JPS61268226A - 瞳孔照明装置 - Google Patents

瞳孔照明装置

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JPS61268226A
JPS61268226A JP60109218A JP10921885A JPS61268226A JP S61268226 A JPS61268226 A JP S61268226A JP 60109218 A JP60109218 A JP 60109218A JP 10921885 A JP10921885 A JP 10921885A JP S61268226 A JPS61268226 A JP S61268226A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明は肉眼の瞳孔の寸法を赤外線を利用して測定する
場合に、瞳孔のみを浮き出させるようにして照明するこ
とのできる瞳孔照明方法および装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
一般に、眼の治療や検査のために瞳孔寸法すなわち直径
や面積を正確に測定することが望まれている。
このため従来は、肉眼の前眼部組織の構成各部における
赤外線反射率に相違があることを利用して、赤外線テレ
ビジョン方式によって瞳孔の寸法を測定している。
すなわち、前眼部組織の赤外線反射率は強膜(白眼)、
虹彩、瞳孔の順に低下する。そこで、赤外線前tA器か
ら前眼部組織に向けて赤外線を照射し、前眼部組織から
の反射赤外線を赤外線テレビカメラによって撮像し、そ
の画像をモニタテレビに映し出すとともに、電算機処理
をして瞳孔寸法を測定していた。この場合、モニタテレ
ビに映る画像は、通常の可視光照明による前眼部組織と
大差ない自然の画像である。そして、瞳孔部分は最低の
赤外線反射率を有するので、暗く黒く映し出されている
ところが前記従来の瞳孔測定方式においては、肉眼の直
前に赤外線テレビカメラを対向させ、前眼組織部に対し
て左右および下方の三箇所の斜め前方からそれぞれ赤外
線照射を行なうものであるから、第2図鎖線に示すよう
に、赤外線照射器の明るい虚@Gが半球状の角膜に反射
して、丁度瞳孔と虹彩との境界部の近傍領域に結像され
てしまう。そして、この赤外線照射器の虚像が、瞳孔の
輪郭部を不鮮明にしてしまい正確な瞳孔寸法の測定を困
難とさせていた。また、この赤外線照射器の虚像の位置
を瞳孔の輪郭部から除外させるためには、眼球、赤外線
テレビカメラおよび赤外線照射器の位置関係を調整する
必要があり、特に眼球の形状等には個体差があるのでな
かなか位置調整するのが困難であった。また、瞳孔が大
ぎく開いた散瞳状態にある場合には、赤外線照射器の虚
像が如何にしても瞳孔の輪郭部に位置してしまい、正確
な瞳孔寸法の測定を行なうことができなかった。また、
従来の赤外線照射器は、光源をタングステン電球としそ
の前面に赤外線のみを透過する赤外線透過ガラスフィル
タを設け゛て形成されていたので、光源からの熱線が赤
外線透過ガラスフィルタを透過して前眼部組織に到達し
てしまい、測定中に眼が熱く感じたり、角膜が乾いてし
まうとして不都合があった。
〔発明の目的〕
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、瞳孔
全体を明るく鮮明な明瞳孔の像として照明することがで
き、かつ、角膜部で反射される赤外線発生源の虚像を前
記明瞳孔像内に収めて瞳孔寸法の測定を正確に行なうこ
とのできる瞳孔照明方法および装置を提供することを目
的とする。
〔発明の概要) 本発明の第一の発明である瞳孔照明方法は、肉眼に向け
て前方より赤外線を照射して肉眼の瞳孔を照明する瞳孔
照明方法において、光源から発ゼられる赤外線ビームを
瞳孔部分において瞳孔より小さく絞って眼底に向けて入
射させ、眼底にて反射された赤外線を瞳孔全体から外部
に出射させて瞳孔全体を明瞳孔として照明することを特
徴とする。
