JPS61266899A - 二重殻低温タンクの断熱材充填方法 - Google Patents
二重殻低温タンクの断熱材充填方法Info
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- JPS61266899A JPS61266899A JP10809085A JP10809085A JPS61266899A JP S61266899 A JPS61266899 A JP S61266899A JP 10809085 A JP10809085 A JP 10809085A JP 10809085 A JP10809085 A JP 10809085A JP S61266899 A JPS61266899 A JP S61266899A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この発明は二重殻低温タンクの側部保冷のために内槽と
外槽の間にパーライト粒等の粒状断熱材を密に充填する
方法に関するものである。
外槽の間にパーライト粒等の粒状断熱材を密に充填する
方法に関するものである。
［従来の技術］
液化天然ガス、液化石油〃ス等の低温液を貯蔵する低温
タンクとしでは種々あるが、在米一般に、外槽と内槽と
がら成る二ｍ殻構造で、内外槽間の側部ｎｔｌ Ｎにパ
ーライト粒等の粒状断熱材を充填したものが用いられて
いる。このような二重殻低温タンクにおいては、クール
ダウンや貯液の出し入れによる内槽の変形等によって、
内外槽間の粒状断熱材が徐々に圧密されて沈降していき
、遂には内外検量上部に隙間ができて断熱不良を引き起
こす場合があるので、従来がら粒状断熱材充填の際に粒
状断熱材を予め強制的に圧密沈降させ、これによってタ
ンク稼働後の断熱材の沈降量を少なくしている。
タンクとしでは種々あるが、在米一般に、外槽と内槽と
がら成る二ｍ殻構造で、内外槽間の側部ｎｔｌ Ｎにパ
ーライト粒等の粒状断熱材を充填したものが用いられて
いる。このような二重殻低温タンクにおいては、クール
ダウンや貯液の出し入れによる内槽の変形等によって、
内外槽間の粒状断熱材が徐々に圧密されて沈降していき
、遂には内外検量上部に隙間ができて断熱不良を引き起
こす場合があるので、従来がら粒状断熱材充填の際に粒
状断熱材を予め強制的に圧密沈降させ、これによってタ
ンク稼働後の断熱材の沈降量を少なくしている。
この強制的に粒状断熱材を圧密沈降させる従来の方法の
一例としては、外槽側板の外面にバイブレータを磁石や
ワイヤにより取り付け、バイブレータを作動して外槽側
板に振動を与え、その振動を粒状断熱材に伝えて圧密沈
降を打う方法がある。
一例としては、外槽側板の外面にバイブレータを磁石や
ワイヤにより取り付け、バイブレータを作動して外槽側
板に振動を与え、その振動を粒状断熱材に伝えて圧密沈
降を打う方法がある。
しかし、この方法は、例えば第３．４図に示されるよう
に安全性向上のために、外槽側板がコンクリートで作ら
れたものや、或は周囲を土盛りしたもの等の特殊捕造の
二重殻低温タンクには適用することができない。即ち、
コンクリート壁や土盛り部分の外面にバイブレータを取
り付けても、その振動を粒状断熱材に有効に伝えること
は困難で、従って強制的な粒状断熱材の沈降は不十分な
ものとなる。そこで、内槽側板の内面にバイブレータを
取り付ける方法も考えられているが、内槽側板は低温液
を直接貯蔵するために剛性が非常に高く、バイブレータ
からの振動を十分に断熱材に伝えることができない。
に安全性向上のために、外槽側板がコンクリートで作ら
れたものや、或は周囲を土盛りしたもの等の特殊捕造の
二重殻低温タンクには適用することができない。即ち、
コンクリート壁や土盛り部分の外面にバイブレータを取
り付けても、その振動を粒状断熱材に有効に伝えること
は困難で、従って強制的な粒状断熱材の沈降は不十分な
ものとなる。そこで、内槽側板の内面にバイブレータを
取り付ける方法も考えられているが、内槽側板は低温液
を直接貯蔵するために剛性が非常に高く、バイブレータ
からの振動を十分に断熱材に伝えることができない。
［発明が解決しようとする問題、α］
このように、従来の技術では、外槽側板がコンクリート
で作られていたり、周囲に土盛り等が施されているため
に、外槽側板の外側から振動を内外槽間の粒状断熱材に
