JPS61275377A - 可逆性示温材 - Google Patents
可逆性示温材Info
- Publication number
- JPS61275377A JPS61275377A JP60119108A JP11910885A JPS61275377A JP S61275377 A JPS61275377 A JP S61275377A JP 60119108 A JP60119108 A JP 60119108A JP 11910885 A JP11910885 A JP 11910885A JP S61275377 A JPS61275377 A JP S61275377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reversible
- compd
- bismuth
- oxide
- sensitive material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K9/00—Tenebrescent materials, i.e. materials for which the range of wavelengths for energy absorption is changed as a result of excitation by some form of energy
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01K—MEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G01K11/00—Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00
- G01K11/12—Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00 using changes in colour, translucency or reflectance
- G01K11/14—Measuring temperature based upon physical or chemical changes not covered by groups G01K3/00, G01K5/00, G01K7/00 or G01K9/00 using changes in colour, translucency or reflectance of inorganic materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈発明の技術分野〉
本発明は温度変化により色相が異なる性質を有した温度
管理材の一種である可逆性示温材に関するものである。
管理材の一種である可逆性示温材に関するものである。
〈発明の技術的背景とその問題点〉
従来、上記温度管理材は主に変電、送電、配電設備及び
重電関連の制御機器、モーター機器など工業用に多く使
用されてきた。その殆んどは不可逆性の色相変化を呈す
る塗料を用い、設備あるいは機器の熱履歴を、上記塗料
の色変化を視認することにより把握し異常発熱個所等を
簡便に検知することができるものである。
重電関連の制御機器、モーター機器など工業用に多く使
用されてきた。その殆んどは不可逆性の色相変化を呈す
る塗料を用い、設備あるいは機器の熱履歴を、上記塗料
の色変化を視認することにより把握し異常発熱個所等を
簡便に検知することができるものである。
一方、゛近年温度管理材の一種として可逆性の示温材も
開発されている。これはその反復呈色機能の特長を活か
して主に加熱1発熱及び冷却の熱サイクルを伴なう各種
製造工程における温度表示、あるいは家庭用ストーブな
ど燃焼器外壁の過熱時警告表示及び電磁加熱器、ホット
プレートなど炎を有しない調理器具への不用意な接触を
回避するための使用者に注意を喚起する表示に使用する
ことが試みられており今まで若干の材料が提案されてい
る。
開発されている。これはその反復呈色機能の特長を活か
して主に加熱1発熱及び冷却の熱サイクルを伴なう各種
製造工程における温度表示、あるいは家庭用ストーブな
ど燃焼器外壁の過熱時警告表示及び電磁加熱器、ホット
プレートなど炎を有しない調理器具への不用意な接触を
回避するための使用者に注意を喚起する表示に使用する
ことが試みられており今まで若干の材料が提案されてい
る。
上記可逆性示温材の材料には用途にもよるが概略以下に
列記する条件が求められている。+11色相変化の現象
