JPS6128040A - ポリエステルマルチフイラメント糸の製造方法 - Google Patents

ポリエステルマルチフイラメント糸の製造方法

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JPS6128040A
JPS6128040A JP14419884A JP14419884A JPS6128040A JP S6128040 A JPS6128040 A JP S6128040A JP 14419884 A JP14419884 A JP 14419884A JP 14419884 A JP14419884 A JP 14419884A JP S6128040 A JPS6128040 A JP S6128040A
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yarn
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stretching
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杉本 武敏
村田 充男
晃一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はポリエステルマルチフィラノンを弄の製造方法
に関するものである。更に詳しくはマルチフィラメント
糸を構成するフィラメント(り下半糸という)の総数が
4o本り上で単糸繊度が145d以下であるファイ/デ
ニール糸と呼ばれる細繊度の高級織物用マルチフィラメ
ント糸を安定して製造する方法に関するものである。
〔従来技術とその問題点) 従来、高級織物用原糸について多くの研究がなされたが
、ポリエステルのファイ/デニール糸をピン延伸したも
のが、最も適していることが知られている。
しかし、マルチフィラメント糸を構成する単糸の総数が
40本以上で、かつ単糸繊度が1.5d以下であるファ
インデニール糸をピン延伸すると、延伸ピン上で単糸の
重なりが生じ、延伸ビ/表面と直接に接触していない外
側の単糸の糸温度が規定温度に達せず、延伸斑や毛羽や
クルミの発生原因となっていた。
そこで、本発明者らは種々検討した結果、特願昭58−
236340号で提案したように、加熱した回転供給ロ
ーラで予熱することにより、上記の問題点は画期的に改
善された。しかし、この方法においては、高次加工工程
の通過性が不十分で織物の風合いが粗硬になる傾向があ
るなど高次加工工程における製織性不良原因や織物品位
低下の原因となってbる。
〔発明の目的〕
本発明の目的はこのような従来技術の欠点を改善し、実
質的に延伸斑や毛羽やクルミを有しないばかりか、製織
時の糸切れもなく、良好な風合いの織物が得られる単糸
数が40以上で、かつ単糸繊度が1.5d以下のファイ
ンデニール糸を安定して製造する方法を提供するもので
ある。
〔発明の構成〕
すなわち、前記した本発明の目的は、フィラメントの総
数が40本V上刃・らなるポリエステルマルチフィラメ
ント未延伸糸を延伸して、学Y緊 弄の繊度が4.5dり下の延伸糸とするに察し、該未延
伸糸を下記(1)式の範囲に加熱した加熱回転ローラに
捲回して予熱した後、加熱延伸ピンを用いて、下記(2
)式を満足する延伸倍率で延伸した後、流体処理ノズル
で交絡加工することを特徴とするポリエステルマルチフ
イラメント糸の製造方法によって達成することができる
7g+5くT く7g+30  −・ ・  ・・(1
)本発明を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施態様を示す製造工程の概略図で
ある。第1図において、1は未延伸糸を巻いた未延伸糸
ドラムで、未延伸糸3は糸道ガイド2を経て弾性ローラ
4と送給ローラ5で定速解舒されて、加熱回転ローラ6
へ送給される。加熱回転ローラ6へ送給さねた未延伸糸
は表面温度Tが(7g+5 ) < T < <Tg+
30 )℃に加熱された加熱回転ローラ6に数回捲回し
予熱した後、加熱延伸ピン7に数回捲回し、加熱回転フ
ーラ6と周速度の異なるドローローラ8に数回捲回して
延伸し、同時に熱板9で熱固定する。延伸倍率Rは未延
伸糸3を得た際の紡糸速度V(m/分)との関係で、1
+(1BDO/V)<R<1 + (3400/V)と
