JPS61270743A - 転写型感光記録紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光を利用し良画像形成、さらに詳しくは、感光
性物質を露光する事により色素前駆体と発色反応物質と
の化学反応を制御して画像を形成する転写型感光記録紙
の構造に関する（以後、記録紙と略す）。

〔従来の技術〕

感光性物質の光硬化性もしくは光軟化性を利用して色素
前駆体の発色反応を制御し画像形成を行なう技術は、特
開昭５８−８８７５９．特開昭５９−３０５５７にその
例が見られる。この２つの文献に提案されている記録紙
ＩＱＱ（ｌは、第７図に示す様に、感光性物質と色素前
駆体を成分として含むコーティング面１００とその支持
体２００からなる構成要素３００、および前記感光性物
質と発色反応を起こす物質を成分として含むコーティン
グ面４００とその支持体５００からなる構成要素６００
の、少なくとも２種類の構成要素から成）立うており、
画像形成は、先づ構成要素３００のコーティング面１０
０に所望パターンを特定波長を有する光で少なくとも１
回は露光を行ない露光波長に感応する感光性物質に硬化
もしくは軟化の変化を生じさせ、次に構成要素３００の
コーティング面１００と構成要素６００のコーティング
面４００を密着させ、コーティング面１００から露光に
よって硬化しなかった部分もしくは軟化した部分の色素
前駆体をコーティング面４００に転写しそこで発色反応
を起こす物質との間に化学反応を生じさせる事により達
成されていた。

〔発明力１解決しようとする問題点〕 しかし、前述した２つの構成要素から成る記録紙は１枚
の画像を形成する毎に構成要素３００が廃棄物となって
生じる欠点があった。また２種の構成要素を保存してお
く必要があるためそれだけ余計なスペースを必要として
いた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、そうした開目を解決するためのものであり、
第１図に、本発明による記録紙の構造を示す。本発明に
おける記録紙１０は、支持体９、光硬化性もしくは光軟
化性を有する感光性物質および色素前駆体を成分として
含むコーティング面７、前記色素前駆体と発色見応を起
こす物質を成分として含むコーティング面８から構成さ
れ、コーティング面７とコーティング面８は支持体９の
別々の面にコートされている事を特徴とする。

〔作用〕

本発明における画像形成手順を第２図に基づき述べる。

先ずコーティング面７に所望パターンを特定波長を有す
る光１１で少なくとも１回は露光を行ない露光波長に感
光する感光性物質に硬化もしくは軟化の変化を生じさせ
る（第２図（ａ）】。次に露光面を別の記録、祇１０ａ
のコーティング面８と接触させ記録紙１０のコーティン
グ面７から露光によって硬化しなかった部分もしくは軟
化した部分の色素前駆体を記録紙１０ａのコーティング
面８に圧力や熱拡散等により転写しそこで発色反応を起
こさせて画像を形成する（ｆｓ２図（ｂ））。次回の画
像形成は、さらに別の記録紙（図示せず）のコーティン
グ面７に露光を行ない、先はど露光・転写をすませた記
録紙１０のコーティング面８に転写を行なうことで達成
する。なお、本発明における感光性物質、色素前駆体、
発色発厄物質等としては、前記特開昭５８−８８７５９
．特開昭５９−３０５３７にあげであるものすべての物
質が有効である。

〔実施例〕

第３図に、本発明の実施例を示す。本実施例におけるコ
ーティング面７は、支持体９上にコートされた色素前駆
体を成分として含むコーティング面１１およびコーティ
ング面１１の上にコートされた光軟化性物質を成分とし
て含むコーティング面１２の２層により構成される。画
像形成は、先ず特定波長の光で７′ｄｊＪＩ／ｃパター
ン露光を行ない光軟化性物質１２ｔ−軟化させ、次に別
の記録紙の８面と密着し軟化し次光軟化性物質の概直下
の色素前駆体を圧力や熱拡散により８面に移動させて発
色反応を起こさせる事によ）達成される。本実施例では
光のあたった部分が発色するいわゆるネガの画像が形成
される。本実施例は、コーティング□面７が２層構造と
なっているだけなので一般のコーティングマシンが利用
でき製造が容易であるという特徴を有する。

