JPS61266741A - 浚渫装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は回転カッタ型浚渫装置、特に湖・沼の土砂の浚
渫装置に関する。

〔従来技術〕

従来より、湖や沼の土砂の浚渫は例えば回転力フタ型浚
渫装置が使用されている。ところが、この湖や沼は往々
にしてアシ等の草木が繁殖していることが多く、このア
シは水面下から、水面上にのび出している６通常、アシ
は２〜３ｍ位に達する。

このようなアシが繁った湖・沼の土砂を掘削するとき、
このアシが浚渫用回転カッタにからみつき、このため土
砂の掘削性が低下し、これが吸引効果の低下となり、ま
た運よくカッタを通過しても吸入管を経て吸入ポンプの
羽根にからみ付き、結局、浚渫作業の停止を余儀なくさ
れることがしばしば生じる。

このようなアシが繁殖している湖や沼の掘削にあたり、
該アシを小片に切断する切断装置付き浚渫装置として特
公昭５０−１７７７４号公報のものが提案されている（
第６図から第８図参照）。

このものは、船体１の先方に基端を支承し７たうダー８
と該ラダーの先端に装着した土砂掘削用カッタヘッド１
１とこのカッタへラド１１を駆動する油圧モータ２７か
らなる浚渫力フタ装置を設け、該ラダー８はＡ字型枠組
立体４２をケーブル４３を介して参上機４４により昇降
させるようになし、前記、掘削用カッタヘッド１１によ
り掘削された土砂を水とともに搬出する吸込管１７と浚
渫ポンプ１５からなる吸込装置を設け、前記浚渫カッタ
装置と平行して、基端を船体１に支承したブーム４５と
、該ブームの先端に草刈用カッタへラド２９を装着した
樹木等の小片切断装置を設け、この切断装置は油圧シリ
ンダー１３により昇降するようになっており、前記草刈
用カッタヘッド２９は盾装４６に支承した水平軸４７を
中心として、回転可能であって、軸方向の貫通溝孔４９
を有する直立回転切断円板４８を有し、樹木等を小片に
切断破砕し、該小片を前記溝孔４８より投下するための
該溝孔４８に隣接している小片切断ナイフ５０を有し、
前記切断円板４８は油圧モータ５１により回転するよう
になっている。

支点として水平方向に移動（図示のａ方向またはｂ方向
）するようになっている。

そして、水面下の地表からの土砂を掘削用カッ４８によ
って小片に切断し、切断された小片及び前記掘削された
土砂を水とともに吸込管１７を経て浚渫ポンプ１５によ
り吸込み搬出して前記樹木の除去と水面下の地面を浚渫
するものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、前記浚渫装置は浚渫力フタ装置と小片切
断装置を各々独立して船体１に装備したものであり、こ
の点においては掘削用カッタへラド１１による土砂の掘
削と草刈用カッタヘッド２９による樹木の切断が同時に
行われる利点を有するも、特に草刈用カッタヘッド２９
の切断ナイフかつ該ブームは油圧シリンダー１３により
揺動づるものであり、構造が複雑となる。

しかも、土砂と小片を同時に吸い込むもので謙り、かつ
切削ナイフ４８は浚渫用カンタヘッド１１の前方にあっ
て該力７タヘッド１１の土砂の呪込口とが離れているた
め切断された小片の吸込２が充分とはいえないという問
題がある。

本発明は前記問題点を解決するためになした凄のであり
、簡単な構造により、アシを確実に小月に切断するとと
もに切断小片の吸込を効果的に「なうことができる浚渫
装置を提供することを目なとする。

〔前記問題点を解決するための手段〕

浚渫装置において、浚渫用回転型カッタヘラ【の駆動軸
に、該浚渫用回転型カッタヘッドに代メてフード内に平
行して２本の回転軸を設け、該「転軸に多数の草刈用カ
ッタと巻き送用羽根を設し：かつ該回転軸を内向方向に
回転駆動する草刈力っ夕月油圧モータを設けてなる草刈
用カッタヘラ（を着脱自在に取付け、前記草刈用カッタ
ヘッドＱ−先方位置に案内板を設けたものである。

〔作用〕

〉　　　浚渫用回転型カッタヘッドを草刈用として使用
する場合、浚渫用回転型カッタヘッドの駆動軸にと　　
草刈用カンタヘッドをそのフード内に設けた２本の回転
軸が上下方向に向くよう固定する。

次いで、草刈カッタ用油圧モータを駆動して回−　　転
軸を回転させるとともに、スパッドを支点として船体、
ラダー及び草刈用カッタヘッドをスイングさせると池等
に殖生ずるアシは草刈用カッタへ１　　　ラドの進行方
向の案内板により集束され、かつ内向きに回転する多数
の巻き込み用羽根により草刈用力フタ間に巻き込まれ、
該草刈用カッタより同時に定寸切断される。