−t−ル。延伸り、り糸ハ引き続き、ドローローラ8と
リラックスロー210との間でリラックスした状態で流
体処理ノズル11で交絡加工を施す。そして、糸ガイド
12を通り、バーン13に捲上げられて工程は終了する
第2図は本発明に使用する流体処理ノズルの一例を示す
断面図であり、14は交絡加工を施す糸道、15は圧空
導入孔を示したものである。
本発明においては、加熱回転ローラの温度Tを(7g+
5)<T<(7g+30) ℃とする必要がある。加熱
回転ローラの温度が(7g+5)℃以下では糸条の予熱
効果が不十分なため延伸斑が生じやすく、他方、(1g
+3o) ℃以上では加熱回転ローラードで糸条の軟化
現象に起因する張力低下が原因で、加熱回転ローラから
の糸離れ点での糸条のビクツキ現象や、加熱回転ローラ
上での糸ゆれが増大して、延伸斑が増加するようになる
ため、加熱回転ローラの温度Tは(7g+5)<T <
 (7g+30)Tll:の範囲でなければならない。
又、延伸ピンの温度は(7g+30)〜<Tg+70)
℃の範囲が望まし包延伸ビ・径は(15〜36f”φの
ものが望ましい。
一方、延伸倍率Rは、未延伸糸を紡糸して得た際の紡糸
速度との関係で1+(1800/V)<R< 1+(3
400/V)とする必要がある。通常、延伸倍率は未延
伸糸の配向レベルと、目標とする延伸糸の品質面から決
定されるものであり、本発明の目標とするファインデニ
ール糸を得るためには、延伸倍率が1+(1800/V
)m=云分以下になると織物で良好な/ポを発現させる
ために必要な熱収縮応力のレベルが低下し、/ボ質が劣
悪となり、他方、1+(3400/V)y≠章以上にな
ると、延伸段階で単糸切れが生じ、毛羽が増加するよう
になるため延伸倍率Rは1+(1800/v )<R(
1+(3400/V ) ワ物ノ範囲テナければならな
い。
次に本発明においては、前記特定化した延伸条件で延伸
した延伸糸を引き続いて流体処理ノズルで交絡加工する
必要がある。
すなわち、ファインデニール糸は、単糸繊度が1.5d
以下であり、延伸終了時点で毛羽やクルミがなくてもそ
の後の整経や製織等の高次工程で受ける/ゴキや張力に
よって単糸切れを生じやすく、織物表面毛羽や高次加工
性低下の原因になりやすい。このため、糸条に交絡を付
与し、集束性を高めることが延伸工程以降での毛羽・ク
ルミの発生防止に不可欠なことを見出した。後述□した
測定法で得られる糸条に付与する交絡係数を5〜80程
度にするのが好ましい。
交絡係数を前記範囲内にすると、製織時の糸切れが皆無
になり、織物の/ボ立ちが良好で織物風合いもさらに向
上する。交絡係数が5未満では十分な集束効果が得られ
ない傾向になり、1だ80を越えると織物表面にイラツ
キのある光沢が生じて織物品位が低下する傾向が出てく
る。
本発明で用いるポリエステルマルチフィラメント未延伸
糸とは、たとえばテレフタル酸を主要な二塩基酸とし、
グリコールとしてはエチレノグリコールまたは/クロヘ
キサンジメタツールを主要なグリコールとして用いられ
たもの、またはエチレンオキ/ベンゾエートを用いたも
のであり種々のエステル形成性化合物を共重合して得ら
れるポリエステル系ポリマーを溶融紡糸して得られる。
〔発明の効果〕
本発明は上記の構成を採用することにより、マルチフィ
ラメント糸を構成する単糸の総数が40本以上で、単糸
繊度が1.5d以下のファインデニール糸を製織時の糸
切れも織物品位の低下もなく安定して製造することがで
きる。
なお、交絡加工でのりラックス率の定義および交絡加工
後の交絡係数の測定法は次のとおりである。
〈リラックス率〉 〈交絡係数〉 長さが少なくとも100c+++Sる糸を、σ単位で目
盛られている垂直物差しの前に吊す。糸の下端に糸の全
繊度の0,2倍に等しく、100gを超えない荷重をク
リップ固定する。単糸繊度の2倍で10gを超えない重
量を持ち、その先端は厚さ0.4駿の鋼製針で120度
に曲げられているフックを糸の中心に出来るだけ近い所
に挿入する。このとき、フィラメント数の少なくとも1
/4は針の一方にくるようにする。フックを手で2 a
m / e e Cの速さで十分注意しながら下げる。
針はフイラメ/トが強くからみ合っている点に達するま
で落下する。
測定を50回繰り返して落下距離の平均値χかも、下式
により交絡係数を求める。
