JPS61270024A - 薄板材の両面電解複合加工方法 - Google Patents
薄板材の両面電解複合加工方法Info
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- JPS61270024A JPS61270024A JP11246585A JP11246585A JPS61270024A JP S61270024 A JPS61270024 A JP S61270024A JP 11246585 A JP11246585 A JP 11246585A JP 11246585 A JP11246585 A JP 11246585A JP S61270024 A JPS61270024 A JP S61270024A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、薄板材、たとえばSiウェハ、 QaAs
ウェハ、磁気メモリ用A/ディスク等の高精度平面を得
る薄板材の両面電解複合加工方法に関する。
ウェハ、磁気メモリ用A/ディスク等の高精度平面を得
る薄板材の両面電解複合加工方法に関する。
通常、薄板材では、高品質な表面粗さはもちろんのこと
高精度な平面度が要求され、これらの要求に対してラッ
ピングやポリシングを始め、最近では、メカニロルボリ
シングやフロートポリジング等の加工法が用いられてい
る。
高精度な平面度が要求され、これらの要求に対してラッ
ピングやポリシングを始め、最近では、メカニロルボリ
シングやフロートポリジング等の加工法が用いられてい
る。
しかし、高精度な平面を得るためには、単に加工面を高
精度に加工するだけではなく加工に伴なう変形や加工変
質を生じないことが重要であり、なかでも半導体をはじ
めとする電子材料では、加工変形はもとよシ加工表面の
無擾乱性が厳しく要求される。
精度に加工するだけではなく加工に伴なう変形や加工変
質を生じないことが重要であり、なかでも半導体をはじ
めとする電子材料では、加工変形はもとよシ加工表面の
無擾乱性が厳しく要求される。
ここで、加工変形の要因を考えてみると、(1)加エエ
ネルギによる工作物表面への機械的、熱的な加工残留応
力、(11)加工変質層、(in)前記0)と(11)
の加工両面でのアンバランス等である。
ネルギによる工作物表面への機械的、熱的な加工残留応
力、(11)加工変質層、(in)前記0)と(11)
の加工両面でのアンバランス等である。
そして、加工残留応力や加工変質層の深さを低減させる
方法は種々検討されているが、これらは加工能率と相反
的な関係にあり、たとえば、機械的な除去手段である工
具切刃(砥粒を含む)の作用力を小さくすると、極端に
加工能率が低下して生産性が悪くなり、逆に工具切刃の
作用力を大きくして生産性を向上しようとすると、残留
応力。
方法は種々検討されているが、これらは加工能率と相反
的な関係にあり、たとえば、機械的な除去手段である工
具切刃(砥粒を含む)の作用力を小さくすると、極端に
加工能率が低下して生産性が悪くなり、逆に工具切刃の
作用力を大きくして生産性を向上しようとすると、残留
応力。
加工変質層とも増大し、加工変形が生じ、高精度、平面
が得られないばかりではなく、加工変質層の除去に多大
な時間を要し、結果的に生産性の低下を招くことになり
、抜本的な解決がなされていないのが現状である。
が得られないばかりではなく、加工変質層の除去に多大
な時間を要し、結果的に生産性の低下を招くことになり
、抜本的な解決がなされていないのが現状である。
これらの解決策の1つとして、非力学的な手段で加工す
れば加工変質層、加工残留応力をともに軽減できるとし
て、化学研摩や電解研摩を用いる方法がある。しかし、
これらの方法では、形状創成に限界があり、高精度化に
は問題が多いものである。
れば加工変質層、加工残留応力をともに軽減できるとし
て、化学研摩や電解研摩を用いる方法がある。しかし、
これらの方法では、形状創成に限界があり、高精度化に
は問題が多いものである。
そこで、従来よシ、機械的な加工作用と非力学的な加工
作用とを複合して前述の欠点を解消するようにした複合
加工方法が種々提案されている。
作用とを複合して前述の欠点を解消するようにした複合
加工方法が種々提案されている。
そして、機械作用と電気化学的な加工作用、すなわち電
