JPS61276938A - 流動層中での鋼材の熱処理方法及び装置 - Google Patents

流動層中での鋼材の熱処理方法及び装置

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JPS61276938A
JPS61276938A JP61047175A JP4717586A JPS61276938A JP S61276938 A JPS61276938 A JP S61276938A JP 61047175 A JP61047175 A JP 61047175A JP 4717586 A JP4717586 A JP 4717586A JP S61276938 A JPS61276938 A JP S61276938A
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zone
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gas
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/52Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
    • C21D9/54Furnaces for treating strips or wire
    • C21D9/64Patenting furnaces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
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    • C21D9/54Furnaces for treating strips or wire
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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、流動層中で鋼材を熱処理し、とくに(ただ
し限定するものではないが)焼入れ後パテンティング処
理でワイヤを等温変態させる処理方法及び装置に関する
(従来技術) /lテンティングは、炭素鋼ワイヤをオーステナイト相
(通常800℃以上)に加熱し、次いでワイヤを所定温
度に焼入れし、通常この温度で所定時間保持して、オー
ステナイトの等県分解を完了させる。この温度は通常5
50℃で、一般に微細パーライト構造を作るようにする
しかる後ワイヤが引抜かれる。
一般にワイヤは、炭素含有量が0.1%から1チ以上好
捷しくは0.2591i〜1.25%の普通鋼又は合金
鋼からなる。ワイヤの断面は四角又は矩形でもよいが好
捷しくけ丸形で、その断面積が0.15 mm2を越え
るものがよい。ここで1ワイヤ」なる言葉はロッド、ス
リップ及び他の伸延材をも含む。
従来の・!テンティング処理では、恒温溶融鉛浴中で焼
入れ工程と変態工程とを行なっている。
この方法では、溶融鉛の熱吸収容量が大きいため、急冷
効果が大きく、この点で好適であるが、いくつかの問題
がある。溶融鉛を取扱うという環境上及び安全上の問題
とともに、鉛汚染による鉛の付着や表面欠陥が生じる問
題がある。
=9− 鉛浴に代えてガスや空気を用いて強制的に冷却する方法
が提案されている。しかしこの方法は多くのワイヤ引抜
きプラントで使用する5mm以下の径のワイヤの場合、
とくに2 mm以下の径のワイヤの場合、信頼性が十分
でない。
また加熱流動層装置を使用することも提案されている。
この装置では、ガスや空気による強制冷却に比べて、熱
移動特性が向上する。代表的な流動層装置として、固定
水平面で分離された2つの室を有する耐火炉を備えてい
るものがある。
この装置は上部室を長KU型状容器で形成され、この内
に粒子(シリカ、アルiす、ジルコニア等)が挿入され
、ここに高温ガスを水平底板を通して吹付けることによ
り、この粒子を流動化し加熱する。この底板は、多孔状
のもの(例えば穴のあいた又はスリット状の金属)、ア
ルいけアスベストシートやセラミック板の如き多孔セラ
ミワク材からなる。ガス分配板の下にある下部室はガス
が充満しており、ここから粒子容器の圧力下において流
動ガスが入る。流動粒子媒体は、適切な速度(通常は平
均粒径150〜500μmの粒子に対して8〜15cr
n/秒の速度)の流動ガス中に懸濁する固体粒子で形成
されている。この粒子は液体の熱移動媒体と類似する挙
動を示し、その性質は強制空気冷却と溶融鉛との中間に
位置するものである。
しかしこのような流動装置で処理されたワイヤの機械的
性質及び顕微鏡組織は、鉛浴処理のものよりかなり劣っ
ている。すなわち、このワイヤは理想的な微細・!−ラ
イト構造とは相当異なり、例えば、粗大パーライトやベ
イナイトがかなりの情形成される。この理由は、一般に
流動層が鉛浴に比べて熱容量が低くかつ熱性動特性が低
く、この結果、冷却速度が遅くなり、−貫した恒温変態
条件を維持できなくなるためである。
これらの問題、とくにロッド又は重いワイヤ(例えば径
が2.5 mm以上のロッド又は重いワイヤ)に関する
問題を解決するために次の提案がなされている(米国特
許3,615,083)。このものは、冷却空気によっ
て流動化した別個の予備冷却層を使用し、これをオース
テナイト化層と加熱流動層との間に配置したものである
。この特許によれば、従来技術の問題は、冷却速度が十
分速くないことにあるとしている。しかし、実験によれ
ばこの特許の方法では、ワイヤが必要とする質的な改善
がなされていない。とくにこのことは、3mm以下、典
型的には0.7〜1.5mmの径のワイヤにいえる。
本発明者らは、流動層の問題は必ずしも冷却速度に多く
起因するのではなく、むしろワイヤを焼入れする温度と
、ワイヤを浸漬しなければない高温との間において満足
すべき折衷温度を選択することが難しいためであると考
えた。
ワイヤ浸漬中では、実質的に恒温変態が生じる。しかし
変態は発熱反応であり、ワイヤの温度は上昇する傾向に
ある。鉛浴の熱容量では、温度はほぼ一定に保持される
が、従来の流動層では温度が相当上昇する。この結果、
粗大パーライトが形成されてしまう。一方、高温で浸漬
して変態させる前に著しく冷却すると、初期に上部ベイ
ナイトなど好ましくない組織が形成されやすくなる。
