JPS61277747A - 外壁の中断熱工法 - Google Patents

外壁の中断熱工法

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JPS61277747A
JPS61277747A JP11940885A JP11940885A JPS61277747A JP S61277747 A JPS61277747 A JP S61277747A JP 11940885 A JP11940885 A JP 11940885A JP 11940885 A JP11940885 A JP 11940885A JP S61277747 A JPS61277747 A JP S61277747A
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JP
Japan
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panels
heat insulating
wall
concrete
insulating material
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JP11940885A
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福嶋 孝之
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Haseko Corp
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Hasegawa Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鉄筋コンクリート造外壁の壁厚の中間部に断
熱材層を設けて所謂中断熱とする外壁の中断熱工法に関
する。
〔従来の技術〕
鉄筋コンクリート造外壁の壁厚の中間部に断熱材層を設
けて中断熱とする外壁の中断熱工法としては、次のもの
が(H丸善発行・日本建築学会線r建築設計資料集成・
第一@(環境)」)等によって既に知られている。
第8図に示すものはスウェーデンの例であり、一対のプ
レキャストコンクリートlia、b間に、グラスウール
等の断熱材Cと防湿層dを形成する工法である。
第9図に示すものはフランスの例である。この中断熱工
法は、図示された外壁の断面形状からみて、現場打ちコ
ンクリートによるコンクリート壁の構築後、その外面に
断熱材と断熱材の保護用モルタル層とを施工する一般的
な外断熱工法に近似した施工手順、つまり、内側の壁部
分eをコンクリートの現場打ちにて構築した後、その外
面側にフオームポリスチレン等の断熱材Cとプレキャス
トコンクリート仮より成る外側の壁部分子を施工すると
いった手順によるものである。図中のg。
hは仕上げ材である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前者の中断熱工法によれば、断熱材Cの両側に位置する
壁部分がいずれもプレキャストコンクリート板a、bで
あるから、現場打ちコンクリートによる場合に比べて、
コンクリート品質の安定化を図る上で有利ではあるが、
経済性の面で非常に不利である。
即ち、上記のプレキャストコンクリート板a。
bの製造は、言わばコンクリートの現場打設を単に工場
打設に置き換えただけのものであり、原料の搬入場所と
建設場所が離れている、プレキャストコンクリート板が
かなりの重量物になり、現場への輸送や現場での取り扱
いに不便である等、経済性の上で不利な点が多い、また
、コンクリート骨材としての天然骨材が海砂、山砂(砕
石)に顛られるようになって、コンクリート中の補強鉄
筋鼻 の錆、鯖による鉄筋の膨張によるコンクリートのクラッ
ク、コンクリート片の剥離脱落による劣化の促進等が社
会問題になっているところから、近年、人工骨材(膨張
頁岩によるピルトンやメサライト等の人工軽量骨材、火
山灰によるシラスバルーン、磁器質のセラミック骨材)
の開発、実用化が盛んであるが、上記の工法では、内外
の壁部分の全体をプレキャストコンクリート製としてい
るので、人工骨材の使用によりコンクリート骨材の品質
