JPS61280805A - 毛束の製造方法 - Google Patents

毛束の製造方法

Info

Publication number
JPS61280805A
JPS61280805A JP12396585A JP12396585A JPS61280805A JP S61280805 A JPS61280805 A JP S61280805A JP 12396585 A JP12396585 A JP 12396585A JP 12396585 A JP12396585 A JP 12396585A JP S61280805 A JPS61280805 A JP S61280805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
small
hair bundle
bundle
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12396585A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0554321B2 (ja
Inventor
池田 進一
斉藤 文子
征一 袴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP12396585A priority Critical patent/JPS61280805A/ja
Publication of JPS61280805A publication Critical patent/JPS61280805A/ja
Publication of JPH0554321B2 publication Critical patent/JPH0554321B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、一つの大きな毛束から小さな毛束を分配し
、該分配された小毛束の先端を所望の形状に配列させ且
根元部を結束するようにした毛束の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、化粧料塗布用のブラシの如き細毛のブラシは一般
には手工業的手法により製造されている。
すなわち大きな毛の束から小さな束の毛を分量して取り
出し、これを先端の形状に対応する底を有した壺と称す
る成形筒に入れて先端を所望の形状に配列した後、根元
部を口金、接着剤等で結束して小さな毛束を製作し、所
望の柄に取り付けてブラシを完成している。かかる手工
業的手法により製造されたブラシは、高価であり大量に
製造小米なかった。
そこで、一つにまとめられた大きな毛束を、所望の小さ
な毛束に対応する大きさと形状を有する孔を多数貫通し
た毛束分配用孔板に押し込み、複数の小毛束に分配した
後、該孔版に毛束の先端形状に対応する形状を有する成
形用の突起を小毛束の根元部に押し込んで毛束の先端を
成形し、しかる後肢成形用突起を取り除いて孔板内に保
持された小毛束の根元部に接着剤を適用し、硬化させて
小毛束を結束する方法が提案された。かかる方法は例え
ば特公昭50−31386号公報に開示されておリ、小
毛束への分配から結束までを自動化することが可能であ
るため、毛束の大量生産とコストの低下を図り得る利点
がある。
(発明が解決しようとする問題点) 特公昭50−31386号公報に開示の方法によれば、
毛束の根元部側を分配用孔板に装入して小毛束に分配し
た後、孔板内に保持された毛束の根元部へ成形用突起を
押し込んで、毛束の根元部を突起の形状に做って成形す
ることにより、個々の毛をその長手方向に・おいて互に
位置を変え結果として先端部の形状を整えている。
かかる先端部の整形は、個々の毛の長さが必ずしも一定
でなかったり、個々の毛が正確に垂直に配列されておら
ず斜めに位置していたり或は分配された小毛束の根元部
が正確にそろっていない等の理由により、先端部の整形
が確実に行なわれず、いくつかの毛が飛び出して米るお
それがあった。
飛び出した毛は最終的に切りそろえられるが、ブラシの
生命である毛の先端が切断されてしまう問題があった。
(問題を解決するための手段) この発明は、従来の毛束の製法にみられた上記の問題点
を解決せんとするものであって、毛束ホルダーに保持さ
れた毛束を、複数の分配孔に移送して所望の小毛束に分
配した後、小毛束の先端部を所望の形状に成形し、更に
