JPS61281884A - 徐溶性固形水処理薬剤 - Google Patents
徐溶性固形水処理薬剤Info
- Publication number
- JPS61281884A JPS61281884A JP12485285A JP12485285A JPS61281884A JP S61281884 A JPS61281884 A JP S61281884A JP 12485285 A JP12485285 A JP 12485285A JP 12485285 A JP12485285 A JP 12485285A JP S61281884 A JPS61281884 A JP S61281884A
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- Japan
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- tolyltriazole
- treating agent
- water treating
- water
- slowly soluble
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば空気調節装置の冷却水など、各種の水
を処理するための薬剤を徐々に溶出させ、その薬剤の有
効濃度を長期間にわたって持続させ得る固形の水処理薬
剤に関するものである。
を処理するための薬剤を徐々に溶出させ、その薬剤の有
効濃度を長期間にわたって持続させ得る固形の水処理薬
剤に関するものである。
防錆剤、スケール分散剤、殺藻剤などの各種の水処理薬
剤を水に投入する方法としては、粉末溶解機や集注ポン
プを使用する方法、あるいは、徐々に溶出する固形の薬
剤を水中に投入しておく方法などが知られているが、機
器類が不要な点、管理が容易な点などからして、徐溶性
の固形薬剤を投入する方法が有利なことは周知の事実で
ある。
剤を水に投入する方法としては、粉末溶解機や集注ポン
プを使用する方法、あるいは、徐々に溶出する固形の薬
剤を水中に投入しておく方法などが知られているが、機
器類が不要な点、管理が容易な点などからして、徐溶性
の固形薬剤を投入する方法が有利なことは周知の事実で
ある。
ところで、従来の固形薬剤としては、例えば、水溶性殺
生物剤をポリエチレングリコールで被覆結合して製造し
たものが知られている（例えば、特公昭４Ｂ−２７７５
号公報）。しかしながら、この従来公知の薬剤は、殺生
物剤の結合剤としてポリエチレングリコールを使用して
いるのであるが、このポリエチレングリコールは、処理
すべき水に対して何の効用もなく、単に結合剤として作
用するのみであるから、所定の有効濃度を保持するため
にはどうしても固形薬剤が大容量となり、その上、ポリ
エチレングリコールの水に対する溶解度が高いところか
ら、長期にわたる使用が不可能で、この点に改良の余地
があった・ 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、このような従来欠点に着目し、鋭意研究の結
果、完成したもので、その目的は、処理すべき水に対し
て何の効用もない薬剤を極力少なくしながら、しかも、
長期間にわたって有効濃度を確実に保持することのでき
る固形の水処理薬剤の提供にある。
生物剤をポリエチレングリコールで被覆結合して製造し
たものが知られている（例えば、特公昭４Ｂ−２７７５
号公報）。しかしながら、この従来公知の薬剤は、殺生
物剤の結合剤としてポリエチレングリコールを使用して
いるのであるが、このポリエチレングリコールは、処理
すべき水に対して何の効用もなく、単に結合剤として作
用するのみであるから、所定の有効濃度を保持するため
にはどうしても固形薬剤が大容量となり、その上、ポリ
エチレングリコールの水に対する溶解度が高いところか
ら、長期にわたる使用が不可能で、この点に改良の余地
があった・ 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、このような従来欠点に着目し、鋭意研究の結
果、完成したもので、その目的は、処理すべき水に対し
て何の効用もない薬剤を極力少なくしながら、しかも、
長期間にわたって有効濃度を確実に保持することのでき
る固形の水処理薬剤の提供にある。
この目的を達成するため、本発明による徐溶性固形水処
理薬剤は、粉末状の水処理薬剤をトリルトリアゾール、
あるいは、トリルトリアゾールとロウ状物質との混合物
で結合してなることを特徴とする。
理薬剤は、粉末状の水処理薬剤をトリルトリアゾール、
あるいは、トリルトリアゾールとロウ状物質との混合物
で結合してなることを特徴とする。
水処理薬剤の結合剤として、銅の腐食防止に有効なトリ
ルトリアゾール、あるいは、その混合物を使用するもの
であるから、無駄な薬剤が極力少なくなり、特に、銅製
の熱交換部を有する冷却水系などに用いる場合には効果
的である。
ルトリアゾール、あるいは、その混合物を使用するもの