微細・ぞ−ライト構造を信頼性よく得ることができる温
度領域は、比較的狭く、最適な顕微鏡組織を得るために
は更に狭くなる。ワイヤ処理に用りた従来の加熱流動層
では、温度のバラツキが上記好適温度領域と同程度又は
それよりも大きい。流動層の温度を変態時の発熱を考慮
して、浸漬温度に対して十分に低く設定した場合、焼入
れ段階での過度の冷却によりベイナイトが形成され、好
ましくない結果となるおそれがある。また層の温度を上
昇してこの問題をさけようとすれば、変態段階で過熱し
てしまい、この結果粗大ノ!−ライトが形成されてしま
うという好寸しくない結果となるおそれがある。
米国特許3,615,083は、これらの問題を解決し
ていない。すなわちとの特許は、2つの層を有している
が、その配置では特に薄いワイヤの場合、過度の冷却と
なってしまうためである。
(発明が解決しようとする技術的課題)この発明は流動
層技術で問題となっているいくつかの問題を解決するこ
とを目的とする。
(技術的課題を解決する手段) 従って米国特許3,615,083で示された方法、即
ちオーステナイト化したワイヤを第1の流動層ゾーンで
焼入れし、次いで流動ガスで加熱されτいる第2の流動
層ゾーンに送り、ここで変態を生ぜしめる/IPテンテ
ィング処理を行なうスチールワイヤの熱処理方法におい
て、この発明では第1の流動層ゾーンを上記流動ガスで
加熱し、かつ2つのゾーンの温度を別々に独立してコン
トロールすることを流動化する。
この発明の装置は、加熱流動ガスを第1の流動層ゾーン
に供給する手段と、第1及び第2のゾーンの温度を独立
してコントロールする手段とを備えたことを流動化する
(発明の作用効果) この発明によれば、焼入れ操作と変態操作との間の折衷
あるいは妥協は必要としない。第2のゾーンの温度を選
択して、熱入力をコントロールし、第1のゾーン中の焼
入れ温度に邪魔されることなく、逆に所望の顕微鏡組織
を得ることができる。
(発明の詳細な説明) 第1のゾーン〒は、加熱流動ガスを供給することにより
、処理ワイヤからの熱入力を含めて総ての熱入力を調節
し、ワイヤ温度が、ベイナイトを形成するような臨界レ
ベル以下に下がらないようにするととができる。このと
とけ、薄肉ワイヤすなわち肉厚のワイヤはど多くの熱を
保有していない薄肉ワイヤの場合に、特に利点がある。
一般には、層状の顕微鏡組織が好ましいが、ワイヤ温度
が微細構造ではなく粗大パーライト構造となる温度レベ
ルまで上昇しないようにする必要がある。このことは、
第1の流動層ゾーンに、別々にコントロール可能な冷却
手段を設けることにより達成される。そして熱入力と冷
却手段とを適宜バランスさせることにより、所望+’M
 Ifを容易に得ることができろ。
これらの冷却手段としては、冷却チューブ即ち固定した
流速の水、又は好ましくは速度調整した水、又は速度調
整した水スフ0レー又はより好ましくは空気などを用い
て、流動層の表面゛を冷却する浸漬冷却チューブが挙げ
られる。
多くの場合、2つのゾーンはそれぞれ熱入力を別個に独
立してコントロールして、異なる条件及び状態となるよ
うにしているが、これらのゾーンの温度は似ている。こ
のように菓2のゾーンにわたってコントロールすること
により、浸漬温度をより一定のレベルとして、得られる
顕微鏡組織を改良する。従って従来の流動層システムの
他の問題も少なくすることができる。
ワイヤの冷却と変態の開始条件をコントロールすること
を組合せることにより、著しく改良することができる。
2つの流動層ゾーンは、2つの別々の流動層を備え、流
動化をそれぞれ独立してコントロールしている。これと
は別に、1つの流動層を2つのゾーンに分けてもよい。
これら2つのゾーンが1つの高温ガス源によって流動化
している場合、少なくとも1つのゾーンが、独立して別
々にコントロールされる補助加熱手段及び/又は冷却手
段を備えることができる。従って焼入れゾーンが上述の
冷却手段を備え及び/又は浸漬ゾーンが加熱手段を備え
ることができる。この加熱手段は高温ガスの基礎温度に
依存している。
本発明者らは、変態が例えば発熱反応であるため、この
発明を実施した時浸漬ゾーンでさえも理想温度から変動
することがわかった。このことは、浸漬ゾーンを補助加
熱手段及び/又は冷却手段により、いくつかの個別のゾ
ーンに分割することにより修正される。
従ってこの発明を他の観点から見れば、熱処理鋼材を、
高温ガス源で流動化され、加熱されている1つの流動層
に適する方法において、層の分離したゾーンの温度を、
独立してコントロールされる補助加熱手段及び/又は冷
却手段によってコントロールすることを流動化する。
この方法で使用する装置は、広く応用でき、更に広い観
点から見ると、高温ガスで加熱された流動層が、独立し
てコントロールされる補助加熱手段及び/又は冷却手段
を備えて、層の分離ゾーンの温度を冷却することを流動
化する。
例えば上述のパテンティングに使用する2つのゾーン流
動層の場合、浸漬ゾーンでは補助冷却手段は一般に必要
としない。浸漬ゾーン部分に電気抵抗ヒーターを浸漬す
るのが、好適である。これを浸漬されたラジアントチー
−ブヒーターに代えることもできる。このような配置で
は、流動ガスからの基礎熱入力、例えばその入口温度は
全く低く設定され、補助ヒーターは層を所望温度にする
ようになっている。
全ての配置において、各ゾーンでの流動ガスの入口温度
の調節は、特別の混合物、燃焼ガスを有する混合冷却空
気、又はガス側と燃焼室との間の熱交換を調整しておこ
なうことができる。
この発明の好適な実施例では、流動層浸漬ゾ−ンはその
長手方向に、別個に熱移送及びコントロールをする室を
1ハくつか有し、加工1こよる熱、第1の流動化及び補
助ヒーターによる熱入力、冷却、外部への熱損失に起因
する局部的なエネルギーバランスをもたせることができ
る。
このことにより局部的な層温度を瞬時に正確に修正する
ことができ、この温度を全ての浸漬ベッド長さに沿って
一定に保持でき、入[]から出口までの浸漬ゾーンを予
じめ所定のものに維持することができる。
この発明の装置、方法では、特に従来の焼入れ及び浸漬
温度を用いたパテンティング処理に用いられるが、他の
処理にも使用できる。従って[段階パテンティング(s
tep patenting)Jもおこなうことができ
る。ここでは、焼入れ温度は400’Cと、より低いが
Ms点より上である。
