ３３を直接にスライドベース２３
および揺動ベース２８に取り付けてもよいが、ピンホル
ダーを使用することによって、給送する素材の寸法を変
更するときにピンホルダーごと取替ることができるので
極めて便利である。

揺動ベース２８はシリンダーＡ２９により回動軸２６を
中心として補動しビンＡ３３の先端を上下させる。

次に前記したベースＡ２の下面にはローラ軸８を転動さ
せるための転動手段Ｂが設けられ、当該転動手段Ｂは駆
動モーター１７とスプロケット１６、伝導チェーン１８
．スプロケット１５および連結シャフト１４とにより駆
動される。

この、転動手段Ｂの詳細構造は第４図に示すごとく、ベ
ースＡ２の下面にシャフト固定板３，４を固定し当該シ
ャフト固定板３，４にガイド軸５゜６が取り付けられ、
当該ガイド軸５，６に内接するスライドブロック７を設
け、このスライドブロック７に軸受７ａを固定してロー
ラー軸８を保持させ、当該ローラー軸８にビニオン９を
固定し、前記シャフト固定板３，４に固定したラック１
０に噛み合せ、スライドブロック７が移動するにつれて
ローラー軸８が転動する。

２の下面にスプロケット１１．１２を取付け、更にスプ
ロケット１１とスプロケット１２をチェーン１３で連結
し、当該チェーン１３にスライドブロック７が固定具７
ｂで固定されている。

ざらにスプロケット１１を連結軸１４と連結し、当該連
結軸１４にスプロケット１５を固定し、チェーン１８に
より駆動モーター１７のスプロケット１６に連結するこ
とにより駆動モーター１７が動くとスライドブロック７
が摺動しローラー軸８が回転しながら移動することとな
る。

第５図は、使用状態の概略説明図であって、３６は素材
ストックリフターで成型用素材３５をのせて上下し、３
７はオートハンドで最上層の素材３５ａを吸着して成型
機３８に供給する。また、４０は本発明による積重素材
層間分離装置である。

次に、第６図、第７図により上層分離手段Ａの動作を説
明する。

ストックリフター３６に積重された素材３５はガイド３
４に沿って上昇し所定の高さ位置で停止する。シリンダ
ー８２４によりスライドベース２３が素材３５の方向に
スライドし、ピンＢ３２゜ピンＡ３３が最上層の素材３
５ａと次層の素材３５ｂとにそれぞれ突刺る。次にシリ
ンダーＡ２９により揺動ベース２８が回動軸２６を中心
として補動し、ビンＡ３３が素材３５ａの前端部を持ち
あげる。

駆動モーター１７．スプロケット１１．スプロケット１
２およびチェーン１３によりスライドブロック７が摺動
し、ランク１０．ビニオン９の作用によりローラー軸８
が回転しながら最上層の素材３５ａと次層の素材３５ｂ
との間を転動し、当該二層を分離することとなる。分離
された素材３５ａをオートハンド３７で吸着し成型機３
８に供給する。

第８図は実施例２であって、前記上層分離手段Ａを素材
の方向に移動させてビンＡ３３．ビンＢ３２を素材３５
に突刺すときに素材３５の上面前端をビンＡ３３．ビン
８３２の列と平行となるごとくに押え冶具３９により軽
度に押圧することを特徴とする構成である。

この実施例は素材形状の反りとか歪みによりビンＡ３３
．ビンＢ３２が素材３５の端面を突刺すことが困難とな
る場合にビンＡ３３．ビンＢ３２の列と素材３５の端面
とを平行とするのに有効である。

第９図に示す実施例３は、前記ローラー軸８が転動手段
Ｂによって最上層の素材３５ａと次層の素材３５ｂとの
間を前端から後端に向って転動している期間中、素材３
５の上面前端を押え治具３９により軽度に押圧すること
を特徴とする構成である。　この実施例は、素材が極め
て柔軟であってローラー軸８が転動手段Ｂによって最上
層の素材３５ａと次層の素材３５ｂとの間を前端から後
端に向って転動するときに柔軟な素材がローラー軸８に
付着して巻き着いたり、めくれ返ったりする現象を防止
するのに有効な構成である。

ざらに第１０図に示す実施例４は、前記ローラー軸８が
転動手段Ｂによって最上層の素材３５ａと次層の素材３
５ｂとの間を一旦前端から後端に向って転動したのち、
素材３５の中間位置Ｐまで引き返し、オートハンドで吸
着されるまでのあいだ、当該中間位置Ｐに浮苗している
ことを特徴とする構成である。