解作用とを複合した電解複合加工方法としては、第7図
および第8図にそれぞれ示すものがある。
解作用とを複合した電解複合加工方法としては、第7図
および第8図にそれぞれ示すものがある。
すなわち、第7図に示すものは、直流電源の陽極に接続
された定盤工具(1)の上面に導電性接着剤(2)によ
り薄板材等の工作物(3)を固着するとともに、定盤工
具(1)の上方に、直流電源の陰極に接続された定盤工
具(4)を、その下面の加工作用面(4)′を定盤工具
(1)の上面に平行に対設させて設け、両定盤工具(1
) 、 (4)間に電解質添加の加工液(5)、砥粒(
6]を供給しながら、両定盤工fi (1) 、 C4
)を相対的に回転移動させるとともに相互に密着する方
向に押圧し、かつ、両定盤工具(1) 、 (4)間に
直流電圧を印加し、砥粒(6)が工作物(3)の上面の
加工面を転勤または摺動することによる機械的な作用、
すなわち研摩作用と電気化学的な電解作用(陽極溶出)
とにより、工作物(3)の片面(上面)を電解複合加工
するものである。
された定盤工具(1)の上面に導電性接着剤(2)によ
り薄板材等の工作物(3)を固着するとともに、定盤工
具(1)の上方に、直流電源の陰極に接続された定盤工
具(4)を、その下面の加工作用面(4)′を定盤工具
(1)の上面に平行に対設させて設け、両定盤工具(1
) 、 (4)間に電解質添加の加工液(5)、砥粒(
6]を供給しながら、両定盤工fi (1) 、 C4
)を相対的に回転移動させるとともに相互に密着する方
向に押圧し、かつ、両定盤工具(1) 、 (4)間に
直流電圧を印加し、砥粒(6)が工作物(3)の上面の
加工面を転勤または摺動することによる機械的な作用、
すなわち研摩作用と電気化学的な電解作用(陽極溶出)
とにより、工作物(3)の片面(上面)を電解複合加工
するものである。
また、第8図に示すものは、それぞれの加工作川面<d
、 <afカ互イvc平行y 2 ツo定u工具<1
> 、 (4) ’間に薄板材等の工作物(3)
を介在させ、両定盤工具(1) 、 (4)を直流電源
の陰極に接続するとともに、工作物(3)をスプリング
(7)およびブラシ(8)を介して直流電源の陽極に接
続し、両定盤工具(1) 、 (4)間に加工液(5)
、砥粒(6)を供給しながら、両定盤工具(1)。
、 <afカ互イvc平行y 2 ツo定u工具<1
> 、 (4) ’間に薄板材等の工作物(3)
を介在させ、両定盤工具(1) 、 (4)を直流電源
の陰極に接続するとともに、工作物(3)をスプリング
(7)およびブラシ(8)を介して直流電源の陽極に接
続し、両定盤工具(1) 、 (4)間に加工液(5)
、砥粒(6)を供給しながら、両定盤工具(1)。
(4)を相対的に回転および相互に押圧するとともに、
定盤工具(1) 、 (4)と工作物(3)間に直流電
圧を印加し、砥粒(6)による機械的な作用と電解作用
とにょシ、工作物(3)の両面(上下面)を電解複合加
工するものである。この動作時、工作物(3)は砥粒(
6)にょシ両加工作用面(1)′、(4fに対し砥粒粒
径に応じたギャップgl、g2を保って両定盤工具(1
) 、 (4)間に保持される。
定盤工具(1) 、 (4)と工作物(3)間に直流電
圧を印加し、砥粒(6)による機械的な作用と電解作用
とにょシ、工作物(3)の両面(上下面)を電解複合加
工するものである。この動作時、工作物(3)は砥粒(
6)にょシ両加工作用面(1)′、(4fに対し砥粒粒
径に応じたギャップgl、g2を保って両定盤工具(1
) 、 (4)間に保持される。
しかし、前記従来の電解複合加工方法では、工作物(3
)が、接着剤(2)および定盤工具(1)を介して、ま
たは、ブラシ(8)およびスプリング(7)を介して、
直流電源の陽極に直接的に接続されるため、工作物(3
)の端面エッヂにおける電界強度が強くなシ、電解電流
(9)の集中が起こり、角だれが発生する欠点があり、
しかも、工作物(3)が陽極に接続されるため、第7図
の場合では工作物(3)と定盤工具(4)との接触によ
り、第8図の場合では工作物(3)と定盤工具(1)ま
たは(4)との接触により、電源短絡が生じ、工作物(
3)、定盤工具(1) 、 (4)を損傷する欠点があ
る。
)が、接着剤(2)および定盤工具(1)を介して、ま
