JPS61279633A - 焼結機の操業方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、下方吸引式焼結機（ＤＬ式焼結機）の操業
方法に係り、特に主排風機により吸引する燃焼用空気量
を適正な値に保ち焼結鉱の品質向上および省エネルギー
をはかる操業方法に関する。

従来技術とその問題点 ＤＬ式焼結機では装入した原料層の上部から下部に向っ
て空気を吸引し、原料中に混合しであるコークスを順次
燃焼させながら、原料鉱石粒子相互の焼結反応および溶
融反応を促進し、焼結鉱を得るため、特に原料層内を通
過する燃焼用空気量を適正罠保たないと焼結鉱の品質が
低下したり、無駄なエネルギーを消費したりする。すな
わち、燃焼用空気量が少ないと焼結反応が不完全となり
、成品焼結鉱の品質が低下する。一方、燃焼用空気量が
多いとエネルギーが燃焼用空気の加熱に消費　　　□さ
れ、エネルギーコストが高くなる。このため、　　　□
焼結操業においては燃焼用空気量を可及的に適正に保た
なければならない。

燃焼用空４ＪＣ１１を適正に保つ方法としては、従来以
下に示す方法が知られている。

■　焼結機を複数のゾーンに分割し、各ゾーンの吸引ブ
ロワ（排風機）の圧力を制御する方法（特開昭５９−１
５００２４等）。

■　焼結機を複数のゾーンに分割し、燃焼用空気を各ゾ
ーンに順次通しながら焼結するとともに、その全体の燃
焼用空気量を制御する方法（特開昭５３−５００２）。

しかし、■吸引ブロワの圧力を制御する方法は。

燃焼用空気量と吸引ブロワの圧力との関係が一定しない
ため、吸引ブロワの圧力制御では燃焼用空気量を適正に
制御することは困難である。すなわち、一般には吸引ブ
ロワの圧力を増加すると燃焼用空気量も増加すると考え
られるが、実際は比例しない。すなわち、燃焼用空気は
原料層を通過するためその通気性指数が低下すると吸引
ブロワの圧力を増加させても燃焼用空気量は増加しない
。

しかも、実操業における通気性指数は焼結時間、原料粒
度、水分変動により常に変化している。第２図は吸引圧
力を一定に保った場合の焼結時間に対する通気性指数（
図ａ）および通過風量（燃焼用空気りＣ図ｂ）の関係を
例示したものである。

すなわち、通過風量は吸引ブロワの圧力を一定に保って
も変化することがわかる。また、第３図は実操業に訃け
る吸引圧カ一定の場合（図ａ）と通過風量一定の場合（
図ｂ）の操業チャートを例示したものである。この図よ
り、吸引圧力と通過風量とは明らかに異なることがわか
る。以上の理由により、吸引ブロワの圧力を制御しても
燃焼用空気量を適正に制御することは極めて困難である
。

■燃焼用空気量の総量を制御する方法は、焼結原料の焼
成に伴なう必要燃焼用空気量の変化に追随できないため
、燃焼用空気量を精度よく制御することが困難である。

その理由は、実機におけるサージホッパー内の原料には
該ホッパー内の在庫レベルによる切出し粒度偏析や焼結
原料自体の成分のバラツキが生じており、切出し粒度偏
析のバラツキは前記■の方法で説明した通気性指数の変
化となって現われるが、成分のバラツキは必要燃焼用空
気量のバラツキとなって現われるからであ　　　１１・ る。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　：□ □ 発　　明　　の　　目　　的　　　　　　　　　　　　
　　　：。。：ｌｌｉ　ＨＡ　Ｇよヶや、ゎ、ヨえヵ、
えヵ、ヶ４ヶゎえ　　１□ ４°”ｒ゛ｍ″″１°１″Ｎ＊　、　ＷｊＶｙｆｃｏｔ
＜　５　ｙ“　　１に追従させて燃焼用空気量を適正な
値に保つこと　　　■ができ、かつ経済的に高品質の焼
結鉱を製造する　　　１ことが可能な操業方法を提案す
ることを目的とす　　　：るものである。

発明の構成　　　　１ ■ この発明に係る焼結機の操業方法は、主排風機（吸引ブ
ロワ）の吐出圧力、排風温度および排風量（燃焼用空気
量）を実測し、前記排風量を吐出圧力および排風温度に
より補正演算し、この算出値を設定値と一致させるべく
主排風機の回転数および／または吸入ダンパーの開度を
制御することを特徴とするものである。

以下、この発明方法について詳ｆｉＫ説明する。

第１図はこの発明方法を実施するための装置構成例を示
すブロック図である。図中（１）は主排風管、（２）は
主排風機、（３）は吸入ダンパー、（４）は圧力計、（
５）は温度計、（６）は流量計、（７）は流量制御演算
装置、（８）は風量設定器、（９）は風ｆｆｉ／回転数
・開度変換装置、ａＣＪは回転数制御装置、０９はダン
パー開度変換装置本それぞれ示す。なお、（２）は回転
数検出器。

α３は開度検出器である。

上記装置構成に基づいてこの発明方法を説明すると、ま
ず、風量設定器（３）Ｋ風量設定値を入力しておき、主
排風機（２）の吐出圧力を圧力計（４）により測定する
とともに、温度計（５）および流量計（６）によりそれ
ぞれ排風温度および排風量を測定する。こ　　　１■ れ″。値は流量制御演算装置（７）′入力さ７・実際　
　　１に測定された排風量を補正演算する。すなわち、
　　　）実測された排風量と風量設定値との差を基に吐
出　　　ｉ自 圧力および排風温度による補正を加えて演算する。　　
　１その計算式は次式で表わされる。

