JPS61272088A - 生地縫製装置 - Google Patents

生地縫製装置

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Publication number
JPS61272088A
JPS61272088A JP11497285A JP11497285A JPS61272088A JP S61272088 A JPS61272088 A JP S61272088A JP 11497285 A JP11497285 A JP 11497285A JP 11497285 A JP11497285 A JP 11497285A JP S61272088 A JPS61272088 A JP S61272088A
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JP
Japan
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fabric
sewing
edge
section
sewing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP11497285A
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English (en)
Inventor
重幸 平田
光 河村
福本 達哉
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Gunze Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61272088A publication Critical patent/JPS61272088A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各種縫製品の縫製加工に当り、生地本体の必
要生地端に、例えばテープ状生地片を一体に縫着する等
の縫製作業に当り、1つの生地端にテープ状生地片を縫
製した後、他の生地端にもテープ状生地片を縫製する作
業を縫製台上において、連続的かつ自動的にこれが行な
えるようにして、作業の能率化、合理化を企図したもの
に係る。
(従来技術) 例えば第1図に例示するように、ランニングシャツ等の
肌着における生地本体Aにおいて、その前後の首回り部
AI、A2および左右の袖回り部A3.A4等の生地端
には別のテープ状生地片Bを、その検出、長さに応じて
2つ折り状あるいは3つ折り状に添接して縫着するのが
一般的である。
このさい従来では作業員がミシンによって図示の各部分
A1〜A4について順次その縫製作業を行なうのであり
、その縫製箇所が多ければ多い程、工数は多くなって所
要時間が掛ることになる。仮りにかかるテープ状生地片
の縫着箇所が1箇所のみであれば、自動縫製化は容易で
ある。例えばパンツやショーツのウェスト部に伸縮自在
なテープ状生地片を縫着する等の際には、ウェスト部分
を複数のローラ間に循環回走自在に張架し、これに対し
テープ状生地片を添接してミシン縫製部を通過させれば
可能である。
(発明が解決しようとする問題点) 従来技術においては、同一の生地において異なる箇所に
同内容の縫製を施工するに当っては、自動化をすること
ができず、作業員が個々に手作業で段取りして、複数箇
所の縫製を順次反復して行なうので、きわめて手間と時
間が掛る点において問題があり、個人的な経験と努力に
のみ依頼することは不可能であり、近来かかる縫製工業
における労働力確保の困難から見ても、手作業による改
善策には限界があり、その自動化が要求される処である
が、目的生地の複数箇所に、例えば図例のように生地端
に同一のテープ状生地片を縫着するような場合、1箇所
に対する縫製を終了して後、他の箇所の縫製を行なうに
は、縫製箇所の位置や形態が相違するため、生地に対し
て変位や移動を行なわせなければならず、この点で全自
動化に困難があり、現在の処かかる条件に対応できる自
動化は実用に供されていないのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので
