JPS6127217Y2 - - Google Patents

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JPS6127217Y2
JPS6127217Y2 JP2992881U JP2992881U JPS6127217Y2 JP S6127217 Y2 JPS6127217 Y2 JP S6127217Y2 JP 2992881 U JP2992881 U JP 2992881U JP 2992881 U JP2992881 U JP 2992881U JP S6127217 Y2 JPS6127217 Y2 JP S6127217Y2
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winding
capacitance
bandpass filter
distributed capacitance
inductance
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は可変容量ダイオードを用いた電子同調
型受信機のアンテナ入力回路に用いて好適なバン
ドパスフイルタに関する。
本考案のバンドパスフイルタはカーラジオ等の
ようにアンテナから高周波増幅回路に至るまでの
距離が長く、その間を接続している同軸ケーブル
によつてアンテナ入力回路の分布容量が大きくな
る電子同調型受信機に用いてきわめて効果的であ
る。
受信機のアンテナ入力回路を非同調型にした場
合に受信を希望する放送電波の帯域外の種々の電
波が高周波増幅回路に入力されて混変調現象を生
じ易いことは周知である。
一般にはこの混変調現象を防ぐためにアンテナ
入力回路を同調型にしたり、非同調型のアンテナ
入力回路にバンドパスフイルタを設ける等の手段
が用いられる。
ところで電子同調型受信機の場合、可変容量ダ
イオードを用いてアンテナ入力回路を同調型にす
ることは可変容量ダイオードの容量値が可変コン
デンサのように大きくできないし、可変範囲も狭
いので、アンテナ入力回路の分布容量の影響を受
けやすい。通常のラジオカセツトやポータブルス
テレオ等の受信機はアンテナ入力回路が短いので
分布容量の影響を無視して同調型にすることが可
能であるが、カーラジオのようにアンテナから高
周波増幅回路に至る距離が長くなると可変容量ダ
イオードの容量値に比較して分布容量が無視でき
なくなり、同調周波数の可変範囲も狭くなるので
同調型にすることは不可能である。
すなわち現存するAM用可変容量ダイオードの
最大容量値と最小容量値は、夫々500pF、30pF
程度であり、同調型にすることにより例えば同軸
ケーブル1mが持つ分布容量値70pFが並列に加
わつた場合にはアンテナ入力回路の最大容量値と
最小容量値は夫々570pF、100pF程度になる。こ
の状態での周波数可変比は√最大容量値/最小容
量値=√570100=2.4倍となり、520KHzから始
まる中波放送帯では520×2.4=1248KHzが受信で
きる限界であり、520KHzから1620KHzまでの中
波放送帯の全部をカバーすることはできない。又
バンドパスフイルタを構成することもこのような
不確定な分布容量が存在するために不可能であつ
た。
従つて従来は電子同調型受信機のアンテナ入力
回路は第1図の高周波増幅回路部分の回路図に示
すように非同調型であり、しかもバンドパスフイ
ルタを使用できないために混変調現象が生じ易か
つた。
本考案は第2図の電子同調型受信機の高周波増
幅回路部分の回路図に示すように、アンテナ1と
高周波増幅回路の間のアンテナ入力回路12に位
置させてあり、非同調型のアンテナ入力回路12
の分布容量の悪影響をほとんど無視できるように
構成したバンドパスフイルタ2を提供することを
目的とする。なお第1図、第2図において、3は
高周波増幅用の接合型FETトランジスタであ
り、4は高周波増幅回路の同調用の可変容量ダイ
オードである。
本考案のバンドパスフイルタは相互に磁気的に
結合する2つの部分にタツプによつて分けられた
巻線と、該巻線のいずれか片方の端部に少くとも
一端が接続され、該巻線との間で分布容量を得る
ための少くとも1つの容量発生用巻線からなり、
該タツプが非同調型のアンテナ入力回路を経てア
ンテナに接続する入力端子となり、該巻線の容量
発生用巻線が接続されていない側の端部が高周波
増幅回路に接続する出力端子となることを特徴と
する。
以下本考案のバンドパスフイルタの実施例を示
す結線図である第3図a、第3図aの等価回路図
である第3図bにより説明する。
第3図aにおいて端子5と端子7の間に位置し
ている巻線は、タツプ6により2つの巻線部分
N1,N2に分かれている。巻線部分N1と巻線部分
N2は相互に磁気的に結合している。又巻線方向
は同一である。容量発生用巻線N3は夫々巻線部
分N1、巻線部分N2との間で分布容量得るための
巻線である。そして端子5は接地され、タツプ6
は非同調型のアンテナ入力回路12を経てアンテ
ナ1に接続され、又端子7は高周波増幅回路に接
続される。従つてタツプ6と端子7は夫々バンド
パスフイルタの入力端子、出力端子となる。又容
量発生用巻線N3は一端が端子5に接続され、他
端は浮いている端子8に接続される。
第3図aのように構成されたバンドパスフイル
タの等価回路図は第3図bのようになる。
L1,L2は夫々巻線部分N1、巻線部分N2の自己
インダクタンスであり、Mは巻線部分N1と巻線
部分N2間の相互インダクタンスである。C1
C2,C3は容量発生用巻線N3を位置させることに
より生じた分布容量であり、CSはアンテナ1と
タツプ6の間のアンテナ入力回路12に存在する
分布容量であ。なお第3図bでは自己インダクタ
ンスL1,L2、相互インダクタンスM、分布容量
C1,C2,C3および分布容量CSが夫々インダクタ
ンス値、容量値をも表示している。
タツプ6と端子7の間には、インダクタンス
(−M)とインダクタンス(L2+M)が直列接続
され、その接続点はインダクタンス(L1+M)