根元部を結束して毛束を製造する方法において、分配孔
を毛の全長よりも長くして分配された小毛束を分配孔内
に保持したまま、小毛束の先端部に成形手段を適用して
小毛束の先端部の成形を行い、且根元部を結束するよう
にしたことを特徴とする。
(作 用) 毛束ホルグーに保持された多量の毛を所望の小毛束に分
配する分配孔を毛の全長を納め得る充分な氏さとなし、
該分配孔内に分配した小毛束を保持して小毛束が毛の長
手方向と直交する方向へ拡散しないように規制しである
ので、小毛束の先端部の成形を、先端部から行い、しか
る後根元部の結束を行うことが出来る。
(実施例) 以下に図面を参照しつつこの発明の好ましい実施例を説
明する。図において(1)は毛束ホルダーであって、分
配されるべき多量の毛(2)を束状に保持しており、該
ホルダー(1)内において個々の毛(2)は略同−の長
さを有し、根元部(2a)を下にして仕切板(3)上に
支持されている。仕切板(3)は毛束ホルダー(1)の
外へと水平方向に引き抜くことが可能であり、仕切板(
3)による支持が解除された毛(2)は毛束ホルダー(
1)から下方へ自由に落下する。
毛束ホルダー(1)に保持される毛(2)は、予め長さ
と方向とを整えられ、且分配する小毛束の総量に相当す
る大きな量の1まとめの束として装入されている。
(4)は分配板であって、分配する小毛束の数に対応し
た数と形状とを有する複数の分配孔(5)が上下に貫通
して形成されており、各分配孔(5)を区画する垂直な
区画壁(6)の先端は先細になっており、落下して来る
毛(2)を各分配孔(5)に効果的に導き分配する。分
配孔(5)は毛(2)の長さよりも充分に大きな長さを
有しており、導き込まれた毛(2)は完全に分配孔(5
)内に納められ、分配孔(5)から外方へ突出すること
はないと共に、複連する成形用型の装入と、接着剤適用
とを打うに充分な長さを毛(2)の先端から分配孔(5
)の上端までの間に余裕分として有する。
毛束ホルダー(1)の下部に分配板(4)を位置づけな
後(第1図)、仕り板(3)を引き抜いて毛束ホルダー
(1)内の毛(2)を落下させ分配孔(3)内に辱さ入
れて小毛束(7)に分配する(第2図)1毛(2)の落
下と分配とを良好に行わせるために、毛束ホルダー(1
)と分配板(4)に振動を与え、毛(2)を振動させな
がら落下させることは、きわめて有益である。分配され
た小毛束(7)は毛先(2b)を上方にして分配孔(5
)内に位置する。
分配完了後、毛束ホルダー(1)が分配板(4)から取
り除かれ、代わって成形板(8)が分配板(4)の上部
に適用される(第3図)。成形板(8)は分配板(4)
の分配孔(5)に対応する数と形状とを有する複数の成
形用突起(9)を有し、該突起(9)を各分配孔(5)
に挿入しつつ、分配板(4)の上面に重ね合わされる。
成形用突起(9)の先端面は、ブラシの先端部の形状に
対応する形状に形成されており、小毛束(7)の先端を
成形用突起(9)の先端面に接触させつつ長さ方向に位
置を変えることにより小毛束(7)は所望のブラシ先端
部形状に整えられる。かかる小毛束(7)の成形のため
に、挿入された成形用突起(9)の先端は小毛束(7)
の先端から若干上方へ離れて位置しており、重ね合わさ
れた分配板(4)と成形板(8)とを#I4図に示すよ
うに180°向きを変えて、小毛束(7)を成形用突起
(9)に向かって自由落下させる。落下した小毛束(7
)は先端部(2b)が成形用突M(9)の先端面に当接
することにより、個々の毛が長さ方向に位置を変元で所
定の先端形状が作出される。小毛束(7)の落下促進と
成形とを行うために小毛束(7)に振動を与えることは
好ましい、小毛束(7)の落下と成形は、毛(2)の長
さよりも長い分配孔(5)内において毛先から根元まで
同一径の集束された状態で行なわれ、毛の長さ方向と直
交する方向へは毛束のいずれの部分も拡散しないような
制限された区域内で行なわれる。このように小毛束(7
)の先ya部(2b)の所望の形状への輪郭づけを、毛
の先端に適用される成形用突起(9)により毛の先端部
において行う結果、個々の毛の長さの不揃いに基因する
毛の飛び出しは毛の根元側に発生し、毛の先端部はきれ
いな輪郭に成形することが出来る。根元側に飛び出した
毛はそこに適用される接着剤の層内に埋設させるか或は
切除することにより容易に処理可能である。
小毛束(7)の成形時には、毛束ホルダー(1)と成形