が可逆的である点。(2)充分な繰り返し寿命を有する
点。(3)視認できる明確な変化を有する点。(417
0乃至80℃で変化が起きる点。(5)400乃至45
0℃まで安定である点。(6)色変化の温度追従性が良
い点。(7)塗料、ガラス、セラミックスなどと良く馴
染み、優れた加工性を有する点。(8)視認者の感覚に
訴える要素が必要とされるので、昇温により寒色から暖
色に変化することが望ましい点。(9)空気中の水分、
紫外線などに安定であり、耐環境性に優れている点。(
lO)人体に有害な物質を含まない点。(用材料そのも
のが安価であり且つ製造コストが安い点。
列記する条件が求められている。+11色相変化の現象
が可逆的である点。(2)充分な繰り返し寿命を有する
点。(3)視認できる明確な変化を有する点。(417
0乃至80℃で変化が起きる点。(5)400乃至45
0℃まで安定である点。(6)色変化の温度追従性が良
い点。(7)塗料、ガラス、セラミックスなどと良く馴
染み、優れた加工性を有する点。(8)視認者の感覚に
訴える要素が必要とされるので、昇温により寒色から暖
色に変化することが望ましい点。(9)空気中の水分、
紫外線などに安定であり、耐環境性に優れている点。(
lO)人体に有害な物質を含まない点。(用材料そのも
のが安価であり且つ製造コストが安い点。
以上の様に可逆性示温材に求められる条件は様々であり
、全てにわたって満足のいく素材はなかなか得難い。し
かし従来提案されてきた、例えば沃化銀−硫化銀一硫化
亜鉛系の物質あるいはビスマス酸化物−沃化カリウム系
の物質などは多少ともこれらの要請に応えることができ
るものであり素材に優れた機能を与えることC1こ成功
している。
、全てにわたって満足のいく素材はなかなか得難い。し
かし従来提案されてきた、例えば沃化銀−硫化銀一硫化
亜鉛系の物質あるいはビスマス酸化物−沃化カリウム系
の物質などは多少ともこれらの要請に応えることができ
るものであり素材に優れた機能を与えることC1こ成功
している。
さて、これ等の材料はオープン、ヒーター、電磁加熱器
など広く家庭用加熱調理器に設置することを主眼として
開発されたものである。したがってこれ等を付加した為
に一般の使用者に日常の取り扱いに関して特別な配慮を
求めなければならない様な物質はできるだけ避けたいと
ころである。
など広く家庭用加熱調理器に設置することを主眼として
開発されたものである。したがってこれ等を付加した為
に一般の使用者に日常の取り扱いに関して特別な配慮を
求めなければならない様な物質はできるだけ避けたいと
ころである。
更に安全確保のために付加した部材の通例として、利便
性が格段に向上した場合を除いて、一般には使用者に高
度な付加価値として認識してもらえないものである。そ
れ故、出来るだけ安価で入手が容易な材料を用いること
が望ましい。前述の列記した条件の項目のうち+91
、 (101、(I+)4;!この様な理由に基づくも
のである。ここで従来提案された材料につき考察すると
、従来材料は呈色機能において極めて優れたものである
が、それを構成する素材物質において特に上記+9+
、 (I++の条件を満たしていないという難点があっ
た。
性が格段に向上した場合を除いて、一般には使用者に高
度な付加価値として認識してもらえないものである。そ
れ故、出来るだけ安価で入手が容易な材料を用いること
が望ましい。前述の列記した条件の項目のうち+91
、 (101、(I+)4;!この様な理由に基づくも
のである。ここで従来提案された材料につき考察すると
、従来材料は呈色機能において極めて優れたものである
が、それを構成する素材物質において特に上記+9+
、 (I++の条件を満たしていないという難点があっ
た。
〈発明の目的〉
本発明は上記の様な経過を踏まえてなされたものであり
、化学的に安定で、しかも安価な金属の酸化物を用いて
可逆性示温材を構成することを目的とするものである。
、化学的に安定で、しかも安価な金属の酸化物を用いて
可逆性示温材を構成することを目的とするものである。
〈実施例〉
以下、本発明に係る可逆性示温材の実施例につき詳細に
説明を行なう。
説明を行なう。
以下に示す可逆性示温材の実施例は基本的に酸化物、水
酸化物、ハロゲン化物、硝酸化物、有機化合物等のビス
マス化合物50〜86モル%及びクロミウム化合物50
〜14モル%の組成混合物を空気中で550℃から90
0℃の間の温度で焼成することにより得られる酸化ビス
マス−酸化クロム系多結晶体をそのままガラス、セラミ
ックスなどに混入分散させることにより、もしくは上記