伝えることができない二重殻低温タンクにおいて、充填
された粒状断熱材の強制的な圧密沈降を効果的に行うこ
とができない、という問題点があった。
で作られていたり、周囲に土盛り等が施されているため
に、外槽側板の外側から振動を内外槽間の粒状断熱材に
伝えることができない二重殻低温タンクにおいて、充填
された粒状断熱材の強制的な圧密沈降を効果的に行うこ
とができない、という問題点があった。
従って、この発明の目的はこのような従来における問題
点を除去する二重殻低温タンクの断熱材充填方法を提供
することにある。
点を除去する二重殻低温タンクの断熱材充填方法を提供
することにある。
［問題点を解決するための手段］
この発明によれば、二重殻低温タンクの断熱材充填方法
は、内槽と外槽とから成る二重殻低温タンクにおいて、
内外槽間に気密性ｒｇ膜にて空気嚢を形成し、粒状断熱
材を内外槽間に充填した後、この空気嚢に対して空気を
周期的に出し入れし、気密性薄膜を粒状断熱材に対して
繰り返し押圧、離退させて粒状断熱材を圧密沈降させる
ようにしたことを特徴としている。
は、内槽と外槽とから成る二重殻低温タンクにおいて、
内外槽間に気密性ｒｇ膜にて空気嚢を形成し、粒状断熱
材を内外槽間に充填した後、この空気嚢に対して空気を
周期的に出し入れし、気密性薄膜を粒状断熱材に対して
繰り返し押圧、離退させて粒状断熱材を圧密沈降させる
ようにしたことを特徴としている。
この発明の他の目的や特徴および利、克は以下の添付図
面に沿っての詳細な説明から明らかになろう。
面に沿っての詳細な説明から明らかになろう。
［実施例１
図面の第１図にはこの発明の断熱材充填方法の一実施例
が示されている。
が示されている。
図示実施例において、二重殻低温タンク１０の外槽側板
１１はコンクリートから作られているものとする。また
、内槽側板１２の外面全周にはグラスウールや合成Ｍ＆
維等の細繊維から作られた弾性ブランケット１３が取り
付けられるものとする。
１１はコンクリートから作られているものとする。また
、内槽側板１２の外面全周にはグラスウールや合成Ｍ＆
維等の細繊維から作られた弾性ブランケット１３が取り
付けられるものとする。
この弾性ブランケット１３は、内外槽間に粒状断熱材１
４が充填された場合に予圧縮され、貯液の出し入れや熱
変形によって内槽側板１２が横運動しても、その動きを
吸収して粒状断熱材１４の沈降を防止することができる
ものである。
４が充填された場合に予圧縮され、貯液の出し入れや熱
変形によって内槽側板１２が横運動しても、その動きを
吸収して粒状断熱材１４の沈降を防止することができる
ものである。
この実施例においては、まず、内槽側板１２上の弾性ブ
ランケット１３を取り囲むようにして、ビニール膜等の
気密性ｒｇ膜１５を全周に互って巻き付け、気密性薄膜
１５の上端縁と下端縁とを、夫々、内槽側板１２に気密
に固着し、気密性薄膜１５と内槽側板１２とにより空気
嚢を形成する。
ランケット１３を取り囲むようにして、ビニール膜等の
気密性ｒｇ膜１５を全周に互って巻き付け、気密性薄膜
１５の上端縁と下端縁とを、夫々、内槽側板１２に気密
に固着し、気密性薄膜１５と内槽側板１２とにより空気
嚢を形成する。
気密性薄膜１５の上部には空気孔１６が設けられており
、この空気孔１６にホース１７の一端を接続し、ホース
１７の他端に、タンク外部に用意されたＸｌポンプ１８
とコンプレッサ１９とを切り換え可能に接続する。
、この空気孔１６にホース１７の一端を接続し、ホース
１７の他端に、タンク外部に用意されたＸｌポンプ１８
とコンプレッサ１９とを切り換え可能に接続する。
パーライト粒等の粒状断熱材１４を内外槽間に充填した
後、真空ポンプ１８側のバルブ２０を閉じてコンプレッ
サ１９から空気嚢に圧縮空気を送り込むと、空気嚢が膨
張し気密性薄膜１５を外方に押し出し、その周囲にある
粒状断熱材１４を圧密する。続いて、コンプレッサ１９
側のバルブ２１を閉じ、真空ポンプ１８を作動させて空
気嚢内の空気を抜き出すと、気密性薄膜１５が内方に移
動し、第２図に示される如く、粒状断熱材１４と気密性
薄膜１５との間に隙間２２が生じ、この隙間２２を埋め
るべく粒状断熱材１４が沈降する。以下、この空気の出
し入れを周期的に繰り返し行うことによって、粒状断熱
材１４が徐々に圧密沈降されていく。
後、真空ポンプ１８側のバルブ２０を閉じてコンプレッ