板(8)との間にスペーサ(10)が介装されており、
両者の間に間隙(11)を作出している。スペーサ(1
0)が側方へ向かって毛束ホルダー(1)と成形板(8
)との間から抜き出すことが出来る。
小毛束(7)の先端部を所望の形状に成形した後、小毛
束(7)の根元部(2a)すなわち上部に接着剤(12
)を適用し、接着剤(12)の硬化により根元部(2a
)を結束する(第4図)、接着剤(12)は液状であり
、適用したとき個々の毛の間に毛細管現象で浸透する。
尚、接着剤(12)に代わって、超音波振動による加熱
により溶融する合成樹脂若しくは金属からなる接着手段
を用いることも可能である。
小毛束(7)は、このようにその全長を分配孔(5)内
に納めであるので、分配された小毛束(7)が長手方向
と直交する方向へ拡散するおそれがなく、このため先端
部(2b)の成形と根元部(2a)の結束とを確実に行
うことが出来、小毛束(7)をその根元部方向から成形
する場合に比して、より正確できれいな輪郭を有した先
端部の成形を什うことが可能となる。
根元部(2a)の結束後、スペーサ(10)を取り除い
て、間隔(10)の高さだけ毛束ホルダー(1)を下降
させることにより、小毛束(7)は成形用突起(9)に
より相対的に上昇させられて分配孔(5)から上方へ突
出する(第5図)ため、毛束ホルダー(1)から小毛束
(7)を容易に取り出すことが出来る。
(発明の効果) この発明の毛束の製造方法によれば、毛束ホルダーに保
持された毛束を、複数の分配孔に移送して所望の小毛束
に分配した後、小毛束の先端部を所望の形状に成形し、
更に根元部を結束して毛束を製造する方法において、分
配孔を毛の全長よりも長くして分配された小毛束を分配
孔内に保持したまま、小毛束の先端部に成形手段を適用
して小毛束の先端部の成形を打い、且根元部を結束する
ようにして、分配された小毛束をその全長を納める分配
孔内に位置させ、小毛束の全ての部分がその長手方向と
直交する方向へは拡散しないように規制しであるので、
分配された小毛束の先端部の成形をその先端部において
直接行うことが出来、根元部から成形する場合に比して
、きわめて正確できれいな輪郭へと成形することが可能
となると共に、成形後、同一分配孔内に小毛束を位置さ
せたままで根元部の結束を行うことが出来る結果、毛束
の製造工程が簡略化出来、コストの低下及び大量生産を
期待することが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの発明の一実施例の工程を示す断面図で
ある。 (1)・・・毛束ホルダー (2)・・・毛(3)・・
・仕切@    (4)・・・分配板(5)・・・分配
孔    (6)・・・区画壁(7)・・・小毛束  
  (8)・・・成形板(9)・・・成形用突起  (
10)・・・スペーサ(11)・・・間rji(12)
・・・接着剤特許出願人 株式会社 資 生 堂 第4図 第5図 手続補正書(自発) 昭和60年特許M第123965号 2、発明の名称 毛束の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都中央区銀座七丁目五番五号名称 (1,9
5)  株式会社 資 生 堂取締役社長 大 野 良
 雄 4゜代 理 人 住所 東京都千代田区難町4丁目1番地−四脇ビル(2
64)7792 6゜補正の内容 (1)明細書を別紙補正明細書のとおり補正する。 (2)図面第6〜9図を別紙図面のとおり補  正  
明  細  書 1、発明の名称 毛束の製造方法 2、特許請求の範囲 (1)毛束ホルダーに保持された毛束を、複数の分配孔
に移送して所望の小毛束に分配した後、小毛束の先端部
を所望の形状に成形し、更に根元部を結束して毛束を製
造する方法において、分配孔を毛の全長よりも長くして
分配された小毛束を分配孔内に保持したまま、小毛束の
先端部に成形手段を適用して小毛束の先端部の成形を行
い、且根元部を結束するようにしたことを特徴とする毛
束の製造方法。 から  するようにしたこと   と 九に 3、発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) この発明は、一つの大きな毛束から小さな毛束を分配し
、該分配された小毛束の先端を所望の形状に配列させ且
根元部を結束するようにした毛束の製造方法に関する。 従来、化粧料塗布用のブラシの如き細毛のブラシは一般