であるから、無駄な薬剤が極力少なくなり、特に、銅製
の熱交換部を有する冷却水系などに用いる場合には効果
的である。
さらに、トリルトリアゾールは、水に対する溶解度が低
く、胴周の防錆剤の中でも溶解度が比較的低いものであ
るから、長期間にわたって所定の有効濃度を保持するこ
とができる。
く、胴周の防錆剤の中でも溶解度が比較的低いものであ
るから、長期間にわたって所定の有効濃度を保持するこ
とができる。
以上の説明から明らかなように、本発明による徐溶性固
形水処理薬剤によれば、無駄な薬剤が少なく、小容量に
形成できるにもかかわらず、長期間にわたっての使用が
可能で、特に、冷却水系などのように銅製の機器や管を
使用しているものに対して効果的である。
形水処理薬剤によれば、無駄な薬剤が少なく、小容量に
形成できるにもかかわらず、長期間にわたっての使用が
可能で、特に、冷却水系などのように銅製の機器や管を
使用しているものに対して効果的である。
本発明において、水処理薬剤とは、ポリリン酸塩、亜硝
酸塩、亜鉛塩などの各種の防錆剤、ポリアクリル酸塩、
ポリマレイン酸塩、フォスフオン酸塩などの各種のスケ
ール分散剤、チアゾリン化合物、トリアジン化合物、第
４級アンモニウム塩酸塩などの各種の殺藻剤など、水処
理用の水溶性の各種薬剤を示し、これら薬剤を単品で、
あるいは、水に不溶性の化合物を作ることのない複数の
薬剤を適宜組み合わせ、混合して使用することができる
。
酸塩、亜鉛塩などの各種の防錆剤、ポリアクリル酸塩、
ポリマレイン酸塩、フォスフオン酸塩などの各種のスケ
ール分散剤、チアゾリン化合物、トリアジン化合物、第
４級アンモニウム塩酸塩などの各種の殺藻剤など、水処
理用の水溶性の各種薬剤を示し、これら薬剤を単品で、
あるいは、水に不溶性の化合物を作ることのない複数の
薬剤を適宜組み合わせ、混合して使用することができる
。
また、ロウ状物質としては、約５０℃以上の融点を有し
、かつ、水に対して１重量％以下の溶解度を有するもの
で、具体的には、ポリエチレンワックス、密ロウ、パラ
フィンワックス、脂肪酸の高級アルコールエステルなど
があげられる。
、かつ、水に対して１重量％以下の溶解度を有するもの
で、具体的には、ポリエチレンワックス、密ロウ、パラ
フィンワックス、脂肪酸の高級アルコールエステルなど
があげられる。
本発明による薬剤の製造に際しては、トリルトリアゾー
ル、あるいは、トリルトリアゾールとロウ状物質とを加
熱溶融し、これに粉末状の水処理薬剤を単品で、あるい
は、複数種類練合し、その練合物を顆粒状、ピル状、球
状、板状など、各種の形状に成型しながら冷却、固化し
て製造する。その際、水処理薬剤とトリルトリアゾール
との混合比については、特に制限はないが、通常、２．
５：１〜１：１の重量比で練合するのが望ましい。また
、トリルトリアゾールに対するロウ状物質の混合比につ
いては、ロウ状物質があまり多くなると水に不溶性の固
型品となるため、ｌ：ｌの重量比以下にするのが望まし
い。
ル、あるいは、トリルトリアゾールとロウ状物質とを加
熱溶融し、これに粉末状の水処理薬剤を単品で、あるい
は、複数種類練合し、その練合物を顆粒状、ピル状、球
状、板状など、各種の形状に成型しながら冷却、固化し
て製造する。その際、水処理薬剤とトリルトリアゾール
との混合比については、特に制限はないが、通常、２．
５：１〜１：１の重量比で練合するのが望ましい。また
、トリルトリアゾールに対するロウ状物質の混合比につ
いては、ロウ状物質があまり多くなると水に不溶性の固
型品となるため、ｌ：ｌの重量比以下にするのが望まし
い。
次に、より具体的な実施例を示して説明する。
人血斑上
トリルトリアゾールＡ部、ステアリン酸モノグリセ５４
１８部を１００℃で加熱溶融し、これに加温した粉末殺
藻剤パルスターＳＰ（東西化学産業株式会社製）０部を
投入して練合する。
１８部を１００℃で加熱溶融し、これに加温した粉末殺
藻剤パルスターＳＰ（東西化学産業株式会社製）０部を
投入して練合する。
この練合物を１０ｎＸ１１０ｎＸ１０の棒状に成型し、
冷却、固化して徐溶性の水処理薬剤を得る。
冷却、固化して徐溶性の水処理薬剤を得る。
大施拠叉
実施例１のうち、ステアリン酸モノグリセライドをパラ
フィン（ロウツク）と密ロウとに代え、同様にして徐溶
性の水処理薬剤を得る。
フィン（ロウツク）と密ロウとに代え、同様にして徐溶
性の水処理薬剤を得る。
１隻炭工
実施例１のうち、粉末殺藻剤パルスターＳＰをヘキサメ
タリン酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダ ジュリマーＡ
Ｃ−１ＯＮＰ （日本純薬株式会社製）、ならびに、ト
リアジン系殺藻剤に代え、同様にして徐溶性の水処理薬
剤を得る。
タリン酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダ ジュリマーＡ
Ｃ−１ＯＮＰ （日本純薬株式会社製）、ならびに、ト
