JPS61278391A - 脱銅スライムの硫酸抽出液よりアンチモン及びビスマスを除去する方法 - Google Patents
脱銅スライムの硫酸抽出液よりアンチモン及びビスマスを除去する方法Info
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- JPS61278391A JPS61278391A JP11998785A JP11998785A JPS61278391A JP S61278391 A JPS61278391 A JP S61278391A JP 11998785 A JP11998785 A JP 11998785A JP 11998785 A JP11998785 A JP 11998785A JP S61278391 A JPS61278391 A JP S61278391A
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- Japan
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- sulfuric acid
- activated carbon
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、脱銅スライムを硫酸で処理し得られた抽出液
よりアンチモン、ビスマスを除去する方法に関する。
よりアンチモン、ビスマスを除去する方法に関する。
従来、脱銅スライムの硫酸抽出液からアンチモン等を除
去する方法としては、１）希硫酸で脱銅スライムを処理
する際に、亜硫酸ガスと酸素の混合ガスを吹き込み、固
液分離した水溶液に活性炭を添加し、アンチモン及びビ
スマスを除去する方法。２）硫酸銅含有水溶液と硫化砒
素を反応させ硫化銅と金離溶液を生成させる方法におい
て、金離溶液中の銅濃度を３ ｇ／ｌ以下とすることに
より、アンチモン濃度の低い金離精製液を得る方法（特
開昭５９−１２８２１７号公報参照）。
去する方法としては、１）希硫酸で脱銅スライムを処理
する際に、亜硫酸ガスと酸素の混合ガスを吹き込み、固
液分離した水溶液に活性炭を添加し、アンチモン及びビ
スマスを除去する方法。２）硫酸銅含有水溶液と硫化砒
素を反応させ硫化銅と金離溶液を生成させる方法におい
て、金離溶液中の銅濃度を３ ｇ／ｌ以下とすることに
より、アンチモン濃度の低い金離精製液を得る方法（特
開昭５９−１２８２１７号公報参照）。
等が提案されている。
しかしながら、上記１）の方法では３価の砒素が生成す
るので砒素を高濃度とすることができない。２）の方法
は多量の硫化砒素を添加するので大部分の銅が硫化銅と
して沈殿し且つ浸出された砒酸も還元されて、亜砒酸が
析出する恐れもある等の欠点があった。
るので砒素を高濃度とすることができない。２）の方法
は多量の硫化砒素を添加するので大部分の銅が硫化銅と
して沈殿し且つ浸出された砒酸も還元されて、亜砒酸が
析出する恐れもある等の欠点があった。
本発明の目的は、上記の欠点のない脱銅スライムの硫酸
抽出液中のアンチモン及びビスマスの効率的除去法を提
供することにある。
抽出液中のアンチモン及びビスマスの効率的除去法を提
供することにある。
この目的を達成するため本願発明者等は鋭意研究の結果
、脱銅スライムを硫酸で抽出した水溶液中のアンチモン
は５価のものが主体で、これを活性炭処理しても格別の
除去効果は認められないが、該抽出液を還元したのち活
性炭吸着法を適用すると顕著な除去効果が得られること
、しかし該抽出液の還元剤としてｆ硫酸ガスを使用する
と砒素分まで還元されて活性炭に吸着されて損失するこ