この実施例は、オートハンド３７に対する最上層の素材
３５ａの吸着を確実とするのに有効な構成である。

［発明の効果］ 上記した本発明による成形用素材給送機の積重素材層間
分離装置は、積み重ねられた成形用素材の次層の素材に
ビンＢを突刺して当該次層の素材を押え付け、拘束した
ままビンＡを最上層の素材に突刺して揺動ベースを回動
させることにより最上層の素材の端部を持上げ、次いで
ローラー軸を最上層の素材と次層の素材との間を転動さ
せながら当該二層を分離するために、オートハンドの吸
着パッドが最上層の素材を吸着しても次層の素材が同時
に持上ることはなく、極めて能率的且つ確実に一枚づつ
素材の給送をすることができるので成型工程を完全に自
動化することが可能であり、能率的な生産によって安価
で品質の優れた成型品を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）、（ｃ）は本発明の成型用素材給
送機を中心とした概略構成を示す平面図。 正面図、側面図、第２図は上層分離手段へ周辺部の一部
切欠き分解斜視図、第３図はピンＡ、ピン８周辺構造の
斜視図、第４図は転動手段Ｂの詳細構造の一部切欠き斜
視図、第５図は実施例の概略説明図、第６図、第７図は
それぞれ実施例の動作説明断面図、第８図は他の実施例
２の動作説明断面図、第９図は実施例３の動作説明断面
図、第１０図はざらに他の実施例４の動作説明断面図で
ある。 １．１′は支持アーム、２はベースＡ、８はローラー軸
、２３はスライドベース、２８は陽動ベース、３２はビ
ンＢ、３３はビンＡ１３５は素材、３６はストックリフ
ター、３７はオートハンド、３８は成形機、３９は押え
冶具である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、所望する寸法に裁断された成形用素材を積重して保
   持し、最上層の素材から順次成形機に給送する方式の成
   形用素材給送機において、一端に素材（３５）拘束用の
   ピンＢ（３２）を有し且つ素材（３５）積重ね方向に移
   動可能に支持されたスライドベースＢ（２３）および一
   端に素材（３５）持上げ用のピンＡ（３３）を有し且つ
   前記スライドベースＢ（２３）上に回動軸（２６）によ
   って回動可能に取付られて回動手段により回動軸（２６
   ）を中心として回動する揺動ベース（２８）からなる上
   層分離手段Ａと、転動手段Ｂによって最上層の素材（３
   ５ａ）と次層の素材（３５ｂ）との間を転動しながら当
   該二層を分離するローラー軸（８）、および所望する寸
   法に裁断された成形用素材（３５）を積重した状態で保
   持し所定の高さまでもちあげるストックリフター（３６
   ）とからなり、前記上層分離手段Ａをストックリフター
   （３６）の上に積重された素材（３５）の方向に移動さ
   せてピンＡを最上層の素材（３５ａ）に突刺し、また同
   時にピンＢを次層の素材（３５ｂ）に突刺してから回動
   手段を動作させて揺動ベース（２８）を回動させること
   により最上層の素材（３５ａ）の端部を持上げ、次いで
   ローラー軸（８）を転動手段Ｂによって最上層の素材（
   ３５ａ）と次層の素材（３５ｂ）との間を転動させなが
   ら当該二層を分離することを特徴とする成形用素材給送
   機の積重素材層間分離装置。 ２、前記上層分離手段Ａを素材（３５）の方向に移動さ
   せてピンＡ（３３）、ピンＢ（３２）を素材（３５）に
   突刺すときに、素材（３５）の上面をピンＡ（３３）、
   ピンＢ（３２）の列と平行となるごとくに押え治具（３
   ９）により軽度に押圧することを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の成形用素材給送機の積重素材層間分離
   装置。 ３、前記ローラー軸（８）が転動手段Ｂによって最上層
   の素材（３５ａ）と次層の素材（３５ｂ）との間を前端
   から後端に向って転動している期間中、素材の上面前端
   を押え治具（３９）により軽度に押圧することを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の成形用素材給送機の積
   重素材層間分離装置。 ４、前記ローラー軸（８）が転動手段Ｂによって最上層
   の素材（３５ａ）と次層の素材（３５ｂ）との間を一旦
   前端から後端に向って転動したのち、素材の中間位置Ｐ
   まで引き返し、オートハンド（３７）で吸着されるまで
   当該中間位置Ｐに停留していることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の成形用素材給送機の積重素材層間
   分離装置。