リアジン系殺藻剤に代え、同様にして徐溶性の水処理薬
剤を得る。
これら各実施例において、薬剤の混合比を変えて得られ
た徐溶性の固形水処理薬剤をサランネット袋に詰め、ク
ーリングタワーの底部にしずめて減量実験を行った結果
を表１に示す。ただし、クーリングタワーは２４時間／
日運転であり、ピット水温は２０℃に調整しておいた。
た徐溶性の固形水処理薬剤をサランネット袋に詰め、ク
ーリングタワーの底部にしずめて減量実験を行った結果
を表１に示す。ただし、クーリングタワーは２４時間／
日運転であり、ピット水温は２０℃に調整しておいた。
なお、表中の減量度は、初期重量に対する減量重量％を
示す。
示す。
この表１の結果より、トリルトリアゾールを水処理薬剤
の結合剤として使用すると、長期間にわたって徐々に有
効成分が溶出されることが理解できる。
の結合剤として使用すると、長期間にわたって徐々に有
効成分が溶出されることが理解できる。
また、トリルトリアゾールを含み、各種の制用防錆剤に
ついて、その防錆効果の比較実験を行ったので、その結
果を表２に示す、ただし、試験水には、近江八幡布の市
水ｌＩｌ中に塩化アンモニウム５．４■、重炭酸ソーダ
８４■、塩化カルシウム２水塩１４７■、硫酸ナトリウ
ム７０■を添加したものを用い、表中の数値は流水中に
おける銅ＣＤ−Ｃ，）の腐食度（Ｉｌｄｄ）を示したも
のでこの表２の結果より、特にトリルトリアゾールとベ
ンゾトリアゾールとが、非常に低濃度でも優れた効果の
あることが理解できる。
ついて、その防錆効果の比較実験を行ったので、その結
果を表２に示す、ただし、試験水には、近江八幡布の市
水ｌＩｌ中に塩化アンモニウム５．４■、重炭酸ソーダ
８４■、塩化カルシウム２水塩１４７■、硫酸ナトリウ
ム７０■を添加したものを用い、表中の数値は流水中に
おける銅ＣＤ−Ｃ，）の腐食度（Ｉｌｄｄ）を示したも
のでこの表２の結果より、特にトリルトリアゾールとベ
ンゾトリアゾールとが、非常に低濃度でも優れた効果の
あることが理解できる。
しかしながら、トリルトリアゾールの水に対する溶解度
が０．５５％（２５℃）〔ただし、１部の資料では１．
０３％（２５℃）〕と低いのに対し、ベンゾトリアゾー
ルの方は１．９８％（２５℃）と高く、また、ロウ状物
質と混合した場合も、ベンゾトリアゾールの方が溶解度
が高く、不純物としてのロウ状物質を多量に必要とする
。このような点からして、できるだけ不純物を少なくし
、長期にわたる使用を可能にするためには、トリルトリ
アゾールが最適であるといえる。さらに、トリルトリア
ゾールの場合には、融点が８３℃であるのに対し、ベン
ゾトリアゾールの場合には、融点が９８℃と高（、その
ために製造時の加熱溶融温度を高くしなければならず、
この点からもトリルトリアゾールの方が有利である。
が０．５５％（２５℃）〔ただし、１部の資料では１．
０３％（２５℃）〕と低いのに対し、ベンゾトリアゾー
ルの方は１．９８％（２５℃）と高く、また、ロウ状物
質と混合した場合も、ベンゾトリアゾールの方が溶解度
が高く、不純物としてのロウ状物質を多量に必要とする
。このような点からして、できるだけ不純物を少なくし
、長期にわたる使用を可能にするためには、トリルトリ
アゾールが最適であるといえる。さらに、トリルトリア
ゾールの場合には、融点が８３℃であるのに対し、ベン
ゾトリアゾールの場合には、融点が９８℃と高（、その
ために製造時の加熱溶融温度を高くしなければならず、
この点からもトリルトリアゾールの方が有利である。
Claims (2)
- （１）粉末状の水処理薬剤をトリルトリアゾール、ある
いは、トリルトリアゾールとロウ状物質との混合物で結
合してなる徐溶性固形水処理薬剤。 - （２）前記ロウ状物質が、５０℃以上の融点を有し、か
つ、水に対して１重量％以下の溶解度を有するものであ
る特許請求の範囲第（１）項に記載の徐溶性固形水処理
薬剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12485285A JPS61281884A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 徐溶性固形水処理薬剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12485285A JPS61281884A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 徐溶性固形水処理薬剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61281884A true JPS61281884A (ja) | 1986-12-12 |
| JPH0333785B2 JPH0333785B2 (ja) | 1991-05-20 |
Family