、ミシン縫製部において所要箇所における縫製を終了し
た後、ミシン縫製台上から縫製生地を層膜させることな
く、これを再び機械的手段によってミシン縫製部側に次
の縫製箇所を指向させて移動を行なえるようにしたもの
であり、具体的には、縫製台一例にミシン縫製部を配置
すると共に該縫製部より手前の縫製台上に前記ミシン縫
製部と直交方向に摺動自在な生地載置スライド板並びに
生地吸着面および搬送用ベルトを備えた生地搬入部を生
地端検出部材と共に設け、前記生地搬入部とミシン縫製
部との間における縫製台上に生地面と接離自在なガイド
ローラおよびガイド片から成る生地送り込みガイド部材
を生地端位置制御用検出部材および生地端を進行方向と
直角方向に摺動させる生地端位置修正部材と共に配設し
、前記ミシン縫製部近傍に生地端の長さ方向における前
後両端の位置検出部材および生地端前端の送り込み用搬
送部材を配設し、ミシン縫製部より生地進行方向の前方
における縫製台上には、縫製済み生地端の後端における
縫製部分位置制御用の位置修正部材および修正済み位置
規制部材が位置検出部材と共に一側に配設され、他側に
は縫製済み生地端に続く生地本体の押圧支持部が軸回り
回動自在に備えられると共に設置位置と前記生地載置ス
ライド板との間に亘って往復移動自在な生地移動部材が
配設されることにある。
(作 用) 本発明の技術的手段によれば、第6図に示すように、同
図は本発明装置を構成する各部材の配置関係を示してい
るが、縫製台1の一側1aにミシン針2押え金3等、既
知のミシン縫製部4を配設する。図例では第F図で説示
した首回り部A1.A2、袖回り部A3rAth等の本
体生地における生地端に、テープ状生地片Bを添接縫着
する場合に通用したものを示しているので、ミシン縫製
部4における生地入口側には、テープ状生地片5を2つ
折り状、3つ折り状等に折曲形成して、生地本体側に添
接してミシン押え金3の下側に給送する既知のラッパ状
ガイド治具6が配設され、またミシン縫製部4の生地出
口側にはテープ状生地片5の切断用カッター7が配設さ
れる。前記ミシン縫製部4の配設される縫製台1の一側
1aと直交する手前の一側1bには、ミシン縫製部4と
直交方向にかつ図示As位置からA6位置の間に亘って
往復移動自在な生地載置スライド板8を設けると共に、
該スライド板8と並んで生地吸引面9aを上面に有する
吸引ボックス9、更には吸引ボックス9の長手方向を縦
断して生地吸引面9a上に搬送面が位置する生地搬送用
ベル)10.11を回走自在に配設し、これら生地載置
スライド板81、生地吸引面9aを有する吸引ボックス
9及び搬送用ベルト10.11によって生地搬入部12
を構成し、また生地端の位置検出部材(光電管その他)
 13.14を図示位置に配置する。前記生地搬入部1
2における吸引ボックス9、ベル目0.11と先に述べ
たミシン縫製部4との間の縫製台1上には、生地面に対
して接離自在なガイドローラ15およびガイド片16を
備えた生地送り込みガイド部材17を昇降自在に設ける
と共に、ガイドローラ15の生地進行方向前後位置に、
生地端の幅方向に亘って複数個の生地端位置制御用の検
出部材(光電管その他) 18.19および生地端を進
行方向と直角方向に摺動させる生地端位置修正部材20
を配設し、前記ミシン縫製部4における生地入口側近傍
に、生地端の長さ方向における前後両端の位置検出部材
(光電管その他)21を設けると共に、押え金3の外側
方に生地端前端を押え金下位に送り込むための送り込み
用搬送部材22を配設し、更にミシン縫製部4より生地
進行方向の前方におけるh1M台1上には、ミシン縫製
部4における押え金3を中心として一側に、縫製済み生
地端の後端における縫製部分の位置制御用としての位置
修正部材23及び修正済みの位置規制部材24が、複数
個の位置検出部材(光電管その他) 25.25と共に
配設され、他側には縫製済み生地端に続く生地本体の押
圧支持部26が軸回り回動自在に設けられると共に、設
置位置と前記生地載置スライド板8 (A6位置)との
間に亘って往復移動自在な生地移動部材27が配設され
ることによって、次に述べるような1箇所に対する生地