交絡係数=100/X 以下、実施例によりさらに具体的に説明する。
実施例1 固有粘度0.65 (25℃オルトクロロフェノール中
で測定)のポリエステルチップを溶融紡糸で吐出孔72
孔のT孔口台を用いて紡糸速度1500m/分で紡糸し
、210デニール、ガラス転移温度70℃の未延伸糸を
得た。
得られた未延伸糸を第1図に示した製造工程で延伸速度
600m/分、125℃の延伸ピンに1回捲回し、15
0℃の熱板で熱固定して、表1の条件で延伸、交絡加工
した。得られたマルチフィラメント糸を高速織機で製織
し、製織性と織物品位を評価して表1の結果を得た。
なお、本発明で規定するTおよびRはそれぞれ、75(
T(100、2,2(R(3,3である。
表1において、実験名1.4.5.8.14および15
は本発明の効果を明確にするだめの比較例である。
実験名1〜4は加熱回転ローラの温度の効果を確認した
もので、!2.3が良好であったのに対して、扁1は温
度が<Tg、+5)1?:よりも低いため延伸斑の発生
傾向があり、他方、扁4は温度が<Tg+30)℃より
も高いため延伸斑の発生がやや認められ、織物品位がや
や低下し、結局屋1.4は実用可能な範囲外であった。
実験名5〜8は延伸倍率の効果を確認したもので、屋5
は延伸倍率が1 +(1800/V)よりも低いため、
延伸斑が発生し、織物品位も欠点が生じた。扁6.7は
延伸斑、毛羽の発生が少なく、織物品位も特に問題なく
、実用可能な範囲であった。
延伸倍率が1 +(3400/V)より高い屋8は整経
テスト毛羽および製織時糸切れが増加する傾向にあり、
実用に適さない。
実験名9〜15は交絡力0王の効果を確認したものでA
id、11および12が製織時の糸切れなく、織物の風
合いが非常に良好であったのに対して、扁9は交絡係数
が太きいため、織物表面に乱反射傾向がわずかに認めら
れたが、実用上問題ないレベルであり、A13は交絡係
数がやや低目のため製織時の糸切れがわずかに発生した
が実用上問題ないレベルであり、扁14は交絡係数が低
すぎるため、集束性が不十分で製織時の糸切れが増加し
、実用上問題であり、扁15は交絡加工を施していない
ため、製織時の糸切れは更に増加し、実用に適さなかっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施態様を示す製造工程の概略図で
ある。第2図は本発明に使用する流体処理ノズルの一例
を示す断面図である。 1:未延伸糸ドラム  3:未延伸糸 5:送給ローラ    6:加熱回転ローラ7:加熱延
伸ピノ   8ニドローローラ10:リラソクスローラ 11:流体処理ノズル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 フィラメントの総数が40本以上からなるポリエステル
    マルチフィラメント未延伸糸を延伸して、フィラメント
    の繊度が1.5d以下の延伸糸とするに際し、該未延伸
    糸を下記(1)式の範囲に加熱した加熱回転ローラに捲
    回して予熱した後、加熱延伸ピンを用いて、下記(2)
    式を満足する延伸倍率で延伸した後、流体処理ノズルで
    交絡加工することを特徴とするポリエステルマルチフィ
    ラメント糸の製造方法。 Tg+5<T<Tg+30……………(1) 1+1800/V<R<1+3400/V……………(
    2) 〔Tg:ガラス転移温度(℃) T:加熱回転ローラの表面温度(℃) V:未延伸糸の紡糸速度(m/分) R:延伸倍率〕
JP14419884A 1984-07-13 1984-07-13 ポリエステルマルチフイラメント糸の製造方法 Granted JPS6128040A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04281034A (ja) * 1991-03-05 1992-10-06 Toray Ind Inc ポリエステルマルチフィラメント糸の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04281034A (ja) * 1991-03-05 1992-10-06 Toray Ind Inc ポリエステルマルチフィラメント糸の製造方法

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