本発明の第二の発明である瞳孔照明装置は、肉眼に向け
て赤外線を発射する赤外線発生源と、この赤外線発生源
から発射された赤外線ビームを肉眼の瞳孔部分において
瞳孔より小さく絞って眼底に向けて入射せしめる収束レ
ンズとを設けて形成したことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図から第5図について説明
する。
第1図は本発明の瞳孔照明装置の一実施例を示す。
図中、符号1は眼球2の瞳孔3を照明する瞳孔照明装置
であり、眼球2に対向して設けられている。この眼球2
は瞳孔3、虹彩4、強膜5および角膜6によって模式的
に表わされている。また、瞳孔照明装置1は瞳孔3を撮
像する赤外線テレビカメラ7と同軸的に一体にして設け
られており、更に眼球2の光軸とほぼ同軸にして設けら
れている。
更に説明すると、瞳孔照明装置1のケーシング8内には
眼球2に向けて赤外線を発射する赤外線発生源としての
赤外線LED9を固着して設け、この赤外線LED9か
ら発射される赤外線ビーム10を瞳孔30部分において
直径約2rmnという最小の瞳孔3より小さく絞る収束
レンズ11が設けられている。また、瞳孔照明装置1は
赤外線テレビカメラ7の対物レンズ12の前面部に適当
な手段によって取付けられている。この対物レンズ12
の後方には赤外線透過ガラスフィルタ13を有する撮像
素子14が設けられている。また、瞳孔照明装置1と赤
外線テレビカメラ7との光学的関係は、赤外線テレビカ
メラ7のピントを瞳孔3に合わせた時に、赤外線LED
9から発射される赤外線ビーム10が瞳孔3のほぼ中心
部で0に収束されるように形成されている。すなわち、
第1図に示すように瞳孔3の部分を基準位置にして、収
束レンズ11から赤外線LED9および瞳孔3までの距
離ji、j2からなる照射系の位置関係と、対物レンズ
12から撮像素子14および瞳孔3までの距離L1.L
2からなる撮像系の位置関係とを調整しておく。
次に、本発明方法による瞳孔の照明について説明する。
先ず、瞳孔照明装置1の前方にあるあご台(図示せず)
上にあごを載せて、眼球2の光軸を瞳孔照明装置1の光
軸とほぼ一致させる。次に、赤外線テレビカメラ7の位
置を調整してそのピントを瞳孔3に合せる。これにより
自動的に瞳孔照明装置1の赤外線しED9から発射され
る赤外線ビーム10は瞳孔3の位置でOに収束すること
となる。
続いて、赤外線LED9に電源を投入し、赤外線ビーム
10を発射させる。この赤外線ビーム10は収束レンズ
11により絞られ瞳孔3の位置で瞳孔3のほぼ中心に瞳
孔3より小さいほぼOの状態に収束される。このように
して眼球2内に照射された赤外線ビーム10は眼底15
部分において反射されるとともに拡散させられる。そし
て、眼底15部分で反射された赤外線は瞳孔3の全体か
ら外部に出射し、瞳孔3の全体の輪郭を赤外線によって
明るく鮮明に浮き立たせた明瞳孔像A(第2図の斜線部
分)として照明する。この明瞳孔像Aは赤外線テレビカ
メラ7の対物レンズ12、赤外線透過ガラスフィルタ1
3を経て撮像素子14により搬像され、モニタテレビ(
”図示せず)に映し出される。このモニタテレビに映し
出された画像は瞳孔30部分が他の虹彩4、強1lI5
よりきわだって明るく鮮明なものであり、また角膜6に
反射する瞳孔照明装置1の虚像Qは瞳孔3の明瞳孔像A
内に同化しており、テレビジョン系による電子回路的処
理による瞳孔寸法の自動測定を何ら阻害するものではな
い。
このように本実施例においては、瞳孔3より小さく絞っ
た赤外線ビーム10を瞳孔3から眼球2内に照射し、瞳
孔3から出射される反射赤外線をもって瞳孔3を照明す
るものであるから、瞳孔3を極めて明確な輪郭を有する
明瞳孔像Aとしてとらえることができ、その後の瞳孔寸
法の測定を極めて容易に行なうことができる。また、角
膜6に映る瞳孔照明装置1の虚像Qが瞳孔寸法測定の邪
魔にならないので、従来のような照明系および撮像系の
微妙な位置の設定調節を不要とし、極めて簡単に測定を