端へのテープ状生地片5の自動縫製、該縫製完了後の生
地本体を再びミシン縫製部4側に、かつ別の箇所にテー
プ状生地片5を縫製する態勢のもとに自動移送セットす
る作用が得られるのである。即ち先に第1図において説
示したランニングシャツ等の肌着において、その生地本
体Aにおける各部位の生地端にテープ状生地片を縫着す
るに当り、本発明においては縫製台1上に、第2図乃至
第5図に示す手段によって、生地本体Aを搬入しかつ生
地載置スライド板8上にセットする。第1図において生
地本体Aの図向って右側の軸回り部A4を構成する生地
端にテープ状生地片Bをその全長に亘って縫着する作業
を最初に行なうものとすれば、第2.3図に示すように
既知の自動把持部材28によって、部材28における左
右両側の把持側29.29の下端にそれぞれ形成された
各一対の開閉自在な挟持爪30゜30によって、生地本
体Aにおける両前回り部Al。
A2の内方位置を把持し、生地本体Aの中央部分は両把
持脚29.29の中間上方位置に開閉自在に設けられた
一対の挟持片31.31によって摘み上げ状に保持させ
、縫製台1上に搬入し、必要に応じ縫製台1における生
地載置スライド板8の設けられた一側1bを反対側の一
例1cに設けた皺伸し装置32上に首回り部A2を乗せ
て、首回り部A2、これに続く袖回り部A3 、A4間
に亘る生地部分の皺を伸ばして生地面を平坦とする。皺
伸し装置32は第4.5図に示されるように、−側IC
の壁面に互いに反対方向に循環回走自在に設けられた皺
伸し用ベルト33と、両ベルト33,33の中間におい
て一例外方に突出状に設けられた略十字状のカバープレ
ート34とから成り、第3図示のように首回り部A2例
の生地全体をカバープレート34上に被蓋させ、ベル1
−33.33の矢印図示の相反方向移動によって生地を
開展させて皺伸ばしを行なうのである。
一方この間にm調合lにおける生地載置スライド板8を
、第6図におけるA5位置から点線で示すようにA6位
置(待機位置)に前進させ、前記皺伸ばしをした首回り
部A2が、第8図に示すように待機位置A6に移動した
生地載置スライド板8の上端に位置し、縫製を行なうべ
き袖回り部A4の生地端35が、スライド板8の図向っ
て右端に位置するように、自動把持部材28を移動させ
ることによって生地全体をスライド板8の位置する一側
1b側に移動させるのであり、これによって目的の生地
端35はミシン縫製部4側に向うことになる。
このように生地本体Aの搬入、移動及びスライド坂8上
へのセットが終了すれば、自動把持部材28の各把持を
解放して部材28は旧位に復動させ、次いでスライド板
8をA6位置から元のA5位置に後退させると共に、吸
引ボックス9における吸引動作を開始させると共に、搬
送用ベル)10.11を駆動させることによって、スラ
イド板8の後退によってベルト10.11吸引ボツクス
9上に落ちた生地本体Aの首回り部A2側は、吸引ボッ
クス9の生地吸引面9a側に軽く吸引されて生地浮き上
がりを防止されながら、搬送用ベル目0.11により、
首回り部A2例の生地全体は第8図の実線位置から点線
位置のように前進し、目的の生地端即ち袖回り部A4の
生地端35が、生地端検出部材13によって検出される
と共にこの検出部材13側の搬送用ベルト10が停止し
、次いで生地端検出部材14によって生地端35の別位
置が検出されることによって搬送用ベルト11が停止す
ることによって、生地本体への移動は停止され、図の点
線位置はその停止位置を示し、このさい生地端35にお
ける長さ方向の前端36は、生地送り込みガイド部材1
7及びミシン縫製部4外側の生地送り込み用搬送部材2
2とは同図に示す位置関係となり、この位置関係は第9
図にも示す通りである0次いで第9図において、生地送
り込み用搬送部材22が、第10図に示す実線位置から
点線位置に示すように縫製台l上に下降することによっ
て、生地端35の前端36を台lとの間に挟圧して、循
環回走自在なベルトである同搬送部材22によって前端
36側をミシン縫製部4における上昇位置の押え金3の
下方に搬送し始めると共に、押え金3の下降に次いで手
前の生地送り込みガイド部材17も、第11図及び第1