酸化ビスマス−酸化クロム系多結晶体をガラスコーテイ
ング材などに均一分散させてセラミックス。
酸化物、ハロゲン化物、硝酸化物、有機化合物等のビス
マス化合物50〜86モル%及びクロミウム化合物50
〜14モル%の組成混合物を空気中で550℃から90
0℃の間の温度で焼成することにより得られる酸化ビス
マス−酸化クロム系多結晶体をそのままガラス、セラミ
ックスなどに混入分散させることにより、もしくは上記
酸化ビスマス−酸化クロム系多結晶体をガラスコーテイ
ング材などに均一分散させてセラミックス。
ガラスなどの被測温物に塗布することにより可逆性示温
材としたものである。
材としたものである。
上記酸化ビスマス−酸化クロム系多結晶体の基本的な特
徴及びその加工形態の多様性に係る特徴は概路次に述べ
る点にある。
徴及びその加工形態の多様性に係る特徴は概路次に述べ
る点にある。
+11 分光光度計による光学測定では70℃より色
変化の現象が起きる。目視では150℃に於いて明確に
視認できる鮮やかな色相の変化を示す。
変化の現象が起きる。目視では150℃に於いて明確に
視認できる鮮やかな色相の変化を示す。
(2) ビスマス及びクロミウム組成を変えることに
より一定の組成範囲内で色相を自由に選択するこ2がで
缶るーlII]ち、ビスフッ50モル弘−クロミウム5
0モル悌のとき室温で緑色、140℃以上で輝黄色に変
化し、一方ビスマス86モル%、クロミウム14モル%
のときは同じ(室温で橙色、140℃以上で暗赤色に変
化する。
より一定の組成範囲内で色相を自由に選択するこ2がで
缶るーlII]ち、ビスフッ50モル弘−クロミウム5
0モル悌のとき室温で緑色、140℃以上で輝黄色に変
化し、一方ビスマス86モル%、クロミウム14モル%
のときは同じ(室温で橙色、140℃以上で暗赤色に変
化する。
つまり、ビスマス成分が増加しクロミウム成分が減少す
るに伴ない変化する反射域は昇温前後とも全体に長波長
側にシフトする。言うまでもなくどの組成においても色
相の変化は温度に対して可逆的である。
るに伴ない変化する反射域は昇温前後とも全体に長波長
側にシフトする。言うまでもなくどの組成においても色
相の変化は温度に対して可逆的である。
(3)上記酸化ビスマス−酸化クロム系多結晶体物質は
上記組成範囲内において約850℃まで安定であり、良
好な温度追従性とともに、充分な繰り返し寿命を有する
。また、冷水、温水に不溶であり、波長254 nmの
紫外光下で変質しない。
上記組成範囲内において約850℃まで安定であり、良
好な温度追従性とともに、充分な繰り返し寿命を有する
。また、冷水、温水に不溶であり、波長254 nmの
紫外光下で変質しない。
(4)上記酸化ビスマス−酸化クロム系多結晶体物質は
熱的、化学的な安定性故にガラス、セラミックス、石綿
、金属、プラスチック、セメント等にそのまま混入分散
させることが可能である。
熱的、化学的な安定性故にガラス、セラミックス、石綿
、金属、プラスチック、セメント等にそのまま混入分散
させることが可能である。
つまり熔融ガラスに分散させること、セラミツクス粉体
に均一分散して成型すると、石綿材に混入して成型する
こと、また必要に応じて比較的低融点の熔融金属に混入
させること、耐熱性プラスチックに分散させて成型する
こと、セメントに混入することなどが可能である。また
各種のガラスコーティング材、シリコン系樹脂。
に均一分散して成型すると、石綿材に混入して成型する
こと、また必要に応じて比較的低融点の熔融金属に混入
させること、耐熱性プラスチックに分散させて成型する
こと、セメントに混入することなどが可能である。また
各種のガラスコーティング材、シリコン系樹脂。
熱硬化性樹脂、有機系分散剤等に分散させて被測温物に
塗布することも可能である。
塗布することも可能である。
本発明に係る可逆性温度表示材は第1図に示すような工
程で合成できる。即ち、まずビスマス化合物及びクロミ
ウム化合物の所定量の原料を充分微粉末化した後均−混
合■し、これを出発原料とする。この場合上記化合物と
しては酸化物、水酸化物、ハロゲン化物、硝酸化物、有
機化合物等であって構わない。次に上記出発原料を坩堝
に移し。
程で合成できる。即ち、まずビスマス化合物及びクロミ
ウム化合物の所定量の原料を充分微粉末化した後均−混
合■し、これを出発原料とする。この場合上記化合物と
しては酸化物、水酸化物、ハロゲン化物、硝酸化物、有
機化合物等であって構わない。次に上記出発原料を坩堝
に移し。
空気巾約550℃で24時間仮焼■する。次に仮焼され
たものをとり出した後これに粉砕処理を行ない再度微粉