には手工業的手法により91遺されている。 すなわち大きな毛の束から小さな束の毛を分量して取り
出し、これを先端の形状に対応する底を有した壺と称す
る成形前に入れて先端を所望の形状に配列した後、根元
部を口金、接着剤等で結束して小さな毛束を製作し、所
望の柄に取り付けてブラシを完成している。かかる手工
業的手法により製造されたブラシは、高価であり大量に
製造出来なかった。 そこで、一つにまとめられた大きな毛束を、所望の小さ
な毛束に対応する大きさと形状を有する孔を多数貫通し
た毛束分配用孔仮に押し込み、複数の小毛束に分配した
後、該孔板に毛束の先端形状に対応する形状を有する成
形用の突起を小毛束の根元部に押し込んで毛束の先端を
成形し、しかる後肢成形用突起を取り除いて孔板内に保
持された小毛束の根元部に接着剤を適用し、硬化させて
小毛束を結束する方法が提案された。かかる方法は例え
ば特公昭50−31386号公報に開示されており、小
毛束への分配から結束までを自動化することが可能であ
るため、毛束の大量生産とコストの低下を図り得る利点
がある。 (発明が解決しようとする問題点) 特公昭50−31386号公報に開示の方法によれば、
毛束の根元部側を分配用孔版に装入して小毛束に分配し
た後、孔板内に保持された毛束の根元部へ成形用突起を
押し込んで、毛束の根元部を突起の形状に做って成形す
ることにより、個々の毛をその長手方向において互に位
置を変え結果として先端部の形状を整えている。 かかる先端部の整形は、個々の毛の長さが必ずしも一定
でなかったり、個々の毛が正確に垂直に配列されておら
ず斜めに位置していたり或は分配された小毛束の根元部
が正確にそろっていない等の理由により、先端部の整形
が確実に行なわれず、いくつかの毛が飛び出して米るお
それがあった。 飛び出した毛は最終的に切りそろえられるが、ブラシの
生命である毛の先端が切断されてしまう問題があった。 (問題を解決するための手段) この発明は、従来の毛束の製法にみられた上記の問題点
を解決せんとするものであって、毛束ホルダーに保持さ
れた毛束を、複数の分配孔に移送して所望の小毛束に分
配した後、小毛束の先端部を所望の形状に成形し、更に
根元部を結束して毛束を製造する方法において、分配孔
を毛の全長よりも長くして分配された小毛束を分配孔内
に保持したまま、小毛束の先端部に成形手段を適用して
小毛束の先端部の成形を行い、且根元部を結束するよう
にしたことを特徴とする。 (作 用) 毛束ホルダーに保持された多量の毛を所望の小毛束に分
配する分配孔を毛の全長を納め得る充分な長さとなし、
該分配孔内に分配した小毛束を保持して小毛束が毛の長
手方向と直交する方向へ拡散しないように規制しである
ので、小毛束の先端部の成形を先端部から行い、しかる
後根元部の結束を行うことが出来る。 (実施例) 以下に図面を参照しつつこの発明の好ましい実施例を説
明する。図において(1)は毛束ホルダーであって、分
配されるべき多量の毛(2)を束状に保持しており、該
ホルダー(1)内において個々の毛(2)は略同−の長
さを有し、根元部(2a)を下にして仕切板(3)上に
支持されている。仕切板(3)は毛束ホルダー(1)の
外へと水平方向に引き抜くことが可能であり、仕切板(
3)による支持が解除された毛(・2)は毛束ホルダー
(1)から下方へ自由に落下する。 毛束ホルダー(1)に保持される毛(2)は、予め長さ
と方向とを整えられ、且分配する小毛束の総量に相当す
る大きな量の1まとめの束として装入されている。 (4)は分配板であって、分配する小毛束の数に対応し
た数と横断面形状とを有する複数の分配孔(5)が上下
に貫通して形成されており、各分配孔(5)を区画する
垂直な区画壁(6)の先端は先細になっており、落下し
て米る毛(2)を各分配孔(5)に効果的に導き分配す
る。分配孔(5)は毛(2)の長さよりも充分に大きな
長さを有しており、導き込まれた毛(2)は完全に分配
孔(5)内に納められ、分配孔(5)から外方へ突出す
ることがないと共に、後述する成形用型の装入と、接着
剤の適用とを行うに充分な長さを毛(2)の先端から分
配孔(5)の上端までの間に余裕分として有する。 毛束ホルダー(1)の下部に分配板(4)を位置づけな
後(第1図)、仕切板(3)を引き抜いて毛束ホルダー
(1)内の毛(2)を落下させ分配孔(3)内に導き入