第４図に、本発明の別の実施例を示す。本実施例疋おけ
るコーティング面７は、光軟化性物質を成分として含む
コーティング面１２の中に色素前駆体１３を分散配合し
た構造となっている。画像形成は、先ず特定波長の光で
７面にパターン露光を行ない光軟化性物質を軟化させ１
次に別の記録紙の８面と密着し軟化した光軟化性物質の
近傍に分散している色素前駆体１３を圧力や熱拡散によ
り８面忙移動させて発色反応を起させ為事により達成さ
れる。本実施例におい゛てはコーティング面７が−１−
構造となっているため１回のコーティングエ根でコーテ
ィング面７を製造できる。さらには、色素前駆体１３が
コーティング面１２の中和分散した構造となっているた
め８面への転写効率が良好であり品質のよい画像が得ら
れるという特徴を有する。

第５図に、本発明の別の実施例を示す。本実施例におけ
るコーティング面７は、支持体上にコートされた色素前
駆体を成分として含むコーティング面１１およびコーテ
ィング面１１の上にコートされた封入物として光硬化性
物質１４を含むマイクロカプセル１５より構成される。

画像形成は、先ず特定波長の光で７面にパターン露光を
行ｙｚいマイクロカプセル１５内の光硬化性物質１４を
硬化させ、次に別の記録紙の８面と密着し硬化しなかっ
た光硬化性物質１４の概直下の色素前駆体を圧力や熱拡
散により８面に移動させて発色反応を起させる事により
達成される。本実施例では光のあたらなかった部分が発
色するいわゆるポジの画像が得られる。

第６図に、本発明の別の実施例を示す。本実施例におけ
るコーティング面７は、マイクロカプセル１５の中に少
なくとも色素前駆体１５と光硬化性物質１６の２成分を
封入した構造となっている。

画像形成は、先ず特定波長の光で７ｒＩＨにパターン露
光を行ないマイクロカプセル１５内の光硬化性物質１６
を硬化させ、次に別の記録紙の８面と密着し硬化しなか
った光硬化性物質と同じマイクロカプセルの中に封入さ
れている色素前駆体を圧力や熱拡散により８面に移動さ
せて発色反応を起させる事により達成される。本実施例
においては色素前駆体１３と光硬化性物質１６が同じマ
イクロカプセル１５内に封入されているため８面への転
写効率が曳好であり品質のよい画像が得られるという特
徴を有する。さらには、特定波長に感変をもつ光硬化性
物質と特定の色に発色する色素前駆体を封入したマイク
ロカプセルを各種用意し、それらのマイクロカプセルを
支持体９上にランダム配置となるようにコーティング面
７を構成すれば異なる分光分布特性の光によって多重露
光を行なう事によりカラーの画像が形成できるという特
徴を有する。

〔発明の効果〕

以上述べたように本発明によれば、感光性物質と色素前
駆体を成分として含むコーティング面と前記色素前駆体
と発色反応を起こす物質を成分として含むコーティング
面を、支持体の別々の面にコートする構造とする参によ
って、画像形成の毎に廃棄１の生じる事のない、また記
録紙の保存ス　　　１ベースが半分ですむ記録紙を提供
する事ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づく転写型感光記録紙の構造、第２
図は本発明における画像形成手順を説明するための図、
第３〜６図は本発明の実施例、第７図は従来の転写型感
光記録紙の構成要素である。 ７・・・感光性物質と色素前駆体を成分として含むコー
ティング面 ８・・・色素前駆体と発色反応を起こす物質を成分とし
て含むコーティング面 ？・・・支持体 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 支持体、感光性物質および色素前駆体を成分として含む
   第１コーティング面、前記色素前駆体と発色反応を起こ
   す物質を成分として含む第２コーティング面より構成さ
   れ、前記感光性物質は光硬化性物質もしくは光軟化性物
   質であり、前記第１コーティング面と第２コーティング
   面は前記支持体の別々の面にコートされている事を特徴
   とする転写型感光記録紙。