サ１９から空気嚢に圧縮空気を送り込むと、空気嚢が膨
張し気密性薄膜１５を外方に押し出し、その周囲にある
粒状断熱材１４を圧密する。続いて、コンプレッサ１９
側のバルブ２１を閉じ、真空ポンプ１８を作動させて空
気嚢内の空気を抜き出すと、気密性薄膜１５が内方に移
動し、第２図に示される如く、粒状断熱材１４と気密性
薄膜１５との間に隙間２２が生じ、この隙間２２を埋め
るべく粒状断熱材１４が沈降する。以下、この空気の出
し入れを周期的に繰り返し行うことによって、粒状断熱
材１４が徐々に圧密沈降されていく。
こうして、沈降した分の粒状断熱材１４を適宜補いなが
ら、粒状断熱材１４を内外槽間の最上位まで密に充填し
た後、ホース１７を気密性薄膜１５から取り外して内槽
側板１２と気密性薄膜１５間を常圧に戻し、更に、外槽
屋根２３と内槽屋根２４との間にも粒状断熱材１４を充
填して作業を完了する。
ら、粒状断熱材１４を内外槽間の最上位まで密に充填し
た後、ホース１７を気密性薄膜１５から取り外して内槽
側板１２と気密性薄膜１５間を常圧に戻し、更に、外槽
屋根２３と内槽屋根２４との間にも粒状断熱材１４を充
填して作業を完了する。
この実施例では内槽全周に互って１つの空気嚢を形成す
るものとしているが、空気量を複数に区切って、各空気
量に対して空気を出し入れしてもよい。
るものとしているが、空気量を複数に区切って、各空気
量に対して空気を出し入れしてもよい。
また、上記実施例は弾性プランケントが内槽側板に取り
付けられる二重殻低温タンクについてであるが、弾性プ
ランケ・ントが取り付けられない二重殻低温タンクにお
いても同様に、内槽側板と気密性薄膜とにより空気嚢を
形成し、或は、気密性薄膜により独立して空気嚢を形成
し、この空気嚢に空気を出し入れすることによって、粒
状断熱材の圧密沈降を行うことができる。
付けられる二重殻低温タンクについてであるが、弾性プ
ランケ・ントが取り付けられない二重殻低温タンクにお
いても同様に、内槽側板と気密性薄膜とにより空気嚢を
形成し、或は、気密性薄膜により独立して空気嚢を形成
し、この空気嚢に空気を出し入れすることによって、粒
状断熱材の圧密沈降を行うことができる。
更に、上の記述から、空気嚢が形成される位置は内槽側
板側に限らず、外槽側板側や内外槽の中間でもよいこと
は、当業者ならば容易に理解されよう。
板側に限らず、外槽側板側や内外槽の中間でもよいこと
は、当業者ならば容易に理解されよう。
［発明の効果］
以上のように、この発明の断熱材充填方法によれば、外
槽がコンクリートでできているような外部からの断熱材
圧密作業の困難な二重殻低温タンクにおいても、粒状断
熱材を効果的に圧密沈降することがでこ、従って、断熱
材による断熱効果を高めることができる。また、気密性
薄膜が内槽側板側にあるならば、気密性薄膜はタンク稼
働中の内槽側板の動作に近い動きをするので、実際にタ
ンクを稼働した場合と同じ形で粒状断熱材が前以て圧密
沈降されたこととなＩ）、タンク完成後に長期間に互っ
て稼働しても、断熱材の沈降は微少なものとなる等の効
果がある。
槽がコンクリートでできているような外部からの断熱材
圧密作業の困難な二重殻低温タンクにおいても、粒状断
熱材を効果的に圧密沈降することがでこ、従って、断熱
材による断熱効果を高めることができる。また、気密性
薄膜が内槽側板側にあるならば、気密性薄膜はタンク稼
働中の内槽側板の動作に近い動きをするので、実際にタ
ンクを稼働した場合と同じ形で粒状断熱材が前以て圧密
沈降されたこととなＩ）、タンク完成後に長期間に互っ
て稼働しても、断熱材の沈降は微少なものとなる等の効
果がある。
尚、気密性薄膜にビニール膜のような表面が滑らかなも
のが用いられた場合には、粒状断熱材との摩擦が小さい
ことから、沈降を素早く行うことがで外、圧密沈降作業
の工期を短縮することができる。
のが用いられた場合には、粒状断熱材との摩擦が小さい
ことから、沈降を素早く行うことがで外、圧密沈降作業
の工期を短縮することができる。
哨１図はこの発明の断熱材充填方法が適用される二重殻
低温タンクを示す概略断面図、第２図はこの発明によっ
て気密性薄膜と内槽側板との開から空気を抜いたところ
を示す二重殻低温タンクの側部拡大断面図、第３図は外
槽がコンクリートで作られた二重殻低温タンクの概略断
面図、第４図は外槽の周囲に土盛りがされた二重殻低温