れて小毛束(7)に分配する(第2図)。毛(2)の落
下と分配とを良好に行わせるために、毛束ホルダー(1
)と分配板(4)に振動を与え、毛(2)を振動させな
がら落下させることは、きわめて有益である。分配され
た小毛束(7)は毛先(2b)を上方にして分配孔(5
)内に位置する。 分配完了後、毛束ホルダー(1)が分配板(4)から取
り除かれ、代わって成形板(8)が分配板(4)の上部
に適用される(第3図)。成形板(8)は分配板(4)
の分配孔(5)に対応する数と横断面形状とを有する複
数の成形用突起(9)を有し、該突起(9)を各分配孔
(5)に挿入しつつ、分配板(4)の上面に重ね合わさ
れる。成形用突起(9)の先端面は、ブラシの先端部の
形状に対応する形状に形成されており、小毛束(7)の
先端を成形用突起(9)の先端面に接触させつつ長さ方
向に位置を変えることにより小毛束(7)は所望のブラ
シ先端部形状に整えられる。かかる小毛束(7〕の成形
のために、挿入された成形用突起(9)の先端は小毛束
(7)の先端から若干上方へ離れて位置しており、重わ
合わされた分配板(4)と成形板(8)とを第4図に示
すように180°向きを変えて、小毛束(7)を成形用
突起(9)に向かって自由落下させる。落下した小毛束
(7)は先端部(2b)が成形用突起(9)の先端面に
当接することにより、個々の毛が長さ方向に位置を変え
て所定の先端形状が作出される。小毛束(7)の落下促
進と成形とを行うために小毛束(7)に振動を与えるこ
とは好ましい。゛小毛束(7)の落下と成形は、毛(2
)の長さよりも長い分配孔(5)内においで毛先から根
元まで同一径の集束された状態で行なわれ、毛の長さ方
向と直交する方向へは毛束のいずれの部分も拡散しない
ような制限された区域内で行なわれる。このように小毛
束(7)の先端部(2b)の所望の形状への輪郭づけを
、毛の先端に適用される成形用突起(9)により毛の先
端部において行う結果、個々の毛の長さの不揃いに基因
する毛の飛び出しは毛の根元側に発生し、毛の先#1部
はきれいな輪郭に成形することが出来る。根元側に飛び
出した毛はそこに適用される接着剤の層内に埋設させる
が或は切除することにより容易に処理可能である。 小毛束(7)の成形時には、毛束ホルダー(1)と成形
板(8)との間にスペーサ(1o)が介装されており、
両者の間に間隙(11)を作出している。久ペーサ(1
0)は側方へ向かって毛束ホルダー(1)と成形板−(
8)との間から抜き出すことが出来る。 小毛束(7)の先端部を所望の形状に成形した後、小毛
束(7)の根元部(2a)すなわち上部に接着剤(12
)を適用し、接着剤(12)の硬化により根元部(2a
)を結束する(第4図)。接着剤(12)は液状であり
、適mしたとき個々の毛の開に毛細管現象で浸透する。 尚、接着剤(12)に代わって、超音波振動による加熱
により溶融する合成樹脂若しくは*属からなる接着手段
を用いることも可能である。 小毛束(7)は、このようにその全長を分配孔(5)内
に納めであるので、分配された小毛束(7)が長手方向
と直交する方向へ拡散するおそれがなく、このため先端
部(2b)の成形と根元部(2a)の結束とを確実に行
うことが出来、小毛束(7)をその根元部方向から成形
する場合に比して、より正確できれいな輪郭を有した先
端部の成形を行うことが可能となる。 根元部(2a)の結束後、スペーサ(10)を取り除い
て、間隙(11)の高さだけ毛束ホルダー(1)を下降
させることにより、小毛束(7)は成形用突起(9)に
より相対的に上昇させられて分配孔(5)から上方へ突
出する(第5図)ため、毛束ホルダー(1)から小毛束
(7)を容易に取り出すことが出来る。 第6.7図は一変形を示し、分配孔(5)の根元側の壁
面(5a)を小毛束を結束する接着剤に対して不活性な
合成樹脂で構成し、結束された小毛束(7)を分配孔(
5)から容易に排出可能としたものである。 第6.7図において(1)は毛束ホルダーであって、前
記第1〜5図の毛束ホルダー(1)と同様の部材であり
、仕切板(3)により毛束を保持すると共に水平方向に
引き抜くことにより下方へ落下させることが出来る。毛
束ホルダー(1)から落下して米だ毛束を小毛束に分配
する分配孔(5)を有する分配&(4)は、アルミニュ
ーム等の金属製の第1の分配板(4a)と、接着剤に対
して不活性な合成樹脂、例えばテフロンからなる第2の
分配板(4b)とからなる。第2の分配板(4b)は分