次いで急速加熱して所定の変態温度とする「勾配パテン
ティング(gradlent patenting)J
についても、焼入れした後流動層の各ゾーンの温度コン
トロールを分離しておこなった所定の温度勾配に通すこ
とによって行なわれる、装置はこれらを組合せて他の処
理にも使用できる。例えばマルテンサイトを作った後こ
れを焼戻しくtemparing) L/て硬い構造と
する。この処理では、焼入れ温度はMB点より低い。他
の処理と17で、析出硬化、焼入れ硬化などがある。
勾配A?テンティング処理では、ノ2−ライト反応が低
温レベル、例えば540〜560℃で始まり、所定程度
進行する。ここでは、微細ソルバイトの形成を開始する
。この稜、例えば10〜20%変態後、残りのオーステ
ナイトを高温レベル例えば600〜650℃又はそれ以
上で分解する。このことにより、セメンタイトの成長速
度が十分低くなる。この結果微細構造のものを、小さな
層状間距離で、かつ高速の等温反応(例えば一定の低温
)で生じる微細・9−ライトに生じやすい成長欠陥な1
.に、作ることガできる。
この方法で作られたワイヤは、引抜性及び強度が改善さ
れろ。事実、好ましい具体例による流動層装置及び方法
では、TTT曲線での冷却変態曲線を任意に選択できる
。また特殊な曲線によるパテンティング処理、例えば特
定の効果又は特定のワイヤ特性を得るための処理をおこ
なうことができる。このことは通常の流動層ゾラント又
は鉛浴では知られていない。
この発明の利点は、発熱反応を十分利用して通常より大
きな層間距離の均一・(−ライト構造を形成しつる可能
性があることである。従って反応は580〜600℃で
開始し、ワイヤ温度が変態熱(60〜80℃上昇する)
の効果により、上昇する。ワイヤ強度は低いが、ワイヤ
の変態性は良好である。
流動層例えば従来の冷却空気層中でスチールワイヤを焼
入れする問題として、ワイヤ表面が酸化してスケールが
作られる問題がある。この点について、この発明では、
鋼材の熱処理に際して、オーステナイト化層から送られ
た鋼材を流動層中で焼入れする時に、オーステナイト化
層から導入された非酸化性排気ガスによって層を流動化
する。との発明の鋼材熱処理装置は、オーステナイト化
層と焼入れ流動層とを備え、炉から層へ排気ガスを供給
する手段を設けて層を流動化することを流動化する。
このような方法及び装置は多くの分野+使用できる。し
かし先に述べたノ!テンティング処理にとくに使用され
る。
2つの流動層ゾーンを使用する場合、排気ガスは両ゾー
ンを通る。これは、1つの層を複数のゾーンに分けた場
合、又は2つの別々に分離した層を通る場合にあてはま
る。後者の場合、排気ガスは実質的に2つの層を通る。
排気ガスは、好ましくは酸素5容駄チ以下、好ましくは
最大1%の対象では2チ未満がよい。
また好ましくは0.5%未満、より好捷しくけOJ〜0
.2%であるのがよい。一酸化炭素は0.1多以上、好
捷しくは0.5〜2チがよい。
非酸化性ガスとt〜でオースブナイト化層から得られた
ものでない他のものを使用できる。
好ましい配置例として、高温排ガスを熱回収装置例えば
排熱ボイラで予じめ冷却して150℃を越えないレベル
とし、所望の人口温度に加熱するものがある。この加熱
は、調節可能な電気ヒーター装置によってなされる。人
口温度は操作段階に応じて(開始時には高温が必要であ
る) 100〜150℃から450〜500℃に変えら
れる。
この発明の流動層装置では、別個の流動ガス製造部は、
基礎流動層の外に位置するのが好ましい。従来の流動層
の炉設計(固定耐火物を備えた堅固な構造/金属結合)
に代えて、英国特許出願A84.26455に述べられ
た調整可能なフレヤシプルな構成とすることが好捷しい
。なおこの選択は、この発明の各釉効果をもたらすため
に基本的なものではない。特に、好ましい構成として、
生麩皮付きの耐火物構造で、移動可能又はヒ昇可能な屋
根に被接されたトンネル状空間を形成し、この中に少な
くとも2つの分離した流動層モジュール(バーナを有し
ていない)がある。これらはそれぞれ焼入れモノーール
と1又は2以上の浸漬モジー−ルである。別のモジュー
ルとして好ましくは2室の金属アセンブリーからなり、
これらが粒子含有の開放容器と調整ガス充填室とを備え
、この充填室はガス分配底板(流動ガス入口用孔及び/
又はノズルを有する)によって粒子容器と分離され、か
つその下部に設けられている。更にモノニール部分を別
の一体的アセンブリー中で重ねることにより更に改善さ
れる。このようなモノー−ル設計は、燃焼ガスがない時
、使用−ヒ及びメンテナンス上有利である。各ゾーンの
モジュールは、装置内に容易に設けられ、必要ならば、
これらは主フレームに取付け(例えば修正のため)及び
他のモジュールにおきかえられる。
浸漬ゾーンは適当な長さの1つの流動層モジー−ルとす
ることもできる。又は長さを必要とするなら小さなモノ
ニールをいくつか結合してもよい。1又は2以上のモノ
ニールを備えた浸漬ゾーンへ流動ガスを入れるには、浸
漬ガス源からガス室に隣接する共通のガスダクトを通っ
て中央入口から行なうことができる。
更に従来の装置では、内部燃焼器、熱感部(火炎の熱に
直接さらされる)を備え、性質の異なる金属と耐火物と
を固定して結合しているので、装置の作業中止がしばし
ば生じる。また修理費用がかかり、生産効率が低下する
。これらの問題は少なくとも部分的に以下の好ましめ具
体例によって解決される。
好ましい配置では、各ゾーンは、それ自身の流動化回路
を有し、熱コントロールシステムを設けている。従って
分離した別個の焼入れゾーンと浸漬ゾーンはそれぞれガ
ス混合物によって流動化される。これらガス混合物は装
置外にある各ゾーンのガス製造部内で所定の基礎温度と
される。そして独立して熱入力調整がなされ、独立して
温度コントロールがなされる。このような各ゾーンごと
のシステムは、流動層ラインの開始時及び操作時に有効
である。従って各ゾーンに適切なガス混合物を用い、ま
た好ましくは焼入れゾーンに非酸化性ガスを用いて高温
のワイヤをスケールのない状態で冷却できる。捷た各ゾ
ーンに応じてガス入ロ温度をH[定の基礎温度(ワイヤ
の種類や処理条件による)にしだいに適合させていく(
開始から一定操業捷で)ことができる。この基礎レベル
から流動層内の温度は、好ましい具体例では、焼入れゾ
ーン及び浸漬ゾーンに設けた第2のコントロール装置に