行なうことができる。特に、瞳孔3が大きく開いた散瞳
時においても瞳孔3を正確に照明し、確実に瞳孔寸法の
測定を行なうことができる。
また、安全性にも優れており眼に何ら害を与えないもの
である。現在、赤外線の眼に対する安全規準は定まって
いないが、例えば米国標準規格ANS1.Z136.1
−1980で規定しているレーザ光の安全規準を適用す
ると、波長が820no+のレーザ光の直接視時におけ
る許容限は約800μW / aiとされている。一方
、本発明における赤外線ビームはレーザ光ではないが、
瞳孔寸法の測定に十分な明るさを有する明瞳孔像Aを得
るのに必要な放射エネルギは約200μW / crA
であり、前記許容限の115以下であった。更に、本実
施例においては熱線を生じない赤外111ED9を赤外
線発生源としているので、長時間測定しても眼が熱くな
ったり、角膜6が乾くようなこともない。
第3図は本発明の他の実施例を示す。
本実施例は、瞳孔照明装置1を眼球2と赤外線テレビカ
メラ7との光軸の外部にしかもその光軸と直交する位置
に設け、赤外線テレビカメラ7の対物レンズ12の前方
に設けたハーフミラ−17によって瞳孔照明装置1から
発射された赤外線ビーム10を瞳孔3方向に反射させて
、赤外線ビーム10を最小の瞳孔3より小さく絞って眼
球2内に照射するように形成したものである。
本実施例においては赤外線テレビカメラ7の前面にハー
フミラ−17のみしか設けていないので、明るい瞳孔3
から赤外線テレビカメラ7に入射される明瞳孔像Aの光
量を減少させることがなく、より一層明るくて鮮明な明
瞳孔像Aを撮像して、瞳孔寸法の測定を行なうことがで
きる。また、対物レンズ12を絞って焦点深度を上げて
測定することもできる。また、収束レンズ11の径を大
きくすることができるので、眼底15の広い範囲に亘っ
て赤外線ビーム1oを拡散して照射することができるの
で、網膜中心窩に照射される赤外線量を低減させて、眼
の安全性を高くすることができる。
第4図は本発明の更に他の実施例を示し、対物レンズ1
2の前に小形反射ミラー18を設置し、この小形反射ミ
ラー18に向けて光軸と直交方向に設けた瞳孔照明装置
1より赤外線ビーム10を照射させて、撮像時における
光量損失を小さく抑えたものである。また、この小形反
射ミラー18の位置や角度を調節することにより、眼球
2と同軸な照明による角IPi!6における反射赤外線
の量を低減させることもできる。
第5図は本発明の更に他の実施例を示し、赤外線ビーム
10が直に網膜中心窩に照射されないように形成したも
のである。すなわち、複数〈本実施例では2個)の瞳孔
照明装置1を対物レンズ12の側方に配置して、眼球2
の光軸と角度θをもって赤外線ビーム10を照射させ、
かつ赤外線ビーム10を瞳孔3の部分で最小の瞳孔3よ
り小さく絞るとともに、角膜6に反射した瞳孔照明装置
1の虚@qが最小の瞳孔3内に収まるように瞳孔照明装
置1の径Φと角度θとを調節して形成している。
これにより、網膜中心窩への赤外線ビーム10の入射を
避けることができ、しかも眼底15からの反射赤外線を
バランスさせ、均一な明るさを有する明瞳孔像Aを得る
ことができる。
なお、撮像素子14としてビジコン系撮像管を用いた場
合には問題とならないが、固体イメージセンサを用いる
と、角膜6の反射による瞳孔照明装置1の反射明スポッ
トにより、同固体イメージセンサがブルーミングを発生
し、時には垂直のスメアとなって瞳孔寸法の測定を妨害
することがある。この場合には第1図鎖線に示すように
、収束レンズ11および赤外線透過ガラスフィルタ13
の直前にそれぞれ偏光素子16a、16bを設け、双方
の相対的位相を変更させて、角膜6における反射赤外線
を測定上無視できるように低減させるとよい。
〔発明の効果) このように本発明の瞳孔照明方法および装置は、瞳孔全
体を明るく鮮明な明瞳孔の像として照明することができ
、かつ、角膜部で反射される赤外線発生源の虚像を前記
明瞳孔像内に収めて瞳孔寸法の測定を正確に行なうこと
ができるとともに、眼の安全性を保持しつつこれらの測