ID=14895686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12485285A Granted JPS61281884A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 徐溶性固形水処理薬剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61281884A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015093260A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | アクアス株式会社 | 徐放性を有する固形水処理剤、およびその製造方法 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5456040A (en) * | 1977-09-20 | 1979-05-04 | Otsuka Chem Co Ltd | Metal corrosion preventing composition |
| JPS5521582A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-15 | Chemed Corp | Corrosion preventive composition and method thereof |
| JPS55145181A (en) * | 1979-04-25 | 1980-11-12 | Drew Chem Corp | Corrosion controlling agent |
| JPS56130478A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-13 | Otsuka Chem Co Ltd | Composition for preventing metal corrosion |
| JPS58164792A (ja) * | 1982-03-23 | 1983-09-29 | Otsuka Chem Co Ltd | アルミエンジン用腐食防止液 |
| JPS5996281A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-06-02 | ナルコ・ケミカル・カンパニ− | 硬水中の防食効果強化方法 |
-
1985
- 1985-06-07 JP JP12485285A patent/JPS61281884A/ja active Granted
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5456040A (en) * | 1977-09-20 | 1979-05-04 | Otsuka Chem Co Ltd | Metal corrosion preventing composition |
| JPS5521582A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-15 | Chemed Corp | Corrosion preventive composition and method thereof |
| JPS55145181A (en) * | 1979-04-25 | 1980-11-12 | Drew Chem Corp | Corrosion controlling agent |
| JPS56130478A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-13 | Otsuka Chem Co Ltd | Composition for preventing metal corrosion |
| JPS58164792A (ja) * | 1982-03-23 | 1983-09-29 | Otsuka Chem Co Ltd | アルミエンジン用腐食防止液 |
| JPS5996281A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-06-02 | ナルコ・ケミカル・カンパニ− | 硬水中の防食効果強化方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015093260A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | アクアス株式会社 | 徐放性を有する固形水処理剤、およびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0333785B2 (ja) | 1991-05-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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