末化し、上記均一混合の操作■を繰り返す。該操作は粒
径37μm以下をめどに作業を行なった。これを再び坩
堝に移し、空気中800℃で約48時間本焼成■を行な
い、冷却■後とり出す。冷却の仕方は放冷で差し支えな
い。この冷却操作において急冷、徐冷(8℃/時間)、
放冷(約り00℃/時間)の3方法で得た試料をX線デ
ィフラクトメーターで生成相の比較を行ない、併せて分
光光度計を用いて色相の温度依存特性の比較、吟味を行
なったが、本質的には何ら有効な差がないことを確認し
た。但しこの冷却操作を900℃から行なった場合には
X線解析ではいずれも明確な差はないものの、色相変化
において急冷の試料に不鮮明さが認められた。
たものをとり出した後これに粉砕処理を行ない再度微粉
末化し、上記均一混合の操作■を繰り返す。該操作は粒
径37μm以下をめどに作業を行なった。これを再び坩
堝に移し、空気中800℃で約48時間本焼成■を行な
い、冷却■後とり出す。冷却の仕方は放冷で差し支えな
い。この冷却操作において急冷、徐冷(8℃/時間)、
放冷(約り00℃/時間)の3方法で得た試料をX線デ
ィフラクトメーターで生成相の比較を行ない、併せて分
光光度計を用いて色相の温度依存特性の比較、吟味を行
なったが、本質的には何ら有効な差がないことを確認し
た。但しこの冷却操作を900℃から行なった場合には
X線解析ではいずれも明確な差はないものの、色相変化
において急冷の試料に不鮮明さが認められた。
尚、以上の可逆性温度表示材が水に不溶であることは前
述した通りである。又製造過程において、人体に強い毒
性を有する6価クロム(Cr20q )、 の混在の
有無を母金に調べたが何らの痕跡も認められなかった。
述した通りである。又製造過程において、人体に強い毒
性を有する6価クロム(Cr20q )、 の混在の
有無を母金に調べたが何らの痕跡も認められなかった。
以下、2つの実施例について第1図に示した工程を参照
しながら詳しく説明する。
しながら詳しく説明する。
実施例1゜
いずれも試薬級のBi20B 、Cr20Bを秤量し、
計50Fを原料として供する。モル比は下記表1に示し
た様にB i 203が50から86モル%。
計50Fを原料として供する。モル比は下記表1に示し
た様にB i 203が50から86モル%。
Cr2()3が50から14モル%である。このBi2
O3とCr 03の混合物をボールミルまたは自動乳鉢
で充分粉砕混合■した後、磁性坩堝に移し空気中で55
0℃で24時間仮焼■し、再度粉砕■後、800℃で4
8時間焼成■し、次に冷却■する。得られた粉体をX線
ディフラクトメーターにかけ■、出発物質であるBi2
O3、Cr20Bの各相が消失したことを確認する。も
し若干でも認められた場合aには再度800℃の焼成操
作■を繰り返す。認められない場合すには再焼成操作■
は行なわない。次に光学的測定に依り色相の温度依存性
を調べる■ため、粉末の一部をメノウの乳鉢を用いて更
に粉砕し、二つの篩を使用して25μmから37μmの
粒径をもつ粉体を得る。これを中心部に1511Mφの
円形の窪みをもつ0.8B厚のパイレックスガラス板の
窪み部分に必要量だけ置き、スライドグラスでていねい
に押えてその表面を平坦にして測定試料として供する。
O3とCr 03の混合物をボールミルまたは自動乳鉢
で充分粉砕混合■した後、磁性坩堝に移し空気中で55
0℃で24時間仮焼■し、再度粉砕■後、800℃で4
8時間焼成■し、次に冷却■する。得られた粉体をX線
ディフラクトメーターにかけ■、出発物質であるBi2
O3、Cr20Bの各相が消失したことを確認する。も
し若干でも認められた場合aには再度800℃の焼成操
作■を繰り返す。認められない場合すには再焼成操作■
は行なわない。次に光学的測定に依り色相の温度依存性
を調べる■ため、粉末の一部をメノウの乳鉢を用いて更
に粉砕し、二つの篩を使用して25μmから37μmの
粒径をもつ粉体を得る。これを中心部に1511Mφの
円形の窪みをもつ0.8B厚のパイレックスガラス板の
窪み部分に必要量だけ置き、スライドグラスでていねい
に押えてその表面を平坦にして測定試料として供する。
これを光学測定用ホットプレート上に設置し、可視域の
吸収スペクトルの測定を行なった。温度制御はホットプ
レート測面部から中央部直下までくり抜かれた穴に挿入
した線状熱電対により行い、試料温度の測定は該試料近
傍のパイレックスガラス表面に密着固定したシート状熱
電対を用いて行なった。分光光度計による可視域の吸収
スペクトルの測定は室温。
吸収スペクトルの測定を行なった。温度制御はホットプ