ｊＱ　＝　Ｑ　−Ｑ’＋／（Ｐ−’Ｊ’）　　　　　　
　　ｊΔＱ：風量制御を行なうための風量の差　　　　
ｉ：Ｑ　：風量設定値 Ｑ　：実測排風量　　　　　　　　　　　　Ｉ／（Ｐ−
Ｔ）：吐出圧力Ｐと排風温度Ｔに　　　゛よる補正関数
　　　　　　　　　１ ここで、／（Ｐ−Ｔ）による補正は、前記の成分　　　
□等のバラツキによる必要燃焼用空気の変化に追従　　
　：′させるためＫこうじたものである。一般に焼結原
　　　□゛料の成分が変化すると焼結温度も変化し、ま
た通　　　゛気性指数の変化は吐出圧力の変化となって
現われ　　　：るため、この発明では吐出圧力と排風温
度による　　　ば補正関数を用いて実際の排風量を補正
する方法を　　　：とったのである。従って、焼結原料
の通気性指数　　　：ｊ′や成分のバラツキが生じても
常に精度よく排風量を求めることができる。

補正された排風量と風量設定値の差ΔＱは風量／回転数
・開度変換器（９）に入力され、その変換された各位は
それぞれ回転数制御装置００１開度制御装置α乃に入力
され、前記補正値を設定値に一致すべく主排風機（２）
の回転数および／または吸入ダンパー（３）の開度が制
御される。主排風機（２）の回転数と吸入ダンパー（３
）の開度の制御は、通常主排風機（２）の回転数の制御
範囲内では省電力効果の大きい回転数制御で風量をコン
トロールし、回転数の制御範囲外特に回転数の下限以下
では吸入ダンパー開度制御へ移行して風量をコントロー
ルする。また、回転数制御と開度制御を適宜組合わせて
風量をコントロールしてもよい。なお、回転数の制御、
開度制御はそれぞれ回転数検出器（２）により実測した
回転数、開度検出器（至）により検出した開度をフィー
ドバックする方式で行なわれる。

次に、この発明方法の実施結果について説明する。

実　　　施　　　例 第１表は、この発明方法を＊損に適用して焼結鉱を製造
した場合の生産率、燃料原単位、焼結鉱品質等について
、従来の吸引ブロワ全回転、吸入ダンパー全開の条件で
、焼成点が一定となるようにパレット速度制御を行なっ
た場合と対比させて示したものである。

なお、本実施例は焼結機が３つのゾーンに区分され、各
ゾーン毎に吸引ブロワが設置されたＤＬ式焼結機に適用
した場合であり、その際の３台の吸引ブロワの圧力、パ
レット速度は第２表に示した。

第１表より、この発明方法による場合は、燃焼用空気量
を最適に制御できることにより焼成速度　　　□が均一
化された結果、成品焼結鉱の品質が向上し、またコーク
ス原単位も低減されたことがわかる。

さらに、風量原単位が減少したことにより電力原　　　
“単位も減少し、また回収蒸気食も増加したことがわか
る。

第　　　１　　　表 第　　　２　　　表 発　　明　　の　　効　　果　　　　　　　　　　　　
　　［４以上説明したごとく、この発明に係る焼結機の
　　　［□ 操業方法にあっては、主排風機の排風量を吐出圧　　　
１゜力および排風温度により補正演算して求め、その算
出値に基づいて主排風機の回転数、吸入ダンパ　　　ニ
ーの開度を制御して燃焼用空気量を制御するので、ａｍ
□。、、、、ユ□や。。／＜　−ＥＦ　’／や、１ヶ、
　（□て燃焼用空気量を最適に制御することができる。

　　　□従って、この発明方法によれば、焼結鉱の品質
安　　　′走化およびエネルギー原単位の低減に大なる
効果を奏するものである。　　　　　　　　　　　　　
　　　「

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明方法を実施するだめの装置構成例を示
すブロック図、第２図はＤＬ式焼結機に　　　ハ“おけ
る吸引圧カ一定の場合の焼結時間に対する通　　　１［
ｉ・・ 気性指数と通過風量の関係を示す図、第３図は同　　　
１、・□ じく吸引圧カ一定の場合と通過風量一定の場合の　　　
、：：１ 操業チャートを示す図である。　　　　　　　　　　　
　ｊ′！ ｌ・・・主排風管、２・・・主排風機、３・・・吸入ダ
ンパ　　　ｌ、、。 ［、！１ −１４・・・圧力計、５・・・温度計、６・・・流量計
、７・・・　　　（、（・流量制御演算装置、８・・・
風量設定器、９・・・風量回転数・開度変換装置、１０
・・・回転数制御装置、１１・・・開度制御装置。 第２図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　　（ｂ）第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下方吸引式焼結機の操業方法において、主排風機の吐出
   圧力、排風温度および排風量を実測し、前記排風量を吐
   出圧力および排風温度により補正演算し、この算出値を
   設定値と一致させるべく主排風機の回転数および／また
   は吸入ダンパーの開度を制御することを特徴とする焼結
   機の操業方法。