よってより正確に調整される。更に加えてゾーンモジュ
ール内にバーナ(加熱用及び流動用)がないので、直接
的な熱損傷が減少し、モノニール部分の取扱い、修正及
び取替えが容易となる。
第1a図及び第2a図は鉛浴(pb ) ノfテンティ
ングラインと従来の流動層(FB )・ンテンティング
ラインを示す。ここではワイヤ材Wは、オーステナイト
化層1で加熱後鉛浴2′に入り、あるいは一般に1つの
ゾーンからなるF’B装置2に入り、適当な手段(図示
せず)により一定温度に保持される。
第1b図及び第2b図は、オーステナイト化26一 温度(Ta)からパテンティング保持温度(Tp)まで
の経時的なワイヤ温度変化を示す。ここでTgは焼入れ
中のワイヤ温度曲線である。第1b図及び第2b図を比
較すると、従来のFB装置では、曲線゛r1とノ・ッチ
ング部分で示される変態の開始温度と実際のワイヤの変
態γ品度は、好ましい温度Tpからかなり離れている。
そして・f−ライト反応が広い温度範囲で生じうる。こ
れらは、ワイヤが再加熱(変態による熱の放出)される
ため及び熱の移動が少ないこと及び流動層の熱容惜が小
さいことから、反応過程で過剰となる傾向にある。
第3図はTTT曲線で鉛浴(pb)の場合と比較した従
来の流動層ノ4テンティングで得られたワイヤの冷却変
態曲線(FB)を示す。破線(TR)及び(TR)J 
o oはオーステナイト変態の開始点及び終了点を示し
、ノ・ッチング部分は微細・や−ライト構造を得るのに
最適な変態領域(OTB )を示す。従来のF B−9
テンテイングでは、温度がOTB領域から離れている。
従来、この変態を改善する試みがなされている。例えば
冷風F B−ゾーンの如き予備冷却ユニットを用いる方
法、流動層浸漬温度を相当下げて第2b図のT、の如き
温度曲線を得る方法などがなされているが、これらはT
p以下のT、に過度に冷却することによってベイナイト
が形成されるおそれが多分にある。
第4a図はこの発明の一般例を示す。ここには、オース
テナイト化加熱炉1と2つのゾーン流動層装置2とを備
え、この装置は独立した焼入れゾーンQと変態浸漬ゾー
ンTR−Sとを有している。これらゾーンは、それぞれ
寸法調節したアセンブリ3を有し、基本的に粒子容器4
、ガス室5、ガス分配板6(穴のあいた板、好ましくは
ガスパイプ、ノズル等を備えた板)を備え、この板は容
器底部と空気室上部とを連絡している。またガス導入管
5′が空気室底部に接続している。パイプ接続部、好ま
しくは取外し可能な・やイゾ接続部は、各モジュールを
流動ガス製造部7(ここでは詳細には示さない)のガス
供給ダクトに結合している。このガス製造部7は、一定
の基礎温度で所望のガス(容量及び組成)を供給しうる
。この基礎温度は、ワイヤの種類や選択した処理によっ
て各ゾーンのために設定され、開始時、操業中、ワイヤ
径の変化時々どの処理過程に応じて調整される。発熱ガ
ス製造部としては、ガス発生器、可燃混合ガス、好まし
くは偏向した(lean)ガスを供給する・々−す、強
制空気ヒーター及びこれらの組合せた装置である。2つ
のゾーンQ、TR−8はワイヤ通過孔を有する熱絶縁壁
によって分離されている。この装置は数本のワイヤが直
線状かつ平行に通るように設計されている。ワイヤは炉
1から焼入れゾーンQに保護保持体を通って導入される
第4b図は他の2つのゾーンの流動層を示す。
ここでは、オーステナイト化層の排ガスはまず浸漬ゾー
ンの流動化に用いられ、次に焼入れゾーンの流動化に用
いられる(また予備冷却1−た炉排ガスを用いたときは
逆になる)。この場合、オーステナイト化層1からの排
ガスは、プロワ28− 7′により・ンイプ8を通って流動層装置2に供給され
る。ガスの基礎温度の調整は、浸漬ゾーンや焼入れゾー
ンのモジュールに入る前に、各ゾーンの入口に位置して
いる熱交換器70 、 J O’に入る。
第5a図は、特に有効な具体例を示す。ここには、ガス
燃焼オーステナイト化加熱炉1と、分離した焼入れ及び
浸漬モソーールQ 、 TR−8からなる2つのゾーン
の流動層2とを備え、焼入れゾーンは炉排ガス8好まし
くは非酸化性ガスによって流動化し7、ここでは浸漬ゾ
ーンTR−8は独立しまたガス発生器7を備え、例えば
燃焼器(バーナ等)を備えている。この特別な場合、焼
入れゾーン入口での流動化基礎温度は、次のようにコン
トロールされるのが好ましい。第1に取出した炉排ガス
を炉の熱回収装置11内で予じめ冷却し、好ましくは1
50℃以下にし、次いで調節可能な熱交換器12(例え
ば電気ガスヒーター)に吹込み、実際のガス温度を必要
とする入口温度レベルにすぐに調節する。このレベルは
、操作管理による焼入れ層内の熱条件、昼温ワイヤから
の熱人口、処理スピード等に瞬間的に打勝つように変化
できる。焼入れガス入1]温度の第1の調節は、追加さ
れた第2のコントロールシステムによって疑こなわれ、
焼入れ層内の温度を正確に調節1−て所望の値を保持す
る。実際、第2のコントロールシステムは、全時間操業
が完全になされるとこれに引継がれる。
すなわち流動ガスからの熱入力の追加が必要なくなると
、焼入れガス予備加熱源が切れる。このことは以下に詳
しく述べる。
浸漬ゾーンTR−8はガス源7、例えば燃焼装置からの
高温ガス手段によって流動化し加熱される。このガス源
7は所定の基礎温度のガス燃焼混合物を浸漬ゾーンモジ
ー−ルに供給するものである。ガス入ロ温度レベルは、
浸漬層を一定の平均温度に加熱し保持するために必要と
され、実際の浸漬層熱バランス(仕事量、再熱現象、熱
損等)として自動的に順応される。
従ってこのようにして焼入れ層と浸漬層とがそれぞれ流
動化し、加熱され、温度コントロールされて、このこと
により一定の層温度を保持する。これは各層ごとにワイ
ヤ及び工程で必要とする性質に応じてなされる。ワイヤ
のパテンティングでは、例えば最初の焼入れ層温度では
250〜600℃に変えることができる(Ms点と所定
のパーライト反応温度との間のワイヤ温度を得るため)
。一方浸漬ゾーンでは設定温度を450〜700℃に選
択できる(各種微細のパーライト構造を得るため)。
第5b図は、この発明の好ましい例で示されたワイヤパ
テンティングで得られたワイヤ冷却変態曲線(FB−I
N)を1つのゾーンを用いた従来の流動層パテンティン
グ(FB−PA曲線)と比較して示す。図から明らかな
ように、曲線FB−INは、従来のものより厳密に・!