定を行なうことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の瞳孔照明装置の実施例を示し、第1図は
本発明の一実施例を設けた瞳孔寸法測定装置を示す概念
図、第2図は本発明装置によって照明された明瞳孔像を
示す図、第3図から第5図はそれぞれ本発明装置の他の
実施例を示す第1図同様の図である。 1・・・瞳孔照明装置、2・・・眼球、3・・・瞳孔、
7・・・赤外線テレビカメラ、9・・・赤外線LED、
10・・・赤外線ビーム、11・・・収束レンズ。 手続ネ11正書 昭和60年6月27日 特許庁長官 志 賀   学 殿 1 事件の表示 昭和60年 特許願 第109218号2 発明の名称 瞳孔照明方法および装置 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 渡透建 (1)  明細書全文を添付別紙の通り補正する。 (2)  図面第1図から第5図を別紙の通り補正する
。 以   上 明    細    書 1、発明の名称 瞳孔照明方法および装置 2、特許請求の範囲 1) 肉眼に向けて前方より赤外線を照射して肉眼の瞳
孔を照明する瞳孔照明方法において、光源から発せられ
る赤外線ビームを瞳孔部分において瞳孔より小さく絞っ
て眼底に向けて入射させ、眼底にて反射された赤外線を
瞳孔全体から外部に出射させて瞳孔全体を明瞳孔として
照明することを特徴とする瞳孔照明方法゛。 2) 肉眼に向けて赤外線を発射する赤外線発生源と、
この赤外線発生源から発射された赤外線ご一ムを肉眼の
瞳孔部分において瞳孔より小さく絞って眼底に向けて入
射せしめる収束レンズとを有することを特徴とする瞳孔
照明装置。 3) 赤外線発生源は、瞳孔をR像する赤外線テレビカ
メラと一体的に設けられているとともに、前記赤外線テ
レビカメラを瞳孔に焦点を合わせると赤外線発生源から
発射された赤外線ビームが瞳孔部分で小さく絞られる位
置に設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第
2項記載の瞳孔照明装置。 3、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野] 本発明は肉眼の瞳孔の寸法を赤外線を利用してα1定す
る場合に、瞳孔のみを浮き出させるようにして照明する
ことのできる瞳孔照明方法および装置に関する。 〔従来技術とその問題点] 一般に、視覚は能や中枢障害検査のために瞳孔寸法すな
わち直径や面積を正確に測定することが望まれている。 このため従来は、肉眼の前眼部組織の構成各部における
赤外線反射率に相違があることを利用して、赤外線テレ
ビジョン方式によって瞳孔の寸法を測定している。 すなわち、前眼部組織の赤外線反射率は強膜(白眼)、
虹彩、瞳孔の順に低下する。そこで、赤外線照射器から
前眼部組織に向けて赤外線を照射し、前眼部組織からの
反射赤外線を赤外線テレビカメラによって搬像し、その
画像をモニタテレビに映し出すとともに、電子回路的処
理をして瞳孔寸法を測定していた。この場合、モニタテ
レビに映る画像は、通常の可視光照明による前眼部組織
と大差ない自然な画像である。そして、瞳孔部分は最低
の赤外線反射率を有するので、暗く黒く映し出されてい
る。 ところが前記従来の瞳孔測定方式においては、肉眼の直
前に赤外線テレビカメラを対向させ、前眼組織部に対し
て例えば左右および下方の三箇所の斜め前方からそれぞ
れ赤外線照射を行なうものであるから、第2図鎖線に示
すように、赤外線照射器の明るい虐@Gが半球状の角膜
に反射して、丁度瞳孔と虹彩領域に結像されてしまう。 そして、この赤外線照射器の虚像が、瞳孔の輪郭部を不
鮮明にしてしまい正確な瞳孔寸法の測定を困難とさせて
いた。また、この赤外線照射器の虚像の部首を瞳孔の領
域から除外させるためには、眼球、赤外線テレビカメラ
および赤外線照射器の位置関係を調整する必要があり、
特に眼球の形状等には個体差があるのでなかなか位置調