レート測面部から中央部直下までくり抜かれた穴に挿入
した線状熱電対により行い、試料温度の測定は該試料近
傍のパイレックスガラス表面に密着固定したシート状熱
電対を用いて行なった。分光光度計による可視域の吸収
スペクトルの測定は室温。
70℃ 、140C,210℃ 、 280℃ 、 3
50℃の6点において、それぞれの温度で充分熱的平衡
を得たのち行なった。なお、測定はY型ファイバーによ
る0−0°法による正反射法によった。試料1.4及び
6の測定結果をそれぞれ第2図、第3図、及び第4図に
示す。また室温及び140℃における本発明者の視認に
よる色調を表1に併せて記載した。
50℃の6点において、それぞれの温度で充分熱的平衡
を得たのち行なった。なお、測定はY型ファイバーによ
る0−0°法による正反射法によった。試料1.4及び
6の測定結果をそれぞれ第2図、第3図、及び第4図に
示す。また室温及び140℃における本発明者の視認に
よる色調を表1に併せて記載した。
表1
次にガラス基板、セラミックス基板、アルミニウム基板
等の基板上に可逆性示温材の塗布膜を作製する方法につ
いてその加工法の一端を述べる。
等の基板上に可逆性示温材の塗布膜を作製する方法につ
いてその加工法の一端を述べる。
まず得られた各々の試料を全て粒径37μm以下の粉末
にする。この粉末に金属アルコキシドを出発原料とした
溶液状のガラスセラミックコーティング剤を少量加えて
良く混練■する。この場合溶液量が多いと加熱固着した
とき基板から剥れやすいので混線に必要な量以上のコー
ティング剤は供さない。このため、粉末に徐々に該溶液
を滴下しながら混練する方法が良い。
にする。この粉末に金属アルコキシドを出発原料とした
溶液状のガラスセラミックコーティング剤を少量加えて
良く混練■する。この場合溶液量が多いと加熱固着した
とき基板から剥れやすいので混線に必要な量以上のコー
ティング剤は供さない。このため、粉末に徐々に該溶液
を滴下しながら混練する方法が良い。
この混線物をスパチュラ上に移し、前もって約60μm
のアルミナ砥粒を用いて表面を梨地加工したガラス基板
、アルミニウム基板と無処理の素焼セラミックス板表面
にそれぞれ塗布[相]し、強く押し当て、スパチュラを
一気に手前に引き抜く様に離すことにより表面が平坦な
塗布膜が得られる。
のアルミナ砥粒を用いて表面を梨地加工したガラス基板
、アルミニウム基板と無処理の素焼セラミックス板表面
にそれぞれ塗布[相]し、強く押し当て、スパチュラを
一気に手前に引き抜く様に離すことにより表面が平坦な
塗布膜が得られる。
この塗布膜を150℃で30分加熱処理■することによ
り固着膜ができる。以上の塗布膜作製方法では膜厚制御
、均一な表面を得ることに難点があるが、膜厚は混線物
の量と塗布面積を一定にすることにより約60μmから
80μmの間におさえることが可能である。上記塗布膜
作製方法以外の方法として量産にはロール法が適してい
る。また上記コーティング剤にイソプロピルアルコール
などのアルコール系溶剤、界面活性剤、調粘剤などを適
宜加えることによりスプレー法、刷毛法、ディップ法な
ども可能である。
り固着膜ができる。以上の塗布膜作製方法では膜厚制御
、均一な表面を得ることに難点があるが、膜厚は混線物
の量と塗布面積を一定にすることにより約60μmから
80μmの間におさえることが可能である。上記塗布膜
作製方法以外の方法として量産にはロール法が適してい
る。また上記コーティング剤にイソプロピルアルコール
などのアルコール系溶剤、界面活性剤、調粘剤などを適
宜加えることによりスプレー法、刷毛法、ディップ法な
ども可能である。
実施例2゜
いずれも試薬級のBi(OH)3とCrF3”3H20
を供して実施例1の表1の試料4に相当する試料の調製
を行なった。その組成はBi(O)()3が41.41
、CrF ・3HOが8.6 f SB i (OH)
3は75モル%である。仮焼1本焼成とも実施例1と全
く同様に処理を行なった。X線解析で確認した生成相は
例示した組成では表1における試料4と全く同一のもの
であり、出発物質の1つであるBi (OH)3はもと
より安定な相であるBi2O3は混在していなかった。
を供して実施例1の表1の試料4に相当する試料の調製
を行なった。その組成はBi(O)()3が41.41
、CrF ・3HOが8.6 f SB i (OH)
3は75モル%である。仮焼1本焼成とも実施例1と全
く同様に処理を行なった。X線解析で確認した生成相は
例示した組成では表1における試料4と全く同一のもの