を介して接地される。インダクタンス(L1
M)、インダクタンス(L2+M)には分布容量
C1、分布容量C2が夫々並列接続され、タツプ6
と端子7は夫々分布容量CS、分布容量C3を介し
て接地される。
第4図は第3図a、第3図bのように構成され
た本考案のバンドパスフイルタのフイルタ特性を
示す図である。
第4図のフイルタ特性においてP1はインダクタ
ンス(L1+M)と分布容量C1で定まる並列共振
点であり、周波数の変化に対してほぼ平坦な出力
利得を有する周波数範囲を含む部分、すなわちほ
ぼ周波数よりも高い部分は分布容量C1
C2,C3、インダクタンス(L2+M)、インダクタ
ンス(−M)により定まるいわゆるローパス特性
である。又P2は分布容量C2とインダクタンス
(L2+M)で定まるローパス特性の極である。
このような本考案のバンドパスフイルタは並列
共振からなる周波数特性要素とローパスフイルタ
からなる周波数特性要素によつて構成されてい
る。そして入力端子に存在する分布容量CSはイ
ンダクタンス(−M)と相まつてローパスフイル
タを構成するので、分布容量CSが存在すること
によりフイルタ特性は周波数以上での減衰度
が大きくなる効果を示すからむしろ好ましい。
かくして本考案は不確定な分布容量CSを逆に
フイルタ特性を改善するために利用することがで
き、何ら不都合とはならないからほぼ周波数
と周波数の間でローパスフイルタとして用い
ることができる。しかも巻線間に得られる分布容
量を利用するのでコンデンサを別に接続する必要
はないし、又巻線の数もタツプ6を有する1つの
巻線と、容量発生用巻線N3だけでよいからきわ
めて経済的である。分布容量やインダクタンスの
値はこれらの巻線の巻き方により容易に調整する
ことが可能である。
第5図、第6図は本考案のバンドパスフイルタ
の他の実用例を示す結線図である。第3図と同一
部分は同じ符号を付与してある。
第5図は2つの容量発生用巻線N4,N5を用い
てある点が第3図の場合と異る。容量発生用巻線
N4の一端は端子5に接続され、他端は浮いてい
る端子9に接続される。又容量発生用巻線N5
一端は接地されている端子11に接続され、他端
は浮いている端子10に接続される。いずれの容
量発生用巻線も一端が、巻線部分N1、巻線部分
N2からなる巻線の一端に電気的に接続してい
る。このように2つの容量発生用巻線を用いても
等価回路は第3図bのようになるが、分布容量
C1,C2,C3の容量値の調整が容易になる。
第6図は第5図とは異なり端子9が接地されて
おり、容量発生用巻線N4の両側が接地されてい
る。このようにすることにより、巻線部分N1
巻線部分N2の磁束の変化をさまたげ、いわゆる
コイルのQを下げる働きをするので特に並列共振
点P1を平坦にしてバンドパスフイルタの帯域を広
げるうえで効果がある。
以上詳細に説明したように本考案のバンドパス
フイルタはアンテナ入力回路12における不確定
な分布容量CSをフイルタ特性の改善に利用する
ことができる以外に何ら不都合がないように構成
されているからきわめて実用性がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はアンテナ入力回路の分布容量が大きな
従来の電子同調型受信機の高周波増幅回路部分の
回路図であり、第2図は本考案のバンドパスフイ
ルタを設ける位置を説明するための電子同調型受
信機の高周波増幅回路部分の回路図であり、第3
aは本考案のバンドパスフイルタの実施例を示す
結線図であり、第3図bは本考案のバンドパスフ
イルタの等価回路図であり、第4図は本考案のバ
ンドパスフイルタのフイルタ特性を示す図であ
り、第5図、第6図は本考案のバンドパスフイル
タの他の実施例を示す結線図である。 1……アンテナ、2……バンドパスフイルタ、
4……可変容量ダイオード、12……アンテナ入
力回路、N1,N2……巻線部分、N3,N4,N5……
容量発生用巻線、C1,C2,C3……分布容量、CS
……アンテナ入力回路12の分布容量、L1……
巻線部分N1の自己インダクタンス、L2……巻線
部分N2の自己インダクタンス、M……巻線部分
N1と巻線部分N2間の相互インダクタンス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互に磁気的に結合する2つの部分にタツプに
    よつて分けられた巻線と、該巻線のいずれか片方
    の端部に少くとも一端が接続され、該巻線との間
    で分布容量を得るための少くとも1つの容量発生
    用巻線からなり、該タツプが非同調型のアンテナ
    入力回路を経てアンテナに接続する入力端子とな
    り、該巻線の容量発生用巻線が接続されていない
    側の端部が高周波増幅回路に接続する出力端子と
    なることを特徴とするバンドパスフイルタ。
JP2992881U 1981-03-04 1981-03-04 Expired JPS6127217Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2992881U JPS6127217Y2 (ja) 1981-03-04 1981-03-04

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JP2992881U JPS6127217Y2 (ja) 1981-03-04 1981-03-04

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JPS57143713U JPS57143713U (ja) 1982-09-09
JPS6127217Y2 true JPS6127217Y2 (ja) 1986-08-14

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ID=29827464

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