と、Ａｓ＋５をそのま〈残し、Ｓｂ＋５をＳｂ＋３に還
元するには、亜砒酸、硫化砒素が効果的であるが特にそ
の後の操作に障害とならない亜砒酸が好ましいこと等を
知見し、脱銅スライムの硫酸抽出液の適切な還元と活性
炭処理とを併用することによって効率的な脱アンチモン
、脱ビスマスが可能であることを見出し、本発明に到達
した。
、脱銅スライムを硫酸で抽出した水溶液中のアンチモン
は５価のものが主体で、これを活性炭処理しても格別の
除去効果は認められないが、該抽出液を還元したのち活
性炭吸着法を適用すると顕著な除去効果が得られること
、しかし該抽出液の還元剤としてｆ硫酸ガスを使用する
と砒素分まで還元されて活性炭に吸着されて損失するこ
と、Ａｓ＋５をそのま〈残し、Ｓｂ＋５をＳｂ＋３に還
元するには、亜砒酸、硫化砒素が効果的であるが特にそ
の後の操作に障害とならない亜砒酸が好ましいこと等を
知見し、脱銅スライムの硫酸抽出液の適切な還元と活性
炭処理とを併用することによって効率的な脱アンチモン
、脱ビスマスが可能であることを見出し、本発明に到達
した。
即ち、本発明の方法は通常の方法に従って、脱銅スライ
ムを空気を吹き込みながら希硫酸で処理し、不溶解残渣
を分離した抽出液に、亜砒酸及び又は硫化砒素を該水溶
液中のアンチモンに対し当量以上好ましくは５当量以上
で溶解度以内の量を添加し、や＼強めの攪拌をしながら
少なくとも３０分間５０Ｃ以上好ましくは６０〜７０Ｃ
程度で１時間保持したのち、必要により固液分離し、得
られた水溶液に活性炭を添加するか又は活性炭の層を通
過させ、該水溶液中のアンチモン及びビスマスを好適な
濃度まで除去するというものである。
ムを空気を吹き込みながら希硫酸で処理し、不溶解残渣
を分離した抽出液に、亜砒酸及び又は硫化砒素を該水溶
液中のアンチモンに対し当量以上好ましくは５当量以上
で溶解度以内の量を添加し、や＼強めの攪拌をしながら
少なくとも３０分間５０Ｃ以上好ましくは６０〜７０Ｃ
程度で１時間保持したのち、必要により固液分離し、得
られた水溶液に活性炭を添加するか又は活性炭の層を通
過させ、該水溶液中のアンチモン及びビスマスを好適な
濃度まで除去するというものである。
脱銅スライムを硫酸で抽出した抽出液中のｓｂ、Ｂ１の
みを還元するための添加剤としては亜砒酸が好ましい。
みを還元するための添加剤としては亜砒酸が好ましい。
硫化砒素もｓｂ等の還元には効果は認められるが下記の
推定反応式に示すように、硫化銅の沈殿が副生ずるので
工程が煩雑となる。
推定反応式に示すように、硫化銅の沈殿が副生ずるので
工程が煩雑となる。
３Ｓｂ ＋ＡＳＯ→３Ｓｂ＋２Ａｓ＋５・・・・１）＋
５
＋３ ０３Ｓｂ ＋Ａｓ Ｓ→３
Ｓｂ ＋２Ａｓ ＋３Ｓ ・・・・２）３ Ｃ
ｕ −）−Ａｓ Ｓ ＋４ＨＯ−＋２ＨＡｓＯ＋３Ｃ
！ｕＳ＋６Ｈ・・３）亜砒酸の添加量は、多いほどｓｂ
の除去率が良くなるが、該抽出液中の砒素を回収する目
的から、亜砒酸の溶解度以内に抑えるのが好ましい。
５
＋３ ０３Ｓｂ ＋Ａｓ Ｓ→３
Ｓｂ ＋２Ａｓ ＋３Ｓ ・・・・２）３ Ｃ
ｕ −）−Ａｓ Ｓ ＋４ＨＯ−＋２ＨＡｓＯ＋３Ｃ
！ｕＳ＋６Ｈ・・３）亜砒酸の添加量は、多いほどｓｂ
の除去率が良くなるが、該抽出液中の砒素を回収する目
的から、亜砒酸の溶解度以内に抑えるのが好ましい。
亜砒酸の抽出液中への溶解速度は常温では遅いので５０
Ｃ以上、６０〜７０Ｃ程度に保持して１時間程度ＬＡ目
の攪拌を行なう。
Ｃ以上、６０〜７０Ｃ程度に保持して１時間程度ＬＡ目
の攪拌を行なう。
上記の還元剤として硫化砒素を使用する場合には、銅製
棟排ガスの洗浄液を硫化処理して得られる穀物を使用す
ることができる。