整するのが困難であった。また、瞳孔が大きく開いた散
瞳状態にある場合には、赤外線照射器の虚像が如何にし
ても瞳孔領域内に位置してしまい、正確な瞳孔寸法の測
定を行なうことができなかった。また、従来の赤外線照
射器は、光源をタングステン電球としその前面に赤外線
のみを透過する赤外線透過ガラスフィルタを設けて形成
されていたので、光源からの熱線が赤外線透過ガラスフ
ィルタを透過して前眼部組織に到達してしまい、測定中
に眼が熱く感じたり、角膜が乾いてしまうという不都合
があった。 〔発明の目的〕 本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、瞳孔
全体を明るく鮮明な明瞳孔の像として照明することがで
き、かつ、角膜部で反射される赤外線発生源の虚像を前
記明瞳孔像内に収めて瞳孔寸法の測定を正確に行なうこ
とのできる瞳孔照明方法および装置を提供することを目
的とする。 (発明の概要) 本発明の第一の発明である瞳孔照明方法は、肉  −眼
に向けて前方より赤外線を照射して肉眼の瞳孔を照明す
る瞳孔照明方法において、光源から発せられる赤外線ビ
ームを瞳孔部分において瞳孔より小さく絞って眼底に向
けて入射させ、眼底にて反射された赤外線を瞳孔全体か
ら外部に出射させて瞳孔全体を明瞳孔として照明するこ
とを特徴とする。 本発明の第二の発明である瞳孔照明装置は、肉眼に向け
て赤外線を発射する赤外線発生源と、この赤外線発生源
から発射された赤外線ビームを肉眼の瞳孔部分において
瞳孔より小さく絞って眼底に向けて入射せしめる収束レ
ンズとを設けて形成したことを特徴とする。 〔発明の実施例〕 以下、本発明の実施例を第1図から第5図にっいて説明
する。 第1図は本発明の瞳孔照明装置の一実施例を示す。 図中、符号1は眼球2の瞳孔3を照明する瞳孔照明装置
であり、眼球2に対向して設けられている。この眼球2
は瞳孔3、虹彩4、強膜5および角膜6によって模式的
に表わされている。また、瞳孔照明装置1は瞳孔3を撮
像する赤外線テレビカメラ7と同軸的に一体にして設け
られており、更に眼球2の光軸とほぼ同軸にして設けら
れている。 更に説明すると、瞳孔照明装置1のケーシング8内には
眼球2に向けて赤外線を発射する赤外線発生源としての
赤外線LED9を固着して設け、この赤外線LED9か
ら発射される赤外線ビーム10を瞳孔3の部分において
直径約2mmという最小の瞳孔3より小さく絞る収束レ
ンズ11が設けられている。また、瞳孔照明装置1は赤
外線テレビカメラ7の対物レンズ12の前面部に適当な
手段によって取付けられている。この対物レンズ12の
後方には赤外線透過ガラスフィルタ13を有する撮像素
子14が設けられている。また、瞳孔照明装置1と赤外
線テレビカメラ7との光学的関係は、赤外線テレビカメ
ラ7のピントを瞳孔3に合わせた時に、赤外線LED9
から発射される赤外線ビーム10が瞳孔3のほぼ中心部
でOに収束されるように形成されている。すなわち、第
1図に示すように瞳孔3の部分を基準位置にして、収束
レンズ11から赤外線LED9および瞳孔3までの距離
fJ1.J2からなる照射系の位置関係と、対物レンズ
12から撮像素子14および瞳孔3までの距離L1.L
2からなる搬像系の位置関係とを調整しておく。 次に、本発明方法による瞳孔の照明について説明する。 先ず、瞳孔照明装置1の前方にあるあご台(図示せず)
上にあごを載せて、赤外線テレビカメラ7の位置を調整
してそのピントを瞳孔3に合せる。これにより自動的に
瞳孔照明装置1の赤外線LED9から発射される赤外線
ビーム10は瞳孔3の位置でOに収束することとなる。 この赤外線ビーム10は収束レンズ11により絞られ瞳
孔3の位置で瞳孔3のほぼ中心に瞳孔3より小さいほぼ
0の状態に収束される。このようにして眼球2、 内に
照射された赤外線ビーム1oは眼底15部分において反
射されるとともに拡散させられる。そして、眼底15部
分で反射された赤外線は瞳孔3の全体から外部に出射し
、瞳孔3の全体の輪郭を赤外線によって明るく鮮明に浮