タンクの概略断面図である。 図中、１０：二重殻低温タンク、１１：外槽側板、１２
：内槽側板、１３：弾性ブランケット、１４：粒状断熱
材、１５：気密性薄膜、１６：空気孔、１７：ホース、
１８：真空ポンプ、１９：コンプレッサ、２０．２１：
バルブ、２２：隙間、２３：外槽屋根、２４：内槽屋根
。
低温タンクを示す概略断面図、第２図はこの発明によっ
て気密性薄膜と内槽側板との開から空気を抜いたところ
を示す二重殻低温タンクの側部拡大断面図、第３図は外
槽がコンクリートで作られた二重殻低温タンクの概略断
面図、第４図は外槽の周囲に土盛りがされた二重殻低温
タンクの概略断面図である。 図中、１０：二重殻低温タンク、１１：外槽側板、１２
：内槽側板、１３：弾性ブランケット、１４：粒状断熱
材、１５：気密性薄膜、１６：空気孔、１７：ホース、
１８：真空ポンプ、１９：コンプレッサ、２０．２１：
バルブ、２２：隙間、２３：外槽屋根、２４：内槽屋根
。
Claims (1)
- 内槽と外槽とから成る二重殻低温タンクにおいて、内外
槽間に気密性薄膜にて空気嚢を形成し、粒状断熱材を内
外槽間に充填した後、該空気嚢に対して空気を周期的に
出し入れし、気密性薄膜を粒状断熱材に対して繰り返し
押圧、離退させて粒状断熱材を圧密沈降させるようにし
たことを特徴とする二重殻低温タンクの断熱材充填方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10809085A JPS61266899A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 二重殻低温タンクの断熱材充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10809085A JPS61266899A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 二重殻低温タンクの断熱材充填方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61266899A true JPS61266899A (ja) | 1986-11-26 |
| JPH0542599B2 JPH0542599B2 (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=14475614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10809085A Granted JPS61266899A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | 二重殻低温タンクの断熱材充填方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61266899A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180029165A (ko) * | 2016-09-09 | 2018-03-20 | 삼성중공업 주식회사 | 액화가스 화물창 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4879060U (ja) * | 1971-12-27 | 1973-09-28 |
-
1985
- 1985-05-22 JP JP10809085A patent/JPS61266899A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4879060U (ja) * | 1971-12-27 | 1973-09-28 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180029165A (ko) * | 2016-09-09 | 2018-03-20 | 삼성중공업 주식회사 | 액화가스 화물창 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0542599B2 (ja) | 1993-06-29 |
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