切断された小片は吸込管の端部開口より水ととＩ　　　
もに吸い込まれる。

ヒ、　　〔実施例〕 以下本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する
。

〉　　　第１図ないし第５図において１はポンプ式浚渫
船の船体、２は運転操作室、３は船体１の機関室、４，
４は船体１後部の支承台５，５に昇降自在に支承したス
パッドで、このスパッドは船体１上のスパッドウィンチ
６．６　（一方側は図示省略）によりワイヤローブ７，
７（一方側は図示省略）を介して水底に打ち込んで船体
１を定位置に停止させるものである。８は船体１前部の
凹部９に配置したラダーで、このラダーの基端部を船体
１に支承ピン（図示省略）を介して回動自在に取付けた
ものである。１１は、ラダー８の先端部に取付けたサク
ションヘッド１２に回転自在に取付けた浚渫用回転カッ
タヘッド、１３は基部を船体１に取付けた油圧シリンダ
ーで、このシリンダーのロッド１４をラダー８の適所に
取付け、このシリンダーにより浚渫用回転カッタへラド
１１を上下に昇降させるものである。

該ラダー８の昇降は油圧シリンダー１３に代えて、巻上
げウィンチにより行うこともできる。１５は機関室３に
設けた原動機１６により駆動される浚渫用ポンプ、１７
は浚渫用ポンプ１５の吸込側に接続した吸込管で、この
吸込管の先端部はサクションヘッド１２に接続される。

１８は浚渫用ポンプ１５の吐出側に接続された排出管、
１９゜１９は船体１上に設けたスイング用ウィンチで、
このウィンチのワイヤローブ２０．２０をラダー８の側
部を沿わせ、該ラダーの先端部に設けた滑車２１．２１
を介して左右方向に延出せしめ、その先端にアンカー２
２．２２を設けたものである。

前記ラダー８の先端に設けたサクションヘッド１２は第
３図に示す如くボス２３と円形端板２４と該ボスの下部
に設けた吸込口２５からなる。２６は前記ボス２３にて
回転自在に支承された駆動軸で、該軸の一端をラダー８
に設置した油圧モータ２７に接続する。

図示省略したが、前記軸２６の他端に浚渫用回転型力フ
タへラド１１を固定する。このカッタへラド１１の固定
は例えば駆動軸２６のおねじ２８にカッタへラド１１の
ナンドをねじ込むことによって行われる。

以上の構成は従来の浚渫装置の一例である。

次に、本発明の特徴的部分である草刈用カンタヘッド２
９の詳細を説明する。

３０は箱状のフードで、後端開口３１を円形となし、前
端間口３２を矩形となしたものである。

３３は前記フード３０の中央にブラケット３４を介して
設けたナツト、３５．３５は前記フード３０内の矩形開
口３２の近傍に平行にして設けた２本の回転軸で、この
回転軸にフード３０内の外側に設けた草刈カッタ用油圧
モータ３６．３６によりそれぞれ独立して回転させるよ
うになっている。

この２本の回転軸３５．３５は互に内向きに回転させる
とともに、両輪の回転数は同一でもよいが好ましくは回
転数を変える。例えば一方軸を１０Ｑｒｐｍとすれば他
方軸を２００ｒｐｍに設定する。３７．３７は前記各回
転軸３５．３５に適宜の間隔で固定したのこ歯状の円板
カッタで、該円板カッタはほぼ対向して配設され、その
外径は両軸間距離よりわずかに小さいものである。３８
゜３８は前記各回転軸３５．３５上に前記カッタ３７．
３７と近接して設けた巻き込み用円板羽根で、両輪上の
対向する円板羽根は重なり合うよう両軸間距離より大き
い直径を有し、外周に間隔の広い爪３８’、３８’を有
している。３９はフード３０の矩形開口３２の中央部前
方にあって、かつ前記軸と平行に設けたガイド棒、４０
は前記ガイド棒の上下方向適所に設けた案内板で、該案
内板はその基部から前方に向い左右弯曲したものである
。

４１は偏向板である。

次に、この実施例の作用を述べる。

上記のように構成された浚渫装置により草刈する場合、
浚渫用回転型カッタヘッド１１をサクションヘッド１２
より取り外し、草刈用カッタヘッド２９のナツト３３を
駆動軸２６のおねじ２８に螺合して固定するものである
。