配化(5)の根元側を限定する。分配孔(5)を区画す
る区画壁(6)も分配板(4a)(4b)と同様にアル
ミニューム若しくはテフロンで形成されている。かくし
て、分配孔(5)の根元側の壁面(5a)は接着剤に対
して不活性な壁面となり、第7図に示すように、小毛束
(7)の根元部を結束するために適用される接着剤が分
配孔(5)の壁面に接着しないため、分配孔(5)がら
の小毛束(7)の取り出しが容易となる。第1の分配板
(4a)を金属製で形成する理由は、分配孔(5)を精
度よく加工するためである。小毛束に分配後、第1〜5
図と同様に小毛束(7)の先端側に成形用突起(9)を
適用して先端部の成形を行い、根元部に接着剤を適用し
て根元部の結束を行う。結束後、成形用突起(9)を根
元方向へ移動させて、結束された小毛束(7)を分配孔
(5)から排出する。尚、(13)は分配孔(5)の根
元側端部を閉塞する閉塞板であり、成形並びに結束時に
は除去される。 第8.9図は更に他の実施例を示し、分配孔(5)を形
成する分配板(4)の先端部側を更に別部材で形成され
た第3の分配板(4c)で構成し、第1〜第3の分配板
(4aH4bH4c)の重合により分配孔(5)を作出
するようにすると共に、成形時に、第3の分配板(4c
)を取り外して、成形板(8)を適用して成形を行い、
結束した後、小毛束(7)の根元側から突出板(14)
により小毛束(7)を突き出して分配孔(5)から排出
するようにしたものである。分配孔(5)は、第1及び
第2の分配板(4a)(4b)によってその長さが毛(
2)の長さと等しいか、これより大となるように画定さ
れており、分配された小毛束(7)は第1とtJS2の
分配板(4a)(4b)により画成される分配孔(5)
内にその全長が収まっている。 成形板(8)はその−面に小毛束(7)の先端部の形状
に対応する形状の成形部(15)が形成される。図示の
実施例にあっては。成形部(15)は円弧状の凹部に形
成されており、小毛束(7)はこの凹部(15)により
円弧面の輪郭形状に成形される。成形後、小毛束(7)
の根元部に接着剤(12)を適用して結束する。結束後
、小毛束(7)の根元部に突出板(14)の突出棒(1
6)を当接して毛先方向へ押して分配孔(5)から排出
する。第1〜7図に示すように小毛束(7)の毛先部に
突出力を付与する場合には毛先を傷めたり、或は毛先の
柔軟さにより押し出し難い場合が存するが、第8.9図
のように根元側から押し出すことにより、かかる問題点
は解消する。 (発明の効果) この発明の毛束の製造方法によれば、毛束ホルダーに保
持された毛束を、複数の分配孔に移送して所望の小毛束
に分配した後、小毛束の先端部を所望の形状に成形し、
更に根元部を結束して毛束を製造すjる方法において、
分配孔を毛の全長よりも艮<シソ分配された小毛束を分
配孔内に保持したまま、小毛束の先端部に成形手段を適
用して小毛束の先端部の成形を打い、且根元部を結束す
るようにして、分配された小毛束をその全長を納める分
配孔内に位置させ、小毛束の全ての部分がその長手方向
と直交する方向へは拡散しないように規制しであるので
、分配された小毛束の先端部の成形をその先端部におい
て直接行うことが出来、根元部から成形する場合に比し
て、きわめて正確できれいな輪郭へと成形することが可
能となると共に、成形後、同−分配孔内に小毛束を位置
させたままで根元部の結束を行うことが出来る結果、毛
束の製造工程が簡略化出来、コストの低下及び大量生産
を期待することが出来るのである。 4、図面の簡単な説明 第1〜5図はこの発明の一実施例の工程を示す断面図、
第6.7図は一変形を示す断面図、第8.9図は更に他
の変形を示す断面図である。 (1)・・・毛束ホルダー (2)・・・毛(3)・・
・仕切板    (4)・・・分配板(5)・・・分配
孔    (6)・・・区画壁(7)・・・小毛束  
  (8)・・・成形板(9)・・・成形用突起  (
10)・・・スペーサ(11)・・・間 隙    (
12)・・・接着剤(13)・・・閉塞板    (1
4)・・・突出板(15)・・・成形部    (16
)・・・突出棒特許出願人 株式会社 資 生 堂 第  6  図 第  7rI!J 第  8  図 第  9r!1 7  lb−り

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)毛束ホルダーに保持された毛束を、複数の分配孔