テンティング処理をコントロールできる。また/4’−
ライト反応温度を正確にコントロールしてワイヤの冷却
や変態開始条件の調整を改善できる。
先に述べた再加熱現象(変態熱の放出)により、変態段
階での最適レベル温度を越えることが局部的に生じる。
実験によれば、再加熱現象の程度及び浸漬ゾーンのうち
温度上昇効果のある位置は、ワイヤ径、処理スピード及
び選択した変態曲線によって変わる。
従って好適な例では、浸漬ゾーンモジー−ルの粒子層内
に補助加熱要素及び温度センサを設けている。この要素
は、完全な浸漬−変態ゾーン長さを作るいくつかの特殊
なゾーン室中に配置されかつ操作される。これらは、室
ごとに独立して調整され局部的浸漬ゾーン温度を、第1
の流動化熱のコントロールとの組合せにより調節する。
−変軒熱放出が変わることによる不均一な熱損失の間亀
を解決するためしこ、平均熱入力を第1及び第2の部分
に分割し、第1の部分を一定操業時に必要とする熱より
も故意に低く選択している。この方法では補助ヒーター
は、局部的な熱不足を補正するに必要な能力を持つだけ
でなく、第1の加熱としての機能をもつ。その結果、ワ
イヤ再加熱(これは平均層熱損失より大きい)による局
部的な層過熱を、隣接する変態ゾーンに影譬を与えるこ
となく、防ぐことができる。この方法によれば、更にプ
ログラムされた・や−ライト反応、例えば異なる温度レ
ベル段階や反応スピードでのパーライト反応を得ること
ができる利点がある。これは、実際いくつかの利点があ
る。例えば対象物上に・2テンテイングを正しく行なう
場合、容易に対応でき(鉛浴の場合よりも良好であろう
)、通常の冷却変態曲線より優れたパテンティング反応
をコントロールすることができる。また所望の管理操作
での開始時間が短くなり変態が早くなるので、生産性が
向上する。
第6図は、上述の原理にもとづいて、ワイヤWに関し変
態処理中に最適反応温度を正確に調整できることを示す
。この目的から、浸漬層TR−8は各部分13に分けら
れ、それぞれが流動層内で各熱要素14と、温度センサ
16と加熱電力調節器17とのセットを備えている。熱
要素は所定の基礎能力で作動し浸漬層を所定の温度に保
持する。これは浸漬層ガス製造部によって供給された高
温流動ガスの熱入力と組合されている。これらは更に局
部層温度が先述の浸漬温度より下がり又は越えると、能
力感度を増加し又は減少するように作用する。加熱及び
流動ガス製造部は、主装置の外部に配置される。ここで
この製造部は基本的に燃焼器であり、これは所望の速度
で燃焼ガス混合物を作るように配置される。またこの製
造部は燃焼室20とガス・9−す2ノとを備え、このバ
ーナは好ましくはガス燃料(例えば天然ガス)の供給源
23とブロワ7からの強制空気22とを有している。ガ
ス人口温度はライン18によってパネル15に入力され
る。焼入れゾーンQ用のガス、例えば炉から予備冷却さ
れたガスはヒーター12を通る。
第7図は、TTT曲線のノ4テンティング曲線の位置に
関して、浸漬ゾーン内での付加的な温度修正の効果を示
す。図から明らかなように、局部的な浸漬層温度を瞬間
的な修正を行うことにより変態温度又は・P−ライト反
応は全<L91望の最適0T)1領域になる(曲線A)
。これに対し、曲線Bけ、層部分を別個に調整しない場
合を示]−2、最適変態領域から外れ、部分的に焼鈍さ
れた粗大な・!−ライト構造となる。
第8図は第6図の原理を実11する流動層プラントの好
適な具体例をより詳細に示す。ワイヤWは、ガス燃焼炉
1でオーステナイト化され、流動層装置f 2の焼入れ
室Qと分離した冷却ゾーンTR−8とを連続的に通る。
浸漬ゾーンはいくつかの部分13を有し、これらは浸漬
している補助層ヒーターとコントロール装置(第6図に
示したので、ここでtす示さない)とを設けている。
・ぐ−す21の燃焼空気は、好擾しくけ予熱され、この
目的のために、浸漬層排気部25内にある熱回収装置2
4上のプロワ2によってこの燃焼空気が供給される。
燃焼室20から、流動ガスが浸漬ゾーンモノニールTR
/Sに入る。このモジー−ルはFll−炉のIJ型の内
側空間内に配置された金属アセンブリーからなる。この
アセンブリーでは、粒子容器、ガス室及びガス人[]ダ
クトが組込−まれでいる。容器3内に含件れる粒子層4
は流動する。
またガス室5はガス入口ダクト5′とガス分配装置d6
とを有し、この装置6は容器底部とこれに隣接するガス
との間にある。この装置6は好ましくは一定の短かい間
隔(例えば3〜20crnの間隔)で多数の流動ノズル
6′を有する多孔板がよい。ノズルは、ガス室からの流
動ガスを受け、そのガス入口ダクト5′は浸漬層製造部
20の供給パイf9に接続され、最適流動速度(通常的
10〜12 crn/秒)を作り、かつ維持し更に層条
件を安定にするようになっている。浸漬層をコントロー
ルする手段は、コントロール装置(図示せず)を設け、
製造燃焼器21を調整して所望の浸漬ガス入口温度を設
定し、調節する(第1に浸漬層加熱及び基礎温度の保持
を行う)。
そして第2のコントロール装置を設け(第6図に示した
)、これを各浸漬ゾーン部分の補助ヒーターに接続して
局部的な浸漬層温度を修正し、=37= 高温流動ガスの基礎熱入力を浸漬ゾーンに増加させる(
これはとくに流動層装置の開始時に有益である)。
焼入れゾーンQは、浸漬ゾーンで述べたのと同じタイプ
の1つの流動層上ノーールを備えている。ただし短かく
、50〜250crnの間が好ましい。原理的には、浸
漬ゾーンと同じように流動化される。すなわち、焼入れ
七ノーールに接続した分離外部燃焼ガス製造部によって
なされる。排気ガスの組成は、焼入れ中高温ワイヤの酸
化を少なくし又は防止しうるものが用いられる。従って
焼入れ七ジーールに入る排気ガス混合物は、最大2容惜
チの酸素、好ましくは0.5%以下として、表面酸化進
行を低下させ又は防ぐようにするのがよい。より好まし
くは、酸素が0.1チ以下であるのがよい。酸化のない
焼入れをするために、05〜約2%の少量のCOを含有
させて、酸化防止を確実にするのがよい。
後者の場合、加熱炉での非化学量論的燃焼によりエネル
