JPS61268173A - 発酵培地の脱色方法 - Google Patents
発酵培地の脱色方法Info
- Publication number
- JPS61268173A JPS61268173A JP11022585A JP11022585A JPS61268173A JP S61268173 A JPS61268173 A JP S61268173A JP 11022585 A JP11022585 A JP 11022585A JP 11022585 A JP11022585 A JP 11022585A JP S61268173 A JPS61268173 A JP S61268173A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fermentation medium
- medium
- decoloration
- ultrafiltration membrane
- fermentation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、発酵により目的とする代謝生産物を得る分野
に利用できる。
に利用できる。
例えば、アルコール製造及び酒類製造工業、発酵食品工
業、抗生物質及び抗ガン物質の発酵工業、有機酸発酵工
業、アミノ酸発酵工業、酵素生産工業、生理活性物質の
生産工業、核酸関連物質の生産工業などに利用できる。
業、抗生物質及び抗ガン物質の発酵工業、有機酸発酵工
業、アミノ酸発酵工業、酵素生産工業、生理活性物質の
生産工業、核酸関連物質の生産工業などに利用できる。
通常発酵培地には炭素源として糖蜜や粗糖などが含まれ
ておシ着色している。そして、発酵培地の雑菌汚染防止
方法として、一般的にスチームによる湿熱殺菌が行われ
る為、110℃〜150℃程度まで加温される。この湿
熱殺菌などによる加熱は、カラメル化を招き、発酵培地
が褐変する場合が多い。そしてまた、この着色によシ精
製プロセスの脱色工程に手間がかかるという問題点があ
る。
ておシ着色している。そして、発酵培地の雑菌汚染防止
方法として、一般的にスチームによる湿熱殺菌が行われ
る為、110℃〜150℃程度まで加温される。この湿
熱殺菌などによる加熱は、カラメル化を招き、発酵培地
が褐変する場合が多い。そしてまた、この着色によシ精
製プロセスの脱色工程に手間がかかるという問題点があ
る。
通常、脱色工程には活性炭等の吸着剤が利用されるが、
着色の度合によって使用される吸着剤の量が異なシ、着
色の度合が大きければ吸着剤の量も多量に必要となる。
着色の度合によって使用される吸着剤の量が異なシ、着
色の度合が大きければ吸着剤の量も多量に必要となる。
そして、脱色が不充分な場合は、再結晶を繰シ直し行う
必要があシ手間がかかる。さらに、活性炭等の吸着剤は
産業廃棄物として廃棄される為、コスト的に負担が大き
くなるという問題もある。
必要があシ手間がかかる。さらに、活性炭等の吸着剤は
産業廃棄物として廃棄される為、コスト的に負担が大き
くなるという問題もある。
本願は、簡単な操作で発酵培地を脱色する方法に関する
。
。
本発明者等は、まず発酵培地の着色物質の同定に努力し
たが、同定は困難であシ、問題解決の手段がなかなか見
い出せなかった。しかしながら、発酵培地の脱色方法に
ついてさらに検討をすすめた結果、特定の限外濾過膜に
よって発酵培地を濾過すれば、培地が脱色されることを
見出した。培地の着色物質の同定が困難であった為、限
外濾過膜の分画分子量の選定に研究の中心を置き検討し
た結果、発酵培地の脱色に適した分画分子量の範囲があ
ることを見い出し、本発明を完成した。
たが、同定は困難であシ、問題解決の手段がなかなか見
い出せなかった。しかしながら、発酵培地の脱色方法に
ついてさらに検討をすすめた結果、特定の限外濾過膜に
よって発酵培地を濾過すれば、培地が脱色されることを
見出した。培地の着色物質の同定が困難であった為、限
外濾過膜の分画分子量の選定に研究の中心を置き検討し
た結果、発酵培地の脱色に適した分画分子量の範囲があ
ることを見い出し、本発明を完成した。
発酵培地の脱色に適した分画分子量とは5ooo。
以下であり、好ましくは5oooo〜3000、さらに
好ましくは13000〜6000の範囲である。分画分
子量が大きいと脱色がほとんどなされず、活性炭を多く
使用しなければならなくなシ、脱色工程の手間を省くこ
とができない。一方、分画分子量が小さすぎると平均濾
液量が小さいため濾過効率が悪く、さらに培地の有効成
分、例えばグルコースなどが除去されてしまうという重
大な問題が生じる。
好ましくは13000〜6000の範囲である。分画分
子量が大きいと脱色がほとんどなされず、活性炭を多く
使用しなければならなくなシ、脱色工程の手間を省くこ
とができない。一方、分画分子量が小さすぎると平均濾
液量が小さいため濾過効率が悪く、さらに培地の有効成
分、例えばグルコースなどが除去されてしまうという重
大な問題が生じる。
本発明に用いられる膜の材質は、ポリスルホン、ポリア
クリルニトリル、ポリアミド、ポリ弗化ビニリデン、塩
素化ポリエチレン、ポリビニルアルコール、ポリメチル
メタアクリレート、ポリイミド、セルロースアセテート
、セルロース、ソノ他公知の重合体もしくは共重合体、
またはそれらの混合物からなり、膜の形状は、中空糸状
、平膜、ス・にイラル状、管状等のいずれであってもよ
い。