2図に示すように、第11図に示した上昇位置から生地
面に向って下降し、そのガイドローラ15が生地端35
を軽く押支すると共に、このローラ15の下位において
縫製台1側に設けた第12図に示すように循環回走自在
なベルトによる生地端35の位置修正部材20が、前記
下降したローラ15との間で生地端35をその中方向に
摺動自在とする。ミシン揮え金3の下降と共にミシン縫
製部4の運転が開始されると共に、先に述べた生地端の
送り込み用搬送部材22は上昇して生地面から離れ、既
知のようにラッパ状ガイド治具6側から送出されるテー
プ状生地片5は生地端35を被覆して重合状に共に押え
金3内に入るので、ここに生地端35に対するテープ状
生地片5の縫着が開始される。第13図はその縫着状態
を示しているが、この縫着に当っては、同図に示すよう
に生地端35の位置制御用の検出部材18.19が並設
されているので、生地端35が雨検出部材18.19間
に位置して通過する時は、先に第12図で示した位置修
正部材20を作動させることなく、生地端35が雨検出
部材18.19間から外れる時は、その外れ方向に対応
して位置修正部材20を右方向又は左方向に駆動し、生
地端35をその中質方向に摺動させて、雨検出部材18
.19間を通過するように修正することによって、生地
端35の形状に応じた制御が自動的に得られることにな
る。
以上のようにして首回り部A2及びA1との間に続く一
例の袖回り部A4における生地端35の全長に亘っての
テープ状生地片5の縫着が第14図のように得られるこ
とになる。37は生地端35の長さ方向における後端を
示し、この生地端35の前後両端36.37におけるテ
ープ状生地片5の切断カンタ−7による切断は、第13
図に示すように位置制御用の検出部材18.19よりも
前方において、ミシン揮え金3の入口近傍に配設した前
、後端検出部材21によって前端36なり、後端37を
検出して後、所定ステッチ数経過後に、押え金3の出口
側に配置した切断カッター7によってテープ状生地片5
を切断すればよく、第14図において5a、 5aは何
れも切断余端をボしている。
以上のようにして袖回り部A4における生地端35に対
するテープ状生地片5の一体縫着によって、その全長に
亘る縫製縁39が形成されて後、第15図に示すように
(第13図に対し全体の向きを反対として示している。
以下同様)、生地端35の後端37がミシン縫製部4を
通過して図下方に送出され、切断カッター7によってテ
ープ状生地片5が切断余端5aを余して切断され、後端
37が図に示した検出部材25.25によって検出され
ると共に、図示位置に配設された位置修正部材23及び
修正位置規制部材24による位置修正、制御が行なわれ
る。即ち前記位置修正部材23は、第211!Iに示さ
れるように、昇降自在な昇降枠40に保持されかつ進退
自在な進退杆41に、独立して進退自在に支持されるホ
ルダー42に設けられたプレート状の部材であり、また
修正位置規制部材24は同じく第21図に示されるよう
に、前記した進退枠41に同行自在に保持されると共に
、独立して昇降自在に設けられるホルダー43に循環回
走自在に設置されたベルト44から成るため、第16図
に示されるように、実線位置にある修正部材23及び規
制部材24の両者を、図示のU位置からV位置まで一体
に横移動させ、次いでV位置からは修正部材23のみを
更にW位置まで進めると共に、W位置に進めた修正部材
23を垂直に下降させて、同部材23の下端のエツジ2
3aが縫製部39より内側の生地本体Aの生地面に軽く
押接させ、この状態から第17図に示すように、W位置
からY位置まで逆方向に横移動させることにより、修正
部材23のエツジ23aが生地面上に盛り上がり状とな
っている縫製部39の一側に係合してこれを第17図の
実線位置から点線位置に示すように移動させ、これによ
り縫製部39はV位置に移動している規制部材24の直
下に来ることになり、同規制部材24が下降してそのベ
ルト44が縫製部39面に接触すると共に、ベルト44
の駆動によって生地端35の後端37が2個の検出部材
25.25の中間に位置するように制御することになり
〜この状態は第18図にも示す通りである。この位置制