ギー消費が少し増加する。
引抜きブロワ8′は排気ガスを供給するもので、このガ
スが予備冷却器又は排熱回収装置(図示せず)を通って
、温度低下される。そして調節可能な電気ガスヒーター
12は、流動ガスを所望の入口温度レベルで焼入れゾー
ンに供給しうるようにしている。第1のコントロール装
Mはコントロール器34を備え、これは予熱器12のパ
ワ源36を焼入れ層温度とライン33゜35に供給され
た人口温度の関数として調節する。
更に別の冷却及び層コントロール手段を加えて、こルを
調節1〜一定操業中の焼入れ層内における設定温度を保
持する。すなわち入力ガス予備加熱器がOF’Fのとき
、高温ワイヤの熱入力が流動焼入れ層の熱除去容量を犬
1Jに越えた時に、この手段で調節される。これらの補
助冷却手段は、浸漬水コイル(図示せず)の如き固定層
冷却手段及び調節用能な層玲却手段を備オている。
後者にブロア28を備え、このブロワは任意量の冷却空
気を玲却源29からパイプ26を通し、焼入れ層の表面
又はこの層の内側に吹込む。自動弁27は冷却空気速度
を適当なコントロールシステム34によって調整するも
ので、これらはライン30によって接続されている。コ
ントロールシステム34は実際の層温度をセンサ33に
よって測定して焼入れ層温度と比較し、その比較によっ
て冷却空気供給用バルブを調節する。別の水冷装置とし
て、粒子層内に位置している熱交換コイル(加圧水又は
蒸気)があり、自動コントロール・々ルブによって任意
の水流速とすることができる。
炭素鋼ワイヤのパテンティングに使用する場合、焼入れ
ゾーンは、焼入れ長さ0.5〜2.5mに対して250
〜650℃好ましくは350〜550℃の温度に調整さ
れかつ保持される。また浸漬ゾーン温度は450〜70
0℃好ましくFi、550〜650℃の範囲に調整され
る。
上述の各加熱及び冷却手段は好ましくは自動的ニコント
ロールするのがよい。
実施例1 径1.50mm炭素含有量071チのスチールワイヤを
異なるF B −y?ケテンィングラインと比較用鉛浴
・量テンティングで処理した。オーステナイト化温度と
ワイヤスピードは、いずれも920℃、  24 m7
分とした。
異なる流動層モードは次のものを用いた。
FBI:1つの浸漬ゾーンを持つ従来の流動層装置;層
温度設定値TFB−560℃ FB2:分離した焼入れ及び浸漬ゾーン及び各流動化手
段及びゾーンコントロールを備えたこの発明に係る流動
層 Tg−焼入れゾーン500℃ T18−浸漬ゾーン 560℃ 焼入れゾーンの長さ125m 浸漬ゾーンの長さ:4.5m 19テント処理したワイヤの性質は次の通りである。
表  1 (り最大延びは、炉の位置に従って同じワイヤ及び異な
るワイヤ間で測定した この結果から、この発明(FB−2)のものは、従来の
流動層・9テンテイング(FB−1)に比べて・!テン
ティング処理したワイヤの性質が優れていることがわか
る。
実施例2 36ワイヤのp B−t+テンティングラインとしてこ
の発明に係る2つのゾーンの流動層装置を用いた。この
装置は1.5mの焼入れゾーンと5.5mの浸漬ゾーン
とを備え、各々別個に温度設定した。焼入れゾーンは異
なるガス混合物6で=42− 流動化した。
処理条件: ワイヤ径1.3mm : 0.69チ炭素鋼焼入れ層温
度 :455℃ 浸漬層温度  :530℃ オーステナイト化温度:900℃;ワイヤ速度=30r
rI/mInガス製造及び焼入れゾーン中のガス組成に
関する焼入れモード: FB−3:炉排気ガス%α戸o、t 5 ;%o2= 
2FB−4:外部バーナ部からの燃焼ガス%CO2−4
;%02=5;%C0=OFB−5:高温空気 F13− yfテンティングワイヤの結果を、560℃
の等温変態を行った鉛パテントワイヤと比較した。
ワイヤ特性を以下に示す。
表2 フェライト この発明のパテンティング処理したワイヤの性質及び顕
微鏡組織は、鉛パテンテイングのものに似ている。ただ
し焼入れを加熱空気で行ったコントロールをあまりおこ
なっていないものをのぞく。また非酸化性焼入れガスを
用いたことによるワイヤの表面酸化が少ないことがはっ
きり認められた。
実施例3 実施例2と同じFB−p9テンティングラインを用いた
。ただし浸漬変態ゾーンを5つの分割室に分けてそれぞ
れに加熱要素を設け、このことにより補助加熱及び局部
的浸漬ゾーン温度の修正を行なう。
ワイヤ: g 1.25 mm ; 0.73%C鋼設
定温度:焼入れゾーン550℃ 浸漬ゾーン520℃ ラインの操業を次の条件下で比較した。
A:スイッチオンした浸漬部分の加熱要素A1:400
℃に調節した入口ガス温度;総電力12 kWの部分ヒ
ーター A2 : 355℃の入口ガス温度; 大加熱電力(25kW)を有する部分ヒーター、局部温
度補償と基礎温度の保持を行う。
B:通常の浸漬ゾーン(補助ヒーターを使わない)、流
動ガスは約500℃で供給される。
A1の場合、有効な操業は40分以内でなされ、A2の
場合30分以内でなされる。Bの場合、唆態ゾーンで所
望の温度を得るのに1時間以上かかる。
更に、通常の操業中における温度の分布及び広がりを異
なる層部分で比較した。測定結果を表3に示す。
46一 −〜 <    <    菌 AI及びA2の場合、層温度の平均化に関して分離した
浸漬ゾーンコントロール部分での効果があった。Bでは
、局部粒子層温度が最適レベルを越えて上昇しつづけた
。(実際のワイヤ又は変態温度は少し高い)。これらの
好ましくない温度のゆらぎは、例えばワイヤ径の変化に
より生じる可能性があり、間欠的な操作(停止及び続行
)を行なうと(ライントラブルの場合など)、ワイヤの
性質が劣化して、スクラップワイヤとなり、従来の流動
層パテンティングでよく生じる結果となる。A2から、
補助電力(広い範囲を補償する)を選択し、通常の第1
のガス温度より低くすれば、フレキシビリティ−が優れ
、局部温度を−F述したしくルにきわめて近いものに保
持できる。
A1.A2及びB(更に比較として鉛浴パテンティング
)で得られたワイヤの性質は次の通りである。
A1:抗張力= 1217 N/mm2ワイヤ間の平均