    に移送して所望の小毛束に分配した後、小毛束の先端部
    を所望の形状に成形し、更に根元部を結束して毛束を製
    造する方法において、分配孔を毛の全長よりも長くして
    分配された小毛束を分配孔内に保持したまま、小毛束の
    先端部に成形手段を適用して小毛束の先端部の成形を行
    い、且根元部を結束するようにしたことを特徴とする毛
    束の製造方法。
JP12396585A 1985-06-06 1985-06-06 毛束の製造方法 Granted JPS61280805A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12396585A JPS61280805A (ja) 1985-06-06 1985-06-06 毛束の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12396585A JPS61280805A (ja) 1985-06-06 1985-06-06 毛束の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61280805A true JPS61280805A (ja) 1986-12-11
JPH0554321B2 JPH0554321B2 (ja) 1993-08-12

Family

ID=14873705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12396585A Granted JPS61280805A (ja) 1985-06-06 1985-06-06 毛束の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61280805A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507106A (ja) * 1999-08-25 2003-02-25 ジレット、カナダ、カンパニー ブラシ植毛
JP2009101186A (ja) * 2002-02-25 2009-05-14 Kao Corp ブラシの製造方法
WO2015068114A1 (en) * 2013-11-08 2015-05-14 Braun Gmbh Process and apparatus for creating tufts for tufted article
WO2016064401A1 (en) * 2014-10-23 2016-04-28 Colgate-Palmolive Company Oral care implement and a method of forming a bristle field for an oral care implement

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014465A (ja) * 1973-06-11 1975-02-15
JPS5031386A (ja) * 1973-07-25 1975-03-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5014465A (ja) * 1973-06-11 1975-02-15
JPS5031386A (ja) * 1973-07-25 1975-03-27

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507106A (ja) * 1999-08-25 2003-02-25 ジレット、カナダ、カンパニー ブラシ植毛
JP2009101186A (ja) * 2002-02-25 2009-05-14 Kao Corp ブラシの製造方法
WO2015068114A1 (en) * 2013-11-08 2015-05-14 Braun Gmbh Process and apparatus for creating tufts for tufted article
CN105705061A (zh) * 2013-11-08 2016-06-22 博朗有限公司 用于产生用于簇成制品的簇的方法和设备