であり、出発物質の1つであるBi (OH)3はもと
より安定な相であるBi2O3は混在していなかった。
また念のため吸収スペクトルの測定を実施例1と同様に
行なった。その結果を第5図に示す。
行なった。その結果を第5図に示す。
次にこの試料を他の金属酸化物と加圧成型した。
その概要を以下に述べる。5n02 &2 t 、上記
試料o、s y 、 Mg(No3)2−6HO40り
を自動乳鉢、ボールミルを用いて粉砕、均一混合@シ、
そのうち2.02を内径200φのアルミナ製ホットプ
レス用鋳型に移した。次いで空気1気圧下、850℃−
40分、942Kg (300Kg/crA)で加圧成
型[相]し、厚み1.9 vnx 、重さ1.95f)
比重的3.3の淡黄色のディスク状成型物を得た。この
成型物をヒートプレート上で140℃から350℃の間
で色相の変化を視認によって調べた。その結果、温度追
従性1色相の濃さ等は必ずしも充分でないが、色相の変
化する現象は実施例1の場合と基本的に変らないことを
確認した。つまり850℃以下で成型でき・る安定な金
属酸化物を母体として、該物質及び若干の焼結防止剤を
添加すれば容易に成型が可能なことを確認した。
試料o、s y 、 Mg(No3)2−6HO40り
を自動乳鉢、ボールミルを用いて粉砕、均一混合@シ、
そのうち2.02を内径200φのアルミナ製ホットプ
レス用鋳型に移した。次いで空気1気圧下、850℃−
40分、942Kg (300Kg/crA)で加圧成
型[相]し、厚み1.9 vnx 、重さ1.95f)
比重的3.3の淡黄色のディスク状成型物を得た。この
成型物をヒートプレート上で140℃から350℃の間
で色相の変化を視認によって調べた。その結果、温度追
従性1色相の濃さ等は必ずしも充分でないが、色相の変
化する現象は実施例1の場合と基本的に変らないことを
確認した。つまり850℃以下で成型でき・る安定な金
属酸化物を母体として、該物質及び若干の焼結防止剤を
添加すれば容易に成型が可能なことを確認した。
以上述べた実施例の可逆性示温材は以下に列挙する特徴
を有する。
を有する。
+l) 示温特性に関する事項。
ピ)緑及び黄色系の色調から、黄色及び赤色系の色調に
可逆的に変化する。
可逆的に変化する。
(ロ) ビスマス及びクロミウムの組成比を変えること
により、変化する・色調を任意に選択できる。
により、変化する・色調を任意に選択できる。
i/1140℃で、視認できる変化を有しており、良好
な温度追従性と充分な繰り返し寿命を有している。
な温度追従性と充分な繰り返し寿命を有している。
(2)該物質の安定性に基づく加工の多様性に関する事
項。
項。
げ)酸化雰囲気及び比較的高温での加工処理に堪える。
(川 該物質そのものをセラミックス、ガラス等耐熱性
素材に直に混入することが出来る。
素材に直に混入することが出来る。
(/X)水溶性ガラス、各種樹脂に分散させて、或いは
ガラスフリットの融点に合わせて熔融もしくは焼結させ
ることにより、被測温物表面に製膜加工できる。
ガラスフリットの融点に合わせて熔融もしくは焼結させ
ることにより、被測温物表面に製膜加工できる。
(31安定性、安全性、生産上の利点に関する事項。
げ)空気中の水分、紫外線下で安定であり、850℃以
下で分解、揮発しない。
下で分解、揮発しない。
(ロ) 人体に有害な物質を含まない。
ヒ勺 材料そのものが比較的安価であり、また製造法
も簡単である。
も簡単である。
〈発明の効果〉
以上の本発明によれば化学的に安定で人体に無害で、且
つ安価に製造が可能な可逆性示温材を提第1図は本発明
に係る可逆性示温材の実施例の製造工程の工程図、第2
図乃至第5図は分光光度計による可視波長域における吸
収スペクトルの温度依存特性を示すグラフ図である。
つ安価に製造が可能な可逆性示温材を提第1図は本発明
に係る可逆性示温材の実施例の製造工程の工程図、第2
図乃至第5図は分光光度計による可視波長域における吸
収スペクトルの温度依存特性を示すグラフ図である。
代理人 弁理士 福 士 愛 彦(他2名)第1図
液長(n酸
第2図
第3図
Claims (1)
- 1、酸化物、水酸化物、ハロゲン化物、硝酸化物、有機
化合物等からなるビスマス化合物50乃至86モル%、
クロミウム化合物50乃至14モル%の組成混合物を焼
成することにより生成した酸化ビスマス−酸化クロミウ
ム系多結晶体を主成分とすることを特徴とする可逆性示
温材。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60119108A JPS61275377A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 可逆性示温材 |