伸び(aprend)=12.7N/rnm2A2:抗
張力−1234N/mm2 ワイヤ間の平均伸び−10,2N/mm2B :抗張力
=1192N/mm2 ワイヤ間の平均伸び= 19.5 N / mm2鉛(
560℃):抗張力= 1247 N / mm2ワイ
ヤ間の平均伸び= 12.4 N / mm2第9(a
)図及び第9(b)図では、処理ワイヤAI。
Bの抗県力分布(炉位置に関する)を鉛浴・!テンティ
ングワイヤと比較して示す。AIではワイヤの特性が改
善されたことがわかる。
第10図は各種パテンティングモードを示す。
これは、厳格な浸漬ゾーンコントロTル室を有する本発
明の2つのゾーンの流動層を用いた時のものである。こ
のT、T、T図で、曲線1及び2は、2つの異なる温度
レベルで(7) F B −ノ’?テアティングを示す
。曲線3は第1の温度で変態を開始し、変態を進行し、
所定の高温で終了する。
この終了温度は曲線3m + 3b 、 3cと交差す
る任意の変態曲線(TR)Xによってきめられる。曲線
4はオーステナイトを著しく冷却した後急速加熱してパ
ーライトの等温変態を行なう段階パテンティングを示す
2つの流動層によりスチールワイヤを連続的にマルテン
サイト硬化するためには、深く冷却する焼入れゾーンを
設けて、ソフト焼入れを行なってMII点以下(マルテ
ンサイト開始点以下)とする。この場合、111曲線の
・9−ライトノーズ(nose)を横切らないようにし
、焼入れゾーンを十分長くシ、又は必要があれば冷却層
モノー−ルを追加し、このことによって浸漬ゾーンに入
る前にオーステナイトからマルテンサイトへの変態を完
了させる。この浸漬ゾーンではマルテンサイトは、所定
の温度で焼戻される。
とくに小さな径のスチールワイヤを・fテンティングす
る装置として、1つの共通の粒子浸漬層金膜けて、所定
の低い基礎温度のガス混合物(炉排ガス又はバーナから
供給される)で流動化する。次いで浸漬又はモジュール
長さを分離したコントロール部分に細分する。第1のコ
ントロール部分は焼入れに用いられ、固定冷却手段と調
整可能な冷却手段とを設けて、過剰な焼入れ熱を除去す
る。第2及びこれに続く七ノーール部分では、適当な変
態ゾーンを形成するもので、十分な能力の調整可能な内
部ヒーターを設けて、上述の変態温度を設定し、維持す
る。
この場合、流動層は、1つのモジュールで構成され、加
熱コントロール及び温度補償装置は焼入れと変態、浸漬
とでそれぞれ2つの独立したシステムを設けている。
なおこの発明では、いくつかの分離流動層とするか、又
は分離ゾーンに分割した1つの層にするかは、とくに重
要なことではない。勾配パテンティングは、例えば隣接
する分離した流動層をいくつか用いて行なわれる。本発
明は、ことでのべた実施例に限らず、発明の範囲内にお
いて変形、修正が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、第1図(b)、第2図(、)及び第2図
(b)は、それぞれ標準的な鉛浴・ンテンティング装置
及び従来の流動層・量テンティング装置と、これらのワ
イヤ冷却時の変態曲線を示す図である。 第3図r1’、 +! 変一時間一変i図(TTT[I
IIm ) ト、鉛浴・9テンデイングや従来の流動層
・ンデンティングを炭素鋼ワイヤに施した場合の冷却変
態曲線との関係を示すダイヤグラム図である。 第4a図及び第4b図は、この発明に係る流動層装置の
第1及び第2の実施例を示す図である。 第5&図及び第5b図は、この発明に係る装Ldの第3
の実施例と、そのノ9テンティング時の曲線を示す図で
ある。 第6図はこの発明装置の詳細を示す図である。 第7図はこの発明方法の流動層・ンテンナイングで得ら
れたワイヤの冷却及び変態曲線を示す図である。 第8図はこの発明装置の詳細を示す図である。 第9図(、)及び第9図(b)は鉛浴・!テンティング
又は流動層・fテンティングを行ったワイヤの強度の変
動を比較して示す図である。 第10図は流動層・ヤテンティング曲線のいくつかの例
を示す図である。 1・・・オーステナイト比重、2・・・流動層装置、3
・・・アセンブリー、4・・・粒子容器、5・・・ガス
室、6・・・ガス分配板、7・・・流動ガス製造部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、オーステナイト化したスチールワイヤを第1の流動
    層ゾーン(Q)で焼入れし、次いでこれを流動ガスで加
    熱された第2の流動層ゾーン(TR−S)に送って変態
    を生じせしめるパテンティング処理を行なうスチールワ
    イヤの熱処理方法において、上記流動ガスで第1の流動
    層ゾーンを加熱し、かつこれら2つのゾーンの温度を独
    立してコントロールする熱処理方法。 2、第1及び第2のゾーン(Q、TR−S)は、独立し
    てコントロールされたガス供給源(7)によって流動化
    される特許請求の範囲第1項に記載の熱処理方法。 3、第2のゾーン(TR−S)の温度の少なくとも一部
    分を、層中の補助加熱手段(14)によってコントロー
    ルする特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の熱処理
    方法。 4、第2のゾーン(TR−S)に沿う各領域(13)の
    温度の少なくとも一部分を、各領域用の個別加熱手段(
    14)によってコントロールする特許請求の範囲第3項
    に記載の熱処理方法。 5、各領域(13)の温度をコントロールして、第2の
    ゾーン(TR−S)に沿って温度勾配を作る特許請求の
    範囲第4項に記載の熱処理方法。 6、温度勾配は、最初の温度で変態が始まり、次いでよ
    り高い第2の温度で変態が継続するような温度勾配であ
    る特許請求の範囲第5項に記載の熱処理方法。 7、第2の温度での変態は、約10〜20%の変態が生
    じた後にはじまる特許請求の範囲第6項に記載の熱処理
    方法。 8、オーステナイト化したワイヤを急速に著しく冷却し
    た後変態に適した温度に急速加熱する特許請求の範囲第
