JPS6127355B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6127355B2 JPS6127355B2 JP17592581A JP17592581A JPS6127355B2 JP S6127355 B2 JPS6127355 B2 JP S6127355B2 JP 17592581 A JP17592581 A JP 17592581A JP 17592581 A JP17592581 A JP 17592581A JP S6127355 B2 JPS6127355 B2 JP S6127355B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber cement
- curing
- edges
- cement board
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は繊維セメント板の養生方法に関し、抄
造された湿潤状態の繊維セメント基板の中央部を
除いて四周の端部に硬化速進剤を浸透させ、次い
でこの繊維セメント板を積重ねて養生硬化するこ
とを特徴とする繊維セメント板の養生方法に係る
ものである。
造された湿潤状態の繊維セメント基板の中央部を
除いて四周の端部に硬化速進剤を浸透させ、次い
でこの繊維セメント板を積重ねて養生硬化するこ
とを特徴とする繊維セメント板の養生方法に係る
ものである。
従来、繊維セメント板を製造するにあたつて
は、繊維セメントスラリーを抄造して繊維セメン
ト基板を作成した後、このものをプレスして脱水
し、次いで繊維セメント基板を複数枚パレツト上
に積載して養生させることにより製造していた。
このように繊維セメント基板を積重ねて養生すれ
ば、多数枚の基板が同時に養生できて生産性が向
上するという利点があるが、一方積重ねられた繊
維セメント基板はその中央部の方が端部に比べて
硬化速度が早いために、中央部と端部とで硬化速
度が大きく異なるという問題があつた。そのため
製造時に繊維セメント板の端部に亀裂を生じる場
合があり、また製造された繊維セメント板はその
中央部と端部とで機械的強度、耐凍害性、寸法安
定性及び塗膜性能等の各特性が異なり、品質が均
一化しないという問題があつた。
は、繊維セメントスラリーを抄造して繊維セメン
ト基板を作成した後、このものをプレスして脱水
し、次いで繊維セメント基板を複数枚パレツト上
に積載して養生させることにより製造していた。
このように繊維セメント基板を積重ねて養生すれ
ば、多数枚の基板が同時に養生できて生産性が向
上するという利点があるが、一方積重ねられた繊
維セメント基板はその中央部の方が端部に比べて
硬化速度が早いために、中央部と端部とで硬化速
度が大きく異なるという問題があつた。そのため
製造時に繊維セメント板の端部に亀裂を生じる場
合があり、また製造された繊維セメント板はその
中央部と端部とで機械的強度、耐凍害性、寸法安
定性及び塗膜性能等の各特性が異なり、品質が均
一化しないという問題があつた。
本発明は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、中央部及び端部の品質が均一化し、さらに養
生時間を短縮することができる繊維セメント板の
養生方法を提供することを目的とするものであ
る。
て、中央部及び端部の品質が均一化し、さらに養
生時間を短縮することができる繊維セメント板の
養生方法を提供することを目的とするものであ
る。
以下本発明を実施例により詳述する。繊維セメ
ント板を製造するにあたつては、以下のようにし
て行う。まず、セメント、繊維、石膏等が混入さ
れた繊維セメント基板を作成する。次に、この湿
潤状態の繊維セメント基板の中央部を除いて四周
の端部に硬化速進剤を浸透させる。硬化速進剤と
しては塩化カルシユム、塩化ナトリウム、硫酸カ
リウム、明ばん等を使用することができ、この硬
化速進剤を繊維セメント基板１m2に対して固形分
で５〜100ｇ含浸させるのが好ましい。塗布方法
は硬化速進剤の水溶液をスプレー塗布、ロール塗
布又は漬浸等で行うことができる。次いで、繊維
セメント基板をプレスして脱水し、その後複数枚
の繊維セメント基板をパレツト上に積載し、湿熱
養生等を行つて養生硬化させ、セメント石膏板等
の繊維セメント板を得るものである。なお、上記
実施例では繊維セメント基板の抄造直後に硬化速
進剤を含浸させるようにしたが、繊維セメント板
の乾燥前であれば特に限定するものではなく、例
えば繊維セメント基板のプレス前、又はプレス
後、湿熱養生中、脱板等、二次養生時等にも行う
ことが可能なものである。抄造前のセメントスラ
リー中に硬化速進前を添加すると、スラリーの抄
造性が劣るものである。
ント板を製造するにあたつては、以下のようにし
て行う。まず、セメント、繊維、石膏等が混入さ
れた繊維セメント基板を作成する。次に、この湿
潤状態の繊維セメント基板の中央部を除いて四周
の端部に硬化速進剤を浸透させる。硬化速進剤と
しては塩化カルシユム、塩化ナトリウム、硫酸カ
リウム、明ばん等を使用することができ、この硬
化速進剤を繊維セメント基板１m2に対して固形分
で５〜100ｇ含浸させるのが好ましい。塗布方法
は硬化速進剤の水溶液をスプレー塗布、ロール塗
布又は漬浸等で行うことができる。次いで、繊維
セメント基板をプレスして脱水し、その後複数枚
の繊維セメント基板をパレツト上に積載し、湿熱
養生等を行つて養生硬化させ、セメント石膏板等
の繊維セメント板を得るものである。なお、上記
実施例では繊維セメント基板の抄造直後に硬化速
