JPS61278374A - Lb膜作成方法 - Google Patents
Lb膜作成方法Info
- Publication number
- JPS61278374A JPS61278374A JP60120470A JP12047085A JPS61278374A JP S61278374 A JPS61278374 A JP S61278374A JP 60120470 A JP60120470 A JP 60120470A JP 12047085 A JP12047085 A JP 12047085A JP S61278374 A JPS61278374 A JP S61278374A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- water
- monomolecular film
- tank
- float
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、基板表面上に単分子膜を移し取り。
薄膜を作成するLB膜(ラングミュア・プロジェット膜
)作成方法に関するものである。
)作成方法に関するものである。
単分子膜を固体表面に移し取り薄膜を作成する単分子累
積法はラングミュア法(LB法と称す)と呼ばれる。「
ラングミュア膜」応用物理第52巻7号(1983)
P 567〜574、「ラングミュア膜研究の最近の展
開」固体物理Vd17.Nα12゜(1982) P
744〜752に示される採水面上に表面圧を充分かけ
て固体状態に保持する単分子膜に水面を横切る様に基板
を上下して単分子膜を移し取る。この時1両文献によれ
ば、表面圧を一定に保持する為、基板表面へ移った単分
子膜に相当する水面面積を縮少する様、浮子の位置を制
御している。表面圧が一定となる様浮子をコントロール
しなければ、基板上の膜の不均一が発生し、希望する均
一な所定の膜を得ることはできない、また浮子の移動は
、水面を振動させない様静粛に行なう必要がある。
積法はラングミュア法(LB法と称す)と呼ばれる。「
ラングミュア膜」応用物理第52巻7号(1983)
P 567〜574、「ラングミュア膜研究の最近の展
開」固体物理Vd17.Nα12゜(1982) P
744〜752に示される採水面上に表面圧を充分かけ
て固体状態に保持する単分子膜に水面を横切る様に基板
を上下して単分子膜を移し取る。この時1両文献によれ
ば、表面圧を一定に保持する為、基板表面へ移った単分
子膜に相当する水面面積を縮少する様、浮子の位置を制
御している。表面圧が一定となる様浮子をコントロール
しなければ、基板上の膜の不均一が発生し、希望する均
一な所定の膜を得ることはできない、また浮子の移動は
、水面を振動させない様静粛に行なう必要がある。
これらの文献に示されるLB膜作成方法では、均一な表
面圧を得る為、浮子の制御が非常に複雑なものとなって
おり、均一性の良い単分子膜を得ることの大きな障害と
なっている。 ゛また、浮子を制御する方法として、
LB膜作成時、表面圧を常に表面圧針でモニタ(常にこ
の値が所定の値となる様、モータで浮子位置を制御する
方式も知られている。
面圧を得る為、浮子の制御が非常に複雑なものとなって
おり、均一性の良い単分子膜を得ることの大きな障害と
なっている。 ゛また、浮子を制御する方法として、
LB膜作成時、表面圧を常に表面圧針でモニタ(常にこ
の値が所定の値となる様、モータで浮子位置を制御する
方式も知られている。
本発明は、この点に注目してなされたものであり、上述
の如きLB膜作成方法に於いて、浮子位置を機構的に複
雑に制御する必要がなくて1表面圧一定で均質な単分子
膜を得るLB膜作成方法を提供するものである。
の如きLB膜作成方法に於いて、浮子位置を機構的に複
雑に制御する必要がなくて1表面圧一定で均質な単分子
膜を得るLB膜作成方法を提供するものである。
上記の目的を達成する為、本発明では、槽内の水中に基
板を固定し、単分子膜を保った水面を下げることにより
、基板表面にこの膜を移し取る方法とした。さらに表面
圧を一定にコントロールする為、槽の壁面を傾斜構造と
し基板に移った単分子層の面積に見合った下降水面の表
面積が減少する方法とした。また、壁面は、単分子層が
付かない様、表面エネルギーの小さいPTFE (弗素
樹脂)等の材料で構成した。傾斜面に沿って水面と同時
に下降する浮子を槽内に配置して、表面圧を一定に保つ
方法も合せて行ない、表面圧を水面の下降と同期をとっ
て容易に制御して、均一性の良い単分子膜を基板上に移
し取るLB膜作成方法とした。
板を固定し、単分子膜を保った水面を下げることにより
、基板表面にこの膜を移し取る方法とした。さらに表面
圧を一定にコントロールする為、槽の壁面を傾斜構造と
し基板に移った単分子層の面積に見合った下降水面の表
面積が減少する方法とした。また、壁面は、単分子層が
付かない様、表面エネルギーの小さいPTFE (弗素
樹脂)等の材料で構成した。傾斜面に沿って水面と同時
に下降する浮子を槽内に配置して、表面圧を一定に保つ
方法も合せて行ない、表面圧を水面の下降と同期をとっ
て容易に制御して、均一性の良い単分子膜を基板上に移
し取るLB膜作成方法とした。
以下本発明を実施例を参照して詳細に説明する。
第1図は、本発明によるLB膜作成方法を示す図である
。水面1上に単分子膜2が、親水基3、疎水基4を持っ
て、表面圧がかかった状態で保持されている。水中5に
基板6が保持台7の上で固定配置されている。ここで、
槽8の内壁9は斜面となっている。槽8の下部にバルブ
10が配置されておりここから水が槽外に排出される構
造となっている。槽8の下方には、水を槽外へ排出する
際、水面が振動しない様、多孔質板11が固定されてい
る。
