JPS61268913A - 触媒バ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は気体燃料或いは気化させた液体燃料を燃焼用触
媒体内へ拡散させ、さらに燃焼用触媒体の表面上で、燃
焼用触媒体の表面を対流してくる燃焼用空気によって酸
化反応を起こさせ、反応によシ生成した熱、すなわち触
媒体表面からの輻射熱を利用する触媒バーナに関する。

従来の技術 従来の技術としては、第２図に示す様に耐熱性金属から
なるバーナケース１内に、燃料ガス流の上流側から下流
側に向かって、耐熱性セラミック繊維成型体からなる保
温材４、予熱器７、燃焼用触媒体８、保持ネット９が設
置されていた。

発明が解決しようとする問題点 上記の様な従来の技術の構成の場合、誤って鋭利な棒状
の異物１１、例えば鉛筆、火ばし等の器具が燃焼用触媒
体８の表面よシ突き立てられた状態では、保温材４中に
は何らの防護手段も存在しないために、第２ａ図に示す
様に燃焼用触媒体のみならず保温材をも前記の棒状の異
物が貫通し、異物を除去したのちでも保温材４の伸縮性
９弾力性をもってしても第２ｂ図のように大きな貫通孔
１２が残るため、未燃のガス量が急増するだけでなく、
バーナケース１内部の圧力分布にも異常をきたし、遂に
は失火するという事態に至る。一方、第２ａ図、第２ｂ
図に示す場合において、燃焼用触媒体８の前面にガラス
板、或いは耐熱性金属からなるパンチング板を設置する
方法もあるが、これらの様な場合燃焼用触媒体から外気
への輻射効率は、燃焼用触媒体の前面に何も置かない場
合の５０％程度輻射効率約２０〜２６％となるため、上
記の様な燃焼用触媒体の前面に防護板を設置する方法は
取り得なかった。

問題点を解決するための手段 本発明はかかる従来の問題点を解決するもので、保温材
を２層に分割し、さらに第１の保温材と第２の保温材の
間に耐熱性金属からなる様な防護板を設置したものであ
る〇 作　　用 前記の問題解決手段の構成によれば、燃焼用触媒体の前
面から鋭利な棒状の異物が突入し第２の保温材を貫通し
ても、異物の棒径が３ｍｍを越える様な場合は前記の防
護板で停止するか或いは、棒径が３ｔ＋＋ｍよりも小さ
い場合に防護板を通過して第１の保温材を貫通しても前
記の異物を除去すれば、第１．第２の保温材の伸縮性、
弾力性によシ貫通孔が塞がるため、未燃ガスの大量な流
出が防止でき、バーナケース内部の圧力分布にも異常は
起こらない。したがって燃焼用触媒体と保温材の破損に
よる燃料ガスのスリップ量を最低に抑えることができる
だけでなく、燃焼用触媒体前面からの熱輻射量をも何ら
減少させることはない。

実施例 本発明による触媒バーナの一実施例を第１図に示しこれ
に従い説明する◇ 耐熱性金属からなるバーナケース１の底部には、燃料ガ
ス流入口２があシ、さらに燃料ガス流の燃料ガス流入口
２の下流側にはラス網形式のスペーサ３、セラミック繊
維成型体からなる第１の保温材４、本発明による耐熱性
金属の金網からなり、網目の径が２〜３ｔｒｒ！ｎであ
る防護板６、第１の保温材と同質の材料からなる第２の
保温材ｅ、　ニクロムヒータ線からなる予熱器７、耐熱
性多孔質セラミック繊維をマット状に成型し、酸化触媒
を担持した燃焼用触媒体８、燃焼用触媒体８を保持する
保持ネット９があり、保持ネット９の周囲はバーナケー
ス１に固定された固定架１０によシ固定されている。