たは、ブラシ(8)およびスプリング(7)を介して、
直流電源の陽極に直接的に接続されるため、工作物(3
)の端面エッヂにおける電界強度が強くなシ、電解電流
(9)の集中が起こり、角だれが発生する欠点があり、
しかも、工作物(3)が陽極に接続されるため、第7図
の場合では工作物(3)と定盤工具(4)との接触によ
り、第8図の場合では工作物(3)と定盤工具(1)ま
たは(4)との接触により、電源短絡が生じ、工作物(
3)、定盤工具(1) 、 (4)を損傷する欠点があ
る。
また、第7図に示したものでは、工作物(3)を片面し
か加工できず、高精度な平9面を得ることが極めて困難
な欠点があり、さらに、工作物(3)を接着剤(2)に
よシ定盤工具(1)に固着するため、加工終了後の工作
物(3)の剥離や工作物(3)に残余する接着剤(2)
の除去等に問題があり、しかも、工作物(3)の接着不
良時には接触不良1発熱等を生じる不都合がある。
か加工できず、高精度な平9面を得ることが極めて困難
な欠点があり、さらに、工作物(3)を接着剤(2)に
よシ定盤工具(1)に固着するため、加工終了後の工作
物(3)の剥離や工作物(3)に残余する接着剤(2)
の除去等に問題があり、しかも、工作物(3)の接着不
良時には接触不良1発熱等を生じる不都合がある。
一方、第8図に示したものでは、工作物(3)と両定盤
工具(g 、 (4)とのそれぞれのギャップg1.g
2に差違がある場合や、加工液(5)の介在状態に差違
。
工具(g 、 (4)とのそれぞれのギャップg1.g
2に差違がある場合や、加工液(5)の介在状態に差違
。
不均一がある場合には、工作物(3)の上下面で電解電
流(電解電流密度)に差違が生じ、工作物(3)の上下
面を均等に加工できないといった不都合が生じる。
流(電解電流密度)に差違が生じ、工作物(3)の上下
面を均等に加工できないといった不都合が生じる。
また、同図のものでは、工作物(3)への給電を接触面
積の小さい側面より行なうため、給電部の接触抵抗が大
きくなり、固有抵抗の大きな工作物(3)では、給電部
付近の加工面と給電部より離れた中心部の加工面とで電
解電流(電解電流密度)が均一とならず、加工不均一の
原因となり、工作物(3)が薄板材の場合には、との煩
向が強く、高精度な平面加工を得ることができなくなる
。さらに、工作物(3)への給電を側面から行なわねば
ならないため、工作物(3)をキャリア等で保持して該
工作物(3)に自転、公転等の遊星運動を与えることが
困難となり、これが、工作物(3)における砥粒(6)
の条こんを無方向性にしてよυ均一加工面を得ようとす
る場合の弊害となっている。
積の小さい側面より行なうため、給電部の接触抵抗が大
きくなり、固有抵抗の大きな工作物(3)では、給電部
付近の加工面と給電部より離れた中心部の加工面とで電
解電流(電解電流密度)が均一とならず、加工不均一の
原因となり、工作物(3)が薄板材の場合には、との煩
向が強く、高精度な平面加工を得ることができなくなる
。さらに、工作物(3)への給電を側面から行なわねば
ならないため、工作物(3)をキャリア等で保持して該
工作物(3)に自転、公転等の遊星運動を与えることが
困難となり、これが、工作物(3)における砥粒(6)
の条こんを無方向性にしてよυ均一加工面を得ようとす
る場合の弊害となっている。
したがって、この発明においては、前述の欠点をすべて
解消し、高精度、高能率な加工平面を得る薄板材の両面
電解複合加工方法を提供することを目的とする。
解消し、高精度、高能率な加工平面を得る薄板材の両面
電解複合加工方法を提供することを目的とする。
この発明の薄板材の両面電解複合加工方法は、第1図に
示すように、相互に電気的に絶縁された2つの定盤工具
α0.Qυのそれぞれの加工作用面αO1αdを平行に
対設するとともに、両用工作用面0イ。
示すように、相互に電気的に絶縁された2つの定盤工具
α0.Qυのそれぞれの加工作用面αO1αdを平行に
対設するとともに、両用工作用面0イ。
荷量に薄板材α功、加工液03.研摩材たとえば研摩砥
粒04)を介在させ、両定盤工具α0 、 (11)を
相対的に移動するとともに互いに押圧し、両定盤工具Q
O。
粒04)を介在させ、両定盤工具α0 、 (11)を
相対的に移動するとともに互いに押圧し、両定盤工具Q
O。
09間に第2図(a)に示すような交流電圧または同図