US10517389B2 (en) 2013-11-08 2019-12-31 The Procter & Gamble Company Process and apparatus for creating tufts for tufted article
WO2016064401A1 (en) * 2014-10-23 2016-04-28 Colgate-Palmolive Company Oral care implement and a method of forming a bristle field for an oral care implement
CN107072390A (zh) * 2014-10-23 2017-08-18 高露洁-棕榄公司 口腔护理器具和形成用于口腔护理器具的刷毛区域的方法
CN107072390B (zh) * 2014-10-23 2019-06-18 高露洁-棕榄公司 口腔护理器具和形成用于口腔护理器具的刷毛区域的方法
US10674812B2 (en) 2014-10-23 2020-06-09 Colgate-Palmolive Company Oral care implement and a method of forming a bristle field for an oral care implement
EP3200652B1 (en) * 2014-10-23 2021-12-08 Colgate-Palmolive Company Oral care implement and a method of forming a bristle field for an oral care implement

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0554321B2 (ja) 1993-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2513621B2 (ja) 剛毛製品の製法並びにこの製法を実施する装置
JP2005342534A (ja) ねじれていないコアを備えたアプリケータ
AU3282000A (en) Method and device for producing brushware and brushware obtained with same
US2488873A (en) Toothbrush and method of making
JPH1042957A (ja) 歯ブラシ
JPS61280805A (ja) 毛束の製造方法
US3836199A (en) Method and apparatus for producing tufts of hair or bristles
EP0194814B1 (en) Method of manufacturing tufted brushes
JPS6214282B2 (ja)
KR20120056311A (ko) 칫솔 제조 방법 및 이 방법으로 제조된 칫솔
RU2197160C2 (ru) Способ изготовления изделий из щетины
TW201633961A (zh) 用於製造刷子或刷毛筆的方法及用於該方法的設備
JP2627895B2 (ja) ブラシ材料からなるブラシヘッドの作成方法および装置
JPH10215944A (ja) 粘性化粧料の塗布用櫛
US798380A (en) Manufacture of brushes.
US4893876A (en) Process and apparatus for producing bristle articles and use of the process for implements having a similar construction
JPH0554322B2 (ja)
US1148566A (en) Brush.
JPS63318906A (ja) ブラシの穂の製法
JP3047999B2 (ja) ブラシの製造方法及びブラシ
KR102143860B1 (ko) 칫솔헤드 킷트를 활용한 칫솔 제조방법
JPS612806A (ja) ボトル用刷子の製造法
DE2925890A1 (de) Verfahren zum herstellen von pinseln, buersten u.dgl.
JPH0497744A (ja) 歯間清掃用ブラシ
JPH1052323A (ja) ブラシの製造方法