US06/855,632 US4722510A (en) | 1985-05-30 | 1986-04-25 | Reversible temperature indicating materials |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60119108A JPS61275377A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 可逆性示温材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61275377A true JPS61275377A (ja) | 1986-12-05 |
JPH0262155B2 JPH0262155B2 (ja) | 1990-12-25 |
Family
ID=14753108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60119108A Granted JPS61275377A (ja) | 1985-05-30 | 1985-05-30 | 可逆性示温材 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4722510A (ja) |
JP (1) | JPS61275377A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112534227A (zh) * | 2018-07-06 | 2021-03-19 | Seb公司 | 温度指示剂 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002342980A (ja) * | 2001-05-14 | 2002-11-29 | Sharp Corp | 光情報記録媒体 |
EP1405890B2 (en) * | 2001-05-15 | 2017-03-15 | Eurokera | Thermochromic material |
CA2619920A1 (fr) * | 2008-02-06 | 2009-08-06 | Hydro-Quebec | Methode pour mesurer la temperature du point chaud dans un appareil electrique contenant de l'huile |
FI20105303L (fi) * | 2010-03-25 | 2011-09-26 | Iittala Group Oy Ab | Lämpötilaansa muuttavan materiaalin tai välineen lämpötilaindikaattori ja menetelmä sen valmistamiseksi |
US8936395B1 (en) | 2011-09-28 | 2015-01-20 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of National Aeronautics And Space Administration | Surface temperature measurement using hematite coating |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH615763A5 (ja) * | 1975-05-07 | 1980-02-15 | Bbc Brown Boveri & Cie | |
US4150879A (en) * | 1976-11-12 | 1979-04-24 | Texas Instruments Incorporated | Solid dry electrochromic display |
US4110259A (en) * | 1977-04-01 | 1978-08-29 | Rca Corporation | Electrochromic cermet material and device including the same |
US4563220A (en) * | 1982-07-17 | 1986-01-07 | Bayer Aktiengesellschaft | Production of bismuth oxide/chromium oxide mixed phase pigments |