き立たせた明瞳孔像A(耐2図の斜線部分)として照明
する。この明瞳孔@Aは赤外線テレビカメラ7の対物レ
ンズ12、赤外線透過ガラスフィルタ13を経て撮像素
子14により撮像され、モニタテレビ(図示せず)に映
し出される。このモニタテレビに映し出された画像は瞳
孔3の部分が他の虹彩4、強膜5よりきわだって明るく
鮮明なものであり、また角膜6に反射する瞳孔照明装置
1の虚像qは瞳孔3の明瞳孔像A内に同化しており、テ
レビジョン系による電子回路的処理による瞳孔寸法の自
動測定を何ら阻害するものではない。 このように本実施例においては、瞳孔3より小さく絞っ
た赤外線ビーム10を瞳孔3から眼球2内に照射し、瞳
孔3から出射される反射赤外線をもって瞳孔3を照明す
るものであるから、瞳孔3を極めて明確な輪郭を有する
明瞳孔像Aとしてとらえることができ、その後の瞳孔寸
法の測定を極めて容易に行なうことができる。また、角
膜6に映る瞳孔照明装@1の虚像Qが瞳孔寸法測定の邪
魔にならないので、従来のような照明系および搬像系の
微妙な位置の設定調節を不要とし、極めて簡単に測定を
行なうことができる。特に、瞳孔3が大きく開いた散瞳
時においても瞳孔3を正確に照明し、確実に瞳孔寸法の
測定を行なうことができる。 また、安全性にも優れており眼に何ら害を与えないもの
である。現在、赤外線の眼に対する安全規準は定まって
いないが、例えば米国標準規格ANSI、2136.1
−1980で規定してい、るレーザ光の安全規準を適用
すると、波長が820nlllのレーザ光の直接視時に
おける許容限は約800μW / cIliとされてい
る。一方、本発明における赤外線ビームはレーザ光では
ないが、瞳孔寸法の測定に十分な明るさを有する明瞳孔
像Aを得るのに必要な放射エネルギは約200μW /
 ctAであり、前記許容限の1/4以下であった。更
に、本実施例においては熱線を生じない赤外線LED9
を赤外線発生源としているので、長時間測定しても眼が
熱くなったり、角膜6が乾くようなこともない。 第3図は本発明の他の実施例を示す。 本実施例は、瞳孔照明装置1を眼球2と赤外線テレビカ
メラ7との光軸の外部にしかもその光軸と直交する位置
に設け、赤外線テレビカメラ7の対物レンズ12の前方
に設けたハーフミラ−17によって瞳孔照明装置1から
発射された赤外線ビーム10を瞳孔3方向に反射させて
、赤外線ビーム10を最小の瞳孔3より小さく絞って眼
球2内に照射するように形成したものである。 本実施例においては赤外線テレビカメラ7の前面にハー
フミラ−17のみしか設けていないので、明るい瞳孔3
から赤外線テレビカメラ7に入射される明瞳孔像Aの光
量を減少させることがなく、より一層明るくて鮮明な明
瞳孔@Aを撮像して、瞳孔寸法の測定を行なうことがで
きる。また、対物レンズ12を絞って焦点深度を上げて
測定することもできる。また、収束レンズ11の径を大
きくすることができるので、眼底15の広い範囲に亘っ
て赤外線ビーム10を拡散して照射することができるの
で、網膜中心窩に照射される赤外線量を低減させて、眼
の安全性を高くすることができる。 第4図は本発明の更に他の実施例を示し、対物レンズ1
2の前に小形反射ミラー18を設置し、この小形反射ミ
ラー18に向けて光軸と直交方向に設けた瞳孔照明装置
1より赤外線ビーム1Qを照射させて、搬像時における
光量損失を小さく抑えたものである。また、この小形反
射ミラー18の位置や角度を調節することにより、眼球
2と同軸な照明による角膜6における反射赤外線のはを
低減させることもできる。 第5図は本発明の更に他の実施例を示し、赤外線ビーム
10が直に網膜中心窩に照射されな0ように形成したも
のである。すなわち、複数(本実施例では2個)の瞳孔
照明装置1を対物レンズ12の側方に配置して、眼球2
の光軸と角度θをもって赤外線ビーム10を照射させ、
力\つ赤外線ビーム10を瞳孔3の部分で最小の瞳孔3
より11\さく絞るとともに、角膜6に反射した瞳孔照
明装置1の虚像qが最小の瞳孔3内に収まるようにI!