(I))に示すような極性の反転するパルス電圧を印加
し、薄板材(2)の両面に交互に電解作用を発生させて
薄板材0々の両面を電解複合加工することを特徴とする
ものである。
(I))に示すような極性の反転するパルス電圧を印加
し、薄板材(2)の両面に交互に電解作用を発生させて
薄板材0々の両面を電解複合加工することを特徴とする
ものである。
したがって、相対的に回転するとともに互いに押圧する
2つの定盤工具(10、aυ間の薄板材(2)は、各定
盤工具GO10υのそれぞれの加工作用面aイ、σdか
ら研摩砥粒α■の粒径に応じた一定距離、すなわちギャ
ップg8.g4を保って両定盤工具αQ、αυ間に保持
され、定盤工具α1.αυの相対移動により研摩砥粒α
荀が薄板材(至)の両面を転勤または摺動することによ
り、薄板材@に機械的な作用力が与えられる。
2つの定盤工具(10、aυ間の薄板材(2)は、各定
盤工具GO10υのそれぞれの加工作用面aイ、σdか
ら研摩砥粒α■の粒径に応じた一定距離、すなわちギャ
ップg8.g4を保って両定盤工具αQ、αυ間に保持
され、定盤工具α1.αυの相対移動により研摩砥粒α
荀が薄板材(至)の両面を転勤または摺動することによ
り、薄板材@に機械的な作用力が与えられる。
一方、両定盤工具GO,09間に交流電圧または極性の
反転するパルス電圧が印加され、たとえば定盤工具00
が陽極、定盤工具αυが陰極になると、電解電流0Qは
破線矢印のように定盤工具α0からギャップg3に介在
する加工液03を通って薄板材(6)に流れさらにギャ
ップg4に介在する加工液α1を通って定盤工具αυに
流入し、薄板材(2)の定盤工具αη側の面に電解溶出
作用を生じ、つぎに印加電圧が反転して定盤工具(10
、aυがそれぞれ陰極、陽極になると、電解電流α9は
実線矢印のように前述とは反対方向に流れ、薄板材(6
)の定盤工具(10側の面に電解溶出作用を生じ、以下
、印加電圧の反転毎に電解電流α9が方向を変えて交互
に流れ、薄板材(2)の両面に交互に電解作用が生じる
。
反転するパルス電圧が印加され、たとえば定盤工具00
が陽極、定盤工具αυが陰極になると、電解電流0Qは
破線矢印のように定盤工具α0からギャップg3に介在
する加工液03を通って薄板材(6)に流れさらにギャ
ップg4に介在する加工液α1を通って定盤工具αυに
流入し、薄板材(2)の定盤工具αη側の面に電解溶出
作用を生じ、つぎに印加電圧が反転して定盤工具(10
、aυがそれぞれ陰極、陽極になると、電解電流α9は
実線矢印のように前述とは反対方向に流れ、薄板材(6
)の定盤工具(10側の面に電解溶出作用を生じ、以下
、印加電圧の反転毎に電解電流α9が方向を変えて交互
に流れ、薄板材(2)の両面に交互に電解作用が生じる
。
このようにして、研摩砥粒α→による機械作用。
すなわち研摩作用と電解作用とによシ薄板材α功の両面
が電解複合加工される。
が電解複合加工される。
つぎに、この発明を、その実施例を示した第3図ないし
第6図とともに詳細に説明する。
第6図とともに詳細に説明する。
(第1の実施例)
まず、第1の実施例を示した第3図および第4図につい
て説明する。
て説明する。
これらの図面に示すものは、相互に電気的に絶縁された
2つの円盤状の定盤工具(1(1、αηをそれぞれ軸a
l19.0ηを介して互いに反対方向に回転自在とし、
両定盤工具αO1αηの互いに平行に対向した加工作用
面(IG’、Qη′間に介在される複数の薄板材@を、
それぞれ遊星歯車である絶縁性のキャリア(至)で該キ
ャリアαねに対し偏心した位置に保持するとともに、各
キャリア(至)をたとえば定盤工具αηに一体の太陽歯
車01と固定の内歯車(1)とに噛合し、各薄板材Oa
に遊星運動を与えるようにし、さらに、両定盤工具(1
1,Q9間に、それぞれ軸aQ、αのおよびブラシ口、
@を介して交流電圧または極性が反転するパルス電圧を
印加するようにしたものである。
2つの円盤状の定盤工具(1(1、αηをそれぞれ軸a
l19.0ηを介して互いに反対方向に回転自在とし、
両定盤工具αO1αηの互いに平行に対向した加工作用
面(IG’、Qη′間に介在される複数の薄板材@を、
それぞれ遊星歯車である絶縁性のキャリア(至)で該キ
ャリアαねに対し偏心した位置に保持するとともに、各
キャリア(至)をたとえば定盤工具αηに一体の太陽歯