進剤を含浸させるようにしたが、繊維セメント板
の乾燥前であれば特に限定するものではなく、例
えば繊維セメント基板のプレス前、又はプレス
後、湿熱養生中、脱板等、二次養生時等にも行う
ことが可能なものである。抄造前のセメントスラ
リー中に硬化速進前を添加すると、スラリーの抄
造性が劣るものである。
しかして、繊維セメント基板を積載して養生さ
せると繊維セメント基板の端部は中央部に比べて
水の乾燥が早いために硬化が遅れるものである
が、抄造された湿潤状態の繊維セメント基板の中
央部を除いて四周の端部に硬化促進剤を浸透させ
ることにより、繊維セメント板の端部の硬化速度
を早めることができて繊維セメント基板の中央部
と端部との硬化速度をほぼ等しくすることができ
るものである。また湿潤状態の繊維セメント基板
に硬化速進前を浸透させることによりセメント基
板中への硬化速進剤の浸透性を良くすることがで
きるものである。
せると繊維セメント基板の端部は中央部に比べて
水の乾燥が早いために硬化が遅れるものである
が、抄造された湿潤状態の繊維セメント基板の中
央部を除いて四周の端部に硬化促進剤を浸透させ
ることにより、繊維セメント板の端部の硬化速度
を早めることができて繊維セメント基板の中央部
と端部との硬化速度をほぼ等しくすることができ
るものである。また湿潤状態の繊維セメント基板
に硬化速進前を浸透させることによりセメント基
板中への硬化速進剤の浸透性を良くすることがで
きるものである。
上記のように本発明は、湿潤状態の繊維セメン
ト基板の中央部を除いて四周の端部に硬化促進剤
を浸透させ、次いでこの繊維セメント板を積重ね
て養生硬化させたので、積重ねられた繊維セメン
ト板の端部が中央部に比べて速く乾燥することに
よつて端部の硬化が中央部に比べて遅れるような
場合でも、繊維セメント板の端部にだけ硬化促進
剤を浸透させることによつて端部の硬化速度を速
めることができ、繊維セメント板の中央部と端部
の硬化速度をほぼ等しくすることができて繊維セ
メント板をほぼ均一に養生硬化させることができ
るものであり、従つて製造された繊維セメント板
の品質を均一化することができるものである。ま
た、硬化速進剤の使用で繊維セメント板の全体の
硬化速度を早めることができ、養生時間を短縮す
ることができるものである。
ト基板の中央部を除いて四周の端部に硬化促進剤
を浸透させ、次いでこの繊維セメント板を積重ね
て養生硬化させたので、積重ねられた繊維セメン
ト板の端部が中央部に比べて速く乾燥することに
よつて端部の硬化が中央部に比べて遅れるような
場合でも、繊維セメント板の端部にだけ硬化促進
剤を浸透させることによつて端部の硬化速度を速
めることができ、繊維セメント板の中央部と端部
の硬化速度をほぼ等しくすることができて繊維セ
メント板をほぼ均一に養生硬化させることができ
るものであり、従つて製造された繊維セメント板
の品質を均一化することができるものである。ま
た、硬化速進剤の使用で繊維セメント板の全体の
硬化速度を早めることができ、養生時間を短縮す
ることができるものである。
Claims (1)
- １ 抄造された湿潤状態の繊維セメント基板の中
央部を除いて四周の端部に硬化促進剤を浸透さ
せ、次いでこの繊維セメント板を積重ねて養生硬
化することを特徴とする繊維セメント板の養生方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17592581A JPS5879887A (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | 繊維セメント板の養生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17592581A JPS5879887A (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | 繊維セメント板の養生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5879887A JPS5879887A (ja) | 1983-05-13 |
| JPS6127355B2 true JPS6127355B2 (ja) | 1986-06-25 |
Family
ID=16004643
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17592581A Granted JPS5879887A (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | 繊維セメント板の養生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5879887A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0452763U (ja) * | 1990-09-10 | 1992-05-06 |
-
1981
- 1981-11-02 JP JP17592581A patent/JPS5879887A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0452763U (ja) * | 1990-09-10 | 1992-05-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5879887A (ja) | 1983-05-13 |
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