御が終了すれば、第18.19図に示すように、押圧支
持部26を有する生地移動部材27によって、袖回り部
A4の縫製を完了した生地本体Aを、再び生地載置スラ
イド板8側に移動させて、次の縫製に備えることになる
。生地移動部材27は、第22.23図に示されるよう
に、支点軸45に一端を保持されて軸45の正逆回動と
同行する揺動アーム46に昇降自在に保持されたホルダ
ー47の一端に中空の生地移動部材27が昇降自在かつ
袖回り回動自在に支持され、部材27の下端に生地の押
圧支持部26が固定され、また部材27の内部に独立し
て昇降自在のかつエア噴射手段を具備した押圧ロッド4
8が設けられたものであり、従って第18図のように位
置規制された後端37側の生地本体A上に押圧ロッド4
8が先行下降して生地面を押圧すると共にエア噴射によ
って該部分全体の生地面の皺伸しを行ない、更にこれに
続いて生地移動部材27が下降し、その下端の押圧支持
部26により生地面を広く押圧し7、この押圧と共にエ
ア噴射を停止して、第19図に示す状態となるので、次
いで同図に示すように、第22.23図で示した支点軸
45を回動させることによって、揺動アーム46ホルダ
ー47の回動を介し、生地移動部材27を縫製台1上に
おいて、先に説示した待機位置A6に止まっている生地
載置スライド板8上に移動させることにより、押圧支持
部26によって支持されている生地本体Aの全体がスラ
イド板8側に移動され、第19図において点線で示すよ
うな向きにその首回り部A2、縫製済み袖回り部A4を
含む支持部分が位置されるのであり、次いで第20図に
示すようにスライド板8上において、生地移動部材27
をその軸回りに回動させることによって、生地本体Aは
第19図における横向きから縦向きに向きを変えること
ができ、このように向きを変えてから生地移動部材27
を解放して旧位に復動させ、スライド板8を待機位置か
らスタート位置A5に後退させ、これによって生地本体
Aにおける反対側の袖回り部A3がミシン縫製部4側に
向うことになるので、その位置を適宜調整し、再び第8
図状態として、袖回り部A3側に対するテープ状生地片
5の自動縫製が全く同様に行なえることになる。首回り
部A 1 + A 2に対するテープ状生地片5の縫着
に当っても、その生地載置スライド板8上における生地
本体Aに対する向きの調整は、生地移動部材27の軸回
りの正逆回動、また回動量によって自由であり、縫製し
ようとする部分の生地端をミシン縫製部4側に向わせれ
ばよい訳であるがら、この縫製台1上における縫製済み
生地のスタート位置への還送と目的生地端の指向により
、次々に異なる部分に対しての縫製作業を連続的に行な
えるのである。
(実施例) 本発明に係る装置実施例を各図について説示する。第2
図乃至第5図に亘って示される生地本体Aを装置外より
生地載置スライド板8上に搬入セツトするための自動把
持部材28及び皺伸し装置32は、本発明において必要
に応じて用いるものであり、これらは機械的手段による
ことなく手作業によって行なうことも可能である。また
自動把持部材28は図例以外の自動把持機具によること
もできるもので、特に限定されることなく、生地全体を
把持して移動できるものならば同効であり、既知の各種
自動把持部材を自由に採用できる。皺伸し装置32にお
いては、一対の皺伸し用ベルト33.33を対称位置に
配設し、相反方向に回走自在とし、図例では3個のプー
リ乃至ローラ49群によって略3角状に張架し、モータ
等の原動機50によって駆動自在とし、縫製台lの上面
と平行する一面により、略十字状のカバープレート34
の上面に載置させた首回り部A2を中心とする生地本体
への一部を左右方向に伸展させることにより、核部の皺
伸ばしを行ない、生地載置スライド板8上における位置
セントの便を図るものであり、生地の形状や種類によっ
ては用いる必要のない場合もある。
第6図の全体図において示した生地載置スライド板8は
、略長方形状(形状は自由である)のプレート体であり
、第7図に示すように進退用シリンダ51のピストンロ
ッド51aに支持されることによって、ミシン縫製部4
と直角方向に進退自在とされる。このスライド板8に隣
接して設けられる吸引ボックス9は一側1bに沿って縫