棟排ガスの洗浄液を硫化処理して得られる穀物を使用す
ることができる。
この場合も添加量が多いほどｓｂの除去率は良くなるが
、同様にＨＡｓＯの溶解度を超えることは好ま１−＜な
い。硫化砒素添加法の場合も５０Ｃ以上望ましくは６０
〜７０Ｃに保持して２時間程度攪拌する。
、同様にＨＡｓＯの溶解度を超えることは好ま１−＜な
い。硫化砒素添加法の場合も５０Ｃ以上望ましくは６０
〜７０Ｃに保持して２時間程度攪拌する。
この還元処理が終ったら反応式３）の場合は必らず反応
式１）の場合は必要により、固液分離する。
式１）の場合は必要により、固液分離する。
」二記の操作により得られる水溶液には、適切な粒度の
活性炭の所定量を添加し３〜５時間、程度軽く攪拌した
のち水溶液を分離する。
活性炭の所定量を添加し３〜５時間、程度軽く攪拌した
のち水溶液を分離する。
該水溶液を活性炭の層に通過させる場合は、活性炭の粒
径、種類により一様ではないが、滞留時間は１時間以上
とする。
径、種類により一様ではないが、滞留時間は１時間以上
とする。
本発明法によれば、砒素の損失を最小限に抑えてアンチ
モン及びビスマスの所期濃度ｓｂ ０．２ ｇ／ｌ程度
以下に低減させることができる。
モン及びビスマスの所期濃度ｓｂ ０．２ ｇ／ｌ程度
以下に低減させることができる。
実施例１
第１表に示す組成の脱銅スライムを、空気を吹き込みな
がら硫酸濃度１２０ｇ／ｌの硫酸水溶液で抽出して得ら
れた第１表の抽出液各１１に夫々所定量の試薬１級の亜
砒酸を添加し６０〜８０Ｃで１時間や＼強くプロペラ式
攪拌機で攪拌したのち、ヤシガラ系活性炭（商品名タラ
レコールＧＷ、クラレ用製）を各Ｌｏｇ加え、更に５時
間軽く攪拌したのち吸引濾過器で濾過しく水洗浄はしな
い）、得られた濾液の主要成分の含有量を定量した。
がら硫酸濃度１２０ｇ／ｌの硫酸水溶液で抽出して得ら
れた第１表の抽出液各１１に夫々所定量の試薬１級の亜
砒酸を添加し６０〜８０Ｃで１時間や＼強くプロペラ式
攪拌機で攪拌したのち、ヤシガラ系活性炭（商品名タラ
レコールＧＷ、クラレ用製）を各Ｌｏｇ加え、更に５時
間軽く攪拌したのち吸引濾過器で濾過しく水洗浄はしな
い）、得られた濾液の主要成分の含有量を定量した。
その結果を第２表に示す。
第 １ 表
表註）※印は因数である。
第 ２ 表
表註）※印は内機である。
第２表より明らかなように、第１表の抽出液をそのま＼
活性炭と接触させてもｓｂの除去率は３０％弱であるが
、実験＆３〜４では約８０〜９０％のｓｂ除去率を示し
た。
活性炭と接触させてもｓｂの除去率は３０％弱であるが
、実験＆３〜４では約８０〜９０％のｓｂ除去率を示し
た。
しかし第２表で判るように、Ｓｂに対し１０当量未満の
亜砒酸を使用しても脱ｓｂ率は不充分であった。
亜砒酸を使用しても脱ｓｂ率は不充分であった。
実施例２
実施例１で使用した脱銅スライム抽出液各１ｔを使用し
て同様に亜砒酸を添加したのち、これにオガクズ系活性
炭（商品名クラレコールＰＷ１クラレ■製）各１０ｇを
添加し、実施例１と同様にして処理した。その結果を第
３表に示す。
て同様に亜砒酸を添加したのち、これにオガクズ系活性
炭（商品名クラレコールＰＷ１クラレ■製）各１０ｇを
添加し、実施例１と同様にして処理した。その結果を第
３表に示す。
第 ３ 表
表註）×印は内機である。
第３表１の結果はほぼ第２表と同様の傾向を示した。活
性炭の相違により脱ｓｂ率が若干向上したが、水溶液中
のＡｓ濃度も減少した。
性炭の相違により脱ｓｂ率が若干向上したが、水溶液中
のＡｓ濃度も減少した。
実施例３
第１表の脱銅スライムを、空気を吹き込みながら硫酸濃
度１３０ｇ／ｌの水溶液で処理し得られた第４表の抽出