クリルニトリル、ポリアミド、ポリ弗化ビニリデン、塩
素化ポリエチレン、ポリビニルアルコール、ポリメチル
メタアクリレート、ポリイミド、セルロースアセテート
、セルロース、ソノ他公知の重合体もしくは共重合体、
またはそれらの混合物からなり、膜の形状は、中空糸状
、平膜、ス・にイラル状、管状等のいずれであってもよ
い。
本発明によれば、加熱しないで無菌の発酵培地が得られ
るので、褐変することはなく、かつ脱色できる。
るので、褐変することはなく、かつ脱色できる。
これは、應が膜の孔径よυ大きい物質と小さい物質とを
篩い分けする作用から色度物質の除去を行い、脱色する
ものと考えられる。
篩い分けする作用から色度物質の除去を行い、脱色する
ものと考えられる。
実施例 1
培地の主成分が糖であシ、その他の主な成分が第1表に
示されるような培地を、第2表に示す性能を有する中空
糸状半透膜(限外濾過膜)を収容した内圧式分離装置に
よシ、第3表に示す操作条件で濾過した。濾液の温度を
上昇させて活性炭と接触させ、さらに脱色したのち、濾
液よシ活性炭を除去した。濾液の温度を低下させ、析出
する結晶を通常の方法によシ再結晶した。その結果を第
4表に示す。
示されるような培地を、第2表に示す性能を有する中空
糸状半透膜(限外濾過膜)を収容した内圧式分離装置に
よシ、第3表に示す操作条件で濾過した。濾液の温度を
上昇させて活性炭と接触させ、さらに脱色したのち、濾
液よシ活性炭を除去した。濾液の温度を低下させ、析出
する結晶を通常の方法によシ再結晶した。その結果を第
4表に示す。
濾過によシ得られた濾液の着色の度合は、吸光度(42
0nm)により評価した。なお、未処理の発酵培地の吸
光度測定値は、1116であった。また、活性炭の使用
量は、目的生産物1トンの純度を97.0%にするため
に必要な量である。また、平均濾液量は、未処理の発酵
培地50m3を残液5m3にする時の単位時間、単位膜
面積当りの濾液量である。
0nm)により評価した。なお、未処理の発酵培地の吸
光度測定値は、1116であった。また、活性炭の使用
量は、目的生産物1トンの純度を97.0%にするため
に必要な量である。また、平均濾液量は、未処理の発酵
培地50m3を残液5m3にする時の単位時間、単位膜
面積当りの濾液量である。
第1表 培地の主な成分(g/f)
第3表 濾過の操作条件
J人工余白
実施例2〜4
限外濾過膜として第2表に示したものを用いた以外は、
実施例1と同様にして培地を濾過した。
実施例1と同様にして培地を濾過した。
その結果を第4表に併記した。
比較例1
実施例1と同じ培地を同量用いて、スチームによる回分
式殺菌法により、130℃で20分処理した。その結果
を第4表に併記した。
式殺菌法により、130℃で20分処理した。その結果
を第4表に併記した。
比較例2
限外濾過膜として第2表に示したものを用いた以外は、
実施例1と同様にして培地を濾過した。
実施例1と同様にして培地を濾過した。
その結果を第4表に併記した。
比較例3
実施例1と同じ培地を同量、第2表に示した逆浸透膜に
より、第5表に示す操作条件で処理した。
より、第5表に示す操作条件で処理した。
その結果を第4表に併記した。
第5表 濾過の操作条件
〔効果〕
本発明によれば脱色が効率よく行え、併用する活性炭の
使用量を減少させることができるだけでなく、再結晶の
回数も減少できる。
使用量を減少させることができるだけでなく、再結晶の
回数も減少できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 培地を限外濾過膜で濾過することを特徴とする発酵
培地の脱色方法 2 限外濾過膜の分画分子量が50000以下であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の発酵培地の
脱色方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11022585A JPS61268173A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 発酵培地の脱色方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11022585A JPS61268173A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 発酵培地の脱色方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61268173A true JPS61268173A (ja) | 1986-11-27 |
Family
ID=14530257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11022585A Pending JPS61268173A (ja) | 1985-05-24 | 1985-05-24 | 発酵培地の脱色方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61268173A (ja) |
-
1985
- 1985-05-24 JP JP11022585A patent/JPS61268173A/ja active Pending
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