製台lの上面とその生地吸引面9aが同一面にあるよう
に固設され、既知のようにエア吸排パイプ等に連結され
て、生地吸引面9aの全面に穿設した小孔52群によっ
て上面に接する生地面を吸引してその浮上りを防止し、
搬送用ベル)10.11に生地面を確実に接触させ、ベ
ル)10.11による生地の円滑な移動を企図する。@
送用ペル日0.11は縫製台1の一側1bから吸引ボッ
クス9の全長に亘って縦断状に、かつ適宜ベルトブーり
乃至ローラ53によって循環回走自在とされるが、これ
ら両ベルト10.11は個別の原動機(モータ)によっ
て駆動されると共に、ベル)10側に配置した検出部材
13によって同ベルト10が単独停止され、またベルト
ll側に配置した検出部材14によって同ベルト11が
単独停止されるようにする。これは第8図において説示
したように、生地端35の長さ方向における形状が必ず
しも直線的でなく、各種形状が存在するため、それに応
じて個別に検出部材13.14 (数は自由である)に
よる該当側端の検知と共に、各個別に停止させるのであ
る。またミシン縫製部4、その前後に配設するラッパ状
ガイド治具6及び切断用カッター7は、何れも従来のこ
の種生地端に対するテープ状生地片5の縫着用ミシンに
おいて用いるそれと全(同様であるため、その構造詳細
は省略する。ミシン縫製部4における押え金3の外側に
配設される生地送り用搬送部材22は、第10図に実施
例を示すように、支持ブラケット54に枢軸55を介し
て揺動自在に枢支した架橋56に、前記枢軸55に駆動
ローラ57を配設すると共に、これと略3角状に従動ロ
ーラ58.5Bを配設し、これらローラ57.58.5
8間にベルト59を循環回走自在に張架し、かつ架構5
6の中途上部に昇降用シリンダ60のピストンロッド6
0aを連結することにより、ピストンロッド60aの進
退により枢軸55を支点として架橋56を揺動上下させ
、ベルト59の一部59aを縫製台1の上面、即ち生地
面に対し接支させることによって、第9図で説示した生
地端35の前端36側の押え金3への送り込みを行なう
のであるが、これは通常の無端帯を垂直昇降させて、前
端36側に接支させるようにしても同効である。また第
6図に示される生地送り込みガイド部材17の構造は、
実施例では第11図に示すように、帯板状のガイド部材
17の一端が縫製台1側に設置した昇降用シリンダ61
のピストンロッド61aに保持され、部材17の他端外
側に支軸62を介してガイドローラ15が遊転自在に保
持され、部材17の裏面側にガイド片16が下向突設さ
れ、縫製台111Jの段部63に係合されており、前記
ローラ15に対応して縫製台1側に設置され、生地端3
5をその中方向に進退移動させて、生地端35が検出部
材18.19間にあるように修正する位置修正部材20
は、第12図に示すように、縫製台1の切欠64内に設
けた循環回走自在なベルト65を用い、複数個のローラ
66に張架され、その搬送面65aを縫製台1の上面と
同一面とすることによって、ガイドローラ15とベルト
65間に生地端35が挟持され、ベルト65の正逆回送
によって調整されるものである。第15図乃至第20図
に亘って説示した縫製済み生地端35における後端37
の位置調整用の位置修正部材23、該部材23と共動す
る修正済み位置規制部材24及び生地移動部材27の実
施例は、第21.22.23図に示す通りであって、第
21図において、昇降用シリンダ67のピストンロッド
67aに連結されることによって昇降自在に保持された
角筒状の昇降枠40に、略り字形の進退枠41の一端を
摺動自在に挿支させ、昇降枠40に設けた進退用シリン
ダ68のピストンロッド68aを進退枠41の一端に連
結して水平方間に進退自在とし、この進退枠42の他端
側に略コ形をなすホルダー42を摺動自在に挿設して、
進退枠42の他端側に設けた進退用シリンダ69のピス
トンロッド69aをホルダー42に連結することによっ
て、ホルダー42を進退枠41と同行自在であると共に
、単独で進退自在に設け、ホルダー42の前端にプレー
ト状の位置修正部材23を取付けるのである。更に前記
進退枠41に設けた昇降用シリンダ70のピストンロン