    1項ないし第7項のいずれか1項に記載の熱処理方法。 9、第1のゾーン(Q)の温度の少なくとも一部は、補
    助冷却手段(28)によってコントロールされる特許請
    求の範囲第1項ないし第8項のいずれか1項に記載の熱
    処理方法。 10、第1のゾーン(Q)が第1の冷却手段によって連
    続して冷却され、かつ第2の冷却手段(28)(27)
    によって各種の冷却がなされる特許請求の範囲第9項に
    記載の熱処理方法。 11、第1のゾーン(Q)は、オーステナイト化炉(1
    )から生じた実質的に非酸化性の排気ガスによって流動
    化される特許請求の範囲第1項ないし第10項のいずれ
    か1項に記載の熱処理方法。 12、排気ガスは、第1のゾーン(Q)に入る前に、補
    助手段(11、12)により冷却及び/又は加熱される
    特許請求の範囲第11項に記載の熱処理方法。 13、排気ガスは、酸素を2容量%以下含有している特
    許請求の範囲第11項又は第12項に記載の熱処理方法
    。 14、排気ガスは、非酸化条件を促進する一酸化炭素を
    含有している特許請求の範囲第13項に記載の熱処理方
    法。 15、一酸化炭素含有量は0.5〜2%である特許請求
    の範囲第14項に記載の熱処理方法。 16、金属組織が実質的に全て層状の顕微鏡組織となる
    ように条件を設定している特許請求の範囲第1項ないし
    第15項のいずれか1項に記載の熱処理方法。 17、顕微鏡組織が実質的に微細パーライト又はソルバ
    イトからなるように条件を設定している特許請求の範囲
    第16項に記載の熱処理方法。 18、スチールワイヤを焼入れする第1の流動層ゾーン
    (Q)と、加熱された第2の流動層ゾーン(TR−S)
    と、第2のゾーンを流動化しかつ加熱する手段(2)と
    を具備したスチールワイヤ熱処理用流動層装置において
    、 第1の流動層ゾーンを流動化し加熱する手段(8′)と
    、第1及び第2のゾーンの温度を独立してコントロール
    する手段(34、15)とを具備した装置。 19、第1のゾーン(Q)を冷却するために手段(28
    )を備えた特許請求の範囲第18項に記載の装置。 20、冷却手段は固定冷却手段と、調節可能な冷却手段
    (28、27)とを備えた特許請求の範囲第18項に記
    載の装置。 21、手段(14)が第2のゾーンに沿う分離した領域
    (13)の温度を、独立してコントロールする特許請求
    の範囲第18項ないし第20項のいずれか1項に記載の
    装置。 22、層の分離領域(13)に、別々にコントロールす
    る加熱要素(14)を備えた特許請求の範囲第21項に
    記載の装置。 23、第1のゾーン(Q)にオーステナイト化炉(1)
    からの排気ガスを供給する特許請求の範囲第18項ない
    し第22項のいずれか1項に記載の装置。 24、第1のゾーン(Q)に供給する前段に排気ガスを
    予備冷却する予備冷却器(11)及び補助加熱する補助
    加熱器(12)を備えた特許請求の範囲第23項に記載
    の装置。 25、第1及び第2のゾーン(Q、TR−S)に順次ガ
    スを通過せしめる手段と、各ゾーンに入る排気ガスの温
    度をコントロールする分離温度コントロール手段(10
    )(10′)とを備えた特許請求の範囲第23項又は第
    24項に記載の装置。 26、完全に独立したガス源(8、21)によって第1
    及び第2のゾーン(Q、TR−S)を流動化する特許請
    求の範囲第10項ないし第24項のいずれか1項に記載
    の装置。 27、流動化しかつ高温ガス源(21)によって加熱さ
    れた1つの流動層(TR−S)に鋼材を通す鋼材の熱処
    理方法において、 層の分離ゾーン(13)の温度を、独立してコントロー
    ルされる補助加熱手段及び/又は冷却手段(14)によ
    ってコントロールする熱処理方法。 28、高温ガス源(21)によって流動化し加熱される
    流動層(TR−S)において、 独立してコントロールされる補助加熱手段及び/又は冷
    却手段(14)を備えて、この層の各ゾーン(13)の
    温度をコントロールするようにした熱処理装置。 29、オーステナイト化炉(1)からの鋼材を流動化層
    (Q)で焼入れする鋼材の熱処理方法において、オース
    テナイト化炉から導入された実質的に非酸化性の排気ガ
    スでこの層を流動化する熱処理方法。 30、オーステナイト化炉(1)と、焼入れ流動層(Q
    )とを備えた鋼材の熱処理装置において、炉(1)から
    の排気ガスを層(Q)に供給してこの層を流動化する手
    段(8′)を備えた熱処理装置。 31、オーステナイト化されかつ焼入れされた鋼材を温
    度制御されたゾーン(13)を有する層(TR−S)に
    通す際に、ゾーン(13)に温度勾配をもたせてオース
    テナイト化された鋼材の変態が最初の温度で始まり、よ
    り高い第2の温度で継続されるようにした特許請求の範
    囲第27項に記載の熱処理方法。 32、鋼材をオーステナイト化し、焼入れし、次いで変
    態を生じせしめる加熱流動化層装置(TR−5)に通す
    パテンティング処理を行う鋼材の熱処理方法において、
    装置(TR−S)に沿った温度を、独立して加熱手段及
    び/又は冷却手段でコントロールして温度勾配を作り、
    このことによりオーステナイト化した鋼材の変態が最初
    の温度で生じ、より高い第2の温度で継続する熱処理方
    法。 33、変態は540〜500℃で生じて微細パーライト
    又はソルバイトを作り、かつこの変態がより高い温度で
    継続してセメンタイトの成長度を相当低いものとした特
    許請求の範囲第31項又は第32項に記載の熱処理方法
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