車01と固定の内歯車(1)とに噛合し、各薄板材Oa
に遊星運動を与えるようにし、さらに、両定盤工具(1
1,Q9間に、それぞれ軸aQ、αのおよびブラシ口、
@を介して交流電圧または極性が反転するパルス電圧を
印加するようにしたものである。
したがって、このような構成において、両定盤工具(1
(3、01)間に加工液α[有]と研摩砥粒αΦとを供
給しながら、両定盤工具01.αDをそれぞれ互いに反
対方向に回転させて相対的に移動するとともに、両定盤
工具GO、(11)が互いに接近するような押圧力を加
え、さらに、両定盤工具QO,09間に交流電圧または
パルス電圧を印加すると、前述した要領で研摩作用と電
解作用とにより薄板材(イ)の両面が電解複合加工され
る。
(3、01)間に加工液α[有]と研摩砥粒αΦとを供
給しながら、両定盤工具01.αDをそれぞれ互いに反
対方向に回転させて相対的に移動するとともに、両定盤
工具GO、(11)が互いに接近するような押圧力を加
え、さらに、両定盤工具QO,09間に交流電圧または
パルス電圧を印加すると、前述した要領で研摩作用と電
解作用とにより薄板材(イ)の両面が電解複合加工され
る。
この加工時、太陽歯車α1および内歯車(4)に噛合し
た各キャリア(至)は、定盤工具αηの回転とともに太
陽歯車0りが回転することにより、自転および公転し、
各キャリア(至)に偏心して支持された薄板材(2)が
遊星運動を行なうことになり、薄板材(6)の両面にお
いて研摩砥粒q4による条こんが無方向性にされ、均質
な加工面が得られることになる。
た各キャリア(至)は、定盤工具αηの回転とともに太
陽歯車0りが回転することにより、自転および公転し、
各キャリア(至)に偏心して支持された薄板材(2)が
遊星運動を行なうことになり、薄板材(6)の両面にお
いて研摩砥粒q4による条こんが無方向性にされ、均質
な加工面が得られることになる。
(第2の実施例)
つぎに、第2の実施例を示した第5図および第6図につ
いて説明する。
いて説明する。
これらの図面に示すものは、この発明を中空円盤状の大
径の薄板材のに適用した場合を示しており、8個の駆動
車(241、Cl51.(至)により支持されて回転す
る薄板材内の一部を挾み付けるようにして、互いに電気
的に絶縁された2つの定盤工具a1 、αυを設け、か
つ、両定盤工具α0.αυの互いに平行な加工作用面0
0.αυにそれぞれ絶縁性1通水性を有する研摩材□□
□を接着している。
径の薄板材のに適用した場合を示しており、8個の駆動
車(241、Cl51.(至)により支持されて回転す
る薄板材内の一部を挾み付けるようにして、互いに電気
的に絶縁された2つの定盤工具a1 、αυを設け、か
つ、両定盤工具α0.αυの互いに平行な加工作用面0
0.αυにそれぞれ絶縁性1通水性を有する研摩材□□
□を接着している。
したがって、両定盤工具曲、a心間に加工液α徐を供給
しながら、両定盤工具([、αυを相対的に回転させる
とともに互いに押圧し、両定盤工具Q□ 、αη間にブ
ラシ(211、Eおよび軸αQ、αカを介して交流電圧
または極性が反転するパルス電圧を印加し、さらに、薄
板材にを駆動車(241,(251,@により回転させ
ることによシ、薄板材内の両面が電解複合加工されるも
のである。
しながら、両定盤工具([、αυを相対的に回転させる
とともに互いに押圧し、両定盤工具Q□ 、αη間にブ
ラシ(211、Eおよび軸αQ、αカを介して交流電圧
または極性が反転するパルス電圧を印加し、さらに、薄
板材にを駆動車(241,(251,@により回転させ
ることによシ、薄板材内の両面が電解複合加工されるも
のである。
なお、前記実施例において、定盤工具GO9αη間に介
在される加工液α1は、薄板材(2)、(231の材質
に合わせて選定し、たとえば普通鋼やステンレス鋼では
中性塩(NaCJ 、 NaN0a 、 KCl )の
水溶液を、8iやGaAs等の電子材料では弱アルカリ
性(HF 、 NaOH。
在される加工液α1は、薄板材(2)、(231の材質
に合わせて選定し、たとえば普通鋼やステンレス鋼では
中性塩(NaCJ 、 NaN0a 、 KCl )の
水溶液を、8iやGaAs等の電子材料では弱アルカリ
性(HF 、 NaOH。
KOH)の希薄水溶液を使用する。
また、加工液α]中に混入する研摩砥粒αaの粒度およ