このとき、草刈用カッタヘッド２９はその回転軸３５．
３５がほぼ直立して殖生しているアシと平行となるよう
上下方向に向くよう駆動軸２６に固定される。このセツ
ティングの際、該草刈用ヘッド２９が上下方向に向いて
いないときは、油圧モータ２７を駆動して駆動軸２６を
回動し、上下方向となるよう向き替えを行なう。

上記の状態にしたのち、油圧シリンダー１３によりラダ
ー８を上下せしめて草刈用力フタヘッド２９をアシの上
下の所定位置に調節する。

次いで、草刈カッタ用油圧モータ３Ｇを駆動して回転軸
３５．３５を回転させるとともに原動機１６を始動して
浚渫用ポンプ１５を回転させる。

次いで、いずれか一方便の例えば、スパッド４を打ち込
んだ状態で、スイング用ウィンチ１９を駆動するとワイ
ヤーローブ２０が巻き付けられ、船体１とともにラダー
８及び草刈用力・ツタヘッド２９が該スパッド４を支点
としてスイング（図示のａ方向）し始めると、池等に植
生ずるアシは、草刈用カッタヘッド２９の進行方向側の
案内板４０により集束され、かつ巻き込み用円板羽根３
８により円板カッタ３７．３７間に巻き込み、該円板力
フタ３７．３７により同時に定寸に細かく切断される。

切断された細片は水とともにフード３０を経て吸引され
、吸込口２５から吸込管１７に入り浚渫用ポンプ１５を
経て、排出管１８を通り排出される。

上記によって所定のスイングをしたならば前記スパッド
４をスパッドウィンチ６により上昇せしめ、今度は他方
のスパッド４を他方のスパッドウィンチ６を介し°て緩
めて土中に打ぢ込み、他方のスイング用ウィンチ１９を
駆動して逆方向（図示のｂ方向）にスイングさせ、前記
と同様の要領でアシを切断するのである。

このとき、前記草刈用力フタヘッド２９は上下方向位置
をそのままにするかあるいは、所定量下降させるもので
ある。

以上の操作を繰り返し前方にあるアシを切断除去するも
のである。

前記のようにアシの草刈が終了したならば前記草刈用力
フタヘッド２９を浚渫用回転型カンタへラド１１に取り
替えて通常の浚渫を行なうのであるが、このとき、アシ
は除去されているから、浚渫作業はアシがからみついた
りする等の恐れがなく円滑に行なうことができる。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように浚渫用回転型力フタヘッドに代え
て草刈用カッタヘッドを駆動軸に装着するものであるか
ら、草刈用カッタヘッドのみを製作するだけで従来の如
きブームや該ブーム作動用シリンダーが不要となり、構
造が著るしく簡略化される。しかも、該草刈用カッタヘ
ッドは吸込管の開口（サクションヘッドの吸引口）に極
めて近接しており、このことにより、切断されたアシの
小片はすばや（かつ確実に水とともに吸込まれ、該切断
小片の集成効率が極めて著大である。

さらに、両回転軸を内向き方向に回転するとともに巻き
込み用羽根を設けたから、アシの草刈用力フタへの巻き
込みが確実に行われ、該カッタによる切断が効果的に行
われるとともに、切断された小片はフードを経て直ちに
吸入管に吸引され一層吸込量が増す。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図は本発明
の実施例における草刈用カッタヘッドの斜視図、第３図
は第２図の縦断面図、第４図は第３図Ａ−Ａ線矢視図、
第６図〜第８図は従来例図である。 １・・・船体、　　　　　４，４・・・スパッド、８・
・・ラダー、 １１・・・浚渫用回転型カッタヘッド、１７・・・吸込
管、　　２６・・・駆動軸、２７・・・油圧モータ、２
９・・・草刈用カッタヘッド、３０・・・フード、　　
　３５．３５・・・回転軸、３６．３６・・・草刈カッ
タ用油圧モータ、３７．３７・・・草刈用力フタ ３８．３８・・・巻き込み用円板羽根、４０・・・案内
板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 船体の一端にラダーを備え、他端にスパッドを有し、前
   記ラダーの先端部に、該ラダーに載置した油圧モータの
   駆動軸に浚渫用回転型カッタヘッドを着脱自在に取付け
   、かつ吸入管の端部を開口した浚渫装置において、前記
   駆動軸に前記浚渫用回転型カッタヘッドに代えて、フー
   ド内に平行して２本の回転軸を設け、該回転軸に多数の
   草刈用カッタと巻込用羽根を交互に設け、かつ該回転軸
   を内向き方向に回転する草刈用油圧モータを設けてなる
   草刈用カッタヘッドを着脱自在に取付け、前記草刈用カ
   ッタヘッドの先方位置に案内板を設けたことを特徴とす
   る浚渫装置。