孔照明装置1の径Φと角度θとをm1Ii5シて形成し
ている。 これにより、網膜中心窩への赤外線ビーム10の入射を
避けることができ、しかも眼底15/)\らの反射赤外
線をバランスさせ、均一な明るさを有する明瞳孔像Aを
得ることができる。 なお、撮像素子14としてビジコン系II像管を用いた
場合には問題とならないが、固体イメージセンサを用い
ると、角膜6の反射による瞳孔照明装置1の反射用スポ
ットにより、同固体イメージセンサがブルーミングを発
生し、時には垂直のスメアとなって瞳孔寸法の測定を妨
害することがある。この場合には第1図鎖線に示すよう
に、収束レンズ11および赤外線透過ガラスフィルタ1
3の直前にそれぞれ偏光素子16a、16bを設け、双
方の相対的位相を変更させて、角11!6における反射
赤外線を測定上無視できるように低減させるとよい。 なお、眼底の赤外線反射率は視神経乳頭が高いことが知
られている。これは中心窩から典例に約15度に位置し
、直径約5度の円形のいわゆる視野欠損部(マリオツド
の盲点)である。従って、本発明に゛おいては、この部
位に入射すべく赤外線照射を行なうことにより、更によ
い効果を得ることができ、黄斑部照射より安全性も高く
することができる。 〔発明の効果〕 このように本発明の瞳孔照明方法および装置は、瞳孔全
体を明るく鮮明な明瞳孔の像として照明することができ
、かつ、角膜部で反射される赤外線゛発生源の虚像を前
記明瞳孔像内に収めて瞳孔寸法の測定を正確に行なうこ
とができるとともに、l艮の安全性を保持しつつこれら
の測定を行なうことができる等の効果を奏する。 4、図面の簡単な説明 図面は本発明の瞳孔照明装置の実施例を示し、第1図は
本発明の一実施例を設(プたIl童孔撤像装置を示す概
念図、第2図は本発明装置によって照明された明瞳孔像
を示す図、第3図力\ら第5図【よそれぞれ本発明装置
の他の実施例を示す第1回向(羞の図である。 1・・・瞳孔照明装置、2・・・眼球、3・・1孔、7
・・・赤外線テレビカメラ、9・・・赤外線LED、1
0・・・赤外線ビーム、11・・・収束レンズ。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)肉眼に向けて前方より赤外線を照射して肉眼の瞳孔
    を照明する瞳孔照明方法において、光源から発せられる
    赤外線ビームを瞳孔部分において瞳孔より小さく絞つて
    眼底に向けて入射させ、眼底にて反射された赤外線を瞳
    孔全体から外部に出射させて瞳孔全体を明瞳孔として照
    明することを特徴とする瞳孔照明方法。 2)肉眼に向けて赤外線を発射する赤外線発生源と、こ
    の赤外線発生源から発射された赤外線ビームを肉眼の瞳
    孔部分において瞳孔より小さく絞つて眼底に向けて入射
    せしめる収束レンズとを有することを特徴とする瞳孔照
    明装置。 3)赤外線発生源は、瞳孔を撮像する赤外線テレビカメ
    ラと一体的に設けられているとともに、前記赤外線テレ
    ビカメラを瞳孔に焦点を合わせると赤外線発生源から発
    射された赤外線ビームが瞳孔部分で小さく絞られる位置
    に設けられていることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の瞳孔照明装置。
JP60109218A 1985-05-23 1985-05-23 瞳孔照明装置 Expired - Lifetime JPH066111B2 (ja)

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