をグレードアップすれば、高価な人工骨材が多量に使用
されることになり、ますます経済性の上で不利になる。
後者の中断熱工法においては、外側の壁部分子について
同様な問題が生じる。またこの工法では、内側の壁部分
eを構築するための仮枠工事(型枠の現場搬入、組立、
解体撤去)に多大の労力と費用を要するのみならず、内
側壁部分eの脱型まで断熱材C及び外側壁部分を施工で
きないので、工期の面でも不利である。
本発明は、上記の従来欠点を解消し、現場打ちコンクリ
ートの長所を生かし且つ天然骨材の経済性を尊重しつつ
、人工骨材の使用量が少なくて済む比較的薄いコンクリ
ート外皮材で現場打ちコンクリートの短所を補い且つコ
ンクリートを現場打ちした際、断熱材の位置がずれない
よう前記外皮材で断熱材を壁厚の中間部に確実に保持す
ることにより、全体として高品質で耐久性があり且つ設
計通りの断熱効果が得られる中断熱の外壁を経済的に構
築できる新規かつ有用な外壁の中断熱工法を提案するも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による外壁の中断熱工法は、裏面に複数の独立し
た隆起部が所定間隔で整列配置された一対のセメント系
パネルを、前記隆起部同士が対向して位置する状態に配
置し且つ両パネル間には断熱材を、両パネルの前記隆起
部で挟持された状態に配置すると共に、両パネルを前記
隆起部の位置において断熱材を貫通するボルトにて連結
し、断熱材とその両側のパネルとの間に形成される空隙
夫々に、壁筋を配置した状態で、コンクリートを現場打
ちして、中断熱の外壁とすることを特徴としている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に暴づいて説明す第1図、
第2図に示すように、裏面に側面視で台形状をなす複数
の独立した隆起部1a・・・が所定間隔で縦横に整列配
置されたポリマーセメントモルタル等より成る一対のセ
メント系パネル1.1を、それらの隆起部1a・・・同
士が対向して位置する状態に配置し且つ両パネル1,1
−間には、断熱材2を、両パネル1.1の隆起部1a・
・・で挟持された状態に配置すると共に、断熱材2を貫
通するステンレス製あるいは防錆処理の施された鋼製の
ボルト3・・・とその端部に螺合する同様な材質のナン
ド部材4・・・により、両パネル1.1を前記隆起部1
a・・・の位置において相互に連結する。断熱材2は両
側から隆起部1a・・・で挟持されることにより、壁厚
の中間部所定位置に保持される。また両パネル1.1と
断熱材2との間に形成される空隙S、Sには、縦横の壁
筋−5・・・を配置する。これらの壁筋5・・・は、両
パネル1.1を外壁構築位置に建て込む前に、各パネル
1.1の裏面適所に打ち込み金具6・・・等で固着され
る。
尚、前記各ボルト3・・・には、断熱材2を貫通する部
分に圧縮強度の大きい材料よりなるスリーブ(例えば、
鋼製スリーブ)7・・・が套嵌され、ボルト3・・・と
ナンド部材4・・・を締め付けたとき、スリーブ7・・
・の両端面が両パネルl、1の隆起部1a・・・に当接
して両パネル1.1間の間隔を一定以上に保ち、前記断
熱材2が隆起部1a・・・によって一定厚さ以下に押し
潰されることを防止すぺ(構成しである。これらのスリ
ーブ7・・・は、建築現場で断熱材2の所定位置に差し
込まれたものであるが、第5図に示す如く、両端に鍔部
を存する鳩目状のスリーブ7として、これを予め、断熱
材2に所定間隔おき取り付けておいてもよい、断熱材2
としては、グラスウール、フオームポリスチレン、フェ
ノール樹脂パネル等、種々の材質のものを使用できる。
次に、第3図、第4図に示す如く、前記空隙S。
Sにコンクリート8.8を現場打ちし、両パネル1.1
の表面にモルタルの吹付は等による仕上げ材9・・・を
施して、中断熱の外壁Wを構築する。前記コンクリート
8.8は、側圧によって断熱材2が壁厚方向に不測に変
形することがないように、断熱材2の両側に同時に且つ
できるだけ均等に打設することが望ましい。
前記ボルト3・・・は、現場打ちコンクリート8゜8の
側圧による両パネル1.1の変形やパネル1゜1間隔の
拡大等を防止するセパレータとしての役目と、断熱材2
の両側に形成される内外の鉄筋コンクリート壁同士を一
体化する構造材としての役目を果たす、前記パネル1.