DE3315849A1 (de) * | 1982-07-17 | 1984-01-19 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von bismutoxid/chromdioxid-mischphasenpigmenten |
JPS608267B2 (ja) * | 1982-11-30 | 1985-03-01 | 株式会社東芝 | 電気発色表示素子 |
-
1985
- 1985-05-30 JP JP60119108A patent/JPS61275377A/ja active Granted
-
1986
- 1986-04-25 US US06/855,632 patent/US4722510A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112534227A (zh) * | 2018-07-06 | 2021-03-19 | Seb公司 | 温度指示剂 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0262155B2 (ja) | 1990-12-25 |
US4722510A (en) | 1988-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0287336B1 (en) | Heating unit with thermochromic region | |
EP1405890B1 (en) | Thermochromic material | |
George et al. | The synthesis, characterization and optical properties of silicon and praseodymium doped Y6MoO12 compounds: environmentally benign inorganic pigments with high NIR reflectance | |
JP2022521892A (ja) | 勾配のある色合いの物品及びその製造方法 | |
JPS61275377A (ja) | 可逆性示温材 | |
Liu et al. | Reversible thermochromic property of Cr, Mn, Fe, Co-doped Ca 14 Zn 6 Ga 10 O 35 | |
JPH03271124A (ja) | 示温材料及びその製造方法 | |
Kumari et al. | The synthesis and characterization of environmentally benign praseodymium-doped TiCeO4 pigments | |
JPH0155380B2 (ja) | ||
JPH0262156B2 (ja) | ||
JPS61275381A (ja) | 可逆性示温材 | |
JPH0243552B2 (ja) | ||
HOSONO et al. | Reversible optical change of amorphous red phosphorus in reduced phosphate glasses | |
JP2001180964A (ja) | 黒色系焼結石英 | |
JPH0134556B2 (ja) | ||
JPS6361080A (ja) | 可逆性示温材 | |
JPS61275382A (ja) | 可逆性示温材 | |
JPH0617248B2 (ja) | 可逆性示温材 | |
JPH04140622A (ja) | 温度表示材料 | |
JPS61275380A (ja) | 可逆性示温材 | |
CN115196678A (zh) | 一种掺铬(iii)高近红外反射无机颜料及其制备方法和应用 | |
Rohilla et al. | Synthesis and Characterization of Calcium Copper Titanate (CaCu3Ti4O12) Powder as a Brown-Coloured Inorganic Pigment with High Infra-Red Reflectance | |
CN1134969A (zh) | 可逆热色示温材料及其制做方法 | |
JPS6333489A (ja) | 可逆性示温材 | |
JPS6361078A (ja) | 可逆性示温材 |