次に上記構成に於け・る実施例の作用を述べる。

予熱器７に通電すると、予熱器７からの発熱が第２の保
温材６から第１の保温材４、および燃焼用触媒体８の双
方に伝達され、燃焼用触媒体８の温度が活性化温度、す
なわち着火可能な温度に到達すると、電磁弁（図示せず
）に通電され、燃料ガス流入口２を通じてバーナケース
１内に燃料ガスが一定流量で供給される。燃料ガスはあ
る程度昇温している第１の保温材４を均一に拡散しなが
ら、防護板６の網目を通過し、さらに第２保温材ｅ内に
拡散するため、燃料ガス自らも昇温しながら燃焼用触媒
体８の温度をあまり低下させることなく燃焼用触媒体８
内に拡散する。この時、燃焼用触媒体８内では外気から
対流して燃焼用触媒体８内へ拡散してきた燃焼用空気に
よシ、燃料ガスは触媒反応を受け、ＣＯ２と水蒸気とな
り反応熱を発しながら外気へ放出される。さらにこの様
な触媒反応が燃焼用触媒体８全体へ及び、この時点で予
熱器７への通電が停止され、燃焼用触媒体８での触媒燃
焼は安定化する。

一方、第１ａ図に見られる様に鋭利な棒状の異物１１が
燃焼用触媒体８の前面から突入した場合、防護板６によ
って内部への突入が阻止されるため、第１の保温材４は
損傷を受けない。また第１ｂ図に見られる様に前記の棒
状の異物１１を除去した場合では、第２保温材６に発生
した突出孔１３は小さいため、第２保温材ｅの弾性およ
び伸縮性により前記の突出孔１３は、棒状の異物１１を
除去すると同時に元の状態に復元し、突出孔１３は埋没
し、結果的に燃焼用触媒体８のみに突出孔１４が残存す
る。この状態を再現するため、燃焼用触媒体８に人工的
に一定の径を有する孔を複数個設けた場合の燃料スリッ
プ率の変化を下表に示した。

（Ｌ＋Ａ′Ｆ傘９９ 注）　　燃料ガス：ＣＨ４１２ｏｏ−／ｈ燃料スリップ
率（働＝（未燃料ガス量／燃料ガス流量）Ｘ１００ 表より、φ１２１００孔が３個はど燃焼用触媒体８に発
生した場合でも、第１保温材４、第２保温材６に突出孔
が存在しない場合はスリップ率の増大はほとんど無視で
きることが分かった。

発明の効果 本発明の触媒バーナによれば次の効果が得られる。燃焼
用触媒体の裏面に設置した耐熱性セラミック繊維成型体
からなる保温材を燃焼用触媒体に近接した方を第２の保
温材、遠方にある方を第１の保温材とし、第１の保温材
と第２の保温材の間に耐熱性金属からなる金網またはパ
ンチング板による防護板を設置したことにより、鋭利な
棒状の異物が燃焼用触媒体前面から突入した場合、第１
の保温材までの突入を阻止できるため、第１の保温材に
貫通孔が発生するのを防止でき、燃料のスリップ率の増
大を抑制することができる◎

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の触媒バーナの縦断面図、第
１１！１図は本発明の実施例の構成に棒状の異物が突入
した場合の状態縦断面図、第１ｂ図は同構成から棒状の
異物を除去した場合の状態縦断面図、第２図は従来例の
縦断面図、第２ａ図は従来例の構成に棒状の異物が突入
した場合の状態縦断面図、第２ｂ図は同構成から棒状の
異物を除去した場合の状態縦断面図である。 １・・・・・・バーナケース、２・・・・・・燃料ガス
流入口、４・・・・・・第１保温材、６−・・・・・防
護板、６・・・・・・第２保温材、７・・・・・・予熱
器、８・・・・・・燃焼用触媒体、９・・・・・・保持
ネット〇 ！−−ハ゛−１７−ス ２−Ｅシト”ｔｖｓｔ 第１図　　　　　Ｊ−人々−１ 第１（α２図　　　　　　　第１　Ｃｂ）口笛２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）燃料ガス流入口を備えた耐熱性金属からなるバー
   ナケース内に、燃料ガスの流れの方向に対し上流側から
   下流側へ向けてセラミック繊維成型体からなる第１保温
   材、耐熱性金属からなる金網あるいはパンチング板から
   なる防護板、第１保温材と同一の材料からなる第２保温
   材、予熱器、燃焼用触媒体、燃焼用触媒体を保持するた
   めの耐熱性金属からなる保持ネットを設置した触媒バー
   ナ。
2. （２）防護板を金網を用いた場合の網目の径、またはパ
   ンチング板を用いた場合の孔径を最高３ｍｍとした特許
   請求の範囲第１項記載の触媒バーナ。