液各２ｔに、第５表の硫化砒素穀物（銅製錬廃ガス洗浄
液を硫化処理したもの）の所定量を夫々添加し７０Ｃで
２時間や＼強めのプロペラ式攪拌機による攪拌を行ない
後吸引濾過した。
度１３０ｇ／ｌの水溶液で処理し得られた第４表の抽出
液各２ｔに、第５表の硫化砒素穀物（銅製錬廃ガス洗浄
液を硫化処理したもの）の所定量を夫々添加し７０Ｃで
２時間や＼強めのプロペラ式攪拌機による攪拌を行ない
後吸引濾過した。
第 ４ 表
第 ５ 表
上記の濾液を各Ｉｌ取り、これに実施例２で用いた活性
炭１０ ｇを夫々添加し各５時間クイい攪拌を行なった
のち吸引濾過し、水溶液中の主要成分の含有量を定量し
た。その結果を第６表に、示す。
炭１０ ｇを夫々添加し各５時間クイい攪拌を行なった
のち吸引濾過し、水溶液中の主要成分の含有量を定量し
た。その結果を第６表に、示す。
第６表を見て判るように、活性炭処理済みの水溶液中ｓ
ｂ濃度は０１０７〜０．２ ｇ／７と満足すべき低濃度
のものが得られたが、硫化砒素穀物の使用量を最小限度
としたにもか＼わらず銅濃度が大幅に低下した。
ｂ濃度は０１０７〜０．２ ｇ／７と満足すべき低濃度
のものが得られたが、硫化砒素穀物の使用量を最小限度
としたにもか＼わらず銅濃度が大幅に低下した。
砒素の還元を抑制してアンチモンを還元したのちＡ活性
炭と接触させるという簡単な操作でＡｓと分離が困難な
５ｂＸＢｉを以後の操作（高純度のＡｓ製造等）に支障
とならない程度まで分離することができる。
炭と接触させるという簡単な操作でＡｓと分離が困難な
５ｂＸＢｉを以後の操作（高純度のＡｓ製造等）に支障
とならない程度まで分離することができる。
Claims (1)
- （１）脱銅スライムを、空気を吹き込みながら硫酸で処
理し、得られた抽出液に亜砒酸、硫化砒素のうち一つ以
上を添加して攪拌しながら加温したのち、該水溶液に活
性炭を添加するか、又は活性炭の層を通過させることを
特徴とする脱銅スライムの硫酸抽出液よりアンチモン及
びビスマスを除去する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11998785A JPS61278391A (ja) | 1985-06-03 | 1985-06-03 | 脱銅スライムの硫酸抽出液よりアンチモン及びビスマスを除去する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11998785A JPS61278391A (ja) | 1985-06-03 | 1985-06-03 | 脱銅スライムの硫酸抽出液よりアンチモン及びビスマスを除去する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61278391A true JPS61278391A (ja) | 1986-12-09 |
Family
ID=14775100
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11998785A Pending JPS61278391A (ja) | 1985-06-03 | 1985-06-03 | 脱銅スライムの硫酸抽出液よりアンチモン及びビスマスを除去する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61278391A (ja) |
-
1985
- 1985-06-03 JP JP11998785A patent/JPS61278391A/ja active Pending
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