び種類も加工する材料、加工精度に応じて選択し使用す
る。
び種類も加工する材料、加工精度に応じて選択し使用す
る。
さらに、定盤工具QCJ、αυにおいては、不溶性の炭
素材が望ましい。
素材が望ましい。
なお、ボリシング工程において、粘弾性を持ちかつ含水
性を有するポリシングパットを定盤工具αQ、συに接
着して使用すれば、ポリシング加工においても両面電解
複合加工が行なえる。
性を有するポリシングパットを定盤工具αQ、συに接
着して使用すれば、ポリシング加工においても両面電解
複合加工が行なえる。
以上説明したように、この発明の薄板材の両面電解複合
加工方法によると、■2つの定盤工具間に薄板材に直接
通電することなく電圧を印加するため、両定盤工具間の
電解電流はそれぞれの加工作用面間の最短距離を流れ、
薄板材の端面エッヂへの電流集中が従来に比し大幅に減
少し、角だれの発生を防止することができ、0両定盤工
具の加工作用面と薄板材とのそれぞれのギャップに差違
があったシ、加工液の介在状態に差違があっても、電解
電流は面加工作用面間を方向を変えて流れるのみである
ため、電解電流の等価抵抗値は変わらず、薄板材の両面
に流れる電解電流(電解電流密度)は均一性を保ち、薄
板材の両面を等しく加工することができ、■薄板材へは
直接給電する必要がなく、薄板材の加工面全面が給電点
となるため、接触不良を起こすことなく安定した給電が
非接触で行なえ、■したがって、薄板材をキャリア等で
保持して自由に自転、公転させることが容易となり、前
記■、■で述べた角だれの防止、均一加工性と合わせて
薄板材のよυ高精度、高能率の加工が可能になり、■薄
板材に直接給電しないことによシ、両定盤工具間の短絡
が防止され、万一定盤工具と薄板材とが接触しても大規
模な短絡とはならず、定盤工具および薄板材の損傷を防
ぐことができるものであシ、この発明は薄板材の両面を
高精度かつ高能率に電解複合加工することができる顕著
な効果を有するものである。
加工方法によると、■2つの定盤工具間に薄板材に直接
通電することなく電圧を印加するため、両定盤工具間の
電解電流はそれぞれの加工作用面間の最短距離を流れ、
薄板材の端面エッヂへの電流集中が従来に比し大幅に減
少し、角だれの発生を防止することができ、0両定盤工
具の加工作用面と薄板材とのそれぞれのギャップに差違
があったシ、加工液の介在状態に差違があっても、電解
電流は面加工作用面間を方向を変えて流れるのみである
ため、電解電流の等価抵抗値は変わらず、薄板材の両面
に流れる電解電流(電解電流密度)は均一性を保ち、薄
板材の両面を等しく加工することができ、■薄板材へは
直接給電する必要がなく、薄板材の加工面全面が給電点
となるため、接触不良を起こすことなく安定した給電が
非接触で行なえ、■したがって、薄板材をキャリア等で
保持して自由に自転、公転させることが容易となり、前
記■、■で述べた角だれの防止、均一加工性と合わせて
薄板材のよυ高精度、高能率の加工が可能になり、■薄
板材に直接給電しないことによシ、両定盤工具間の短絡
が防止され、万一定盤工具と薄板材とが接触しても大規
模な短絡とはならず、定盤工具および薄板材の損傷を防
ぐことができるものであシ、この発明は薄板材の両面を
高精度かつ高能率に電解複合加工することができる顕著
な効果を有するものである。
第1図はこの発明の薄板材の両面電解複合加工方法を示
す要部の断面図、第2図(a)および(b)はそれぞれ
両定盤工具間に印加される電圧の波形図、第3図ないし
第6図はこの発明の実施例を示し、第3図および第4図
は第1の実施例の正面図および一部の平面図、第5図お
よび第6図は第2の実施例の正面図および切断側面図、
第7図および第8図はそれぞれ従来の薄板材の電解複合
加工方法を示す断面図である。 00、αυ・・・定盤工具、αイ、αd・・・加工作用
面、(6)。 ム・・・薄板材、Q3・・・加工液、Q4)・・・研摩
砥粒、額・・・研摩材。
す要部の断面図、第2図(a)および(b)はそれぞれ
両定盤工具間に印加される電圧の波形図、第3図ないし
第6図はこの発明の実施例を示し、第3図および第4図
は第1の実施例の正面図および一部の平面図、第5図お
よび第6図は第2の実施例の正面図および切断側面図、
第7図および第8図はそれぞれ従来の薄板材の電解複合