。水面1上に単分子膜2が、親水基3、疎水基4を持っ
て、表面圧がかかった状態で保持されている。水中5に
基板6が保持台7の上で固定配置されている。ここで、
槽8の内壁9は斜面となっている。槽8の下部にバルブ
10が配置されておりここから水が槽外に排出される構
造となっている。槽8の下方には、水を槽外へ排出する
際、水面が振動しない様、多孔質板11が固定されてい
る。
第1図を単分子膜2を基板6表面へ移し取りの開始状態
とする。この時、バルブ10を開は図2に示す様に水面
1が、矢印12方向へ下降するに従い単分子膜2が基板
6の表面に付着するわけである。斜面9の傾斜は、単分
子1IlJ2の表面圧が常に一定圧となる様に基板6の
表面積分だけ水面1の下降に従い当木面1の面積が小さ
くなる構造である。ここで、槽8内の壁面9の材質は、
水面1の下降時、単分子層2が付着しない様に表面エネ
ルギーの小さいPTHE等で作られている。
とする。この時、バルブ10を開は図2に示す様に水面
1が、矢印12方向へ下降するに従い単分子膜2が基板
6の表面に付着するわけである。斜面9の傾斜は、単分
子1IlJ2の表面圧が常に一定圧となる様に基板6の
表面積分だけ水面1の下降に従い当木面1の面積が小さ
くなる構造である。ここで、槽8内の壁面9の材質は、
水面1の下降時、単分子層2が付着しない様に表面エネ
ルギーの小さいPTHE等で作られている。
続いて、本発明による他の実施例を第3図に示す。水面
21上に単分子膜22が表面圧を適度に印加された状態
で保持されている。水中23に基板24が固定されてい
る。壁面25は、前記の実施例に示す様に表面圧を一定
とする様傾斜構造となっている。a面25に浮子26が
沿って、水面21と同時に下降する構造となっている。
21上に単分子膜22が表面圧を適度に印加された状態
で保持されている。水中23に基板24が固定されてい
る。壁面25は、前記の実施例に示す様に表面圧を一定
とする様傾斜構造となっている。a面25に浮子26が
沿って、水面21と同時に下降する構造となっている。
すなわち、水面21が下降した時、浮子26も同時1巳
下降し、常に同じ浮子26の位置が、水面21と接する
構造となっている。また表面圧は、浮子26が、壁面2
5に沿って下降することで一定に制御される。この実施
例は前記の実施例と同様に槽27の下部にバルブ28が
取り付いており、ここから槽外へ水が排出される構造と
なっている。槽27の下方には、多孔質板29が配置さ
れており、水の排出時、水面21に振動が生じない構造
となっている。
下降し、常に同じ浮子26の位置が、水面21と接する
構造となっている。また表面圧は、浮子26が、壁面2
5に沿って下降することで一定に制御される。この実施
例は前記の実施例と同様に槽27の下部にバルブ28が
取り付いており、ここから槽外へ水が排出される構造と
なっている。槽27の下方には、多孔質板29が配置さ
れており、水の排出時、水面21に振動が生じない構造
となっている。
また槽外への水の排出方法として、排出口に流量可変制
御バルブ、流量計を配置して、排出流量を自動的に制御
して、より高品質の膜を得ることも可能である。重力排
出の他にポンプで強制排水を行なう方法も有効である。
御バルブ、流量計を配置して、排出流量を自動的に制御
して、より高品質の膜を得ることも可能である。重力排
出の他にポンプで強制排水を行なう方法も有効である。
以上の様な構造とした為、次に示す効果が得られた。
− (1)表面圧を一定とする為の浮子の機械的な制御が不
必要となった。
− (1)表面圧を一定とする為の浮子の機械的な制御が不
必要となった。
(2)形状の異なる基板に対しては、壁面の構造をそれ
に見合って変化させ表面圧を一定とすることが容易に出
来る。すなわち形状の変化にも充分対応が出来る。
に見合って変化させ表面圧を一定とすることが容易に出
来る。すなわち形状の変化にも充分対応が出来る。
この様な効果が得られた結果、本方式では、均一な単分
子膜が容易に得られる様になった。
子膜が容易に得られる様になった。
本LB膜作成方式は、特に基板の表面積が、常に一定で
ある量産品に適した方式であることは言うまでもない。
ある量産品に適した方式であることは言うまでもない。
第1図、第2図および第3図はそ九ぞれ本発明による実
施例の断面図を示す。 1・・・水面、2・・・単分子膜、5・・・水中、6・
・・基板、8・・・槽、9・・・内壁、10・・・バル
ブ、11・・・多孔質板、12・・・矢印、26・・・
浮子。 IZ2
施例の断面図を示す。 1・・・水面、2・・・単分子膜、5・・・水中、6・
・・基板、8・・・槽、9・・・内壁、10・・・バル
ブ、11・・・多孔質板、12・・・矢印、26・・・
浮子。 IZ2
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、槽内の水面上に単分子膜を保ち、この水面を下げる
ことにより、水中に固定した基板表面上に当該単分子膜
を移し取ることを特徴とするLB膜作成方法。 2、特許請求の範囲第1項に於いて、前記単分子膜を前
記基板表面上に移す際、前記単分子膜の表面圧が一定と
なる様、槽を傾斜構造とすることを特徴とするLB膜作
成方法。 3、前記単分子膜と接する槽の壁面の材質を表面エネル
ギーの小さい材料とすることを特徴とする特許請求の範
囲第2項記載のLB膜作成方法。 4、前記槽内に浮き子を配置し前記浮き子が、水面と共
に槽壁面に沿つて下降することを特徴とする特許請求の