ドア0aに、プレート状のホルダー43を保持させ、該
ホルダー43の前面に複数のローラ71群を介してベル
ト44を循環回走自在に張架し、ローラ71の1箇にモ
ータ等の原動機72を連結してベルト44を回走自在と
して位置規制部材24とするのであり、これによって先
に第16.17.18図に亘って説示した処の、縫製済
み生地端35による縫製部39に対する両部材23.2
4による位置制御が得られる。
即ち第16図における両部材23.24のU位置よりV
位置への同行移動は進退枠41により行ない、■位置よ
りW位置への部材23の単独移動はホルダー42の運動
によって行ない、W位置での部材23の下降(X位置へ
の)は昇降杆40により行ない、X位置よりY位置への
部材23の移動はホルダー42により行ない(第17図
の状態)、また第17.18図で示した規制部材24の
縫製部39に対する下降と調整移動は、ホルダー43の
下降とベルト44の駆動によって行なうのである。第2
2.23図において、生地移動部材27は先に述べたよ
うに支点軸45によって一端を支持された揺動アーム4
6に昇降用シリンダ73が設置され、該シリンダ73の
ピストンロンドア3aに帯板状のホルダー47が連結保
持され、ガイドロッド74を介してホルダー4が垂直昇
降自在とされ、このホルダー47に設置したロータリー
シリンダ75によって中空筒状の生地移動部材27が軸
回り回動自在に設けられると共に、部材27の下端には
図例では略4角筒形の押圧支持部26が一体に固設され
、また部材27の内部にはブラケット76を介して設置
された昇降用シリンダ77のピストンロッド77aに押
圧ロッド48が保持され、該ロッド48は内部中空とさ
れると共に下端に噴出孔78aを有するエア噴射ヘッド
78が設けられ、ロッド48にはエア給送パイプ79が
連結され、このパイプ79は第18図に示すように部材
27の周側に設けた切欠27aを介して外部に出され、
これにより加圧エアの供給と噴出が行なわれるようにし
である。皺伸ばしの必要のない場合にはエア噴射は行な
わない。また押圧支持部26は生地面に対して比較的摩
擦係数の大なる素材によって形成することが有利であり
、前記支点軸45の正逆回動手段として、実施例では第
22.23図に示したものでは、支点軸45に従動ホイ
ール80を付設し、別設した駆動軸81の駆動ホイール
82と従動ホイール80間にチこン83を張架し、駆動
軸81側の駆動、チェノ83の連動を介し、支点軸45
側に正逆回動を与えるようにしており、これによって生
地移動部材27に対して、第19.20図に亘って説示
した生地本体Aのミシン縫製部4側への還送移動及び生
地載置スライド坂8上における向きの修正が得られるの
である。面図において75aはロータリーシリンダ75
における正逆回動軸を示している。
以上に述べた必要各部材の構造は、勿論図例のみに限定
されるものでなく、そのそれぞれに必要な運動を得るた
めの駆動源や駆動機構はもとより自由に設計可能である
(発明の効果) 本発明によれば、同一の生地本体Aにおける異なる複数
個所に所要の縫製加工を行なう場合、従来のように個々
の作業員がマニュアルで生地のセット、縫製、完了生地
の取外し、次の縫製箇所のミシンへのセット作業を行な
う必要が省略化され、これら各部における縫製作業を迅
速容易に自動化でき、その省力化と能率化において著し
く有利である。即ち縫製台1上に中心となるミシン縫製
部4に対し、距離と方向を相違した生地搬入部と縫製済
み生地の処理部を配設し、両部を生地移動部材27によ
って機動的に連結することにより、目的の縫製を完了し
た生地を、直ちに生地搬入部側に返送することによって
、次の縫製部分を若干の手直し下に再びミシン縫製部側
に進入させることができる。このさい所要部には夫々生
地の位置検出部材、更には位置修正等の制御手段を介在
させて置くことにより、縫製部分の正確なミシン送りと
、次の縫製に必要な生地本体の適正な姿勢と向きが自動
的に調整できるのであり、これによって従来のように作
業員が1台のミシン機において手作業で処理するに対し
、数台のミシン機を1人の作業員によって保守管理する
ことも容易に可能となるのであり、実施例として示した
テープ状生地片の縫着以外の縫着作業にも容易に通用可