1は、第6図、第7図に示すように、良質の川砂又は人
工骨材を使用したモルタルにSBRポリマーを含浸させ
たポリマーセメントモルタル等の材料よりなる中空形状
のパネル素材Aを真空押出し成型機Bにより、連続的に
押出成型しつつ、当該パネル素材Aがまだ固まらないう
ちに、ピアノ線Cをリプ1b・・・の高さiの範囲内で
上下移動(上昇−静止一下降一静止の繰り返し)させて
リプ1b・・・をジグザグ状に切断することにより、パ
ネル素材Aを上下に部分し、この部分されたパネル素材
を所定長さに裁断すると共に、必要な位置にボルト挿入
孔を穿設して製造されたものである0両パネル1.1は
、真空押出し成型により、空隙率がゼロに近い蜜実なプ
レキャストコンクリート製品となっており、しかもセメ
ント+骨材の結晶をポリマー接着剤で補強した効果を伴
うため、引張強度、曲げ強度が高められ、セメント系パ
ネルであるにもかかわらず靭性に冨んだものとなる。従
って、現場打ちコンクリート8の骨材として海砂や山砂
を使用しても、その短所を外皮材であるパネル1.1に
よって十分に補うことが可能であり、全体として高品質
で耐久性のある、しかも断熱材2が壁厚中間部の所定位
置に正確に埋設されて設計通りの断熱効果が発揮される
外壁Wとなる。内側のパネルト・・同士及び外側のパネ
ル同±1・・・は、現場打ちコンクリ−)8.8によっ
て連結されるため、パネルト・・同士の連結部材は原則
的には必要でないが、複数枚のパネルト・・を予め連結
して大型パネル化する場合には、バネルト・・の縦目地
部分に適当な連結部材を用いる必要がある。
〔発明の効果〕
本発明は、上述した構成よりなるため、次の如き効果を
有する。
■一対のセメント系パネル間に、断熱材の設置およびコ
ンクリートの現場打ちを行うので、セメント系パネルが
現場打ちコンクリートの外皮材となって仮枠工事が大幅
に省略され、i期が短縮される。
■断熱材が前記パネルの裏面に整列配置された隆起部で
挟持されているため、断熱材を容易に所定位置に保持で
き、断熱材とその両側のパネルとの間に形成される空隙
夫々にコンクリートを現場打ちする際、断熱材が位置ず
れせず、断熱材が壁厚中間部の所定位置に正確に埋設さ
れて設計通りの断熱効果が発揮される。
■前記パネルは、現場打ちコンクリートの外皮材として
の厚さを有するものであれば足り、人工骨材やポリマー
セメントモルタル等を使用しても、それらの使用量が少
ないため、パネルの材料費を低く抑えることができる。
また現場打ちコンクリ−トの骨材として、海砂や山砂を
使用しても、人工骨材やポリマーセメントモルタルを使
用した高品質、高強度のセメント系パネルで現場打ちコ
ンクリートの短所を補うことができる。従って、全体と
して高品質で耐久性のある外壁を経済的に構築できる。
■パネル同士を連結するボルトの長さを変更するだけで
、いかなる厚さの断熱材にも対処できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の実施例を示し、第1図と第
2図は施工途中の外壁の縦断側面図と横断平面図、第3
図と第4図は施工完了後の外壁の縦断側面図と横断平面
図である。第5図はスリーブの一例を示す断面図、第6
図と第7図はセメント系パネルの製造方法の説明図であ
る。第8図と第9図は従来例の説明図である。4 1・・・セメント系パネル、1a・・・隆起部、2・・
・断熱材、3・・・ボルト、5・・・壁筋、8・・・現
場打ちコンクリート、S・・・空隙。 第1図     第23 1−亡/ント系パネν 1a−隆起部 第3図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 裏面に複数の独立した隆起部が所定間隔で整列配置され
    た一対のセメント系パネルを、前記隆起部同士が対向し
    て位置する状態に配置し且つ両パネル間には断熱材を、
    両パネルの前記隆起部で挟持された状態に配置すると共
    に、両パネルを前記隆起部の位置において断熱材を貫通
    するボルトにて連結し、断熱材とその両側のパネルとの
    間に形成される空隙夫々に、壁筋を配置した状態で、コ
    ンクリートを現場打ちして、中断熱の外壁とすることを
    特徴とする外壁の中断熱工法。
JP11940885A 1985-05-31 1985-05-31 外壁の中断熱工法 Granted JPS61277747A (ja)

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JPS61277747A true JPS61277747A (ja) 1986-12-08
JPH023864B2 JPH023864B2 (ja) 1990-01-25

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