加工方法を示す断面図である。 00、αυ・・・定盤工具、αイ、αd・・・加工作用
面、(6)。 ム・・・薄板材、Q3・・・加工液、Q4)・・・研摩
砥粒、額・・・研摩材。
Claims (1)
- (1)2つの定盤工具のそれぞれの加工作用面を平行に
対設するとともに、前記両加工作用面間に薄板材、加工
液、研摩材を介在させ、前記両定盤工具を相対的に移動
するとともに互いに押圧し、前記薄板材の両面を電解複
合加工する薄板材の両面電解複合加工方法において、前
記両定盤工具を相互に電気的に絶縁し、前記両定盤工具
間に交流電圧または極性の反転するパルス電圧を印加し
て前記薄板材の両面に交互に電解作用を発生させること
を特徴とする薄板材の両面電解複合加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11246585A JPS61270024A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 薄板材の両面電解複合加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11246585A JPS61270024A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 薄板材の両面電解複合加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61270024A true JPS61270024A (ja) | 1986-11-29 |
Family
ID=14587318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11246585A Pending JPS61270024A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 薄板材の両面電解複合加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61270024A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03149130A (ja) * | 1989-11-02 | 1991-06-25 | Hitachi Zosen Corp | 電解研削加工方法 |
JPH03149129A (ja) * | 1989-11-02 | 1991-06-25 | Hitachi Zosen Corp | 電解加工方法 |
US5032238A (en) * | 1989-10-04 | 1991-07-16 | Asahi Glass Co., Ltd. | Method of and apparatus for electropolishing and grinding |
JPH03251318A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-08 | Hitachi Zosen Corp | 板状被加工体研削装置 |
-
1985
- 1985-05-24 JP JP11246585A patent/JPS61270024A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5032238A (en) * | 1989-10-04 | 1991-07-16 | Asahi Glass Co., Ltd. | Method of and apparatus for electropolishing and grinding |
JPH03149130A (ja) * | 1989-11-02 | 1991-06-25 | Hitachi Zosen Corp | 電解研削加工方法 |
JPH03149129A (ja) * | 1989-11-02 | 1991-06-25 | Hitachi Zosen Corp | 電解加工方法 |
JPH03251318A (ja) * | 1990-02-28 | 1991-11-08 | Hitachi Zosen Corp | 板状被加工体研削装置 |
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