能であり、自動縫製内容の多角化を可能としたものとし
て、利用価値大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の対象とする縫製加工品1例の説明
図、第2.3図は生地本体の縫製台上搬入用把持部材1
例の各斜面図、第4図は縫製台付属の皺伸し装置例の斜
面図、第5図は同要部側面図、第6図は本発明装置実施
例の全体配置斜面図、第7図は同生地載置スライド板の
側断面図、第8図は同装置による生地送り込み状態の平
面図、第9図は同生地端送り込み要部の平面図、第10
図は同生地送り込み搬送部材の実施例正面図、第11図
は同生地送り込みガイド部材の一部斜面図を含む側面図
、第12図は同生地端修正要部の側断面図、第13図は
生地端縫製及び位置制御状態の平面図、第14図は一箇
所縫製完了側の説明図、第15図は縫製完了後の生地端
後端の位置制御要部実施例の平面図、第16図は同位置
制御状態の側断面図、第17図は同平面図、第18図は
同生地端後端における生地移動部材作動状態の側断面図
、第19図は同生地本体移動状態の説明図、第20図は
同生地載置スライド板における生地姿勢の調整状態平面
図、第21図は同生地後端修正並びに規制部材実施例の
斜面図、第22.23図は同生地移動部材実施例の各斜
面図である。 1・・・縫製台、4・・ミシン縫製部、5・・・テープ
状生地片、6・・・ラッパ状ガイド治具、7・・・切断
カッター、8・・・生地載置スライド板、9・・・吸引
ボックス、10.11・・・搬送用ベルト、15・・・
ガイドローラ、17・・・生地送り込みガイド部材、2
0・・・位置修正部材、22・・・送り込み用搬送部材
、23・・・位置修正部材、24・・・位置規制部材、
26・・・押圧支持部、27・・・生地移動部材、35
・・・生地端、36・・・前端、37・・・後端、A・
・・生地本体、Al、A2・・・首回り部、A 3 +
 A 4・・・袖回り部、13.14.1B、 19.
21.25.25・・・位置検出部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、縫製台一側にミシン縫製部を配置すると共に該縫製
    部より手前の縫製台上に前記ミシン縫製部と直交方向に
    摺動自在な生地載置スライド板並びに生地吸着面および
    搬送用ベルトを備えた生地搬入部を生地端検出部材と共
    に設け、前記生地搬入部とミシン縫製部との間における
    縫製台上に生地面と接離自在なガイドローラおよびガイ
    ド片から成る生地送り込みガイド部材を生地端位置制御
    用検出部材および生地端を進行方向と直角方向に摺動さ
    せる生地端位置修正部材と共に配設し、前記ミシン縫製
    部近傍に生地端の長さ方向における前後両端の位置検出
    部材および生地端前端の送り込み用搬送部材を配設し、
    ミシン縫製部より生地進行方向の前方における縫製台上
    には、縫製済み生地端の後端における縫製部分位置制御
    用の位置修正部材および修正済み位置規制部材が位置検
    出部材と共に一側に配設され、他側には縫製済み生地端
    に続く生地本体の押圧支持部が軸回り回動自在に備えら
    れると共に設置位置と前記生地載置スライド板との間に
    亘って往復移動自在な生地移動部材が配設されることを
    特徴とする生地縫製装置。
JP11497285A 1985-05-27 1985-05-27 生地縫製装置 Pending JPS61272088A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113930907A (zh) * 2021-09-29 2022-01-14 陈越 基于布料延展机构的口罩生产缝制机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113930907A (zh) * 2021-09-29 2022-01-14 陈越 基于布料延展机构的口罩生产缝制机

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