範囲第2項記載のLB膜作成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120470A JPS61278374A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | Lb膜作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60120470A JPS61278374A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | Lb膜作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61278374A true JPS61278374A (ja) | 1986-12-09 |
Family
ID=14786965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60120470A Pending JPS61278374A (ja) | 1985-06-05 | 1985-06-05 | Lb膜作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61278374A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63252212A (ja) * | 1987-03-11 | 1988-10-19 | Shigeo Okahata | Lb型累積膜形成用圧電素子センサ− |
JPH0394857A (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-19 | Sendai Denpa Kogyo Koutou Senmon Gatsukouchiyou | 有機分子超薄膜の製造方法、その製造装置、及び表面圧力計 |
JP4944010B2 (ja) * | 2004-03-10 | 2012-05-30 | サイル テクノロジー ゲーエムベーハー | コーティングされたインプラント、その製造および使用 |
-
1985
- 1985-06-05 JP JP60120470A patent/JPS61278374A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63252212A (ja) * | 1987-03-11 | 1988-10-19 | Shigeo Okahata | Lb型累積膜形成用圧電素子センサ− |
JPH0394857A (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-19 | Sendai Denpa Kogyo Koutou Senmon Gatsukouchiyou | 有機分子超薄膜の製造方法、その製造装置、及び表面圧力計 |
JP4944010B2 (ja) * | 2004-03-10 | 2012-05-30 | サイル テクノロジー ゲーエムベーハー | コーティングされたインプラント、その製造および使用 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0252923B2 (en) | Method and apparatus for depositing monomolecular layers on a substrate | |
JPS62220184A (ja) | 生体外組織培養装置 | |
US6770330B2 (en) | Method for producing a continuous, large-area particle film | |
EP0541401A1 (en) | Method for the formation of two-dimensional particle arrangements | |
JPS61278374A (ja) | Lb膜作成方法 | |
JP3262472B2 (ja) | ラングミュアーブロジェット膜の製造装置 | |
US3834927A (en) | Fluidized bed coating method | |
Gupta et al. | Behavior of pure divalent bis (didodecyldimethylammonium) bis (4, 5-dimercapto-1, 3-dithiole-2-thionato) metalate complexes at the air-water interface | |
KR20190017502A (ko) | 입자 코팅 장치 및 방법 | |
JP3676931B2 (ja) | 液晶注入皿およびそれを用いた液晶表示装置の製造方法 | |
JP2657201B2 (ja) | 単分子膜作成方法およびその装置 | |
JPS558853A (en) | Fluidized bed coating | |
JP2000117097A (ja) | 粒子薄膜形成方法 | |
JPH1031315A (ja) | レジストパターンの現像装置 | |
JPS63229110A (ja) | 液体の脱泡処理装置 | |
JPS63182071A (ja) | 単分子累積膜の製造方法 | |
JPS63104675A (ja) | 有機膜作成装置 | |
JPS61271051A (ja) | 成膜装置 | |
JPH0557227A (ja) | 有機薄膜の作製方法 | |
JPH0320031A (ja) | 超音波洗浄装置 | |
JPH0563230B2 (ja) | ||
JPS60261569A (ja) | 成膜装置 | |
JPS61130486A (ja) | 気相成長装置 | |
JPS62286576A (ja) | 成膜方法 | |
JPS63151373A (ja) | 有機薄膜製造装置 |